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〜アメリカ合衆国公印(国璽) について〜

1935年より発行された1ドル紙幣に使用されているアメリカ合衆国公印の解説です

現在発行されている1ドル紙幣の裏面です。アメリカのコインには神のご加護をという多くの市民の
願いにより、財務長官ソロモン・P・チェイスが1864年に、2セントコインに初めて「In God We Trust.」
(我らは神を信ずるものなり)という語句を使う事を認めます。1955年に、議会は全ての紙幣とコイン
に使う事を決定、1963年以降、現在も全ての通貨にこの語句が使われています。2000年には1ドル
硬貨が発行されていますが、これにも勿論「IN GOD WE TRUST」と刻まれています。
右側に押印されている公印は、翼を広げているアメリカの国鳥、白頭鷲です。
頭上の13個の星は建国当初の13州です。右の爪は平和を象徴する13枚の
葉が付いたオリーブの枝を掴み、左の爪は戦争を象徴する13本の矢を掴ん
でいます。オリーブの枝の方に向けられた頭は平和を願うことを意味します。
胸の13本の縞が入った楯は「1つの国」の象徴です。楯の上部は議会を、
そして尻尾の9枚の羽は最高裁裁判所を表しています。
嘴の左右あるリボンはラテン語で「たくさんの中から選ばれた1つ」の意味で
「E PLURIBUS UNUM」と13文字で書いてあります。
左側は公印の裏側になります。ここにはピラミッドが描かれています。強さと
忍耐力の象徴です。ピラミッドが未完成なのですが、これは、常に成長し完璧
を求め、努力する姿勢を意味しています。頂点の三角部分に目が描かれてい
ます。(All-Seeing Eye)これは神聖なる神の目により、神の導きを暗示し、物質
の上に精神を置くことを意味しています。
頂点には13文字のラテン語でANNUIT COEPTISと書かれています。
「神は我々の約束に恵みを与える」と言う意味です。ピラミッド底部には、
「1776」とローマ数字で記されています。1776年7月4日に独立宣言書が正式
に採択されたことに由来します。
その下のNOVUS ORDO SECLORUMは「新しい世界の秩序」という意味です。

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