中津川市立西小学校
町野 代央子 教諭
テーマ
「仲間とともに、生活を高めあえる子の育成」
〜「中心となる活動」と「話し合い活動」を通して〜
主題設定の理由
西小学校の学校の教育目標は、「豊かな心で学び合い,鍛え合う子どもを育てる もっとやさしくもっとかしこく もっとねばり強く」です。それに照らして児童の実態に目を向けると、次のような実態があります。
- 良さとして
- 「みんなで決めたことは,素直に守ろうとする。」
- 「目標に向かって頑張る意欲がある。」
- 「決まった仕事はきちんとできる。」
- 「話し合って解決する意識が育ちつつある」
-
- 課題として
- 「自分の考えに基づいて行動する力が弱い。」
- 「自分の意見は出せるが、練り合い深め合うことが難しい。」
- 「自分たちで生活から問題を見つける力が弱い。」
願う児童の姿
- 自分に自信を持ち,自主的に頑張れる子
- 友達の意見を聞いて,自分の考えを表現できる子
- 自分たちの問題に気づき、話合いで解決できる子

学級経営において、一人一人が安心して生活できる人間関係を築き,自分に自信を持って活動し,自分たちの問題を自分たちで協力して解決できるようになれば,望ましい学級に高まり,自ずと高い学習意欲やよりよい生活態度が生まれると考えます。こうして身につけた望ましい人間関係を築く力は,将来社会という集団の中で健全に生きていく上で,欠かせない力として発揮されると考えました。
このような学級経営を実現するには,その目標の中に「望ましい人間関係」「集団の一員としてのよりよい生活づくり」「諸問題を解決しようとする自主的,実践的な態度」が掲げられている「学級活動」の領域をより充実させることが最も大切であると考え,研究の領域を「学級活動」に絞り込み,研究主題を設定しました。以上をふまえ、研究仮説を次のように設定しました。
『学級目標への意識が高まる「中心となる活動」を設定し、必然性のある議題について価値観の共有化を図る話合いを行い、意識の変容を見届けながら実践していけば、望ましい人間関係が形成され、仲間とともに生活を高め合える子が育つ。 |
仮説を受け、研究内容を「中心となる活動の工夫」、「話合い活動の工夫」と大きく2つ設定しました。
「中心となる活動の工夫」「話合い活動の工夫」へGO
|
|