記念講演

「日本的経営」と「志授業」



NPO法人 岐阜立志教育支援プロジェクト理事長
株式会社 ラブリークイーン会長


井上 武 氏



経営はトップの力が99%「高い志」が大切
 1.経営とは「顧客の創造」(ドラッガー) 常にお客様を創造していくこと
 2.中小企業はトップの力で99%決定する   決断力と実行力 (率先垂範)  
 3.「高い志」を持つ
・高く持てば高く、低く持てば低くなる
・1988年 社長就任時 「上場企業を目標」
・2000年「上場企業を目標」を中止し「社員を幸せにする会社」に変える。ラブリークイーンは時代の変化に合わせて、10年単位で自社の商品と顧客を変えてきた。 「顧客の創造」

「社員が幸せになる会社」に方向転換
2000年に大赤字を出して、
 1.社長としての目標「株式上場」を断念
 2.「社員が幸せになる会社」に方向転換した
 3.「大家族主義経営」「超・日本的経営」に切り替え
2009年社長交代し長男にバトンタッチ
 4.会長になったら、社長に任せ口出ししない
 5.「立志教育支援プロジェクト」理事長
 6.関連会社のLFCの経営 「大家族主義経営」「超・日本的経営」
 7.「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」銀賞受賞



「大家族主義経営」とは・・・
2003年LFCの設立 ラブリークイーンの物流部門の独立

「基本方針」
 1.大家族主義経営を目指します。
 2.社会貢献と社会的責任を果たせる企業を目指します。
 3.社員一人一人の人間性を育成します。

  社員満足第一、お客様満足はその次 「社員満足」なくして「お客様満足」はあり得ない。


社員用通用口

会社で大切にしていること
 1.社員教育の徹底
  @「経営方針発表会」と「経営方針書」
  A「社員教育」(社員・スタッフ)
  B「毎朝の掃除」と「環境整備点検」
  C「毎朝の元気が出る朝礼」    
    ・LFC体操 
    ・ハッピー体操     
    ・経営方針書読み合わせ
 2.障がい者雇用の推進
 3.高齢者雇用の推進
 4.夏休み子ども見学会

障がい者雇用の推進
 1.LFCでは現在12名の知的および身体障がいの方を 雇用している。(障がい者雇用率9.5%)(2014講演会当時)
 2. 2006年 「日本理化学工業」の大山会長の講演を聞き決意  
 3.毎年、1名づづ雇用。 2011年度、一気に6名の初めて新卒の障がい者の雇用

高齢者雇用について
 1.日本の社会が少子高齢化時代。高齢者の雇用は、日本の国力の維持のためにも大切
 2.日本人のDNA「勤勉は美徳」。働けるうちは働く(少なくとも70歳まで働く)

LFCの方針
1.60歳を過ぎても働ける人は雇用する。
2.定年制を設けない。 (最高齢で86歳まで働いてくれた方もいた。)
3.雇用条件は、健康で仕事に支障がないこと。


65歳の『立志』「志授業」の推進

65歳スタートの新しい人生
1.目標「90歳でPPK」  
 @健康で長生き、家族に迷惑を掛けない。→トライアスロンに挑戦!!  
 A会社は、社長に任せ口を出さない。
 B子会社LFCの社長と「社会貢献」
2.社会貢献 子供達に「夢・志」を持つ「NPO法人設立」

「65歳の志」を立てた時に私個人の「70歳までの目標」を立てた。
 @「ホノルルトライアスロン」 「ホノルルマラソン」完走
 A「本の出版」
 B「世界一周船の旅」
 C「北極点到達」

子ども達に「夢・志」「志 授業」の実施
1.7年前にスタートした「志授業」
2.4年前にNPO法人として『立志教育支援プロジェクト』設立、「岐阜県教育委員会の後援」
3.「立志教育支援フォーラム」開催今年6回目を迎える。(2014年講演会当時)




子ども達の志の発表

若くして「志」の目線をあげることで・・・


ご講話ありがとうございました。