人間関係力を重視する生き方指導 関西外国語大学 岡澤潤次先生
1,はじめに
立浪選手が近くのPL学園にいた。中村順二監督とも仲が良かった。中村監督は現役代甲子園で代走で走ってアウトになっただけの人。でも、指導者としてはすばらしい。勝数も勝ち星もすごい。その監督が言う一番の弟子は立浪である。立浪は、うまくいかい選手に対して罵声を浴びせるのではなく自分のプレーでそこをカバーする。中村監督PL時代の弟子として最高の選手といって見えた。人間関係力を重視する指導にも関わてくる話と捉えることもできる。

2,子どもを取り巻く社会の変化・・・激動する社会(大変な時代)
 急激に変化している社会であるが何が大変なのか?それは、大人になりきっていない分すら見えていないそんな未成熟「ジコチュウ」が多くなってきたこと。要因は、公民資質の希薄さ、便利で結構すぎと考えている。
公民的資質の基礎とは
・その眼が社会にむいているか
・周りの人の幸せを考えられるか

便利で結構すぎとは
コンビニとケイタイ
・人の迷惑を考えずケイタイを使う姿が電車の中やいたる所で見られる。
物足りてモノタリナイ
・昔は便利な物をゲットすることで幸せが訪れると思っていた。しかし、それは違ってた。

3,子ども達の変容・・・大人社会の反映
夢や目標を持てない・・・モチベーションが希薄
・親が決めているものに従うだけ
・昔はがんばった分だけ報われる。しかし、今はいくらがんばったところで報われると限らないという親の姿を見ている。

本校(関西外国語大学)のFDについて
・英語をどうするか。携帯に英単語を送り覚えさせるなどの活動をしている。楽天やユクロが英語を公用語にするといったとたん、関西外国語大学の就職率が上がってきた。
・富士山に登るという目標がある。目的は健康のためなどいろいろある。このような目を持てない生徒が多い。そのため、学力が低い。PISS調査でも考える力が低いこがわかっている。全国調査でも大学生の学力の低さが現れいている。

4,今、特別活動に求められている力
 望ましい集団活動を通じてよりよい人間関係を築き・・・・と新学習指導要領に書かているがそのために何をしたらいいのか。

よりよい人間関係を築き、楽しい学校生活をつくる力は・・・

A=M+V+P

A アクション 行動
M ミッション 使命感  
V ビジョン 道筋  
P パッション 情熱

人間関係を生み出す力(社会力)を育成する
社会力を育てるのには
信頼

ピュアサポート
ネットワーク 

これらを特別活動のメインにする。
関西外国語大学出身の英語教諭が多い。それはなぜかというと、
ピュアサポート・・・お互いで支え合う関係をつくることがうまくいっているから。

5,キャリア教育の目ざすところ

自立する生き方の指導
 今まではどこの成人式も大変であった。自立していない成人が多かった。たばこ、ビールなどひどかった。こんな成人式はやめてしまえと怒鳴ったこともあった。最近は落ち着き始めているように思う。
 どこの学校でもインターシップ(社会体験)を行っている。体験をすることは大切である。兵庫県から始まった。最近は受け入れる企業が少なくなってきたがよかっという例も多い。

 
6,活力、知力、人間力
Vitality  Intelligence Personality

「人は仕事によって行き、仕事は人によって活きる」
「畑の野菜は人の足音を聞いて育つ」
「いまやらねばいつできる。俺がやらねば誰がする。」鬼塚アシックス社長などの名言がある。

追伸
教育は
ヘッドワーク
  フットワーク
    ハートワーク
      チームワーク
         ネットワーク
          → オーバーワークにならないように