2007年3月11日・第2 日曜日
毎年恒例の3月・第13回逆川掃除のご報告

2007.3.11 日曜日 午前9時30分から 逆川掃除を行いました。寒いうす曇りの天気でしたが、今年も 150名もの多くの方々にご参加していただけました。

今回は、岐阜-岐阜羽島新幹線駅の幹線道路に架かる「神楽橋」下から八剣神社東の「不動橋」下200メートル下流まで、およそ250メートルの地点までの掃除をしました。この地区は今まで ひろりん村として掃除したことが無く、2007.2.2に下見の上、管理者の羽島用水の方とご相談して、掃除地区を決めさせていただきました。ここの地区もゴミの量が予想できず、しかも、今回も川の縁に歩行可能な土手がありませんのでゴミは一旦、舟に乗せ、丸高建設のクレーン車を稼動していただきました。また、羽島用水の方々がクレーン釣下げ用大型ゴミ回収袋を用意していただけたため、舟から直接堤防上に引き上げ引き上げるのに効率よく出来ました。ゴミの分別は陸揚げしてから行いました。手作業が多くなりましたが、中島中学・竹鼻中学合わせて50名の生徒さんたちにより、ことのほかスムースに作業が速く終わりました。 今回は、今までの川掃除に比べて、図らずも多くの方がたのご協力を得る事が出来ました。

予想通り、初めての場所からはビニール袋はほとんど出ませんでしたが自転車7台、ビニール生活用品、金属等、大量に出ました。山田組のゴミ収集バケット車に2杯(1杯約4立米=8トンぐらいか?)、今まで最高のゴミが引き上げられました。
引き上げられたゴミは中学生が待つゴミ集積場にトラックでピストン輸送され、それぞれ分別して袋詰めされました。ここでの作業は中学各校の先生方がヘドロでべたべたになって、中学生の指導を率先して行われていたことを感謝をこめてご報告いたします。
参加されましたグループの内、中島・竹鼻両中学校が校長先生を始め50名余名。竹鼻小学校も5名親子で参加していただけました。このほか、腰まであるゴム長靴を日興テキスタイルより寄贈して頂きました。
 残念なことに、円空彫刻でおなじみの山田勝美さんが2007.3.10(土)にお亡くなりになり、名物の和船を操船する人が無く、和船は出せませんでした。まことに寂しいことになりましたが、山田勝美さんの遺作の川底のゴミを引っ掛ける熊手を使って、皆さんにゴミを引き上げていたたきました。山田勝美さんのご冥福をお祈りいたします。

このほかに参加していただいた方々をご紹介します。
@岐阜県地域振興局環境課 名にボランティア協会の方・ 名---計10名
A羽島市役所・生活環境課 名と羽島ボランティア協会の方・ 名--計14名
B羽島用水 水土里ネットの方 8名
C東海農政局の方 14名
D羽島農協の方 5名
Eゴミ回収--山田組の方 4名
F昭和町公民館 炊事スタッフ 10名
G市民参加の方 約 15名ほど
H丸高建設さんの10名
I記録撮影班・・3名
JJCの方・・・ 3名
K中島中学校(先生含む)・・・ 35名ほど・・・実際の応募者は100名以上あったそうですが、抽選で人数を1/3に減らしていただいたそうです。
L竹鼻中学校(先生含む)・・・ 15名ほど
合わせて、約150名程になりました。

(参加団体名・人数などに誤記がありましたら、ひろりん村までお知らせ下さい)

だんだん逆川もきれいになって来て居ます。「水の輪・人の輪」が次第に広がって来ていることを実感しています。有難うございました。

掃除の模様を写真でご紹介します。


塩路さんからの差し入れ。小口カステラ。美味!!

11日は誠に寒い日でした。

作業を終えた、冷えた体を温めるべく、昭和町公民館で、昨日から食事の準備をしているひろりん村ボランティアの方々。

中島中学の生徒さんの自転車で公民館前はいっぱいになりました。


川掃除の手順を説明するひろりん村の番頭?田中さん。

挨拶をするひろりん村村長・河本さん



今町公民館前の逆川

現場に向かう100余名の長蛇の列。引率は田中さん。

掃除の現場に到着

現場に到着したものの、川の中に入ったことのない方たちにとっては、何をどうしてよいのやら・・・

そこは、川掃除のベテラン集団「羽島用水」の方々が、すでに川に入って川底のごみを集め始めて居られました。

こちらは陸上機械化集団。小熊朝の丸高建設のクレーン者と羽島市のゴミ収集業者・山田組の方々が、トラックを用意して、朝早くから準備をされていました。


昨年もその働きに感心しましたが、V字型の土手の所では、ブームで吊り上げ、直接ゴミ収集車に船に集められたゴミを荷揚げする方法は、欠かせない機械化です。クレーン車がとっても頼もしく見えました。

毎年若い人血たちが参加される「羽島用水」の方々とプラスチックボート。これがまた大活躍。

いきなり引きあげられた乗り捨て自転車。橋の袂では、こうした盗難であろう乗り捨て自転車が、心ない人によって数多く捨てられています。

次第に、川の中に入って作業する人も増えてきました。川底から、熊手を使ってボートの中の羽島用水の方が用意して頂いた土嚢袋にまずゴミを集めます。臭いし、汚いし、やった人しかわかりませんが、水の中の作業は大変です。

ブームで吊り上げられたゴミ袋。

ボートは4艘。川の中には、最終的には50名余の人が入って作業しました。

ブーム車は2台用意されました。

ブーム車で引き上げられたゴミ袋を見上げる羽島用水の面々。

人では多く、1艘に10名ぐらいの熊手隊。次々とゴミが集められます。

ピストン輸送でごゴミ袋が引き上げられます。

中には女性も川の中の作業を買って出る人もおられます。

岐阜市から参加の若い女性もこのグループでゴミをあげて居られました。

逆川の水は半透明ですが、一が入るとヘドロが浮き出して、墨色になります。臭いです。

クレーン車ならではのゴミ袋引き揚げ作業。人力では何ともなりません。

引き揚げられたゴミ袋

ゴミ袋は底側にも帯が架かていて、逆に持ち上げるとゴミだけゴミ集積車に吐き出されます。

持ち上げられたゴミ袋と吐き出されたゴミ。大変な作業です。

丸高建設さんが用意された緑色のボート3艘。大活躍しました。

V字の土手と土手の上のからし菜の花。

今年は若い熊手隊の方々の活躍が目立ちました。

上流に向かって、250メートルゴミを拾い集めながら移動しました。

大物・重たいゴミに引っ掛かるとみんなで一致協力して引き揚げました。

いつの間にか、川の中の熊手隊は長い帯状に伸びてきました。

土手の上では、土手に散乱したゴミを分別しながら集めていただきました。

こちらは中学生のゴミ分別グループ。土手は急峻でしたが一人の滑落者もなく、けが人も出ませんでした。

まだゴミが来ていない間は、余裕の中学生の皆さん。

次第に、ゴミが集まってきました。きコウモリ傘、自転車ペットボトル、買い物ビニール袋、が゛ラス瓶雑多です。

このゴミを前にして、たいていの中学生はしりごみします。とにかく臭くて黒くて汚い。悲鳴が上がります。

ピストン輸送のゴミ収集車。

この地区は初めての掃除のため。わけのわからない大型ごみが次々と引き揚げられました。

からし菜の花が咲く、一見のどかな風景ですが、川の中はゴミで埋まっていました。

クレーン者も船の移動と共に上流に移動しながらの作業でした。

今回は神楽橋・新生橋と二つの生活道路に架かった橋の下を掃除しましたので、乗り捨ての自転車が多く出ました。ヘドロに埋まっていますから、引き上げるのはクレーン車だと一気に引き上げられますが、人力ではまったく歯が立ちません。

新生橋の上でたくさんのゴミを引き上げていただきました

新生橋から上流(東方)の作業。あと150メートル。

熊手隊にもやや疲れが出てきています。

今回は前日に降った氷雨のおかげで水量が増え、太腿の中ごろまで浸かっての作業です。

のどかなゴミ集めに見えますが、川の中は足が潜って大変です。

みどりネツト「羽島用水」のおなじみの旗竿。

ここは、新生橋の上流。初めての掃除区間のため、ゴミは取っても取っても埋まっています。

満載のゴミ袋。クレーン車が無ければ、何ともゴミの引き揚げようの無い地域です。

川の中には、50名程の熊手隊。メンバーは羽島用水を始め各地区のボランティア。

腰までのゴム長靴はJCを始め、各種団体の寄贈やひろりん村の14足や個人持ち。

羽島用水の岩田局長(左上)

こちら陸上部隊。土手にはペットボトルなと、プラスチックや空き缶がたくさん捨ててありました。

土手には冬枯れの草と春の若草がビッシリはえていて、慣れないと立って歩けません。

今回の逆川掃除の中間点。疲れも出てきます。皆が働くので手を休めれません。

陸上からも応援の方々も、川の実情を見て、驚かれたと思います。

ゴミが到着するのを待っている中学生と引率の先生。川の上に架かるブルーのパイプが今回の終点。

終点はもうすぐ。

ゴミの到着を待つ中学生。

川の中は密集状態。ここまでに3トンのゴミが上がりました。

強力な助っ人・丸高建設会長・高木勝雄氏。会長は異能の人。
羽島市歴史民俗資料館では企画展「竹と人のくらしと道具展」期間 平成19年1月8日から3月25日まで・・・に自作の「竹細工」を出品中。


高木勝雄氏。会長は異能の人。カジキマグロの釣り人であり竹細工の名人。川を愛し、海を愛する人。

ゴミが到着すると中学生の出番。中島中・竹鼻中の50名がゴミ分別を手伝いました

一旦ゴミ収集車に集積されたゴミは、ここで分別されました。

ゴミはヘドロで黒々していて、臭いですが、みんなの力で頑張りました。

ヘドロで黒々しているシートは丸高建設さんが用意していただけました。

ゴミの中心には引率の先生方が率先して指導してみえました。

分別されて跡形ないシート。ヌルヌルして滑りやすいです。

もくもくとゴミをさらえるボランティアの方。感謝。

終点から見た熊手隊。長い帯状に伸びてきています。

今年は前日の雨のため、深くなっていました。中を歩くのは大変だったと思います。

今回初めてご紹介・逆川掃除に参加していただいた方々へせめてものお礼に毎回参加していただく炊事担当の影のスタッフの皆さん。
左から鍋島・木野・岩田母子・ひろりん村村長 河本・広瀬・成瀬・三宅(茨城県日立中市から応援に駆けつけていただけました)ホント、いつも御苦労さまです。感謝 感謝。

ほうれん草の胡麻掛けお浸し。

ごぼうの唐揚げ。

お漬け物。みんな炊事方の持ち寄りです。

名物、トン汁。具だくさんで美味しいです。前日から大量に切り込みます。

ひろりん村の田圃で採れたお米です。ひろりん村のスタッフの汗の結晶。甘くて美味しいです。

11時に帰って来た中学生。

これからが炊事スタッフの戦場になります。

舌鼓を打つ中学生。

美味にピースサイン!!

もくもくと食べる生徒さん

次第に昭和町公民館の二回は混み合ってきました。

いっただきま〜す。

よく働いたのでご飯もトン汁もおいしいです。

毎年のトン汁は皆さんに好評です。

下の階も、続々と川掃除から帰ってこられた方々で込み始めました。

全員が帰ってくるのは12時半になります。中学生から順次会食が始ります。

2階では慰労のコンサート。

花より団子。コンサートより舌鼓。

ぎたーと歌を歌うのは「ひろりん邦楽コンサート」でおなじみの一柳さん。

一柳さんてづくりの唱歌集。

なつかしの唱歌集は全部一柳さんの手作り。

美しい歌声と美味しいトン汁で第13回逆川掃除の慰労が行われました。
平成19年度・第13回逆川掃除のご報告
            おしまい