美濃竹鼻藤まつり
   『別院の藤を守る会』の生い立ち
(2002.5.15)

「美濃竹鼻別院のフジ」は樹齢約270年。羽島市内では唯一の県指定天然記念物。

フジの幹の太さ・約3m。高さ・2.4m(フジ棚に誘引)。枝の長さ・東西33.0m

南北・15m。通常は五月の連休頃が花の見ごろです。平年は4月下旬が満開です。

花房は「別院の三尺フジ」とよばれて市民に親しまれていましたが、昭和50年代に

入って、幹にシロアリが入り、洞(うろ)も出来て、樹盛著しく落ち、枯木化するところを

、別院総代の方を中心とした市民有志七名が集まって『別院の藤を守る会』が発足

し、洞を直し、藤棚の中まで駐車していた車が、入れないように、柵と敷石をおき、競

馬場から仕入れた肥料を2tほど施肥をするため、堅く車で踏みしめられた藤の根元

をスコップやツルハシで掘り返し、藤の根元に捨てられていたガラス瓶やコンクリート

塊や割れ瓦や缶詰の空き缶などを掘り起こし、藤を守る作業を始めました。

 基本調査には、
「ふじを守る会」顧問 故・渡辺公敏さん(当時44歳岐阜県庁農林部

所属)
に樹齢約270年の幹に洞が出来、シロアリが入り、朽ちかけている老樹再生の

「再生法」を調査して、洞の再生法などを教えていただきました。それまでにも、色々

手は施してあり、洞を 金網で覆い、さらにセメントで被覆する方法が取られていました

が、『被覆する方法は逆である』とおしえられ、開放して、シロアリ退治のため、消毒し

ました。

 以後、毎年、会長の
後藤秀夫さんを中心に、施肥作業や花が終って後の花切りや

枝落しなどの手入れを続けました。

藤の樹は次第に 樹盛を盛り返し、毎年さわやかな香りの花を一杯付けて、咲き誇る

ようになりました。花房も65cmまで伸びるようになって来ました。

 今では藤の開花期の4月下旬から5月連休中、羽島市観光課による「ふじ祭り」も行

なわれ、屋台や商店街の皆さんによる各種お店や、藤棚の下で、お抹茶も別院の方々

のご協力で点てられたお抹茶を、「藤の花」と「花の清香な香り」を愛でながら頂けます。

祭りの期間中は大変な賑わいで、全国から10万人もの観光客が訪れています。

 市民による『別院の藤を守る会』の活動は現在も続いています。 平成14年は、暖冬

のため、開花期が10日ほど早くなり、5月連休の竹鼻祭りの時には、花は散ってしまい

ました。また、あまり沢山の花房を付けたため、花は三尺(90cm)までは伸びず、60cm

までしか伸びませんでした。平成15年は開花期は竹鼻祭りにピッタリ合いましたが、沢

山の花房のため、矢張り50cmぐらいまでしか伸びませんでした。

このため、現会長の堀   興一さん
を中心に、原因調査にはいりました。藤を守る会の

組織の再編をして、全国各地の藤の保存状態を調べたり、講師を招いて研究し、「枝が

混み合いすぎていたため」と原因がわかりました。

以後、『別院の藤を守る会』の例会を開いて、平成15年 春から藤を守る年間計画を立て、


現在は『別院の藤を守る会』会員
22名
で活動を続けています。

(以下、写真参照)

美濃竹鼻藤まつりのご紹介(2002.5.15)


竹鼻別院山門

平成14年4月11日の藤棚

平成14年4月11日の藤棚

4月18日藤棚

ふじ祭りの看板

この藤は盆栽です

花の下は
薄暗いほどです

風にそよぐ
花房

花の清香な香りの下で御茶でも
一服どうぞ

見事な花房です

藤棚遠景
本堂からの眺め

滝のような花房

3尺ブシ
計ってみれば
2尺2寸
(でした)

花の清香な香りの
藤棚の下

茶店も出ます

ふじ祭りの看板

4月25日
花は全開
若葉も雲海の
如く波打ってい
ます

ふじ祭りの看板

フジの幹回り
何本かのフジが
融合して3m。見る者
を圧倒します

ふじ祭りの看板

『別院の藤を守る会』の例会
会長は別院総代・堀 興一氏
中央
平成14年5月3日の
竹鼻祭りの時には
枯れ尾花になって
しまいました。
スミマセン

(おわり)

藤を守る会活動紹介(2)2003.8.8〜8.24

6月15日、今年は、藤の本体を再生するため、四方から絡まっている藤の幹のうち、細い幹のものを切断し、天井の空気の流通をよくする作業をしました。

幹にのこぎりが食いついたりもしました。

切るのは出来るだけ幹の根元で切りました。

切断直後から、切断面が離れ始めました。いかにきつく巻きついていたかがわかります。

全体を見渡してバランスを考えます。

皆さん早朝から駆けつけていただけました。

どの幹を切るのか慎重に検討しました。中には腐ったり、シロアリの入った
幹の藤もありました。

幹を切る前に下草刈りもしました。

8月24日
後から植えられた藤が3本〜4本まきついて、互いに生存競争を競っていたかが分かります。

8月24日
左に同じ

8月24日
だいぶ明るくなりました。天井の空気の流通をよくする作業をした効果が出てきているのを確認しました

参加した会員たち。

8月24日
幹本体周辺が明るく、陽が差し込むようになりました。

四方から伸びた藤の枝葉、絡まりあって空が見えないくらい、錯綜していました。この混み合いを矯正するのが今年の狙いです。

8月24日
まだ遠くから見ると、結構枝が生い茂って、込み合っています。

門前の「大谷派別院」の石柱

8月24日
盛夏の別院御門

平成15年は開花期は竹鼻祭りにピッタリ合いましたが、沢山の花房のため、矢張り50cmぐらいまでしか伸びませんでした。

平成15.8.24・・・ 6月15日、藤の本体を再生するため、四方から絡まっている藤の幹のうち、細い幹のものを切断し、天井の空気の流通をよくする作業をしました。

盛夏中は毎日、朝・夕に散水しました。根蒸れ防止対策も施しました。





昭和61年5月1日付け「公報はしま」
      が伝える「別院のフジを守る会」の活動。

「ふじを守る会」会長・故・井上卓爾さん(当時61歳)
「ふじを守る会」会員・川柳茂夫さん(当時57歳)
        〃    故・近澤研自(当時50歳)
        〃    堀  
興一さん(当時52歳)現在・会長
        〃    故・後藤秀夫さん(当時62歳)
        〃    不破  洋(当時44歳)
        〃    渡辺哲雄さん(当時46歳)
「ふじを守る会」顧問 故・大野幸重さん(当時59歳)
「ふじを守る会」顧問 故・渡辺公敏さん(当時46歳)




『別院の藤を守る会』会員22名(2003.4.1)
顧 問・児玉 俊雄
会 長・堀   興一
副会長・川柳 茂夫
理 事・不破   洋
  〃 ・山川 俊幸
  〃 ・桐井 康次
  〃 ・浅井  孝
  〃 ・日置 一男
  〃 ・吉田  登
  〃 ・辻  了二
  〃 ・深見 敏雄
会 計・後藤 博美
監 事・川澄久仁夫
会 員・渡辺 哲雄
  〃 ・渡辺 靖子
  〃 ・川出 昭信
  〃 ・伊藤十三男
  〃 ・大野 清隆
  〃 ・尾崎 鉄治
  〃 ・齋藤 昭男
  〃 ・三島 文吾
  〃 ・堀  康郎

平成15年・今が見ごろの藤の花
-----美濃竹鼻藤まつりのご紹介-----2005.4.22

平成16年4月21日撮影  不破   洋


平成16年4月21日撮影

4/21 藤祭りの看板が出されました。

幹元はスッカリ明るく
陽光が入ります。

花房は短く35センチぐらい

隣接する竹鼻保育園児の元気な歌声