「美濃竹鼻別院のフジ」は樹齢約270年。羽島市内では唯一の県指定天然記念物。
フジの幹の太さ・約3m。高さ・2.4m(フジ棚に誘引)。枝の長さ・東西33.0m
南北・15m。通常は五月の連休頃が花の見ごろです。平年は4月下旬が満開です。
花房は「別院の三尺フジ」とよばれて市民に親しまれていましたが、昭和50年代に
入って、幹にシロアリが入り、洞(うろ)も出来て、樹盛著しく落ち、枯木化するところを
、別院総代の方を中心とした市民有志七名が集まって『別院の藤を守る会』が発足
し、洞を直し、藤棚の中まで駐車していた車が、入れないように、柵と敷石をおき、競
馬場から仕入れた肥料を2tほど施肥をするため、堅く車で踏みしめられた藤の根元
をスコップやツルハシで掘り返し、藤の根元に捨てられていたガラス瓶やコンクリート
塊や割れ瓦や缶詰の空き缶などを掘り起こし、藤を守る作業を始めました。
基本調査には、 「ふじを守る会」顧問 故・渡辺公敏さん(当時44歳岐阜県庁農林部
所属)に樹齢約270年の幹に洞が出来、シロアリが入り、朽ちかけている老樹再生の
「再生法」を調査して、洞の再生法などを教えていただきました。それまでにも、色々
手は施してあり、洞を 金網で覆い、さらにセメントで被覆する方法が取られていました
が、『被覆する方法は逆である』とおしえられ、開放して、シロアリ退治のため、消毒し
ました。
以後、毎年、会長の後藤秀夫さんを中心に、施肥作業や花が終って後の花切りや
枝落しなどの手入れを続けました。
藤の樹は次第に 樹盛を盛り返し、毎年さわやかな香りの花を一杯付けて、咲き誇る
ようになりました。花房も65cmまで伸びるようになって来ました。
今では藤の開花期の4月下旬から5月連休中、羽島市観光課による「ふじ祭り」も行
なわれ、屋台や商店街の皆さんによる各種お店や、藤棚の下で、お抹茶も別院の方々
のご協力で点てられたお抹茶を、「藤の花」と「花の清香な香り」を愛でながら頂けます。
祭りの期間中は大変な賑わいで、全国から10万人もの観光客が訪れています。
市民による『別院の藤を守る会』の活動は現在も続いています。 平成14年は、暖冬
のため、開花期が10日ほど早くなり、5月連休の竹鼻祭りの時には、花は散ってしまい
ました。また、あまり沢山の花房を付けたため、花は三尺(90cm)までは伸びず、60cm
までしか伸びませんでした。平成15年は開花期は竹鼻祭りにピッタリ合いましたが、沢
山の花房のため、矢張り50cmぐらいまでしか伸びませんでした。
このため、現会長の堀 興一さんを中心に、原因調査にはいりました。藤を守る会の
組織の再編をして、全国各地の藤の保存状態を調べたり、講師を招いて研究し、「枝が
混み合いすぎていたため」と原因がわかりました。
以後、『別院の藤を守る会』の例会を開いて、平成15年 春から藤を守る年間計画を立て、
現在は『別院の藤を守る会』会員22名で活動を続けています。
(以下、写真参照)
美濃竹鼻藤まつりのご紹介(2002.5.15)

『別院の藤を守る会』会員22名(2003.4.1)
顧 問・児玉 俊雄
会 長・堀 興一
副会長・川柳 茂夫
理 事・不破 洋
〃 ・山川 俊幸
〃 ・桐井 康次
〃 ・浅井 孝
〃 ・日置 一男
〃 ・吉田 登
〃 ・辻 了二
〃 ・深見 敏雄
会 計・後藤 博美
監 事・川澄久仁夫
会 員・渡辺 哲雄
〃 ・渡辺 靖子
〃 ・川出 昭信
〃 ・伊藤十三男
〃 ・大野 清隆
〃 ・尾崎 鉄治
〃 ・齋藤 昭男
〃 ・三島 文吾
〃 ・堀 康郎
平成15年・今が見ごろの藤の花
-----美濃竹鼻藤まつりのご紹介-----2005.4.22
今年は、昨年の平成15年6月15日に、藤の本体を再生するため、四方から絡まっている藤の幹のうち、細い幹のものを切断し、
天井の空気の流通をよくする作業をしました。このためか、藤の花の長さが、例年より少し短いです。清香な花の匂いがあふれ
ています。今年も、5月連休まで花が持たないと思います。是非お早めにお出かけ下さい。 平成16年4月21日撮影 不破 洋
平成16年4月21日撮影 |
藤の花の由縁 |
4/21 藤祭りの看板が出されました。 |
別院前の藤棚 |
幹元はスッカリ明るく 陽光が入ります。 |
真下から見た藤の花 |
西から見た藤棚 |
西南から見た藤棚 |
南側の藤の花房 |
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花房は短く35センチぐらい |
東南から見た藤棚 |
中央付近 |
別院の階段で演技する竹鼻保育園児 |
隣接する竹鼻保育園児の元気な歌声 |