ISDN 1回線で多数の端末を接続する方法

診療所の電話回線は電話、ファックスの他、予約、警備信号、ガスの検知などいろいろと接続する必要があるかもしれません。
IP電話へと移行する時代ですので、今後ともISDNがいいのかはわかりませんが、現状では比較的安く、多数の機器が接続できて、番号も3つまで使えますので、それなりに利用価値はあると思います。当院では、ターミナルアダプタ(TA)を2台つないで、多数の機器を接続しています。時々、どのようにしたらそんなにつなぐことが出来るのか、質問がありますので、ご紹介します。
ただ、一部、ルール違反的な接続をしている部分もあるかと思いますので、導入は各自の責任でお願いします。

用意するもの
1. ISDNの契約1回線、iナンバーは3つ取りましょう。当院では 代表、FAX、予約専用の3つです。
2. ターミナルアダプタ2台(S/T接点のあるもの、かつ、DSUの切り離しができるもの)
   これはごく普通の機器で標準的に装備されているものが多数あります。
   私の使っているものは時代遅れのTAですが、機能的には足りています。
     http://netvolante.jp/products/old_model/rta50i/index.html
     http://www.ntt-east.co.jp/ced/goods/v70max/method.html
   ルーター機能とか無線とか、導入の状況に応じて選べばよいでしょうが、古いものはヤフオクなどで数千円程度で入手可能です。
   アナログポートが3つあるものの方がいいでしょう。
3. TAのS/T接点をつなぐためのケーブル
   これは普通のLANに使っているストレートケーブルを使います。

たとえば下記のTAはS/T接点がオプションになっています。
  http://121ware.com/product/atermstation/product/terminal/it31l/index.html
  図の左上半分にふたのようについている部分に差し込む部品が必要です。
  ですから、最初から標準装備されているものを探しましょう。
  

■接続方法は以下のようになります。

   ISDN → TA1 →電話1
               →FAX1 − 電話2
              →FAX2 − PCのモデムボードへ(検査結果受信用)
    →TA1のS/T端子からTA2のS/T端子へ
         TA2 → 予約PC
              →予約PC
              →ガス信号 + PCのモデムボードへ(検査結果受信用)
   →TA2のS/T端子から警備信号ユニットへ

最後の警備信号に関してはおまけです。当初は普通の電話回線を利用していましたので、ガスの信号線かどこかに並列で警備信号を入れていましたが、警備のセットのたびに1回の電話をかけることになっていました。その部分をパケット通信に切り替えて、1回の通信は1円以下の通信で済むようにしてもらいました。その信号もS/T端子に入れますので、2台目のS/T端子は2個とも使っています。
DSUの機能は1台でいいので、1つは無効にしてあると思います。
また、FAXを2台使っており、1台はPCに接続してネットワークから送信もできるようにしています。FAX1 − 電話2 という部分は実は電話機を並列で2台つないでいるのですが、マニュアルでは禁止されているようです。上記接続の中で1つのアナログポートからツリー状につながっている機器がありますが、正確にどの組み合わせかちょっとわかりません。支障なく動いておりますが、参考にされる場合は自己責任でお願いします。

最後に、上記組み合わせはBフレッツプレミアムで光電話を導入してもできるようです。ただし、初期20万+毎月2万程度の提示額で断念しました。