キャリア教育を通して

 この「とびだせがってんプログラム」のキャリア教育で、子どもたちが普段味わえない社会体験をしたことで、「働く」ということへの興味や関心が高まったことが子どもたちの言葉から感じられた。また、活動の中で「いいアイデアができた!」「プレゼンをやりきった!」「完売した!」というような成功や達成によって,大きな自信と将来への活力を得ていた。また,逆に「自分の意見を言えなかった…」「なかなか売れずに大変だった」といった苦しい想いの中で,粘り強く頑張ったり,大変さをバネにしたりしていく姿もたくさん見られた。
  身近で働く人や仕事に触れ合うことを通して、自分の仕事に誇りをもち、生きがいを感じながら取り組んでいる人々の思いに触れることができた。そして、自分の将来の夢や職業についてどんな力が必要なのか自ら気付き、考え、行動を変容させていくきっかけとなった。
 働くことのみでキャリア教育とするのではなく、この活動を通して、日常の生活で自分はどのようなことに取り組んでいったらいいのか、新たな目標づくりをしていくことができることが本来のねらいであり、願いでもあった。つらいことが世の中にたくさんあるのは事実である。でも、そこから目をそむけないこと、つらいことでも逃げずにどうしようか考えること、乗り越えられる力をもつことが大切だと考える。これからも、目標に向かって前向きに取り組む子ども達であってほしいと願っている。




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