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擬似餌の玉手箱トップ>FishingReport>2006年3月


 天気:雨後曇り 水温:不明 pH:不明
 釣果:1匹(スズキ)

 日中は穏やかだったが、夕方から雨。帰宅後、晩飯をゆっくり食べていると風雨が強まってきた。普段だったらこんな天気の時は釣りをパスするのだが、「今宵は確実に釣れる」という確信を持っていたので、玄関先でウェーダーとカッパを着込んで万全の体勢で車に乗り込み釣り場へ向った。いつしか叩き付けるような強風と雨になり、ポイントに立っている事も辛くなってきたが、諦めずにキャストを繰り返す。タイダルを風に乗せて大遠投し、ゆっくりとリトリーブしているとゴツッとバイト。しかしフッキングミス。魚はいるようなので、タイダルからヨレヨレコモモへとルアーをローテーションさせ反応を伺った。しかし、2度目のチャンスは訪れず、次の場所へ移動。1時間ほどコモモで広範囲に探りを入れたが魚っ気はなく撤退。

 3ヶ所目の場所はモロに向かい風。雨は止んでいたので幾分釣りをするのは楽なのだが、ルアーの弾道は大きく曲がり、まともなキャストはできない。それでも何とか1本釣りたいと懸命にキャストを続ける。30分が経過・・・くじけそうになっていた矢先にタイダルへ爆裂バイト。直後に水面が割れ巨大な頭を持つスズキが激しくエラ洗いを何度も繰り返した。最後まで激しく抵抗する魚を岸に引きずり上げて無事にキャッチ。タイダルをハーモニカ食いしていたスズキは、堂々の80cm。体高があり、パッと見はヒラスズキのような体型をしていた。2本目を狙ってキャストを重ねたが反応はないので納竿。今宵は狙いどおりにランカーサイズを釣り上げ意気揚々と帰宅した。


 天気:晴れ 水温:13.5℃ pH:不明
 釣果:0~1匹(スズキ)

 今宵も懲りずに釣行。釣り場にはエサ釣師2人とルアー釣師が2名、既に竿を振っていた。「月曜日なのに何故こんなに人がいるのか?」とぼやきながらキャストを開始。時々、ボラが跳ねるので魚っ気はあるのだがルアーへの反応は皆無。私の立ち位置より上手にあるカキ殻が無数に沈んでいるシャローエリアで魚が逃げ惑っている光景が時々見られたので、「時間が経って水位が下がってくればチャンスもあるだろう」と暫く様子を伺う。

 この場所は次から次へと釣り人が現われては帰って行くので、竿を振っていても落着かない。いつまで経っても私のルアーへ反応がないので次の場所へ移動する事にした。2ヶ所目は私の外に誰も釣り人がいないが、魚もいない(笑)。暫く竿を振るがコツリとも反応がないため移動決定。車に戻り、傷ついたリーダーを交換しラインシステムを組み直し、エンジンをかけた時にT.Mさんからメールが入った。何と丁度今から行こうと思っていた釣り場へ彼が先に入り、62cmを釣ったとのこと。急いで現場に向ったが、時既に遅し。懸命にキャストを重ねたが、1バイトすら取れず午後10時半過ぎにギブアップした。


 天気:曇り 水温:13.5℃ pH:不明
 釣果:0匹

 午後5時半、釣り場に到着。駐車スペースでは久しぶりにT.Mさんと遭遇。暫し情報交換をした後、一緒に竿を振る。昨シーズン、この場所では結構な数を出したのだが、今年は不発状態が続いている。水の流れが変わったのか、単純に魚が周って来ていないだけなのか不明だがコツリともアタリはない。ルアーを400円でお釣が貰える中国製リップレスミノーに交換し、根掛かり覚悟でストラクチャーを攻める。何度かルアーを通しているとガツッと根掛かり。「安いルアーなのでロストしても良いかなぁ」とも思ったが、それも悔しいので静々と水中に入り、ルアーを回収する。引っ掛かっていたのはガソリンスタンドの給油ホース(ノズル付き)。なんでこんなのが沈んでいるのか甚だ疑問だった。

 T.Mさんと別れ、私はメジャーポイントへ移動。先行者が2人いたが、挨拶をして少し離れた場所に入らせてもらう。私が到着した直後に2人組が入ってきたので、釣り場はロッドが空を切る音で一気に賑やかくなった。釣り人がひしめく場所での釣りは非常に苦手なので、テンションが一気に低下。取り敢えず1時間を限度とし、先ずはシャロートプスで魚の反応を伺った。広範囲にルアーを引いた後、タイダルを試すが無反応。ヨレヨレに交換した直後の1投目でゴツゴツとヒットした。しかし、水中で首を振られてフックオフ。次のチャンスを狙ってキャストを重ねたが、魚は何処かに泳ぎ去ったようなので移動する事にした。

 3ヶ所目は前夜70cmを仕留めた場所。アチコチに沈んでいるカキ殻に引っかけないように注意しながらタイダルを引く。すると間もなくコツリと1バイト。魚がいるようなので丁寧に引いていると再度バイト。しかし、これもフックアップ出来ず悔しい思いをする。3度目のチャンスを期待してキャストを重ねるが不発に終わった。

 T.Mさんからギブアップを宣言するメールが届いた。こちらもギブアップ寸前だが、気になっているもう1ヶ所を攻めるため車を走らせた。30分勝負で結果を出そうと、少しずつ移動しながらキャストを重ねるが魚っ気が全くなくコツリともアタリはなかった。これ以上粘っても結果は出せそうにないため、今宵は納竿とした。


 天気:晴れ 水温:14.0℃ pH:不明
 釣果:1匹(スズキ)

 夕方からの釣行。一ヶ所目に入った場所は魚っ気が全くなく、30分程で見切りを付ける。シラスウナギが足元をニョロニョロと泳いでいたので、粘ればチャンスがあったかもしれないが、気持ちは既に別のポイントにあった。車に乗り込み、次の場所へ移動。駐車スペースに車を置いて釣り場までトボトボと歩くと、予定していた場所にはエサ釣師が陣取っていた。

 エサ釣師に迷惑を掛けないように適度な距離を取ってキャストを開始。タイダルから始めて、ブーツコモモワンダーヨレヨレと実績のあるルアーを投入するが無反応。風は穏やかで暖かく、釣り人にとっては好条件なのだが、魚は全く食っ気がなくコツリともアタリはない。遠くでカメラのフラッシュが光ったので釣れた人がいたようだが、こちらには魚が周って来る様子はなし。1時間半程でこの場所から撤退した。

 干潮で水位が下がり、大きなプール状態になっている3ヶ所目でちょっと試してみる。スイミングリップルポッパーのTKRP90で探りを入れるが無反応だったので、水中系ルアーに切り替える。このエリアはアチコチにカキ殻の塊が沈んでいるため、根掛かりの覚悟が必要。そのことを知らない人はルアーが幾つあっても足りないだろう。慎重にリトリーブコースを見極め、タイダルを引くと直ぐにガツッと反応があった。水面で暴れまくる魚を徐々に引き寄せランディング。先日まで釣っていた魚に比べ、遥かに大きな70cm。思わずガッツポーズが出る。今シーズン、遅れ馳せながらやっとこのサイズの魚がエリアに入って来たようだ。

 2匹目を狙って1時間ほど竿を振り続けたが、後が続かないので釣り場を移動。様子見で竿を振ったが全く反応がなく小一時間でギブアップ。今宵は4ヶ所周って1チャンスしかなかったが、その貴重な1回を物に出来たので大満足で帰途についた。


 天気:晴れ 水温:12.5℃ pH:不明
 釣果:0匹

 前日午後から今朝まで降り続いた雨により濁りが入っている。こんな時は夜よりも日中の方が釣果が見込めるのだが、年度末で慌ただしい中、仕事を放り投げて休みを取るわけにもいかず晩飯を食べてから出動した。気温は高めだが西風が強く釣りにくそう。準備を整え釣り場へ向うと先行者がいた。挨拶がてら状況を聞いたが芳しくない様子。暫く水面を眺めるが、全くボラが跳ねないので嫌な予感がしてきた。

 開始2時間半以上が経過しても、コツリともバイトがない。水温は下がっていないが、魚が周ってきそうもないのでこの場に見切りを付けて移動する事にした。2ヶ所目は、もろ向かい風のポイント。爆風が吹き荒れているためミノー系は使えず、ヨレヨレブルースコードを投げまくったが、釣れる気が全くしないので撤退した。


 天気:晴れ 水温:11.8℃ pH:不明
 釣果:0匹

 WBCで日本(王Japan)が優勝。「敗者復活戦で試合に出たら優勝しちゃった」って感じもするが、結果良ければ全てよしだ。日本中がお祝い気分を味わっている中、今宵も夕マヅメで出撃した。西風が吹き付ける釣り場に到着すると、先行者が5名。挨拶をした後、適度な距離をもって間に入らせてもらいキャストを開始する。

 最初に使うのは、以前、釣り場で拾った悟空。狙いどおり、開始僅か3投目でビックバイト。しかし、魚は水面に大きな波紋を残して逃げていった。毎度、魚が釣れるタイミングを見計らって釣行しているので、開始直後は特に気を付けなければならないが今回も大失態。良型を取り逃がし、その場で思わず頭を抱えこむ。このルアーは小汚いので暫く部屋の片隅に放り投げておいたのだが、前回の豪州遠征でガイドがバラマンディを釣ったので今回ボックスの中に突っ込んできた。3本フック仕様からフックサイズを上げて2本フック仕様に変更したのがいけなかったのか・・・。

 ヒットポイント周辺を徹底的にチェックしたが無反応。ワンダーに交換するとすぐさまセイゴがバイトしたがフックオフ。丁度この時、セイゴの群れが周ってきたようで、10~20m程離れた所で竿を振っている2人組が夫々セイゴをキャッチした。ルアーをコモモに変え、魚のサイズアップを狙ったがセイゴの1バイトがあっただけで時合は終了。この釣り場は、メジャースポットなので釣り人が入れ替わり立ち代わり現われ、竿を振っていても落着かない。集中できなくなったので、今宵は早めに切り上げる事にした。


 天気:雨時々曇り 水温:11.8℃ pH:不明
 釣果:1匹(スズキ)

 雨が降る中、晩飯を早めに食べて夕マヅメ狙いの釣行。こんな天気なので周囲に釣り人は不在で、のびのびと竿を振る。いつのまにか開始1時間が経過し集中力が切れてきた頃、近くで大きな捕食音がした。すかさず、ザブラミノー・タイダルをキャストし様子を伺うと即座にヒット。しかし、水中で2回程、首を振られてフックオフ。リアにはSCフックを装着してあったが、その効果はゼロだった。

 魚はいるようなので丁寧に探りを入れる。久しぶりに使ったヨレヨレにコツリとバイト。すかさず巻きアワセをしてフッキング。先程バラした魚に比べ遥かに小さそうなので、一気にステラ3000のハンドルを回して魚を引き寄せてキャッチ。竿先にぶら下がった魚は僅か31cmのセイゴだった。魚達は相変わらずこのルアーを好きみたいで、その後もバイトが続く。大遠投した先でバイトして首振りをされてフックオフ。少しずつ移動しながら、立ち位置から扇状に広範囲に刻んで反応を見ているとコツコツとバイトがある。

 ヨレヨレからワンダーに交換し水面近くに狙いを絞り、キャストを始めるとバイト連発。キャストの度に反応があるのだがフッキングには至らない。いずれも魚が小さいようなのでコモモにチェンジ。ルアーサイズが大きくなったのでリトリーブ中にバイトはなくなったが、今度は水面からピックアップする瞬間にバイトする。

 ドキドキしながらのキャスト&リトリーブが続いたが、潮位変化に伴っていつしか魚達は何処かに消え失せた。周囲は沈黙し、粘っても無理っぽかったので、車に乗り込み次の場所へ移動。新たな気持ちでキャストを開始したが無反応。雨風が強くなってきたため、1時間も経たないうちにギブアップとなった。


 天気:晴れ 水温:11.5~14.0℃ pH:不明
 釣果:1匹(スズキ)

 珍しくメチャ早起きして、午前4時から釣行スタート。風が全くなく、温かだったのは良かったが、周囲は霧で真っ白。視界は悪くてもルアー釣りはウキを見る必要はないから、余り気にしないようにしてキャストを繰り返す。徐々に明るくなってくるとボラが動き始めたが、何かに驚いて跳ねまわるボラは極めて少ない。朝マヅメ時に、水面を小魚が逃げ回り、アチコチでガボガボやっている事を思い描いて早起きをして来たが、いつまで経っても水面は沈黙したまま。3時間、黙々と竿を振り続けたがコツリともアタリはなく、トボトボと撤退した。

 夜に勝負を掛けようと自宅に戻り、潮時表を睨みながら作戦を練り直す。日中はのんびり過ごし、晩飯をゆっくり食べて決戦の時間に備えた。早朝、竿を振った場所はピンとこなかったので、夜の部は場所を変更。うなぎの幼魚をすくっているオッチャン達に、近くで竿を振らしてもらう許可を頂いてから静かにウェーディングを開始した。魚がいれば直ぐにルアーへ反応するハズ。何度かキャスト&リトリーブを繰り返し、反応がなかったので見切りを付けて移動する。

 水面を見ながら、流れのヨレや魚のモジリを探して狙うポイントを絞る。すると「釣れるならココしかない」という場所を発見。すかさずワンダーをフルキャストし、スローに引いてくると数投目で食ってきた。フッキングの状態が不明だったので慎重に対処し、徐々に間合いを詰める。足元に横たわった魚は53cmのスズキ。何故か尾鰭が擦り切れて丸みを帯びており、余り良いコンディションの魚とは言えなかった。

 2匹目を狙ってキャストを繰り返すが、単発で終わった。場所を移動し水深があるポイントをラパラCD7で探りを入れる。「もあぁ~」とした感触が手に伝わったので、すかさず巻き合わせを入れたら見事に根掛かり。「中古の300円ルアーなので、切っちゃおうかなぁ」とも思ったが、思い止まって回収する事にした。引っ掛かっている所までウェーディングし、ペンチを持った腕を肩まで水の中に突込みルアーを引っ張る。引っ掛かっていたのは違法なウナギ獲りの仕掛けを結ぶロープ。ロープを引き抜きたくても不可能だったので、手探りでフックを掴み力任せに引っ張ってフックを折って回収。ルアーが手元に戻ったのは良かったが、冷たい水がウェーダーの中まで浸水。戦意喪失して納竿となった。


 天気:晴れ 水温:不明 pH:不明
 釣果:0匹

 潮周りが悪いのを承知で今宵も出撃する。風はなく、流れもなくてベタ凪状態。少しの間、水面を眺めてみるが魚っ気は全くない。とは言え、折角、釣り場まで足を運んだので竿を振り始める。暫くの間、ザブラミノー・タイダルの空しいキャストが続いたが、徐々にボラが跳ねるようになってきた。魚が周ってきたようなのでテツミノーのスローリトリーブを試してみる。するとジュボッとバイト。しかし、フッキングには至らなかった。このルアーは3年以上前、確か3,000円くらいで購入したのに、未だ1匹も釣っていないコストパフォーマンスが非常に低い代物。ルアーを手にとり、フックの刺さり具合を確認しキャストを再開。しかし、その後はコツリともアタリがなく、とうとうと時間だけが過ぎていく。長居をしても釣果には結びつきそうになかったので、ギブアップして帰途についた。


 天気:雨のち曇り 水温:11.5℃ pH:不明
 釣果:1匹(スズキ)

 朝から雨が降っていたが暖かな雨だったので、今宵もカッパを着込んでキャストを開始。「人差し指リトリーブ」でザブラミノー・タイダルの超スロー引きを始めると、10分もしないうちに水面が割れた。しかし、悲しいかなフッキングミス。前夜、フッキングミスが相次いだ事を反省し、後部フックをVMCのスコーピオンフック(SCフック)に交換してきたのだが不発に終わった。魚はいるようなので、スコーピオンフックの赤針が予め腹部に装備されているブーツを手に取った。

 ルアーを交換して僅か2投目。スローリトリーブで水面に引き波を立てているとズボッとバイト。フッキングがきっちりと決まったので、魚の引きを楽しみながら余裕を持って足元まで寄せてくる。釣れた魚は45cm。フッキングの状態を確認すると、サソリの尾のようになったワイドゲイブのフックは刺さっておらず、小さな方がしっかりと口に刺さっていた。

 このサイズなら結構な数で群れているだろうと、素早くリリースしてキャストを開始。案の定、魚はブーツのスローリトリーブに反応してバイト連発。しかし、いずれもフッキングには至らない。フッキングの良さがスコーピオンフックの売り文句なのだが、本領発揮には至らない。トップに出るほど魚の活性は高いのだが、何故だかショートバイトのような感じだった。

 因みにこのルアーは昨秋に購入したまま殆ど使わず部屋に放置してあった物。最近、人気が出て品薄状態になっているようだが、形からして万人受けは難しそう。数年後も店頭に並んでいるかは甚だ疑問だったので、釣り場から馴染みの釣具店へ電話を入れ在庫を押さえてもらった。

 雨模様なので釣り場は貸し切り状態。鼻歌混じりでリトリーブを繰り返していたが、アタリはパタッと遠のいた。今宵の時合の長さは1時間ってところ。小潮なので時合は比較的長く続いたようだったが、数々のチャンスを物にする事は出来なかった。その後、ザブラミノー・タイダルに1バイトあったがフッキングには至らず納竿。フッキング率向上の方策を見つければ、水揚げ数は一気にUPするに違いない。暫くは試行錯誤が続きそうだ。


 天気:晴れ 水温:不明 pH:不明
 釣果:0匹

 職場へは始業時間より1時間早く出勤し、スタッフの皆さんが顔を出す前から仕事をザクザクこなす日々を続けている。勿論、これは夜の残業時間を極力減らし、釣りの時間を確保するため。何事も地道な日々の努力が必要なのである。今宵も仕事をやっつけて帰宅し、一服してから出動した。

 釣り場に到着しキャストを始めて僅か5分。ザブラミノー・タイダルが突然引っ手繰られた。しかし、開始早々でもあり油断していたためか痛恨のフッキングミス・・・。これを切っ掛けにアチコチでボラが跳ね、小魚が水面を逃げ惑い始めた。魚の気配がムンムンなので、直ぐに気持ちを切り替えてキャストを再開。すると3投目で再びバイト。またもやこれもフッキングミスして、思わず暗闇の中で一人悪態をつく。

 無風なので水面はベタ凪状態。ザブラミノー・タイダルの超スロー引きで引き波を立てていると、バコッと捕食音がして水面が割れた。ルアーが水中に引き込まれたのを確認し、巻き合せをしたのだが魚の方が上手。一瞬にしてルアーを吐き出した。今宵は超スロー引きが良さそうなので、管理釣り場で私が多用する人差し指でハンドルを回す必殺技「人差し指リトリーブ」を繰り返す。気分転換でルアーのカラーを換えて、ゆっくり引いていると再度バコッと捕食音を伴ったバイト。「今度はもらったぁ~」と気合いを入れて、巻き合せをしたがこれまたフッキングミス。

 気が付けば魚っ気がなくなり、周囲は沈黙した。時合は短く、僅かに20分あるかないか。あとは全くノーバイトで、ボラすら跳ねなくなってしまう。潮の具合を見極めタイミング良くその場にいないと、一晩中、竿を振り続けても魚のアタリすらないだろう。タイミングを判ってしまえば魚にコンタクトするのは簡単なのだが、次はフッキングさせてこの手に魚を納めることに課題が残る。VMCのスコーピオンフックでも試してみようか・・・。


 天気:晴れ 水温:12.0℃ pH:不明
 釣果:3匹(スズキ)

 業務多忙で少し釣りから遠のいていたので、久しぶりに新鮮な気持ちで竿を振り始めた。気が付けば、魚っ気が全く感じられないまま1時間半が過ぎていた。今宵はもう駄目かと諦め気分が漂った時、ザブラミノー・タイダルにゴツッとバイト。すかさず巻き合わせをすると、フッキングがバッチリと決まった。サイズが判からなかったので、ドキドキしながら慎重に引き寄せる。ライトに浮かび上がった魚は銀色に輝くスズキ(50cm)だった。

 魚は群れで行動しているので、手早くリリースしてヒットした周辺を集中的に攻める。すると10分後に再びザブラミノー・タイダルにバイト。フッキング後の一暴れで魚が大きくない事を知り、一気に足元まで引き寄せる。2匹目はやや小ぶりで痩せている45cmだった。水面を見ていると、まだ魚の気配があるのですかさずキャストを再開。すると5分もしない内にまたヒット。ドラグが引き出され、竿が絞り込まれたので60cmは越えている。しかし、ファイト中に惜しくもフックが外れてしまった。

 ボラが跳ね、小魚が逃げ惑う様子が度々見られ心臓バクバク状態が続く。魚のモジリが遠くへ移動したので、めい一杯のフルキャストを繰り返しながら、今か今かと待ち焦がれていると再びチャンス到来。フッキングも成功し徐々に魚を引き寄せる。サイズは45cmしかなかったが、元気の良い3匹目をキャッチしたので大満足。実は2匹目を釣った時に、今宵のキモはリトリーブをした後に数秒間、手を止めてザブラミノー・タイダルを漂わすと効果的である事に気が付いていた。この方法を繰り返し、狙いどおりにヒットしたので嬉しさ倍増。4匹目を狙ってストップ&ゴーを繰り返すと、これまた狙いどおりにガツンと力強いバイト。しかしフッキングミスし、魚は水面に大きな波紋を残して逃げていった。

 いつしか魚っ気が全くなくなり、車に乗り込み次の場所へ移動する。ザブラミノー・タイダルには無反応だったので、400円でお釣りがくるお得な中国製リップレスミノーを試す。何度か流れに任せてスローリトリーブしているとコツッと魚が触った。魚はいる事が判ったが、反応はイマイチだったのでワンダースリムに交換。このルアーに期待してキャストを始めたのだが、僅か数投目で根掛かり。ラインブレイク覚悟でラインを極限まで引っ張ると、幸運にもフックが折れて無事に回収できた。ファイヤーラインXDSの強さを再確認したが、この場所で続けていると再び引っ掛けそうだったので頃合いを見て納竿した。


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