フィッシングリポートタイトル 13KB

擬似餌の玉手箱トップ>FishingReport>2006年10月


 天気:晴れ 水温:19.3℃ pH:不明
 釣果:0匹

 午後5時から、T.Mさんと一緒にスタートした。彼は前夜午前3時まで竿を振り、再び夕マヅメ狙いで釣り場に足を運ぶという強行軍。「よくまぁ、そこまで釣りに没頭できるものだ」と感心することしきり。駐車スペースから暫く歩き、ポイントへ入りキャストを開始。ボラの群れが次々に下りて来る中、突然のバイトに備えながら慎重にリトリーブをする。無数のベイトがいるのに、何故かボイルすら起きないことに疑問を感じながら周囲を注意深く伺っていると、開始1時間半でT.Mさんがギブアップ宣言。彼は「ウグイらしきアタリが2回あった」と言うが、こちらにはコツリともアタリはない。

 辺りが暗くなると、水面を賑わせていたボラ達はどこかに消え失せ沈黙。「今宵はこれで終了か・・・」と思っていたところに、ブルースコードに力強いバイト。しかし余りに唐突で何の反応も出来ず、「あぁぁ~」と声を出しながらその場にへたり込んだ。アップクロスにルアーをブン投げ、流心をゆっくりドリフトさせている時のバイト。スズキは上流からヨタヨタと流れ落ちて来るベイトを狙っている様子なので、2度目のチャンスに期待してキャスト&リトリーブを繰り返す。気がつけば2時間が経過。その間、全くアタリがなく集中力が切れてしまったので午後9時半に納竿とした。


 天気:雨時々曇り 水温:19.5℃ pH:不明
 釣果:1匹(ウグイ)

 夕マヅメからの釣行。釣り場の駐車スペースに車を停めて直ぐに雨が降り出した。「これなら今宵は釣り人が少ないぞ」と人気スポットを貸し切りに出来る状況に心ウキウキ。ポイントに立ち周囲をうかがうと、コウモリがヒラヒラと舞い始め、ボラの群れが水面を賑やかに泳いでいる。今宵は手始めに、購入したばかりのゾンク120からスタートした。開始10分で、狙いどおりにバイト。自分が立っている岸と平行にアップクロスで投げ、流れに合わせてリトリーブしてくると突然ルアーを引っ手繰られた。「何も考えずにズカズカと深くウェーディングする釣り人に、この魚は釣れないだろうなぁ」なんて思いながら、水面近くで暴れる魚を徐々に引き寄せる。

 このまま魚をゲットできると思った瞬間、フワッと軽くなった。しかし、魚はまだ水面近くで暴れている。「なんでだろ???」と思った時には、ファイヤーラインXDSが頼りなげに空中で風になびいていた。急いでハンドルを回しラインを巻き取る。スナップを確認すると、驚いた事にポッキリと折れていた。2,000円近くする新品のゾンク120を失っただけでなく、3本フックのデカイルアーを口にぶら下げたまま泳いでいる魚の事を考えると申し訳なく思いショックは大きい。因みに、このポイントは多分、前夜にT.Mさんが86cmを上げた場所のハズ・・・。あぁ~ガックリ。ルアーには私のサインが入っているので、運良く回収した人は是非ご連絡を!

 ショックから立ち直れないまま、スナップを交換しキャストを再開。きっと私の近くには、ルアーを口にぶら下げた魚が泳いでいるハズ。「もしかしたら同じ魚を掛ける事が出来るかも」と淡い期待を抱きながら、キャスト&リトリーブを繰り返す。2度目のチャンスは、やはり岸と平行にアップクロスで投げていたビットストリームにきた。しかし、残念ながらフッキングには至らず空振りに終わる。徐々に激しくなる雨に打たれつつ、次なるチャンスを待つが魚は沈黙した。

 いくら粘っても釣れそうにないので、暫く歩いて次のポイントでウェーディング。2本の流れが合流しヨレが出ている一帯を中心に蝦夷ミノーで探っているとコツッとバイト。タイミングよくフッキングも決まり、流れに乗せながら魚を徐々に引き寄せる。強い引きではなかったので、想像はしていたのだが案の定、魚はウグイ(40cm)だった。さらなるチャンスを求めて探りを入れたがノーバイト。ズブ濡れのまま車に乗り込み、次の場所へ移動。30分程、キャストを繰り返したがコツリともアタリはなく、午前0時過ぎに納竿となった。


 天気:晴れ 水温:19.0℃ pH:不明
 釣果:4匹(スズキ、ウグイ)

 晩飯を食べ、一服する間も惜しんで釣り場へ向う。全く反応がないまま1時間が経過。集中力が切れた頃、アップクロスに投げてドリフトさせていたブルースコードにコツッとバイト。ステラ3000のハンドルをグルグルッと回して巻き合せ。ゴミでも拾った感じだったが、竿を立てて引き寄せると生命感が伝わってくる。水際まで一気に引き寄せライトで照らすと、浮かび上がった魚はセイゴ(21cm)。体長の半分近い大きさのルアーに襲い掛かるとはホント驚きだった。

 このサイズの魚を釣るにはニョロニョロがベスト。日頃は出番がないのだが、いざという時のため密かに隠し持っているニョロニョロを取り出し、キャストをすると直ぐにバイト。サイズは僅かながらアップして25cmジャスト。3匹目を狙って、引き続き周囲を隈なく探っていると再びバイト。サイズは同じだったが、前の2匹とは明らかに体型が違いセッパリ型。コイツは目もグリッと大きく、きっとヒラスズキの幼魚に違いない。

ウグイ 5KB この釣り場の常連さんがやってきたので、暫し情報交換。今シーズンは、何処に行っても釣果は芳しくないのだが、釣れている人は釣れているようで、つい先日には2人で4匹を上げたらしい。セイゴ達は何処かへ行ってしまったようなので、自分も場所を移動。沖にある浅瀬を狙ってシンキングシャッドをブン投げ、川底を根掛かり覚悟でコロコロと転がしながらリトリーブすると明らかに先程のセイゴとは異なる確かなバイトがあった。すかさず巻き合せでフッキングしてファイトに突入。最初は元気に抵抗したが、直ぐに「くたぁ~」となったので相手はウグイと確信。案の定、足元に横たわった魚は腹がデップリとしたウグイ(45cm)だった。

 その後、ウグイらしきアタリが2回あっただけで魚は沈黙。気がつけば時計は真夜中過ぎ・・・こんな時間にやって来たのはT.Mさん。話しを聞くと別の場所で86cmを上げたとのこと。80cmUPはそうそう釣れる魚ではない。私が釣ったセイゴ3匹を足してもその体長には及ばない(笑)。周囲には10人ぐらい竿を振っていたが、誰も釣れていなかったらしい。釣れない理由の1つとして、皆さんは深くウェーディングし過ぎる点にある。1人が前に出ると両サイドの釣り人も前に出て、その横の人も前に出て・・・。結局、エリア全体で魚にプレッシャーを与えてしまい、釣れなくなるという構図。人によっては、魚の通り道である掛け上がりの所まで行って立ち込んでいる様子。

 こんな状況が嫌いなので、私は極力釣り人が少ないエリアで竿を振ることにしているが、釣り人がいない場所は魚もいない(爆)。今宵はどう粘っても80cmUPが釣れるような状況ではないので、T.Mさんに合わせて納竿。今シーズンはホント、スズキを釣るのは難しいねぇ。


 天気:晴れ 水温:19.5℃ pH:不明
 釣果:1匹(ウグイ)

 夕マヅメからのスタート。予定していた場所にはエサ釣師が陣取っていた。様子を聞きながらクーラーボックスの中を拝見すると、ハゼ1匹、スズキ3匹(30~55cm)が入っていた。最近の釣果について情報交換をしている最中に、オッチャンの竿にアタリ。慎重にやり取りをしているので様子を見守っていると、上がってきたのは40cmほどのスズキだった。使っているエサを聞くと、青ジャムシの房掛けとのこと。仕掛けを適当に投げているのではなく、「ちゃんと掛け上がりのピンポイントを狙っている」と言う。

 エサ釣師の邪魔をしないように距離を取ってキャストを開始。東の夜空にオリオン座が上り、時折流れる流れ星を眺めながらチャンスを伺う。因みにこの時期に活動中の流星群は、ふたご座流星群、ぎょしゃ座流星群、オリオン座流星群、こしじ座流星群らしい。確かに空を見ているとアチコチの方向から星が流れている事に気がつく。星に願いを込めながら、「直ぐ近くで魚が上がっているのだから、私にもチャンスがあるハズだ」と真剣にリトリーブを繰り返す。しかし・・・反応はない。開始2時間が経過、ヨレヨレをスローに引いていると何かがバイト。直ぐにルアーを回収し、反応があったポイントへヨレヨレを送り込むと狙いどおりにヒットした。魚が小さそうなので一気に引き寄せる。波打ち際で跳ねる魚は小柄なウグイ(20cm)だった。

 エサ釣師のオッチャンが再びセイゴサイズを仕留めた。恐るべし青ジャムシのパワー。ルアーに反応しないのは、このエリアのスズキは食べる物が違うのかもしれない・・・。底で蠢くジャムシを食べているなら、ルアーもボトム付近を漂わすしかない。根掛かり覚悟でヨレヨレシンキングシャッドをスローに泳がせたが、反応はなく午後11時前に納竿となった。


 天気:晴れ後曇り 水温:21.5℃ pH:不明
 釣果:1匹(キビレ)

 昼の干潮狙いで午前10時半からのスタート。ヤブこぎをしながら体中、アメリカセンダングサの種子だらけになってポイントへ到着。浅瀬にはベイトが無数におりピチャピチャやっている。「これだけ小魚がいれば爆釣間違いなしだ~」と高をくくっていたが、私の操るルアーにはコツリともアタリはない。せめてナマズでも釣れないかと、沖にある掛け上がりを狙いフルキャストを繰り返す。

 開始30分が経過。コモモにガツッとバイト。ジャンプはしないのでスズキではない。グングンと首を振らないのでナマズでもない。魚は大きそうもないのだが、結構粘り強くファイトするので慎重に引き寄せる。銀色に輝く魚体が見えたので、巨ベラのスレ掛かりかとも思ってたが、足元に横たわった魚は40cmのキビレだった。次なるチャンスを狙ってキャストを重ねるが、その後は無反応。午後1時過ぎまでやってギブアップした。


 天気:晴れ 水温:20.0℃ pH:不明
 釣果:0匹

 午後10時からのスタート。先行者に様子を聞くと4回バイトがあったが、フックアップまでには持ち込めなかったらしい。魚はいるのだが小さいようだ。干潮が近づき水位が下がり、目の前には浅瀬が広がっているので、シャロー系ミノー主体で広範囲に探る。私が始めた頃には、既に時合は去ってしまったようでコツリとも反応はない。少しずつ移動しながらキャストを繰り返したが1チャンスもないまま時間だけが経過。潮が上がって来るまで我慢してキャストを続けたがノーバイト。夜中の1時半でギブアップとなった。


 天気:晴れ 水温:19.8℃ pH:不明
 釣果:1匹(スズキ)

 前日に引き続き、夕マヅメからの釣行。夕闇にコウモリがヒラヒラと飛び、何処からともなくタヌキが現われた。昨日のようにウェーダーを噛まれては辛いので、膝下までウェーディングしてキャストを開始。タヌキは私の後ろを離れず、水際で激しくジャブジャブやりながら行ったり来たり。後ろを向いてウエストボックスを開き、ルアーを交換していると、餌を貰えると思ったのかキチンとお座りをして待っている。そのまま無視をしてキャストを再開。後ろにいるタヌキの行動が気になって仕方がないので、水の中を静かに歩きながら移動した。

 実績を積んだルアーをアレコレと取り出し、探りを入れたが無反応。更に広範囲に探るためレンジバイブに交換。沖の潮目を狙ってフルキャストを繰り返す。この狙いがドンピシャに当って数投目にスズキがヒット。最初はコンビニ袋を釣ったかと思うような「モアァ~」とした感覚。続いてガツッとルアーを引っ手繰られ、竿先が引き込まれた。すかさず竿を立ててリーリング。流れにのってファイトする魚を徐々に引き寄せる。岸に横たわった魚は、ファイトの割には小さいスズキ(58cm)だった。その後はバイトもなく単発に終わったので納竿。車に戻りウェーダーを脱いでいると、再びタヌキが登場し、ウェーダーに身を寄せて餌をねだる。食べていたミカンを一房摘み取って地面に放り投げたが、匂いを嗅ぐだけで食べようとしない。周囲をうろついて離れようとしないので、石を拾って少し離れた所へ放り投げる。タヌキが餌だと思って石の方へ走って行ったのを見計らって車に乗り込み、この場を後にした。


 天気:曇り 水温:19.5℃ pH:不明
 釣果:2匹(ウグイ)

 夕マヅメからの釣行。水際で竿を振っていると背後でガサガサと物音がする。振り返ると、タヌキがこちらを気にしながら数m先でウロウロしている。ルアーを交換しようとウエストボックスを空けてガチャガチャやっていたら、タヌキは餌を貰えると勘違いしたのか擦り寄ってきた。基本的に野生動物には餌をやるべきではなく、ましてやタヌキは農家の皆さんが大切に育てている農作物を食い荒らす悪いヤツ。しかし、このタヌキは既に餌付けをされているようで私の周囲を行ったり来たり。引き続き無視してキャストをしていると、今度はウェーダーの匂いをクンクン嗅いだ後、ブーツ部に噛み付き引っ張り始める。ウェーダーに穴を空けられたのでは、たまったものではない。根負けしてポケットに入れてあったハイチュウを1個取り出し、離れたところに放り投げ、自分は足場を確認しながら静かに入水した。

 開始1時間が経過。蝦夷ミノーを丁寧に引いているとコツッとバイト。すかさず巻き合せでフッキング完了。魚は明らかに小さそうなので一気に引き寄せてる。照らしたライトに浮かび上がったのはスズキではなくウグイ(25cm)。ガックリしながらも素早くリリースして、次のチャンスを伺う。暗闇の中、胸ポケットにしまってある携帯電話が突然鳴って驚いた瞬間、ヨレヨレに力強いバイト。しかし、悲しいかなフッキングミス。急いでルアーを回収し、周囲を徹底的に探ったがコツリとも反応はない。

 アチコチ移動を繰り返しながらキャストを続ける。久しぶりにボックスの中に入れてきた相棒Sのお気に入りであるシンキングシャッドを取り出し、スローリトリーブで魚の反応を見る。すると、程なくコツッとアタリ。軽く竿をしゃくるとフッキングが決まった。この魚も小さいようなので、バラしても構わないと思いつつグイグイと引き寄せる。水際で跳ねる魚は案の定、ウグイ(30cm)だった。その後、ワンチャンスもなく、真夜中で納竿。本命のスズキは何処にいるのやら・・・。


 天気:曇り時々雨 水温:20.8℃ pH:不明
 釣果:2匹(スズキ)

 連日の釣行がたたってか、右肩がついに壊れてしまった。肩がガチガチに凝り固まり、腕の上げ下げも痛いくらい。おまけに首も上手く回らず車の運転にも支障をきたすほど。取り敢えず湿布とエレキバンをベタベタに貼り付け、この数日間は大人しくしていた。今宵は随分調子が良くなったので道具一式を車に積み込み釣り場へ向う。開始30分で突然の雨。天気予報では雨が降るなんて言ってなかったと思うのだが、強い雨脚は断続的に水面を叩いた。

 雨が一旦止んで東風が強く吹き始めた時にエゾミノーにヒット。ベイトが風で岸際に押し寄せられたのか、岸と平行にルアーを引いて来るとガツッと来た。魚のサイズは42cm。頭は結構大きいのだが体はガリガリに痩せている。群れになっていれば連発するだろうと、気合いを入れて蝦夷ミノーで周囲を隈なく探ったが後が続かない。シンキングシャッドに交換し、根掛かり覚悟でボトム付近を何度もスローに引く。携帯電話にメールが入ったのと同時にコツリと小さなバイト。魚は小さいようだったので、巻き合せをして一気に引き寄せると35cmのセイゴだった。

 少しずつ移動しながらシンキングシャッドを丁寧に引いていると再びバイト。今度はゴンッと明確なアタリがあったので、「よっしゃ~!」と言いながらハンドルを素早く巻く。しかし、残念ながらフッキングミス。残念がっているところに、T.Mさんと同行者が姿を現した。簡単にご挨拶をして、再びキャスト&リトリーブに集中する。シンキングシャッド蝦夷ミノーにバイトが数回あったがいずれもフッキングには至らない。T.Mさんの同行者の操るヨレヨレにもヒットしたが魚を手にする事は出来なかった模様。夜中の1時過ぎまで、痛い肩をかばいながらキャストを重ねたが不発に終わり納竿となった。


 天気:晴れ 水温:20.0℃ pH:不明
 釣果:1~2匹(スズキ)

 前夜の反省から今宵はウェーダーをネオプレーンに変更。これで水温が低くても立ち込む事が出来る。先ずは、この場所で実績を積んだシュガーミノースリムを投入。続いて、蝦夷ミノーウォーターモニターを引きまくるが反応はない。魚は岸際にはいないようなので飛距離を稼げ、少し深い所を探れるレンジバイブに交換。この選択が正しかったかどうかは、キャストし始めて数投で答えが出た。

 着水後、数回ハンドルを回した時にゴツッとヒット。素早く巻き合せをしてフッキングを完了。なるべく魚を暴れさせないように徐々に引き寄せ、岸に引きずり上げた。腹がペコリと凹んでいる痩せた魚のサイズは58cm。手早くリリースしてキャストを再開すると直ぐに54cmが食ってきた。レンジバイブを丸呑みにしていたこの魚も、腹が凹んで痩せているガリガリ君だった。

 水位が下がってきたので、シャロー部で大柄なレッドフィンをヨタヨタと流す。狙いどおり1バイトあったが残念ながらフッキングミス。続いて上流側に入っていた釣り人が65cmを1匹釣った。まだ魚が周囲にいるようなので蝦夷ミノーを使い広範囲に探りを入れる。1度だけコツリと反応があったが、その後は竿が曲がる事はなく午後11時半に納竿とした。


 天気:晴れ 水温:20.0℃ pH:不明
 釣果:0~6匹(スズキ、ウグイ)

 T.Mさんの案内を受け、彼が竿を振る釣り場に到着。様子を聞くと、前夜この場所でスズキを1匹、ウグイを2匹釣ったとのこと。今は水位は高いが、干潮になると瀬が出て来るらしい。このエリアは昔、釣り場を開拓するために広範囲な活動していた頃に何度か足を運んだ場所。当時は本流がこちら側に流れていたため瀬はなく、トルクのある流れが目の前を横切るドン深の場所だった。

 彼は既にネオプレーンを履き下半身を水につけていたが、私は未だにナイロンウェーダー。水温が低いため耐えられず、足場を探し少し上流へ移動。オレンジ色に光りながら夜空に上る大きな月を見ながらキャストを開始した。何に反応するのか判らなかったので、持参したルアーを順次試してみる。開始1時間が経過・・・ピックアップ直前の竿先30cmでルアーにバイト。しかし、こんな状況では対処しようもなく、目の前でガバババッと暴れられてフックオフ。ベイトリールだったら瞬時にクラッチを切れば良いのだが、スピニングだと余程ドラグを緩めていない限り対応は不可能だろう。因みにヒットルアーは、400円でお釣りがきた中国製リップレスミノー

 私が魚を逃した直後、下流でレンジバイブを引いていたT.Mさんにヒット。私と同様、岸際でヒットしてフックオフ。いずれも魚の正体は不明だったが、ヒットした場所から推測するとナマズだったかもしれない。気を取り直し、ルアーをアレコレ交換しながら次のチャンスを狙う。ローリングベイトに付け替えた1投目、リトリーブを開始して直ぐにバイト。「やっぱローリングベイトは凄いねぇ、1投目だよ」なんて言いながら、徐々に魚を引き寄せる。水面に姿を確認してホッとしたとたん、何故かルアーがスッポ抜け。サイズは40~50cmのスズキだった。

 午後9時過ぎに納竿したT.Mさんと別れ、冷たい水の中で黙々と竿を振る。暫くすると上流側に釣り人がやってきて、開始5分で1本を釣り上げた。これが合図となって、突然の入れ食いタイムの到来。私はシュガーミノースリムを使い、型は小さい(42cm、45cm、53cm)ながらも数分の間でキャッチ。その後もルアーへのアタックやフッキングミスが相次いだ。水位がぐっと下がってきたのでウォーターモニターを試す。すると何故か35cmのウグイがパックリと大きなフックを咥えた。続いてコモモ・スリムでバイトをとった後、再びウォーターモニターに戻すとスズキ(53cm)が躍り出た。1時間半程度で楽しかった時合は終了。上流側の人は、70cmUPを2本含む6本を水揚げしたとのこと。再び群れが周ってくる事を期待し真夜中過ぎまで竿を振り続けたが、その後は完璧に沈黙し納竿となった。


 天気:晴れ 水温:20.5℃ pH:不明
 釣果:0匹

 駐車スペースからザクザクと足早に歩いて釣り場に到着。キャストを始めた時には既に暗闇に包まれていた。前日とは打って変わりスッキリと晴れ渡ったが、東風が強く水温も低い。水位が徐々に下がり、瀬があらわになってくる中、魚の居場所を探しながら、少しずつ移動しキャストを繰り返えす。開始30分程経過した頃、T.Mさんが登場。挨拶を交わした後、2人距離を置いてキャストを重ねるが両者とも反応はない。持参した様々なルアーを次々に投入し、リトリーブスピードやアクション、キャストする方向などに変化をつけ、あの手この手で攻めてみるが不発に終わる。結局は、「ここには魚が入って来ていない」と判断し2時間半でギブアップとなった。


 天気:曇り 水温:21.0℃ pH:不明
 釣果:1匹(ナマズ)

 晩飯を食べて一服してからの釣行。無風でジメジメと湿度が高いが、水は冷たく感じる。「そろそろナイロンウェーダーからネオプレーンに変更する準備が必要かな」と思いながら静かにウェーディングを開始。時合が過ぎてしまったのか、持参したルアーを次々に投入するがコツリともアタリはない。余りに釣れないので、近くで竿を振っている釣り人と暫し情報交換。今年は誰もが苦戦しているようで、昨年に比べどなたも水揚げ量が減っている模様。口々に「今年は魚の数が少ない」という話しが出るが、私は魚の数が少ないのではなく、時期が半月ぐらい後ろにズレ込んでいるのではないかと推測。去年は、むしろ「シーズンインが早った」と考えるべきではないか。

 「いよいよ今宵はボウズか」と半ば諦めながら、要所要所でキャストをして来た道を戻る。「ラスト3投!」と心に決め、マイブームの蝦夷ミノーで締めくくる。なんと最後の1投で幸運にもゴツッとヒット。タイミングよくフッキングも決まり、ロッドが弓なりにしなった。魚はパワフルに暴れるのだが、何だかちょっと違う。足元まで引き寄せた魚をライトで照らすと、ウロコのない魚・・・55cmのナマズだった。ナマズが釣れてしまったので、粘っても本命スズキの顔は見れそうもない。今宵はキッパリと諦めて納竿した。


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