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擬似餌の玉手箱トップ>FishingReport>2007年8月


 天気:晴れ後曇り一時雷雨 水温:不明 pH:不明
 釣果:0匹

 職場の健康診断で心電図異常で引っ掛かり、近所の掛かりつけの医者へ。ジジ・ババでごった返す待合室で2時間程待たされた後に心電図を取る。心電図の波形を見た先生から、再び夕方に来院するように指示があった。午後からは釣りに行こうと心に決めていたが断念。釣りをやっている最中に心臓が止まっては困るのである。午後4時過ぎ、再び診察台に横たわり、心エコーによる検査を受けた。夕マヅメでスズキがボイルをしている光景を脳裏に描きながら診断結果を伺う。幸い、今すぐ心臓が止まるわけではなさそうなので、診断書を書いてもらって病院から退散。

 一旦、自宅に戻って釣り具を愛車に詰め込んで出撃。水面ではボラが飛び跳ねており、時折、単発だがスズキのボイルが起きる。日中の雷雨により濁り具合は丁度良い感じなのだが、上流から大量のゴミが流れ込んでくる。確実に魚はいるハズなのだが、ルアー着水直後にゴミを拾ってしまう。ルアーに絡まったゴミを取ってはキャスト、ゴミを取ってはキャストを繰り返す。ゴミの多さで気持ちが萎えているところに、物凄い数のヤブ蚊が襲ってきた。虫除けスプレーは塗ってあったのだが、ほとんど効かない。顔の周りには蚊柱が立つほど。やっぱりコンビニやホームセンターで売っているようなヤツ(医薬部外品)じゃ、このエリアのヤブ蚊は抑えられない。蚊よけ効果があるハズのシャツを着ていても、生地の上から血を吸われるほど。ノーバイトでワンチャンスもない状態で、アチコチ、ボコボコに刺されてギブアップ。日を改めて出直しだ。


 天気:晴れ 水温:29.3℃ pH:不明
 釣果:0匹

 無謀にも真っ昼間から炎天下のもとでの釣行。少しでも水が動いている場所が良いだろうと、水門のあるポイントをチョイス。しかし、そこには巨大なミシシッピーアカミミガメしかいなかった。2時間程、付近を丁寧に探ったがワンチャンスもなく次の場所へ移動。2ヶ所目は、チャラ瀬が近くにある夏場の一級ポイント。先ずは手始めにT.DポッパーSWポップライダーを使い、活性の高い魚を探す。期待した出来事は起こらず、反応するのは50cm前後のボラ君達。ルアーの周りで3連発、4連発の華麗なジャンプを披露する。「トップでバホバホ」というのは、夢のまた夢、空想の世界に終わった。

 トップは諦め、ボックスをゴソゴソかき回してレッドフィンを取り出す。このルアーはドシャローを引けるアピール力の強いヤツ。根掛かりも心配ないしねぇ・・・って思いながらリトリーブをしていたら、いきなり引っ掛かった。深く潜るルアーではないので簡単に回収できるハズ。浅瀬をゆっくりと水の中を進んでいると、踏み出した右足が突然、膝上まで泥の中に潜ってしまった。とっさに身を翻しながら、出した左足も一気に膝上まで泥の中に。直前まで、ハードボトムだったので完璧に油断していた。動けないどころか、体はさらにズブズブと潜ってゆく。これには慌てたのなんのって。動けば動くほど潜るので、観念してペタッと泥の上に座り込んだ。手を付きながら、一旦膝を浮かせてから立て膝状態にして少しずつ岸に戻って脱出。

 このハプニングで心臓バクバクで大汗ダラダラ。この光景を見ていた人がいたら、きっと大笑いをしたに違いない。泥だらけになったにもかかわらずルアーはロスト。こんな場所は2度とやるもんじゃない。岸際で泥を洗い流した後、車へ乗り込み退散。3ヶ所目ではT.DポッパーSWを1時間引き倒したが、ここでもチャンスはなく、ヘトヘトに疲れてギブアップした。


 天気:曇り後晴れ 水温:27.5℃ pH:不明
 釣果:1匹(鯉)

 連日連夜の猛暑により木曜の夜から体調不良。喉が痛くて声が枯れ、職場にある診療所のお世話になったりして薬物頼りの週末を過ごした。ずっと寝て過ごしていたので、少しは陽射しにあたろうと午前10時半から釣行開始。釣り場は東風が吹き、水面が波立っている。ウェーディングを開始して15分、いきなりロッドが激しく引き込まれた。「さすがローリングベイト!真夏でもイイねぇ」と呟きながらが、素早くロッドを立ててリーリングをする。ここでスズキならエラ洗いを始めるハズ・・・が、魚は突っ走ったまま。

 トルクのあるファイトに、相手は巨鯉か中国原産の巨大魚である可能性が高くなった。魚の動きからスレ掛かりではないようなので、正体を確認するためじっくりと時間を掛けて引き寄せる。寄ってきたのは丸々と太った巨鯉。あまりの太さに横たわらず、膨らんだ腹を川底に付けてどっしりと直立。因みにローリングベイトのフックは口元にサックリと刺さっていた。その後は、陽射しの強さに立ち眩みを感じつつ、午後1時まで竿を振る。途中、ボラや鯉がルアーにあたったが本命には出会えずギブアップ。エアコンを効かした車で、近隣の釣り場をアチコチと見回りしたが魚っ気がなく納竿となった。


 天気:晴れ 水温:25.5℃ pH:不明
 釣果:0匹

 早朝からセミ達が大合唱。休日だというのに、早くに目が覚めてしまったので支度を整え、気になっていた釣り場へと向った。前日の局地的な大雨の影響でドロ濁りかと思いきや、そうでもなかったので少々肩透かしを食らう。水位は満潮に向けて上昇中であるが、ベイトの群れは静かに下ってゆく。時間が経つにつれ、下るベイトの群れが増えてきたが、ルアーへの反応はない。ボックスの底からローリングベイトを取り出し、広範囲にキャストを始めると2タッチ。どうやらスズキがいるようなので、本腰を入れてキャストを続けていると、ストラクチャー付近でボイルが始まった。

 ベイト達がストラクチャー付近に差し掛かるとボイルが起きるので、スズキは明らかにそこで待ち伏せをしている様子。魚を釣るには、根掛かりするかどうかのギリギリを狙うしかなく、「ギリギリッスぅ〜」と心の中で呟きながら何度もキャスト&リトリーブを試みる。たまに良いコースへルアーが入るのだが、魚には見向きもされず空振りに終わった。このままでは悔しいので、ゾンクを取り出す。ステディリトリーブを繰り返したが反応がないので、ストラクチャー近くにルアーが差し掛かった際、強くロッドを煽ってジャークを入れたら一発で食ってきた。確実にフックアップできたと思ったが、数秒後にはフックオフ。余りにあっさりと外れたので、ライン切れかスナップ外れが起きたのかとドッキリした。その後はワンチャンスもなくノーフィッシュで撤退。

 因みにゾンクは3本フックの大柄なルアーで、リトリーブの際にロッドへ振動が確実に伝わってくる。繊細なローリングベイトとは対極にあるような存在だ。以前、釣行記で書いたと思うが、このルアーは他のルアーで釣れない時に使うとたまに釣れるので、1軍ボックスと2軍ボックスの間を行ったり来たり。未だ評価が定まっていないヤツ。箱に表示されている重さとルアー本体に書かれている重さが異なるという、結構いいかげんなルアーなのである。最近、リップが折れ曲がる、一昔前に姿を消したソルティーバッハ(アクアバッハ)みたいなモデルが登場したが、どうなんでしょうね!? 多くの方々が想像しているとおり、リップ部が直ぐに潰れそうな気がするが・・・。価格も高いので、今のところ怖くて手が出せないでいる。

 クソ暑い日中は釣具店巡り。余りの暑さで頭がブッ飛んでいたのか、気がつけば中古ルアーを2万円以上購入(笑)。ルアーは消耗品であり、メーカーがいつまで製造するか怪しい商品なので、在庫補充を兼ねて買える時に買っておくというのがミソ・・・と自分に言い聞かせる。夕マヅメに合わせて、今朝竿を振った釣り場に向うと、相棒Sが竿を振っていた。彼は1時間程前から頑張っているが反応はない様子。今朝の状況を彼に伝えつつ、横で竿を振らせてもらうが無反応。先日、ぎじたま掲示板に書き込みがあったスラム90Fを店頭で見つけたので、試しに購入して泳がせてみた。飛距離は、ほぼ満足できるリップレスのハイフローティングルアー。リトリーブを始めるとリップがないのに水中へと潜ってゆく。強めのトウィッチやファストリトリーブではひっくり返り、扱いには慣れが必要。アクションを見ると爆釣系のルアーとは思えず、きっと出番が限られるだろう。デザインは好感が持てるので、キーホルダーとして使うにはもってこいって感じだ。ルアーのスイミングテストを終えた後、本気モードで魚を狙ったがノーバイト。粘っても無理っぽかったので、開始2時間でギブアップとなった。


 天気:曇り 水温:25.0〜26.5℃ pH:不明
 釣果:0匹

 本日は朝と夕のダブルベッダー。朝と言っても日は既に高く上っている。目の前を流れるのは白濁した水。水位は徐々に上昇中。キャストを始めて30分が経過した頃、上流から真っ茶色な水が帯状に押し寄せてきた。明け方、局所的に非常に強い雨が降ったのが原因で、泥濁りの水が油膜と沢山のゴミを伴って上流域から流れてきたのだ。ルアーを回収する度にフックに絡まったゴミを丁寧に取り除きキャストを繰り替えす。こんな時、ルアーを水面に叩き付けてゴミを振り払う諸氏がいるが、全くのナンセンス。叩き付けた衝撃音で魚の活性が高まれば大いに結構なのだが、実際はまるっきり反対の効果。おまけに衝撃でルアーの内部構造が壊れたりして、良い事なんて何もない。面倒だがグッと我慢して、毎回ゴミを指で取り除くのが賢い釣師。

 ゴミだらけの茶色く濁った流れに乗ってベイトの群れが沢山下ってきた。見る見るロッドとリールが茶色く汚れてくるのを、ひたすら堪えてチャンスが訪れるのを待つ。しかし、魚がルアーを咥えるより早く、ゴミを拾ってしまうので釣りにならない。さすがの私も開始2時間半でギブアップ。この釣り場は日を改めて挑戦することにした。

 夕マヅメからの再釣行。今度は場所を大きく変えてナマズ狙い。流れ込みのあるポイントにはベイトが溜まっている様子。ルアーを送り込み、反応を伺うがコツリともアタリはない。魚がいれば数投で答えが出るハズなので、足早に次の場所へと移動した。湿っぽい風が吹く中、キャストを重ねるが反応はない。「こうなったらラン&ガンしかない!」と心に決めて、次々に釣り場を渡り歩くが完全ノーバイト。今宵は粘ってもダメだと観念して納竿とした。


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