
トップ>FishingReport>2011年4月
2011/4/30 静岡県西部地区の某河川
天気:晴れ後曇り、時々雨 水温:14.5〜17.0℃ pH:不明
釣果:3匹(スズキ、ナマズ、ボラ)
今日は昨年一年間、 藤枝で一緒に仕事をしていた後輩Nと、朝から釣りを予定。待ち合わせ時間よりも早くに到着したため、一足先に竿を振らせてもらう。後輩Nは、車で1時間近くも掛かる所から足を運んでくれるため、是非とも1匹は釣ってもらいたいところ。キャストを重ねながら前日のプラクティスを参考に、潮位に合わせて釣り場を回る順番やポイントに入る時間を頭の中で組み立てる。
周囲を観察していると、2〜3cmのベイトの群れが岸際に見えた。田植や代かきの濁り水が大量に流れ込んでいるため濁りはキツイが、ベイトがいればチャンスがあるハズ。ラパラCD7、ユラメキ、スキッターポップなどを試している時にT.Mさんが顔を出した。このところの釣果について彼と情報交換をしている最中、目の前でボイルが始まった。チラリと見えたスズキは45cm前後か。立ち話をしていたT.Mさんも急遽タックルを準備し、隣で竿を振り始める。キャストを繰り返している間も、近くで散発ながらボイルが起きる。やはり襲われているベイトのサイズは小さく、私達が使うルアーは完璧に見切られている様子。アタリ針を探すためアレコレとルアーを交換して試したが、徐々に魚っ気はなくなった。
この場に見切りを付けてサーフの様子を見に行くT.Mさんと入れ替えに、後輩Nが登場。彼は少し前に到着していたようだが、時間を掛けて入念にタックルの準備をしていたようだ。釣竿とライフジャケットを新調した彼が竿を振り始めた時には、既に時合は終了、ボイルは完全に沈静化してしまった。釣り場に着いたら手際よく準備を完了し、直ぐに竿を振るベシ。釣りはタイミングが大切なのであ〜る。
Dコンタクト、アスリートSP7、SWバイブジグ、湾ベイト、ソアレ30、3Dポッパー・・・反射食いを狙ってテンポ良くルアーをアクションさせながら魚を誘うが反応は皆無。この場所で粘っていても期待できないが、本命の場所へ行くにはまだ潮位が合わない。時間調整のため、小1時間程別の場所で竿を振ってみることにした。移動先のエリアでも3cm程のボラっ子達が群れている。しかし、何かに追われている様子もなくベイトは悠々と泳ぎ、私達は淡々とキャストを重ねるのみ。リップレスチューンしたLミノーのフックに付いたゴミを取ろうとしたら、ゴミではなくボラっ子。スレ掛かりとは言え、これでとりあえず"ボウズなし"宣言をした。
時間を見て、本日のメインエリアに突入。コモモSF125から始め、ゾンクガタライド、フラットラップ、フラッタースティック、バッテン、ローリングベイト、バズジェットJrを試す。このエリアではボラっ子の群れだけでなく、時折45〜50cmのボラも跳ねるので期待大。しかし、一番魚が潜んでいそうな濁った流れとの境を丹念に探るが答えが見つからない。昼食のため一旦陸に上がる後輩Nを横目に黙々とキャストを続行。私は釣り場へ移動している車中でコンビニおにぎりをパクつき、ちゃんと腹ごしらえをしてあるのだ。
ちょっと狙いを変えて、バッテンをフルキャストして流心に探りを入れる。始めは上流に投げてドリフトさせてみたが無反応。続いて早巻きを試したら、いきなりガツンときた。これはまさに前日と同じパターン。やはり早巻きでないと反応しない魚が潜んでいるのだ。流心でエラ洗いをした魚は60cmUP。後ろを振り返り、後輩Nの姿を探したが未だ戻らない様子。サイズは大きくないので強引に寄せたら、途中でフックアウト。これはちょっとショックだった。
すぐさま携帯で後輩Nに連絡を取って呼び寄せる。時合は短く、のんびりと昼飯を食べている場合ではない。当たり前だがルアー釣りはエサ釣りと違って、水中でルアーを動かしていないと魚は釣れないのだ。2人並んで竿を振っていると、再び私にチャンス到来。バッテンをガッチリと咥えてファイトしまくったスズキは70cmだった。釣れたのは、丁度、小雨が降り始め、水位の上昇に合わせてベイト達が次々とこのエリアに差して来たタイミングだった。暫くして竿が曲がったのは後輩N。しかし、アスリートF9の針先にぶら下がったのは、20cmUPのボラでガッカリ。しかし、これでやっと彼も"ボウズなし"なのだ。
少しずつ、場所を移動しながら広範囲に探る。ベイトがざわつく場所にバズジェットJrを投げ込み、ゆっくり引いてくるとビンゴ!! 派手な捕食音の後に一息置いて確実にフッキング。魚の感触は確かにあったのだがスッポ抜け。このルアーはボディサイズの割りにフックが小さい事が気になっていたが、やはり心配していたとおりになった。残念ながら魚の顔は見られなかったが、捕食の仕方からすると、どうやら本命ではなかった様子。更なるチャンスを期待してルアーを投げまくったが、ポイントは沈黙した。
早めの晩飯を済ませ、次の釣り場へと車を走らせる。ここからは暫くラン&ガンでのナマズ狙い。タックルをCPS982FX-Ti+ステラ3000から、バンタム・スコーピオン1654F+アンタレスDC7に持ち替え、ピンスポットへルアーを打ち込むスタイルの釣りに専念する。釣り場の状況により使うルアーをチョイス。アムニス1から始め、スーパースプークJr、ビーフリーズS、TDポッパー、バズジェットJr、旧アスリートF9、バスハンターUを使う。結局、このステージでは私がビーフリーズSでナマズ(60cm)を1匹、後輩NがラパラCD7とシャローラビットで55cm程度のナマズを2匹キャッチして終了。
後輩Nに是非とも本命の魚を釣って欲しくて、本日最後のステージには入水する時間と潮位をキッチリと調整して挑んだ。このエリアでは50〜60cmがレギュラーサイズなので、ツインパワー2000を載せたディアルーナS809LSTを握る。少しずつ移動しながらZBLシステムミノー9Fタイダル、コモモ・スリム130、ワンダーを投げ続けたが不発。後輩Nに様子を聞くため声を掛けた瞬間、彼のコモモSF125にヒット。大騒ぎしながら捕獲したスズキは、この河川のレギュラーサイズを大きく上回った堂々の70cmだった。これには釣った本人だけでなく、私も嬉しかったが、周囲のことを考えると大きな声を上げる訳にもいかずグッと喜びを堪える。結局、12時間を超える釣行で手にしたスズキは、2人で70cmを1匹ずつ。贅沢を言えば、もう少し数を伸ばしたがったが、本日はこれにて納竿とした。
天気:晴れ 水温:12.5〜16.0℃ pH:不明
釣果:0匹
干潮をむかえ水位が低く、濁りが強いポイントに立つ。スタートはタイドミノー145SLD-Sから。魚がいれば一発で食ってくるような場所なのだが、コツリともアタリはない。続いて強い南風に負けないようにと、飛距離が伸びるルアーをアレコレと投入。K2F122、サーフドライバー、アスリートバイブNR7、ローリングベイトをして様子を伺う。岸際には無数のベイト群が遡上しているのが見える。「これたけベイトがいればチャンスがあるだろう」と思いつつキャストを繰り返していると、予想どおり岸際でボイルが始まった。しかし、単発で捕食魚は小さい感じ。襲われているベイトが小さいのでルアーサイズをぐっと落とし、ZBLシステムミノー50S、ミニファットラップを試すが反応はない。最後にビーチウォーカーを投げまくって、この場をあとにした。
次なる場所は、きつい濁りの小川が流れ込む場所。コモモSF125を投げた後、ちょっと懐かしいエスフォー11を試す。これらのルアーがデビューした当時、この2本を持っていれば、ナマズが面白いように飛び出した記憶があるのだが、今では全く反応がない。決して魚にルアーを見切られて釣れなくなったのではく、このエリアにナマズがいなくなってしまった様子。河川の水質を悪くする最大の原因である一般家庭の生活雑排水の流入は、下水道や浄化槽の普及で当時に比べると随分減っており水質は改善されているハズ。それでもナマズ達がいなくなってしまったのは、ちょっと寂しい。
サルディナ127F、フラットラップ8、TKLM9/11試すが反応なし。購入してから一度も良い思いをせず、直ぐに出番がなくなったバッテンX10を久しぶりに試す。寸詰まりでセッパリ型のリップレスミノー。固定重心で12gしかないが飛距離は稼げる。流心に打ち込み流れにまかせてスローリトリーブを繰り返すが無反応。この時、当地で一世を風靡したローリングベイトのジャカジャカ巻きを思い出し、試してみたらいきなり流心で水面が割れスズキがエラ荒い。サイズは60cm前後だが、派手に首を振ってルアーを吹き飛ばして逃げていった。ファストリトリーブで反応するスズキが流心に潜んでいたのだ。2度目のチャンスを期待してバッテンX10を投げまくるが沈黙。1時間程、周囲を丁寧に探ったがギブアップした。
魚を探してアチコチ移動。よさそうなエリアをチェックをするが魚の姿は見つけられず、歩き疲れたので車へ戻ることにした。川からちょっと高い岸に上がる際に足を滑らせ、水の中にドボン。水深は太腿のあたりだったのだが、沈した時に肩まで水に浸かり、チェストハイ・ウェーダーの肩口から水が入ってきた。ツルツル滑る粘土質の川底で立ち上がれず、踏ん張ろうとする足は空回り。一瞬、溺れるかと思うほど焦った。水没したのはホンの数秒で直ぐに立ち上がれたのだが、ステラ3000は泥水に浸かり、ライフジャケットの胸ポケットに入れてあった長年愛用しているデジカメ・リコーDC3から水が滴った。ダメモトでも、すぐに電池を取り出し水滴を拭って乾かす。当然ながら本日の釣行は、これにて終了。
自宅に帰り、ステラ3000を流水で洗い、デジカメは窓際にぶら下げて風乾する。97年製造で既に14年程度が経過し、メーカーの修理は多分不可能。単3乾電池4本で動き、1cmまでの接写が可能。当時最先端だった35万画素のデジカメは、はたしてアウトドア保険の対象になるのだろうか?
天気:晴れ 水温:12.5〜16.0℃ pH:不明
釣果:0匹
前日の雨に触発され、遅霜注意報が出されている中、朝から釣行した。スタートはエンゼルキッスから。濁り具合と流れの強さは丁度良い感じなのだが、残念ながら反応はない。お気に入りの旧タイドミノースリムSRで丹念に探った後、ゾンク120を使って少し深い場所をチェック。ベストな条件でポイントに入っておきながら、開始30分で答えが出ない時はそこに魚がいない証拠。徐々に南西の風が吹き始め、気温はぐっと下がってきた。試しに水温を測ってみると、12.5℃しかない。4月下旬にもなるのに、この寒さは極めてよろしくない。余りにも寒いため、車に戻ってフリース地のネックウォーマーを取りに行くほどだった。
タレックスの偏光レンズを通して水中をのぞいていると、潮目に沿って2cm程のベイトの群れが押し寄せている。粘っていればチャンスがありそうなので、じっくり腰をすえて竿を振っていると、突然ルアーを引っ手繰られた。本命のスズキならエラ洗いをするハズ。しかし、その魚は、ヒット直後に猛烈な勢いで走り出した。ステラ3000のドラグが唸り、ラインが引きずり出される。CPS982FX-Tiが激しく曲がり、魚の突進を抑えきれない。姿を見せない相手は、巨鯉か中国大陸系の巨魚。延々と走られ、ついにはラインブレイク。お気に入りのサーフドライバーは正体不明の魚の背鰭か尾鰭に掛かったままロストとなった。ZBLバイブ、タイドミノー90S、タイドミノーSLD-Sを投げまくった後、諦めムードでサスケ裂波140、アスリートS12、アスリートバイブNR7を立て続けにブチ込んでギブアップ。寒さで震えながら納竿した。
夕方からの再釣行。南西の爆風が吹き荒れ、余りに風が強くよたってしまうほどの中、釣り場に立つ。波立つ水面をじっと見ていると、波間に1〜2cmのボラっ子達の群れがうごめいている。ベイトが小さいので、ルアーサイズをめい一杯落としたいのだが、余りに風が強すぎる。手に取ったのはアスリートバイブNR7。一通り流したがコツリともアタリはないので、手持ちのルアーを次から次へと投入する。ローリングベイト、イナセ9OM、マリブ78、SWバイブジグ・・・全く反応がないので一転してミノーを試す。
強風の中でも安定した飛距離を確保できるK2F122、アイルマグネットミノー・ダイエット、サイレントアサシン140Sを試すがやはり反応はない。ここまでくると、強風下におけるルアーの試し投げ。サーフドライバー、タイドミノー145SLD-S、SSM120、コモモSF-125の後には、国内未発売のエコギアBMバラマンディ・スペシャルまで取り出して竿を振りまくり。結局、ワンチャンスもないままギブアップした。
天気:晴れ後曇り 水温:14.0〜18.0℃ pH:不明
釣果:0匹
前日から強風が吹き荒れ、朝は冷たい空気に包まれた。釣り場で水温を測ると、3℃も下がっている。いかにも苦戦しそうなデータを手帳に記してからキャストを開始。スタートはフェイクベイツNL1。フルキャストで広範囲を探ってみるが不発。続いて、SSM120、チューンドK-TEN TKRP、サーフドライバー、ビーチウォーカーを投入したが不発。1時間程、キャストを続けてワンチャンスもなかったため、この場から退散する。
久しぶりにアルフ君の姿を見つけたので御挨拶。釣果は芳しくないようなので、そのまま次の場所へと移動した。ここはシャローが広がる場所なので、ブルースコードC115から。ベイトサイズから考えると、少しボリュームが大きい気もするが、広いエリアで何処に潜んでいるか判らない魚を効率的に探すのは、やはり飛距離も大切。ざっくりと探ってから、狙うべきポイントを絞り込む事も大切なのだ。続いて投入したのは、フラットラップ10。ブルースコードC115よりもやや狙うレンジ下げるため、このルアーをチョイスした。扇状にキャストを繰り返し、少しずつ移動する。しかし、この信頼を寄せているルアーでも魚の反応は得られず、完璧なお手上げ状態。粘っても無理っぽかったため早めに納竿を決定。アルフ君とT.Mさんが竿を振る場所で少しの間、雑談を交わしてから一旦帰宅した。
夕マヅメから再び釣行。昨日、ブラジル人が1人で竿を振っていた場所を覗くと、今日はなんと4人に増えていた。僅か1日で4倍に増加。このままでいくと・・・考えるだけでも末恐ろしい。彼らに御挨拶して様子を聞くと、「魚、イナイ、イナイ」と明確な答えが返ってきた。周囲を眺めていると、時折ベイトがライズしている。魚っ気があるので彼らと攻め方を変えればチャンスはあるかもしれないが、ポルトガル語が飛び交う中に混ざって竿は振れそうにないので本命のポイントへ走る。
冷たい東風が吹く中、20〜50cmのボラ達がアチコチで跳ねている。表層を泳ぐボラをイメージしながら、竿を立ててイナセOMを引く。時折、ボラがルアーに当たるのだが、パックリとルアーを咥え込むようなアタリはない。ダイワのSWバイブジグの早引きで反応を伺うが、こちらも不発。続いて、ショアラインシャイナーR50のトウィッチングを試したが反応がない。いつしか、ボラ達のジャンプもなくなり、水面は穏やかになってきた。マリブ78を引きまくったが何のドラマも起きず、この場から退散。次の場所では、タックルをCPS982FX-TiからディアルーナS809LSTに持ち替えDコンタクトをセット。テンポの早いトウィッチでストラクチャー周りを探ったがコツリともアタリはない。
いよいよ諦めモードが漂う。サンデーアングラーとして、2日間ノーフィッシュのまま終わるのは精神衛生上よろしくない。スズキ狙いからナマズ狙いに切り替え、釣り場を移動した。満潮をむかえ水位がMAX状態の中、バズジェットJrを引きまくる。ルアーを追尾する気配もなく、リップルポッパーに交換。こちらも少しずつ移動しながら延々と引きまわったが無反応。ついにワンチャンスもないまま納竿となった。田植時期になると一時期、パタッと釣果が落ちる傾向がある。ここ暫くは魚を求めてアチコチ足を運ぶ必要がありそうだ。
2011/4/16 静岡県西部地区の某河川
天気:曇り後晴れ 水温:17.0℃ pH:不明
釣果:0匹
時折立ち寄るポイントに竿を振っている人がいたので、車から降りて様子を見に行く。ルアーを投げていたのはブラジル人だった。平成の大不況と世界を震撼させたリーマンショックの影響で、一時期、近隣から姿を消してしまったが、また再び戻ってきている様子。残念ながら私はポルトガル語は話せないが、日本で働いているのだから少しぐらい日本語は判るだろうと声を掛けてみた。片言の日本語は話せるようなので、釣果を中心にアレコレ話を聞いてこの場を後にする。彼らは私達と同様、魚釣りが大好きな人種。キャッチ&リリースのゲームフィッシング派と、食べることを主眼にして釣りをする人達がいる。後者の場合、直ぐに友達や家族をぞろぞろと連れて来てしまい、休日の度に所かまわずバーベキューを始めるので今後の動きがちょっと心配だ。
予定していた釣り場に立ち、流れをじっくり見てからキャストを開始。スタートはTKLM9/11から。サイズは小さくてもメリハリのあるアクションをするので、濁っている水の中でも効果的なハズ。期待を込めて周囲を撃ちまくったが無反応。続いて久しぶりにサスケSS95を試すが、こちらも不発。あたりを見渡しながらキャストを重ねたが、ベイトがいないので期待は薄い。30分程竿を振ってギブアップした。
次なる場所は水深がややある場所。流れが強くなれば魚が動き出すので、そのタイミングを狙って暫く腰を据えてキャストを重ねることにした。レンジバイブ70ESで表層、中層、ボトムを順に探った後、フォール&リフトで魚を探す。本命がいれば何かしらアタリはあるハズなので、竿を持つ手に意識を集中していたがワンチャンスもない。続いて、ファースト90S、ビーチウォーカー、ゾンク120を相次いで投入。魚らしきアタリが2回あったが、本命ではなくボラに違いない。
時合を待ってキャストを繰り返していると、直ぐ近くに投げ竿を持ったオッチャンが登場。エサ釣りかと思いきや、始めたのはサッカケ釣り。大きなオモリにサッカケ針を2本もつけて派手にシャクリ始めた。近くでそんなギャング釣りを始められては、たまったものではない。乗ってきた軽トラのナンバーを手帳に書き留めてから、挨拶がてらサッカケ釣りをやめてもらうように話をしに行く。相手はこちらの話を聞いてくれたのか、警察に通報されてはマズイと思ったのか不明だが、直ぐに姿を消して一件落着。スッキリしたところで釣りを再開したが、相変わらず魚からの反応はない。
時間が経つにつれ、南風が吹き荒れるようになってきた。風を避けるため場所を移動し、サーフドライバー、K2F122、タイドミノー145SLD-S、エンゼルキッス、アスリートS12を投げまくる。アレコレとルアーを投入し、やっと釣れたのは・・・10号オモリが付いた数10mものド太いライン。集中力がブッツリと切れたのでギブアップした。
2011/4/10 静岡県西部地区の某河川
天気:晴れ 水温:12.0〜16.0℃ pH:不明
釣果:1匹(スズキ)
朝早めに起き、車に釣具一式を乗せてアクセルを踏む。釣り場に立って周囲を眺めてガッカリ・・・予想していたよりも水量が少なく、流れが弱い。とりあえず竿先にぶら下げたのはショアラインシャイナーR50。毎年新商品が数多く送り出される市場において、長年生き残っているルアーはそれなりの理由がある。足場を基点として扇状にキャスト&リトリーブを繰り返すが無反応。続いてK2F122、サイレントアサシン140S、ZBLバイブを投げまくる。全く反応がなく諦めかけていた頃、直ぐ近くで2〜3cmのボラっ子の群れがはじけ飛んだ。ボイルは単発に終わったが、どうやら本命が潜んでいる様子。ベイトサイズに合わせ、ミニファットラップ、ZBLシステムミノー、ワンダー、エミシミノーを相次いでボイルしたエリアに投げ込むが、これらにもアタリはなかった。この場所には見切りを付け、気になっていた釣り場に走る。ここでも流れが弱く、先程の場所よりも更に魚っ気がない。TKLM9/11を引きまわしたが、ワンチャンスもなく撃沈した。
夕マヅメからの再釣行。予定していた場所には先行者が陣取っていたのでパス。バックアッププランとして考えていた場所へと滑り込んだ。目の前には狙いどおり、イイ感じの流れが出来ている。先ずはフラットラップ10からスタート。アップクロスでルアーをフルキャスト。流れに合わせてリトリーブを繰り返すが反応はない。ルアーをビーチウォーカー110Sに交換した1投目、流心で狙いどおりにガツンときた。激しくエラ洗いを繰り返す魚を、CPS982FX-Tiのパワーを使って少々強引に引き寄せる。強い流れの中で魚を掛けた場合は、早い段階で流心から引きずり出さないと魚が流れに乗って主導権を奪われてしまうのだ。エラ洗いをした際、ガッチリとフックが掛かっていたのが見えたので、気持ち的には随分余裕がある。開始10分少々で足元に横たわったスズキは67cmだった。
2匹目を狙ってビーチウォーカー110Sを流す。流心でバイトらしきアタリが2回あったが、フッキングには至らず時間が過ぎてゆく。サーフドライバー、ショアラインシャイナーR50、ファースト115Sを投入しても不発。ルアーをサイズダウンさせてレンジバイブ70ES、タイドミノー90Sで様子を伺ったが反応はなかった。近くで竿を構えたぶっ込み釣りのオッチャン達と雑談を交わしながらキャストを重ねるがコツリともアタリはない。最後にフラットラップ10を引き倒してワンチャンスに掛けたが、不発に終わり納竿とした。
2011/4/9 静岡県西部地区の某河川
天気:雨後晴れ 水温:15.0℃ pH:不明
釣果:3匹(ナマズ、ボラっ子)
前夜は小雨が振る中、小型船舶免許更新のために講習会へ出掛けた。私のようにボートライセンススクール経由で依頼すると、振り込み手数料や書類郵送料、写真代以外に12,000円も掛かる。自分で申し込めば更新講習料、身体検査料、収入印紙代の合計で6,000円でお釣りがあるらしい。もちろん、差額分は間に入る業者や申請代理人の経費や儲けとして払っているようだ。経費の詳細について業者から説明がないのは非常によろしくないと思うのだが、5年に1回だけの事。時間がない人や面倒な事が嫌いな人は、業者に委託した方が楽チンでお勧めなのだ。因みに業者によって価格差があるようなので、この辺は事前に情報収集しても良さそうだ。
前日からの雨が午後2時過ぎまで続き、久しぶりにまとまった雨となった。釣り場に立つと、予想していた以上に水位が上がっておりゴミが流れている。スタートはサスケ140裂波から。数回投げてはみるものの、キャストする度にフックがゴミを沢山拾ってしまう。ルアーを通す水深を下げるためゾンク120に交換して探りを入れる。食いっ気のある魚がいれば、直ぐに何らかの反応があるハズだが、それらしきアタリはない。やたらにゴミを拾うので、30分もしない内に場所を移動した。移動先は浮遊するゴミが少ないのだが、流れが弱く釣れる気がしない。スズキは比較的強い流れの中でルアーに反応するので、この場所で粘っていても無理っぽい。ラストキャストに決めた最後の一振りでゾンク120のフックに3cmほどのボラっ子が引っ掛かってきた。
車に乗り込み次の場所へ。サーフドライバー110Sを投げまくったが不発。全く魚っ気がないため、車に乗り込みアクセルを踏んで水系を変える。タイドミノー90Sからスタートし、ビーフリーズSに。トウイッチをしていると、ナマズが一瞬ルアーを咥えたがフッキングには至らない。暫く粘っててはみたが、魚は姿を見せなかったため再び移動。流れの強い瀬の中に潜むスズキをワンチャンスに掛けて狙ってみる。このエリアで最も実績のあるグース125Fからスタート。続いて未だかつて釣れていない一発大物狙い用のグース140Fを試す。魚がいれば必ず反応するハズだが、それっぽい気配はない。次回の豪州遠征に持参する予定のラテスを少し試して、この場から退散。
次なる場所は流れ込みがあるポイント。アスリートSP7を投入した後、エミシミノーを試す。すると直ぐにナマズ(55cm)が飛び出した。渓流魚用に作られたルアーなので無理は禁物。いつもより、時間を掛けて引き寄せキャッチ。ルアーを確認すると、激しい回転を伴ったファイトで前後のフックが見事に伸ばされていた。ルアーをDコンタクト72に交換。2投目に60cmのナマズがルアーをガッツリと咥えた。更なる魚を求めて、釣り場を転々と移動する。リップルポッパー、ビーチウォーカー110S、アスリート・ダッシュチューン、アスリートF9、ワンダースリム、マリブ78を投げまくったが不発。本命の顔は一度も拝めずギブアップした。
2011/4/3 静岡県西部地区の某河川
天気:曇り後晴れ 水温:12.8℃ pH:不明
釣果:0匹
大潮の満潮を向え、MAXに水位が高い釣り場に立つ。スタートは昨年購入してから未だ釣果を得ないマリブ78から。耐久性が低く壊れやすいルアーだが、泳ぎは悪くないので使い続けていれば釣れるハズ。しかし、気になるポイントを徹底的に攻めても無反応。使うルアーがマッチしていないのかと思い、ローリングベイト、ワンダーを投入するが、コツリともアタリはない。どうやらエリア内に魚が入っていないようだ。一旦、水から上がって休憩する。近くにいたシラスウナギのオッチャンと30分程雑談し、潮が切り替わるタイミングを待った。
少しずつ流れが出始めたので、この時期のベイトサイズに合わせてアスリートSP7、マリブ78、ワンダー、ローリングベイト、蝦夷ミノーを投入。反応がないのでZBLシステムミノー9Fタイダル、Ko130などを相次いで取り出して試してみる。5cm前後のベイトはいるようで、時折水面近くを走っているが追われている様子もない。徐々に流れが強まると水質が悪化してきた。流れて来る水は茶色く色づいている。水面には泡ぶくやアクのようなものが浮き、裁断された稲わらも混ざっている。上流域では田植シーズンが始まり、代かきの濁り水が流れ始めている様子。農薬や肥料が溶け込んでいるため、一時的に魚の活性が落ちるのだろう。シラスウナギのオッチャン達も、そそくさと退散。これに合わせて私も納竿した。
2011/4/2 静岡県西部地区の某河川
天気:晴れ 水温:14.5℃ pH:不明
釣果:0匹
昨日は新たな勤務地の浜松へ。10数年前に勤務していた事があるとは言え、街並みも随分変わり職場のスタッフも相当変わっていた。担当する仕事は、これまでと関連しているのだが、数多くの事務処理と関係者との連絡調整を主体的に行なう部署。明らかにストレスが溜まりそうな席次なので、何も仕事をしていないにも拘らず一日出勤しただけでドッと疲れてしまった。しかも毎日、心が痛む震災のニュースを数多く見ているため、気持ちが滅入ることも多くなりがち。日中はグズグズと部屋で過ごし、夕方からモゾモゾと動き出す。お日様に当たり体を動かさないと、心の病に罹りそうなので気分転換を兼ねて車を走らせる。
夕暮れが迫る釣り場に到着すると、強い北西の風が吹き付けている。昼間は穏やかな日だったので、この変化にはちょっとガッカリ。シラスウナギを獲るオッチャンに御挨拶しながら、情報交換をする。相変わらずウナギ稚魚の獲れ具合が芳しくなく、高値は続いているが数が獲れない状況とのこと。シラスウナギが泳いでいないようでは、私が狙っている魚達も期待が薄い。とりあえず、ワンダースリムからスタート。しかし横風が強すぎて狙っているポイントにルアーを送り込むことが出来ない。強い風の中でも安定して距離が稼げ、ワンダースリムよりもコントロールしやすいルアーはないかとボックスの中を探る。手にしたのは、久しぶりに持参したマリブ78。
強い風の中、マリブ78を投げまくったが、魚からの反応がないため30分もしない内にギブアップ。一旦水から上がり、晩御飯代わりのおにぎりを頬張りながらシラスウナギのオッチャンと暫し雑談。ポイントを十分休めてから再スタートした。開始5分、マリブ78に待望のアタリ。すかさず巻きアワセをしてフッキング。確かに魚の動きが竿を持つ手に伝わってきていたのだが、何故かスッポ抜けた。サイズは小さいようだったが、悔しさだけが込み上げて来る。即座にフォローを入れたが気持ちだけが空回り。
ドリフトトウィッチャー、蝦夷ミノー、アスリート・ダッシュチューン、アスリートF9、フラッシュミノー、ZBLシステムミノー11Fタイダル等を次々と投入するがアタリはない。少しずつ移動しながら魚を探す。徐々に水位が下がり、流れが強まってきた。風も穏やかになり始め釣れそうな気がしてきた。しかし・・・今日は全くボラが跳ねない。水面に魚っ気が感じられないのである。敗戦ムードが漂う中、マリブ78、ワンダースリム、エミシミノー、ビーフリーズSを投げまくって撃沈。ガックリと肩を落として帰路につく。
国道を走っていると、対向して走ってきた2人乗りの違法改造バイクがセンターラインをオーバーして突っ込んできた。追い越し禁止エリアで対向車線には車が数台、路肩には縁石と電信柱が並んでお互い逃げ場がない。咄嗟に急ブレーキを掛けて正面衝突を避ける事が出来たが、そのまま走っていれば悲惨な事故になっていただろう。春になってモゾモゾ出てくるのはゴカイ類だけではないので、釣り場と自宅の行き帰りは要注意。心臓がバクバクするのは、大物がルアーを咥えた時だけにしたいものだ。
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