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- 2013/11/23〜24 静岡県西部地区のサーフ及び河川(ぎじたまダービーの裏側記録)
天気:晴れ 水温:不明 pH:不明
釣果:0〜6匹(スズキ、ヒラメ、コチ、クロダイ、イシモチ、ウグイ)
今日は、待ちに待った"ぎじたまダービー"の開催日。当大会の最大の特徴は、総合優勝した人が参加者全員が持ち寄ったエントリーフィーを総取りする事。一晩竿を振って運良く良型を一本釣れば、ダンボール箱にギッチリ詰まったルアーや釣り関係グッズを手に入れることができる。2位以下の方々にも、釣具店やメーカーさんから集めた協賛品をタップリと提供するので、まさに"釣ったもん勝ち"の大会なのである。
年一回開催し、気が付けば今年で12年目。初期の頃は、主催者自らが"3年連続 準優勝"という謙虚な偉業(!?)を成し遂げていたが、今では規模が大きくなり、エントリーフィーを出しながらも大会中は1〜2時間しか竿を振る事が出来ずにいる。一方で、次々と検量所に持ち込まれる良型のスズキやヒラメを見せ付けられ、"蛇の生殺し"状態になるという精神修行の場となっている。
8月から準備を進めて、やっとここまで辿り着いた感じ。前日は休暇を取って大会準備を進めたので、午前中は余裕を持って雑務をこなす事が出来た。午前11時過ぎには早めの昼食を済ませ、四輪駆動車2台に荷物をギッチリと詰め込んで嫁さんと12時15分に出発。到着した大会メイン会場では、午後1時前からボランティア・スタッフの協力を頂き事務局立ち上げ作業を行い、午後2時頃には概ね完了した。
今回は天候に恵まれ、心配していた強風もなく、極めてスムーズな滑り出しとなった。この時期、遠州名物の"からっ風"が吹くと事務局テントが飛ばされる心配がある。特に真夜中から明け方に掛けてが心配。この時間帯は、事務局テントを訪れる人が極めて限られるので、テントの支柱を押さえながら独り心細く過ごすハメになる。風がなければそんな心配も不要となるのだが、その一方で"魚が釣れない"という事にもなりかねない。特に一級河川の河口で竿を振る人達にとっては、風が吹くか吹かないかで釣果が大きく左右されるだろう。
午後3時から午後4時までに参加者全体の8割程度の受付が完了し、午後4時半過ぎにはパタリとエントリーする釣り人の姿が途絶えた。参加者は夕マヅメ狙いで釣り場に走り、竿を振っている頃だろう。近隣では青物のワラサが釣れている話もあり、「早ければ、午後5時頃までにはファーストフィッシュが持ち込まれるかも・・・」と期待していた。しかし、誰からも「釣れた〜」という連絡は入らず、ファーストフィッシュ賞狙いで受付場所に駆け込んでくる自動車もなかった。
午後8時、毎年協賛してくれている福屋さん提供のストーブで暖を取っていると、発電機の具合が突然悪くなって停止。燃料はタップリと入っているのだが、エンジンを掛けると直ぐにストップしてしまう状態になった。再スタートを繰り返していると、その内にエンジンが掛からなくなってしまった。発電機が動かないと、朝までランタンの明かりで心細く過ごさなければならなくなる。これは大ピンチなのだ。その場に居合わせた方々と、クタクタになるほどエンジン・スターターのワイヤーを引っ張ったがダメ。調べた結果、オイルが燃え尽きてカラになっている事が判明した。
スタッフの相棒Sと後輩Nのお世話になって、オイル交換をしてくれるガソリンスタンドを探して走ってもらうこととなった。この発電機トラブルでバタバタしている時に、外道のコチが2本と、ファーストフィッシュとして恥ずかしくない71cmのスズキが検量に持ち込まれた。
そろそろ照明がないと辛くなってきた頃、発電機のオイル交換を済ませた2人が帰ってきた。一時はどうなるかと思って心配したが、無事に発電機が復活しテント内に明かりが灯った。過去の大会では、ランタンの明かりだけで一晩過ごしていた時もあったので、発電機なしでやれないこともないのだろうが、蛍光灯の明かりが灯れば安心感が格段に違うのである。
ホッとしたところで、ストーブを使って焼き芋に挑戦。相棒Sが何処からともなく入手してきた巨大なサツマイモの新品種クイックスイートを、アルミホイルで包んでストーブの上に放置する。イイ香りがしてきたところでアルミホイルを御開帳。アツアツの焼き芋が出来上がった。
焼き芋を食べながら、今後の大会の在り方について意見交換する。もっぱらの話は・・・いつまで続ける!? って話。「歳をとって寒さに耐えられなくなったらやめる」とか、「東京オリンピックまで」とか、「優勝カップに張るプレートの場所がなくなるまで」などなど。当然、結論は出なかったが、いつかは、何かのきっかけで、この大会の幕を閉じる日が来るだろう。
真夜中の零時前後にパタパタと魚の持ち込みがり、事務局の活性も一時的に上がったが、発電機の燃料切れで一瞬にして気分は盛り下がる。ガソリンを補給しスターターのワイヤーを引っ張りまくって再始動。明かりが灯ったところで、少し竿を振ることにした。大会本部前はカキ殻が沈んでいて根掛かり多発地帯。アイルマグネットSB、グース、ボラスト、ブルースコードなど、表層を引けるルアーをメインにキャストを重ねたが不発。魚っ気がないため気持ちは続かず、一時間ほどで撤退した。
午前2時過ぎから午前4時頃まで、睡魔に襲われてストーブを前にしてウトウトする。イスに座って居眠りをするので体の節々が痛くなり、ひたすら辛いばかり。薄っすらと東の空が明るくなってきた頃、固まった体をほぐすために再び竿を振ってみた。夜中に竿を振った時には、魚っ気が全くなかったが、朝マヅメ時には水面にベイトの群れを確認する事が出来た。本命のスズキがいれば何処かでボイルが起きそうな感じなのだが、それらしき捕食音は聞こえず、空しいキャストが続く。結局、30分程でギブアップして私のダービー参戦は終わった。
午前7時過ぎから魚を持ち込む人が増えてきた。検量のために並ぶ参加者の足元に横たわるのは、私が足を運ぶフィールドでは絶対にお目にかかれないようなグラマラスなボディをした魚達。一晩中、竿を振ってワンバイトすらなかった参加者が多い中、「どうやればこんなに釣れるの?」と思わず聞いてしまうような釣果を叩き出した人もいた。
今年の参加者の総勢は86名。目標の100名には及ばなかったが、検量締め切り間近には80cmに迫る魚が次々と事務局テント前に持ち込まれ見事だった。シーバス部門では16名、ヒラメ部門では4名が検量。魚を持ち込む人が、予想を大きく下回ったので、残った賞品は恒例のジャンケン大会の賞品となった。
ここ数年の目標として、「参加者100名、総賞品金額100万円」を設定している。参加者はエントリーフィーとして、1人あたり新品シーバスルアーと釣り関係グッズを2,000〜2,500円を持って来てくれるので、100名集まれば20万円は確保。これに私が釣具店やメーカーさんに協賛をお願いして、80万円を目標に集められれば合計100万円になる皮算用。
100万円分の賞品を集められれば、逆算すると参加者1名あたり平均1万円のバックがある。一晩、タップリと楽しんで(苦しんで?)、コレぐらいの期待値があれば、業界団体ではなく一個人が開催する釣りの大会としては、お許しいただけるのではないか・・・そんな風に考えての目標設定となっている。
実のところ、今年は釣具店やメーカーさんからの協賛がどれだけ受けられるか、とても危うい状況だった。関係者の方からは、永らく続く不況の影響による釣り大会への協賛予算の絞込みが大きくなっているという話も聞いており、派手さがない当大会への協賛を打ち切られるのではないかという懸念があった。
しかし、フタを開けてみれば40社を超える企業等から推定総額76万5千円という、とても大きな額の賞品を集めることが出来た。これも釣具店やメーカーさんによる当大会への御理解・御協力の賜物であり、感謝の気持ちでいっぱいだ。県内外、各方面から参加してくれた皆さんへの感謝の気持ちも含め、今年は参加賞としてバンダナとメーカーから頂いたカタログを提供(提供対象及び数量を限定)した。
また、新たな芽を出すため、昨年からの試みとしてフリーマーケットにも取り組んだ。多くの方に出店を呼び掛けたが、反応の薄さにビックリ。釣りの大会とフリマの両立は難しいのか?という大きな疑問に、昨年に続き今年もぶつかった。何はともあれ、大会運営にあたり気配りが足らず不手際があったかもしれないが、大きなトラブルもなく、無事に大会を終わらせることが出来た。
〜 ボランティアスタッフ及び大会参加者皆さんの御協力に深く感謝します。ありがとうございました。 〜

週刊テレビ(年末年始合併号)裏一面で、ダービー結果をどど〜んと紹介
2013/11/16 静岡県西部地区の某河川
天気:晴れ 水温:18.5℃ pH:不明
釣果:5匹(スズキ)
中潮の満潮のタイミングで釣行スタート。この土日は近隣で釣りの大会が開催されているため、混雑する場所は避けて釣り場を選ぶ。近年、携帯電話・スマートフォンの爆発的な普及により、情報が飛び交い、どうしても極々狭い限られた場所に大勢の釣り人が集まりやすい。魚がいるかどうかは別の話だが、ほんの少し離れた場所なら釣り場はガラ空きで、気持ち良く竿を振れる。そんな事を考えながら駐車スペースで準備をしていると、私よりも少し遅れて車で乗り付けた釣り人が声を掛けてくれた。御挨拶をしがてら、今シーズンの釣果やこのエリアでの釣り方などを教えてもらう。私の釣り方とは使うルアーも異なり、狙い方も全く違う。何気ない会話にも奥深い情報が潜んでいたりして、とても参考になったように思う。やはり現場に足を運び、竿を振ることが大切なのである。
トップバッターは浜名湖で拾ったマリブ78。街灯があたる場所でのクリアー系の色の効果を確認したくて、今回ボックスの中に突っ込んできた。このルアーについては、キャスト時のラインブレクやリップ折れなど、過去に余り良い思いをしておらず自信がないのだが、もしかしたら・・・と淡い期待を寄せながらキャストを重ねる。セイゴがチラホラとライズするようなタイミングなので、チャンスはあるハズ。20分程、集中してキャストを繰り返したがワンチャンスもなかった。やはり自信のないルアーは、どんなタイミングでどのように使えば良いか判らないので、使い続ける気力が湧かないのだ。
水面を流れる何かに反応しているセイゴのサイズは、20cmぐらいのヤツ。時折、水面でパチャパタャやっている。ルアーを試しにユラメキに変えると、即座に反応があった。残念ながらフッキングには至らないのだが、バイトの回数は多く、使うルアーが違うと、魚の反応がいかに違うかを目の当たりにした。続いて、ニョロニョロとワンダーを投入すると、コチラにも反応はある。なんとか魚の顔を見たいので、魚の反応が良いワンダーを使って超真剣モードに突入。
直ぐに20cmのセイゴをキャッチ。使うルアーをしっかりチョイスすれば簡単に魚は釣れてしまう。を使えば釣れるのは判っているので、別のルアーを試すことにした。BOXから取り出したのはフラットラップ6。フラットラップのサイズ8とサイズ10はとても良く釣れオススメのルアーなのだが、このサイズはイマイチ感が漂っているところ。アップクロス気味にキャストをして流れにのせて、スローリトリーブを繰り替えする。ルアーが下流に流れてからは、ゆっくりとトリーブしながらターンさせて回収。何回か通すコースを変えて流してみたがコツリともアタリはない。やっぱりこのルアーはダメなのか・・・と思いつつ、強めのジャークをトンッと一回入れたらいきなり魚がバイト。
ルアーを咥えたのは20cm程のセイゴ。ストレートリトリーブでは反応しない魚が、ジャークしたとたんに釣れるなんてとても楽しい。リリース後、数投すると再び強めのジャーク直後に同サイズのセイゴが食ってきた。小刻みなトウィッチでは反応しないようで、ココゾというピンポイントで、ルアーをギラッとやるのが良いようだ。更なる追加を求めてフラットラップ6を投げまくったが、水位が急激に下がり出して魚の着き場が変わってしまった。飛距離が伸びるワンターに戻し、1匹追加したがこれで打ち止めとなった。翌週は"ぎじたまダービー"の開催日。セイゴ狙いをしていれば確実に魚の顔は見られそうだが、この釣り方で上位入賞を狙うのは難しそうだ。
2013/11/6 静岡県西部地区の某河川
天気:晴れ 水温:20.0℃ pH:不明
釣果:1匹(スズキ)
日中は仕事を休んで病院に行ったり、銀行に行ったりで落ち着かなく過ごしたが、夕方からはゆったりと水に使って竿を振る。満潮に向って水位が上昇中なので釣果は望めそうにないが、ここ数日アレコレと考えていたセイゴ攻略を試してみる。スタートはエスフォー5。ゆっくりと水面を泳がせているとパシュッとバイトしたが、それっきりで反応はなくなった。続いて極小サイズのワンダーを投入。「これならセイゴはイチコロだぁ〜」なんて思っていたがワンバイトもなく、無造作にボックスの中に突っ込む。
デプスレス、ラビット90を試していると、流心でボラの群れがザワザワし始めた。まもなく、ボイルが2回あった。ボラを追いかけていたのは40〜50cmのフッコ級。追われている魚のサイズに合わせてアスリートSP9を投入すれども不発。ワンダー、デプスレス、Dコンタクト・・・思いつくままにルアーを試したが、ボイルしていたフッコ達の目には止まらない様子。
気が付けばいつの間にやら1時間が経過。満潮を迎えて、流れが止まった頃に30cmのセイゴがワンダーを咥えた。「この一匹がスタートでこれから下げ潮に入って入れ食い」となるのを期待したのだが、こちらの想いとは裏腹にコツリともアタリはない。晩飯に持ってきたおにぎりをパクつきながら、少しの間、釣り場全体を眺める。ボイルしていたフッコ達は何処かに消えうせ、いつもなら水面をピチャピチャやるセイゴ達も姿を消してしまった。淡い望みを掛けてニョロニョロとフラットラップ6を試したが不発。平日の釣行のため長居は出来ず、今宵は早めに切り上げた。
2013/11/4 静岡県西部地区の某河川
天気:晴れ 水温:20.0℃ pH:不明
釣果:3匹(スズキ)
昨日、嫁さんが私を差し置いて60cmUPを釣ったので、今日はリベンジ単独釣行。水温が下がり、ナイロンウェーダーでは寒くなってきたため今回からネオプレーンのウェーダーに履き替えて入水する。スタートはデッドフロート8から。いつのまにやらリップの角がバキッと欠けていたのだが、不思議と泳ぎへの影響はない様子。強い西風の中、キャストコントロールに苦労しながらザックリと探った後にトリップ85、デプスレスS、アスリートF9を試す。「どれかでアタリがあれば・・・」と期待していたが、いずれのルアーも反応はないため、いつもの小さめなルアーをアレコレ取り出すハメになった。
ユラメキを投げているとセイゴ・クラスのライズが始まった。ライズする場所は決まっているので、ユラメキを繰り返しキャストしたが、ワンバイトもない。ルアーをワンダーに交換し水面を泳がせているとバシュッとヒット。魚は明らかにルアーへアタックしているのだが、フッキングしない。何度かバイトはあるのだが、一度も魚の顔を見られないためルアーを交換。ライジングミノー、ハードコアミノー70F等を投入したが、これらにも反応はない。
ルアーをワンダーに戻すと再びバイト連発。反応しているセイゴは、多分15cmにも満たないようなサイズだろう。ルアーを咥え切れないような魚達を相手にしても仕方がない。少しキャストをする方向を変えて、別の場所を狙うことにした。間もなく、20cmと30cmのセイゴをキャッチ。街灯の明かりが差し込むこの場所では、ホワイト系や魚っぽいカラーよりもゴースト系の色の方が反応は良く、明らかにバイト数が違う。このエリアのヒットカラーが掴め、気持ちが盛り上がったところで再びセイゴをキャッチ。更なる追加を望んでキャストを重ねたが、パタリとアタリが遠のいたままポイントは沈黙。結局、今宵もセイゴ釣りで終わってしまった。
2013/11/3 静岡県西部地区の某河川
天気:曇り時々雨 水温:19.0℃ pH:不明
釣果:1〜2匹(スズキ)
嫁さんと夕マヅメからの釣行。大潮の満潮を迎え水位は高く、流れは弱い。魚が動き出すのは、潮が切り替わり流れが強まりだす頃なので、それまでは練習を兼ねて彼女にキャストを重ねてもらう。使うルアーはワンダー。小さいルアーだが飛距離が伸び、リトリーブしていれば表層を引けるので根掛かりでロストする危険性も低い。しかも、セイゴがいれば確実に釣れるルアーなので初心者にお勧めなのだ。
ブリブリとお尻を振って泳ぐようなルアーに長年慣れ親しんだ私のような人にとっては、殆ど引き抵抗がないワンダーはとても扱いにくいルアーだった。しかし、釣りを始めたばかりの頃からコレを使えば、なんら抵抗なく使えるのである。魚がいる場所で、釣れるルアーを使い、釣れるタイミングでルアーを投げれば確実に魚は食いつく。「ルアーを使って魚を釣る」「釣れちゃったのではなく、狙って釣った」という経験を重ねれば、上達も早いに違いない。釣りは単純に経験年数ではなく、魚を確実に手にする場数を踏む事が大切なのである。
満潮からの下げに切り替わり、私のワンダーに反応が出た。タイミングよくフッキングが決まり、セイゴ(18cm)をキャッチ。続いて嫁さんのワンダーにもバイトが2回あったが、フッキング出来ずにいた。丁度この時、彼女の竿先を見ていたが、明らかにアタリが竿先に出ているのに彼女は全く気が付いていない。魚の食いが渋い時は、管理釣り場のマス釣りのように、意識的にフッキング動作を入れなければ、釣果は伸びないように思う。
ベイトの群れが上流から流れてくると、目の前で40〜50cmのスズキがボイルする。食いっ気があるスズキが周囲に何匹かいるので、すかさずキャストをするが反応はない。ベイトを捕食しているスズキは、獲物を目で良く見て襲い掛かっている。何らかの違和感があるルアーは、明らかに無視されるようだ。
街灯に照らされた場所で、試しに使ったゴースト系カラーのワンダーに好反応。度々バイトがあるので、嫁さんに渡して使ってもらう。すると間もなく、待望のヒット。「何か掛かったぁ〜」と言いながらグリグリとリールを巻いている。ファイトの様子を見ていると、明らかにセイゴサイズではない。もしもの事を考えて、ドラグは緩めに設定してあったので、急な突っ込みもイイ感じでドラグが滑ってラインが出て行く。
結構な時間を掛けて、岸に引き寄せスズキは63cm。最初に釣った私のセイゴなんて、恥ずかしくて思い出したくもない。嫁さんと釣りに行く時は、とても高い確率で彼女の方が大きな魚をキャッチしている。今回も旦那よりもデカイ魚を釣り上げて、彼女は大喜び。これはもう、ビギナーズラックではなく、天性の素質なのかもしれない。
この一匹で、私も本気モードに突入。ワンダーだけでなく、ニョロニョロやサスケ、フラットラップ8、アスリートF9、ラビット90など、次々とルアーを投入して様子を伺う。魚はいるようだが、バックリとルアーを食ってこないので、ボックスの中をかき回してデッドフロート8を取り出す。これまでのキャスト&リトリーブで潜んでいる場所も絞れてきたので、川の流れを使ってデッドフロート8を流し込む。ルアー交換をして2投目、スローリトリーブをしていると狙いどおりに水面直下でガツンと出た。
私の面子を掛けてキャッチしたスズキは40cm。嫁さんが釣った63cmには程遠く、気持ちは凹む・・・。多分、この魚は先程まで私達の目の前でボイルをしていたグループだろう。他にも同サイズの魚がいるハズなので、ヒットルアーを彼女に渡して狙い方をレクチャーする。少しして、彼女のデッドフロート8にヒット。確実にフッキングしたかのように見えたが、残念ながらフックオフ。これは、ちょっと残念な一匹だった。その後、私のラビット90に1バイトあったが、魚の顔を見ることは出来ず納竿となった。
2013/11/2 静岡県西部地区の某河川
天気:晴れ後曇り 水温:16.5℃ pH:不明
釣果:3匹(ウグイ、フグ)
夕マヅメからの釣行。中潮最終日の満潮なので水位は高く、いつもとは違う場所でウェーディングをする。先ずはスリムなアスリートF9から。上流に投げて流れに乗せながら時折トウィッチを入れる。何回か繰り返して魚の反応を見たがカラ振り。過去にはこの釣り方でとても良い思いをしたのだが、このところ魚が釣れていないので直ぐにワンダーに交換。開始30分程でアタリがあったので、クルクルッとハンドルを回してフッキングした。セイゴやウグイならグイグイと引くのだが、コイツは全く引かない。まるで、魚ではなくゴミを釣ってしまったかのよう。
浮いてきた魚を見て、思わず笑ってしまった。竿先にブラ下がったのは、パンパンに膨らんだフグ。川の中でフグが釣れるとは思いもよらず、写真を何枚か撮っていると、プシュ〜と音がして風船が萎んでしまった。ここでもう一笑い。音を立てて萎むなんてコミカルなマンガの世界みたいだ。川の中でフグが釣れるということは、塩分濃度が高まっている証拠。海水に乗って色々な魚が入り込んでいる可能性があり、本命への期待も高まった。
少しして再びワンダーにアタリ。しかし、これはフッキングには至らなかった。周囲をくまなく探ったが、反応がないまま時間だけが過ぎ去る。ルアーをDコンタクト72に交換し、しっかりと沈めてからストレートリトリーブを試す。全く反応がないので、次はリフト&フォールで魚を誘う。すると直ぐにヒット。慎重に魚を引き寄せてくるとウグイ(35cm)だった。セイゴで良いから"スズキ"を釣りたいと思いつつ、ユラメキをキャストしていると再びヒット。魚の引き方からして相手はウグイと判断。先に釣った魚より一回り小さい33cm。更なる追加を求めてキャストを重ねたが、今宵はフグ1匹とウグイ2匹で打ち止めとなった。
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