フィッシングリポートタイトル 13KB

トップ>FishingReport>2014年5月


天気:晴れ後曇り 水温:25.3℃ pH:不明
釣果:1匹(コイ)

 朝から穏やかな晴天、と言うよりはむしろ初夏を思わせるような陽気となった。今日は昼食用のおにぎり持参で午前中から夕方まで、じっくりと腰を据えて竿を振ることにした。フラットラップ8をキャストしながらメインエリアまで移動。ポイントに到着してからは、テクノジャークを使ってザックリと周囲を探る。開始15分、岸際近くでボイルが2連発。狙っていた時間どおりなので一気に気持ちが高ぶった。テクノジャークに反応しないので、コイキのスローなストレートリトリーブで様子を伺う。ここでドバンッと出ればしめたものだが、簡単にはいかない。

 コンバットポッパーの早引きや、バブルクランクで引き波を立てて表層を引いてみたが反応はない。全体的にベイトが少ないのだが、潮位の変化とともにベイト群が流れる場所が変わり、ボイルは流心へと移る。ベイトを捕食しているスズキのサイズは50cm前後のクラス。若くでエネルギーがあり余っているようで、度々水面を突き抜けて体をひねったジャンプまでしている。反応するルアーはないものか・・・スキッターポップデッドフロート8エスフォー5Dコンタクト63、そしてランブルベイトの可愛らしいクランクベイトリズ50まで投入。どのルアーも見向きもされなかった。

 ウェーディングをしたまま、おにぎりを頬張って手早く昼食を済ませてキャストを重ねる。水位が一気に下がる中、ボイルは次第に沈静化。ドッグXを暫く試していたがカスリもしないので、デプスレスラパラCDリップレスボラブレスなどを使って、攻める水深を変えてみた。やっと魚が反応したのがラパラCD5。「さすが永遠の定番ルアー、ラパラのカウントダウン!!」と思いつつ魚と対峙したが、ファイトが本命魚とは違う。残念ながらコイ(60cm)のスレ掛かりだった。

 時間の経過と共に水位がどんどん下がるのだが、思いのほか流れは弱い。魚っ気が全くない中、スキッターポップを引きまくる。強い日差しに魚が沈んでいるようなので、ZBLシステムミノー11Fタイダルから始め、少しずつ狙う水深を下げてみる。ローリングベイトのジャカジャカ巻きにも反応はなく、タダビッキーのスローリトリーブ、レンジバイブ45ESの乱れ打ちなどアレコレやってみたが不発に終わる。強烈な日差しの下で竿を振っていたら、バテてきたので河川敷に横になって昼寝をすることにした。人目に付くところで寝ていると、「川の中で人が倒れている」と通報されかねないので、そんな事も気にしながら横になる場所を確保して暫し夢の中へ・・・。

 1時間半ほど休んだ後、再びキャストを開始。持参してきたルアーをアレコレ試すが全く反応はない。夕方になっても全体的に魚っ気が薄く、ベイト群が動かないため気持ちが萎えてくる。最後はスキッタープロップを投げまくって、水面をジョボジョボとかき混ぜたがルアーを追う魚の影すらみえず納竿とした。


天気:晴れ後曇り 水温:23.0℃ pH:不明
釣果:0匹

 前日の釣行で魚の動きが判ったので、嫁さんを連れて夕マヅメ狙いで釣り場に立つ。満潮からの下げのタイミングでベイトが動くことを期待。とっておきのピンポイントにルアーを打ち込んでもらいたくて、立ち位置、狙う場所を指定してキャストをしてもらうと・・・ミスキャスト。なんと1投目で対岸のブッシュに引っ掛けた。流れは強く、水位も高いので彼女に取りに行かせることも出来ない。代わりに私が、流されないように足場を確認しながらゆっくりと川の中を進み、ルアーを無事に回収した。

 スペシャルポイントは一投で終了。周囲をザックリと探ったが魚の姿は見られないため、本日のメインポイントへ移動した。水位は高く、まだ日差しが強いので魚は沈んでいる感じ。夕暮れ時に、ボラっ子達の群れが下ってるのを暫く待つことになった。因みに彼女が使うのは、例年この時期、私の持参するボックスの中で一軍選手として活躍しているコンバットポッパー。扱いやすく、飛距離も出て、魚も良く釣れるルアー・・・なのに、これもいつのまにやら生産中止。ぎじたま読者の皆さんの中には、私が使うルアーに軒並み古臭さを感じられる方もいらっしゃるかと思うが、釣れるルアーに古いも新しいもない。"新商品"だからって、釣れる保障は何処にもないのである。

 一方、私は時合が来るまでアレコレとルアーを試す。もう少し飛べば良かったのに・・・と思いつつボックスの中に押し込めたボラブレスに変わって取り出したのがZealアライくん。古臭い話ばかりで恐縮するのだが、管理釣り場シマゴンにスズキが入っていた頃には、こんなルアーで結構遊べた事を思い出したので使ってみた。一世を風靡したルアーだけあって、その泳ぎはとても可愛らしく嫁さんも気に入った様子。しかし、彼女に渡すとヒゲやらシッポが直ぐになくなってしまいそうなので自分一人で楽しむ。

 少しして上流側で竿を振る嫁さんの方では、ベイト群が下って来てボイルが始まった。私の方は、それらしき気配は全くないのでせっせとルアーを交換しながら時合を待つ。スキッターポップデブニョロエスタ・シャローなどの表層系を試した後、フラットラップ8サイレントアサシン、ついには湾ベイトまで投入する。このエリアで湾ベイトを使えば根掛かりの恐れがあることは十分承知していたつもり。ルアーが着水後、直ちにリトリーブすれば大丈夫だろうと安易に考えていたが、数投目で根掛かってロストした。

 ルアーを失って気持ちが凹んでいる時に、嫁さんのコンバットポッパーに本命のスズキが出た。水柱が立ち、魚の姿が見えたので確実に1本獲れたと思ったがフッキングミス。これには彼女も悔しかったようで、その後も暫く同じポイントにルアーを投げまくっていた。いずれ自分の方にも魚が回ってくるハズ・・・と期待していたが、ベイト群は私の所に来る前に何処かへ消えうせ、楽しみにしていたボイルも起きない。ボイルは起きなくても周囲に潜んでいる可能性もあるため、デッドフロート8デプスレスサイレントアサシン99Fを投げまくったが不発。午後7時半まで粘ったが、チャンスは訪れず、納竿となった。


天気:晴れ 水温:23.0℃ pH:不明
釣果:0匹

 夕マヅメ狙いで釣行。濁りが強めな入水ポイントから静かにウェーディングを開始し、少しずつ移動しながらスキッタープロップを投げまくる。開始早々、ドバンッと水面が割れてスズキが躍り出るイメージを頭に描いていたが、そんなドラマは起きもしない。本日のメインエリアまで移動し竿を振り始めたが魚っ気がない。ルアーをデプスレスに交換し、ベイトの群れを探しながらキャストをしまくるがコツリともアタリはない。頭上をコアジサシのつがいが何か話しながら行き交うが、私のいるエリアにダイブすることはなく何処かに飛び去ってゆく。もっと水位が下がらないとベイトの群れが下ってきそうもないので、暫くはチンタラとキャストをして時合を待つ事にした。

 開始から1時間半が経過。突然、ボイルが始まりボラっ子が弾け飛んだ。これが時合の合図となり、30分間程の間にアチコチで捕食音と共に水面が湧き上がる。TDポッパースキッターポップスキッタープロップバブルクランクコイキドッグXエスフォー5などを投入すれどもカスリもしない。一番悲しかったのは、ドッグXを引いていた時。上流にブン投げて、早めのドッグウォークをさせながらベイト群の泳ぎに合わせて引き寄せてくると、ルアーの両サイドで同時にボイル。その間隔は多分1mもなかっただろう。明らかにスズキ達はルアーを見ていて、餌ではないと見切っているのである。

 徐々にボイルが沈静化する中、望みを掛けて持参してきたルアーをアレコレと試す。自信を持って使うコンバットポッパーも、ルアーの真横でボイルが起きるなどガックリする事も続き、Aプロップや、食わせのシャッドラップSR5なども投入したが不発。最後にB太80SRの早引きで勝負したが無反応のまま周囲は暗くなった。いつしか魚達は消えうせ、ポイントは静まり返ったので納竿とした。


天気:晴れ 水温:16.5℃ pH:不明
釣果:0〜3匹(スズキ、ナマズ)

 本日は嫁さんを伴った釣行。釣り場に到着して準備をしながらポイントを眺めると、予想していたよりも水位が高く、少なくとも1時間程度は苦戦しそうな雰囲気が漂っていた。スタートはウォーターランドバトルスウィッシャー1996から。ボイルするスズキにはトップウォーター、しかもスウィッシャータイプが有効であることに気が付き、自宅に眠っているルアーを色々と試しているのだ。暫くの間、水面を賑やかにジョボジョボやって様子を伺ったが、ルアーを追いかける魚の姿はない。続いて取り出したのが、B太80SR。普段よりもリトリーブスピードを上げて反射食いを狙ってみるがこれも不発。少し上流の方でボイルらしき光景を二度目撃したので、水位の低下とともにいずれ魚が下ってくるハズ。その時を待って、黙々とキャストを繰り替えす。

 30分程経過すると水位が徐々に低下し、ベイトの群れが見えてきた。すかさずデプスレスからデブニョロに交換し、引き波を立てて表層をメインにリトリーブする。少し離れた所でキャストをしている嫁さんの手が止まっていたので、何をしているか良く見てビックリ。思わず大声を上げてしまった。彼女はルアーに絡みついたゴミを取る際、リールを泥水の中にドップリと漬けている。リールを扱う時の注意として、地面に直接置かない事と、水の中に漬けない事を何度も繰り返し言い聞かせていたのだが、コロッと忘れてしまったようだ。私の声に驚いて、直ぐにリールを水から引き上げたが時既に遅し。持ち上げたリールからは、泥水が流れ出ていた・・・。この水域の泥の粒子はとても微細で、常に水の中を漂っている。普段から川が濁っている原因でもあるが、リールの中に入り込むとやっかいなのである。きっと後からベアリングの回転が悪くなるに違いない。

スズキ 11KB ベイト群がまとまって下ってきた頃、近くでボイルが始まった。エリア内に入って来ているスズキの群れは小さいようで、ボイルはたまに起きる程度。数は少なくても、本命魚が目の前にいるので鼻息が荒くなる。バブルクランクリトルジャックコイキのほか、コンバットポッパーの早引き、サイレントアサシン99Fデッドフロート8フラットラップ8なども試してみたがワンチャンスもなかった。そうこうしている間にボイルは沈静化し、魚っ気は周囲から消えうせたのでこの場から撤退。一旦、水から上がり、トイレ休憩を兼ねてコンビニへ行く。やはり女性同伴だと、トイレ場所の確保は重要であり、釣り場からそう遠くない所にコンビニがあるのはありがたいのだ。

 本日、2か所目の場所では、ローリングベイトの早巻き"ジャカジャカ巻き"を試す。腹が減っている魚がいればバクッと来そうなものだがカスリもしない。デッドフロート8フラットラップ8を試しているとボイルが始まった。嫁さんに使うルアーや狙うポイント、ルアーの引き方まで細かに助言しながら、スズキを狙ってもらう。直ぐ近くに本命魚がいるのは判っているので、あとは口を使ってくれるルアーを目先に通してやるだけなのだ。

 ボイルを度々しているのだが、嫁さんが操るルアーに全く反応しない。試しに少し離れたところからフルスイング。彼女が狙っていたポイントにコンバットポッパーを投げ入れ、テンポ良く引いてくるとドバンと出た。僅かに1投目の出来事。彼女の目の前で、嫌がらせのようにガバガバと暴れたスズキは56cmだった。やはり上手に攻めれば釣れるのである。

コイキ 8KB 更なる追加を期待してキャストを重ねる。相変わらずボイルはするので、持参してきたトップウォータールアーをアレコレ試していると再び水面爆発。今度はリトルジャックコイキに出た。ファイトは派手だが、力強さはないため、手早く引き寄せてキャッチ。サイズは先に釣った魚より10cmも小さい46cmだった。

 今度こそ嫁さんに釣らせようとアレコレとアドバイスを繰り返すが、魚は彼女のルアーを完全無視。余りにも釣れないので、彼女の頭の中は、「晩御飯は何にしようかなぁ〜」という主婦モードに切り替わってしまった。魚は目の前にいるのに、ゲストに釣らせられない不甲斐なさを恥じながらキャストを繰り返していると、またしてもコイキにヒット。お相手は、エラ洗いを全くせずグネグネとファイトする。姿を見ずしてルアーを咥えている魚の正体が判明。一気に岸に引き上げた案の定ナマズ。サイズは50cmだった。

 黙々と竿を振っていた嫁さんの口から「アドレナリンが出るようなアタリがない〜」と言葉が出たので、本日の釣行は午後4時にて終了。本当だったら、夕マヅメを迎えるこれからが本番のような気もするのだが、無理も出来ないので水から上がった。

 さて、今回活躍したコイキは、小さなペラが控えめにチリチリ回るだけ。ポップ音が良い訳でもなく、泳ぎも派手ではない。目玉がクリクリと動くというギミックが施されているが、釣果には全く寄与していなさそうな感じ。リトリーブをすると、ほぼノーアクションで真っ直ぐに泳いでくるだけのルアーなのだ。何故このようなルアーに魚達が襲い掛かるのか・・・。ボイル対策には、「アクションが地味で、静かに引き波を立てるルアー」が効くのかもしれない。ボイル対策のアイテムがまた1つ増えた感じだ。


天気:晴れ 水温:14.0℃ pH:不明
釣果:0匹

 お休みだというのに、いつもどおりの早起きをして出撃。「休みの日ぐらいゆっくりしたら・・・」という声も聞こえてきそうなのだが、アクセルを踏み込んで朝日がまぶしい東の方角に向う。新幹線を使って通う4月からの新たな勤務地では、毎日何かと神経をスリ減らす業務が続いている。心のバランスを取るためにも、釣りに行ってリフレッシュしないと心の病になってしまうのだ。

 釣り場に到着すると既に先行者の姿があった。近くに停めてある車を見ると直ぐに誰なのかが判明・・・アルフ君だった。彼に御挨拶をしながら、下流側に入れてもらい竿を振り始める。スタートはバブルクランクから。ボイルでもしていれば、このルアーの威力を発揮できるのだがそれらしき気配はない。少ししてベイトの群れが上流から下ってきた。このタイミングでコアジサシも飛来し、垂直落下&ダイブを繰り返している。ベイトが沢山いるのでボイルが起きても良さそうなのだが、周囲は沈黙。反応のないバブルクランクから、とっても賑やかなバトルスウィッシャー1996に交換し周囲を引きまわったが不発。ZBLシステムミノー11Fタイダルを使い、丁寧に探ったがこちらにも反応はない。

 少しずつ移動しながらZBLシステムミノー11Fタイダルを引いていると、明確なアタリがあって一気にラインが引きずり出された。魚の正体は、狙っているスズキではなく巨鯉。ポイントが潰される前にフックが外れることを期待して適当にファイトをしていると、狙いどおりフックオフ。しかし、目の前のポイントは泥濁りでドヨドヨになってしまった。これにはお手上げで、暫くは釣りにならない。対岸でボイルが散発していることに気が付いていたので、このタイミングで場所を移動する。

 先ずはバブルクランクから始め、コンバットポッパーミニファットラップを相次いで投入し様子を伺う。ベイトの群れがストラクチャー周りに近づくとガバッとスズキが出る。狙っている魚は確実に目の前にいるのだが、私の操るルアーに反応はない。期待を込めてCD5を投入し、早引きを試すといきなり根掛かり。一瞬にしてポイントを潰してしまった。Wフックに変えておくべきだったと反省することしきり。ミニファットラップでは障害物を上手にかわしていたので、つい油断していた。一足先にギブアップしたアルフ君の車を見送りながらキャストを続けたが不発。デプスレスに交換し、移動を繰り返しながら魚を探したがワンチャンスもないまま納竿となった。オカッパリの釣りで、毎回、成果を挙げるのはホント難しいのだ。


天気:晴れ 水温:不明 pH:不明
釣果:1匹(スズキ)

 朝から強い南風が吹いているので、出撃しようかどうしようか迷っていたが、意を決して自宅を出発。釣り場に到着すると、何故か強風は納まっておりイイ感じになっていた。スタートはマリアミスカルナから。とても扱いやすく、丈夫で良く釣れるルアーだが残念ながら既に廃盤。こんなルアーは定番商品として末永く販売して欲しいのだが、日本国内では難しいのだろうか・・・。

 開始5分もしない内に、直ぐ近くでボイルが始まった。すかさずを投げ込んで様子を伺ったが、本命のスズキは完全無視。ルアーをバブルクランクに交換し、スローリトリーブで引き波を立てながら引いてくるとガバッと出た。ルアー交換後の1投目の出来事。やはりボイルしているスズキにトップウオータールアーは効くのである。激しく何度もエラ洗いをする魚を丁寧に引き寄せてキャッチ。サイズは55cmとやや小振りだが、元気ハツラツ、釣って楽しいお手頃サイズなのであった。

 2匹目を探してルアーを投げまくるが反応はない。ウォーターランドバトルジャークラパラスキッタープロップなど、持参してきたプロップ系のルアーをアレコレと試す。周囲に魚はいるようなので、ベイト群が下ってくるタイミングに合わせてルアーを引くが、本命魚達は、本物のベイトを食うことに夢中。合成樹脂で出来たようなルアーには見向きもしない。

 対岸で時々ボイルしていることに気が付き移動。バブルクランクのスローリトリーブ、そしてコンバットポッパーの早引きで誘うが反応はない。続いて取り出したのがラパラのミニファットラップ。このルアーの使い方は簡単。フルキャストしてひたすら超早引き。小刻みにプルプルと震えながら泳ぐ姿に本命魚達は思わず口を使ってしまうのである。このルアーに交換して僅かに3投目、狙いどおりにガツンときた。

 手ごたえは先に釣ったサイズと同じくらいだったが、ファイト途中で痛恨のバラシ。フックが小さいので、バレやすいのである。ルアーを直ぐに回収し、他のルアーからワンサイズ大きいフックを移植してキャストを再開したが、既に遅かったようで、その後はワンチャンスもなかった。1時間半ほどルアーをアレコレと試して、何とか追加しようと踏ん張ったが一度も竿が曲がることはなくギブアップした。


天気:曇り後晴れ 水温:不明 pH:不明
釣果:1匹(スズキ)

 前日雨がまとまって降ったので爆釣を期待して釣り場に立つ。しかし、濁ってはいたが予想したほどの出水はなく水位が低い。しかも流れは緩やかで若干テンションが下がる。それでも竿を出してみなければ釣れるかどうかは判らないので、手早く準備を整えてキャストを始めた。今回のトップバッターはストロングアサシン103F。良く釣れるのだけど強度的に課題があったサイレントアサシン99Fの補強版(肉厚、貫通ワイヤー)といった感じらしいがちょっと太め。泳ぎはサイレントアサシン99Fに比べバタつき感があるが、濁った河川での釣りにはコレぐらいの方が良さそうだ。

 開始5分、岸際のストラクチャー周辺でボイルが起きた。残念ながらそこにルアーを打ち込むことは出来ないのだが、暫く観察しているとボラっ子の群が岸に近づくタイミングでガバッとスズキが襲い掛かっている。この他にも腹を減らした魚がいるハズなので、サイレントアサシン99Fにサイズダウンしてルアーに反応する魚を探す。ボイルで逃げ惑うベイトのサイズは3cmほど。これに合わせてルアーをサイズダウンしても、反応しないので攻略方法が思いつかず悩んでしまう。

 水位が少しずつ上昇する中、気持ちを切り替え、流心狙いでハニートラップ95Sを試す。上流側にキャストし、流れに合わせてゆっくりリトリーブ。ルアーを流していると狙いどおりにガツンときた。「流心に潜むような魚は、大きめなベイトを食べているのではないか」と仮説を立てて即実行。狙いがズバリ的中した。流心で激しくファイトした魚のサイズは55cmと自慢できるような大きさではなかったが、直ぐに答えが出たのは嬉しかった。他にも同サイズの魚がいるハズなのでキャストを繰り返したがワンタッチもない。

 南風が強くなりキャストコントロールが難しくなる中、ZBLシステムミノー139F旧タイドミノースリムK2FSWバイブジグアクアライズのソルト用スプーンシュールスライドを試したりしながら更なる追加を期待したが不発。今日の釣行は3時間程で切り上げた。


天気:曇り後雨 水温:16.3℃ pH:不明
釣果:2匹(スズキ)

 例年、GW期間中は必ず何処かで雨が降る。一般の方々は晴れることを祈っているのだろうが、根っからの釣師である私は、むしろ天候が崩れた方が嬉しかったりする。天気予報によると、やっと今日は雨が降るらしくウキウキしながら釣り場に立った。

 いつ雨が降ってきても良いように岸際にカッパを置いてウェーディングを開始。スタートはシードライブから。「このルアーでいつか釣ってやろう」と心に決めているのだが、未だに心躍るようなシーンには巡りあえない。どうやら釣れる状況がとても限られるルアーのようで、私のスタイルにはマッチしていないようだ。しかも3月下旬の釣行の際には、川底に根掛かりで奉納した事もあり、ビビリながら使うので精神衛生上よろしくない気もする。

 水位が高い内は釣れる気がしないので、フラットラップ10をのんびりと使いながら時合を待つ。ベイトの姿は全く見られず、ルアーをサイレントアサシン99Fエスタ・シャローに交換するが、使うルアーが悪いのではなく、エサを食おうとする魚がエリア内にいない感じ。水位が下がり、流れが早まって、ベイト群が水面をウロウロしだすまでグッと我慢するしかなさそうだ。

 天気予報どおり雨が降り出したので、一旦岸に戻ってカッパを着込む。小雨が降りしきる中、コモモデプスレスなどをキャストしているとコアジサシが飛来。高いところから一気に下降して水中へダイビングして小魚を獲るシーンを目撃するようになった。これがゲーム開始の合図。待ちに待ったボイルが始まった。ZBLシステムミノー11Fタイダルをボイルがあった周囲に投げ込みリトリーブを繰り返しているとガツン。エラ洗いはせず、一気に走ったのでコイを引っ掛けたものと思い込み、強引に引き寄せてきた。

 近づいて来たのは色黒いコイではなく、銀色に光る本命のスズキ。ファイトがスズキと違っていたのは、ルアーが口の中に入っておらずサイドフッキングをしていたから。針掛かりの様子が判ったので、ここからは慎重なやり取りをする。リアフック1本しか掛かってなかったので、腹側のフックを掛けないと一暴れされた後にフックオフするのが目に見えている。竿で魚をコントロールして魚体の向きを変えフックセット完了。タイミングを見計らってキャッチ。サイズは60cmを若干超える美しい魚だった。

 徐々に雨脚が強まる中、流心近くでボイルが続いている。3cm程のベイトの群れが一斉に下って来ているのでこれに襲い掛かっている。こうなるともう11Fタイダルのようなルアーには全く反応しない。ミノー系は無反応なのでトップウォーターを試すことにした。コンバットポッパーをベイトの速度に合わせてテンポ良く引いてくると、狙いどおりに水面がド派手に割れた。

 3連発のエラ洗いをするスズキを慎重に引き寄せて無事にキャッチ、コンバットポッパーを丸呑みしていたこの魚のサイズは65cm。写真を撮ってサイズを測っている最中でも近くでボイルをしているので、手早くリリースして次の魚を狙う。このルアーへの出方が良かったので、相当ツボにはまっているかと思いきや、その後はパッタリ。Aプロップに交換し、水面を賑やかにジョボジョボやっていると、またしても水面爆裂。フックが3本も付いているモデルなので、フッキングは楽勝かと思いきやあえなくフックオフ。回収したルアーを見たら、フックが2本伸びていた。その後はボイルが徐々に沈静化し、魚っ気が全くなくなってしまったので納竿とした。


天気:晴れ 水温:15.5℃ pH:不明
釣果:1匹(ボラ)

 GW後半の2日目、「今日はどこに行こうかなぁ」などと考えながら自宅を出る。到着した釣り場は田植の濁り水が入り込んでおり、イイ感じなのだが水位が少し高い。ベイトは不在で釣れる気が全くしないので、とりあえず水温を測ってみると15.5℃しかない。明け方、寝ていて肌寒く感じていたが、気温がぐっと下がったようだ。スタートはラパラF9から。アップクロスに投げて、流れに馴染ませながら時折トウィッチを入れて魚を誘ってみる。

 食いっ気がある魚がいれば一発で出そうな気もするが、それらしき反応がない。水面を賑やかにして魚を呼び込もうと考え、プロップベイトのAプロップを引きまくる。水面付近にベイトがいればルアーが通過する際にピチャピチャ跳ねるのだが、その様子も見られないためエスタ・シャローに変えて広範囲を探る。

 暫くして、アルフ君が登場。久しぶりにお会いしたので、近況を伺いながらキャストを重ねているとベイトの群れが動き始めてボイルが始まった。ボイルする場所は決まっており、そこにベイトの群れが下ってくると50〜60cmのスズキがガバッと出る。ボイルポイントを見定めて、レッドペッパーベイビーを少し上流側に投入。チョンチョンと動かしながら流し、水面が炸裂するのを期待したが不発。続いて、Dコンタクト63を使ったトウィッチング、レンジバイブ55ESの早引き、TDポッパーコンバットポッパーを使ったポッピングなどを試したがいずれも本命魚のスズキからは無視され続けた。

 水位の低下に伴ってボイルする位置が変わってきたので、少しずつ立ち位置を変更。コンバットポッパーAプロップエゾミノーラパラF9エスフォー7などを引きまくるが、スズキはルアーに触りもしない。ギブアップするアルフ君の後を引き受けてキャストしまくったがお手上げ状態。湾ベイトを取り出してブン投げていると、ボラっ子(ハク)が引っ掛かってきた。湾ベイトのボディやブレードのサイズとそれほど変わらないので、イケそうな気もするが本命魚からはワンタッチもない。

 晴天の強い南風が吹く中、3cm程しかないベイトを偏食している魚を釣るにはどうすれば良いか・・・。表層狙いのZBLバイブ80SS(16g)の早引きで様子を伺ったが、これも不発に終わり納竿。またしても悔しい思いをしながら帰途についた。


天気:晴れ 水温:17.5℃ pH:不明
釣果:0匹

 GWの後半戦がスタート。今日の釣行は嫁さんが同行する。釣り場に行く前に、スッカラカンになった愛車の燃料を補給するため自宅近所の直ぐ近くにあるガソリンスタンドに立ち寄ると、道路には順番を待つ車が繋がっていた。開店は午前9時、時計は午前9時10分だが、この混みよう。この店は、土日にBOXティッシュ3箱のプレゼントがあるので人気があるようだ。とは言え、ガソリン類の高騰には驚くばかり。軽油の価格はついに130円台後半となったことには閉口。無駄な燃料を使わないために、アイドリングストップはもとより、なるべく遠出を控え、急発進や急加速をしないように心掛けるしかない。

 思いのほかガソリンスタンドで時間を取られ、結構なロスタイムがあった。潮位の事も考えて自宅を出発する時間を決めているので、出遅れることは時合を逃しかねない。しかも、「タッチの差で釣り場に人が入ってしまった」なんて事も多々経験しているため、毎回、釣り場に立つまではドキドキものなのである。

 釣り場に到着してホッと一安心。先行者は不在で、魚の活性が高まる潮位までにはまだ少し時間がありそうだった。手際よくウェーディングの準備を整えて、いざ入水。嫁さんにこの釣り場の特徴や釣り方を伝授しながらキャストを開始する。最初は私がGドッグX、嫁さんには前回の釣行で1本釣ったZBLシステムミノー11Fタイダルを使ってもらう。彼女は時々ミスキャストもするが、始めた頃に比べれば遥かに上達している事が良く判る。キャストの際、竿が奏でる風切り音も勇ましい。狙うべきポイントにもルアーが届いているので、「うまくすれば1本釣ってくれるんじゃないか」と期待を抱く。

 開始20分が経過したところで、嫁さんが「今、何か掛かった〜」とのたまう。魚の正体は本命のスズキか、はたまた巨鯉か・・・そんな事を考えていると、彼女の前でボイルが始まった。流れてくるベイト群に襲い掛かっているのは、55cm〜60cmの若くて元気の良いスズキ。つい先程、嫁さんのルアーに反応した魚は本命魚だったに違いない。

 これをきっかけに、アチコチでボイルが始まった。魚が潜んでいるピンポイント狙いでルアーを打ち込むが、既に私達が使うルアーは見切られている感じ。つくづく嫁さんが逃したワンチャンスを残念に思うばかり。ドッグXエスタ・シャローデッドフロート8TKRP9/12ZBLシステムミノー9Fタイダルローリングベイトの他、ラッキークラフトのWスウィッシャー スプラッシュテールエバーグリーンウェイクマジックを試したり・・・この間もスズキ達が水面上に乱舞し、ベイト群を狙ってバコバコやっている。

 南風が強まる中、少しずつ水位が下がりボイルする場所も変わってきたので、これに合わせて立ち居地を移動。対岸からマッディラインを狙うように作戦を変える。シャッドラップSR5サイレントアシン99Fデプスレスワンダーを投入すれどもワンチャンスすらない。時計は正午を過ぎ腹ペコ状態。徐々にボイルの頻度も少なくなってきてはいるが、まだキャストの射程距離内に魚がいるので納竿するには忍びない。結局、午後2時まで頑張って1本を狙ったが、2人とも魚を手にすることは出来ずギブアップした。



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