
トップ>FishingReport>2014年8月
2014/8/30 静岡県西部地区の某河川
天気:晴れ 水温:23.0℃ pH:不明
釣果:1匹(スズキ)
夕マヅメ、ヤブ蚊と戦いながらの釣行。ベイトが水面をピチャピチャやっている状況下でNL-1から始め、DC9バレットに交換。少しずつ移動しながらキャストをしていると、岸際近くでナマズらしきバイトがあった。少しの間、DC9バレットで粘ってみたが反応がない。続いて、シードライブを使って流れが強い流心付近を探る。このルアーは投げるのにコツが必要。きれいに飛ばすには、気を使うので長い時間使い続ける事が難しい。10分程、ルアーを流してみて反応がなかったのでボックスの中に戻ってもらった。
次に取り出したのがリップインベイト。このルアーが登場する以前、ミノーのリップはボディの下からニョッキリと飛び出ているのが普通の形だった。それをボディと一体的にデザインしたところが衝撃的で、驚いた事を覚えている。当時、私が足を運んでいたフィールドでは、残念ながら飛距離が足りなかった。しかも、塗装はとても弱く、ボディも衝撃に弱くて簡単に割れるので、いつしか釣り場に持って行くこともなくなってしまったルアー。しかし、あらためて使ってみると川の流れの中でもイイ感じに泳ぐ。マイナーチェンジで高比重タングステンウエイトに変わっているようなので、機会があればそちらも試したい気がしてきた。
主だった流れのスジをリップインベイトで攻めた後、テリフDC12を使ってダウンクロスのラインどりで何回か通す。メーカーによると"究極のダウンクロスミノー"との事なので、頑張ってもらいたかったが、こちらにも反応はなかった。ちょっと攻め方を変えようと考え、取り出したのがローリングベイト。このルアーは強い流れの中でも、気にせずにグリグリ巻ける優れもの。ブンッと投げて、リトリーブを繰り返していると、さほど時間が立たない内にガツンときた。
ヒット後、一度もエラ洗いをしないので「ナマズでも掛けたか・・・?」と思いつつも、ナマズにしては直線的で強い引きなので慎重にやり取りをして岸際に引きずり上げた。ライトに照らされた魚は本命のスズキ。銀ピカに光り、尾鰭が大きい"川鱸"だった。サイズは66cm。大きな尾鰭で急流の中を力強く泳いでいるとあって、筋肉隆々のカッコイイ魚体だった。66cmと言えば、先日の釣行で嫁さんが釣ったスズキと同サイズ。何だかチョット悔しいので、更なる追加&サイズアップを期待して小一時間キャストを重ねる。しかし、コツリともアタリはなく、午後10時半にタイムアップとなった。これから水温が徐々に低下して、魚の活性も高まるハズ。今後が楽しみだ。
2014/8/24 静岡県西部地区の某河川
天気:曇り後晴れ 水温:不明 pH:不明
釣果:0匹
昨夜ロストしたDC9バレットの回収を兼ね、干潮のタイミングを見計らって釣行。予想していたよりも水位は低く、ちょっと拍子抜けした感じ。真昼間、日差しはかなり強く、水量も少ないとなれば釣れる気配は全くない。取りあえず、シードライブから流し始め、一通り流れの筋をチェックしてからエゾミノーに交換。これはウッドとメタルのハイブリットルアーで、私はセッパリ型のミノーシェイプがお気に入り。一般的なシンキングペンシルとは少し違ったアクション、流れの中でヒラリヒラリと魚を誘ってみるが不発。
続いて、ローリングベイトの投入。扇状に投げまくり、夜釣りの時よりも早めのリトリーブでテンポ良く探る。ここまでで30分が経過。食いっ気がある魚がいれば、何らかの反応がありそうな時間が経過した。しかし、ワンチャンスもない。少しずつ移動しながらNL-1、グース、ビットストリーム、ナバロン、カルトラ等を次々と投入したが、これらにも反応はない。
水位が最も低下した頃合を見計らって、ルアーを回収しに行く。根掛かった場所は概ね把握していたので、直ぐに見つかると思いきや目標地点にルアーはなく、引っ掛かるような物も沈んでいない。下流域を含めてルアーがありそうな場所を3往復して探したが、ついに発見することは出来なかった。気持ちが一気に萎んで、魚もルアーも手に出来ないまま正午に納竿。
午後は、釣具店の中古コーナーでロストしたDC9バレットを物色。その後、嫁さんのリクエストに応じて浜松市内の果物屋さんに併設されている喫茶コーナーへ突入した。女性に大変人気がある店らしく、随分混んでいてテーブルに着くまでの所要時間は30分程。昨夜から引きずっているルアーロストで凹んだ気持ちと、またしても良型を釣った嫁さんへの敗北感を埋め合わせるため、ちょっと贅沢に、話題のマンゴーパフェとピーチパフェを注文し食べ比べてみた。美味しかったのは、私が注文したマンゴーパフェの方。これで気持ちを何となく誤魔化しチャラにして、3日間の釣行を締めくくった。
2014/8/23 静岡県西部地区の某河川
天気:晴れ 水温:22.0~23.5℃ pH:不明
釣果:0~1匹(スズキ)
昨夕の釣行で気合が入り、早朝から丸一日竿を振ろうと考えていたのにまさかの雷雨。多少の雨なら大歓迎なのだが、さすがに雷雨はNG。幾ら釣り好きでも、命は惜しいのである。スマホで雨雲レーダーを度々見ていると、昼前には天候が回復しそう。このタイミングに合わせて釣行する事にした。午前11時には釣り場に立ったが、「朝の雷雨はなんだったのか?」と思わせるようなカンカン照り。強い日差しで魚が沈み、苦戦を強いられそうな雰囲気が漂う。
トップバッターはアイマ・ジーン130。昨夕と同じコースにルアーを流すが不発。続いて、グースも試してみたが、コツリともアタリはない。このポイントはやはり、いつも魚が定位している場所ではないようだ。どんなタイミングでここに魚が入ってくるのか、もう暫くデータを集める必要がありそうだ。
魚がいない場所で粘っても無駄なので、川の中を静かに歩き本命ポイントへと移動する。竿先にぶら下げたのはシードライブ。複雑な流れを読み解きながらルアーを流すコースを見極めてキャストを開始。2投目、流れが渦巻いている場所にルアーが差し掛かったところで、水面に本命魚が躍り出た。60cm程の魚は確実にルアーをくわえ込んだように見えたが、カラ振りをしていた。強い流れの中に魚がいるのが判ったため、ルアーを流すコースを少しずつアレンジしながら反応を伺ったが不発。
アイマ・ジーン130、ビーチウォーカー110S、カルトラなど、アレコレと試してみたが全く反応はない。ワンチャンスを逃したのは本当に痛かった。その後、1時間程粘ったが、真夏の強い日差しが災いしているのか、魚の活性が上がることはなかった。川から上がり次の場所へと車を走らせる。目の前に広い瀬が広がるこのポイントでは、"30分間一本勝負"で集中してルアーを投げまくったが、竿が曲がることはなかった。
午後からは、嫁さんと浜松市産業展示館で開催されていたバイクイベント「バイクのふるさと浜松2014」に足を運んだ。実は彼女、私と同じくオフロードバイク乗り。既に手放してしまったが、愛車はヤマハのセロー225だった。彼女が注目していたのは、同社の三輪バイク トリシティ。メーター周りをのぞいたり、実際に跨ったりして雰囲気を味わっていた。一方、私の目を奪ったのは・・・一般来場者に混じって各ブースを回っていた一際目立つ女性。直ぐに気がついたのだが、同イベントのイメージガール延時成美さんだった。(笑)
夜からは、仕切りなおして嫁さんを引き連れての釣行。彼女にはこのエリアで最も実績のあるグースを投げてもらい、私はDC9バレットを使って広範囲に魚を探す。花火大会がアチコチで開催されているようで、遠くに打ち上がる花火を眺めながらキャストを重ね、水位が下がってきた頃合で川の中を移動しメインポイントに入った。
午前中の釣行で魚が入っている事は確認していたので、後は時合を待つのみ。目の前に反転流が出来始めた頃、私のローリングベイトにガツンときた。魚は直ぐに水面へ出て激しくエラ洗い。この時にルアーを吹き飛ばされてフックオフした。
即座に少し離れた場所で竿を振っていた嫁さんを呼び、キャストする方向とルアーを引くコースを伝授。魚は他にもいることを信じてキャストをしてもらう。少ししてヒット・・・かと思いきや、DC9バレットを引っ掛けた。丁度今は、時合到来のタイミング。今までこの場所でルアーを引っ掛けた事はなかったので、根掛かりにはガックリ。私の使っていたタックル(ルナミスS809LST+ツインパワーC3000HG)を彼女に渡し、釣りを続けてもらい、私はルアー回収のため彼女のタックル(ディアルーナS809LST+ツインパワー2000)を握り締めて、激流の中に入ってゆく。水量は多く、水流も強いため回収するのに大苦戦。そんな時に彼女の竿が曲がった。
「なにも、このタイミングで魚を掛けなくても・・・」と思いつつ、魚のファイトに対し必死で対応している彼女を見て、ルアー回収は諦めてラインを切る。持っているDC9バレットの中でも、魚が良く釣れる"アタリ針"だったのでロストするのは辛かった。彼女のそばに駆け寄り、アドバイスをしながら成り行きを見守る。岸際にズリ上げた"川鱸"は銀ピカの66cm。今月釣れたスズキの最大サイズであった。
更なる追加を期待して、私のタックルを彼女に預けたまま釣りを続ける。暫くして彼女が「今、何か食ったかも~」と声を上げた。かなり明確なアタリがあったようだが、フッキングには至らなかった様子。因みにヒットルアーはローリングベイト。初心者でも、投げて巻くだけで魚が反応するオートマチカルな優れたルアーなのだ。一方、シンキングシャッドやヨレヨレを試していた私の方にはコツリともアタリはなく、今宵の勝負でも敗北感が漂う。結局、魚を手に出来ないまま午後10時半に納竿となった。
2014/8/22 静岡県西部地区の某河川
天気:曇り 水温:23.5℃ pH:不明
釣果:4匹(スズキ、ナマズ)
夏休みをもらって午前中は近隣の釣具店巡り。午後は帰宅してのんびりモード。録画してあったスタートレック6を見ていると突然、お腹がグルグルしだしてトイレに直行した。普段から摂生に努めているので、お腹を壊して下痢ピーなんて事は余り無い私。「昼に飲食店で食べた"特製 冷やしラーメン"がヤバかったのか・・・?」などと考えながら、暫くの間、トイレに座り込む。結局、映画を見終わるまでに3回もトイレに行き、お腹の中はカラッポとなった。
幸いお腹が痛いわけでもなく、出すべき物は全部出てしまったので夕マヅメ狙いで出撃をすることにした。きっと普通の人なら、体調不良の時にウェーディングなんてしないと思うのだが、そこは根っからの釣り好き。「イザとなったら、パッとウェーダーを脱いで草ムラで・・・」などと考えながら、釣り場まで車を走らせた。中潮、満潮のタイミングで水位は高く、狙っていたポイントには入れない。しかも、前日までの雨の影響が残っており流れは強く、やや濁っている。
ボックスの中から流れに強いミノーを幾つかチョイス。先ずは、トップバッターとしてアイマ・ジーン130を竿先にぶら下げた。このルアー、いつのまにやら生産終了となってしまったが、決して釣れないルアーではない。強い流れの中でも使える点に注目すれば、結構重宝する場面があるのだ。今時のルアーと比べると、飛距離がもう少し伸びれば良いのに・・・と思えてしまうのが少し残念。新商品は釣れるかどうか判らず、エリア内で誰もが使う定番ルアーだと、魚がスレているかもしれない。確実に魚を獲りたい場合は、一昔前くらいの、実績があるルアーを使った方が懸命ではないだろうか。
暫くの間、アップクロスに投げてドリフトをさせていたが不発。今度はダウンクロスに投げて、岸際近くをゆっくりと巻いていたらガツンと来た。この場所の岸際は、強い流れがダイレクトに当たり、スリット状に深く掘れている。多分、この溝の中に魚が潜んでいたのだと思うが、これまでの釣行において、そこで魚がヒットした事はなかったので少し驚いた。流れに乗って一気に下る魚と慎重にやり取りをして無事にキャッチ。開始10分程で手にした"川鱸"のサイズは64cm、元気にファイトしたヤル気満々のヤツだった。
2匹目を狙ってキャストを再開。アイマ・ジーン130には反応がないので、グースに交換。ダウンクロスに投げて、岸際をリトリーブしてくると再びガツン。1つのルアーを投げ続けるよりは、たまにルアーを変えてやると魚が反応するので面白い。2匹目の魚は小さいような感じだったので、やや強引に引き寄せてキャッチ。サイズは55cmだった。更なる追加を求めてキャストを開始すると、またしてもヒット。グースを咥えたのは、銀ピカの60cm。この魚も岸際のスリットに潜んでいた。
このピンポイントは3匹釣って打ち止めとなった。狙う場所を上流側へと変更し、ルアーもグースからビットストリームに交換。アップストリーム・キャストでルアーを上流へ投げ込み、リトリーブを始めた直後に出た。しかし、ファイトの感じがこれまで釣ったスズキとは異なる。慎重に魚を寄せてライトで照らすと、浮かび上がった魚はナマズ(50cm)だった。この場所はナマズを最後に沈黙。車に乗り込み、次の場所へと移動して竿を振ったが、全く反応がないため30分程でギブアップした。今日は体調不良をおして出撃し、"川鱸"4匹とナマズ1匹。満足度の高い釣行となった。
2014/8/16 静岡県西部地区の某河川
天気:曇り後晴れ 水温:22.5℃ pH:不明
釣果:0匹
今日は午後からの釣行。午前中、曇っていたのでイイ感じだと思っていたのだが、時間が経つにつれて晴れ間が広がり日差しが強まった。予定していた出撃時間を後ろにズラして釣り場に行ったが、水位が高くて本命ポイントにウェーディングで入れない。仕方がないので岸際から30分程、竿を振ってみることにした。スタートはアイル・マグネットSBで表層をザックリと探る。続いて、ハスキージャーク(14cm)をアップクロスに投げて流れに乗せながら時折、トウィッチを混ぜて誘ってみる。反応がないのでド定番となったグースとNL-1、そしてアイマ・ジーンを投入したが、やはりこれらのルアーにも反応はないのでこの場から退散。
2か所目は少し上流に上がった所にある大きな中洲の前。少しずつ移動しながらキャストを重ね、先にあるワンドの中で時間を掛けて探りを入れる。この場所は勢い良く流れる本流脇、反転流が作ったであろうワンドで小さなベイトが集まりやすい場所。ハスキージャークに続いて、ネットで探し回って入手したカルトラを投入。これにも反応がなかったが、ベイトが岸際近くの水面をピチャピチャやっていたので、アイマの新たなポッパーエアラコブラ60を岸と平行に引いてみる。
何かしら反応があれば粘ろうかとも思ったが、ルアーを追うような気配はなくギブアップ。岸際をトボトボと歩きながら戻る最中、水草に黒い小ナマズが寄り添っているのを発見。手ですくい取って見ると、ナマズではなかった。ヒゲは6本、背鰭や腹鰭があり、尾鰭は"くの字"に切れ込んでいる。どうやらギギらしい。この魚、もともとはこの河川には生息していなかった魚。"国内移入種"ってヤツ。オーストラリアの河川等で釣れるナマズと同じ感じの魚で、背鰭や胸鰭はザラザラしている。トゲには毒があり、刺されると腫れるらしいが、幸い刺されずノントラブルだった。
ギギを水の中に戻して、車に乗り込み次の場所へ行く。予定していた場所はブラジル人の家族連れがブッコミ釣りをやっていた。釣果を見せてもらうと大きなビクの中には40cm前後のボラが10匹程とセイゴが1匹。釣った魚はどうするか聞いてみると、全部食べると言う。残念ながら竿は振れなかったが、セイゴがいることは確認できたので、釣りは次の機会にまわし、周囲をぐるりと偵察して今日は納竿とした。
2014/8/10 静岡県西部地区の某河川
天気:曇り時々雨 水温:23.5℃ pH:不明
釣果:0匹
今日は天気がぐずつくようなのでカッパを持参して早朝から出撃した。現在、速度が遅い台風11号が徐々に日本列島に接近中。今回は台風本体によるものではなく、台風から離れた所で局地的に大雨が降り続くという事が各地でおきている。幸い私が住んでいる地域は大丈夫なのだが、県外では被害が出ているらしい。台風進路の東側にあたる地域は、台風から遠く離れていても注意が必要なのだ。
釣り場に向う途中で立ち寄ったのが某河川に掛かる橋。河川敷では遺跡調査が始まっており、大型重機で掘りかえしてあった。看板を見ると、調査期間は平成27年2月27日まで。遺跡調査をやるという事は、この土地を大きく改変して利用するのが前提。多分、下流域と同じように川幅が拡張されてしまうのだろう。
掘り取った土砂の利用で考えられるのが、8月18日に起工式が行われ、約20年の歳月を掛けて造成する遠州灘沿岸の防潮堤(海抜最大14m)。約30億円の事業費を掛けて、太田川河口から天竜川河口 駒場にかけて11kmの大堤防を作るのだ。この工事、当地の掘削だけでは土砂が足りず、事業費も十分確保出来ていないらしい。「本当に完成するのか?」という素朴な疑問が頭に浮かぶが、この工事により、益々この河川は広く、浅く、川床フラットで真っ直ぐな河川に変わるだろう。これにより、海水が河口から上流へと上がりやすくなるに違いない。将来的には、多様な生物が住みにくい単調な河川に変わってしまうのではないだろうか。やはり様々な生き物が住むには、河川は護岸されず、曲がりくねり、淵があったり瀬があったり、中洲があったりする必要があるのだ。
「防潮堤が完成する20年後、自分は何歳になっているのだ・・・!?」などと考えながら、釣り場に向って車を走らせる。期待していた場所は、濁り具合はイイ感じなのだが、流れが弱すぎる。スズキというよりは、ナマズの活性の方が高そうな感じ。飛豚ノイジーを取り出して周囲を引きまくり、反応がなかったのでDC9バレットを使って様子を伺った。「ナマズぐらいなら簡単に釣れる」なんて思いは30分程で打ち消され、この場から退散するハメになった。
30分程車を走らせて、次なる場所へと移動。流れ込みのある場所で、プラ版ハンマーにナマズがバイトしたがフッキングミス。更なるバイトを期待したが、ナマズは何処かへ姿を消してしまった。続いて狙ったのは、流れがガンガンに効いている流心。プラ版ハンマーを流した後に、旧タイドミノースリムを投入。スズキがいれば一発で出そうな状況なのだが、それらしき影は見えない。このポイントにおいて、絶大なる信頼を持っているグースを取り出し、何度か流したがこれにも反応はなかった。
淡い期待を込めて、次なるポイントに移動。流れ込みがあるピンポイントにラパラCD9を落とし込み、リフト&フォールで誘いを掛けたがワンバイトもない。続いて、シンキングシャッドのスローリトリーブ、ビジョン110SWのジャーキングで誘ってみたが不発。「さて、どうしようか・・・」と思っていたところで、急激に水面が白く泡立ち始めた。当河川の流域は、未だに単独浄化槽を使っている家庭が多く、風呂や台所、洗濯機等の生活排水はタレ流しの状態。水面に浮いた泡は、家庭用洗剤の類に違いない。時間的に考えると丁度、朝食の洗い物をやっていたり、洗濯機を動かしている最中だ。合併浄化槽や下水道に変えれば、きっとこの河川もきれいな水質になるのだろうが、まだまだ時間が掛かりそうだ。
泡まみれの中で釣りをする気にはなれずギブアップ。次なるポイントは頭に浮かばず、車の向きを大きく変えて自宅方面へと走る。最後の望みを掛けて足を運んだ3つ目の河川は、水量が多くて泥濁り状態。諦め気分でヨレヨレから始め、ソルト系スプーン シュール・スライド・ソルトを投げまくった。案の定、魚らしきアタリは皆無で、30分も経たない内にお手上げ状態。早々と白旗を揚げて帰宅した。
2014/8/9 静岡県西部地区の某河川
天気:晴れ 水温:不明 pH:不明
釣果:2~16匹(手長エビ)
とても移動速度が遅い台風11号が徐々に日本列島に接近中。幸い静岡県には影響がなく朝から晴れたので、嫁さんと釣行した。しかし、2人の行き先と狙いは違う。私は、先週の釣行で入れなかったポイントで"川鱸"ねらい。そして彼女は一人で手長エビを狙いに行く。すっかり、手長エビ釣りのお手軽さと美味しさにはまったらしく、釣具店で予備の針を買ってきたりして前日から準備に余念がないようだ。
狙っていたポイントに到着し、先ずはぐるりと周囲の様子を眺める。いきなり竿を振り始めるのではなく、開始時に状況を確認しておくとその後の変化を捕らえやすい。釣りで大切な事は、状況の変化を機敏に捕らえる事。水位の上下動が大きいエリアでは、釣果を伸ばすだけではなく、自分の命を守るためにも怠ってはならないと思う。
スタートはアムニス1から。一般的なミノーとは違い、幅広の扁平なフォルムが個性的なシャロー対応モデル。竿先を軽く煽ると、水中でギラリと光って身を翻すところがお気に入りなのだ。潜行深度に合わせて2番、3番が出てくる事を期待していたのだが、どうも1番で打ち止めのような感じ。というか・・・マリアのWebサイトでは既に姿を消してしまっている。店頭で見つけたら、ストック用に買っておかなければ。
流れのヨレを見極めながらルアーを流したが不発。続いてビットストリームとシンキングシャッドを投入した。どちらかで反応があればテンションが上がるのだが、今日は上流から流れてくるアオミドロに閉口するばかり。「何か手はないか?」とボックスの中を眺めて、使うルアーをイメージする。
グース、ビジョン110SWを試した後に、ビーチウォーカー110Sを沈めながら軽いトウィッチを入れ川底を探るがこちらも不発。1時間、キッチリとルアーを引いてワンチャンスもなかった。次第に強まる南東からの風に背中を押されるようにしてこの場から退散。
気になっていたエリアを2か所、ザックリと探ってから、嫁さんが手長エビ釣りをしている場所まで移動。彼女に様子を聞くと、強風の中、2時間やって1匹も釣れていない緊急事態らしい。使っているエサは現場近くでスコップを使って掘り取ったミミズやゴカイ類。釣れない場所でいくら竿を構えていてもダメなので、直ぐに場所の移動をアドバイスする。
近くで手長エビを釣っていたお兄さんに挨拶をすると、彼女が全く釣れていない事を気にしていたようで、アレコレとアドバイスをしてくれた。狙う場所やウキ下の長さ、付けるエサの大きさなど、とても参考になる話ばかり。お兄さんのバケツの中を見せてもらうと、大型の手長エビ(雄)がゾロゾロ入っていた。私も道具を準備して手長エビ釣りを始める。直ぐに居場所を見つけて2匹キャッチ。この場所に嫁さんを呼んで、竿を出させると間もなく反応があった。
ここで私の方は時間切れ。午後からの予定に備えるため、正午前に納竿となった。夕食に一品添えるため残業をした彼女の釣果は16匹。お兄さんが釣っていたような、大型エビを手にすることは残念ながら出来なかった。手長エビ釣りの道を極めるには、もっと経験を重ねる必要がありそうだ。
2014/8/2 静岡県西部地区の某河川
天気:曇り 水温:不明 pH:不明
釣果:4匹(ウグイ、ナマズ)
花火大会の影響を受けて予定していた釣り場に入れず、仕方なく次候補の場所へと車を走らせた。近隣3か所で打ちあがる花火を見ながら竿を振れるこの場所は、瀬の下の落ち込みが広範囲に広がっている。先ずはグースを投入したが飛距離が足りず、レアフォースを投げてみたが、狙った場所にルアーは届かない。続いて取り出したのが、ハニートラップ95Sの5g軽量版であるカルトラ。フルキャストをするとイイ感じで狙っていた所まで飛んでゆく。流れに合わせながら大きなU字を書くようにリトリーブしているとグイッときた。
残念ながらフッキングはしなかったので、反応があったエリアを集中的に攻めていると再びチャンス到来。ヒットした所は流心の向こう側、魚のサイズが判らなかったので慎重に引き寄せた。相手はエラ洗いをしなかったので、魚種が判らない。「何だろう?」と思いながら岸際で跳ねている魚をヘッドライトで照らす。魚の正体はウグイ(35cm)。小さな口によくまぁ、カルトラの大きなフックを咥え込んだと感心するばかり。
ウグイが群れているようならルアーをサイズダウンすれば釣りやすいハズ。オモリを張って重くしてあるスーサンを投げるとすぐにバイト。しかし、フックアップには至らずその後アタリは遠のいた。続いてシコトウィッチャーを試してワンバイト、アイマ・ジーン110も試したがコチラには反応なし。セイゴ用にとボックスの中に隠し持っていたスミスのメタルミノー(18g)をブン投げるといきなりのヒット。流れの中で強いファイトをする魚相手に、小さくて華奢なフックが何処まで対応できるか不安だったが、どうにか引き寄せてキャッチ。小さなジグミノーを咥えていたのはナマス(60cm)だった。
大本命の川鱸はいない一方でウグイやナマズの活性は高い様子。ならば持参してきたルアーを片っ端から試してやろうと、短時間でアレコレとルアーを交換する。反応があったのはシンキングシャッド。僅か1投目でウグイ(38cm)をキャッチ。直ぐにリリースしてキャストを再開すると再びアタリがあったがフッキングミス。その後、周囲を隈なく探ったがには反応がなくなった。
ルアーをカルトラに戻してスローリトリーブをしていると強い流れを抜け出したところでヒット。水中で激しく身をよじるようなファイトをするのは、明らかにナマズ。そうと判れば時間を掛けてももったいないため強引に引き寄せてキャッチ。サイズは50cmだった。更なる追加を求めてキャストを繰り返したが、思わぬハプニングで1個しか所有していない"虎の子"のカルトラをロスト。テンションが一気に下がって、午後10時に納竿とした。
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