
トップ>FishingReport>2014年11月
天気:晴れ後曇り 水温:12.5℃ pH:不明
釣果:0匹
夕マヅメからの釣行。今週降った雨の影響で、河川水は白濁しており水位も高め。狙っていたポイントには入れそうもないので、無理せず岸際でウェーディングしながらキャストをすることにした。スタートはアイルマグネットSBから。最近ルアー釣りを始めた人は、このトップウォーター・ルアーを知らないようだが、スズキとナマズの両方が狙える優れ物なのだ。スズキ狙いで使うトップウォーター・ルアーというと、リップルポッパーが有名なのだが、このルアーはストレートリトリーブをするとカポカポ音がする。魚種が混在しているようなエリアではどちらも狙えるルアーであり、一粒で二度美味しいのである。
少しずつキャストをする角度を変えながら広範囲に探ったが、ルアーを追い掛ける魚の姿は見られない。続いて、バンズSRF125とエスタシャローを使って水面直下をチェックしたがこれらにも反応はない。ならば・・・強い流れの中で活躍してくれるグースに交換。アップクロスに放り投げ、流れに合わせてドリフトをさせてみる。この釣り方で今年の秋は楽しい思いをさせてもらったのだが、ルアーに反応する魚はいないようだった。
前回の釣行で、このエリアには結構な数のボラが入っていたので、今回はシリコンルアーのレアフォースを持ってきていた。シリコンの高騰に伴って生産中止となってしまったルアーなのでロストすると補充がきかない。普段私が使うルアーよりも重量があるため、キャストの際にライン切れを起こさないように気を使いながら周囲を探る。川の流れに合わせリトリーブを繰り返すが期待しているようなアタリはなく、空しいキャストが続く。
探査するエリアを広げようとしてフラッタースティックに交換。フルキャストをして・・・この瞬間にバチッ。手元で嫌な音がした。何処にラインが引っ掛かっていたのかも判らないまま、ルアーは遥か彼方に飛んで行く。"ぎじたまダービー"の時もルアー交換直後にふっ飛ばしていたので、ガイドなどへのライン絡みは十分気を付けていたのだが、またしてもやってしまった。相変わらず進歩がない自分に腹立たしくなり、魚の顔を見ることなく納竿を決定した。
2014/11/24 静岡県西部地区の某河川
天気:晴れ 水温:13.0℃ pH:不明
釣果:2匹(ボラ、ナマズ)
昨日、無事に13年目を迎えた"ぎじたまダービー"が終了。日中は、後片付けや協賛を頂いた釣具店や釣具メーカー等に大会結果の報告をして慌しく過ごしたが、このまま3連休の最終日を終わらせるのは余りにももったいない。風は穏やかで暖かく、心静かに竿を振るには絶好の日和。大会当日は主催者自らもエントリーしながら、トータルで2時間ほど釣りが出来たかどうかというレベル。検量の際には良型の魚達を見せ付けられたので、片付け仕事はソコソコに夕マヅメから出撃した。
久しぶりに訪れた釣り場の入り口には、不法投棄されたゴミの山。どんな人が、どんな気持ちでココにゴミを捨ててゆくのか理解できない・・・拾って帰るには量が多く、処分にも困りそうな代物。河川敷のパトロールを強化と回収をお願いするしかない。萎える気持ちを堪えながら準備を整え、静かにウェーディングを開始した。
スタートはNL-1から。アップクロスで投げて、川の流れに合わせてリトリーブ。ドカンと水柱が立つ様子を想像しながらキャストを繰り返したが不発。続いて、下流側にフルキャストしてゆっくりと巻き上げること数投。狙いどおりにガツンと来た。しかし、スズキ特有のエラ洗いをしない。左右に力強く走るのだが、本命魚とは違う感じ。少しずつ引き寄せ、オーシャングリップを握りしめる。銀色に光る魚にオーシャングリップを伸ばした瞬間、手が止まった。魚の正体はボラ(43cm)。どおりでファイトの感じが違う訳だ。ガッカリしながら魚を岸に寄せて、写真を撮ってリリース。
コウモリがヒラヒラ舞う中、川の中をゆっくりと移動しながらキャストを繰り返してメインポイントまでたどり着く。NL-1を投げていると、ジャレつくような感覚が手元に伝わった後、ルアーを引っ手繰られた。NL-1に反応した魚は、姿を見るまでもなくナマズ。少々強引に足元まで魚を引き寄せると、ランディングする前にフックオフ。サイズは60cm程度だった。本命の魚は、ボラやナマズではない。シーズン的には、まだ川の中に本命魚が残っていても良いハズなので、望みを掛けてキャストを続ける。
久しぶりにボックスの中に突っ込んできたソルティージャックを試した後、ナバロンを使って様子を伺ったが反応はない。普段よりも水位が高い事が気になっていたので、早めにこの場からの撤収を決定。膝上まである水を掻き分け、流れに立ち向かいながら突き進んでいると、ズボッと深みに嵌った。足元の砂利はザザザッと崩れて、強い流れで足がすくわれ、転倒しそうになった。来る時には、この深みには気がつかなかったが深いスリットがあったらしく、全く油断していたので大慌てとなった。幸いウェーダーへの浸水は免れたが、本当に危うかった。このハプニングで、すっかり気持ちが萎えて本日は納竿とした。
2014/11/22〜23 静岡県西部地区のサーフ及び河川(第13回ぎじたまダービーの裏側記録)
天気:晴れ 水温:16.0℃ pH:不明
釣果:0〜2匹(スズキ、ワラサ、コチ)
今年4月に静岡へ転勤となってから、連日の残業と片道1時間半前後掛かる通勤で週末もぐったり。以前に比べ趣味の釣りに掛ける時間は減っていたが、夏頃から13年目を迎える"ぎじたまダービー"開催に向けてコツコツと準備を重ね、どうにか当日を迎えることが出来た。天候は良好で風は弱く、一晩中テントの中で待機する私にとっては、とても有り難い天気となった。早めの昼飯を食べて、午後12時半前に山盛りの協賛品を積んだ愛車を大会事務局本部となる太田川河口の"はまぼう公園"まで走らせた。
現政権によるアベノミクスの経済効果が釣り業界を潤すまでには、まだまだ時間が掛かる様子。先ずは釣り人の懐が膨らまなければ、釣具店で使うお金も限られているだろう。今年も入賞賞品を確保するのが難しいと考えられたため、昨年以上に大会協賛メーカーの確保に力を入れた結果、5社も上回る47社から協力を頂き、推定総額81万2千円分の協賛品を確保した。
事務局を立ち上げるために集まってくれた方々とテントやらのぼりを立てて準備を進める。机やイス、のぼりの位置等、前年のレイアウトを思い出しながら設置。午後2時過ぎには概ね準備が整い、順次受付をスタートした。
この日を待ちに待った参加者達が次々と受付に訪れる一方で、ファーストフィッシュがいつまで経っても持ち込まれない。夕マヅメ、つい先日まで好調だったという某河川河口周辺のサーフでは、風がなくて穏やか、ベイトの群れは何処かに消えうせて釣り場は沈黙。数多くの参加者が一心不乱に竿を振っても、アタリすらなかったらしい。一番のキモであるコノシロ等のベイト達が全く消えてしまったようだ。
結局、ファーストフィッシュが持ち込まれたのは午後8時30分、砂まみれになった64cmのシーバス。釣れた場所は大会事務局テントからそれほど遠くないサーフ。しっかりと地形を読み、離岸流が発生しているピンポイントで竿を振って答えを出したらしい。
ファーストフィッシュ賞が確定したすぐ後、僅か15分程度の間に相次いで魚が持ち込まれた。今回はまさしくタッチの差だった。夕マヅメ時に1本釣れたら、ボヤボヤせずにイチ早く検量しに大会事務局テントまで走るべきだ。
このまま、相次いで魚が持ち込まれるかと思いきや、午後9時以降は事務局テントを訪れる参加者が途絶えてしまった。午後10時過ぎまでは何もする事がなく、食事をしたりラジオを聞いたり、30分程竿を振ったりして時間を潰す。
午後10時過ぎ、長野北部で震度6の地震が発生、後を追い掛けるように新潟で震度5弱の地震があったとの情報が飛び込んできた。聞けば近隣でも震度2ぐらいの揺れがあったらしい。注意喚起を呼びかける緊急速報メールは入らず、テント内にいた人達は誰も揺れに気がつかないような状況。幸い、津波の注意報や警報は発令されなかったが、発令されれば生死に関わる事なので大会は中断。地震による津波が突然襲ってきたら、近辺には逃げ場がなく本当にヤバイ事になっていただろう。
今回も"ぎじたまマーケット"と称して磐田市役所の許可を得てフリーマーケット&物々交換の場を設けたが、大会参加者からの出店はナシ。大会主催者である私の実家に山のようにある眠っている数々の未開封ルアーやら、ちょっと懐かしい使用済みのルアーをダンボール箱に詰め込んで格安価格で販売させてもらった。
釣り人の家には使っていないような釣り道具やルアーが沢山眠っているように思うのだが、大会参加者の皆さんはこれらを自ら販売する気持ちは起きない様子。こんなことを嫁さんにボヤいていると「日頃から釣り道具が邪魔だと思っている、お嫁さん達に売ってもらうのがイチバンよ(笑)」とのたまう。確かに嫁さんが言う通り、核心を突いている気がする・・・しかし、ダンナが竿を振っている間に、大切な釣り道具がコッソリ激安で売られた時には気絶するしかないかも。嫁さんを店を任せたら、安心して竿なんか振っていられない。
検量の第2波は地震が起きた午後10時頃から11時の間だった。サーフで懸命に竿を振っていた方々は玉砕したようで、持ち込まれた3本はいずれも川の中の魚だった。どれも腹はプックリと膨れ、コンディションの良い魚で羨ましいかぎり。たらふくベイトを食っているに違いない。ベイトが不在になると完璧なお手上げ状態になってしまうサーフに比べ、居着きの魚がいる川の中はやはり強いのである。「サーフがコケたら、川で粘れ」これがこれまでの大会で私が学んだ教訓なのである。
「自分がフルに竿を振ることが出来れば、きっと負けないぞっ」と全く根拠のない言葉が頭の片隅に浮かんでくる・・・。そもそも釣り好きな人間が、他の人が釣ってきた魚のサイズを測ったり写真を撮影したりするのは、ストレスの原因以外の何物でもなく、心の健康にはよろしくないのである。大会初期の頃は参加者が少なく、竿を振る時間もしっかり取れたため、"3年連続準優勝"などという大会主催者としてはあるまじき行為をやってのけたことを度々思い出す。
因みに、事務局テント内での雑談で盛り上がったのが、近所の病院の待合室的な話題。「四十肩の痛みで竿を満足に振れない」「老眼になってスナップをルアーに通せない」だとか、「足腰が弱まって、とても一晩中 竿なんか振っていられない」などという物悲しい内容。遠州地方のルアーフィッシングを牽引してきた諸先輩達が、結構、イイ歳になってきてしまい、釣りの最前線から徐々に"後方支援部隊"に回っているような感じになってきた。
今回の大会では、これまで万障繰り合わせ、最優先で当大会に参加していた常連さん達が参加者名簿からポツポツと抜けているのが気にはなっていた。どうやら「イベントが重なった」とか「仕事や家族サービスで忙しい」という理由ばかりではなさそうだ。高齢化の波が徐々に押し寄せて来ているようだが、近年ルアーフィッシングを始めた若手の皆さんにとっては、大チャンスの到来。経験豊富な猛者を押しのけて、大会の上位に食い込む事が可能になってきているのだ。
今宵は大潮。誰も検量に来ないので、真夜中の干潮に合わせて竿を振ってみる。風はなく、気温は高めで釣りをするにはとても有り難い状況にあるのだが、ベイトは不在で全く釣れる気がしない。やはりプレデター達の捕食スイッチが入るためには、多少なりとも天候が荒れ気味の方が良いのだろう。粘っても釣れそうにないので30分程で切り上げてストーブにあたりながら仮眠を取ることにした。
午前1時過ぎ、発電機の燃料切れで照明がダウン。即座に燃料を補充して再始動を試みたがエンジンが掛からない。相棒と交代でスターターのワイヤーをゲロが出そうなくらいに繰り返し引っ張るがウンともスンともいわない。いよいよギブアップしそうになった頃、やっとエンジンが掛かってテント内に明かりが灯った。燃料満タンで6時間しか持たないという発電機では心細く、12時間ぐらい連続運転出来る発電機が欲しいのだが、年1回の大会のために大枚を払うことは過剰投資以外の何物でもないだろう。誰かに寄付してもらえると嬉しいのだが、スポンサーを探すのは難しそうだ。
朝5時の段階で持ち込まれていたのはシーバス6本とコチ1本のみ。サイズ的には大会として申し分なかったので問題はないのだが、多くの人達が大苦戦している事が伺われた。そのような中、午前5時半過ぎに持ち込まれたのは、目が覚めるような良型のシーバス。
前日の夕方に釣れた直後に計測した際には86cmあったらしいが、こちらに持って来られた時には死後硬直していてカチカチ。サイズを測ると2cm下回る84cmだった。優勝がらみの魚だったので、これはちょっと残念なケース。やはり死後硬直して反ってしまったデッドフィッシュを持ち込むより、釣れて間もない生きの良い魚を検量に持ち込みたかったところだろう。
64名が参加し、優勝賞品は推定総額16万4千円の新品シーバスルアーと釣り関係グッズとなった。これを総取りした今大会での優勝魚は、午前6時半頃に持ち込まれた85.5cm。この魚も死後硬直してカチカチになっていた。釣れた場所は清水方面。大会参加者等で込み合う遠州サーフを避け、一気に足を伸ばして竿を振る作戦が功を奏したようだ。ヒットルアーは、33gもある4連結の大型リップレス・ジョイントミノー。私が店頭で見ても、おそらく手を出さない類のルアーだった。表彰式では上位5名の方から、攻略方法を紹介していただいたが、攻め方がそれぞれ違ってとても参考になった。
最後はお楽しみのジャンケン大会。シーバスは全体で9本しか釣れず、ヒラメは一匹も検量に持ち込まれなかったため、用意した賞品は閉会式に出席して頂いた方々で争奪するという、近年になく贅沢なジャンケン大会となった。午前9時頃には全て終了し、ボランティアスタッフの力を借りて後片付けを済まして帰路についた。
今回の大会でも大会運営にあたり気配りが足らず不手際があったかもしれないが、大きなトラブルもなく、無事に大会を終わらせることが出来て一安心。さて、来年はどうするか・・・。開催するかどうかは、今後じっくり考えてみよう。
〜 ボランティアスタッフ及び大会参加者皆さんの御協力に深く感謝します。ありがとうございました。 〜
64名参加、9名が9匹のシーバスを検量に持ち込み
総合優勝は橋本年正さん(浜松市) 85.5cmシーバスをキャッチ

《結果詳細》 
天気:曇り 水温:13.0℃ pH:不明
釣果:0匹
11月に入ると週末は天候が悪かったり、アレコレと予定が入っていたりと竿を振るタイミングがなかった。翌週に開催予定の毎年恒例、13年目を迎える"ぎじたまダービー"では、自分が主催者のため竿を振る時間は限られてしまう。「夕マヅメ狙いで思う存分、ルアーを投げられるのは今日しかない・・・。」と、とても楽しみにしていたのだが、夜から急な用事が入ってしまった。
タイムリミットは午後5時半。夕方少し早めに現地へ行っても、2時間弱しか竿を振れそうにない。ここ暫く足を踏み入れられなかった場所なので、状況が全く不明だったが、運試しを兼ねて出撃することにした。スタートはコモモから。落ち鮎をイメージしながらアップクロスに投げて、流れに合わせてルアーを流してみる。10分程、キャストを繰り返して様子を伺ったが、ワンチャンスもない。川の中をゆっくりと歩きながら、本命の場所へと移動した。前回ここを訪れた時に比べ、地形の変化が大きくなっており、本命魚が潜んでいそうなポイントを絞りやすくなっていた。
一通りコモモを流してみたが反応なし。続いて、今年、絶好調だったNL-1を投入。アップクロスキャストから始め、徐々に投げる方向を下流へと変えながら丁寧に探ったが、ワンチャンスもない。その後、新参者のK2R112を投入すれども結果は同じだった。
強い流れの中でも結構使えるエスタ・シャローを試していると、ゴツッと生物感溢れるアタリが手に伝わってきた。残念ながらフッキングミスしてしまったが、久しぶりのアタリに心が躍る。同じコースをルアーが泳ぐように何度かフォローを入れたが不発。「何とかしてルアーに反応した魚の正体を見極めたい」と気持ちは焦るが結果が伴わない。
魚はエリア内に潜んでいるハズなので、腰にぶら下げているボックスの中から目に付いたルアーを次々に投入する。ナバロン、Ko130、ローリングベイトなど特徴のあるルアーを試してみたが、いずれも不発に終わった。時計を見ると、丁度お約束の時間。本日の釣行は、魚の顔を見ることなく納竿となった。
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