フィッシングリポートタイトル 13KB

トップ>FishingReport>2016年11月


天気:晴れ、真夜中に雨 水温:不明 pH:不明
釣果:0〜2匹(スズキ、ヒラメ、オオニベ、ワラサ)

 8月から暇を見てコツコツと準備をしていた"ぎじたまダービー"の当日となった。モチベーションを維持しつつ大会の企画運営を長く続けるのはとても大変なのだが、気が付けば今年で15年目を迎えた。開催に当たっては協賛釣具関係メーカーや釣具店だけでなく、様々な人達のお世話になっており本当に感謝している。もちろん、参加する釣り人がいなければ大会が成立しないので、エントリーして頂いた皆さんに対してもとてもありがたく思っている。

大会受付 10KB 午前10時半過ぎ、嫁さんの車と2台で実家に向った。テントや机、看板、ダービーの賞品などを車に積み込み、早めの昼食を済ませて大会事務局テントを設営するはまぼう公園にGO!!  嫁さんの車が大型4輪駆動車から女性に人気のある小型車に変わったため、荷物が全て積み込めるか心配だったがうまい具合に納まった。午後12時半に会場へ到着。ボランティアスタッフが到着するまでの間、2人で出来るところから大会事務局設置に取り掛かった。午後1時過ぎにはスタッフが到着し、テント設営などをする。天気予報によると真夜中にまとまった雨が降るらしいので、荷物置き場のスペースを確保するため今回初めてタープをセッティングしてみた。

フリーマーケット 11KB 午後3時に大会スタート。以前より参加者は減っているのだが、参加する人達はいずれも静岡県の中部・西部地区をメインフィールドにしているツワモノ揃い。今年も一夜限りの熱い戦いが繰り広げられることは容易に想像出来た。事務局テント前では、ここ数日の間に相次いで釣れている巨大魚オオニベの話でもちきり。90cmクラスが数本上がり、中にはメーターオバーもキャッチされている。

 以前からヒット後に魚を寄せることが出来ずにライン引きずり出された挙句にブチ切られた話や、得体の知れない巨大魚を掛けてバラした話があったが、どうやら相手はオオニベだったようだ。九州の宮崎までワザワザ行かなくても、目の前に広がっている遠州灘で、幻の巨大魚が釣れるなんて凄い事だ。スズキを狙っていてイシモチが釣れることもあるが、もしかしたらオオニベの子供だったのかもしれない。大会の検量に持ち込まれたら文句なしの外道賞受賞だろう。

ファーストフィッシュ 10KB 今回もフリーマーケットを企画したが、大会参加者自らが店を構える人はなく出店したのは我が家のみ。近隣の釣具店を凌ぐかもしれないほどの過剰在庫と成した数多くのルアーから厳選して新旧様々、海外遠征釣行も意識したような物をチョイスして売らせてもらった。因みに、"ぎじたまダービー"は、金銭トラブルを避けるため参加者から全くお金をもらっていない極めて個性的な大会。従って、運営費を捻出するため、フリーマーケットの売り上げは全て運営費への補填となっている。無駄な経費を掛けず、主催者の身を削って成り立っている手作り度満点、家内制手工業的な大会なのだ。

シーバス 9KB 午後5時前、寺田さんがファーストフィッシュを持ち込んだ。サイズ的にはフッコクラスだったが、事務局側としてはホッと一安心。どんなサイズであれ、やはり、誰かが魚を釣らないと大会として成立しないのである。続いて魚を持ち込んだのが、ボランティアスタッフであり釣友である相棒S。彼は、今年も最小魚賞を狙っているんじゃないかと思えるような魚を持って来た。その後、夕マヅメの時間帯で釣れたスズキやヒラメが持ち込まれたが、パタリと途絶えたので自分も竿を振る事にした。

シーバス&ヒラメ 8KB 大会参加者が少なかった頃は、竿を振る時間も長く取れ大会参加気分を楽しめた。しかし、ここ暫くは事務局業務が多忙で、じっくりと竿を振る時間が取れていない。今回は丁度良い潮位の時に検量の波が途絶えたのでチャンス到来。短時間で広範囲に探れるフェイクベイツNL1をブン投げる。随所にカキ殻の山が潜んでいるため、根掛かりしないように表層を引く。反応がないのでバンズSRF125ワンダースリムを相次いで投入。これらにも反応がないので、さて次はどうしようかと思案していたところで、カランカランと私を呼び出すカネが鳴った。

シーバス 9KB 竿を振り始めて僅かに30分、「これからが勝負!」といったタイミングで事務局テントに戻ると、検量ボートに横たわっていたのは70cmUPの本命魚。やはり大会ではコレくらいの魚が出てこないと格好がつかない。いつものように検量後に写真を撮り、ヒットルアーや釣れた状況を確認させてもらいながら周囲の状況を聞く。どのエリアも状況は芳しくないようだが、どんな状況でも上手い人は確実に魚を持ってくる。その後、1時間程経過して再び70cmUPの魚が持ち込まれた。

シーバス 7KB 話を伺うとこの魚、実は4時間程前に釣られたそうで、既に死後硬直して魚体が反っている。検量ボートの上で平らになるよう伸ばしたが、カチンカチンな状態。メジャーをあてがうと、先に持ち込まれた魚に僅か0.5cm及ばない・・・。釣れて直ぐ、体が柔らかい内に検量へ持ち込めば、確実に上位ランクに入ったであろう魚で残念だった。

 午前0時を挟んで60cm前後から70cm後半の良型魚が持ち込まれた。そんな状況の中、大会に参加している双子のパパから連絡が入った。隣の釣り人がオオニベを釣ったとのこと。ヒットしてから魚を寄せてくるまで随分時間が掛かってキャッチ。サイズを測らせてもらったら120cm。大会参加者どうか不明だったが、魚をキープして持ち帰ったとのこと。

オオニベ 7KB 暫くして当大会の常連の一人、野久さんが検量にやってきた。持って来た魚は、まさしく先に情報が入っていた巨大魚オオニベ。初めて間近で見るその魚はあまりにも大きかった。体長は118cm、一人で持ち上げるのは相当大変で、重さを測るために3人がフィッシュグリップを持ち寄って引きずり上げて計測。重さは16kg以上だった。だだ単に釣れた魚のサイズで優勝を決める大会ならば、間違いなくブッチギリの優勝だろう。

ヒラメ 9KB 巨大魚を持ち込んだ野久さんは確信犯。15年目の大会を賑わすためにオオニベを検量に持ち込もうと、しっかりと戦略を練っていた様子。巨大魚が持ち込まれた情報は瞬く間に巷に流れ、寒空の下で竿を振っている人達のアドレナリンを一気に噴出させた。

 天気予報どおり午前1時半ころから、まとまった雨が振ってきた。徐々に強まる雨の中でも竿を振る当大会参加者のツワモノも沢山いるようで、テントの天幕を叩くような雨が降っている時にも魚が持ち込まれた。

オオニベ 9KB 大会参加者の祈りが天に届いたのか、夜が空ける前に雨が上がった。朝マヅメのプライムタイムに勝負を掛けて、釣り人達が車を走らせる。午前7時過ぎになると事務局テント前が徐々に賑やかになってきた。テント前には真夜中に釣れたオオニベを展示したため、その巨大魚にカメラを向ける人が後を絶たない。朝マヅメのワンチャンスに掛けて竿を振り、狙い通りに魚をキャッチした参加者が会場に飛び込んでくる。早朝にナブラが立ち、このチャンスを逃さずにワラサを2本キャッチしたチーム離岸流の常連さんも堂々と登場。やはり釣る人は、キッチリと釣るのである。

ワラサ 8KB 午前8時に鐘を鳴らして検量終了。スタッフの力を借りて、集計と賞品の振り分けを大急ぎで行う。結果は参加者55名のうち、15名17匹のシーバス5名5匹のヒラメを検量に持ち込んだ。昨年は総合優勝魚がヒラメとなったが、今年は袋井市の佐野さんが釣った78.5cmのスズキが総合優勝魚となった。ヒラメ部門の優勝魚は、なんとソルトルアー歴が僅か3ヶ月という浜松市の下溝さんが釣った57cm。ルアー歴に関係なく、誰もが上位入賞する可能性がある大会であることを印象付けてくれた。

ジャンケン大会 7KB 因みに、総合優勝者は新品ルアーと釣り関係グッズの推定総額12万4千円を総取り。2位以下の入賞者及び釣れなかった参加者を対象としたジャンケン大会には84万円相当の釣具店・メーカー協賛品を提供した。

閉会式終了後は、ボランティアスタッフの皆さんとテントを畳んだり、周辺のゴミを拾ったりして後片付け。今回も事故なく大会を終了することが出来て、肩の荷がすっと降りた。しかし、まだまだ事務局としての片付けが山ほど残っている。会場から引き上げてきたテントや机の整理や集計結果の速報作成。近隣釣具店への挨拶や協賛メーカーさんへの情報提供など、何日も掛かるようなお仕事がたっぷり。寝不足で、ぼおっとしてきている自分に気がつきながら帰路についた。(大会結果の詳細はこちら)


第15回 2016ぎじたまシーバス&ヒラメダービー結果報告
11月26日(土)午後3時〜11月27日(日)午前8時

佐野さん(袋井市) が55名の頂点に!!
今年の総合優勝はシーバス(78.5cm)
優勝者 78.5cm 9KB

参加者のうち、15名17匹のシーバス5名5匹のヒラメを検量に持ち込み。
総合優勝者は新品ルアーと釣り関係グッズの推定総額12万4千円を総取り!!
2位以下の入賞者、ジャンケン大会には84万円相当の釣具店・メーカー協賛品を提供。

オオニベ&ワラサ 9KB 2016大会 10KB ヒラメ部門トップ 8KB

大会詳細結果はこちら

2016ぎじたまシーバスヒラメダービーポスター 15KB



今大会では全42社の釣具関係メーカー等から
協賛及び協力がありました。ありがとうございました。

山鹿釣具、釣研、マルキュー、加藤精工、ライラクス、BlueBlue、メガバス、オーパデザイン、ジャンプライズ、コアマン、XESTA、バスデイ・ジャパン、ザップ、スミス、谷山商事、カハラジャパン、エイテック、メガネハウス天竜堂、ピーズファクトリー、Jazz、ロデオクラフト、ティムコ、ヤリエ、エバーグリーンインターナショナル、ゴーセン、OFFICE ZPI、リトルプレゼンツ、ハイドアップ、ボナンザ、DUEL、かめや袋井店・掛川店、ヤマウチ磐田店、ヤマウチ浜松店、イシグロ、日新、あけぼの釣具店、村櫛フィッシング沖、フィッシング遊 、シマゴン、福屋、タックルベリー「週刊テレビ(告知掲載:日刊スポーツ静岡版)」 (順不同敬称略)



外道賞で話題騒然!!
野久さん(浜松市)が怪魚オオニベ(118cm、16kg以上)
小林さん(磐田市)がワラサ(79cm、76.5cm)をキャッチ

オオニベ 8KB
遠州灘の怪魚 オオニベ 118cm

オオニベ&スズキ 8KB
75cmのスズキ(下段)が小さく見える

オオニベ&ワラサ 9KB
オオニベとワラサ(79cm、76.5cm)


大会当日実況中継の掲示板



天気:晴れ 水温:17.0℃ pH:不明
釣果:25匹(スズキ、キビレ、ウグイ)

 潮の具合から、昨日よりも早目に釣り場に立ちキャストを始める。スタートはサミー65から。アシ周辺のシャローエリアをチョコマカと動かして魚を誘うが反応はない。続いて、極小のポップRを投入。直ぐにシュポッと何かがルアーを吸い込んだが、フッキングには至らない。ニョロニョロに交換し、反応があった所を重点的に狙っていると、少しして竿先がコンコンッと引き込まれた。軽く巻きアワセを入れると、ルアーを咥えた魚が横っ飛びで水面を飛び出した。スズキのエラ洗いとは違うので、驚きつつ慎重に引き寄せる。ネットの中に収まったのは25cm程のウグイだった。

ウグイ 10KB 更なる追加を求めてキャストを開始すると直ぐにヒット。直線的に鋭く強く引く様子から、魚の正体はキビレと確信。サイズは小さいようなので一気に引き寄せてキャッチ。ニョロニョロのフックをパックリと咥えていたのは、手の平サイズのキビレだった。ここからニョロニョロの本領発揮。このルアーは、見た目には全くアクションしていないように思えるのだが、魚を惹きつける力がある。キャストの度にアタリがあり、まさにバイトラッシュ。30cmのキビレを追加した後、セイゴ1匹とウグイ2匹を連発した。

キビレ&ワンダー 11KB 試しに天然皮革で作られたバエンを投入したが、明らかにニョロニョロの方が魚の反応が良い。しかも、バエンにバイトしてもフッキングミスが相次ぐ。結局、魚の顔を見ぬまま選手交代となった。次なるルアーは、このエリアでの実績No1ルアーであるワンダーゴーストアユカラーを試すと、夕マヅメの爆釣モードに突入。35cmのウグイを釣った後、セイゴを4匹、キビレ(35cm)を1匹。そして、25cm〜35cmのウグイを立て続けに釣り上げた。

 魚の活性が高い内に別のカラーを試してみる。取り出したのは、ゴーストアユカラーとは正反対の派手な色をしたグリーンヘッドチャートに交換。1投目から50cmのウグイをキャッチして驚いたのも束の間、35cmオーバーのキビレを追加した。このサイズが続けば最高に楽しいゲーム展開となるのだが、釣りはそんなに甘くない。釣れる魚が急にサイズダウンしはじめ、15cm〜20cmのセイゴを4匹、20cmのウグイが1匹となった。

キビレ&ワンダー 10KB まだまだ魚はいるようなので、次にチキチータ・バンビ92を投入した。しかし、このルアーは全くダメで、コツリともアタリはない。「魚が何処かに移動してしまったのか?それとも、ルアーに原因があるのか?」と疑問を感じ、試しにワンダースリムのレッドヘッドを投入する。すると1投目でウグイ(40cm)をキャッチし、その数投後にはセイゴ2匹と30cm程のウグイをあっさりと釣り上げた。これで、魚が消え去ったわけではない事が判明。チキチータ・バンビ92は、前回と合わせ2度の登板があったにもかかわらず成果を出せなかったため、今後は1軍ボックスから姿を消してもらうことにした。

 夜空にぽかりと浮かんだ月を見ると、ぼんやりと笠を被っている。明日からは天気が崩れそうだが、例年になく暖かい日が続いている。今年で15年目を迎える"ぎじたまダービー"は、いつもの年よりも開催日が遅くなったが、この分で行けば大きく冷え込まずに大会が開催できそうだ。そろそろ、本格的に準備をしなければならないので、11月のセイゴ・キビレ・ウグイの爆釣釣行は今日が最後となりそうだ。



天気:晴れ 水温:17.0℃ pH:不明
釣果:10匹(スズキ、ウグイ)

 東の空に、いつもより大きく丸い月が上る。14日には、68年振りと言われる巨大な満月"スーパームーン"が現れるらしい。当日は、普段の月よりも大きさで14%、明るさで30%増しらしいので、晴れたら相当美しい月が見られることだろう。今回は、満潮からの下げのタイミング、明るい月を背中に背負った感じでキャストを始めた。トップバッターはスキッターポップ。活性の高い魚がいればドバンッと出るハズだが、反応はない。続いて試したのが、チキチータ・バンビ92。セイゴらしきバイトが2回あったのだが、お気に召さなかったようでパックリとは食ってこなかった。

 ベイトの群れが水面をスクールしているので、持参したボックスの中から表層を広くサーチ出来るルアーを探す。目に止まったのは、トラウトなどで使うラージシケーダ。カチカチと音を鳴らしながら水面を引いているとズボッとルアーが水中に引き込まれた。スルスルスル〜と寄ってきた魚は25cm程のウグイ。追加を狙ってキャストを繰り返したが反応はなかった。

スズキ&ワンダー 9KB ここでワンダーに交換してスローリトリーブを始めると、一転してバイトの連発。入れ食いモードに突入した。35cmのウグイをキャッチした後、セイゴを2連発。そして20〜30cmのウグイを追加した後、またしてもセイゴ・・・。ベイトが水面で動いている場所があったので、ルアーを送り込むとガツンとヒット。今までのウグイやセイゴとは明らかに違う引きに、慎重に対処する。ドラグを緩めに設定してあったので、何度もラインを引きずり出されながらも徐々に間合いを詰めてキャッチ。ネットに収めた魚は55cmの本命魚。

 このサイズが掛かるとは思っていなかったので、嬉しくて思わずガッツポーズをする。写真を素早く撮り、更なる追加を期待してキャストを再開。しかし、アタリはパタリと止まり、周囲から魚っ気が消えてしまった。ワンダースリムに交換して周囲を探ったが不発。捜索範囲を広げるためブルースコードC90を取り出し、ブン投げる。ダウンクロスをした後、流れに逆らってゆっくりとリトリーブしてくると明確なバイトがあった。

 ルアーを急いで回収し、再び同じコース通るようにキャスト&リトリーブ。すると、先程アタリがあった所で水面が割れてスズキがエラ洗いした。サイズは先程と同じくらいか・・・。「よっしゃ〜」と声が出た瞬間、残念ながらルアーがスッポ抜け。このバラシが周囲に影響したのか、以後は釣り場が完璧に沈黙。月明かりがとても眩しく感じられる中、粘っても無理っぽかったので納竿とした。


天気:晴れ 水温:17.0℃ pH:不明
釣果:2匹(スズキ、ウグイ)

 今回も夕マヅメ狙いの釣行。前日とは打って変わって、風が弱く穏やかな日となった。予想していたよりも水位は低く、いつものメインポイントは浅すぎて釣りになりそうもない。先ずは沖にある掛け上がりのエッジ部分を狙って、コンバットポッパーを試す。周囲を丹念に探っては見たものの、全く反応がないため作戦変更。ワンダーで流心を狙うことにした。

 キャスト&リトリーブを繰り返していると、魚がライズする場所があることに気が付いた。少し上流側にキャストをして流してくるとビンゴ。クン、クンっと竿先を引っ張り込むアタリにウグイであることを確信。1匹目なのでバラさないよう慎重に引き寄せキャッチ。ワンダーを咥えていたのは、案の定ウグイ(23cm)だった。更なる追加とサイズアップを狙ってキャストを繰り返したが反応なし。ルアーをアスリートF7に交換。

夕焼け 5KB 暫くの間、アスリートF7のトウッチで魚を誘ってみる。流心付近でライズを目撃としたので、すかさずルアーを投げ込んでみると、ブルンッとヒット。しかし、フッキングミス。反応したのはウグイのように思えたが、周囲を探りなおしても空振りに終わった。

 辺りが暗くなった頃、潮が切り替わり少しずつ水位が上昇してきた。このタイミングで魚が釣れないと、本日はウグイ1匹で終わってしまう。前日までの様子と大きく違うことに面食らいつつ、アレコレとルアーを交換しながら魚を探す。小さなウグイを釣ってから40分程経過した時、やっと竿が曲がった。ヒットルアーはワンダースリム、魚は・・・15cm程のセイゴだった。今日は極端に魚の反応が鈍いので、この場に見切りをつけて上流へと移動する。

 底質が重い粘土質から、砂利に変わったエリアでデプスレス75Fを引きまくる。しかし、コツリともアタリはなく、タイムアウト。昨日まで、竿を曲げた魚達はいったい何処に行ってしまったのか、全く判らないまま納竿となった。


天気:晴れ 水温:16.5℃ pH:不明
釣果:9匹(スズキ、キビレ、ウグイ)

 強い西風が吹く中、夕マヅメを迎える釣り場に到着。気合を入れて釣りまくろうと思っていたポイントの近くに先行者がいたため、少しガッカリしながら下流へと車を走らせた。本日の"プランB"として選んだ場所は、葦前のシャローやストラクチャー周り、街頭照明の明暗の境目を狙えるという色々な要素がギュッと詰まっている複合ポイント。過去の実績もあるのだが、今日の潮周りではタイミングが合っていない。それでもワンチャンスくらいはあるだろうとキャストを始めた。

 スタートはコンバットポッパーから。葦前のシャローエリアを早めのトウッチングでチョコマカと動かし、魚の反応を伺う。この攻め方は、ベイトの群れがいれば期待できるのだが、魚っ気が全くない。数投してルアーを追う魚の気配すらなかったので、直ぐに作戦を変更した。次に取り出したのが、フラッシュミノー。上流へキャストし流れに合わせてリトリーブ。ストラクチャー近くまで流し込んだり、時折、トウッチを入れたり、ジャークしてそのまま放置したりとアレコレと試してみる。物陰に隠れているであろう本命魚がガバッと出ることを期待したが不発に終わった。

スズキ&ワンダー 10KB 先行者がいた上流の様子を伺うと、私が入りたかったポイント周辺に釣り人はいなかった。"プランA"を実行すべく、急いでこの場を切り上げポイントに向った。静かに入水して水面の様子を伺うと、ベイトの群れがスクールしている。竿先にぶら下がっているのは、先程から使っているフラッシュミノー。ベイトの動きを見ながらルアーのリトリーブコースを考え、キャストを始めると直ぐに答えが出た。ルアーを力強く引っ手繰ったのはキビレ(25cm)。サイズ的には不満があるものの、狙い通りに釣った感じがして満足度が高い1匹となった。

 フラッシュミノーで釣果を重ねたかったが、このポイントはワンダーの方が圧倒的に有利。ルアーを交換し、キャストを再開すると入れ食いモードに突入した。40cmのウグイを釣った直後、サイズアップ(50cm)したウグイをキャッチ。このクラスになると、ウグイと言えども結構スリリングな引きを楽しめるのである。続いて、狙う場所を少し変えてスローリトリーブをしていると水面が割れてスズキがエラ洗いをした。サイズは先に釣れたウグイと同じだが、引きの強さは比べるものではない。とてもスリリングなファイトを楽しめた。

 更にワンダーを使い、45cmと25cmのスズキを追加。その後、ウグイ(35cmと45cm)を仕留めて大満足。ワンダーのほかに使えるルアーはないものかと、持参したルアーをアレコレと試してみた。魚をキャッチしたのは、マスの管理釣り場で使うラージシケーダ。ラトル音をさせながら水面の波紋を引きずるようにリトリーブしていると、ジョボッとルアーが水中に引き込まれた。無事にフッキングも決まってセイゴをキャッチ。入れ食いタイムは短く、周囲から魚が急激に消え失せた。これをきっかけに、本日の釣行は終了となった。


天気:晴れ 水温:16.0℃ pH:不明
釣果:10匹(スズキ、ウグイ)

 今年で開催15年目を迎える"ぎじたまダービー"(11/26〜27)の準備をした後、本日も夕マヅメ狙いで釣行した。スタートは西表島遠征で調子が良かった極小のポップRから。シャローエリアを丹念にポッピングしたが反応がなかったため、ワンダーに交換。少しずつ移動しながら魚を探した。いつもなら何かしらの反応がぐにあるハズだが、コツリともアタリはない。魚信が何もないまま30分程を経過したところでデッドフロート6を試しに投入。水面近くをヨヨと引いていると、ジボッと音がしてルアーが水中に引き込まれた。向こうアワセで勝手にフッキングが決まり、小気味良いファイトを楽しみながら魚を引き寄せる。デッドフロート6を咥えていたのは30cmのウグイだった。

セイゴ 3KB この1匹がきっかけとなり、プライムタイムに突入した。表層に小魚が浮いてきているため、ポッピーを試す。アジ際をゆっくりとポッピングしていると、ルアーを追尾しながらの連続バイトがあった。しかし、フックアップせず悔しい思いをする。魚はキビレのようだが、サイズが小さいのだろう。エスフォー5なら食ってくるかと思いきや、全く反応がなく残念ながら魚は何処かに消えうせてしまった。続いて試したのが、スキッターポップ。このルアーは、過去に浜名湖流入河川で随分お世話になっている。他のポッパーとは魚の反応が明らかに違うので、必ずボックスに入れてあるルアーだ。

スズキ&ワンダー 7KB スキッターポップをキャストし軽いポッピングを始めると、いきなりのバイト。ルアーを咥えたのは20cm程のセイゴだった。素早くリリースし、釣れた場所に再びルアーを通すとバイトの連発。30〜40cmのセイビからフッコサイズが水面上に身を乗り出してルアーに襲い掛かってくる。魚達はどうにもルアーを咥えきれていないようなので、ワンダーを試しに投入した。この選択が良かったようで、43cmのフッコに続き、セイゴ2匹を一瞬にして追加した。

 シャローエリアの反応がなくなったので、流心をワンダーで探る。すると、50cm程の魚が躍り出た。フックアップ後、水面で跳ねたのでスズキかと思ったが、引き寄せた魚は立派なウグイ。ちょっと肩透かしをくらった感じだったが、良くファイトしてくれた。流心狙いでルアーを流すとバイトが連発。20cm〜35cmのウグイが群れでフィーディング・モードに入っているようで、管理釣り場のマス釣りのように入れ食いになった。

 周囲が暗くなると徐々に魚の活性が落ちてきた。ワンダースリムでセイゴとウグイを追加。その後は、アタリが暫く止まってしまったので、気分転換にデッドフロート8を投入。ウグイやセイゴがカツン、カツンとルアーにアタックしてくるのだが、フッキングには至らなかった。午後7時のタイムリミットを迎え、最後にデプスレス75Fを投げまくったがワンチャンスもなく納竿となった。


天気:晴れ 水温:16.3℃ pH:不明
釣果:13匹(スズキ、キビレ、ウグイ)

 前日に続いて夕マヅメの釣行。釣り場での有効なパターンさえ掴んでしまえば、あとはコッチのもの。投入するルアーを自宅で予め厳選して、その日の状況にマッチした物にギュッと絞り込むだけなのだ。北西からの爆風が吹き荒れる中、先ずはニョロニョロを試す。バイトはあるもののバックリと食ってくる感じがない。前回もイマイチだったので、もう少しアクションが強めなルアーへ早々に交換することにした。取り出したのはワンダー。開始早々、岸に近いシャローエリアで15cm程のキビレをキャッチした。その後も、カツンカツンとバイトはあるのだが、フッキングしない。多分、小型のキビレが周囲に群れているのだろう。

キビレ&ワンダー 6KB 狙いを流心へと変更し、アップクロスでフルキャストする。流れに乗せると程なくヒット。最初の突っ込みは立派だったが、直ぐに力尽きてしまったので、ウグイであることを確信した。少々荒っぽく引き寄せ、魚の顔を見るとやはりウグイ(30cm)。魚をリリースしてキャスト再開の1投目、再び流心で同サイズのウグイをキャッチした。ここからは入れ食い状態に突入。15cm程のキビレを追加した後、ルアーをエスフォー5に交換。表層をトロトロと引いていると25cmのキビレが躍り出た。何度となくエスフォー5を追尾する魚がいたがヒットまでは持ち込めなかったので、ワンダーに戻すと一発で食ってきた。

 明らかにこれまで釣った魚とは引きの強さが違うので、慎重に対処して引き寄せる。ライトで照らし出された魚は、30cmのキビレだった。キビレは30cmを超えると力強い強い引きが楽しめる。同サイズのウグイとは大違いだ。素早く写真を撮って、更なる追加を狙ってキャストを再開。ルアーが着水し、リトリーブを開始した直後にヒット。キビレの3連発かと思いきや、引き寄せる段階で直ぐに魚種が判明。足元に寄った魚はウグイだった。このウグイ、ワンダーのリアフックが3本とも口の中に刺さっていて外すのに少々手こずった。開かない口を開けるのは、やはり大変なのだ。ルアーフィッシングでは、バスやスズキ、バラマンディのようにパックリと大きな口を開く魚の方がフックを外すのは楽チンだ。
 
スズキ&ワンダー 11KB フックを外す際に歪んでしまった部分をペンチで調整してキャストを再開。運よく僅か数投で再びヒットした。ウグイなのかキビレなのかと考える間もなく、魚は水面でエラ洗い。これまでの流れとは違う展開にドキドキしながら丁寧に魚を引き寄せる。ラバーネットに納まった魚は46cmのフッコ。サイズは小さかったが、結構楽しませてもらった。

 その後も魚の活性は高く、ワンダーと試しに投入したワンダースリムに次々とヒット。フッキングミスを重ねる中、30分程の間でセイゴを2匹、キビレを1匹、40cmクラスのウグイを2匹追加した。この状態が永遠に続くことを祈ったが、釣りはそんなに甘くない。満潮に向って水位が上昇する中、徐々にバイト数が減り、ついには全く反応しなくなってしまった。魚の活性が高かったのは、1時間半程の間。このタイミングを外すと、全く釣れない釣り場へと急変する。何故、こんなにスイッチのオン・オフのように切り替わるのか、とても不思議だ。


天気:曇り後晴れ 水温:17.3℃ pH:不明
釣果:13匹(スズキ、キビレ、ウグイ)

 午前中は、人間ドックの再検査で病院へ行った後、オフクロが朝から行っている浜松の病院へ迎えに走る。午前中、大きな病院を2か所も回り、体力を消耗。ゆっくり休んだ後、大潮・満潮からの下げ、夕マヅメのタイミング狙いで出撃した。前回の釣行で、セイゴやウグイが釣れることが判ったので、気分はウキウキ・モード。「絶対に今日は釣りまくるぞぉ」と気合を入れて釣り場に立った。

ウグイ 12KB スタートはショアラインシャイナーSSRから。ハード・スクラクチャーに絡めるようにルアーを引いたが、頭で描いていたようなバイトはなく、狙いと攻め方を方向転換。セイゴ狙いでフェイクベイツS50を投入する。するとキャスト1投目からカツン、カツンと連続的なアタリが竿を持つ手に伝わってきた。確実にセイゴはいるようだが、サイズが小さいのかフッキングしない。試しにユラメキに交換してみたが、やはりバイトはあるものの、フッキングには至らなかった。

キビレ 9KB 30分程キャストを続けたが、魚の顔を見ることが出来なかったため場所を上流側へと移動。ぬかるむ泥に足を取られながらも、足場を確保してキャストを始めた。竿を振り始めて直ぐに45cmのウグイをキャッチ。ここからはウグイが連発し、20cm〜45cmを4匹追加。ルアーをワンダースリムに交換し、ウグイ(25cm)とキビレ(30cm)をキャッチした。一帯は、シャローエリアで岸近くで葦が広がる場所。今の時期、ガッチリとした体格の良いキビレがこのポイントで釣れるとは思っていなかったので、少々驚いた。

 ルアーをニョロニョロに交換して反応を伺ったが、反応なし。ワンダースリムに戻し、キャストを始めるとウグイが立て続けに2匹(20cm〜30cm)釣れた。更なる追加を求めて、ルアーをワンダーに交換。するとセイゴ(15cm)、キビレ(40cm)、ウグイ(20cm〜50cm)が次から次へと躍り出た。入れ食いタイムは暫く続き、午後8時の納竿にするまで、合計でセイゴ2匹、キビレ2匹、ウグイ9匹をキャッチした。



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