フィッシングリポートタイトル 13KB

トップ>FishingReport>2020年10月

天気:晴れ 水温:20.0℃ pH:不明
釣果:0匹

 ライントラブル続出の04ステラ3000は修理に出したので、今回の釣行では11ツインパワーC3000HGを使う。実は、このリールもライン巻上げ時にピョン吉が出たり、スプールエッジにラインが掛かったり、キャスト時にラインが切れたりと、トラブルが相次いでいるので注意深く使うしかない。独特なフォルムが私の心を掴んで離さないドリームウィルアンダー10を投げまくっていると、大きな月がポッカリと浮いてきた。今宵はブルームーンと呼ばれる満月。満月の夜は明るくて釣れない場合が多いが、はたしてどうか・・・。

 アンダー10はお気に入りのルアーだが、これまでの釣果は覚えている限りミドリガメ1匹のみ。とうの昔に製造されていないルアーではあるが、未だに釣具店の中古コーナーで時々目にする。しかし、店頭で見るアンダー10は何故か少し違う。良く見ると、ヘッド部に透明樹脂が組み込まれていない物がある事に気が付いた。樹脂パーツはあってもなくても、さほど泳ぎに違いはなさそうだが、川底を擦ったりした際に塗装が剥げるのを防いでくれているハズ。未完成品が出回る理由はなんだろうか・・・アレコレと考えてしまう。

 アンダー10に反応がないのでゴクウモルモ80を相次いで投入。月が上る前は、水面でベイトがざわついていたが、気が付けば魚っ気が全くなく、月明かりが周囲を明るく照らすだけ。大潮の満潮に向っており川の流れが逆流している中、どこにルアーを投げても釣れる気がしない。下げに入るタイミングまで我慢のキャストが続いた。

 午後6時半頃になり、潮が下げに切り替わり下流に向って流れが強くなってきた。クロスウェイク111SSRフェイクベイツNL-1を使い魚を探し回ったが見つけられない。最後の勝負を掛けて前回本命魚を釣り上げたポイントに陣取り、魚の回遊を待つ。飛豚プロップ73クー130アガケ120コモモを投げ続けて3時間が経過。結局、ワンバイトも得られず納竿となった。やはり、月明かりの強い満月は釣れないのであった。


天気:晴れ 水温:19.5℃ pH:不明
釣果:1匹(スズキ)

 ライン切れが相次いだので、前夜は04ステラ3000に新品のファイヤーラインクリスタル(1.5号,150m)に巻きなおした。このライン、昔ながらの黄緑色のファイヤーラインに比べライントラブルが多いように感じているのだが、ステラに巻ける丁度良い手持ちのラインがこれしかなかったので仕方がない。ローターのラインローラー部のガタつきが気になるが、取り敢えずはラインに原因があるかもしれないとの前提での対応。

 夕マヅメ時、満潮からの下げのタイミングでウェーディングを開始。トップバッターはエスフォー11。時代は変われども、釣れるルアーは変わらない。キャスト&リトリーブをすること10分、立ち位置近くになったガバッと出た。しかしこれは空振り。本命魚がいることが分かったのでキャストする角度を少しずつ変えて探りを入れる。

 5分後、狙い通りに再びズボッとルアーを吸い込む音がした。エスフォー11は確実に水中へと引き込まれたがフッキングミス。2度のチャンスを逃し、頭を抱える。3度目があることを期待してキャストを重ねたが反応なし。ルアーをエスフォーネオに変え様子を伺う。使っていて思うのだが、このルアーはオリジナルに比べ魚を惹きつける力が弱いように思う。ルアー市場のスリム化の波に合わせて発売されたが、私の使い方には嵌まらないルアーになってしまった。

 ルアーをエスフォー11に戻す。すると間もなく爆裂バイト。やはりオリジナルの方が釣れる事を実感。フッキングも決まり目の前でエラ洗いを繰り返す魚を徐々に岸へ寄せてキャッチ。エスフォー11をガップリと咥えていたスズキは55cmだった。更なる追加を求めてキャストを重ねる。

ステララインローラー 4KB 反応のないエスフォー11からリップルポッパーコモモに変え、最後にXクロスSSRを試す。そろそろ、タイムリミットなので帰ろうかと考えていた矢先、またしてもチャンス到来。派手な捕食音と共にルアーが引き込まれたが、魚がターンした際にフックオフ。周囲に他の魚がいる可能性もあり、手当たり次第にルアーを投げまくったが反応なし。チャンスはあってもモノに出来ない不甲斐なさにテンションが下がってギブアップした。

 【追記】 今回使用した04ステラ3000は新品ラインに交換すれども、巻取りの様子が不安定でスプールに逆テーパーが出来たりした。メーカーが修理をしてくれない古いステラを直してくれそうなお店をネットを使って探し当てた。依頼したリールカスタム・ラボ☆erengeWorksさんで丁寧かつスピーディーな対応により修理完了(10/31〜11/6)。

 ライントラブルの原因は、なんとラインの磨耗によりラインローラーが真っ二つに割れていた。2つのリングの間にラインが挟まり、力が掛かれば一瞬で切れることぐらい用意に想像出来る。作業の様子がネット公開されているので興味がある方はコチラをご覧あれ。因みに04ステラ・オリジナルのパーツは既に供給されていないので、ラインローラーは18ナスキー500番の物、ブッシュは10ステラの物を使用との事。


天気:晴れ 水温:20.5℃ pH:不明
釣果:0匹

 夕マヅメからの釣行。アルミ張りのエスフォー11を竿先にぶら下げてアシ前のシャローエリアでウェーディングを開始した。少しずつ下流へ移動しながらキャストを重ねること20分、大遠投してリトリーブを始めた直後にいきなりドカンと水柱が立つような派手な爆裂バイトがあった。フッキングもバッチリ・・・のハズだったが瞬時にリール部でラインブレイク。魚は数十mのラインと共にロアーを咥えたまま消え去った。ルアーが魚の口から外れることを祈るしかないのだが、とても後味の悪いルアーロストだった。

 ラインシステムを組み直し、再びキャスト再開。使うのはオリジナルから細身に変わったエスフォーネオ。ボラが何度も跳ねているので、本命魚の群れが入ってきているに違いない。魚がいる内になんとか釣ろうと、ルアー交換を頻繁にして反応をみる。エスフォーネオからコクーンSPXクロスSSRコモモなどを投入。この間も、水位は徐々に低下しており、少し潜らすとボトムを叩き根掛かりのリスクが高まってしまう。

 そこで、ボックスの中に忍ばせてきたリップルポッパーを久しぶりに試す。このルアーは、長年販売され続けているが、少しずつ形が変わり改良されている。某一級河川では数々のドラマを繰り広げ、お世話になった人もいるに違いない。フルキャストして流心を何度か流していると、バコーンと闇夜に響く捕食音。狙い通りに出たのだが、カラ振りに終わった。即座にルアーを回収し、反応があった場所を中心に流してみたが反応なし。

 リップルポッパーは見切られたようなので、ルアーを交換。ブーツ120ボラコノフェイクベイツNL-1の後に投入した飛豚プロップ73に爆裂バイト。このルアー、飛距離は劣るがとても頼りになる逸品。リアのヒートンがストレートの物と跳ね上がるように曲げられた物が流通しているが、どちらもプロップは良く回転し、魚の反応も良い。昼間でもナイトでも関係なく魚が出るので常にボックスの中に入れてある。フッキングが確実に決まり、緩めに設定してあったドラグが音を立て、ラインが出てゆく。そして・・・パチン!! と音がした。えっ?!と思い手元を見ると、またしてもリールの所でライン切れ。暗闇にスルスルとラインが流れて行くのが見えたのが悲しすぎる。本日、2個目のルアーロスト。しかも魚がルアーを咥えたままという痛ましい状況。

 釣り場では使っているラインが悪いのか、リールに不具合があるのか判断できない。トップに反応する良型の魚が目の前にいるようだが、これ以上の悲劇と散財を生まないように納竿を決定。後ろ髪をひかれたまま車に乗り込んだ。


天気:晴れ 水温:19.5℃ pH:不明
釣果:1匹(コチ)

 ライントラブルでルアーを2個もなくしたタックルをやめ、今日は04ステラ3000ウエダのタックルを手にして釣り場に立つ。夕マヅメ時、ベイトが水面に浮いているこのタイミングで使うトップバッターは、プラスチック・ハンマー。フルキャストをするが空気抵抗が大きいのかイマイチ飛距離が伸びず、とても残念な感じがするこのルアー。キャスト後は流れに合わせてゆっくりとリトリーブする。

 反応がないので、続いて投入したのがブーツ120。このルアーは重心移動システムなんて入っていないのに、重量と形状のバランスがしっかり取れているようで結構飛距離が伸びて気持ちが良い。ベイトが水面で動いており、時折、ボラがジャンプするので、釣れそうな雰囲気が満ち満ちている。

 しかし、日没を境にパタリと生命感が周囲から消えてしまった。後方重心ブッ飛びルアーのボラスト105をブン投げて表層をブリブリと泳がせても効果なし。コモモレスポンダー129Fを投入すれども、反応はなかった。続いて、何となく気になって今回の釣行に持参したクー130を試すと、遠投した遥か向こうでドカンと出た。針掛かりはしたのだが、さてこれからという時にフックオフ 。あぁ〜と思わず声が出た。

 少しずつ移動しながら魚を探す。使うルアーはZBLシステムミノー11Fタイダル。水中に沈んでいる馬の瀬周辺を探っているとガツンときた。本命のスズキなら水面に出てエラ洗いをするハズだが、姿は現さないまま激しく頭を振っている感覚が竿を持つ手に伝わってきた。魚の姿を確認したいので、丁寧に引き寄せてキャッチ。ルアーを咥えたのはコチ(46cm)だった。その後、フェイクベイツNL-1を引きまくってノーバイト。午後8時半に納竿とした。


天気:晴れ 水温:17.5〜18.0℃ pH:不明
釣果:2匹(スズキ)

 昨日、キビレを釣ったエリアに朝から釣行。今回からナイロンからネオプレーンのウェーダーに変更た。この時期、遠州地方は午後から強風"からっ風"が吹き荒れる事が多いのだが、既に強い西風が吹いている。小潮の干潮に向って水位が下がっている状況で、トップバッターに選んだのはクロスウェイク111SR。マンメイドストラクチャーに向ってキャストしキワをリトリーブするといきなりのヒット。まさか1投目でヒットするとは思いもよらず油断していたのが失敗か、ファイト途中でバラしてしまった。ルアーを回収するとフックにウロコらしき小さな物が付いていた。良く見るとコチっぽく、生臭い。河口からそこそこ距離のある場所なのだが、ここまでコチがいるのかと感心してしまった。

 セカンドチャンスを期待して反応があったポイントを集中的に狙ってはみたが、一度針掛りした魚は釣れる訳もない。少しずつ移動しながら、アガケ120エスフォー7を使い、魚を探してみた。昼間の釣行は、夜には気が付かない地形の変化や河川の流れ具合を良く把握できてとても勉強になる。いかにもルアーを引っ掛けそうな、とても微妙な位置にクイが何本も立っていたりしてビックリする。馬の瀬の位置も概ね把握でき、巨鯉がうろうろしている様子も確認できた。その後、対岸へと移動し、右岸と左岸の水深の違いをチェックして午前9時に一旦納竿とした。

影 7KB 午後5時、再び釣り場に立つ。選んだのは右岸。朝の釣行で、こちら側の方が水深が浅く、ウェーディングしやすい印象を受けていた。どちらが釣れるかはケースバイケースだろう。魚の通り道で待ち構えるか、フィーディングポイントで時合を予想し狙い打つかどうかの判断によるだろう。

 信頼のおけるコモモからスタート。潮時は下げに入っており、川の流れもしっかりしている感じ。アップクロスでキャストをし、ゆっくりとリトリーブする。反応がないのでフィード105を使い、根掛りに注意しながら探りを入れたが不発。ブルースコードC90で探査範囲を広げたがコツリともアタリはない。

 周囲が暗くなり始め、水面に小魚の動きが見られる頃が時合と睨み、水中に沈んでいる馬の瀬周辺でその時を待つ。使うルアーはアガケ120クロスウェイクに比べ飛距離が伸びず、キャストの際には、もう少し飛んで欲しいと思うのだが、前者よりも通常リトリーブで更に浅いレンジを攻められ、水面をモコモコさせながら泳ぐ姿が気に入った。キャストリトリーブを繰り返していると、馬の瀬の向こう側で水柱が立ち、竿先がギュンと引っ張られた。

 アワセなど入れる必要もなく、オートフッキング状態。先ずは力強く巻き上げて馬の瀬を越えさせてから、慎重にファイトをする。瀬の上はゴミ等が溜まっていて、引っ掛かったりすると厄介なのである。アガケ120をバックリと咥えていたのは55cmのスズキだった。とてもイイ感じの爆裂バイトだったので、リリース後は更なる追加を求めてキャストを再開。魚は流れの早い馬の瀬の向こう側にいる様子。少しずつ下流へと移動しながら探りを入れる。

スズキ50cm 8KB  フルキャストしてスローリトリーブをしていると再びヒット。しかし、直後に手元近くでラインがパチンと切れて、本日の功労者であるアガケ120を咥え数十mのラインを引きずったまま魚は消えた。何故、ラインが切れたのか全く分からないまま、ラインシステムを組み直し、キャストを再開。30分も経たない内に、キャスト時にラインが切れて、今度はクロスウェイクが遥か彼方へと飛んでいった。ノット部でスッポ抜けたのではなく、メインラインが切れている。このところ、愛機11ツインパワーC3000HGの巻き取り時に度々起きるラインのモモリが気になっていたのだが、ライン切れはこれが原因なのかもしれない。

 短時間でルアーを2個もロスト。うち1個は魚が咥えている状態。魚に大変申し訳なく思い、気持ちが凹む。少し気持ちを落ち着かせ、ラインの巻き取り状況をチェックしながらラインシステムを組みなおす。手持ちのルアーで表層を引けるルアーは何かないかとボックスの中を見た時、目に止まったのがコモモ。失った2つのルアーに比べコモモは少し潜るが、リトリーブスピードとロッドコントロールで対応すれば何とかなるだろう。

 ボトムを引きずらないよう注意しながら、ゆっくりリトリーブしているとガツンときた。サイズは先に釣った魚より小さいようだが、とても元気にファイトする。「またラインが切れるのではないか」とドキドキしながら引き寄せ無事にキャッチ。サイズは一回り小さくなって50cmだった。その後は、魚っ気が消えうせ沈黙。納竿となった。


天気:晴れ 水温:16.5〜18.5℃ pH:不明
釣果:2匹(スズキ、キビレ)

 南風にも関わらず冷たい風が吹く中、早朝から釣り場に立つ。流れが弱いため、ストリームデーモン140からスタート。ややアップクロスにキャストしてスローリトリーブでやる気のある魚を探す。10分程、丁寧に探ったが反応はないので選手交代。ストリームデーモン140のような表層系のボリュームがあるルアーには、やる気がある魚がいれば、ほんの数投で食ってくるハズ。魚が出ない時は、いくらキャスト&リトリーブを繰り返しても出ないのは経験ずみなのだ。

 続いて取り出したのは、昔懐かしのショアラインシャイナーR50。メチャ釣れたTDミノーが原型となったこのルアーは、発売されてから何年経とうが、ギミック満載な内部機構がなくても良く釣れるルアーだ。先に使ったストリームデーモン140と比較すると、笑えるくらい華奢で頼りなく見えてしまうのだが、その実力は・・・。キャストを始めて数分後には、ガツンとルアーを引っ手繰られた。サイズこそ45cm程しかなかったが、ショアラインシャイナーR50をバックリ咥えてエラ洗いしながらファイトする様子はとてもドキドキした。

 2匹目を期待してキャストを再開したが無反応。ブルースコードC90アイルマグネット105Fなども試したが反応はない。水面をずっと観察しながらリトリーブを繰り返していたが、魚っ気が感じられなかったため、開始1時間でこの場から撤退した。

キビレ35cm  9KB 2か所目は車でひとっ走りした上流エリア。足場が良いので少しずつ移動しながらテンポ良く探る。久しぶりに訪れた場所なので、根掛かりを恐れて探る水深は浅めに。ZBLシステムミノー11Fタイダルコモモアガケ120Fクロスウェイク111SRボラコノを投入。「スズキがいなくてもナマズが釣れればラッキー」などと思いながらキャストを重ねたが、ルアーを追尾する影すら見えずギブアップした。

 時計を見ると午前8時半。この時間で帰宅するのは、ちょっと残念過ぎる。先日、試し釣りのつもりでルアーを投げてみた雰囲気の良い釣り場へ移動した。西風が吹く中、川岸に立ち周囲を観察する。泥っ気の強い川底には足跡がなく、この場所でウェーディングをする釣り人はいない様子。最初に選んだルアーは広範囲を探れるヨレヨレから。リトリーブをしていると、部分的にボトムを擦る場所があることに気づいた。今は水中に沈んでいて見えないが大きな馬の瀬がありそう。

 ルアーをX10に交換し、馬の瀬周辺を丹念に探っていると狙い通りにガツンときた。エラ洗いをしないのでスズキではない。慎重に魚を引き寄せてくると、キビレ(35cm)だった。この河川に入る際、話しかけてきた爺さんが、「もう少し上流に行けばエビを使ってキビレが釣れるよ」と言っていたのを思い出した。本命魚はスズキなのだが、キビレも大歓迎。この一匹で気合が入り、ルアーを投げまくり。2匹目も簡単に釣れるかと期待していたが、釣りはそんなに安直なものではない。期待したドラマは起こらないまま、昼前に納竿となった。


天気:雨後晴れ 水温:17.5℃ pH:不明
釣果:0匹

 早朝まで雨が降っていたが、天候が回復する天気予報を信じて出撃。大潮の満潮のタミング、潮止まりで全く流れがない。ストリームデーモン140からスタートし反応がないのでアイルマグネットDBを投入。このルアーでバイトがあれば後の展開が楽になるのだが、コツリともアタリはない。時間が経つにつれ、流れが出てきたのでルアーをアレコレ見繕って投げてみる。ZBLシステムミノー11Fエアオグル70SLMビーチウォーカー110Sレアリス110SPジャークベイトK2F112アイルマグネット105F・・・何を投げても反応なし。

 ボックスの中を眺めながらどうしようか考えてると、岸際でベイトが突然動き出し、何かに追われている。どうやら、セイゴが小魚やエビを追い掛け回している様子。すかさずZBLシステムミノー50Sを投入したが完全に無視。ラパラCD5リュウキアスリートSダッシュローリングベイト55同66フラッシュミノーなど次々と投入してセイゴの反応を伺ったが、全く反応しなかった。続いて、TKLM9マグクリスタルミノーを試したがこちらにも反応がなくギブアップした。

 このまま帰宅するのはもったいないため、ドライブがてらアチコチ回ってみる。以前から気になっていた場所に立ち寄り様子を伺うと、流れのヨレがしっかりと出ていて面白そうだった。水深はメチャ浅そうなのでアガケ120で少しずつ下流へ移動しながらキャストしまくる。行ける所まで歩いてUターン。今度はブルースコードC90で根掛かりを注意しながら探ってみた。バイトはなかったが釣れそうな雰囲気のある場所なので、日を改めて釣行することにした。


天気:晴れ 水温:19.0℃ pH:不明
釣果:3匹(スズキ)

 心配された台風14号は、進路を大きく右に曲げ太平洋側を東に向って進んでいる。幸い風雨の影響はなさそうなので、まだ夜が空ける前だが職場に出向き温室窓の自動制御スイッチをON。そのまま釣り場へと車を走らせた。この釣り場は、暗い内に釣れる事は極めて稀なので、明るくなるまでは暫らく休憩。周囲が明るくなってから釣り場の様子を見ると、流れは弱く泥濁り。足場周辺にも泥が堆積していた。

スズキ75cm 9KB ここ何年かで河川改修やダム整備が進み、以前に比べ水が引くのが明らかに早くなっており、翌日には平常水位になっていたりする。流域住民の生命・財産を守るために絶対に必要な河川工事。その効果も目に見えて分かる。しかし、増水時のやる気満々のスズキを狙いたい私にとっては、ガッカリ感が増している。流れが緩やかで泥濁り・・・釣れるかどうか分からなかったが竿を出してみる事にした。

 開始後、1時間半が空しく経過。実績のあるレスポンダー129Fから始め、エンゼルキッス120ZBLシステムミノー139Fナバロン120アイネマグネット105Fを投げてみた。無風状態で雲一つない快晴。絵に描いたような穏やかな秋晴れでベイトの姿も見えず、全く釣れる気がしない。そろそろ帰ろうかと思っていた頃、下流からボラの群れが少しずつ上がって来ている事に気が付いた。時折跳ねるボラのサイズは10cm程度。もう少し様子を見ようとキャストを続けていると、下流の流心付近でボイルが起きた。

ショアラインシャイナーR50 5KB フルキャストしても、そこには届きそうもないのでグッと我慢してボラの群れが泳いで来るのを待つ。デュエル3Dリップレスを投げまくった後、ZBLシステムミノー139Fに変えてキャスト を繰り返していると、ルアーを追尾し足元まで来てUターンした魚の影を目撃した。ボラの群れを追って本命魚が上がって来たに違いない。見切られずガップリと食ってくるルアーを探すため、早いテンポでルアーを交換する。サイレントアサシン129FK-TEN BKS9を投入した後、濁りの時に強いマリアのザ・ファースト115を試してみるとビンゴ。いきなり65cmのスズキが躍り出た。

スズキ68cm 10KB 2匹目を期待してザ・ファースト115を投げるが反応なし。続いてアイルマグネットDBを投入したが空振り。そして、ふと思いついてショアラインシャイナーR50を手にする。今時のルアーに比べて飛距離は落ちるが魚を引き寄せる力は昔のまま。直ぐに結果が出て75cmのスズキがルアーを咥えて水面で激しくエラ洗いを繰り返した。この魚はスプリットリングを変形させるほど、パワフルなファイトをしてくれて、ドキドキしっぱなしだった。

 良型を追加して鼻息の荒いままキャストを繰り返したが、頭上で太陽が強く輝きだした頃には、周囲からベイトの姿は消えうせ、魚っ気はパタリとなくなってしまった。このエリアから泳ぎ去ってしまったか、日差しを避けて底に沈んでいるだけなのか・・・。魚がまだここにいる事に賭けて、サーフドライバーを竿先にぶら下げる。このルアーはサーフ用として活躍の場を与えられたが、河川でも十分な力を発揮する。特に魚が沈んだ時は、再びプレデターとしてのスイッチを入れられる。

 ルアーをサーフドライバーに交換して僅か2投目、流心をリトリーブしていると狙い通りにガツンときた。強い流れの中でファイトする魚とのやり取りは、とてもスリリング。何度となくドラグが唸ったが無事にキャッチ。サイズは一回り小さくなって68cmだったが、十分楽しませてくれた。更なる追加を期待してサーフドライバーの他、サイレントアサシン140Sレンジバイブ90ES等を投入したが不発に終わった。


天気:曇り 水温:25.5℃ pH:不明
釣果:1匹(スズキ)

 昨日の再現性を確認するため、夕マヅメから同じ場所へ釣行した。使うルアーは月虫SR(浮)。アシ前のシャローエリアでボトムを叩きながら様子を伺う。満潮に向って川の流れは逆流しており、水位は徐々に上昇中。少しずつ下流へ移動しながらキャストを重ねるが、アタリはない。

 周囲が暗くなり、ライトが点灯されたタイミングで明暗部ができる場所へと移動。全く魚っ気が感じられない潮止まりの時間帯を、コモモを投げて気を紛らした。潮位が下がり始め、川の流れが出始めた頃、水面でベイトのライズが見られ始めた。時々、岸際でセイゴらしき魚がベイトを追い掛けるのを目にするようになったため、ワンダー60極小ポップRを投入。ワンダーは流心付近、ポップRは岸際と使い分け、暫らくキャストを重ねているとポップRにバイト。バイトはしたものの、魚が小さかったようでフッキングには至らなかった。

 散発的だがベイトが追われている様子が見られた。しかし、残念ながら追う方も追われる方も魚は小さい様子。ワンダー60を投げていると、待望のヒット。ハンドルを素早く巻き取る巻き合わせでフッキングも決まり、竿先が小気味良くクンクンと持っていかれる。竿先にぶら下がったのは20cmにも満たないセイゴだった。今回の釣行は、この1匹でタイムアウト。空きっ腹状態で家路についた。


天気:曇り 水温:25.5℃ pH:不明
釣果:2匹(コチ、ボラ)

 夕マヅメ時からの釣行。今日は、照明が水面を照らすまでは広範囲にルアーを投げ、辺りが暗くなって明暗部がクッキリ出てきたら、ピンポイントで魚を狙っていく作戦。トップバッターはZBLシステムミノー9Fタイダル。満潮に向かい川が逆流している状況の中、下流にキャストして流れに乗せながら、ゆっくりと巻き上げてくるリトリーブを繰り返す。ストラクチャー周りに魚が付いているハズなのだが反応はない。

ボラ 7KB ブルースコードC90で広範囲に探ったが反応なし。極小ポップRで水面をポッピングしたが、これにも反応はない。暫らくして潮が切り替わり、流れが上流から下流へと変わった。少しずつ水位が下がり始めるこれからが本番。ボックスの中で目に止まった月虫SR(浮)を取り出し、キャストをすること2回、いちなりルアーを引っ手繰られるような感じが竿を持つ手に伝わってきた。そこですかさず、巻き合わせ。本命のスズキとは違うファイトに疑問を感じつつ、魚を引き寄せる。浮いてきたのはコチ。素早くネットを使ってキャッチ。サイズは45cmだった。

 アシ前のシヤローエリアを月虫SR(浮)で、ボトムをコツコツと叩きながらリトリーブしたのが良かったようだ。更なる追加を期待してキャストを繰り返す。表層では魚が全く反応しなかったので、強くボトムを意識してルアーを操っていると、10分程で再びチャンスが訪れた。またコチかと思ったら、フッキング直後から直線的に走るので別の魚。エラ洗いもしないのでスズキでもない。魚の正体が判るまではバラしたくない。注意深く引き寄せて来ると直ぐに正体が分かった。月虫SR(浮)を咥えていたのは40cmのボラだった。

流れが強まり、水位が少しずつ下がってくる。時折、水面で小魚がライズするが、捕食魚に追われているような様子ではない。ブーツ120ワンダー60バンジーメタルラパラCD5を投げまくったがノーバイト。魚の追加は出来ずに納竿となった。


「Fishing Report」の目次に戻る。
トップページに戻る。
私へのメッセージは こちら へどうぞ。

   
Copyright (C) tamatebako