平成21年・美濃竹鼻・別院 藤の花を守る会 活動ご報告----- 2009.05.10更新
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(2)平成16年・今が見ごろの藤の花
-----美濃竹鼻藤まつりのご紹介-----2004.4.22
今年は、昨年の平成15年6月15日に、藤の本体を再生するため、四方から絡まっている藤の幹のうち、細い幹のものを切断し、
天井の空気の流通をよくする作業をしました。このためか、藤の花の長さが、例年より少し短いです。清香な花の匂いがあふれ
ています。今年も、5月連休まで花が持たないと思います。是非お早めにお出かけ下さい。 平成16年4月21日撮影 不破 洋
平成16年4月21日撮影 |
藤の花の由縁 |
4/21 藤祭りの看板が出されました。 |
別院前の藤棚 |
幹元はスッカリ明るく 陽光が入ります。 |
真下から見た藤の花 |
西から見た藤棚 |
西南から見た藤棚 |
南側の藤の花房 |
西南から見た藤棚 |
花房は短く35センチぐらい |
東南から見た藤棚 |
中央付近 |
別院の階段で演技する竹鼻保育園児 |
隣接する竹鼻保育園児の元気な歌声 |
「美濃竹鼻別院のフジ」は樹齢約270年。羽島市内では唯一の県指定天然記念物。
フジの幹の太さ・約3m。高さ・2.4m(フジ棚に誘引)。枝の長さ・東西33.0m
南北・15m。通常は五月の連休頃が花の見ごろです。平年は4月下旬が満開です。
花房は「別院の三尺フジ」とよばれて市民に親しまれていましたが、昭和50年代に
入って、幹にシロアリが入り、洞(うろ)も出来て、樹盛著しく落ち、枯木化するところを
、別院総代の方を中心とした市民有志七名が集まって『別院の藤を守る会』が発足
し、洞を直し、藤棚の中まで駐車していた車が、入れないように、柵と敷石をおき、競
馬場から仕入れた肥料を2tほど施肥をするため、堅く車で踏みしめられた藤の根元
をスコップやツルハシで掘り返し、藤の根元に捨てられていたガラス瓶やコンクリート
塊や割れ瓦や缶詰の空き缶などを掘り起こし、藤を守る作業を始めました。
基本調査には、 「ふじを守る会」顧問 故・渡辺公敏さん(当時44歳岐阜県庁農林部
所属)に樹齢約270年の幹に洞が出来、シロアリが入り、朽ちかけている老樹再生の
「再生法」を調査して、洞の再生法などを教えていただきました。それまでにも、色々
手は施してあり、洞を 金網で覆い、さらにセメントで被覆する方法が取られていました
が、『被覆する方法は逆である』とおしえられ、開放して、シロアリ退治のため、消毒し
ました。
以後、毎年、会長の後藤秀夫さんを中心に、施肥作業や花が終って後の花切りや
枝落しなどの手入れを続けました。
藤の樹は次第に 樹盛を盛り返し、毎年さわやかな香りの花を一杯付けて、咲き誇る
ようになりました。花房も65cmまで伸びるようになって来ました。
今では藤の開花期の4月下旬から5月連休中、羽島市観光課による「ふじ祭り」も行
なわれ、屋台や商店街の皆さんによる各種お店や、藤棚の下で、お抹茶も別院の方々
のご協力で点てられたお抹茶を、「藤の花」と「花の清香な香り」を愛でながら頂けます。
祭りの期間中は大変な賑わいで、全国から10万人もの観光客が訪れています。
市民による『別院の藤を守る会』の活動は現在も続いています。 平成14年は、暖冬
のため、開花期が10日ほど早くなり、5月連休の竹鼻祭りの時には、花は散ってしまい
ました。また、あまり沢山の花房を付けたため、花は三尺(90cm)までは伸びず、60cm
までしか伸びませんでした。平成15年は開花期は竹鼻祭りにピッタリ合いましたが、沢
山の花房のため、矢張り50cmぐらいまでしか伸びませんでした。
このため、現会長の堀 興一さんを中心に、原因調査にはいりました。藤を守る会の
組織の再編をして、全国各地の藤の保存状態を調べたり、講師を招いて研究し、「枝が
混み合いすぎていたため」と原因がわかりました。
以後、『別院の藤を守る会』の例会を開いて、平成15年 春から藤を守る年間計画を立て、
現在は『別院の藤を守る会』会員22名で活動を続けています。
(以下、写真参照)
(4)美濃竹鼻藤まつりのご紹介(2002.5.15)
(8)平成16年・今が見ごろの藤の花
-----美濃竹鼻藤まつりのご紹介-----2004.4.22
今年は、昨年の平成15年6月15日に、藤の本体を再生するため、四方から絡まっている藤の幹のうち、細い幹のものを切断し、
天井の空気の流通をよくする作業をしました。このためか、藤の花の長さが、例年より少し短いです。清香な花の匂いがあふれ
ています。今年も、5月連休まで花が持たないと思います。是非お早めにお出かけ下さい。 平成16年4月21日撮影 不破 洋
平成16年4月21日撮影 |
藤の花の由縁 |
4/21 藤祭りの看板が出されました。 |
別院前の藤棚 |
幹元はスッカリ明るく 陽光が入ります。 |
真下から見た藤の花 |
西から見た藤棚 |
西南から見た藤棚 |
南側の藤の花房 |
西南から見た藤棚 |
花房は短く35センチぐらい |
東南から見た藤棚 |
中央付近 |
別院の階段で演技する竹鼻保育園児 |
隣接する竹鼻保育園児の元気な歌声 |
(9)平成17年・美濃竹鼻・別院 藤の花を守る会 活動ご報告
-----2005.5.29
今年は、平成15年6月15日に、藤の本体を再生するため、四方から絡まっている藤の幹のうち、細い幹のものを切断し、平成
16年は堀 興一別院の藤を守る会 会長さんが中心となって、天井の空気の流通をよくするために枝打ち作業と幹本
幹を修理・表皮整復作業しました。このためか、藤の花の長さが、例年より少し短いです。清香な花の匂いがあふれていました。
今年は、寒さが遅くまで続いたので5月連休まで花が持ちました。 平成17年5月5日撮影 不破 洋
1.これはフジが咲く前です。枝が込み合っていましたので、ずいぶん枝を落としました。
2.2005年5月連休の「藤祭り」には満開でした。
3.枝払いをしたので、根の方にも陽光が差し込みます。
4.今年は幹を痛めつけたようになりましたので、花房は少し短め・・・か。・
5.傷口から菌が入って腐敗する恐れがあるため、殺菌剤を塗り込みました。
6.蟻が入っていたところなどは、殺菌剤を塗り込みました。
今年は幹を痛めつけたようになりましたので、花房は少し短め・・。・
7.花棚の端には藤の花が競って咲き誇っています。
8.今年は、寒さが続いたので、5月連休中、藤の花は満開で見に来られたたくさんの人に楽しんでいただけました。
9.幹の本幹の上は、徹底して枝を取り除き。幹が蒸れないように今年は工夫しました。
10.幹の周りは太陽がサンサンと入ります。.
11.来年(平成十八年)の藤の花に期待してください。
(10)平成18年1月31日(火)・美濃竹鼻・別院 藤の花を守る会 活動ご報告
「竹鼻別院のフジ」樹勢診断・研修会林 進岐阜大学名誉教授・岐阜県緑の博士審査審査部会長-----2005.5.29
1.美濃竹鼻別院のフジ」は樹齢約270年余。その幹の太さに圧倒され、感動すら覚えます。
2.「竹鼻別院のフジ」樹勢診断・研修会 林 進岐阜大学名誉教授・岐阜県緑の審査審査部会長
右隣は「竹鼻別院のフジを守る会」会長・堀 与一氏。
3.竹鼻別院のフジを守る会の会員と羽島市助役(右)
4.竹鼻別院のフジを守る会の会員
5.岐阜県緑の博士養成研修検討会のメンバーと県林政部政課緑化運動推進担当・河合高志氏
6.研修会に集まった人達
7.竹鼻別院のフジを守る会の会員や市関係者も15名集まりました。
8.現在の表土は畑土に入れ替えて、腐葉土で敷き詰められています。
9.林先生『どんな木でも、元気な内は、枝は真っ直ぐ天に向かって伸びます』
270年余たったフジの枝は・・・・
10う〜ん。真っ直ぐ天に向かって伸びている。。。ホッ!!
樹木は弱ってくると枝が横に寝てくるそうです。
11.「竹鼻別院のフジを守る会」会長・堀 与一氏も、フジを守るため、質問も真剣そのものです。
12表土入れ替えの成果を見るために穴を掘って検分です。
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13林先生はドライバーの大きい刃みないなもので、根を傷つけないように慎重に掘り進められました。
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14細い新しい根が見え始めました。
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15土盛りした畑土が気に入ったのか、フジの根は横根を張って来ていました。.
土の入れ替えは大成功でした。根は元気を取り戻しました。後は『枝の剪定
が大事だ』と教えていただきました。
16.枝周りは南を12時として、フジの棚に時計回りで住所・番地を付けると手盛りし易い事を林先生
に教えていただきました。早速、実行することを「竹鼻別院のフジを守る会」の会員同士で確認して
実行に移すことを決めました。