平成21年・美濃竹鼻・別院 藤の花を守る会 活動ご報告----- 2009.05.10更新

美濃竹鼻・別院 フジを守る会
H23-4 平成23年度-藤棚・花(花房)の開花報告(H23.04.22) 2011.04.22
H22-4 平成22年度-藤棚・花(花房)の開花報告(H22.04.23) 2010.04.23
H21-5 美濃竹鼻・別院のノダフジ再生でご指導いただいた、
 栃木県足利市・藤の樹木医 「あしかがフラワーパーク園長・塚本こなみ先生」
管理・指導
「あしかがフラワーパーク」訪問記
   2009.05.05 不破  洋

2009.05.05
H21-4 平成21年度-藤棚・花(花房)の開花報告(H21.04.14)昨年よりも6日早い!!(H21.04.29終了) 2009.04.14
H20-4 平成20年度-藤棚・花(花房)の開花報告 2008.04.22
H19-3 平成19年度-藤棚・花(花房)の開花報告 2007.04.16
H19-2 平成19年2月12日(月)
美濃竹鼻・別院 藤の花を守る会 活動ご報告
2007.02.14
1 2004.5.22羽島ホームニュースに掲載された
 堀   興一別院の藤を守る会 会長さん
2004.05.25
2 平成16年の藤の花---美濃竹鼻藤まつりのご紹介---2004(平成16年).4.22 2004.050.4
3 美濃竹鼻藤まつり と   『別院の藤を守る会』の生い立ち 2002.05.15
4 平成14年度 美濃竹鼻藤まつりのご紹介 2002.05.15
5 竹鼻藤を守る会活動紹介-----2003.8.8

美濃竹鼻別院の「ふじを守る会」・玄孫(やしゃご)
・幹締め殺し合い解放作業
---平成15年6月15日〜8月24日

2006.02.10
6 昭和61年5月1日付け「公報はしま」
      が伝える「別院のフジを守る会」の活動開始!!
2003.08.08
7 『別院の藤を守る会』会員22名 2003.04.01
8 平成16年・今が見ごろの藤の花--美濃竹鼻藤まつりのご紹介-- 2004.04.22
9 平成17年・美濃竹鼻・別院 藤の花の紹介 2005.05.29
10 平成18年1月31日(火)・美濃竹鼻・別院 藤の花を守る会 活動ご報告
「竹鼻別院のフジ」樹勢診断・研修会
     林 進岐阜大学名誉教授・岐阜県緑の審査
審査部会長
に聞く。
2006.02.03
11 栃木県足利市・足利フラワーパーク・藤の樹木医 塚本こなみ先生を迎えて  
     藤の枝剪定と施肥・土壌改良についての講義と実技指導をうけました
(竹鼻・別院-2006.3.12)
2006.03.12
12 「市民のフジを守る心は一つ」 一大転換期を迎えたのフジの花を守る活動  2006.04.20
    平成18年4月---別院藤棚・花(花房)の開花状況 お知らせ
(2004.4.28掲載)
2006.04.28
13 平成19年2月12日(月)美濃竹鼻・別院 藤の花を守る会 活動ご報告 H19.02.14更新 2007.02.14
14 平成19年年度---別院藤棚・花(花房)の開花状況 お知らせ(2007.4.16掲載開始)4月30日更新 2007.04.30

 




(1)
   

()平成16年・今が見ごろの藤の花
-----美濃竹鼻藤まつりのご紹介-----2004.4.22

今年は、昨年の平成15年6月15日に、藤の本体を再生するため、四方から絡まっている藤の幹のうち、細い幹のものを切断し、
天井の空気の流通をよくする作業をしました。このためか、藤の花の長さが、例年より少し短いです。清香な花の匂いがあふれ
ています。今年も、5月連休まで花が持たないと思います。是非お早めにお出かけ下さい。  平成16年4月21日撮影  不破   洋


平成16年4月21日撮影

藤の花の由縁

4/21 藤祭りの看板が出されました。

別院前の藤棚

幹元はスッカリ明るく
陽光が入ります。

真下から見た藤の花

西から見た藤棚

西南から見た藤棚

南側の藤の花房
西南から見た藤棚

花房は短く35センチぐらい

東南から見た藤棚

中央付近

別院の階段で演技する竹鼻保育園児

隣接する竹鼻保育園児の元気な歌声

(3)美濃竹鼻藤まつり
   『別院の藤を守る会』の生い立ち
(2002.5.15)

「美濃竹鼻別院のフジ」は樹齢約270年。羽島市内では唯一の県指定天然記念物。

フジの幹の太さ・約3m。高さ・2.4m(フジ棚に誘引)。枝の長さ・東西33.0m

南北・15m。通常は五月の連休頃が花の見ごろです。平年は4月下旬が満開です。

花房は「別院の三尺フジ」とよばれて市民に親しまれていましたが、昭和50年代に

入って、幹にシロアリが入り、洞(うろ)も出来て、樹盛著しく落ち、枯木化するところを

、別院総代の方を中心とした市民有志七名が集まって『別院の藤を守る会』が発足

し、洞を直し、藤棚の中まで駐車していた車が、入れないように、柵と敷石をおき、競

馬場から仕入れた肥料を2tほど施肥をするため、堅く車で踏みしめられた藤の根元

をスコップやツルハシで掘り返し、藤の根元に捨てられていたガラス瓶やコンクリート

塊や割れ瓦や缶詰の空き缶などを掘り起こし、藤を守る作業を始めました。

 基本調査には、
「ふじを守る会」顧問 故・渡辺公敏さん(当時44歳岐阜県庁農林部

所属)
に樹齢約270年の幹に洞が出来、シロアリが入り、朽ちかけている老樹再生の

「再生法」を調査して、洞の再生法などを教えていただきました。それまでにも、色々

手は施してあり、洞を 金網で覆い、さらにセメントで被覆する方法が取られていました

が、『被覆する方法は逆である』とおしえられ、開放して、シロアリ退治のため、消毒し

ました。

 以後、毎年、会長の
後藤秀夫さんを中心に、施肥作業や花が終って後の花切りや

枝落しなどの手入れを続けました。

藤の樹は次第に 樹盛を盛り返し、毎年さわやかな香りの花を一杯付けて、咲き誇る

ようになりました。花房も65cmまで伸びるようになって来ました。

 今では藤の開花期の4月下旬から5月連休中、羽島市観光課による「ふじ祭り」も行

なわれ、屋台や商店街の皆さんによる各種お店や、藤棚の下で、お抹茶も別院の方々

のご協力で点てられたお抹茶を、「藤の花」と「花の清香な香り」を愛でながら頂けます。

祭りの期間中は大変な賑わいで、全国から10万人もの観光客が訪れています。

 市民による『別院の藤を守る会』の活動は現在も続いています。 平成14年は、暖冬

のため、開花期が10日ほど早くなり、5月連休の竹鼻祭りの時には、花は散ってしまい

ました。また、あまり沢山の花房を付けたため、花は三尺(90cm)までは伸びず、60cm

までしか伸びませんでした。平成15年は開花期は竹鼻祭りにピッタリ合いましたが、沢

山の花房のため、矢張り50cmぐらいまでしか伸びませんでした。

このため、現会長の堀   興一さん
を中心に、原因調査にはいりました。藤を守る会の

組織の再編をして、全国各地の藤の保存状態を調べたり、講師を招いて研究し、「枝が

混み合いすぎていたため」と原因がわかりました。

以後、『別院の藤を守る会』の例会を開いて、平成15年 春から藤を守る年間計画を立て、


現在は『別院の藤を守る会』会員
22名
で活動を続けています。

(以下、写真参照)

(4)美濃竹鼻藤まつりのご紹介(2002.5.15)


竹鼻別院山門

平成14年4月11日の藤棚

平成14年4月11日の藤棚

4月18日藤棚

ふじ祭りの看板

この藤は盆栽です

花の下は
薄暗いほどです

風にそよぐ
花房

花の清香な香りの下で御茶でも
一服どうぞ

見事な花房です

藤棚遠景
本堂からの眺め

滝のような花房

3尺ブシ
計ってみれば
2尺2寸
(でした)

花の清香な香りの
藤棚の下

茶店も出ます

ふじ祭りの看板

4月25日
花は全開
若葉も雲海の
如く波打ってい
ます

ふじ祭りの看板

フジの幹回り
何本かのフジが
融合して3m。見る者
を圧倒します

ふじ祭りの看板

『別院の藤を守る会』
の例会
会長は別院総代・
堀 興一氏
中央
平成14年5月3日の
竹鼻祭りの時には
枯れ尾花になって
しまいました。
スミマセン

(おわり)

(5)藤を守る会活動紹介-----2003.8.8〜8.24

6月15日、今年は、藤の本体を再生するため、四方から絡まっている藤の幹のうち、細い幹のものを切断し、天井の空気の流通をよくする作業をしました。

幹にのこぎりが食いついたりもしました。

切るのは出来るだけ幹の根元で切りました。

切断直後から、切断面が離れ始めました。いかにきつく巻きついていたかがわかります。

全体を見渡してバランスを考えます。

皆さん早朝から駆けつけていただけました。

どの幹を切るのか慎重に検討しました。中には腐ったり、シロアリの入った
幹の藤もありました。

幹を切る前に下草刈りもしました。

8月24日
後から植えられた藤が3本〜4本まきついて、互いに生存競争を競っていたかが分かります。

8月24日
左に同じ

8月24日
だいぶ明るくなりました。天井の空気の流通をよくする作業をした効果が出てきているのを確認しました

参加した会員たち。

8月24日
幹本体周辺が明るく、陽が差し込むようになりました。

四方から伸びた藤の枝葉、絡まりあって空が見えないくらい、錯綜していました。この混み合いを矯正するのが今年の狙いです。

8月24日
まだ遠くから見ると、結構枝が生い茂って、込み合っています。

門前の「大谷派別院」の石柱

8月24日
盛夏の別院御門

平成15年は開花期は竹鼻祭りにピッタリ合いましたが、沢山の花房のため、矢張り50cmぐらいまでしか伸びませんでした。

平成15.8.24・・・ 6月15日、藤の本体を再生するため、四方から絡まっている藤の幹のうち、細い幹のものを切断し、天井の空気の流通をよくする作業をしました。

盛夏中は毎日、朝・夕に散水しました。根蒸れ防止対策も施しました。





(6)昭和61年5月1日付け「公報はしま」
      が伝える「別院のフジを守る会」の活動開始!!

「ふじを守る会」会長・故・井上卓爾さん(当時61歳)
「ふじを守る会」会員・川柳茂夫さん(当時57歳)
        〃    故・近澤研自(当時50歳)
        〃    堀  
興一さん(当時52歳)現在・会長
        〃    故・後藤秀夫さん(当時62歳)
        〃    不破  洋(当時44歳)
        〃    渡辺哲雄さん(当時46歳)
「ふじを守る会」顧問 故・大野幸重さん(当時59歳)
「ふじを守る会」顧問 故・渡辺公敏さん(当時46歳)



(7)『別院の藤を守る会』会員22名(2003.4.1)
顧 問・児玉 俊雄
会 長・堀   興一
副会長・川柳 茂夫
理 事・不破   洋
  〃 ・山川 俊幸
  〃 ・桐井 康次
  〃 ・浅井  孝
  〃 ・日置 一男
  〃 ・吉田  登
  〃 ・辻  了二
  〃 ・深見 敏雄
会 計・後藤 博美
監 事・川澄久仁夫
会 員・渡辺 哲雄
  〃 ・渡辺 靖子
  〃 ・川出 昭信
  〃 ・伊藤十三男
  〃 ・大野 清隆
  〃 ・尾崎 鉄治
  〃 ・齋藤 昭男
  〃 ・三島 文吾
  〃 ・堀  康郎

(8)平成16年・今が見ごろの藤の花
-----美濃竹鼻藤まつりのご紹介-----2004.4.22

今年は、昨年の平成15年6月15日に、藤の本体を再生するため、四方から絡まっている藤の幹のうち、細い幹のものを切断し、
天井の空気の流通をよくする作業をしました。このためか、藤の花の長さが、例年より少し短いです。清香な花の匂いがあふれ
ています。今年も、5月連休まで花が持たないと思います。是非お早めにお出かけ下さい。  平成16年4月21日撮影  不破   洋


平成16年4月21日撮影

藤の花の由縁

4/21 藤祭りの看板が出されました。

別院前の藤棚

幹元はスッカリ明るく
陽光が入ります。

真下から見た藤の花

西から見た藤棚

西南から見た藤棚

南側の藤の花房
西南から見た藤棚

花房は短く35センチぐらい

東南から見た藤棚

中央付近

別院の階段で演技する竹鼻保育園児

隣接する竹鼻保育園児の元気な歌声

(9)平成17年・美濃竹鼻・別院 藤の花を守る会 活動ご報告
-----2005.5.29

今年は、平成15年6月15日に、藤の本体を再生するため、四方から絡まっている藤の幹のうち、細い幹のものを切断し、平成
16年は
堀   興一別院の藤を守る会 会長さんが中心となって、天井の空気の流通をよくするために枝打ち作業と幹本
幹を修理・表皮整復作業しました。このためか、藤の花の長さが、例年より少し短いです。清香な花の匂いがあふれていました。
今年は、寒さが遅くまで続いたので5月連休まで花が持ちました。          平成17年5月5日撮影  不破   洋


1.これはフジが咲く前です。枝が込み合っていましたので、ずいぶん枝を落としました。


2.2005年5月連休の「藤祭り」には満開でした。


3.枝払いをしたので、根の方にも陽光が差し込みます。


4.今年は幹を痛めつけたようになりましたので、花房は少し短め・・・か。・


5.傷口から菌が入って腐敗する恐れがあるため、殺菌剤を塗り込みました。


6.蟻が入っていたところなどは、殺菌剤を塗り込みました。
  今年は幹を痛めつけたようになりましたので、花房は少し短め・・。・


7.花棚の端には藤の花が競って咲き誇っています。


8.今年は、寒さが続いたので、5月連休中、藤の花は満開で見に来られたたくさんの人に楽しんでいただけました。


9.幹の本幹の上は、徹底して枝を取り除き。幹が蒸れないように今年は工夫しました。


10.幹の周りは太陽がサンサンと入ります。.


11.来年(平成十八年)の藤の花に期待してください。

(10)平成18年1月31日(火)・美濃竹鼻・別院 藤の花を守る会 活動ご報告
「竹鼻別院のフジ」樹勢診断・研修会林 進岐阜大学名誉教授・岐阜県緑の博士審査審査部会長-----2005.5.29


1.美濃竹鼻別院のフジ」は樹齢約270年余。その幹の太さに圧倒され、感動すら覚えます。


2.「竹鼻別院のフジ」樹勢診断・研修会 林 進岐阜大学名誉教授・岐阜県緑の審査審査部会長
 右隣は「竹鼻別院のフジを守る会」会長・堀 与一氏。

3.竹鼻別院のフジを守る会の会員と羽島市助役(右)


4.竹鼻別院のフジを守る会の会員


5.岐阜県緑の博士養成研修検討会のメンバーと県林政部政課緑化運動推進担当・河合高志氏


6.研修会に集まった人達


7.竹鼻別院のフジを守る会の会員や市関係者も15名集まりました。


8.現在の表土は畑土に入れ替えて、腐葉土で敷き詰められています。


9.林先生『どんな木でも、元気な内は、枝は真っ直ぐ天に向かって伸びます』
  270年余たったフジの枝は・・・・


10う〜ん。真っ直ぐ天に向かって伸びている。。。ホッ!!
 樹木は弱ってくると枝が横に寝てくるそうです。


11.「竹鼻別院のフジを守る会」会長・堀 与一氏も、フジを守るため、質問も真剣そのものです。


12表土入れ替えの成果を見るために穴を掘って検分です。
.

13林先生はドライバーの大きい刃みないなもので、根を傷つけないように慎重に掘り進められました。

.
14細い新しい根が見え始めました。

.
15土盛りした畑土が気に入ったのか、フジの根は横根を張って来ていました。.
  土の入れ替えは大成功でした。根は元気を取り戻しました。後は『枝の剪定
  が大事だ』と教えていただきました。


16.枝周りは南を12時として、フジの棚に時計回りで住所・番地を付けると手盛りし易い事を林先生
  に教えていただきました。早速、実行することを「竹鼻別院のフジを守る会」の会員同士で確認して
  実行に移すことを
決めました。