WebDAVを使ってみよう(2)     (2002/10/01)
 「WebDAVを使ってみよう(1)」の操作をすれば,自宅サーバをストレージスペースとして利用できるようになるのですが,このままだとファイル名やフォルダ名に日本語を使うことができません。

これはLANでつながっているクライアントPCから,サーバにテキストファイルをコピーした画面です。
ちゃんとコピーできてファイル名も日本語で表示されていますが,これを読もうとしても読むことができないのです。

「最新の情報に更新」したりすると,ファイル名がこのように文字化けしてしまいます。

削除さえできないのです。
これでは困ります。(ToT)

しかし,ここでダウンロードできるmod_encodingをインストールしてやるとこの問題を解決できるんだそうです。さっそくやってみましょう。 
まず,最新(2002/10/01現在)のmod_encoding-20020611a.tar.gzをダウンロードし,サーバにアップロード(例えば/home/murata/)します。
# tar xvzf mod_encoding-20020611a.tar.gz
telnetでサーバに接続して解凍します。

# /usr/sbin/apxs -c mod_encoding.c
# /usr/sbin/apxs -i mod_encoding.so
解凍するとmod_encoding.cというファイルが出てくるので,このファイルのあるディレクトリに移動してコンパイル,インストールしてやります。
これで,apache用のモジュールが入っている/usr/lib/apache/にmod_encoding.soができます。

次に,httpd.confの編集をします。
Webminのメニューから「サーバ」→「Apache Webserver」→「Edit Config Files」と進み,
表示されたページのテキストフィールドの最後に次のように付け加えます。

LoadModule headers_module  /usr/lib/apache/mod_headers.so
LoadModule encoding_module /usr/lib/apache/mod_encoding.so
AddModule mod_encoding.c
AddModule mod_headers.c

<IfModule mod_headers.c>
  Header add MS-Author-Via "DAV"
</IfModule>

<IfModule mod_encoding.c>
  EncodingEngine    on
  NormalizeUsername on
  SetServerEncoding     UTF-8
  DefaultClientEncoding JA-AUTO-SJIS-MS SJIS
  AddClientEncoding "cadaver/" EUC-JP
</IfModule>

これで,完了です。
Apacheを再起動すると,WebDAVで日本語ファイルが使えるようになっていますヨ。(^-^)


【WebDAV 関連リンク】
次世代プロトコルWebDAVの可能性
Index of /pub/linux/Vine/VinePlus/2.5/SRPMS
WebDAV Resources JP
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