以前から気になっていたシャローエリアへ向かう。途中、水路を横断する際に足元が滑ってモロにコケた。コケたのはウェーダーの靴底フエルトが剥がれたまま使っていたのが原因。干潟のような泥質地を歩く機会が多い私のような釣りでは、D社のベリピタソールは本当にダメ。泥質地ではフエルトが剥がれやすく、一度剥がれると接着面に微細な泥が詰まり再接着しても剥がれやすくなってしまう。購入して1シーズンで使えなくなってしまうような仕組みは勘弁して欲しいのである。
釣り場に立ってスキッタープロップを試す。このルアーは強めの連続ジャークをすると、イイ感じでジョボジョボと音を立てる。魚の反応はなかったのだが、楽しくて延々と引きまくってしまったほど。この夏はきっと活躍するだろう。トップに反応がないのでレンジバイブを試す。このエリアには魚が入っていない様子なので移動。その後、3ヶ所回って、ファットラップ・ラパラとRS150SPでナマズを2匹(50cm、55cm)をキャッチして納竿した。
天気:曇り 水温:14.5〜16.5℃ pH:不明
釣果:3匹(スズキ、ナマズ、ライギョ)
前日まで使っていたアンタレスver2がリトリーブ中にゴロゴロする感じがしたので、アンタレスDC7に交換してオフトのジャーキング62Bに装着。このリールは価格がバカ高いのに使いにくく買って後悔している。しかし、ギア比が高くハンドル1回転で最大79cm、日頃使っているステラ3000(最大70cm)よりも巻上長が長い。早巻きが可能なため流れの早いチャラ瀬で使えると考えて持って来た。朝イチのルアーとしてプロップダーター110を試すが無反応。続いて、ビーフリーズ、エンゼルキッス、シャッドラップSR、ザブラミノーを次々に投入するが、ルアーを追う魚の姿は見えない。粘っても無理っぽかったので次の場所へと移動。シャッドラップSRを投入し、軽くトウィッチ。反応がないのでピックアップすると同時にバイト。バックリと口を開いたスズキが見たので、直ぐにフォロー入れたが反応がない。すかさずルアーをビーフリーズLBに交換し、トウィッチをすると一発でヒットした。直後に魚が突っ走り、バチッと音がしてファイヤーライン25lbがブチ切れ。滅多に売っていないので大切にしていたフローティングモデルのビーフリーズLBを咥え、長いリーダーを引きずったままスズキは消えていった。このリールは前回の豪州遠征で使ったっきり、そのまま放置してあったのだがラインに傷が入っていたのかもしれない。ルアーがスズキの口から外れる事を祈るしかない。
後が続かないので次の場所へと移動。ここではポップライダー、3Dポッパーで広範囲に探りを入れた後にオルビット80Fを試す。魚っ気が全くないので再び移動。次の場所は水深が浅いのでレッドフィンを使い、根掛かりを避けながら魚を探す。やはりここでも魚を見つけ出すことが出来ずギブアップ。車中で朝食を摂り、休みを貰ったにもかかわらず気になっている案件に対処するため職場へ連絡をする。車を走らせ新たな場所で午前9時に再スタート。2cm程のボラっ子の群れを発見したので暫く時間を掛けて様子を伺う。本命の姿は確認できなかったが、シャッドラップでナマズ(55cm)をキャッチして移動。
釣り場に立つと釣り人が捨てていったラインやゴミが散乱。周囲のゴミを拾い集め、スッキリした気分になってからキャストを始めた。ポッパーから始め、徐々に探る水深を下げてみたが無反応。コイはいるようだが探している魚は不在だったので、30分もしない内にこの場を撤退。次なる場所では開始早々にスズキがヒット。濁り水の中から姿を現し、ビーフリーズをバックリと咥えていた魚は50cmだった。2匹目を狙って暫くルアーを投げ続けるが、コツリとも反応はなく単発で終了。ラン&ガン続きで疲れてきたので、少し早めの昼食を摂って一服する。
午後は2ヶ所目でやっと魚を掛けた。力強いファイトなのだが、スズキとは違い水面で暴れない。また、ナマズのようにグネグネと暴れないので魚の正体が判らず慎重に対処する。時間を掛けて引き寄せ、浮いてきた姿を見てびっくり。魚の正体は70cmのライギョだった。ヒットルアーは既に生産中止となっているファットラップ・ラパラの小さいヤツ。大きなサイズのファットラップ・ラパラは泳ぎにイマイチの感があり釣れたためしがないのだが、この小さいヤツはプリプリと泳いで可愛いらしく、しかも魚種を選ばず釣れるのである。しかし・・・ライギョが釣れるようなポイントで粘っていても、本命のスズキを手にするのは厳しい。魚を求めて次なる場所へ移動したが、その後はチャンスに恵まれず納竿となった。
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2008/4/27 県西部地区の某河川
天気:晴れ 水温:16.5〜22.5℃ pH:不明
釣果:3匹(スズキ、ニゴイ、ボラっ子)
前日に引き続き午前中からの釣行。昨日話をしたブッ込み釣りのオッチャンがいたので挨拶がてら様子を聞く。彼は「早朝からやって小さいけどセイゴを5匹程釣った」と言って上機嫌。魚を見せてもらうとサイズは30〜45cmだった。確実に魚がこのエリアにいる事が判ったので、手早く準備を整えキャストを開始。ベイトや回遊している本命のサイズが小さいようなので、ルアーも一回り小振りなサイズをアレコレ選んで試してみる。30分程、広範囲に探りを入れたのだが無反応。日差しが強まってきたのでベイトタックルに持ち替え、ビーフリーズやDDパニッシュでストラクチャーにタイトに寄り添っているであろう魚を狙ってみる。1時間半程、試行錯誤を繰り返したが魚からの反応は皆無。この場に見切りを付けて大きく場所を移動する。
移動先ではレッドフィン、ビーフリーズ、テリージャーク、オルビット80F、シャッドラップ等、トウィッチを織り交ぜたリトリーブで魚に誘いを掛ける。しかし、釣れたのはスレで掛かった2cm程度のボラっ子1匹のみ。きっちり1時間竿を振って成果が出なかったため、次の場所へと移動。本日も魚を求めてアチコチへ移動をするラン&ガン釣行となった。次の場所では開始1投目、アスリートS9にヒット。しかしフッキングミスして魚を取り逃がした。その後は次々に持参したルアーを試すも魚信はなくギブアップ。車中で昼食を取り、暫く昼寝をする。
午後1時過ぎから再スタート。午後になると風が強まりキャストコントロールが難しくなったが、めげずに1匹を追い求めてラン&ガンを繰り返す。夕方になって到着したチャラ瀬で勝負を掛ける。アップキャストでビーフリーズを放り投げ、川底にルアーを引っ掛けないようにロッドワークでコントロールしながら引き寄せてくる。ルアーが私の前を通り過ぎ、少し下流でターンしたところで教科書どおりに水面が炸裂。サイズは小さいのだが流れに乗ってスリリングなファイトを繰り替えす。徐々に引き寄せ無事キャッチ。釣り上げたスズキは45cmしかなかったが十分楽しませてくれた。他にも魚がいそうだったのでザブラミノー9Fを試す。ショートトウィッチをしながら水面近くを流していると、スズキが猛スピードで近づいてバイト。しかし、ルアーを咥えた瞬間に首を振って、ルアーを振り払い川底へ消えていった。
チャラ瀬でのスズキ釣りは、非常にテクニカルで面白い。重いルアーをブン投げてひたすら単調なリトリーブを繰り返す大雑把で退屈なサーフでのスズキ釣りと違い、目の前にいるであろう魚に静かに近づき川の流れを読んでルアーを操作する。これはサツキマスやサクラマスの釣り方に通じるものがある・・・。2匹目を狙って持参したルアーをアレコレ試す。家を出てくる際にボックスへ突っ込んできたチェップ70Fを使ってみると、本命ではないニゴイ(43cm)が躍り出た。その後はワンチャンスもなく、移動を繰り返したが期待したドラマは起こらず納竿となった。帰宅後、テレビで天気情報を見たら、今日は静岡市で24.6℃を記録。6月上旬並みの気温になったらしい。どおりで暑かったわけだ。
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2008/4/26 県西部地区の某河川
天気:晴れ時々雨 水温:16.0℃ pH:不明
釣果:6匹(スズキ、コイ、ナマズ)
朝6時に釣り場に立つ。近くにブッ込み釣りのオッチャンがいたので様子を聞くと「1時間前からやっているが1匹も釣れていない」と言う。気温は低く、風が冷たく感じる。濁り具合は丁度良い感じなので「ベイトが動き始めれば、きっと釣れるハズ」と自分に言い聞かせて竿を振り始めた。2〜3cmのボラっ子の群れが動き始めると、予想どおりボイルが始まった。しかし、ボイルは散発でルアーが届かないような場所ばかり。周囲に本命の魚はいるようなので集中力を切らさないように、アレコレとテクニックを駆使しながらチャンスを待ったがコツリともアタリはない。いつしかベイトがいなくなり、ボイルも沈静化。持参したルアーを総動員したがワンチャンスもなかったのでギブアップ。
この場に見切りをつけて車を使って大きく移動。小雨がパラつく中、カッパを羽織って釣り場に立つ。ここでは気分をガラっと変えてスピニングタックル(SPS102SS-Ti+ステラ3000)からベイトタックル(ジャーキング62B+アンタレスver2)に持ち替え、ポッパーとミノーのトウィッチングで魚を誘うテクニカルな釣りを試すことにした。1ヶ所目はポップライダーとスキッターポップを引きまくったが、健闘むなしく撃沈。2ヶ所目ではザブラミノー9Fとタイダルを試したが不発に終わった。3ヶ所目では、ドリフトトウィッチャーに55cmのコイがスレ掛かり。そして4ヶ所目にして、やっと本命のスズキ(55cm)が顔を出した。ヒットルアーになったテリージャークを使い続けていると、次第にナマズの活性が高まってきた。何度かフッキングミスを繰り返した後に60cmのナマズをキャッチ。
5ヶ所目ではオルビット80Fにスズキが反応。ピックアップ直前に反転するするのを目撃したので、すぐさまキャストをやり直しトウィッチをしていると、再びスズキの反転する姿が見えた。何処かに違和感があって本気食いをしない様子なのでルアーを交換。X-ラップのトウィッチにも反応するが食わない。試しにレンジバイブの早引きを試すと、50cm弱のスズキが2匹もルアーを追いかけてきた。ここで取り出したのがビーフリーズLB。激しいトウィッチにスズキは反応するのだが、やはり口を使わない。ビーフリーズに交換した数投目、やっとスズキ(43cm)が食ってきた。その後、立て続けに53cmを2匹キャッチ。どうやら、魚に口を使わせるキモはトウィッチ後のポーズにあった様子。これは豪州のバラマンディ釣りで体得したテクニック。魚の活性に合わせてポーズのタイミングを変え、ルアーを水中に漂わせる時間も加減するのだ。
その後、反応がなくなったので、次の場所へと移動。ビーフリーズの後ろをナマズが追いかけてきたがフッキングには至らない。後が続かず、再びスズキを釣ったポイントへ舞い戻り、ビーフリーズを試す。スズキのチェイスが2回立て続けにあったがフッキングには至らなかった。魚が消えていった方向に向けてザブラミノーを解き放ち、誘いを掛けたがナマズのチェイスが1度あったりきりで沈黙。後が続かなかったので午後5時半に納竿とした。
天気:雨 水温:不明 pH:不明
釣果:0匹
珍しく平日夜の釣行。日中、かなりまとまった雨が降っていたが、夜になって小振りになったのでカッパを着込んで釣り場に立つ。水位は極めて高く、ドロドロの濁流となっている。周囲は暗いので十分確認できないが、ゴミがかなり流れている様子。試しにアスリートS12をキャストすると着水音が聞こえない。リトリーブ開始早々からいきなり竿が曲がる。相手は期待した魚ではなく、巨大なゴミ。濁流に翻弄されているゴミを徐々に引き寄せルアーを回収する。懲りずにキャストをすると、再び大きなゴミを引っ掛けた。水面をじっと見つめると、膨大なゴミが流れていることに改めて気がついた。「こんなんじぁ、釣りにはならん!」と悪態をついて、開始10分でギブアップした。
天気:晴れ後曇 水温:15.5℃ pH:不明
釣果:0匹
午前6時半からの釣行。釣り場には既にブッ込み釣りのオッチャンとルアー釣りのオッチャンが竿を出していた。ブッ込み釣りのおっちゃんに挨拶がてら様子を聞くと、1時間半程でウナギを2匹釣ったとのこと。近くでルアーを投げる事への了解を得た後、オッチャンのラインの位置を十分確認してキャストを開始。少しするとベイトが動き始めた。最初に竿が曲がったのは、ブッ込み釣りのオッチャン。3本も竿を出しているので、パタパタとセイゴを釣り上げる。私にもチャンスが回って来る事を期待して黙々とキャストをしていると、離れたところでルアーを操っているオッチャンの竿が曲がった。遠目で見ても60cm以上はあるサイズだった。
次は私の番だと気負ってキャスト&リトリーブを繰り返すが反応はない。水面を隈なく見ているのだが、ベイトはいても大きな群れにはなっていない。流れが穏やかなのでイマイチ魚の活性が上がりきっていな感じがする。先行の2人が帰った後も1時間程竿を振り続けたが、ワンチャンスもなくギブアップとなった。
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2008/4/19 県西部地区の某河川
天気:晴れ時々曇り後雨 水温:15.0℃ pH:不明
釣果:9匹(スズキ、ドンコ、ボラ、ヘラブナ)
ウグイスが鳴き競う中、釣り場に立つ。前日までの激しい風雨の影響を受け、河川は泥濁り状態。こんな状況の時に実績のあるタイドミノースリムSRを取り出し、ブン投げること5回。予定どおり手元にガツンと衝撃が伝わり、竿先が引きこまれた。しかし、あっけなくフックオフ。魚がいることが判ったので、周囲を隈なく探ると再びヒット。開始10分で60cmのスズキをキャッチした。2匹目を狙ってキャストを重ねるが反応がないのでザブラバイブに交換。キャスト後、糸フケを取ってリトリーブを開始した時には既にスズキがルアーを咥えていた。ルアーを頬張ったまま激しくエラ洗いをした魚は、先程釣った魚より少し小振りな56cmだった。
ザブラバイブで連発を狙ったが魚は沈黙。そこで、やはり濁った時に実績のあるエンゼルキッスの出番。キャスト開始早々にヒットしたがフッキングミス。魚は周囲にいるようなので再度同じコースをルアーが通るようにキャストをすると、またしてもヒット。ここから3連発ヒットがあったのだが、いずれもフッキングミスに終わった。魚は良く反応するのだが、何故かフッキングに至らない。再度タイドミノースリムSRに戻し、流れのスピードに合わせながらリトリーブをするとヒット。泥水の中から姿を現したのは65cm。素早くリリースをして、「この群れが消え去る前に数を釣りたい!」とキャストを続ける。
暫く沈黙したので、「もう打ち止めか・・・」と諦めかけた時に水面が炸裂し、デカイ頭のスズキがエラ洗いをした。何度も水面上に頭を出すのだが、口元にはルアーが見えない。なんと3本フックのボリュームがあるタイドミノースリムSRがスッポリと丸呑みされていた。足元に引き寄せボガグリップでガッチリと掴む。サイズは一回り以上大きくなって70cmもある。口の中を覗き込むと、ルアーの横にはボラがこちらに顔を向けて丸ごと入っている。ルアーとボラを取り出して並べてみるとジャストサイズって感じ。このスズキ、口の中にボラが入っているのに、まだエサを食べようとする貪欲さが凄い。
50〜60cmクラスが釣れた後、暫く経ってから70cmクラスが出たということは、別の群れが入ってきた可能性もある。他にも同サイズが目の前を泳いでいる事を期待してキャストをすると再びヒット。やはり釣れた魚のサイズは70cm。1時間少々のキャストで手にした魚は5本。この釣果には自然と顔がほころんでくる。70cmを釣ってから反応がパタリと止まったため、持参したルアーをアレコレ試す。釣果に恵まれず、これまで余り使ったことがないタイドミノースリムに手を伸ばし、キャストをすること数投目、ルアーを力強く引っ手繰るようなアタリがあった。フッキングもバッチリ決まったようなので、余裕を持って魚とやり取りをする。徐々に魚との間合いを詰めて無事キャッチ。サイズはぐっと小さくなって56cmだった。
ルアーをエンゼルキッスに交換しキャストを重ねていると、「バチッ!!」と嫌な音がしてルアーが吹っ飛んでいった。スプールからはラインが出ておらず、ラインの端が竿の先端でヒラヒラと風になびいている。先端を手に取って確認すると、ラインが切れたのではなくリーダーがすっぽ抜けたことが判った。このリーダーを結んだ時、手元にライターがなく端をあぶって処理しなかったことを悔やむばかり。少しの間、ルアーを目で追うことが出来たため、タックル一式を車に詰め込み急いで大移動。先回りして流れてくるルアーを捕獲しようと企んだが、その思いは通じなかった。
場所を移動し新たな気持ちで竿を振る。レンジバイブを使いスレ掛かりでドンコをキャッチ。続いて、40cmもある巨大ヘラブナをスレ掛かりでキャッチした。こいつは余りにも激しいファイトをしたので姿を見るまで、相手がヘラブナだとは思わなかった。ルアーをローリングベイトに交換し早巻きをしながら広範囲に探りを入れる。今度こそは本命のスズキを釣ろうと頑張ったのだが釣れたのはボラっ子。粘ってもワンチャンスもなかったので一旦納竿とした。
早めの晩飯を食べて夕マヅメから釣行。突然、局地的に大雨が降るなど目まぐるしく天候が変わる。カッパを羽織っているのだが気温が下がってくるのがはっきり判った。期待を込めてキャストを重ねるがコツリともアタリはない。1時間半程、集中して竿を振ったが期待したドラマは起こらずギブアップとなった。
天気:晴れ後曇り 水温:18.5℃ pH:不明
釣果:4匹(ボラ、ウグイ、ミシシッピーアカミミガメ)
南風が吹く中、釣り場に立つ。シャローとこれに隣接するディープエリアがはっきりと判る狙いどおりの水位。長い間封印していたジッターバグを取り出し、ステラ3000を装着したソルティープラッガーSPS102SS-Tiでブン投げる。オートマチック車のように何んの苦労もなく、誰がどんなタックルを使っても最適なアクションを引き出せるこのルアーはやはり凄い。発売されて1〜2年で消えてしまうルアーと世代を超えて親しまれるルアーとの違いは、極めてシンプルな理由にある。しかし、魚がいなければ釣れないのは当たり前。ジッターバグを引き倒した後、ザブラバイブ、フラップスラップSW、X-ラップ、レンジバイブと次々に繰り出したが反応がない。
余りにも魚っ気がないので、車に乗り込んで次の場所へと移動。様子を伺うためザブラバイブの早引きを試しているとボラっ子(3.5cm)が引っ掛っててきた。ベイトはいるようなので周辺を探っていると、急にハンドルが重くなった。ゴミ袋を掛けたと思っていたのだが、引き寄せてくる途中でなんとなく左右に移動したり竿先を引き込んだりする。「何だろなぁ〜」と不思議に思いつつハンドルを巻くと、水面で両手をバタつかせるミシシッピーアカミミガメが姿を現せた。甲羅にでもフックが掛かっているかと思いきや、フックをパックリと咥えている。魚と違って食用ガエルと同様、手足があるヤツがルアーに掛かるとフックを外すのが手間なので嬉しくもなんともない。
続いて、ザブラバイブを引きまくっていると再びボラっ子がスレ掛かり。テンションはとっくに低下していたが、最後の一勝負でローリングベイトを取り出した。ビュッとブン投げ、着水同時に超高速リトリーブ"ジャカジャカ巻き"を試すと、いきなりロッドが引きこまれ水面が割れた。そして良型のスズキがデカイ口を広げて首を振り、ルアーを吹き飛ばす・・・。散々、ザブラバイブを引きまくった後だったので油断していたのも確かだが、どうすることも出来なかった。
本命の魚がいることが判ったので、腰をすえて周囲を丁寧に探る。しかし、こちらが期待している反応はない。少し目先を変えてやろうと、レンジバイブに交換し"ジャカジャカ巻き"を試すと直ぐにヒット。勿論、スズキがヒットしたと思い込んでいたが、足元に横たわったのは40cmのウグイだった。その後、ローリングベイトにルアーを戻し、少しずつ移動しながらルアーを引きまくったが、竿が曲がることはなかった。
天気:曇り後晴れ 水温:16.8℃ pH:不明
釣果:1〜8匹(ナマズ、雷魚、ボラ、稚アユ、ドンコ)
大陸系巨大魚対策でステラ3000にファイヤーライン25lbを150m巻くき、30lbのナイロン・ショックリーダーを結んで準備完了。春というよりは初夏を感じるような陽気の中、釣り場に立った。開始直後からザブラバイブを引っ掛けて気絶しそうになる。右往左往しつつ、どうにか無事に回収できたが同じ場所でキャスト&リトリーブをすれば、再度根掛かりは必至。ここで表層を攻められるSSM120を取り出した。過去3回の釣行でこのルアーを試したのだが、未だ使いこなせずダメ出しの連発。マグドライブのウエイトを敢えて戻りにくくしてあるのが原因なのだが、思うようにウエイトの位置を戻せず、「ここぞ」という所で期待する泳ぎを演出できない。表層を引けるので根掛かりは避けられるのだが、使えば使うほどストレスが溜まるためボックスの中へお引取り願った。
南風が強まる中、少しずつ移動しながらスキッターポップで周囲を探る。トップに出るほど活性が高い魚はいないようなので、レンジバイブの早引きでリアクションバイトを狙うが沈黙。2時間弱キャストし続けてノーバイトだったので、次の場所へと移動した。最初に取り出したのが15cm、35gもあるビッグスプラッシャーのラドスプリンガー。食いっ気のある魚がいれば、これくらいのルアーなんて丸呑みになるハズだが誰にも相手にされなかった。
レンジバイブを取り出し、引きずり回していると3cm程のドンコがスレ掛かり。続いてヨレヨレでボラっ子がスレ掛かり。「もうスレ掛かりは結構で〜す」と言い切った直後に、ナマズをスレ掛かりでキャッチ(笑)。少し移動した場所でのザブラバイブ1投目、今度は50cmクラスのボラをキャッチ。銀色の魚体を何度も翻しファイトしたコイツは、後部フックをパックリと咥えていた。続いてレンジバイブに交換し早引きをしていると、今度は稚アユがスレ掛かり。折角なのでリリースする前に稚アユのサイズを測ると6.5cm。今の時期にしてはやや小さい感じ。今年は春先の河川水温が低く、稚アユが河川の中へ上がるのが遅れていた。サイズが小さいのは、この影響が出ているのかもしれない。
やたらにスレ掛かりばかり続くので、場所を移動してアスリートS9のトウィッチを試す。間もなく、ゴンッと強いアタリが竿を持つ手に伝わって来た。即座にハンドルを回して巻きアワセをする。水中に銀色の魚体がきらめいたので思わず「よっしゃ〜」と声が出たが、サイズの割には引きが弱い。もしや・・・足元に寄って来た魚は、またしてもボラ(50cm)だった。これではいけないと、ルアーをビジョン110SWに交換し10ftの竿でハイテンポなトウィッチを繰り返す。腕がだるくなった頃、やっと体格の良いナマズ(65cm)をキャッチした。
ザブラバイブを根掛かりでロストした頃、T.Mさんが登場。様子を聞くとノーフィッシュの上にルアーを3個ロストして撤退したとのこと。「ルアーは消耗品」と割り切ってはいるものの、ロストするとガックリとテンションが下がる。これをリカバリーするには元気の良い魚を釣るしかない。フラッタースティックを引きまくって雷魚(55cm)をキャッチして、気分が少し上向いた。因みにこの雷魚は顔がバナナのように曲がっているヤツで、過去に何度か私に釣られたことがある個体。手早くフックを外してリリースし無事を祈る。続いて、竿が曲がったのはT.Mさん。アスリートS9でナマズを釣上げた。その後はアタリが遠のき、2人同時にギブアップ。このエリアは叩きつくしたので、新たな場所を探す必要がありそうだ。
2008/4/6 県西部地区の某河川
天気:晴れ 水温:16.0℃ pH:不明
釣果:4〜11匹(スズキ、ナマズ、雷魚、ニゴイ、ソウギョ)
リトリーブ最中、シャリシャリと異音がしたステラ3000を1万円掛けて修理。1ヶ月も掛かってやっと手元に戻ってきたので、エンブレムをロッドから外し付け替えて家を出る。釣り場に到着するとアルフ君が竿を振っていた。本日の様子を聞くとナマズを3匹釣ったとのこと。彼に近況を尋ねながら、少し離れた場所でキャストをする。多分、この場所は彼が散々叩きまくった場所。彼とは狙っている魚が違うので、レンジバイブをひたすら早巻きする。開始20分、アルフ君がロングサーフでナマズを追加。こちらにはコツリともアタリがないので、「見切りを付けて場所を移動しようか」と考えていた矢先、ロッドを持つ手にゴンッときた。久しぶりの感触にドキドキしながら魚とやり取りをする。ナマズではなく銀色に光っている魚体が見えた。本命なのか、ニゴイなのか、はたまた巨大ヘラ鮒なのか・・・。引き寄せた魚は、本命のスズキ(57cm)だった。
攻め方が違うと釣れる魚が違うことが実証できたので、この1匹で上機嫌。アルフ君に「やっぱり、腕の違いだよぉ〜」などと失礼なことを言い放ちつつ2匹目を狙う。レンジバイブに反応がないので、ハイスピードリトリーブに対応するX-80BEATを試す。数投目のキャストでいきなり竿を引っ手繰られるような強烈なアタリ。猛烈に走り始めたが、鯉よりも遥かにパワーがある。ジャンプした姿を確認しメーターオーバーであることを確信。そして尾鰭の形から中国四大家魚のうちの1種、ソウギョであることが判った。鯉よりも遥かに持久力がある魚なので、竿尻を腹に当てて弓なりに曲がる竿をしっかりと支え、焦らず魚の動きに対処する。この魚のパワーは体験した人しか判らないだろう。取り込むまでに何分掛かったか不明だが、足元に横たわった魚は1mを軽く超えた自己最大記録の125cm。腹パンパンで、でっぷりと太ったドデカイヤツ。多分、同じ身長の子供よりも遥かに重量があるだろう。巨大魚の大きさを測っている時にSolid.Kさんが登場。彼とは随分久しぶりに逢ったのだが、私がメータークラスを上げる時は、いつも近くにいる印象がある。
巨大魚とのファイトでポイントは大荒れ。腕には疲労が溜まり、だるい位になったので少しペースを落としながらキャス&トリトリーブを再開した。南風が強まり、波立ち始めた頃にSolid.Kさんがぶっ飛び系シンキングペンシルのオーバーゼアーでナマズをキャッチ。釣り場に姿を現せてから直ぐに1匹釣ったので感心していると、立て続けに3匹も追加した。サイズも良く60cmUPが混じっているので釣り方を聞いてみると、根掛かり覚悟でルアー を転がす感じでボトムを付近を攻めているらしい。アルフ君が帰った後にナマズ狙いで試しにルアーをTKLMに交換してみると、直ぐに60cmクラスのナマズが飛び出した。ナマズ釣りに足を踏み込むと抜け出せそうもないので、「狙いはあくまでも違う魚だ」と心に言い聞かせ、アスリートに交換。すると今度は60cmのニゴイがヒット。水中で銀色に光っていたので、少し期待したのだがハズレだった。
Solid.Kさんも、ほぼ同じタイミングでアスリートに交換していた様子。「ニゴイを釣った後、アタリがないなぁ」と私がボヤいている最中、彼は50cmUPのナマズを4連発した。私の攻めているエリアは魚が警戒しているのかルアーに反応がないため、一時休憩しながら菓子パンを食べて空きっ腹を満たす。再開後、試しにザブラバイブを取り出しキャストをすると1投目で55cmのナマズをキャッチ。「ええっ!?」って感じで再びキャストをすると、立て続けに2匹を追加。ザブラバイブの威力に感心しながらグリグリとリトリーブしていると、今度は当エリア最大級クラスの65cmもあるニゴイがバックリとルアーを咥えた。
一方、Solid.Kさんの勢いは止まらない。ツネキチの怪しげなジグスプーンでナマズを釣った後、ニゴイをバラす。続いてイマカツの鉄板系バイブフラッピンソニックでナマズを2匹キャッチ。コイツはどこか胡散臭いルアーなので余り積極的に使いたい気持ちが起きないのだが、彼は3匹目のナマズを私の横で掛けた。しかし、引き寄せている間にスプリットリングが伸びて、ナマズがルアーを咥えたまま川底へ姿を消した(後日、このルアーを咥えたナマズをT.Mさんが捕獲)。水位の上昇とともに、魚の活性が上がっている。「バイブレーションなら、何でもイイんじゃないの?」というのが2人の共通見解。彼は新たな刺客、鉄板系バイブのリトルマックスを取り出したが、即座に根掛かりでロスト。続いて取り出したザブラバイブで、メーターオーバーのソウギョを掛けた。彼はパワフルなファイトに暫く耐えていたが、いかにも「大陸の遺伝子を受け継いでいます!」って感じの重量感のあるド派手な3連発ジャンプでフックを伸ばされ、残念ながら魚を取り逃がした。
私は、ザブラバイブでナマズを2匹追加した後、80cmの雷魚を仕留めたがパタリとアタリが遠のいた。「締めくくりにもう1匹」と欲をかいたら根掛かり。ルアーを回収している最中にSolid.Kさんがザブラバイブでナマズを追加し、これにて納竿。本日釣り上げた魚は5種類。2人で20匹以上をキャッチし、まさに魚種格闘技戦って感じの釣行だった。
天気:晴れ後曇り 水温:12.0℃ pH:不明
釣果:0匹
西風がブンブン吹き荒れる中、夕マヅメ狙いで某河川の河口サーフへ出撃。周囲には10人ほどが竿を振っているが、誰も魚の顔を見ないまま次々と帰ってゆく。コツリともアタリがないまま暗闇が迫ってきた。気がつけば浜っ子(ウナギの稚魚)を捕るオッチャン達が、ぞろぞろと集まってきている。何人かが早々と水の中に入り、網を使い始めたが全く入らない様子。彼らは10分もしない内に見切りをつけて、この場を立ち去っていった。この潔い見切りの付け方は、釣り人として参考になるのではないか等と考えながら黙々と竿を振る。
浜っ子がいないような状況で竿を振っていても釣れる可能性は低いのだが、ルアーをアレコレ交換しながら様子を伺う。ザブラバイブ、TDソルトバイブ、レンジバイブで探りを入れた後、前回の釣行でダメ出しをしたスライドスイムミノー(SSM)120を再び試してみる。強風の中でも確かに飛距離は出るのだが、マグドライブの戻りが悪くてルアーがすぐに浮き上がってしまう。数秒カウントダウンをしてから、ウエイトを前に移動するため竿を強めに煽ってリトリーブを開始。しかし、横風が強すぎて煽られるラインに引っ張られ、波っ気のある水面をルアーが転げまわるだけ。全く使い物にならない状況に絶句・・・。高いお金を払ったのに、どうにもこのルアーを使いこなせなくて気分が滅入る。
続いて、蝦夷ミノーとフラッタースティックを試す。これらのルアーは重心移動装置なんて装備されていないが飛距離が伸び、水面を飛び出さないのでリトリーブ時のストレスはない。しかし魚からの反応もなく、直ぐに交換。今度は狙うレンジを下げるため、重量のあるアスリート・ピンテール及びピンテールをボックスの底から取り出した。丁度、稚鮎サイズなのでスズキがいれば食ってくるに違いない。風を切り裂くようにキャストをし、早引きリトリーブを繰り返す。結局、2時間キッチリ竿を振って、ワンチャンスもなくこの場からの撤退を決定。強風の中で竿を振っていても、面白くもなんともない。その後、風の当たらない場所を3ヶ所巡って様子を伺ったが、何処も魚っ気は感じられずギブアップ。
SSM120が使いにくい理由を探すためメーカーさんのサイトをチェック。すると謎が解けた。なんと、わざわざウエイトが戻らないよう作ってあるのだ。サイトでは動画でウエイトの動作を丁寧に説明してあり、かなり狙いを絞って作られたルアーであることか理解できた。「百聞は一見にしかず」とは良く言ったものだ。「沖のシャロー攻略」が売り文句で特殊なセッティングをしてあるが、遠州のからっ風が横から吹き付けるような場所では、逆にこれが大きなマイナスなっている。きっと波っ気のない広い干潟のシャローで使えば、このルアーの性能を引き出すことができるのだろう。
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