
擬似餌の玉手箱トップ>FishingReport>2008年5月
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2008/5/31 県西部地区の某河川
天気:雨 水温:17.0〜18.0℃ pH:不明
釣果:0〜3匹(スズキ、ナマズ、ニゴイ)
ここ数日間、無意識に肩へ力が入るようなストレスの多い仕事をこなしていたのが原因か、一昨日の午後、仕事中に首から右肩にかけて劇痛が走り、寝違えたようになってしまった。首を動かすこともできず、右肩は上がらず・・・。椅子へ座ったり、立ち上がったりする時も痛みが走るほど。下を向けないので階段の上り下りも恐怖心が先立つ。エレキバンは全く効かなかったため、昨晩は首から肩に掛けて湿布貼り、痛み止めまで飲んで早めに床に就いた。
大事をとって午前中は部屋で大人しくしていたが、退屈さに耐えられずタックルを愛車へ積み込んだ。車を走らせながら、水量と水色を確認してポイントを決定。極力足音を立てずにポイントへ近づき、釣り座を確保。右肩をかばいながらキャストを開始したが、思いの外、肩の調子は良い。やはり、竿を振りすぎて肩を壊したのではなく、仕事のストレスが溜まっていたのだろう。本日のトップバッターはラパラ・ジョイントJ11。カラーはお気に入りのGFR。水面近くを艶かしくクネクネ泳く姿を見て感動するのは、私だけだろうか。飛距離が足りないので出番は少ないのだが、ドシャローを引ける特徴は捨てがたい。使う状況さえわきまえれば、必ず魚を引きずり出す力があるルアーだ。開始5分、捕食音とともに水面が割れてナマズがバイト。魚がルアーを咥えて川底へ潜るのを確認してから巻き合わせをしたのだがフックオフ。気を取り直してキャストを続けていると、再び水面が割れた。しかし、今度は60cmUP確実のスズキ。大きな頭を激しく振ってルアーを吹き飛ばし、水中へ消えていった。この2回のフックオフは100%私のミス。ラパラ・ジョイントJ11には純正の錆付いたフックが付いていた。キャストを始める際、気にはしたのだが、フックを交換するのが面倒でそのまま使っていたのだった。
スズキをバラしてから慌ててフックを交換したが後の祭り。新たなフックを装着したラパラ・ジョイントJ11でエリア内を打ちまくったが無反応だった。続いて、ベイクラップ90を取り出す。このルアー、今回の釣行で初めて使ったのだが、その泳ぎを見た瞬間、あまりの酷さに目眩を感じた。数回キャストをしてみて泳がせたが、流れの中では思うような泳ぎを演出できないどころか、まともに泳がないのである。クラップという言葉は豪州遠征で度々聞いて覚えたのだが、意味は「ゴミ」とか「ウンコ」のこと。言葉の響きは良いのだが、商品につける言葉ではないハズ。「このルアー、文字通り"ゴミ"じゃん」と呟きながら、即座にボックスの奥へ突っ込んだ。
エリア内には確実に魚はいるので、信頼を寄せるアスリートF9に交換。強い流れの中でも飛び出さず、確実にしっかりと泳ぐ優等生。まもなく、タッチするような軽いバイトが2連発。しかし、フッキングには至らない。ここで途中から参戦していた相棒Sと別れ、私はじっくりと流れ込みを狙う。ビーフリーズをバックリと咥えたのは55cmのニゴイ。続いて、フラップスラップSWでナマズ(62cm)をキャッチした。活性の高い魚がいる釣り場を探すべく、相棒Sに再合流して車で移動しながらアチコチとチェック。しかし、立ち寄る先々でカラ振りに終わった。
午後7時過ぎに辿り着いた場所は、魚がいれば一発で食ってくるようなピンポイント。車を降りて直ぐに準備をして、敗者復活戦と称してベイクラップ90を竿先にぶら下げる。軽くルアーを上流へ投げ、ルアーを流れにまかせながらドリフト。開始2投目、流れの落ち込みで狙い通りヒットした。水面で派手に暴れる魚を強引に引き寄せると40cmのスズキだった。このサイズなら群れになっているハズ。釣り場に到着してからまだ準備もしていなかった相棒Sも、この魚を見て慌てて支度を整える。2人で2匹目を狙ってキャストをしまくったが空振りに終わり納竿となった。当初、ベイクラップ90の泳ぎを酷評したが、取りあえず1本釣ったのでお蔵入りは免れた感じ。今後は、B太60SR、B太80SR、バレットDCと性能を競う事になりそうだ。現時点ではB太80SRが大きくリードしている感じだな。
天気:雨 水温:不明 pH:不明
釣果:0〜8匹(ナマズ、ニゴイ、コイ)
土砂降りの中、早起きして釣り場に立つ。水位は高く、泥濁り。しかも大量のゴミが次々に流れて来る。南風にラインを煽られ、狙った所へキャストをすることも間々ならない状態。しかし、アジサシが飛び回り、泥水の中にダイブする。水面をじっと見つめていると、ボラっ子達が強い流れを避けて岸際で群れているのを確認できた。ベイトがいればチャンスがあるのだが、いかんせん流れてくるゴミが多すぎた。ルアー着水直後にゴミを釣らないように注意深くキャストはするのだが、リトリーブの途中でどうしてもラインにゴミが引っ掛かり、ルアーがゴミ団子になってしまう。結局、1時間キッチリ竿を振ってギブアップとなった。
午後1時過ぎから場所を変えて再釣行。ラン&ガンスタイルでテンポ良く探りを入れて、出来るだけ多くの場所で竿を振る作戦を取った。1ヶ所目、平常時はチャラ瀬で竿を振るような場所ではないのだが、一度増水するとパラダイスに変貌する場所へ入る。予想していたよりも、濁りが強く、流れも早いので戸惑いながらキャストを開始。テリージャークに巨大ナマズが度々コンタクトするのだが、ルアーを銜え込むまでには至らない。ザブラミノー・タイダルに交換し、周囲を探っているとやや小振りなナマズ(55cm)が躍り出た。
サツキマス狙いで玉砕した相棒Sが登場したので、雑談をしながらロングAをトウィッチしていると爆裂バイト。水面で銀色の魚体を翻したスズキが見えた。余りにも悔しいので周囲を集中爆撃したが、2度目のチャンスは訪れない。少しずつ移動しながら魚を探す・・・。水面を漂わせたビートルナッツにニゴイがバイトしたがフッキングミス。続いて、ナマズ(50cm)がこの小さなルアーをパックリと咥えた。この場所は魚っ気があるので、リリース後も静かに竿を振っていると再びヒット。ビートルナッツを咥えていたのは47cmのニゴイだった。
1時間程で次の場所へと移動。開始直後、相棒Sとの雑談中にファットラップ・ラパラをスズキが咥えた。ルアーは口の中にすっぽりと収まっていたハズだがフックオフ。近くで竿を振る相棒にもアタリはあったが正体は不明だった。魚はいるようだが警戒しているようで釣果には結びつかず、30分でこの場を切り上げる。3ヶ所目では流れ込みに陣取り、いかにも魚が潜んでいそうな所にビーフリーズLBを打ち込む。なんと、ルアーに反応したのは60cmのコイ。ビーフリーズLBの下半身をスッポリと咥え込んでいた。このコイはリールからラインを引きずり出し、散々ポイントを荒らしまわったので次へと移動となった。
足場の高い場所から下を見ると、ナマズがウロウロ泳いでいる。確認できたのは大小あわせて3匹。最大は60cmUP確定ってヤツ。勿論、最大魚に狙いを絞って、テリージャークを送り出す。魚の反応を見ながらトウィッチを続けていると横から小さなナマズが泳ぎ出てフッキング。「お前じゃないんだよぉ〜」と言いながら、一気にゴボウ抜き。宙を舞ったナマズは45cmだった。後が続かないので、車に乗り込み移動。小さなポイントを幾つか釣り歩いたが、いずれの場所も無反応でギブアップ。時合待ちをするため釣具店で時間を潰すことにした。
夕マヅメで期待していたポイントは、トラウトタックルを駆使する相棒Sに2バイトあったがフッキングには至らず、私の方はノーバイト。長居は無用と、次の場所へと車を進める。気分一新のために取り出したのがジッターバグ。ナマズ狙いではこれに勝るルアーはないと昔から思うが、その実力は・・・。1投目で爆裂バイト。60cmを楽々超えた巨大ナマズ゙をキャッチ。これに気を良くしてジッターバグを引きまくっていると再びバイト。フックをガマカツの大きめなバーブレスに交換してあるので、バッチリとフッキングが決まる。45cmをあっという間にキャッチした。トップに反応がなくなったので、ファットラップ・ラパラを引いて40cmを追加。後が続かず午後8時過ぎに納竿となった。
天気:曇り後雨 水温:20.5℃ pH:不明
釣果:0〜1匹(スズキ)
昼食をのんびり食べて出撃。潮時表を読み違えていた上に、竿を振ろうとしていた場所には既に釣り人の姿がチラホラしている。車を走らせながら、脳ミソをフル回転させてアプローチポイントを決定。静かに入水しキャストを開始した。雨脚が強まる中、じっと堪えて1時間が経過・・・「魚っ気が乏しいから今日はダメかな」と思い始めた頃にボイルが起き始めた。ボラっ子達の群れが差し掛かると目の前でボイル。50cm前後の銀色に輝く魚体を翻して群れに襲い掛かる。丁度、目の前でボイルが起きている時に相棒Sからのメールが届く。状況を伝え、すぐさま来るように伝えた。
「彼が来るまでに魚を釣っておこう」とルアーを投げまくるが私のルアーには見向きもしない。ローリングベイト、リップスライド、ビートルナッツ、ザブラミノー、フローティングラパラ、Xラップ、インビンシブル、ポップライダー、TDポッパーほか次々と投入。魚はいるのにルアーへ反応しない状況に凹んでいる時、相棒Sが登場した。近頃はサツキマス狙いに没頭している彼へ様子を伝えてポイントを譲る。彼の愛竿ウエダのサーフェストゥイッチャーが曲がるまでに、それほど時間は掛からなかった。ディムリーを咥えて私達の目の前で激しくエラ洗いをしたスズキは52cm。日頃、釣れないサツキマス狙いで腕を磨いているだけあって、彼はあっさりとスズキを釣り上げた。その後、私のローリングベイトに3連発バイトがあったが、いずれもフッキングには至らずギブアップとなった。魚が目の前でボイルしていても釣る事が出来ず、ストレスが溜まるばかり。何か打開策を見つけないと。
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2008/5/18 県西部地区の某河川
天気:晴れ後曇り 水温:19.5℃ pH:不明
釣果:2匹(スズキ)
前日の釣果に納得できなかったので、持参するルアーを厳選しボックスに詰め込んで来た。しかし使うのはこの時期に絶大な信頼を寄せているローリングベイト。開始15分、狙いどおり魚がヒットしたのだが、相手は本命とはちょっと違う雷魚。魚がルアーをしっかり咥えた姿を目撃したのだが、残念ながらフックオフ。この魚は前日、ローリングベイトにバイトしてきた同じ個体に違いない。一度フックに掛かっていながら、再び同じルアーに反応するなんて、よっぽどこのルアーは旨そうに見えるに違いない。
周囲を見渡すが魚っ気がないため移動しながら、要所要所を叩いてゆく。水位からすると時合まではまだ時間がありそうだが、様子見のために狙っているポイントに入って竿を振ってみる。開始間もなくフルキャストしたリップスライドにヒット。銀色の魚体を水面で翻しルアーを弾き飛ばして逃げていった。セカンドチャンスを期待して、ルアーを投げまくったが後が続かない。時合待ちを兼ねて暫くポイントを休ませる事にした。
気配を消すため、釣り場にしゃがんで静かにその時を待つ・・・。水位が低下し目の前の流れに変化が出てきたのを確認しキャストを再開。ローリングベイトに何度となく「ゴンッ、ゴンッ」とアタリがあるのだがフッキングしない。試しにザブラミノーに交換すると狙いどおりにヒット。ルアーを咥えたスズキは発育途中の45cmだった。2匹目を期待してザブラミノーを投げまくるが反応がない。先程まで良く反応していたローリングベイトに戻すと即座にバイト。フッキングがバッチリ決まって派手なエラ洗いを繰り返されてもフックは口の中に刺さったまま。プレアデスPL-74Lの調子を確認するため、少し時間を掛けて魚を引き寄せる。竿先が柔らかく設定されているので、急な突込みにも十分追従出来るのだが、足元近くでのファイトは禁物。股下をくぐろうとする魚をいなすのはコツがいりそうだ。釣り上げた魚は腹がペッコリと凹んだ60cm。岸に上げてからも元気が良く、フックを外す際に暴れて鋭いエラが指に当たりサクッと切れた。流れる赤い血を口で受け止めながら、写真を1枚撮って魚をリリース。
「よくまぁ2匹も釣れたなぁ」と思うくらい全体的に魚っ気が少ない中、更なる1匹を求めてキャストを重ねる。ストラクチャー周りに付いているであろう魚を狙うため、根掛かり覚悟でローリングベイトを使うが、立て続けに引っ掛かりテンションが下がる。溺れないギリギリまでウェーディングしてルアーを回収してホッと息をつく。その後は期待すれども竿は曲がらず、ギブアップとなった。
天気:晴れ 水温:18.8℃ pH:不明
釣果:1匹(雷魚)
朝食をのんびり食べてから車を走らせ、釣り場に立つ。開始早々からスズキのボイルを2回目撃。「我ながらいいタイミングで来たな〜」と感心しながらキャストを開始した。直ぐにDコンタクトにバイト。しかし、フックアップには至らず悔しい思いをする。ローリングベイトに交換し、広範囲に探っていると目の前でバイト。偏光サングラスを通して見えた魚は、本命ではなく60cm程の雷魚だった。
魚を求めてアチコチ移動。キャスト&リトリーブを繰り返しながらキョロキョロ周囲を見渡して魚を探す。今日はアジサシのダイブも少なく、魚っ気がないのでボウズを食らうことも覚悟した。散発的にセイゴクラスの魚がベイトを追っているので、小さめなルアーをボックスの中から選んで試してみる。サスケ、ザブラミノー、CD7、ローリングベイト、リップスライド・・・どれも反応がなかったので、普段は出番のないB太60に交換し適当にキャストをしていると突然竿先が引きこまれた。明らかにスズキとは違うファイトなので薄々気がついていたのだが、ルアーをパックリと咥えていたのは60cmの雷魚だった。
後が続かないので、この場から撤退し次の場所へと車を走らせた。イマイチ飛距離を伸ばせないプレアデスPL-74Lに歯がゆい思いを募らせながらローリングベイトを引きまくる。竿の感度は良いので、魚が当たるたびに手元にゴンッと力強く響くが、相手は鯉ばかり。ここには狙っている魚がいそうになかったので、粘らずに早めに納竿とした。
天気:雨後曇り 水温:14.8〜16.5℃ pH:不明
釣果:3匹(スズキ)
雨の中、朝から釣り場に立って様子を眺める。予想していたより水位は低く流れは穏やかで、いかにも釣れないような雰囲気が漂っている。ザブラバイブに反応がないので、この場で実績のあるTKLMに交換。すると沈黙していた水面が割れ、スズキが派手なエラ荒いを繰り広げた。ヒットするとは思っていなかったので、正直言ってこれにはビックリ。サイズは小さいのだが、今の時期の魚はエネルギッシュでSPS102SS-Tiをギュンギュンと引き絞る。ドキドキしながら足元に引き寄せた魚は55cm。時計を見ると開始15分のドラマだった。2匹目を期待しキャストを重ねるが反応がない。このサイズの魚なら、かなりまとまった群れで行動しているハズだがコツリともアタリはない。
1時間が経過したところで本日のお楽しみ、新たに導入したテンリュウのプレアデスPL-74Lを試すことにした。チャラチャラした無駄な装飾がされておらず、キッチリとポッパーゲームを楽しめる竿を探していたのだが、昨日立ち寄った釣具店でこの竿を見つけた。昔から国産をうたう同社の竿は「重い」「硬い」というイメージがあったので敬遠していたのだが、店頭で振ってみたところ適度に柔らかくイイ感じだったので購入を決定した。リールはエンブレム2000iAのスプールを組み込んだシャリシャリと異音がする同1500iAを装着。キャストをした時の第一印象は"ルアーが飛ばない"であった。アンタレスDC7とジャーキング62Bのタックルの方が飛ぶんじゃないかと思うほど。続いて、"バラシが増えそう"というマイナスイメージばかりが先行した。いつも使っているSPS102SS-Tiがしなやかで、フッキングやファイト時におけるバラシが少なく、これと比べるとバット部がガチガチなので疑問符がどうしても付いてしまう。キャストはかなりシャープに振らないとルアーが飛ばず、竿に慣れるまで少し時間が掛かりそうな印象を受けた。
淡い期待を抱きながらキャストをしたが、魚からの反応が全くないため2時間そこそこでギブアップ。「朝の1匹は何だったのだろうか・・・」と考えながら帰途に着く。映画を1本鑑賞した後、昼飯を食べて一服してから再び出撃した。潮時表を見て潮位を考えながら釣り場をチョイス。狙っている水位になるまで暫く時間があったのだが、今回は早めに場所を決めてじっくり粘ろうと考えた。手にする竿は勿論プレアデスPL-74L。少しでも早く竿を手に馴染ませるため、飛距離が稼げるポップライダーを引きまくる。トップには反応がないのだが、時折、アジサシが水中にダイブして小魚を捕獲しているので期待をこめてローリングベイトを試す。
ローリングベイトを使い始めて直ぐに手元へガツッと衝撃が伝わった。ボトムを擦った訳ではないので明らかに魚信。直ぐにルアーを回収し、周囲を隈なく探っていると再びガツッと衝撃。すかさずハンドルを回してフッキング。直後に水面でスズキがエラ洗いをした。この竿はSPS102SS-Tiに比べ、明らかに魚信がダイレクトに手元に伝わる感じ。ファイト中は、柔らかめに設定されたティップが魚のファイトに追従、バット部は殆ど曲がっていない印象を受けた。慎重に引き寄せた魚は体色が白っぽく変色した65cm。
夕マヅメ前、泥濁りの水が突然流れ出した。この濁りは魚も嫌がるだろうと推測。アジサシの動きを目で追いながら移動を繰り返し、ベイトの群れの近くにルアーが通過するよう気を使いながらキャストを繰り返す。T.Dポッパー、リップスライド、レンジバイブを散々引きまくった後にローリングベイトを投入。すると55cmのスズキがルアーを咥えた。更なる釣果を求めてキャストを続けたがタイムアウト。本日導入した竿でスズキをキャッチでき、ナマズ竿にならなかったのでホッと一息ついた。
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2008/5/10 県西部地区の某河川
天気:雨 水温:15.5〜16.5℃ pH:不明
釣果:5匹(スズキ)
冷たい雨が降る中、カッパを着込んで釣り場に立つ。先ず取り出したのは、買ってきたばかりの珍品ラパラCDのファーストシンキングモデルCDFS-9。某釣具店の片隅で埃りだらけになっていたこのルアーに思わずバイト。「9cmで14gあるので、きっと使い道があるだろう」と考えて持って来た。ルアーを垂らして8の字を書きながら、泳ぎと沈降スピードを確認しキャストを開始。特にストレスも感じないくらい飛ぶのでキャスト&リトリーブを繰り返していると、途中から泳ぎがおかしくなった事に気がついた。ルアーを手に取るとクランク型リップがポッキリと折れている。何処かにぶつけたわけでもなく、ボトムを叩いたワケでもないのに折れているのだ。時計を見ると、釣りを始めてから5分程しか経っていない。1,500円以上もしたルアーが5分程で使い物にならなくなるとは思いもよらず、ガックリと気分が凹む。
幾らボヤいても、失ったリップは戻らないのでルアーを交換。ザブラバイブから再スタートして、B太、ニンジャ、レンジバイブと節操もなくルアーを投入したがワンチャンスもない。強まる雨の中、1時間ほどキャストを繰り返したが魚っ気を感じられなかったのでこの場から撤退。ズブ濡れ状態のまま車に乗り込み、次の場所へと移動した。水温が低いので、余り期待しないまま魚の気配が感じられる場所を求めてウロウロする。すると運良く派手なボイルを目撃。息を潜めながら持参したルアーを次々に投入したが一向に反応がない。続いて取り出したのが、前夜、某釣具店の店主とボイル対策についてアレコレと意見交換をして、4千円少々払って購入したローリングベイト66、Dコンタクト、リップスライド。これらを順番に試してみる・・・ヒットしたのはリップスライド。コイツは買ってはみたものの、全く釣れる気がしなかったので実釣試験の一番最後にまわしたルアーだった。
流れの中で大暴れするスズキを逃すまいと慎重に対処して59cmをキャッチ。2匹目を狙ってキャスト&リトリーブを繰り返していると再びヒット。今度はサイズが一回り以上小さくなったが、元気の良い50cmを釣り上げた。ファイト中に釣り場を随分荒らしたのだが、逆にこれが刺激となったのか、ボイルが頻繁に繰り広げられるようになってきた。更にキャストを続けていると55cmと58cmを相次いでキャッチ。因みに55cmの魚は、背びれと体側面に黒点が明確に残っているホシスズキだった。いつしかリップスライドに反応がなくなったのでザブラミノーを投入。すると開始2投目にして50cmをキャッチ。その後は、気温が下がり体がブルブルと震えてきたので潔く納竿。冷たい雨の中で釣った5匹のスズキは、とても思い出深いものとなった。
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2008/5/9 県西部地区の某河川
天気:曇り 水温:21.5℃ pH:不明
釣果:3匹(スズキ)
前回の釣行ではナマス釣りを楽しんだので、今回は雰囲気を変えてスズキ狙い・・・と考えつつも、「釣れば何でもイイですよ〜」って感じで竿を握り締めて釣り場までテクテクと歩く。ポイントに到着して水面を眺めていると、突然、目の前でスズキがボイル3連発。魚は水面上に飛び出しながら、派手にベイトの群れを襲っている。まさに、時間も場所もドンピシャで、自分の読みが当たった事に感動しつつキャストを始めた。頭上にはアジサシが鋭い鳴き声を上げながら飛び回り、一気に急降下して水中にダイブしてベイトを襲撃する。頻繁にボイルが起きるピンスポット狙いで手に汗握りながらキャストを繰り返すが、期待するドラマは一向に起こらない。レンジバイブ、ローリングベイト、ポップライダー、ワンダー、スーパーポップRを次々に投入。ボイルしている時は、反応があるルアーをイチ早く見つけることが最も重要。魚に見切られているルアーをいくら引き回しても、釣果は上がらないのである。
ボイルする位置が徐々に移動するので、これに合わせてこちらも移動。しかし、間合いを詰め過ぎると魚に警戒されてしまうので、距離を稼げるローリングベイト、サミーを試す。全く魚に相手にされないようなので、試しにシャッドラップSRを試すと1投目でヒット。ポイントまで飛距離が足りないので油断し、しかも1投目で食ってくるとは思いもよらず、フッキングミスして魚の姿を見ることは出来なかった。ラパラの凄さに感動して投げ続けたのだが、残念ながらその後はワンチャンスもない。
アジサシの動きを見ながら少しずつ移動していると、目前に絶妙な流れを発見。「ここに魚がいないわけない!」と確信を抱いてポップライダーを打ち込み、ポッピングを始めると直ぐに爆裂バイト。流れに乗ってファイトしまくったスズキは55cm。写真を1枚撮って直ぐにキャストを再開。今度は吸い込むようなバイトがあったがフッキングミス。その後、ポッパーに反応がなくなったので流れに負けないローリングベイトを投入。すると狙いどおりにヒット。魚は見事なヘッドシェイクをしながらルアーを振り払おうとファイトしたが御用となった。それにしても今の時期のスズキのファイトは凄い。魚のサイズはフッコサイズばかりなのだが、冬季のスズキのファイトとは比べ物にならないくらい派手なのだ。
追加を期待してローリングベイトを投げまくったが、1バイトあったのみ。粘ってザブラバイブ、アスリートなどオレコレ試したが魚の反応がパタリと途絶えた。スズキの群れが去った感じがしたので、この場を去ろうとした時に再びボイルが始まった。どうやらスズキがいなくなったのではなく、ベイトの群れが入ってくると潜んでいたスズキの活性が一気に上がる様子。水面を注意深く観察しながらキャストを重ねたが、口を使わせることは出来なかった。他にボイル起きるような場所がないかと、ウロウロ移動しながらキャストをする。ローリングベイトで2回アタリがあったが、しっくりこないのでポップライダーに交換。「ボコッ、ボコッ」とポッピングをしまくって、狙いどおりに1匹追加(50cm)して納竿。今回は丸半日、ステラ3000を組み込んだSPS102SS-Tiで早巻きとポッピングを続けたので、さすがに疲労困憊。釣りのスタイルに合わせたタックルを用意する必要がありそうだ。
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2008/5/6 県西部地区の某河川
天気:晴れ 水温:20.0℃ pH:不明
釣果:3匹(ナマズ)
日中の強い日差しを避けて夕マヅメからの釣行。今回は対象魚をキッチリとナマズに絞り込んで、初っ端からジッターバグを引く。ナマズがいれば必ずこのルアーに反応するハズだが気配はない。レッドペッパー、スキッタープロップ、ロングA、中国製リップレスミノー、エンゼルキッスと次々に投入したが反応はない。少し移動しジッターバグを流していると、水面が割れてナマズ(58cm)が飛び出した。近くに他のナマズがいるかもしれないので、試しにストームの奇天烈系ルアーのニンジャ、シャローラビットSR500、ポップライダーを使ってみる。しかし、全く反応がないので、再びジッターバグに戻すとバイト連発。何度か空振りした後、65cmのナマズをキャッチした。
ジッターバグの威力に感動しつつ、ポコポコと周囲を引きまくって更にナマズ(50cm)を追加。その後も度々バイトはあるのだがフッキングには至らず、いつしか反応が途絶えたためこの場から退散。続いて、2ヶ所をチェックしたが釣果は伸びずにギブアップとなった。
天気:曇り時々雨 水温:20.5〜21.0℃ pH:不明
釣果:2匹(ナマズ、ニゴイ)
潮時表で潮位を確認し、真昼間からの釣行。本日の狙いは、シャローに群れているベイトを捕食するプレデター達をトップウォータールアーで仕留めるというもの。以前から気になっているのだが、未だ成果が出ていないエリアに立って周囲を見渡す。3〜4cmのボラっ子の小さな群れが散見されるが、ボイルは見当たらず望みは薄そう。しかし、高い燃料を消費して車を走らせここまで来たのだから、ツルツル坊主では辛いものがある。とりあえずアンタレスDC7の電子音を響かせながら、気合を入れてスキッターポップをブン投げる。少しずつ移動しながらテンポよくポッピングして広範囲に探りを入れるが、案の定反応はない。続いて、スキッタープロップも投入。活性の高い魚がいれば、このルアーのどちらかで釣れると思うのだが水面は沈黙したまま。打開策としてレンジバイブとローリングベイトを投入したが空振りに終わった。
ここからはウェーダーからスパイクブーツに履き替えてラン&ガン釣行となった。このスパイクブーツは先日の釣行で滑って転んで痛い思いをしたので、新たに導入した物。濡れたノリが付着する場所での釣りが多ければフエルト&スパイク底を選ぶのだが、色んな所を歩き回ることを考慮して一般的なラジアル底をチョイスした。使ってみるとスパイクの効果を実感。雨で濡れたコンクリートの斜面でも確実なグリップを体感出来て大満足。D社やS社のスパイクブーツは高額で手が出ないが、コイツの価格は売り出し期間中だったので2,980円。ルアー2個分のお金で、足を滑らせ怪我をする危険度を大幅に低下させられるのはホントお買い得って感じだ。しかし、ウキウキ気分の一方で「気を許してはいけないぞ」と自分に言い聞かせる。雪道でのスタッドレスやスパイクタイヤと同様に、滑り始める限界点は高くても滑る時はやっぱり滑るハズ。限界点が高いほど、滑った場所は非常にデンジャラスな場所なので一層の注意が必要なのだ。
スパイクブーツのグリップ力を確かめながら足を進める。ポップライダーでナマズ(45cm)を仕留めたが、後が続かず移動。次の場所では魚の姿を一度も拝めず20分で見切りをつけた。その後、3ヶ所を回ってノーバイト。使うルアーは、いつしか往年のバスハンターUに変わっていた(笑)。最後の場所に選んだ所は、流れのキツイ場所。ここならエサを食いに来た活性の高い魚しかいないハズなので、かなりの確率で魚が釣れると皮算用。アレコレとルアーを取り出して試したが、反応があったのはファットラップ・ラパラ。ルアーの後方に追尾する魚影が見えたので、暫く粘っているとファットラップをパックリと魚が咥えた。ファイトの様子がスズキやナマズとは違っていたので、慎重に魚を引き寄せ顔を拝見するとニゴイ(60cm)。その後は釣果に恵まれずギブアップとなった。
天気:曇り 水温:22.0〜24.0℃ pH:不明
釣果:10匹(ナマズ)
少し早めに晩飯を食べてからの釣行。前夜ナマズの活性が高かったエリアを再探査することにした。胸ポケットには新たに買った水温計とルアーチューナーをぶら下げる。私にとってこの2つのアイテムは釣竿と同様、コンスタントに魚を確実に手にするために必要な物なのだ。試しに水温を測ってみると24℃もあってビックリ。日中は日差しが強かったので、水温が随分と上がったようだ。1ヶ所目では中国製400円のリップレスミノーを試す。ナマズがバイトを繰り返すがフッキングには至らず、いつしか沈黙。粘っても無理っぽかったのでこの場を後にする。2ヶ所目では、開始早々にスズキがシーバスハンターVにヒット。激しくエラ洗いをしてルアーを吹き飛ばして逃げていった。2度目のチャンスを期待してキャストを重ねたが、期待したドラマは起こらずギブアップ。
3ヶ所目では1投目でナマズの45cmをキャッチ。ヒットルアーは中国製400円のリップレスミノー。試しにジッターバグに変えて広範囲に探ってみると、次々とナマズが現れルアーにじゃれつきながら襲い掛かるタイミングを見計らっている様子。何度目かのアタックの後に、かろうじて1匹(40cm)だけフックアップが成功してこの場を撤退。続いて次の場所では中国製リップレスミノーで56cmをキャッチ。後が続かないので車に乗り込みラン&ガンを繰り返す。
行く先々でナマズの反応があり、ワンポイント・ワンキャッチして感じで釣果を伸ばす。結局、夜中の1時半まで飽きずに竿を振り、トータルでナマズばかり10匹、サイズは40〜58cmを釣り上げた。ヒットルアーは中国製リップレスミノーの他、シャローラビットSR500、ミッドワート、スキッターポップ。因みに、中国製の400円ルアーは塗装がチャチで、ラトルがチャラチャラしているけど実力は確か。魚達は製造国や塗装、ましてや価格を判断してルアーに食いつくわけじゃないから、ロストを気にせず使えるルアーがあるというのはホント心強い。
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2008/5/3 県西部地区の某河川
天気:曇り時々雨後晴れ 水温:17.5℃ pH:不明
釣果:8匹(スズキ、ナマズ、コイ、ハゼ、ドンコ、ボラっ子)
GW後半戦のスタート。前回の釣行で発覚した愛車のブレーキランプ球切れ交換と、不調だったエアコンの修理を車の整備屋さんに依頼したら、費用は何と5万円以上掛かるらしい。"5万円"と聞くとさすがに気分が凹むが、ジメジメした梅雨やクソ暑い夏を乗り切るには絶対必要。平成6年6月に新車登録した車なので、もうじき14年を迎えるが買い換える予定はないので修理するしかない。オーストラリアならまだまだ新車で通用しそうな状態なので、大切に乗らなければ。
さて、今朝は普段よりもゆっくり起きたのだが、手早く朝食を摂って釣り場に立つ。「いかにも今日は釣れませんよ〜」って感じの怪しげなアワが水面を漂っている。この場で実績のある数々のルアーを順次試したがコツリともアタリはない。カメすら顔を出さない状況に1時間半程でギブアップして次の場へと移動。アジサシが3羽、小魚を狙ってダイブしているので少し粘ってみたが、ローリングベイトでハゼの子供を引っ掛けただけ。全体的に魚っ気が乏しいのでこの場も見切りを付けた。
次は、釣れるなら魚種は選ばないつもりで場所を選択。先ずは表層から始め、徐々に狙う層を下げてゆく。魚の反応があったのはザブラバイブ。明らかにコイのスレ掛かりと判る猛ファイトに、「よくぞココまで曲がるなぁ」と感心するほどSPS102SS-Tiがグンニャリと曲がって魚に追従する。徐々に間合いを詰めて引き上げた魚は、私の太ももよりも胴周りが太い80cmの鯉。続いて、僅か3cmしかないドンコもキャッチ。これに懲りずにザブラバイブを引き倒していると、パトカー2台がやってきた。そして、静岡県内水面漁業調整規則で禁止されている竹筒の束(うげ)を広範囲に沈めてウナギを採っている密漁者(うげはえなわ漁)が御用となった。品薄の国産天然ウナギを違法に採取し商売する者は捕まって当然だと思うが、実は近所のジイさんが自分達の食べる分のウナギをひっそりと採っているのも、県知事の許可を受けていないので不法行為。また河川敷にウナギ採りに使う船を恒常的に置いてたり、パイプを組んで船着場を作って係留するのも別の法律を犯している。今までは黙認されていたが、今後は取締りが厳しくなっていくだろう。
竿を振れども魚からの反応はないので、晩飯を食べてから場所を変え、ベイトタックルに持ち替えて気分一新する。1ヶ所目はなんの反応もなく30分程でギブアップ。2ヶ所目は開始間もなくシャローラビットSR500に35cmのナマズが飛び出した。続く3ヶ所目では小さなファットラップ・ラパラに65cmもある巨大ナマズが躍り出た。他にもいそうだったのでSR500を試すと、可愛らしい40cmをキャッチした。4ヶ所目でもSR500でナマズ(45cm)を釣り上げた。「今宵はナマズによる春の運動会開催中か?」と思うくらいナマズが反応している。そろそろ納竿しようかと考えながら、ファットラップを投げていると明らかにナマズとは違うアタリがあった。水面を暴れまくるが暗くて魚種が確認できない。慎重に魚を引き寄せライトで照らすと小さいながらも銀色に輝くスズキ(40cm)だった。因みに、大きなファットラップはイマイチなのだが、小さいヤツは釣れる魚を選ばない優れもの。釣れるルアーってのはいつの時代になっても釣れるのだが、生産中止となってしまったのは本当に惜しまれる。
このエリアは魚の活性が高かったので、「水温を測っておこう」と思い胸ポケットに手を伸ばしたが水温計がない。ビックリして周囲をライトで照らしたが落ちていない。ピンオンリールに長年愛用してきた水温計とラインアイを調整するルアーチューナーをぶら下げていたのだが、ピンオンリールごと何処かで落としてしまった様子。諦めるには惜しかったので、詳細なメモを書き綴っている手帳を参考にしながら、釣り場を順に逆戻りして落し物を捜し歩く。フィールドに落とした物を見つけるのは、子供の頃から得意だったので絶対見つかると信じていたのだが発見出来ずに思いっきり凹む。諦め切れなかったのだが、夜も遅くなってきたので渋々ギブアップした。
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