
擬似餌の玉手箱トップ>FishingReport>2008年11月
天気:晴れ 水温:13.5℃ pH:不明
釣果:2〜4匹(スズキ、ウグイ)
「ぎじたまSEABASSダービー」で溜まったストレスを発散するため、本日も夕マヅメからの釣行。前日訪れた場所は魚っ気が少なかったので、釣行先は別の河川を選んだ。猛烈な向かい風吹くのでSSM120からスタートし、ワンダースリムを試す。水面が波立つ中、全く反応がないので、ZBL123F、ブルースコードへとルアーを交換。日没後、強風と寒さにへこたれそうになりながらキャストを続けたが、反応がないため蝦夷ミノーにチェンジ。すると直ぐにバイトがあって、40cmのウグイをキャッチ。この魚を食っているスズキがいることを期待しながら、ルアーを引き回したがヒットしたのは再び巨大なウグイ(50cm)。・・・やはり今日もウグイ大将軍になってしまった。
開始1時間半ほど経過したところで相棒Sが登場。私の下流に入ってキャストを始めた彼は、開始僅か10分でワンダーを使い45cmのスズキをキャッチした。私もすかさずルアーをワンダーに交換したが、掌にのるような小さなセイゴを2匹釣り落としたのみ。もっと大きな魚を釣りたかったので、SSM120、ブルースコード、DCバレット、ザブラバイブをブン投げる。この間、相棒Sはワンダーでセイゴを3匹追加。彼が竿を振っている場所は風当たりが弱く、魚も溜まっている様子。隣に入らせてもらい竿を振ったが、小さなバイトが数回あったのみでノーフィッシュ。風が冷たく、寒くて凍え死にそうになったので午後8時にギブアップ。
2008/11/29 県西部地区の某河川
天気:晴れ 水温:13.5℃ pH:不明
釣果:1〜2匹(スズキ、ウグイ)
久しぶりにT.Mさんと待ち合わせ、夕マヅメ狙いで彼のお勧めポイントへ連れて行ってもらう。先週は「ぎじたまSEABASSダービー」の開催。大会を企画した自分自身は竿を殆ど振れず、参加者の皆さんが持ち込む見事なスズキのサイズを測るのみ。そしてテント内でも数々のドラマを聞いていたのでストレスが山と積もっていた。心のリハビリをするため、T.Mさんに今回お願いしたのだ。車を停めて釣り場までトボトボ歩く。水位が高く、流れがないので、時合まではまだ時間がありそう。持参したルアーをアレコレ試しながら、魚が動き出すのをじっと待つ。まず手にしたのが、独自機能ロータリーユニットを搭載したTKR-130H。13cm、33gのボリュームがあるこのルアーをフルキャストし、広範囲に探りを入れる。
一通り打ち終わった後は、オーストラリアからわざわざ取り寄せたエコギアのバラマンディ専用、国内未発売のプレミアムBM125Fバラマンディスペシャルを試す。重心移動機構は搭載していないが25gあるので、飛距離は申し分ない。泳ぎは雨後の濁り水で効きそうな力強いアクションで好感が持てた。トローリング主体の豪州バラマンデイ釣りに、日本のメーカーがキャスティングゲームにこだわりリリースしたバラマンディ専用のハードベイト。メーカー担当者の話では海外専用製品とのことで国内販売は全く予定していないらしいが、国内でのボート釣りや河川でのキャスティングにも十分使えそうな感じ。因みに現地店頭価格は$29.95なので日本円にして3,000円前後と超お高いルアーなのだ。
水面にベイトが見え始めたので、ワンダースリム、エゾミノーを試す。フルキャストで流心や流れのヨレに探りを入れるが無反応。先週から水温が一気に下がってしまい本命の魚は既に殆どが海に下ってしまった感じを受ける。水位低下に合わせて少しずつ前に出てウェーディングしていたのだが、背負っていたザックが水に浸っていることに気がついた。ザックの中には晩飯のチラシ寿司。慌てて水から上がり、確認したところ悲しいかなしっかりと水が進入していた・・・。水っぽいチラシ寿司を食べながら水面を眺めたが、釣れる気配は全くない。他の釣り場の様子を伺いに一旦釣り場から引き上げていたガイド役のT.Mさんが戻ってきた。ほんのり暖かい今川焼きをご馳走になりエネルギー充填。再びキャストを再開し、ゾンク120、ブルースコード、ZBLシステムミノー139Fなど次々に投入。しかしワンチャンスもないまま時間が過ぎる。
少ししてT.Mさんから1本上げたとの連絡が入った。「小さいですよ」と謙遜していたがサイズを測ると64cm。体高のある立派な魚だった。因みにヒットルアーはZBLシステムミノー123F。彼に進められ、心のリハビリ中の私は遠慮をしつつも魚が釣れたポイントに入らせてもらう。予想はしていたがアタリは全くない。「魚がいても食わない」という状況ではなく、「エリア内は魚の密度が極端に薄い」って感じ。場所を移動して2時間が経過・・・ワンダースリムにヒット。ヒット直後は力強い反応だったので本命だと思ったのだが、途中から無抵抗になってしまった。「もしかしたら〜」と思いつつ引き寄せると、案の定、ウグイ(35cm)だった。
この場所の主的な存在であるMさんが現れたので、ご挨拶しながら最近の様子について話を聞く。暫く前までは80cmUPのグットサイズも出ていたが、数年前に比べると今年はイマイチの感があるようだ。最近は水温がぐっと下がったので、やはり釣果は芳しくないらしい。全ての魚が海へ下ってしまったワケではないハズ。淡い期待を込めてキャストを続けることにした。ウグイを釣ってから更に2時間が経過した頃、竿を持つ手に魚信があった。素早くステラ3000のハンドルを回してフックセット完了。流れに乗ってファイトする魚を慎重に引き寄せる。ブルースコードを咥えて岸際で暴れていたのは、脂が乗って丸々と太ったウグイ(37cm)だった。結局、ウグイ2匹を釣って真夜中にギブアップ。ウグイ大将軍となった私は、T.Mさんと別れもう1ヶ所回ったがワンチャンスもなく納竿となった。
天気:晴れ 水温:15.0℃ pH:不明
釣果:スズキ63匹、ヒラメ、コチほか
今年で7回目をむかえる一夜限りのガチンコ勝負「ぎじたまSEABASSダービー」がスタート。目標は参加者100名、検量へ持ち込まれる魚は30本、優勝ラインを80cmUP、優秀者への賞品総額は20万円を設定していた。事前申し込み段階で参加者は95名を数えていたので、当日飛び込み参加を含めると100名は確実だと思われた。前年と同様、大会の準備開始は3ヶ月以上前の8月上旬から。異常とも言える突然の原油高が大きな波紋を広げ、あらゆる商品の価格が急上昇。日本経済が停滞する中、大会の協賛品を確保するのが非常に心配されたので釣具店やメーカーに対し積極的にアプローチをした。毎年、依頼しても無視され続けるメーカーがある一方、丁寧なお断りの手紙を送っていただいた会社や、2つ返事で快く了承してくれる会社もあり協賛確保では一喜一憂。大会が近づくにつれて、毎日のように協賛品が詰め込まれた宅配便が我が家に届き、開催に向けて日に日に気持ちが高まっていった。
結局、協賛店・メーカー数は過去最高の35社。協賛品の推定総額は67万円になった。トータル金額よりも嬉しかったのは、大会初となる長尺物・・・ロッドの提供が初協賛のメジャークラフトさんからあったこと。また、同じく初協賛のGL工房さんからは大会のネーム入り特製メタルジグを、そしてキャンプ用品「キャプテンスタッグ」のブランドでお馴染みのパール金属株式会社さんからも、太っ腹の協賛品提供があったことだ。勿論、このほかにも初協賛となったメーカーも多く、毎年高額商品をどぉ〜んと提供してくれる豪州バラマンディ繋がりのWaterLandさんや、例年以上に賞品を奮発してくれたメーカーもある。これらは随時、掲示板「玉手箱の談話室」で紹介してきたところだ。
これまで大会本部用のテントは磐田市役所福田支所から借用していたのだが、市町村合併の悪影響がモロに出て今年から使えなくなくなったのは痛かった。そこで一年に一度しか使わないのは承知の上で、パール金属株式会社の簡単に組み立てられるテントを購入した。驚いたのは、強風でテントが飛ばないように固定するアンカー(鉛合金)の価格。純正品は入手出来なかったので、他社製品を調達したのだが、なんとテント本体よりも遥かに高価。同じ金額でテントをもう2つも買えてしまうくらいの価格だった。丁度、北京オリンピック開催の影響をモロに受け、鋼材価格が高騰して入手困難になっていたようだ。
早めに会場へ足を運んでくれたボランティアさん達の協力で大会本部を立ち上げ受付を開始した。今年は地元の西部地区はもとより、県中部地区や愛知県からの参戦も増え、6名欠席があったが最終の参加者数は100名。全員が参加費として提供した新品シーバスルアーと釣り関係グッズはダンボール2箱分となり、推定総額は21万5千円。これを優勝した者が総取りするという非常に博打性が高く、スリリングでデンジャラスな大会となった。因みに同日開催となった「狩野川シーバスダービー」ではエントリーフィーが5千円、優勝賞金10万円。狩野川下流域だけで県内外から集まった100人以上の釣り人が竿を振るメジャーな大会とは趣を異にすることが当大会のウリでもある。
受付が一段落した頃、大会1本目が持ち込まれた。ヤマウチ釣具提供のファーストフィッシュ賞「SLミノー3本セット」の授賞対象となる魚をぶら下げて来たのは、つい先程まで受付を担当してくれていた相棒S。チョロッと竿を出して、サクッと釣って来たのはさすがだった。続く2本目の持ち込みも彼。ヒットルアーはいずれも私が今シーズン・イチ押ししていたフィード105だった。その後は、1時間当たり4〜5本の魚や写真が持ち込まれるペースが続く。自分も参加費を払って大会に参加している身なので、竿を振りに行きたいのだが、それもままならない。大会主催者としては魚が次々に持ち込まれることは大変嬉しいのだが、釣り人である私にとっては拷問に近いものがある。刻々とストレスが溜まる中、運営協力スタッフのお許しを受けて真夜中過ぎから明け方の間に3回、トータルで1時間程竿を振る機会があったが、ワンチャンスもなく竿を畳んだ。
サーフの釣りで強風にへこたれた人、巨魚を掛けたがラインをブッチ切られた人、魚を探し求めて100km以上を走った人、上位入賞は諦めセイゴ釣りに喜びを見出してしまった人など、様々な参加者が本部テントに立ち寄る。ストーブで暖を取り、おでんを食べながら当然の如く釣り談義。それぞれが様々なテクニックを駆使して魚を獲ろうとしている真摯な姿勢は尊敬に値する。落鮎を模したビックベイトのドリフト釣法、ピンポイントを狙ったルアーの送り込み釣法、離岸流を使ったルアーのオートマチック・アクション釣法、リアクション狙いのファストリトリーブ釣法など、話は尽きない。テント内で情報を交換することでヒントを掴み、新たな魚を手にして検量にやってきた参加者もいた。
今年の大会は、長潮〜若潮という潮の動きが悪い状況に当たった。「この潮周りでは魚を釣るのは難しい」と思う人が多いようだが、実際は、時合が極めて短い大潮と違い、うまく嵌れば時合が長く続き、魚を手にする機会が高まる可能性もある。潮が動きにくい時は、想定したエリアの中で最も流れがあるピンの場所、最も流れが出てくるピンの時間に、ドンピシャで竿を振る事が大切なのである。たとえ一級ポイントに陣取れたとしても、これを外したら魚が釣れないのは、どんな潮周りでも同じ事なのだ。
午前8時に鐘を鳴らして検量締め切り。参加者100名のうち40名が63匹のスズキを検量に持ち込んだ。このうち、50cm以上の魚を持ち込んだのは26名。スズキ以外にも、ヒラメやコチ、タチウオ、メッキアジ、イシモチが持ち込まれた。今年の特徴としては、1人で数匹釣り上げる人が多かったことと、昨年を上回るヒラスズキが持ち込まれたことだ。ヒラスズキが増えたのは県中部地区からの参加者も増えたためなのだが、日ごろマルスズキを見慣れている私達にとって、ヒラスズキが醸し出す威圧感は中々のもの。体高があり、大きな目をしており、バラマンディの面影が何処となくチラ付くこの魚を「是非一度この手にしてみたい」と思わずにはいられない。当大会は全長を競うため、同じ年数を経ても体長が伸びにくいヒラスズキではハンディがあることは申し訳なく思うところだ。
結果集計に30分掛けた後、表彰式で結果発表。優勝魚は堂々の89cm。どこに出しても恥ずかしくないサイズだった。表彰式ではスズキを検量に持ち込んだ全員を表彰するとともに、特別賞としてファーストフィッシュ賞、資源リサイクル賞、大漁賞、外道賞を提供した。今回初めて設定した資源リサイクル賞は、捨てれば単なるゴミなのだが集めれば資源として再生可能な「使用済みスプール」を一番数多く提供した人を表彰したもの。ラインメーカーのYGKよつあみさんが取り組んでいる資源回収に賛同し、200個を回収目標として設定。参加者に提供を呼び掛け、集まったのは152個。残念ながら目標に及ばなかったが、初めての取り組みとしては悪くない結果となった。最後を締めくくる恒例ジャンケン大会の賞品はメジャークラフトのTripleCross TC-862L。全員参加のジャンケンはさすがに迫力があった。
大会運営にあたり幾つかの失敗はあったのだが、最もマズかったのが結果の集計ミス。間違ってはいけないことは十分承知の上、複数のスタッフでダブルチェックを掛けたが結果的には集計ミスが発生。閉会直後に発覚したのは大失敗だった。そして今年も課題として残ったのが写真による検量方法。魚が検量場所へ持ち込まれた場合はキッチリ計測出来るのだが、写真の場合は往々にしてメジャーが曲がっていたり、ゼロ点が合っていなかったり、尾鰭が閉じていたりする。検量の際、写真持ち込み者の合意の上で状態によって1〜2cm減らして記録とするのだが、測る側、測られる側とも釈然としない部分が微妙に残るのが辛いところだ。
それにしても、他人よりも大きな魚を、そして沢山の魚を釣りたいと日々思っている釣り師が、他人が次々と釣ってきた魚を計測するだけというのはホント辛い。「蛇の生殺し」という言葉もあるが、この状況はなんとかしたいものだ。そもそも「自分が優勝したい」というスケベ心で当大会を始めたのだが、向かうべきベクトルが大きく間違っていたようだ。(笑)
「ストップ温暖化への取り組み」
釣りの大会を通じて何か環境に優しい取り組みができないかと考え、今回は使用済みスプールの回収を試みた。製造メーカーによると、スプールだけで年間2,000トンものプラスチックが廃棄されているとのこと。捨てれば単なるゴミだが、回収して再生すれば資源として再利用出来るのである。どれだけの数が集まるかとても不安だったが、取り組みに賛同していただいた参加者から段ボール2箱分 152個ものスプールを回収出来た。
「魚を釣って遊んでいるだけじゃないよ〜」という私達の取り組みをもう少しPRしようと、静岡県地球温暖化防止活動推進センターが進める「STOP温暖化アクションキャンペーン」にエントリーした。後日、活動の内容が評価されエコグッズに交換できるポイントカードを頂くとともに、実践事例がまとめられた「2008活動報告書」に取り組み内容が掲載された。ポイントカードを交換して貰えるエコグッズは、いずれ皆さんに還元しようと思う。
天気:雨後曇り 水温:15.0℃ pH:不明
釣果:0匹
カッパを着込んで夕マヅメからのスタート。コンクエスト100を乗せたパームスEDGE-666を握り、ストラクチャー周りをX-80SWで丁寧に探る。根掛かり覚悟でタイトに攻めてみたが反応がないため、ステラ3000を装着したソルティープラッガーSPS102SS-Tiに持ち換える。ワンダースリムから始め、1g増量スペシャルモデルのローリングベイト77を引きまくる。アチコチでボラが飛び跳ねているので、スズキが入っていそうなのだがアタリはない。
期待していた強い流れはなく、魚がいても食事の時間になっていない様子。ちょっと太めな旧タイドミノースリムのスローリトリーブやビースリーズLB-EXのトウィッチング、Xラップのジャーキングなどアレコレと試してみたが魚のスイッチを入れることは出来ずにギブアップとなった。
2008/11/15 県西部地区の某河川
天気:曇り 水温:15.5℃ pH:不明
釣果:4匹(スズキ、クロダイ、マゴチ)
弱い北風が吹く中、夕マヅメからの釣行。釣り場に到着すると、ちょくちょく顔を合わせるエサ釣りのジイさんがいた。挨拶をすると昨夕は40cm以上のスズキを10匹釣ったとのこと。そこで帰れば良かったのに、日没後も粘っていたらコンズイを釣り、うっかり触ってしまったのでエライ目にあったらしい。刺された親指が腫れて、一晩中痛くて寝られなかったようだ。前回、お会いした時に、釣り上げたゴンズイを素手で掴もうとしていたので注意をして止めたのに・・・。今日の様子を聞くと、「期待して足を運んだが全くダメだ」と言う。近くで竿を振らしてもらったが、確かに反応がない。
ポップライダーから始め、ワンダースリム、蝦夷ミノー、ワンダー、レンジバイブ、ビコーズ、Dコンタクトと回してみるが、コツリともアタリがないのである。水中ではベイトがチラチラと銀色に光り輝いているのが見えるのだが、これらを捕食する魚が射程距離内に入ってきていない様子。大潮直後の中潮なので、水位が短時間に大きく変動する。粘っていればいずれ魚が周って来るハズなのだが、一向にその気配はない。アタリが全くないので、キャストを繰り返しながら少しずつ移動することにした。リール竿を2本出しているオッチャンに様子を聞くと、「イマイチだけどセイゴとヘダイが釣れた」と言う。バケツに入っている25cm前後の魚を見せてもらったが、本当にヘダイなのかという疑問が沸いた。ヘダイはクロダイやキビレにそっくりなのだが、顔つきが丸くて大人しい感じ。薄くて黄色い縦縞があるのが特徴である。「黒い横帯があるのでクロダイではないか?」と伝えたが、「ヘダイだよ」と明言する。自分が釣った魚でもなく、見せてもらった側なのでこれ追求せず挨拶をして分かれたが、頭の中は疑問符で一杯。
ベイトサイズに近いパニッシュやZBLミノーを使いトウィッチで魚を誘ってみたがノーバイト。晩飯にと買ってきたおにぎりと菓子パンを食べて一服した後に、再び竿を振り始める。スローリトリーブをしていたワンダーに連続2バイトあったがフッキングミス。ひったくるような、かなり明確なバイトだったがフッキングしなかったので愕然とする。ワンダースリムに交換し、アタリがあった場所を中心に攻めているとセイゴが食ってきた。コツコツとアタリが出てきたが、魚がいる場所が随分遠い。そこで取り出したのがアスリート・ピンテール。バイトはあるのだが、フッキングしないので蝦夷ミノーに交換しフルキャストすると一発で食ってきた。魚は可愛らしいクロダイ。続いて、Mリグ仕様のCD5を散々引きまくった後、ニョロニョロに交換すると直ぐにバイト。魚は上に興味がある様子。魚種が不明だったので、慎重に引き寄せてくると再びクロダイだった。
水位がぐっと下がったので、場所を変えてウェーディングすることにした。車で少し走って釣り場に到着。先ずはタイダルを横に押しやるほど使ってみて気に入ったフィード105からスタート。反応がないのでニョロニョロに交換し、フルキャスト&スローリトリーブを始めると直ぐにバイト。小さなマゴチがパックリをルアーを咥えていた。サスケ95SS、ワンダースリム、レンジバイブ、ローリングベイト、コモモ、ヨレヨレ、タイダルと次々に実績のあるルアーを投入し、反応を伺ったがワンチャンスもないため退散。
今宵最後の場所に選んだ所は、ボラ達がアチコチで跳ねていたので期待を込めてキャストを開始。コモモ、DC9バレット、ザブラバイブを投入。反応がないのでニョロニョロ、ブルースコードも投入したがコツリともアタリはない。30分程、キャストを繰り返し様子を伺ったがギブアップ。イマイチ波に乗れず、パッとしない釣行だった。
天気:雨 水温:15.0℃ pH:不明
釣果:7匹(スズキ、クロダイ、ウグイ)
北風が吹く中、釣り場に立つ。入ろうと思っていた場所にエサ釣りのおっちゃんがいたので、どこで竿を出そうか考えながら準備をする。準備が整った時に丁度、おっちゃんが釣りを終了。釣果の様子を聞きながら挨拶をして、その場に入らせてもらう。魚が釣れなくて帰る人の後に入っても、そうそう釣れるものではない。魚が回ってくるまでの間、我慢する覚悟でキャスト を始めた。スキッターポップ、ラパラ・アイスジグ、ニョロニョロを試した後にエゾミノーの投入。暫くルアーを引いていると、「コンッッ」と明確なバイトがあったのだがフッキングミス。すかさずDコンタクトに交換するといきなりのヒット。竿先が激しく引き込まれ、中々のファイトをしたのだがフックオフ。同じ場所にルアーと投入すると続けて2回もヒットしたがフッキングミスが相次ぐ。
Dコンタクトの純正フックはそれほど悪い物だとは思わないのだが、フックオフが相次いだので選手交代。購入したばかりのエフテックの新商品ビコーズを放り投げると、直ぐにウグイ(30cm)が食ってきた。フックを外し、キャストを再開すると再びウグイ。そして再開するとまたしてもウグイ。僅か3投で3匹のウグイをキャッチした。「このルアーってウグイ狙い専用のルアーか?」って思える位に、よくウグイが食ってきた。4匹目を狙ってキャストをしたが、魚の群れは何処かに消えうせたようでパタリとアタリが途絶えた。その後、レンジバイブ、ワンダースリムを引き倒したがワンチャンスもなく、この場から退散。
次なる場所は全体的に水深が浅くフラットな場所。ネオプレーンのウェーダーを履き、静かに水の中に入る。北風に負けないようにブルースコードをブン投げスローに引いてくるとコツッと小さなバイト。食ってきたのは、またしてもウグイだった。ローリングベイトに交換しミディアムリトリーブを試すと、いきなりクロダイ(チンタ)をキャッチ。1投目で魚を引き寄せるとは、相変わらず凄いルアーなのである。その後は、ニョロニョロ、ザブラバイブを引き倒し、ワンダースリムの投入。流れの中に身を任せるようにスローに引いているとセイゴがヒット。サイズアップを狙ってキャストを重ねていると35cm程のウグイがヒット。釣れる魚はどれも狙っている魚のエサとなるようなサイズばかりで不満はあるのだが、ベイトがいればいつかは釣れるハズ。ワンチャンスを期待しキャストを続けたが、見事に玉砕となった。
天気:曇り 水温:15.5℃ pH:不明
釣果:1匹(スズキ)
雨が続いたので魚が上流へ上がってる事を期待し、1級ポイントへ車を走らせる。釣り場に到着してガックリ・・・予想に反して水位が低くチャラ瀬状態だった。取り敢えずルアーを投げておこうと、レッドフィンJTを流す。ジョイント部にスペシャルペイントを施したこのルアーで、2〜3回投げて魚が出なければギブアップするしかない。数投したが反応がないためグースを投入。これにも反応がなかったので、この場を10分で終了。その後、2ヶ所をZBLシステムミノーF11とDCバレットでチェックしたが不発。魚が入って来ていない事を確信し、車に乗って大きく移動する。
離れた所にウェーディングする先行者が1人いたが、周囲には誰もいないので遠慮をせずにフルキャスト。ワンダースリムから始め、ニョロニョロで探りを入れたが不発。ローリングベイト88でリアクションバイトを狙ったがこれもダメ。ワンサイズ落として広範囲に探りを入れたのだが、ルアーを引っ掛けてロスト。久しぶりのルアーロストは心が凹む。しかも殆ど使っていない新品なヤツだったのでショックは大きい。不幸の連鎖を避けるため、この場から撤退。車を走らせ次の場所へと滑り込んだ。
ニョロニョロで手堅くセイゴを釣った後は沈黙。スキッターポップ、ポップライダー、ビコーズ、ワンダーほか、持参したルアーを次々に投入するがワンチャンスもなく途方にくれる。このエリアで実績のあるワンダーに望みを掛けて、徹底的に引きまくったがコツリともアタリはなくギブアップとなった。
天気:雨後曇り 水温:15.5℃ pH:不明
釣果:3匹(スズキ、クロダイ、ウグイ)
小雨が降る中、カッパを着ての釣行。風がないので多少の雨でも苦にはならないが、水温が急に下がるのは喜ばしいことではない。確実に1匹釣っておこうとワンダースリムに手を伸ばし、周囲を隈なく探る。水位は低く、ルアーを通す場所によってはボトムにタッチするほど。バイト連発かと思いきや、「アレレレッ???」って感じで反応がない。期待を裏切られたのでニョロニョロに交換。するとキャストを始めると直ぐに明確なバイトがあった。巻きアワセでフッキングを決め、ファイトする魚を徐々に引き寄せる。水面から顔を出したのは・・・ウグイだった。このエリアでウグイが釣れるのは、時合の終わりを告げる合図なのだ。
案の定、この1匹でコツリともアタリはなく沈黙が続く。少しずつ移動しながらキャストを重ね、魚がいる場所を探す。狙い所は淡水域をメインに生息しているウグイが釣れるような場所ではなく、塩分濃度が高い場所。こんなところにスズキやクロダイがいるハズなのだ。シンキングペンシル系には全く反応がないので、動きの違うルアーをチョイス。エスフォーを取り出し、スローにリトリーブしているとコツッと小さいバイト。フッキングが決まりセイゴをキャッチした。
周囲にいる他の魚も根こそぎ釣ってやろうと気合を入れたが、イマイチ反応が鈍い。じっと我慢してキャストを続けていると力強いバイト。魚の動きがセイゴとは違ったので直ぐにクロダイだと判った。慎重に魚を引き寄せ無事にキャッチ。その後は、持参したルアーをアレコレ繰り出したがワンチャンスもなくギブアップ。早目に切り上げたので、女子フィギュアスケート世界大会第3戦中国大会での安藤美姫VSキム・ヨナの戦いが見られそう。素早くタックル一式を片付け家路を急いだ。
2008/11/3 県西部地区の某河川
天気:曇り 水温:16.3℃ pH:不明
釣果:18〜23匹(コチ、スズキ、ウナギ、クロダイ、ウグイ)
夕マヅメからの釣行。釣り場に着き、準備をしていると相棒Sが登場した。彼はこの場が初めてなのでザックリと状況を伝え、お互い少し離れて実釣開始。何も反応がないまま、開始20分が経過。連日、楽しませてくれていた魚の群れが何処かに行っているようでコツリともアタリがない。「今日は難しいねぇ」などと彼に話しかけている時にググッと奇妙なアタリ。ハンドルを素早く回し、竿をゆっくりと持ち上げると魚の感触が手元に伝わってきた。しかし魚は殆ど抵抗せずスルスルと寄って来るので不思議に思っていると、ワンダースリムを咥えていたのはコチだった。
少しして今度は相棒Sにヒット、ワンダーでスズキ(セイゴ)を釣った後、レンジバイブで小さなウナギをキャッチ。これがきっかけとなってパタパタと釣れ始めた。私は使っていたワンダースリムから蝦夷ミノーに交換しセイゴをキャッチ。魚は釣れたが蝦夷ミノーへの反応がイマイチなのでアタリ針を探すべく持参したルアーをアレコレ使ってみる。リップスライド、レンジバイブ、サーディナー、ヨレヨレなど試すがいずれも不発。小さなワンダーに変えるとやっと魚が食ってきてセイゴを2匹追加。続いてZBLシステムミノー、蝦夷ミノーで4匹キャッチ。もっと釣れるルアーはないかと、ラパラF5、DDパニッシュ、パニッシュを試すがこれらは不発に終わった。
相棒Sの前には魚の群れが入って来ているようで、ワンダーを使いテンポ良くクロダイ、セイゴを釣り上げている。一方、私は群れが回ってくるまでじっと我慢の釣りをする。たまにあるバイトを確実に拾ってポツポツと釣果を伸ばしていると、突如連荘モードへ突入。ニョロニョロとワンダーでセイゴを連発。その後、時合の終了を告げるウグイが釣れて、魚達の反応が鈍くなって終了。結局本日は、私がセイゴ、コチ、ウグイを23匹。相棒がスズキ、クロダイ、ウナギを合計18匹キャッチして五目釣りを達成。前日までに比べ、魚を釣るのに苦労した感じが否めなかったが、群れが射程距離に入った時は入れ食いを楽しめた。
2008/11/2 県西部地区の某河川
天気:曇り 水温:16.5℃ pH:不明
釣果:29匹(スズキ、クロダイ、ウグイ)
夕マヅメからの釣行。強い西風がバンバンと正面から当たり、水面は波立っている。ニョロニョロとワンダー80をキャストしてみたが飛距離が伸びず、重量があるリップスライドに交換。フルキャストを繰り返しているとガツンとバイト。しかし、これはフッキングミス。アタリがあった場所にローリングベイトを通すと40cmのスズキが食ってきた。2匹目を追加しようとローリングベイトを引きまくったが無反応。風が収まってきたのでワンダースリムを試すとコツコツとアタリが出始めた。アタリを確実に捕らえると、針掛かりしたのは20cmのセイゴ。この1匹から連荘モードに突入した。キャスト毎に魚を釣り上げ、あっと言う間に5匹をキャッチ。試しに蝦夷ミノーに交換し、ワンダースリムで届かなかった場所にルアーを通すと、これもまた連発。クロダイ(チンタ)を2匹、40cmクラスのスズキを2匹、20cm程のスズキを3匹追加した。
釣れている間に、アレコレとルアーを交換してみて反応を伺う。ブルースコードへの反応は皆無。ニョロニョロには色による違いがあるような感じを受けた。結局、一番魚の反応が良かったニョロニョロで周囲を隈なく探る。このニョロニョロのカラーは、数年前使って爆釣したので釣具店に箱単位でメーカーさんへ注文したヤツ。「やはり間違ってなかったぞぉ」と独り納得して、機械のようにキャスト&キャッチを繰り替えす。ここからは、更なる怒涛の入れ食い状態。バタバタと魚を釣りまくってスズキ、クロダイ、ウグイを15匹追加。午後8時半、ここにきてパタリと反応が消えうせた。ルアーを蝦夷ミノーに交換し広範囲に探ると、20cmのスズキが躍り出た。しかし後が続かず、本日の釣行はこれで終了。前日に続き、今回も数釣りを堪能できてとても嬉しかった。
2008/11/1 県西部地区の某河川
天気:晴れ 水温:15.5℃ pH:不明
釣果:28匹(スズキ、クロダイ、ウグイ)
西風が強く吹く中、釣り場に立つ。水温は下がってきているのだが「まだトップに反応する魚がいるだろう」と淡い期待を抱いてこの場にやって来た。しかし、この強風では・・・スキッターポップSSP9を投げまくるが無反応。普段滅多に使わないコモモ・スリムSF95を試すがこちらも不発。そこで家を出掛けにボックスへ放り込んできたラパラ・エスコに交換するといきなりのヒット。一気にラインが引き出され、ドラグが唸ったが魚は止まらない。スプールを抑えようとする手の動きをグッと堪え、魚が走るがままに任せる。うっかりスプールを止めると、ラインブレイクに繋がる恐れがあるからだ。ファーストランが止まったのでポンピングをして引き寄せていると、今度は頭の向きを変えてこっちに走ってきた。一瞬、糸ふけが出た時に残念ながらフックオフ。魚は目視出来なかったが、正体は多分巨鯉だろう。
一通り周囲を打ちまくったが反応がないため、車中で昼食を摂りながら干潮で水位が下がるのを待つ。頃合を見計らって、再びキャストを再開。ZBLシステムミノーF11、TDポッパーで丁寧に探ったが無反応。水位的にはベストなタイミングのハズだが、魚達からは全く相手にされずこの場から退散する。2ヶ所目は活性の高い魚を手早く探すため、スキッターポップSSP9とザブラバイブを打ちまくったがワンチャンスもなかった。望みを掛けた小さな流れ込みのある3ヶ所目は、ベイトの群れが入っているのだが私のルアーには反応せずギブアップした。
「ぎじたまSEABASSダービー」の協賛依頼を兼ねて釣具店に立ち寄った後、大会当日に事務局仕事で使う雑多なものをホームセンターでショッピング。のんびり買い物をしていると、夕マヅメを迎えたので、そのまま夜の部へと突入した。近くでサイズは小さいがエサ釣りでセイゴやクロダイが釣れている様なので、ルアーで狙ってみることにした。ラパラ・アイスジグとワンダー60を試すが無反応。飛距離を確保するためにワンダースリム90を試すと、いきなりのバイト。アタリは力強かったのだが、魚はスルスルと寄って来てしまう。竿先にぶら下がったのは僅か20cmのスズキ(セイゴ)だった。余りの小ささに思わず苦笑してしまったが1匹は1匹。れっきとしたスズキなのである。写真を撮りもせず手早くリリースし、キャストを再開するとルアーに「コンッ、コンッ」とバイトが連発し、立て続けにセイゴ2匹とウグイ(25cm)を1匹キャッチした。
バイトはあるのだがフッキングには至らないため、ルアーのサイズダウンをする。取り出したのは、困った時のお助けルアーであるニョロニョロ。キャストするといきなりフッキング成功。ここからは20〜25cmのセイゴが入れ食い状態。1キャスト1バイトどころか、フッキングミスしても何度もアタックがあるので楽しくて仕方がない。あっという間に5匹をキャッチし、更なるサイズアップを期待しキャストをすると明らかに違うバイトがあった。エネルギッシュにファイトする魚を慎重に引き寄せると、ヘッドライトに照らし出された魚はクロダイ(チンタ)だった。狙っていたクロダイも釣れたので更にヒートアップ。キャスト&キャッチをオートメーションマシーンのように延々と繰り返した。
干潮により水位が下がり始めると、セイゴのアタリがパタリと途絶え、変わりに30cmUPのウグイがバンバン食ってきた。そしてウグイが釣れなくなったところで時合が終了となった様子。スイッチオフになったとたんに、コツリともアタリがなくなったので納竿する事にした。結局、ワンダースリムとニョロニョロを使ってスズキ、クロダイ、ウグイを28匹を水揚げ。魚がいる場所が判り時合に当たれば、驚くほど魚は簡単に釣れる。バイト&フッキングミスが3倍以上あったので、当エリアには相当数の魚がいたに違いない。まるで活性が高い魚が沢山入っている釣堀のようだった。
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