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擬似餌の玉手箱トップ>FishingReport>2009年2月


 天気:晴れ後曇り 水温:13.5℃ pH:不明
 釣果:7匹(ナマズ、ウグイ)

 見失っている魚を探すため、昼食を食べてからの出撃。1か所目は「釣れればどんな魚でもOK」って感じで竿を振る。余り釣れる気がしないアラジンから始めて、ピース80シーケンシャルミノータイダルF11ザグフラッシュローリングベイト・ウエイトプラスワンダースリムTKLM12/18を投入すれども無反応。粘っても無理っぽかったので次の場所へと移動した。流れ込みのあるこの場所は、ビックリするほどベイトがうじゃうじゃと溜まっていた。ベイトサイズに合わせ、新商品のXラップ・シャッドシャローを投入し、早めのリトリーブで反射食いを狙うがノーバイト。このルアー、今の時期のボラっ子やフナっ子と同サイズなのでとってもイイ感じ。使っていればきっと成果が出るに違いない。その後、タイダルF9DCバレットワンダースリムTKLM9/11を試したがルアーに食いつくようなアタリはない。無数にベイトはいれども、これを捕食する魚が不在のようで早々と切り上げる。

 3か所目のターゲットはナマズ。お気に入りのフィード105を引き倒して、デブデブに太った65cmをキャッチ。2匹目を期待し、ルアーを投げまくるが反応がないため、ここでもルアーを次々に交換。BKF125ビジョン110SWアラジンエンゼルキッスピース80など節操もなく投入したが、ルアーの猛攻に驚いた雷魚が水面に飛び上がっただけで釣り場は沈黙した。夕マヅメに選んだ場所は、目前にシャローが広がるスペシャルステージ。8ENで様子をうかがったがワンチャンスもなく、ボックスの中に戻す。続いて取り出したのがワンダー。投げ始めて直ぐにコツッとバイトがあったので、反応があった場所を中心に丁寧に探っているとルアーをひったくるような明確なバイトがあった。巻きアワセでフッキングを決め、慎重に寄せてくると相手は25cmのウグイだった。

 ここからはバイトが連発し、お祭り状態となった。ウグイを3匹立て続けに釣ったが、その後はバラしまくって頭を抱える。こんな状態は長くは続かず、水位の急上昇に伴って魚達は沈黙した。魚がスレたのか、群れが移動したのか判らず、ルアーをアレコレと交換してみる。ブルースコードニョロニョロラファエルなど試しに投入したがコツリともアタリはない。再びワンダーに戻すと、直ぐに反応があってウグイを2匹追加。魚が周囲に戻って来ているようなので蝦夷ミノーリップスライドに交換し反応をみる。コツッ、コツッとアタリはあるのだが、フッキングには至らず、ワンダーに戻すとパックリとルアーを咥えた。

 満潮を迎えアタリがパタリと遠のいたので、次の場所へと移動。流れに任せてストラクチャーにワンダースリムを流し込む。魚がいればこれで決まると思っていたが不発に終わる。続いて、コモモブルースコードを使って広範囲に探りを入れたがワンチャンスもなく、釣り場は沈黙が続く。周囲に魚っ気は全くなく、釣れそうもないので午後10時過ぎに納竿とした。


 天気:晴れ 水温:8.5℃ pH:不明
 釣果:0匹

 久しぶりに相棒Sが我が家を訪れ、私の愛車に釣具一式を積み込み出動した。以前はたびたび車に乗り合わせて釣りに出掛けたが、ここ何年かは個別活動が主体。道中、アレコレと雑談しながら釣り場へ向かった。今回は極悪非道のファイナルウェポンである8ENを使うため、これまた久しぶりにOFTのメチャメチャ・ウルトラ56を持ち出してきた。この竿は、バットはガチガチなのだがソリッドティップのおかげで穂先部はペナペナという超ファーストテーパー。軽いルアーを扱え、大型魚にも対応できる管理釣り場用の竿なのだが、使い方によっては様々なシチュエーションでの対応が可能なハズだ。釣り場に立ち、8ENのアクションを確認しながら周囲を探る。ストレートリトリーブでは反応がなかったので、きっちり沈めてボトム付近を丁寧に探っていたらいきなり根掛かり。僅か開始15分でルアーをロスト。これにはさすがに凹んだ。

 竿をプレアデスPL-74Lに持ち替え、気持ちを切り替えて釣り場に立つ。滅多に使わないコモモSF-95スリムのドリフトから始め、ワンダーのスローリトリーブ、オルビット65SPスライダーを使ったトウィッチングを試すが不発。場所を少し移動して、根掛かり覚悟でストラクチャー周りへKo130Sを流し込む。自分ではこの方法で勝負を掛けたつもりだったが、これも不発。この場所には確実に魚がいる気がしていたので、じっくり粘ってZBLシステムミノーF9タイダルを投入する。流れに任せ、表層をスローに引いてくると、ルアーの直ぐ近くで「ジュボッ」と捕食音らしき控えめな音が響いた。「本命の魚がいる」という確信を抱いたが、それっきり。天然皮で出来た長いシッポを一手間掛けてチューニングしたデカバチミノー、そしてレンジバイブラパラCD7などアレコレ投入したが見向きもされず、相棒Sと共にノーフィッシュでギブアップとなった。

 天気:雨後晴れ 水温:11.0℃ pH:不明
 釣果:0匹

 太平洋岸と日本海の真ん中を進む2つの低気圧によって荒れ模様となったが、低気圧が通過後は急激に天候が回復したので釣具一式を愛車に積み込み出撃する。1か所目、2か所目は暫く水面を眺めるだけで竿は振らずにその場から撤退。本命として考えていた3か所目は、水位が高い上に濁りが強くて釣れそうもない。それでもワンチャンスを狙ってナバロンからスタートする。時折、軽いトウィッチを織り交ぜながらのリトリーブで周囲を探った後、往年のラパラ・フローティングマグナム11を取り出した。

 浮力が高く、低速でも力強い泳ぎをし、強い流れにも負けないこのルアーは、本来トローリングで使うことをメインに作られている。サイズの割りに軽いが、風に乗せてブン投げればソコソコ飛距離を稼げるのだ。このルアーを見るたびに、リップを削り、大きなフックに糸鉛を巻きつけたり、ボディに鉛を打ち込んで重くした狩野川チューンが一世を風靡していた事を思い出す。以前、沼津に4年間住んでいたが、「あの時にもっと一生懸命にスズキを狙って釣りをしていれば・・・」と後悔する事が今でもある。

 「濁った時は、派手なアクションが効くハズ」と期待を込めてラパラ・フローティングマグナム11を引きまくったが不発に終わった。その後、フラッタースティックで広範囲に探りを入れたが、爆風で立っているのも危なくなってきたので、この場での釣りをギブアップ。風を避けて選んだ4か所目も、今日の強風にはかなわず直ぐに退散。更に車を進め、風が当たらない極上ポイントへ滑り込んだ。風は全く感じないのだが、この場は濁りが強すぎた。タダビッキーでウグイでも釣れないかと期待したが、コツリともアタリはなくギブアップ。

 覚悟を決めて大場所へ戻り、腰をすえてキャストをしているとT.Mさんが登場。しかし、彼は30分もしない内に撤退。それほど酷い状況の中、ぐっと我慢してワンチャンスに賭ける。タイドミノーリップレススリムビーフリーズSタダビッキーブルースコードデカバチミノーハニートラップ95ヨレヨレエゾミノーニョロニョロなど強風時でも飛距離を稼げるルアーを次々に投入したが、釣れる気配は皆無。ガックリとうな垂れて帰途に着いた。


 天気:晴れ 水温:13.0℃ pH:不明
 釣果:4匹(ナマズ、ハクレン)

 前日までの釣行で12連敗が確定。これも精神鍛錬の修行の内なのだが、さすがに"心の病"に罹りそうな雰囲気。仕事でのストレスよりも、魚が釣れない方がストレスが大きいというのが今の悩みなのだ。Solid.Kさんから情報を貰っていたので、本日は狙いを変えて新たな気分で釣り場に立つ。しかし、強い風が吹き荒れ、軽量ルアーでは全く釣りにならない状況。久しぶりにTKLM12/18をブン投げることにした。このところ、小さいサイズのTKLM9/11を使っていたのだが、実績は大きなサイズのTKLM12/18の方が上。実は、TKLM9/11は釣れる気がしなくて苦手なルアー。苦手意識克服のためにあえて多用しているのである。大きなサイズの方はリトリーブしているだけで釣れる気がするから不思議だ。ルアーによって自分のスタイルや気分にピッタリ合うのと合わないのがあるというのはホント面白い。

 TKLM12/18で周囲を打ち終わった後に、これまた久しぶりにSSM120を投入。着水直後から強風でラインが引きずられ、ルアーが水しぶきを上げて水面を転がるように横滑りをする。相変わらずこのルアーも使いこなせず、直ぐにボックスの奥深くへ沈んでもらう。ラインアイの角度を変えたり、板オモリを貼ってフロントヘビーにすれば動きが変わるのかもしれないが、他にもルアーは沢山持参したので、次のルアーに手を伸ばす。強風の中で飛距離を確保したかったのでザブラバイブを取り出し、エリアを少しずつ刻むようにリトリーブを繰り返したが不発に終わった。

 風は強いし、飛んでいる花粉の量がハンパではなくクシャミを連発。この場所で粘っても辛いだけだったので、車に乗り込み次の場所へと移動した。シャローエリアなので魚にプレッシャーを掛けないように静かにウェーディングする。先ずは扇形リップのTKF-130 Forceを試す。飛行姿勢が良く、独特な形状をしたリップのおかげでシャローを引けるので非常に重宝するルアーなのだが、余り人気がないようで残念だ。続いて取り出したのが、エスフォー11。ウネウネと泳ぐアクションは未だ健在なのだが魚からの反応はなく、釣れたのはもっとウネウネした赤っぽいゴカイ。いよいよ、「ウンゲロミミズ」の様相が漂う(笑)。

 ベイトが動き始めたのでZBL123Fを投入。するとバックリとナマズが食ってきた。久しぶりに魚の引きと竿が曲がる感覚を楽しみながら引き寄せる。オーシャングリップで掴み水中でフックを外してから暫し観察をする。この60cm程のナマズは見事なまでに腹がパンパンに膨らみ、ダルマみたいな格好をしていた。2匹目を狙ってキャストを続けたが反応がないため、かつて豪州遠征でダメ出しをしたナバロンを取り出した。バラマンディ狙いのハードなトウィッチングでは使えなかったがスローリトリーブだったら使えそうな気がしていたので、試してみると65cmと67cmのナマズを連発した。

 ラインの先が劣化していたので1m程切り落として新たにラインシステムを組む。しかし、ノットを締めこむ段階でバチッとブレイク。これをなんと5回も繰り返してしまった。使っているラインはファイヤーラインの18LB。過去にこんな頻繁にラインが切れたことがないので、思い切って10m以上切り捨てて傷みの少ない部分を使ってラインシステムを組みなおした。使うルアーはビジョン110Hiフロート。リトリーブ開始間もなく強烈なアタリ。そして一気にラインが引きずり出された。パワフルな引きはナマズやスズキ、巨鯉を遥かに凌ぐ。慎重に魚とやり取りをして徐々に引き寄せる。足元に横たわった魚は、色白で目が下の方に付いているハクレンだった。サイズを測ると88cm。多分、このサイズはハクレンの自己ベストなのではないだろうか。

 更なる魚を求めてキャストをしていると、先程の魚よりも激しいアタリがあった。そしてステラ3000のドラグが鳴ったかと思ったら「バチン!!」と凄い音がして一瞬にしてラインブレイク。リールのラインローラー部でのブレイクだった。多分、相手は中国原産の巨魚ハクレンかソウギョだろう。しかもスレ掛かりだったと思うのだが、数十mのラインを引きずったまま何処かに泳ぎ去ってしまった。切れたラインの先端をじっと見るが、周囲は特に劣化しているようでもなく原因不明。巨大なハクレンを釣った赤いビジョン110Hiフロートは記念に取っておきたかったのだが残念無念。きっと今頃は魚から外れ、何処かに浮かんでいることだろう。拾った人がいたら、ご一報をお願いします。その後は戦意喪失してギブアップ。帰宅後、ラインを巻きなおしたのは言うまでもない。


 天気:晴れ 水温:14.3℃ pH:不明
 釣果:0匹

前夜から明け方に掛けて、まとまった雨と猛烈な春一番が吹き荒れた。これは北海道付近の低気圧に向かって南からの暖かい空気が流入したためだが、各地で5~7月並の気温になった。静岡市清水区では2月としては観測史上最高の26.8℃を記録。春を一気に通り越し、夏日になってしまった。日中は日差しと風が強く、花粉もいっぱい飛んでいそうだったので部屋で過ごし夕方から釣り場へと向かう。海は大荒れで釣りが出来るような状況ではなく、ドロ濁り状態の川の中で竿を振る。潮目を狙ってタダビッキー旧タイドミノースリムを投げるが、ルアーが軌道を大きくそれるような爆風の洗礼に合う。まともな釣りが出来ないので直ぐにこの場を諦め、風を背にして竿が振れる場所に陣取る。

 ZBLシステムミノー11Fザブラバイブを投げまくるが不発。このエリアでの来るべきバチ抜けシーズンに備え、デカバチミノーニンジャを試して泳ぎを頭の中にインプットする。暫くすると水面でベイトが動き始めたのでビーフリーズSを投入し、トウィッチで誘うがこれまた不発。コモモに交換し、スローリトリーブを繰り返しているとブニュッと魚信があった。明らかに生命反応なのだが、相手の正体は不明。そうこうしていると、マス釣り管理釣り場シマゴンから上がってきた相棒Sが登場。3時間で7~8匹が精一杯だったようだが、魚の感触を忘れないようにリハビリを兼ねて行って来たらしい。

 釣り人が入れ替わり立ち代り、訪れては帰ってゆく。まるっきり釣れる気配がないので、30分もしない内に帰る人が殆どの激渋状態。そんな中でもくじけずに、ZBLシステムミノーF11タイダルザブラバイブ蝦夷ミノーを投げ倒したがワンチャンスもなく撃沈。相棒Sも全く反応がなかったようで、一緒にギブアップ。その後、2ヶ所を見て回ったが、魚っ気は全くなく、竿も振らずに納竿とした。これで堂々の12連敗が確定。

 今宵は竿を振りながらクシャミを連発した。今までこんなに何度もクシャミをしなかったので、帰宅後に2/2から稼動している環境省の花粉観測システム「はなこさん」にアクセス。これを見ると「なるほどなぁ」と納得。静岡県はホントやばい状況が一目瞭然だった。花粉症で悩む方は一度ご覧あれ。


 天気:晴れ後曇り一時雨 水温:13.5℃ pH:不明
 釣果:0匹

 夕マヅメからの釣行。遠くで群れている鵜の動きを気にしながらキャストを始める。先ずはTKLM9/11で様子を探る。一通りチェックした後に、釣り場へ来る途中で考えていたルアーを試すことにした。TKLM9/11で反応がない場合は・・・ザグフラッシュで流れの中をヒラヒラと泳がせ、反応がなければ新品のフラッタースティックを投入。水面に魚っ気がある時はジャイアントドッグXのウエイトアップ仕様でスズキをコーリングアップ。明るい内は比較的早いテンポでリトリーブをしていたが、筋書き通りにはいかず本命からの反応はない。毎度のことながら空しいキャストが続き、徐々にテンションが低下する。

 ねぐらに帰り始めた鵜の群れを見ながらキャストを繰り返していると相棒Sが登場。丁度、目の前にイイ感じの反転流が出来始めた。「さすがにグットタイミングで登場するなぁ」と感心しながら、彼とは適度な間隔を取りキャスト&リトリーブに集中する。ローリングベイト・ウエイトプラスザブラバイブ蝦夷ミノーデブニョロを相次いで投入した後、ビーフリーズSのトウィッチ、そして前夜、唯一バイトのあったタダビッキーのドリフトを試す。「釣れない時ほど、定番のルアーを使って丁寧に釣る」というのが、過去の経験から学んだ事。久しぶりにコモモを取り出し、フルキャスト後に流れを使ってU字リトリーブを繰り返しているとコツンと魚信。これまで全くアタリはなかったので、これには感動。わざわざ相棒Sの所まで移動し、状況を報告する。彼の方もバイトはなく苦戦しているようだが、とりあえずアタリがあったのでもう少し頑張ってみる。

 天気予報どおり、小雨が降ってきた。天候の変わり目は魚の活性が上がるのでチャンス。潮も変わって流れが強まり、ボラやベイトが動き始めたので、TDペンシルZBLシステムミノーF11ブーツ120ラパラSSR-Sを投入する。「どれかで反応しないかな?」と期待していたのだが、いずれも不発。最後に取り出したのがワンダースリム。このルアーに望みを掛けていたのだが、ワンチャンスもなく11連敗が確定してギブアップ。「ベイトが動いているのでもう少し粘る」と言う相棒S残し、とぼとぼと帰途に着いた。


 天気:晴れ 水温:12.0℃ pH:不明
 釣果:0匹

 風が穏やかで、満月がポッカリと東の空に浮かぶ。水位が下がり始め、既に時合が過ぎてしまった気もするが、様子見で竿を振る。エゾミノーのフルキャストからスタートし、ルドラ130SPラパラCD9を試した。ボラが時折跳ねるので、何らかの魚は周囲にはいるようなのだが反応はない。タダビッキーに交換し、流れに任せてドリフトをする。キャストする位置を少しずつズラしながら、流すコースを変えて探っていると、流れ切ってUターンした時にバイト。確実にフックアップしたと思ったのだがフックがハズれ、水面に波紋が広がった。ボックスにルアーを詰め込み自宅を出発する際に「フックサイズを上げようか?」という考えが浮かんだのだが・・・「後悔、先に立たず」とは言うが、真新しいフックを交換するのは貧乏人の私にとって忍びないのである。

 風がないので水面は穏やか。少し濁りが入っていて釣れそうな気配も出て来ているのだが次のチャンスが訪れない。ニョロニョロSWバイブジグワンダーヨレヨレZBLシステムミノー11Fフィード105TKLM9/11を相次いで投入すれども不発に終わる。時間が経つと潮位が大きく動き、濁った水が急に流れ込んできた。水位が見る見る低下する中、フラッタースティックを取り出し、シャローエリアを攻めることにした。開始2投目、リトリーブ開始直後に根掛かり。これまでの釣行で、根掛かった時は大体回収できていたのだが今回はガッチリ掛かってしまった様子。粘って回収を試みたが30lbリーダーが擦り切れてラインブレイク。歴戦のフラッタースティックを失った。ルアーをワンダースリムに交換し、周囲を探るが不発。このルアーもロストしそうな水位になってきたため、今宵はこれにて納竿。これで10連敗が確定。はたして連敗はどこまで続く???


 天気:晴れ 水温:13.0℃ pH:不明
 釣果:0匹

 朝から暖かで、「やはり今年も暖冬なんだ」とつくづく思う。しかし、夜釣りでは寒風が吹き荒れ、体感温度は非常に低くなるため完全防備で挑む。今夕のスタートはワンダー80にそっくりなタダビッキーから。アゴの部分のフォルムが違うため、ワンダー80とは泳ぐ層が異なりそうだが、足元を泳がせる程度では違いが判らない。ぐるりと周囲を打った後、本家のワンダー80を試すが反応はない。どこに魚がいるのか不明なため、SWバイブジグヨレヨレフラッタースティックを投入し様子を伺うがこちらも沈黙。

 1cm程のベイトが立ち位置の近くで動き出し、ボラのジャンプが散発し始めたのでビーフリーズSを投入しトウィッチを試す。この時、遠くで羽を休めていた鵜の大群が突然舞い上がり始め大挙してこちらに向かって来た。ベイトが動き始めたところに鵜の大群が押し寄せられては釣りにならないため、体を大きく動かして群れが近くに来ないようにする。すると群れは大きくターンして別のエリアへ向かった。カワウは1日に350~500gの魚などを食べるようなので、100羽、200羽単位でコロニーを作ってれば、きっとその影響は大きいだろう。過去に野鳥の会が行った調査では、天竜、安倍、狩野の3河川で駆除された約230羽のカワウの胃の内容物を調べた結果、アユ、ウグイ、オイカワ、テナガエビなど25種類が食べられていたとのこと。えり好みせず、食べやすい物を食べているのだ。1月には無数にいたベイトが消えうせてしまったのは、鵜の影響によるものかもしれない。

 ローリングベイト・ウエイトプラスの早引きでリアクションバイトを狙ったが、1cmほどのベイトが跳ね回って逃げるのみ。タイドミノースリム140フライヤーを試した後に再びタダビッキーを手にする。遅れてやってきた相棒Sと情報交換をしていると、潜って小魚を追いかけている水鳥がタダビッキーにバイト。これにはビックリしたがフッキングには至らずホッとした。日没後に登場したT.Mさんから様子を聞いた後、それぞれが思い思いの場所に分散しキャストを繰り替えす。余りにも反応がなく、暫くして相棒SとT.Mさんはギブアップ。一人残った私はハニートラップ95ニョロニョロシンキングシャッドZBLシステムミノー11FエゾミノーワンダースリムTKLM9/11、を投入したがワンチャンスもなく撃沈。呆れるほど魚の反応がなく、9連敗が確定。どうやらチョイスした場所と狙い方が間違っているようだ。


 天気:晴れ 水温:11.0℃ pH:不明
 釣果:0匹

 近所の早咲きの桜が満開を迎えた。 一昨日は立春でもあり、暦の上では春が始まっている。水の中でも確実に春へと向かっているハズだが、このところの釣行は6連敗。今年はこのまま暫くズルズルと行きそうな予感がする。北西の風が強く吹く中、釣り場に立って周囲を見渡すが釣れる気が全くしないのだ。1月に私の愛竿を曲げた魚達は何処へ行ってしまったのか。スタートは真っ赤なワンダーから。スローリトリーブで一通り流した後に、ローリングベイト・ウエイトプラスを投入し、早巻きで反射食いを狙う。全く逆の攻め方を試し、「どちらかにコツリとでもアタリがあれば・・・」と淡い期待を込めてリトリーブしていたのだが不発に終わる。ねぐらへ戻る途中で目の前に舞い降りた数百羽の鵜の大群に釣り場を荒らされて更にテンションが低下。

 ここでへこたれてはいけない。 「鵜が舞い降りるぐらいだからベイトがいるハズ」と前向きに考えてビーフリーズSを手にした。トウィットングで誘いを掛けるが、これまた不発。ここからはいつものように手当たり次第に持参してきたルアーを投入する。ザブラバイブタイドミノースリム140フライヤーTKLM9/11ニョロニョロヨレヨレ・・・。コツリともアタリはないのでこの場から退散。車の機動力をフル活用して、近隣をぐるりと回ってみることにした。2ヶ所目は風が強く吹きすぎて釣りになりそうもないためパス。完璧に風裏となり無風状態になっている3ヶ所目では、ワンダーニョロニョロ蝦夷ミノーを試したが、たまに小さなボラが跳ねる程度で本命からの魚信はなかった。4ヶ所目は・・・水位が下がりすぎて釣りになりそうもなかったためパス。次の場所が思いつかなかったため、本日の釣行はこれにて終了。ついに8連敗確定となった。


 天気:晴れ 水温:12.0℃ pH:不明
 釣果:0匹

 玉手箱の談話室(掲示板)で紹介した二宮氏から連絡があり、開設されているブロクのK-TEN Laboratory「続・リリース方法の確立を願って」の全文を掲載していただけることになった。掲示板においてキャッチ&リリースのことでガタガタしていたところ、二宮氏が救いの手を差し伸べてくれたのだ。二宮氏といえば重心移動システムを発案し、その後の国産ルアーの大きな流れを作った人。名前は知らなくとも、重心移動システムはルアー釣りをする人なら必ずお世話になっているハズ。そして・・・、「リリース方法の確立を願って(1996年10月号 アングリング)」「続・リリース方法の確立を願って」(2000年7月シーバステクニカルノートTAKE2)を書いた人でもある。

 当時、このレポートの反響は非常に大きかった。釣り人が触った影響でスズキの皮膚がズルズルになった写真を掲載し、リリース方法の確立について提案したからだ。全国で大激論になり、このレポートには多数の反論があったことを覚えている。これ以前のリリース方法は、「釣った魚を逃がせばリリース」というレベル。今からすれば非常に危うい方法だったのだが、当時の私も「何言ってんの、この人?」「これって本当?」と思ったぐらいだ。タグ&リリースを実践していた人達は、自分達の取り組みをバッサリと否定されたように受け取った人もいただろう。しかし、これをきっかけに、年数は掛かったのだが魚には極力触らないという考えが徐々に広まった。

 その後、バス釣りが下火になり、ここ数年はソルト系へ移行する人が増加。多分、現在のキャッチ&リリースの源となっているであろうこのリポートの内容を知らない人も多いに違いない。スズキは丈夫なバスとは違うのだ・・・。皆さんには是非、一読して欲しい。このレポートが現代のインターネット環境に蘇るというのは凄いことなのだ。

 近所の早咲きサクラが5分咲きになったのを横目で見ながら、夕マヅメ狙いで釣り場へ向かう。水位は低く、濁りは残っているがイイ感じ。流れのヨレが目の前に出来ているので腰をすえて竿を振り始めた。ヨレヨレフラッタースティック、太っちょな旧タイドミノースリムサラナザブラバイブを次々と投入したが反応がないのでこの場から退散。相棒Sがいるポイントへ移動する。ねぐらに帰る凄まじいほどの鵜の大群が頭上を飛び去る様子を見ながら竿を振るが、ここでも無反応。長居をしても無理っぽかったので1時間ほどでこの場から退散する。

 次の場へ移動する車中で鵜の事を考えていた。アレだけの数の鵜を養うだけのベイトの群れが何処かにいるハズ。そして、その付近にはきっと本命の魚がいるのではないか。何処に行けばベイトに遭遇できるのだろうか・・・。期待していた3ヶ所目でも魚っ気が全くない。シンキングシャッドTKLM9/11ZBLシステムミノー11F蝦夷ミノーニョロニョロなど数々のルアーを投入したが、ワンチャンスもなくギブアップとなった。産卵がらみの時期の釣りは本当に難しい。釣果が現れるのはもう少し時間が掛かりそうだ。


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