フィッシングリポートタイトル 13KB

擬似餌の玉手箱トップ>FishingReport>2009年8月


天気:曇り 水温:26.5℃ pH:不明
釣果:0〜1匹(スズキ)

 政権交代が連呼されている衆議院議員総選挙に参加した後、竿を車に積み込んで出撃する。釣り場では、関東方面に向かって北上する台風11号の影響を受け東風が吹き荒れていた。浮力を殺すためソルト系赤軸フックを装着したコンバットポッパーを試すが、波立つ水面での動きがイマイチ悪いので、スーパースプークJrに交換。テンポ良く首を振らせながら広範囲に魚を探していると、何やら後ろから魚が迫ってきた。しかし、途中でUターン。ルアーに反応する魚を見つけたのでTDポッパーをすかさず投入するとバイト。しかし、フッキングには至らず、波紋を残して魚は逃げていった。

 スキッターポップスキッタープロップトリプルインパクトフィード105を投入すれども反応がない。悩みながらもキャストを続けていると、少し離れた場所にクロダイ用の竿を新調した相棒Sの姿が見えた。小一時間程してから彼が竿を振っている場所まで行き、魚の反応を聞きながら真新しい竿を触らせてもらう。彼のチョイスは、メジャークラフトのエアロックAR-782PE黒鯛ゲームモデル。PEライン完全対応のローライダー仕様だった。私の愛竿プレアデスPL74Lよりも若干長いのだが、軽くて扱いやすい感じがした。「TDポッパーに数回バイトがあった」と言うので、付近で真剣に竿を振っていると、スキッターポップに50cm程のスズキが身を乗り出してバイト。2度も激しいバイトがあったにも関わらずフッキングには至らず涙を呑む。

 相棒と雑談をしながら竿を振っていると、私が散々攻め立てた場所で彼はTDポッパー使ってセイゴ(30cm)をポロリとキャッチ。その後もバイトを連発している。悔しいので持参したポッパーをアレコレと試すが、反応があったのはコンバットポッパーのみ。セイゴらしいアタックは数回あったのだが、いずれもフッキングには至らず空振りに終わる。1時間程で魚の反応がパタリと止まり、沈黙の時間が続く。完全に魚の群れが何処かに移動してしまった様子。ビーフリーズSPトリプルインパクトを投入し、近くに潜んでいるかもしれない魚を探したがワンチャンスもなくギブアップとなった。


天気:晴れ 水温:24.5〜27.3℃ pH:不明
釣果:5匹(スズキ、ナマズ)

 釣り場へ向かう道中、目の前をメーターオーバーの青大将が横切る。不吉な出来事が起きるのか、はたまた吉兆なのか・・・。何事もなくポイントに到着し、手早く準備をしてキャストを始める。スタートは勿論、お気に入りのスキッターポップから。開始間もなく、5分もしない内にポシュッとバイト。キビレなのかセイゴなのか不明だが、サイズはそれほど大きくない様子。反応があった所に、ルアーを何度も通すが2度目のチャンスはない。この魚には見切りをつけて移動。スキッターポップを投げ続けていると60cmのナマズが躍り出た。2匹目を期待してTDポッパーを投げまくった後に、クレイジークレイドルで川底を探る。反応がないためポップライダーを取り出しポッピングをしていると再びナマズ(55cm)が口を使った。

 ベイトの群れが下って来ているので本腰を入れてポップライダーでポッピングする。すると大きな捕食音と共に水柱が立ち、スズキが踊り出た。シャローエリアなので魚は潜ることが出来ず、水面でエラ洗いを連発。サイズは58cmと小振りだったが、元気なファイトを楽しむことが出来た。更なる追加を求めてポッピングを続けていると再びヒット。確実にフッキングしたと思ったのだが、竿を持つ手に魚の感触を残してフックオフ。魚は50〜60cm程度であり、このエリア内に小さな群れが入ってきているようだった。

 後が続かないため場所を移動。デブニョロをフルキャスト。流れに合わせてスローリトリーブを繰り返す。ここぞと思う場所へキャストが決まったと思った瞬間、着水同時ヒット。バックリとルアーを咥えていたのは60cmのナマズだった。今日は、表層系ルアーに良く反応するため、プロップダーター80TDポッパーコンバットクランクSSRを使って魚を探す。1時間程、ルアーを投げまくったが反応はない。更なる魚を求めて次の場所へと移動する。

 シャッドラップSR8ワンダーX-80SWB太80SRフラッシュミノーフィード105を投げまくる。この内、シャッドラップSR8ワンダーB太80SRでバイトを取ったがフッキングには至らない。バスハンターUを送り込むと、激しくバイト。65cmのナマズが暴れまくり、ルアーを吹き飛ばそうとするが間もなく御用となった。その後は2か所を回って、スキッターポップバスハンターUクレイジークレイドルブラストにバイトがあったが、いずれもフッキングには至らず真夜中に納竿となった。


天気:曇り 水温:26.0〜26.5℃ pH:不明
釣果:3匹(キビレ、スズキ、クロダイ)

 目の前に広がるシャローエリアをどのように攻めるか全体をぐるっと見渡して考える。南南西の強い風が吹く中、手にしたルアーはスキッターポップ。このルアーには5cm、7cm、9cm、12cmの4サイズがあるが、私のマストアイテムは9cmのサイズ。14gなのでクロダイ専用として各社から無節操に登場したポッパーよりも、遥かに飛距離を稼げて広範囲を探れる。しかも、波風には負けず、集魚力はバツグンで何処に魚がいるか判らない時には特に重宝するのだ。1時間近く、少しずつ移動しながら竿を振ったが反応がないためビーフリーズのトウィッチ、ローリングベイトのジャカジャカ巻きを試す。しかし、釣り場の雰囲気と使うルアーのイメージがイマイチ違う感じを受けたので、TDポッパーに変更。風向きと流れを考えながらキャストを始めると直ぐに水面が割れた。下顎の外側に後部フックがチョコンと刺さっていたキビレは33cmだった。

 更なる1匹を求めて移動を繰り替えす。ポッパーでの釣りは1か所で粘るのではなく、足を使ってトップに躍り出るような活性の高い魚を探すのがキモ。この際、注意をしなければならないことは、極力静かに歩いて無用なプレッシャーを魚に与えないことだ。大きく移動する際には水の中は歩かず、出来るだけ水際から離れて大回りをして歩くことを心掛けている。魚をコンスタントに釣るにはどんなルアーを使うかよりも、もっと基本的なことをキッチリやることが大切だと思う・・・こんな気配りが功を奏したのか、今度はスキッターポップ50cmのスズキをキャッチ。シャローエリアなので魚は下に潜れず、スズキはエラ洗いを連発。シャローエリアのトップウォーターゲームは、これだから止められない。

 川底に石がゴロゴロと転がっているエリアではポップライダーで水面を賑わせた後、クレイジークレイドルでボトムノッキングをさせながら魚を誘う。しかし反応がないため、再度ポップライダーに戻し、ポコポコやっていると水面が割れた。やっぱり今日はポッパー日和だった様子。魚の正体はキビレのようだったが、ルアーを咥えた魚の姿を見る前にフックオフ。針掛かりが浅かったようだ。気を取り直し次の魚を探す。ボニー85でテンポ良く探った後にプロップダーター80を投入。スローリトリーブをやっていると、竿先近くで突然ルアーを引っ手繰られた。これには何の対応も出来ず、「あっっ」と声を上げたのみ。すかさずフォローを入れたのだが2度目のチャンスは訪れない。少し場所を移動し、スキッターポップをポコポコやっているとまたしても水面が割れた。魚は小さいようだが、流れに乗って結構力強い抵抗をする。慎重に引き寄せた魚は25cmのクロダイ。やはり塩分濃度が高そうな場所ではキビレではなくクロダイが出ることを実感した。

 愛車に乗り込み水系を変える。ここでもスキッターポップから始めたが反応がないため、ベイトサイズに合わせてベビーバイブを投入。周囲を隈なくシャラシャラやったがノーバイト。岸際では10cm程度のボラっ子がピチャピチャ跳ねているので、ヨレヨレビーフリーズデッドフロート8レンジバイブワンダーを相次いで投入。しかし、コツリともアタリはない。気が付けば川面を吹く風は秋っぽくなり、膝下を流れる水は温かい水と冷たい水が交互に流れてくる。8月下旬にもかかわらず、川の中は既に秋になっている感じ。今年の夏は短かったことをあらためて実感して納竿した。


天気:曇り 水温:27.5℃ pH:不明
釣果:0匹

 50cm前後のボラがしきりに跳ねる中、ポップライダーを投げまくる。ボラが跳ねるのは何かに驚いているから・・・つまりスズキがエリア内に入ってきている可能性がある。ポッパーで手早く周囲を探った後、ワンダーワンダー・スリムで飛距離を確保しつつ表層近くを丁寧に探る。反応がないため攻め方を変えて、ボラっぽい雰囲気がシルエットから漂うニルズマスターのインビンシブルを試す。ラパラと並ぶ北欧の雄なのだが、既に国内では店頭でその姿を見ることは難しくなってしまったルアー。近年、コータックが扱っていたハズだったが、どうなってしまったのだろうか。しかし、オーストラリアの地では未だバリバリの現役ルアーで、バラマンディ釣りでは愛用者も多く釣具店では良く目にする。重心移動などの洒落臭い機能は装備されていないウッドルアーのため、投げるのには少しコツがいるのだが、力まず素直に竿を振ればソコソコ飛んで行くのである。ウネウネタイプの泳ぎを確認しながら魚の反応を伺ったが、コツリともアタリはないので次のルアーに手を伸ばす。

 水位が一気に上昇。これに伴って岸際でベイトがざわめき始めた。流心では50cm前後のボラが跳ね、岸際では10cm以下のベイトが跳ねている。どちらに焦点を絞るか難しいところだが、岸際にいる小さなベイト群に照準を合わせ、TDポッパーを投げまくる。期待を込めてキャストを重ねたが、今日はトップに出るような日ではないようで、エフテックのビコーズに交換。すると1投目でガツッとヒットした。水面近くでルアーを咥えて反転するスズキのサイズは50cm程度。確実にフッキングも決まったハズだったのだが、ファイト中にフックオフとなった。小さめなルアーに反応するようなので、次に取り出したのはビーフリーズ65。スズキをバラした所へ放り込むと、狙いどおりに再びヒット。しかし、コイツもフックオフ。

 立て続けに2匹もバラしてガックリうなだれていると、周囲でボイルが始まった。慌ててスキッタープロップを投入するが不発。続いてGスプラッシュ65ローリングベイトエスフォー5フェイクベイツSデッドフロート8ZBLシステムミノーファットラップSSR・・・数々のルアーを打ち込むが反応はない。X-80SWのトウィッチ、蝦夷ミノーワンダーワンダースリムのスローリトリーブも試すが竿が曲がることはなかった。私の操るルアーは、完璧にエサではないと見切られている様子。暫くすると、ベイトの姿は周囲から消えうせ、ボイルは沈静化。全く魚っ気がなくなったので納竿となった。


天気:曇り一時雨 水温:27.8℃ pH:不明
釣果:1匹(スズキ)

 強い西風が吹く中、釣り場に立つ。ポップライダーからスタートしたが水面が波立ってポッピングしにくいので、周囲を一通り打った後にワンダースリムに交換。リトリーブをしながら水面を注意深く見ていると、ベイトの群れが移動していることに気が付いた。ベイトがいれば、これを狙っている魚が必ずどこかにいるハズ。少しずつ移動しながら丁寧に探りを入れる。表層系ルアーに反応する魚はいないようなので、ボトム狙いに切り替えた。クレイジークレイドルでコトコトと川底をノックしながらワンチャンスに期待を掛けるが、空しいキャストが続く。

 広がっていたベイトの群れが急に収束したかと思うと、突然水柱が立ってベイトがはじけ飛んだ。狙っていたお食事タイムの始まりだ。一瞬見えたスズキのサイズは50cm前後。サイズはともあれ活性の高い魚を手にしたいので、即座にルアーをTDポッパーに交換。ボイルが起きた周辺にキャストし、アップテンポでポッピングをする。一発で食ってくるという妄想はあっさりと裏切られ、数投でDコンタクトに交換。早めのトウィッチで逃げ惑うベイトを演出したが、これまた反応はない。実績のあるエスフォー7デッドフロート8ワンダーを投入するが不発。ダメもとでスーサンの早巻き&トウィッチを試すが、コツリともアタリはない。

 この間にも、周囲ではボイルが散発。確実にベイトを捕食しているスズキはいるのだが、私の操るルアーには全く反応しない。ボニー85X-80SWフィード105B太80SRなど持参したルアーを次々投入するが完全に見切られていた。1時間程でボイルが沈静化・・・気が付けばベイトの群れも何処かに消え失せてしまった。明らかにスズキ達のお食事タイムは終わってしまったようなので、ワンダーに交換してスローなリトリーブで広範囲に探ることにした。このエリアには、ベイトに付いて回遊しているスズキと、その場に居座って再びやってくるベイトの群れを狙っているスズキの2種類がいるハズ。ワンダーで狙うのは、もちろん後者だ。

 ルアーを通す角度をアレコレ変化させながらリトリーブを繰り返していると、目の前でスズキが反転しルアーを咥え込むのが見えた。やはり魚はその場に潜んでいたのだ。フッキングが自動的に決まったのは良かったのだが、至近距離で元気満々に暴れまくり股の間を何度も通り抜けようとする魚をいなすのに冷や汗をかいた。頃合を見計らってオーシャングリップで掴む。ワンダーをパックリと咥えていたスズキのサイズは53cmだった。2匹目を狙ってじっくりと粘りたかったのだがタイムアウト。今宵はどうしても見たい映画があったので、後ろ髪をひかれながらもこの場から引き上げた。


天気:晴れ 水温:29.0℃ pH:不明
釣果:0匹

 8/11午前5時7分、駿河湾を震源地とした震度6弱の地震が発生。我が家の方では震度4程度だったのだが、起き掛けの強い地震に「いよいよ東海地震が来たか!!」と身構えた。思い起こせば8/9の釣行時、関東地方で発生した震度4の地震のニュースを聞き、次は東海地区じゃないかと思っていたところだった。今回の地震は東名高速道路の一部や駿府城のお堀が崩落したりと中部地区を中心にアチコチに傷跡を残した。11日以降も依然として震度1〜3の余震が続いているようなので、釣行時には十分気をつけ直ぐに非難できるように気を引きしめて釣り場に立つ。

 「スタートはGスプラッシュから」と自宅を出る時から心に決めていたので、迷わずにルアーを取り出して竿先にぶら下げる。愛車からポイントまでトボトボ歩いていると、前方のシャローエリアで小魚がはじけ飛ぶボイルが起きた。狙いどおりのタイミングに感動しながら、フルキャストしてルアーをボイルした周囲に落とす。一発で決めるハズだったのだが、2投、3投、4投・・・反応がない。そしてソルト系太軸フックを装着したトリックダーター80を投入。ノーマルモデルよりも浮力が殺され、水面直下をウネウネと動くようになっている。「ポッパーがダメならコイツで」と自信を持って投入したのだが、これまた不発。続いて久しぶりにローリングベイトを手にしてジャカジャカ巻きをすると即座にバイト。しかし、フッキングには至らず、バイトの際の衝撃が手元にハッキリと残っただけだった。魚を逃したとはいえ、ローリングベイトはやはり凄い。このルアーは今後も廃れることなく、多くの釣り人に愛されるルアーになるだろう。

 3〜5cmのベイトの群れが次々に下がってくるので、スズキはこれを待ち構えている様子。ダイワのバイブジグデッドフロート8ワンダーTDポッパースキッタープロップファットラップSSRを投入すれども、見向きもされない。潜んでいるスズキのサイズはボイルの様子から50〜60cmサイズ。散発的にボイルがするのだが、徐々に位置が移動している。ベイトの動きに伴ってスズキも移動しており、トップ系ルアーの射程距離から外れてゆく。そこで取り出したのが、フィード105。使い始めて間もなくヒット。フックアップ直後、魚は一気に横へ走りリールからラインを引きずり出す。フッキングはしっかり決まったと思っていたのだが、反転された時にフックオフ。2度目のチャンスを期待し、ルアーを投げまくったが不発。その後、スキッターポップワンダーを投げて魚を探したがワンチャンスもなく納竿となった。


天気:曇り時々雨 水温:28.5℃ pH:不明
釣果:4匹(クロダイ、ボラ、ナマズ)

 アイドル歌手から女優へと脱皮し、CM好感度も非常に高い"のりピー"が、覚醒剤がらみで逮捕。当初は捜索願が出され、私も含め日本国民だけでなくアジア諸国のファンも心配していたのに、まさか覚醒剤取締法違反容疑で逮捕されるとは・・・。これには本当に驚いた。しかも所持していただけではなく、本人が使用していたことを認めているという話が流れたので更にビックリ。なんだか彼女にすっかり騙されてしまったかのよう。連日、メディアから流れ出る情報にはガッカリの連続。そして、業界が作り出したイメージを勝手に信じ込んでいた自分に気づく。せめて、釣りではガッカリしないようにと、車を走らせながらキビレ・クロダイ狙いの作戦を練る。

 天候が悪くなることを示す東風が強く吹く中、釣り場に立つ。流れに負けずボトム付近を探れるDコンタクトを投げ込み、様子を伺う。直ぐに、コツンッと明確なアタリがあったので、一気にテンション・アップ。探している魚を早くも発見したのだ。2度目のチャンスを期待して、同じポイントにルアーを打ち込み、十分カウントダウンしてからトウィッチを繰り返す。しかし、頭の中で描いた筋書き通りに物事は進まず、空しいキャスト&トウィッチが続く。完全に魚には見切られているようなので、試しにワンダーをフラフラと泳がせ誘いを掛ける。しかし、これまた反応がない。そこで取り出したのがクレイジークレイドル。小粒だが、飛距離が伸びてブリブリと泳ぎ、障害物回避性能も高そうなので、ボックスの中に突っ込んできたのだ。

 キャスト後、直ぐにグリグリグリッとリトリーブして潜水させ、ボトムをノックさせながら引いてくると即座にバイトがあった。フッキングもバッチリ決まり、小気味良い突っ込みに耐えながら魚を寄せる。クレイジークレイドルをガッチリと咥えていたのは、狙っていたクロダイ(25cm)。この魚を釣り上げてから、エビやカニを砕いて練ったような臭いが辺りに漂った。「いかにも甲殻類を食べてます」って感じのクロダイなので、ボトムを叩いて移動するクランクベイトに反応した理由が良く判る。

 素早く写真を撮影してリリース。2投目も同じポイントに投げ込み、グリグリグリッと引いてくるとまたしてもバイト。僅か2投で2回も魚が反応したことに感動しながら少々強引に引き寄せると、ポロッとフックが外れた。魚の姿からすると20cm程度の小振りなヤツ。魚が一か所に集まっているようなので、集中爆撃をする。しかし、釣り落としたことで周囲の魚を怯えさせてしまったのか、エリア内に2匹しかいなかったのかは不明だが、パタリとアタリが遠のいてしまった。キャストを繰り返しても反応がなく、気持ちが萎えてきた頃に何処からか突然現れた60cm程のナマズがクレージークレイドルを咥えた。その後、ベビーシャッドベイキャット68ノリーズ・ショットバスハンターUを投げ倒したが不発に終わり、この場から撤退を決定。

 その後、2か所を回って、バスハンターUディプシードゥビーフリーズLB-Sクレージークレイドルデッドフロート8テリージャークを投げまくった。結果はテリージャークに1バイトあったのみ。クロダイ1匹、ナマズ1匹では納得が行かず、魚を求めて更に車を走らせる。車を止め準備をしていると突然、雨が降ってきた。通り雨のようなので車中でテレビを見ながら待機していると、関東地方を中心にマグニチュード6.9、震度4の地震が発生。幸いこの界隈では震度1〜2だったので何ともなかったのだが、最近は揺れを感じる地震がないので逆に気持ち悪く思う。この地震に連動して東海地震が起きるかも知れず、また今回の地震で津波の心配もあるため海から出来るだけ離れた所で竿を振ることにした。

 カッパを着込んで出撃準備完了。購入後、未だ成果を出せていないブラストを竿先にブラ下げ、静かにポイントへ足を運んで慎重にキャストする。着水後、一拍おいてからトウィッチをすると狙いどおりのバイト。水面近くで激しく暴れるナマズ(60cm)を強引に引き寄せキャッチした。もう1匹近くにいたのだが、場が荒れたため何処かに消えうせた。消えたナマズを狙ってレッドフィン・ジョイントフィード105を使って広範囲に探ったが不発。最後の一勝負をするため車に乗り込み次の場所へと移動した。フィード105を投げまくっていると、近くで吸い込み系の捕食音がした。すかさず音がした所へ投げ込むと、着水同時ヒット。暗闇の中で銀色に輝く魚体が水面上に躍り出たのが見え、スズキであることを確信。ナマズとは違い、力強く走り回るファイトを堪能しながら慎重にやりとりをする。足元に引き寄せた魚をライトで照らすと、スズキとは全く異なる顔つき・・・65cmのボラ。完璧にスズキだと思い込んでいたため、これには強いショックを感じ納竿とした。


天気:晴れ 水温:28.5℃ pH:不明
釣果:0〜2匹(スズキ)

 釣り場に立ってぐるりと周囲を見渡す。丁度、満潮を迎え、水位はMAX。期待したベイトの群れは見られないのだが、時折ボラが跳ねるので期待を込めて竿を振り始めた。トップバッターはポップライダーから。反応がないので、クーバ80ワンダーファットラップSSRを投げまくって暫く様子を伺う。予定だと、そろそろボイルが始まる頃合なのだが、15cm程のボラが散発的に跳ねるぐらいで肩透かしを食らう。

 キャストを繰り返していると、ベイトの群れが下って来ていることに気が付いた。そこでTDポッパーを取り出す。少しずつ移動しながらポッピングをしているとズボッとルアーが吸い込まれた。一拍おいてから巻きアワセをしてフックセット完了。軽々とリールが巻けたのでサイズは期待できないが、最初の一匹なので慎重に引き寄せる。魚を抜き上げる際にポロリと落としてしまったが、目測で25cm程度のセイゴだった。

 トップに反応する魚がいることが判り、集中してポッピングを繰り返す。すると目前で、ベイトが水面を逃げ回り、数匹がはじけ飛ぶボイルが起きた。すかさずTDポッパーを打ち込みポッピングをすると狙いどおりにバイト。確かに手ごたえがあったのだが、フックオフ。サイズは先程釣った魚よりも明らかに大きいヤツだった。その後、スキッターポップ、X-RAPシャッドシャローを投げまくったが、2度目のチャンスは訪れずテンションが徐々に低下する。1時間以上遅れて登場した相棒Sに情報提供をしながら竿を振る。彼は早々にTDポッパーで2回バイトを取ったがフッキングミス。

 魚を求めてウロウロと移動し、ベイトの群れを見ながらよさそうな流れをで探っていると、ピックアップ寸前のTDポッパーに2連続バイト。サイズは小さいようだが、活性の高い魚が周囲に潜んでいるようなので、一層集中してノリーズ・ショットプロップダーター80を引きまくる。移動ついでに近くでエサ釣りをしているお兄さんに様子を聞くと、ジャムシでセイゴとキビレを2匹釣ったとのこと。魚が全くいないわけではなく、ルアーに反応しないだけのことと理解し、ワンチャンスに淡い期待をかける。

 流心付近では50〜60cmのボラがしきりに跳ねているが、フルキャストをしてもルアーは届かない。きっとスズキが回遊してきて、怯えたボラ達が跳ねまくっているのだが、私のルアーには全く反応がない。その後、デッドフロート8スーサンを試した後、ワンダーを投入。トロトロとゆっくりリトリーブして表層付近を流しているとガツッと力強いヒット。先に釣った魚よりもファイトは力強く、逃れようとひたすら走り回ったが、ついには観念。足元まで魚を引き寄せて無事にセイゴ(30cm)をキャッチ。その後は、一足先に帰った相棒Sの後に入ってB太80SRワンダーで投げまくったが不発。これ以上、竿を振っても難しいと判断しギブアップとなった。


天気:雨後曇り 水温:不明 pH:不明
釣果:0匹

 午前中は、まとまった雨が降る。丁度良い濁りになったハズだと思い、昼飯を食べて一服してから出動した。立ち寄った釣り場の様子はチョコレートを溶かし込んだような泥濁り状態。上流部では随分沢山の雨が降ったようだ。暫く目を凝らして水面を眺めたが、ベイトは不在。しかも上流からゴミが度々流れてくるため、とても竿を振れる様な状況ではない。しかたなく、次の場へと車を走らせる。期待していた次の場所は・・・まるでアマゾン川のような感じ。「ボロロッカが押し寄せて来ているんじゃないか!?」と思うほどの圧倒的な水量と濁流に驚く。「ここなら絶対大丈夫だろう」と思って、足を伸ばしてワザワザ来たが、期待していたシャローエリアが大増水していたので途方にくれる。魚が溜まっている場所さえ見つけることが出来れば爆釣間違いないのだが、今日はちょっと難しい感じ。それほどまでに河川が濁流で荒れ狂っているのだ。

 本流脇の流れがよれ、複雑な流れになっているポイントに立ち、キャストを開始。ミッドワートを引きまくった後にナバロンシャッドラップSR-Sで様子を伺うが不発。粘っても釣れる様子は全くなく、まともな釣りが出来そうな場所を探してひたすら歩く。チョコチョコと立ち止まっては、気になるところで竿を出すのだが、いずれも不発。このエリアでの釣りを諦め、車に乗り込んで次の場所へと移動した。小魚がライズしているポイントを見つけたので、試しに竿を振る。ミッドワートワンダーで探ってみたが、私のルアーに反応する魚はいない。次なる場所ではタイドミノー90Sを引きまくったが、ワンチャンスも訪れずギブアップした。


天気:曇り 水温:23.0〜23.5℃ pH:不明
釣果:4匹(キビレ、ナマズ、コイ)

 本日もキビレ探査。釣り始めた時に顔を出したオッチャンが、「昨日、エサ釣りで45cmのタイが釣れていた」と言う。魚はいわゆる赤いタイではなく、クロダイのこと。射程距離内にクロダイがいれば、きっと私の竿を曲げてくれるだろうと期待を込めてキャストをする。ビーフリーズSから始め、ワンダーに変えた時に2回バイト。確実にハリ掛かりしたと思っていたのだが、姿を見る前にフックオフとなった。ワンダースリム蝦夷ミノーリップスライドラファエルで様子を伺うが反応はない。続いて、クランクベイトにチェンジする。グリフォングリフォン6ccBスイッチャーコンバットクランクSSRを試したが期待は裏切られ、スーサンZBLシステムミノー・タイダルF9ビーフリーズLB-Sを投入。ワンバイトもないので再びワンダーに戻す。スローリトリーブをしているとコツッとアタリがあって、15cm程のボラが水面上にジャンプ。見事にルアーを吹き飛ばして逃げていった。

 ワンダーに反応する魚がいるので暫く使っていると、突然竿が激しく引き込まれラインがスプールから一気に引きずり出された。明らかに狙っている魚とは違う。トルクのあるファイトに翻弄されながらも、徐々に引き寄せてくる。ワンダーをパックリ咥えて水面に顔を出したのは、予想どおりコイ(65cm)だった。魚の活性が突然高まってきたので、指先に神経を集中しながらリトリーブをしていると再びチャンス到来。フッキングがバッチリ決まって危なげなくキャッチ。狙っていたキビレを釣り上げたのだが、いかんせんサイズが小さい。腹鰭と尾鰭の先がオレンジ色に染まった綺麗な魚は、21cmだった。

 更なる追加を狙ってキャスト&リトリーブを繰り返しているとトラブル発生。リトリーブ開始時にカパッとベールアームが外れ、ぶらりと垂れ下がった。同時に、パーツがいくつか足元を転がる。慌てて拾い集め、ビクトリノックスの五徳ナイフを使ってその場で組み立てた。ウェーディングしていた時なら、絶対にパーツは回収できなかったであろう。ホントに今日はラッキーだった。応急修理を済ませて、再びキャストを始める。ピックアップ寸前のワンダーにスズキらしい魚が襲い掛かったが空振り。まだ周囲に魚の気配がするので、流心を狙ってフルキャスト。ゆっくりと流してくると再びヒット。流れに乗って激しくファイトする魚と暫くやりとりしたのだが、見事にフックを伸ばして逃げていった。

 その後、デッドフロート8コンバットクランクSSRにもバイト。目の前に魚がいるので、持参した数々のクランクベイトを試すが不発に終わる。時合が過ぎたようで、アタリがパタリとなくなったため、次の場所へと移動。ここでは、レッドペッパープロップダーター110を使ってスピーディーに魚を探すがワンチェイスもないため撤退する。3か所目では、開始1投目、デッドフロート8に爆裂バイト。ルアーを咥えたのはナマズ(50cm)だった。プロップベイトプロップダーター110コンバットクランクSSRワンダーを使い魚を探すが不発。ベイトは少なく、粘っても期待できそうもないため、次の場へと急ぐ。ここではスーサンレッドフィン・ジョイントグースバスハンターUを試した後にミッドワートにナマズがヒット。サイズは60cm弱だったが、足元まで寄せた時にオートリリースとなった。

 本日最後のステージに選んだ場所は、川底にストラクチャーがゴロゴロしているスペシャルポイント。ここにはキビレやクロダイが潜んでいるハズ。根掛かりせず魚を呼び寄せるクランクベイトを探すため、グリフォングリフォン6ccBスイッチャーノリーズ・ショットバスハンターUなど持参したルアーをアレコレと投げまくる。しかしワンバイトもなく夜中の1時半にギブアップとなった。


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