フィッシングリポートタイトル 13KB

トップ>FishingReport>2010年9月


天気:曇り後雨 水温:22.0℃ pH:不明
釣果:2匹(スズキ)

 夕マヅメ、カッパを着込んで釣り場に立つ。握る竿はCPS-892FX-Ti TYPE FAST WATER。前日の釣行で、もう少し飛距離を稼ぎたかったため、少し長い竿を持って来たのだ。スタートはノースクラフトサヨリから。10g、11cmの細身ルアーで一見頼りなさげだが、キャストすると飛距離は十分。まさにベイトのサヨリをイメージしながら、流れの中を引いてくる。自分が魚だったら、迷わず食べてしまいそうなのだが反応する魚は不在。続いて、板オモリを腹部に貼ってチューニングした月歩かぐやを試す。狙いどおり泳ぎが安定し、着水後の泳ぎ出しも良くなったのだが、もう一味足りない感じ。オモリの位置を少し変えた方が良さそうなので、ボックスの中に戻す。

 昨日、活躍したワンダーを投げまくるが反応なし。水温が低く肌寒いので、一旦水から上がってフィッシングパンツの上からGパンを履き、ナイロンウェーダーに足を通す。釣りを再開したところで、雨脚が強まってきた。雨の降り出しは魚の活性が高まるので、寒さでくじけそうな気持ちを振るい立たせながらキャストを重ねる。ダミービーで魚を探した後、ZBLシステムミノーで再チェック。反応がないので、少しずつ移動しながら更に探査を進める。

 ワンダーのフルキャストを繰り返しているとコツッとバイト。すかさず巻き合わせをしてフッキング完了。魚は18cmのセイゴ。小さいが最初の1匹なので慎重に引き寄せてキャッチ。2匹目を狙ってキャストを重ねていたが、突然ライントラブルが連発。キャストの際にラインが絡まってしまい愕然とする。PEライン対応ガイドになっていないCPS892Fx-Tiは、何かの切っ掛けでトラブルに悩まされる事になる。余りにもラインの絡み方が激しいため、予備のタックルに交換。プレアデスに持ち替え、キャストをすると即座に18cmのセイゴをキャッチした。更なる追加を狙って竿を振りたかったが、上げ潮で水位が急激に上がり、雨脚が激しくなったため納竿を決定した。


天気:晴れ 水温:22.5〜23.0℃ pH:不明
釣果:3〜6匹(スズキ、メッキ、コチ、コトヒキ)

 昼からののんびり釣行。未だかつて釣れていないR.Aポップでシャローエリアを探る。周囲を打ちつくしたところで、前日、浜名湖で大活躍したDコンタクトを投入。期待していたが、このルアーにも反応がなくワンダーに交換。様子を伺ったがこちらも不発。セイゴ狙いでヨロメキを取り出し、ワンチャンスに掛けたが不発。余りにも反応がないため、1時間でこの場から退散した。2か所目はスモール・ポップRで探った後に、Dコントクトを投入。すぐさまメッキ(15cm)をキャッチ。その後もバイトは続いたが、いずれもフッキングには至らない。サイズアップは見込めず、徐々に魚っ気もなくなったため一旦水から上がった。

 近隣の釣具店で"ぎじたまダービー"の協賛をお願いした後、次の場所へと向う。R.Aポップで周囲を探ったが反応がないため、ZBLシステムミノーを投入。以前この場所を訪れた時には、このルアーに反応があったので期待していたが不発に終わった。台風の影響で海が荒れているため、川の中に魚が入ってきているハズ。一足先に相棒Sが竿を振っている場所に車を滑り込ませる。様子を聞くと、レンジバイブでコチ(42cm)を1匹と、Dコンタクトでコトヒキ2匹を釣り上げたらしい。

 私は対岸に移動し、スキッターポップで魚を探しながら周囲を歩き回る。向かい風でキャストは難しいのだが、目の前にイイ感じの流れのヨレが発生しているポイントを発見。ワンダーに交換し流れの中を漂わせると、ガツッと明確なバイトが竿を持つ手に伝わった。"教科書どおり"って感じで、いるところには、やはり魚はいるのである。確実にフッキングが決まり、激しくエラ洗いを繰り返す魚をいなして無事にキャッチ。魚は64cmのスズキだった。浜名湖のボートゲームでは、このサイズが出なかったので何だかとても嬉しい気分。更なる追加を期待してキャストを再開すると、数投目に再びヒットした。2匹目はサイズダウンして53cm。小さなポイントでは、体が大きな魚の方が先に出る傾向がある。「次に釣る魚は更に小さくなるんじゃないか」と予想してキャストを重ねたが、目の前に広がっていたヨレがなくなり、ポイントは沈黙した。相棒Sにメールを入れると、彼の目の前では時を同じくしてボイルが起き、何度かバイトがあったらしい。

 フィード105レンジバイブで魚を探しながら移動。マンメイド・ストラクチャー周りが面白そうなので、じっくり腰をすえてキャストを開始した。暫くしてワンダーが引っ手繰られた。それまではスローリトリーブで流れにルアーが流されるままドリフトさせていたのだが、ここぞと思うピンポイントでトウィッチをしたら一発で食ってきたのだ。キャッチした魚は48cm。サイズは小さかったが、流れの中で掛けたのでスリリングなファイトを楽しめた。キャストを再開し、再びピンポイントでトウィッチをいれると狙いどおりにヒット。遊んでいると場を荒らしそうだったので一気に魚を引き寄せる。足元に横たわった魚は先程と同じ48cm。まだ魚がいそうだったので、同じ所にワンダーを流し込み、ピンポイントでトウィッチをポン、ポンッとすると45cmが躍り出た。その後、何回かバイトがあったもののフッキングには至らない。ルアーを交換し、バッテンプエブロダミービー蝦夷ミノーを試したが不発に終わった。時計は午後9時を回り、腹ペコ状態。相棒Sに様子を聞くと、数匹掛けたがいずれもフックアウトとのこと。「もう少し粘る」と言う彼を残して、一足先に納竿とした。


天気:曇り時々雨 水温:不明 pH:不明
釣果:20〜40匹(スズキ、キビレ、メッキ)

 昨日の秋雨前線通過による急激な温度低下と、台風の影響が心配されたが、今日は浜名湖ボートゲームに初挑戦。午前3時半に起床し、準備を整えて大型トラックがひしめく国道を西に走る。職場の後輩Nと合流し、5時過ぎに
はしくにマリーナで受付。5時半出船の予定がCRUSEの岡田キャプテンの都合で待ちぼうけ・・・。予定よりも1時間遅れての出船となった。朝イチはスーパーボイルが起きるというポイントへ直行。「ボイルが起きても、釣れないんですよ〜」との話を聞きながら、半信半疑でルアーを準備。先ずは浜名湖では定番となっている細身で7cm前後のミノーを選ぶ。ボックスの中で目に留まったのはアスリートF7。鳥山が立つポイントへ船を寄せてもらいキャストを開始した。

スズキ 4KB イワシっぽいベイトが無数にいて、セイゴが水面近くで襲い掛かり、カモメやアジサシ達がしきりに魚を捕らえている。「こりゃ、簡単に釣れるぞ〜」とワクワクしてキャストを始めたが、キャプテンの話どおり反応がない。「アレレレレ!?」って感じで少し焦りながらルアーを交換。ベイトのサイズがちょっと小さいようだ。ボイルしている時は、いかに短時間でアタリ針を見つけるかがキモ。次々とルアーを交換し、魚の反応を伺いながら徐々にミノーのサイズを落としていく。

 今回は初めてのボート釣りだったので様子が全く判らず、「どんな状況にも対応できるように」と物量作戦を企てた。日本が先の大戦でアメリカ等に負けたのは、圧倒的な物量の差が一因。9時間という限られたチャーター時間内で釣果を上げるのは、戦争をするのと一緒。従って、豪州遠征に持参するルアー数よりも遥かに多くのルアーをボックスにギッチリ詰めてきた。

キビレ 4KB 数投毎にルアーを素早く交換。結局、辿り着いたのはDコンタクト。まさか浜名湖でこのサイズを使うとは思いもよらなかったが、投入した直後からバイト連発。ワンキャスト・ワンヒットどころか、ダブル、トリプルヒットは当たり前。ボート際に垂らしたルアーにまで食いついてくる。試しにリトリーブの際に少しトウィッチを加えたら、一気に爆釣モードに突入。ワンキャスト・ワンキャッチで、20〜30cmのセイゴクラスを立て続けに10匹ほどキャッチした。この間、船首で竿を振る同行者はノーバイト。余りにも釣果に差がつきそうだったので、予備に持ってきたDコンタクトを提供。

 すると彼は、開始早々にいきなりセイゴをキャッチ。続いて39cmのフッコサイズも釣り上げた。腕の差ではなくて、使うルアーの違いの方が大きかったようだ。今日、私達はこのルアーを持っていなかったら、ボイルを目前にして生殺しの気分を味わっていたに違いない。戦争をする場合は、どんな状況にも対応できる準備が必要なのだ。今週末あたりに、浜名湖に行く方は、同行者に黙って小さなDコンタクトをこっそり持って行くベシ。持っていれば入れ食い天国、持ってないと地獄を味わうかも・・・。

メッキ 7KB Dコンタクトで4匹追加した後、アスリート・ピンテールチューンを試す。魚が釣れている内に、他のルアーを試すのも大切な事。ストレートリトリーブへの反応はDコンタクトに比べイマイチ。しかし、小刻みなトウィッチを入れると、これまたセイゴが連発した。ベイトの群れに付いてボイルしている魚を釣るには、ルアーサイズだけではなく、アクションも重要なのであった。アタリ針を見つけてからは、「投げて、巻いて、キャッチしてリリース」。精巧なマシーンになったかのように、この作業を繰り返す。その様子は、まるで管理釣り場で活性の高いマスを釣っている時のよう。このまま続ければ50匹達成は時間の問題だろう。

 サイズアップを狙って、少し狙うレンジを下げるためレンジバイブも試してみた。35cmを1匹釣った後は、20〜30cmがポツポツと続く程度。セイゴクラスの下には、やや大きいサイズの魚が潜んでいるハズだか姿を見られない。使っているルアーが小さいので、先にセイゴ達が口を使ってしまう。一方、ルアーサイズを上げると、パタリとアタリが遠のいてしまうジレンマがあった。

 キャプテンが驚くほどのまとめ釣りを短時間で展開。2人で40匹以上釣った後に、更なるサイズアップを狙って湖北方面へと移動した。ここでもDコンタクトでセイゴを追加したが、サイズアップには至らない。時計を見ると午前10時を回ったところ。心配していた風は僅かに吹く程度で、潮がイイ感じに下がって来たのでキビレ狙いのポッパーゲームにチャレンジすることになった。実績のあるシャローエリアに到着し、キャプテンの指示に従ってポッピングを開始。普段、河川でポッピングしているテンポよりもペースを落とし、スローにポコ、ポコと適当な間を取ってポッピングを続ける。

ポップライダー 4KB 絶対に釣れる事を信じてポッピングを淡々と続けていると、突然、水面が炸裂。後輩Nのバックファイヤーに良型がヒットした。何度もボート下に力強く潜り込むパワフルなファイトに耐えながらキャッチしたのは、腹がポッコリと膨らんだ40cmのキビレ。少しして私のポップライダーにも爆裂ヒット。バックリとルアーを咥え、新品だったお気に入りのカラーであるポップライダーをボロボロにしたキビレは自己最大記録となる44cmだった。反応がなくなると次のエリアへ移動。実績のあるポイントでは、何度も繰り返し船を流す。全く同じ場所ではなく、少しずつ流すラインをズラして、魚を探すのがキモのようだ。

 水深があるエリアでは少し沈むルアーをチョイス。私が月歩かぐやでメッキ(25cm)を釣ると、後輩Nが負けじとラパラCDで同サイズのメッキをキャッチした。キビレを狙ってスロー引きをしていたのだが、メッキが出るとはチョット驚いた。更に船を進めると後輩Nの3Dポッパーに派手なバイト。これと同時に、私のポップクイーンにもバイト。私の掛けた魚は、メッキかと思うような小さなキビレ。苦労もせず、あっと言う間にキャッチしたが、後輩Nは随分苦戦している。キャプテンがネットインした魚は、余りにも立派で驚きの声が何度も出た。当ガイド船のレコードとなったこの魚は48.5cm。重量は残念ながら2.0kgには届かない1.8kgだった。

 続いて、ポップクイーンで43cmを追加。3Dポッパースキッターポップベビーポッパーにもバイトやチェイスがあったがフッキングには至らない。後輩Nのバックファイヤーにも2連発バイトがあったがフッキングミス。キビレだけではなく、時折、スズキもルアーにアタックするのだが、フッキングには至らず落胆の声を連発。反応があったピンポイントにルアーを投げまくっていたら、沈黙してしまったので次なるエリアへと移動した。

キビレ釣果 5KB 訪れたポイントの水深0.7〜1m。ポッパーに反応がなかったので、プロップダーターを試す。浜名湖では殆ど話題に上がらないルアーのようで、キャプテンからは「そのルアーは何ですか?」と聞かれるくらい。動かし方にちょっとコツがあるのだが、これまで近隣河川や豪州遠征で実績を積んでいるので自信を持って使えるのだ。結果は直ぐに出た。ルアーに襲い掛かったのは、42cmのグッドコンディションのキビレ。これを見て、船首に立つ後輩Nが飛豚73プロップを取り出し、プロップダーターとの勝負を仕掛けてきた。ポイントには船首の方が先に入るので、魚を釣る確率は彼の方が高い。しかし、魚が出るのは私の操るプロップダーター。2連発バイトや、ルアーへの追尾が度々あった。

 午後2時、実績のあるストラクチャー周りをR.Aポップポップライダーで探るが反応がない。水深4〜7mに移動し、アスリートF7から始め、DDパニッシュビーフリーズLB-Sザブラバイブ湾ベイトを試すがここでも不発。魚探を頼りに、ラン&ガンで魚を探すが、ルアーに反応はない。スタートが1時間遅れたので、予定終了時間は午後3時半。既に魚は十分釣ったのだが、何だか尻つぼみな感じがする。残り少ない時間、最後に盛り上がりたくて、朝の内にボイル打ちをしたエリアへと向う。

岡田キャプテン 5KB 期待した鳥山はなく、カモメ達は水面にのんびり浮かんでいる。明らかに渋そうだったが、船を流しながら様子を伺う。風が出てきていたのでリップスライドを試す。暫くして、47cmのフッコサイズをキャッチ。更なるサイズアップを期待したが不発。潮上に船を戻し、終了時間ギリギリの最後の一流し。Dコンタクトで数回バイトをとったがフッキングには至らず、納竿となった。

 結局、私がスズキ、キビレ、メッキを40匹程、同行した後輩Nが20匹以上をキャッチ。本命のキビレは40cmUPが5匹、小さなキビレを1匹、MAXが48.5cmと好調だった。スズキはオールリリース、キビレは後輩Nが1匹のみキープ。残りのキビレはキャプテンが写真撮影用にストックした。当初、岡田キャプテンは前日までの天候不良による激シブ状態を心配し、欠航を考えていた様子。「船が出せる天候だったら、是非お願いしたい」との強い要望に答えて頂いた経過がある。もちろん、この釣果は、魚がいる場所に連れて行ってくれたキャプテンのおかげ。魚が釣れるかどうかは"ガイドの腕前が8割"だと思っているため、浜名湖ボートゲーム初挑戦の私達にとって、岡田キャプテンはとてもありがたい存在だった。

 普通の人ならここで帰るかもしれないが、私達は村櫛フィッシング沖ポップライダーを購入した後、夕マヅメ勝負で陸っぱりに挑戦。流れのあるシャローエリアで3Dポッパーを引くと、スズキらしいバイトが1回。一方、少し離れていた所で竿を振っていた後輩Nは、3Dポッパーで40cmのフッコをキャッチ。このままポッパーで爆釣かと思いきや、その後は続かず、午後6時に納竿とした。(CRUSEさんのブログから一部写真借用)


天気:晴れ 水温:28.0℃ pH:不明
釣果:3匹(スズキ、メッキ)

 強い南西の風が吹き、水面が波立っている釣り場に立つ。目の前にはシャローエリアが広がるため、多少波立っていてもしっかりポッピングが出来る3Dポッパーをチョイス。何処かにいるであろう活性の高い魚を探すため、少しずつ移動しながら魚を探す。「多分、ここにはキビレがいるハズだ」と期待してこの場にやってきたが、それっぽい反応はない。Dコンタクトを手に取り、キャストを始めると直ぐに反応があった。しかし、探していたキビレではなく、僅か13cmのセイゴ。直ぐにリリースしてキャストを再開すると、今度はメッキ(17cm)をキャッチ。最近、このルアーに頼りっぱなしだが、苦しい時、渋い時にもキッチリと成果を出してくれるので大変ありがたい。まさに「持っていないと死ぬ〜」って感じのルアーだ。

 Dコンタクトばかりに頼っていけないと思い、中毒になる前にルアーを交換。蝦夷ミノーユラメキアスリート・ピンテールチューンを試した後に、ローリングベイトを投入。久しぶりに"ジャカジャカ巻き"をやっていると、竿先でメッキがバイト。しかしフッキングには持ち込めず、すぐさま同じコースにルアーが通るようにキャストをする。期待した反応が得られなかったため、試しにDコンタクトをフォローで入れると即座にバイト。17cmのメッキをキャッチした。やっぱりこのルアーは頼りになるのだ。

 立て続けにメッキ2匹を逃した後、月歩かぐやいがいなイモートラパラ・ミニファットラップユラメキローリンクベイトポップRクリスタルポッパーZBLシステムミノーを投入。周辺には魚がいるハズなのだが、釣果は伸ばせない状況。暫く集中してキャストを重ねたが、空しいリトリーブが続いた。1時間程、車中で休憩を取り、英気を養った後に再びキャストを再開。ZBLシステムミノーDコンタクトにメッキが反応したが、バイトまで持ち込めない。最後にポップライダー蝦夷ミノーDコンタクトを投げまくったが、ワンバイトも取りなかったため、本日は納竿とした。


天気:晴れ 水温:26.5℃ pH:不明
釣果:8匹(スズキ)

 昨夕、短時間だったがセイゴの入れ食いを楽しめたポイントに夕マヅメから乗り込んだ。想定していたよりも水位が高く、時合までには程遠い様子。体力消耗を避けるためチンタラと竿を振り始めた。フックサイズを変更し、浮き姿勢を調整したポップクイーンを引きまくった後にポップRを投入。トップに反応がなかったので、リップが折れてシンキングペンシル化しているCDラパラワンダーを試す。これらのルアーにも反応はないため、少し移動してポップライダーDコンタクトを投げまくって魚を探した。

 自信を持って投入したルアーに反応が全くないため、ルアーのスイムテストに暫くの時間を費やす事にした。先ずは、釣具店で「人気がありますよ〜」と紹介されて購入した月歩77かぐやを試してみる。ソリッドボディのトリプルジョイント。重さが7.2gしかないので飛距離は最初から期待していない。ジョイントルアーはラインを拾ってエビ反ってしまう事が多いのだが、このルアーはトラブルがなくて一安心。しかし・・・泳ぎ出しが極めて悪くて残念。泳ぎ出してしまえばクネクネ踊りを披露してくれるのだが、リトリーブスピードがマッチしていないと、斜めに傾いたりしてまともに泳がないのである。飛距離が短いルアーで泳ぎ出しが悪いのは、致命的かもしれない。多分、リップ裏か腹フックの所にオモリを貼ればアクションが安定するのではないだろうか。中古で購入した月歩77アポロもついでに試してみたが、これも長時間使う気持ちが湧かず、早々にボックスの中に戻ってもらった。

 先日、同様に紹介されて購入したバッテンも同じだが、「人気がある」と「良く釣れる」はやはり全然意味が違う。特に発売されて年数が経っていないルアーの場合は、特にこの傾向が強い気がする。月歩と比べるために持参した、随分昔のラパラFJ-7(口紅モデル)とラパラCDJ-7を泳がせてみる。やはり、泳ぎ出しの良さと安定感、艶かしく身をくねらせる泳ぎは感動の一言。この泳ぎを見れば、釣れるのが当たり前の感じ。どうしてもっとメディアで話題にならないのか、釣具店が勧めないのか不思議に思うほど良く出来たルアーである事を再確認した。

スズキ 3KB 夕暮れが迫る中、ルアーのスイムテストを完了し、マジ・モードに切り替える。本流に蝦夷ミノーを打ち込み、流れにまかせてリトリーブするとコツンとバイト。クルリとハンドルを回してフッキング完了。一気に引き寄せた魚は、14cmのセイゴだった。やはり流心に魚がいるようで、なにやら水面がザワついている。蝦夷ミノーに続いて、ワンダーローリングベイトフィード105タイダルF11月歩77かぐや月歩77アポロユラメキを投入。反応があったのはワンダー。投入後、すぐに18cmのセイゴをキャッチ。若干、釣れた魚のサイズは大きくなったのだが、更なるサイズアップを期待して場所を移動。

 月歩77かぐやDコンタクトラパラSFR5を試してみる。このエリアは全く魚っ気がないため30分程で移動。再び最初に訪れた場所に立って様子を伺う。水面にベイトがいたため、すかさずワンダーを投入。すると一発でバイト。スルスルと引き寄せられた魚はセイゴ(16cm)だった。ここからはお決まりのセイゴのオンパレード。18cmを1匹追加したところで、なんだかとってもズルイ感じがするユラメキを投入。セイゴ2匹を追加し、続いてラパラCDリップ折れ蝦夷ミノーに交換。探るエリアが広がったためか、ルアーに反応する魚が25cmクラスにサイズアップ。2匹を連取した後も蝦夷ミノーにバイトが連発。ポイントが遠いのでフルキャストの繰り返し。徐々にアタリが遠のいたのでバンジーキャストメタルスプーンを投入。この思いつきは悪いとは思わなかったが、ワンバイトもとれず。いつの間にやら周囲から魚っ気がなくなり、真夜中過ぎに納竿した。


天気:晴れ 水温:24.0〜28.0℃ pH:不明
釣果:3〜8匹(メッキ、スズキ、クロダイ、鯉)

 夜が明けぬ内に出撃。ステラ3000を載せたCPS892Fx-Tiの先にブラ下げたのはツルミノー110。重心移動機能など付いていないのに、このルアーはストレスなく遠投出来るので気持ちが良い。スローリトリーブに反応がないので、時折トウィッチを入れて様子を伺ったが不発。続いてZBLシステムミノー11Fフラッタースティックと投入した頃、周囲が明るくなってきた。ベイトが徐々に浮いてきて群れをなし、上流に向って移動を開始。

 水面が段々賑やかになってきたので、往年のバンタム・スコーピオンBSR1603Fを握る。昨日使ったオフトのジャーキング62Bは、キャストの際にグリップの太さが気になったり、リールをパーミングした時の握り具合がシックリこなかったのでパス。豪州遠征用に中古で購入してあるこの竿に、アンタレスDC7を装着してみたらマッチしたので試しに持参した。

 90年代初頭に作られた古い竿でも使えない事はない。むしろ今時の竿よりも作りがしっかりしていて、装着されているガイドの径が大きいのが魅力。太いショックリーダーを組んであるラインシステムも問題なくキャスト出来るのでありがたいのだ。この竿で先日、釣具店主に紹介されて購入したティムコバッテンを流心に投げ込む。カウントダウン後にスローに引いてみたが反応なし。広範囲に探った後、リトリーブスピードを上げて魚の反応を見ようとしたら、このルアーの欠点に気が付いた。泳ぎ出しが悪く、しかも少し早引きをするとバランスを崩して水面から飛び出してしまうのだ。使うシチュエーションをちょっと考えて使わないと、性能を十分引き出せない事を理解しボックスに戻す。

 続いて、フラットラップ10スキッターポップポップクイーンを投げてみたが、スコーピオンBSR1603Fでも飛距離、ルアー操作とも問題なし。しかし、魚の方は残念ながら反応しなかったのでギブアップ。帰宅前にもう1か所立ち寄って30分程竿を振ってみたが、この場もお手上げ状態だった。今年はもっと場所を絞り込んで、キッチリ狙わないと、釣果を上げるには相当厳しそうだ。早起きして2時間半の釣行だったが、ノーバイトというのはちょっと辛い。

セイゴ 3KB 夕マヅメ狙いで相棒Sと釣行する事にした。朝竿を振った河川は見切りを付けていたので、ちょっと足を伸ばしてシャローゲームが楽しめる場所へ向う。スタートはスモール・ポップRから。反応がないので3DポッパーDコンタクトアスリートF9を試すが、これまた不発。相棒もワンチャンスすらなく、1時間程でこの場から退散する。2か所目ではハンクルK0ポッパーから始め、Dコンタクトデッドフロート8ボンクラを相次いで投入。ボンクラの中層引きに数回チェイスがあったので、再びDコンタクトに戻して高速トウィッチをしてみると、15cm程のメッキを2匹キャッチした。

 横で竿を振っている相棒がワンダーでスズキらしい魚を掛けて苦戦している。使っていたタックルはトラウト仕様で、メインラインとリーダーが8LBと細いため無理が出来ない様子。徐々に引き寄せたかと思えば、パワフルなファイトでラインが引きずり出されてしまう。残念ながらこの魚は顔を見ることが出来ないままフックオフとなった。続いて竿が曲がったのは、またしても相棒の方。明らかに巨鯉のスレ掛かりと判るような猛烈なファイト。随分苦労しながら岸にずり上がった魚は85cmもある鯉だった。

 彼の目の前には色々な魚が溜まっていたようで、暫くして15cm程のクロダイをワンダーでキャッチ。これを見て、私はルアーを蝦夷ミノーに交換。フルキャストをして探っていると、遥か向こうの方でバイトしてきた。どうやら魚は、対岸近くに集まっている様子。即座に移動し、ワンダーを投げ始めた。この選択が功を奏し、16〜18cmのセイゴが猛烈アタック。あっと言う間に6匹キャッチ。入れ食い状態だったので、相棒Sをこちら側に呼び出した。ラパラ・アイスジグでセイゴを1匹追加していた彼が到着した時には、既に魚達は何処かに消えうせていた。やはり時合は短く、チャンスを逃すと全く反応が得られない状況。たまにバイトはあるものの、ガッツリ食ってこないため、釣果を伸ばすことは出来ずに午後9時半に納竿となった。


天気:晴れ 水温:22.0〜26.0℃ pH:不明
釣果:5匹(メッキ、ボラ)

 夜明け直前、流れ星を見ながら釣り場に立つ。スタートはタイドミノースリムLDS。ボラが活発に動き出しているので、引っ掛けないように注意しながらリトリーブを繰り返す。反応がないので攻めるレンジを変えるため。ツルミノー130をセット。キャスト数投目でゴンッと力強いアタリ。引きは強いのだが、スズキならエラ洗いをするハズ・・・相手が判らないので慎重に引き寄せ、ライトで釣らす。後部フックをガッチリ咥えていたのは60cmのボラだった。たとえボラでも全く釣れないよりは釣れた方が良い。「今日は、ボウズな〜し!!」と前向きに捉えて次の一匹に期待を掛ける。

 時間が経つにつれ、大量のベイト群が遡上してきた。エンゼルキッス120ツルミノー110ビーチウォーカー110Sサミー110フラッタースティックアムニス1を相次いで投入。しかし、反応がないのでタックルを変えて気分転換をしてみる。CPS-892FX-Ti TYPE FAST WATERから持ち替えたのが、昨年の豪州遠征以来使っていなかったアンタレスDC7を載せたオフトのジャーキング62B。久しぶりにこの竿を使うので、感触を確かめながらポッパーやミノーを操ってみる。釣り場に鳴り響く「キュイ〜ン」というデジタルコントロールブレーキの音・・・のハズがいきなりのバックラッシュ。ブレーキコンロールが上手く出来ていなかったようで面食らってしまった。このDC7はメカニカルブレーキを少しきつく締めると、ハンドルが極端に重くなってしまいリトリーブに支障が出てしまう。DCブレーキの設定を変えてキャストを再開した。

 ベイトがウヨウヨしているので持参したルアーをアレコレ投入。トップウォーター、ミノー、バイブレーションを投げまくる。しかし、コツリともアタリはない。ベイトは沢山いるので、アチコチでボイルが起きても良いと思うのだが、それらしき気配は全くなく悠々と魚達が泳いでいる。こんな状況では期待出来ないため、大きく場所を移動することにした。

 ハンドルを握ること1時間少々。いつしか日が昇り、朝マヅメのプライムタイムはとっくに過ぎ去ってしまった頃に釣り場へ到着。この河川にはトップに反応する魚が結構潜んでいるので、前夜アレコレとチョイスしたポッパー達をアレコレ試すことにした。スキッターポップ各サイズから始め、BHポッパーポップクイーンスモール・ポップRハンクルK0ポッパー3Dポッパーなど一通り試した結果、今の私の気持ちにピッタリなのが3Dポッパー。続いて、随分懐かしいポップRだった。因みにこのポップR、レギュラーサイズではなく、ちょっと小振りなヤツの方。フックサイズを調整し、浮姿勢を整えるとイイ感じのポッパーになることが判った。暫くはボックスの中に常駐しそうだ。

 2時間程、魚を求めて周囲を歩き回ったが、ワンチャンスもない。粘っていても無理っぽかったので、車に乗って次の河川へと走る。ジャクソンのロゴスから始めたが反応がないためDコンタクトに交換。すると直ぐに魚がルアーにじゃれ付いてきた。このルアーのトリッキーな動きに魚の捕食行動スイッチが入るようで、あっと言う間にメッキをキャッチ。他にも周辺に魚が群れていそうなので、テンポ良くキャスト&トウィッチを繰り替えす。すると連チャンモードに突入し、早いペースで3匹を追加。サイズは15〜18cmと小振りだったが、良く引くのでとても楽しいのだ。

 昼食後、上流へ足を伸ばす。ロングキャストのいらない小場所なのでベイトタックルを準備。ハンクルK0ポッパースキッターポップを試した後、3Dポッパーに交換。流れの強い瀬の中に軽く投げ込む。着水後、素早くポッピングするとドバッと55cm前後のスズキが姿を出してルアーに襲い掛かった。しかし、ルアーをしっかり吸い込まなかったようで、フッキングには至らなかった。この魚は、時々ベイトを追い掛け回している活性の高い個体。再びチャンスがあれば、絶対釣ってやろうと心に決めたが、セカンドチャンスは訪れなかった。

メッキ 4KB 久しぶりに投入したDC7の調子がイマイチ。何かの拍子に突然バックラッシュを起こしてしまう。フルキャストした際に、ファイヤーライン20LBが高切れしてスキッターポップが遥か遠くに飛んでいった。まるでベイトリール初心者みたいなハプニング。幸いシャローエリアだったのでルアーは回収できたが、スズキが潜んでいたポイントを荒らしてしまいガックリする。デジタルコントロールなどに頼らず自分の親指でスプール回転の制御をすれば良いのだが、それでは何のためのDCシステムなんだろう。これまで使ってきた数々のカルカッタアンタレスでは、こんな事がなかったハズ!? DCシステムが壊れているのか!? などとフツフツと疑念が湧き出たのでタックルをスピニングに戻す。

 Dコンタクトを投入するとメッキが相次いでヒット。しかし、いずれも引き寄せる際にフックオフ。メッキ狙いに没頭している最中、付近でスズキがボイルした。すかさず、狙いを切り替える。こんな時、魚を釣り上げるには、いかに早く当たり針を見つけられるかに掛かっているのだが、答えに辿り着けない。XラップX10サミー85アスリートF9フラットラップ8フラットラップ10を引き倒しすが無反応。飛豚73プロップを手にした時、リップが付け根からポッキリ折れていることが判明。ボックスにルアーを山ほど押し込めていたのが原因か。歴戦の勇士だったので、これにはガッカリした。

 イマイチ波に乗れていないので、夕マヅメ狙いで1時間以上掛けて次の場所へと車を走らせる。サーフドライバーをブン投げて広範囲に探りを入れた後、Dコンタクトで更に決め細やかにチェック。しかし反応がないため、30分程で次の場所へと移動。このエリアでは、ボラは跳ねているがベイトの群れは不在。ポップライダーから始め、ワンダーを投入。これにも反応がなかったためギブアップした。


天気:晴れ 水温:22.0〜26.0℃ pH:不明
釣果:8匹(メッキ)

 昨晩はたっぷり寝て、朝ものんびりムードで起きる。午前中は雑用を済ませて昼からの釣行。久しぶりに訪れたので様子が判らず、取りあえずスタートはサミー85を使って広範囲に探りを入れる。流れのある場所を積極的に攻めた後、落ち着いた流れの中に随分懐かしいダイワのにBHポッパーを投入。小型ながらポッパーとしての戦闘力は高いのだが、いかんせん軽くて強い南西風に負けてしまう。ポップクイーンに交換し、ポコポコやっていると2連続バイト。

 フッキングには至らず、反応がなくなったのでルアーを交換。3Dポッパーでポッピングしていると再びバイトがあった。魚は狙っているキビレではなく、どうやらメッキの様子。今年は長引く猛暑のおかげでメッキが河川内の広範囲に出没している。もともと南方系のこの魚は、水温が下がると死んでしまうというチョット悲しい死滅回遊魚。今の内に楽しんでおこうと本気モードになって真剣に狙う。

 取り出したルアーはDコンタクト。このところの釣行で、メッキとの相性がバツグンに良いことを発見してしまい手放せなくなったルアーだ。使い始めて直ぐに銀色に輝くメッキ(15cm)をキャッチ。この河川で釣れたメッキは、前日の河川で釣った魚とは種類が違い、いかにも「GTの子供」って感じの、格好良いスタイルをしているヤツ。この1匹から連荘モードに突入。20cmに満たないメッキをパタパタパタっと5匹をキャッチした。余り安易に魚が釣れてしまうと飽きてしまうのだが、この魚は移動スピードが早く、パタッと釣れなくなってしまう。魚を求めて移動を繰り返したが、全く姿を見なくなったのでこの場から撤退。

 期待していた2か所目は、河川工事で随分様子が変わってしまい20分程で見切りをつける。3か所目はシャローエリアが目の前に広がるポイント。無数のベイトが水面を賑わせていたので、じっくり粘ってみることにした。開始早々に投入したポップライダーでメッキをキャッチ。続いてDコンタクトでも1匹追加。BHポッパーでバイトをとった後、ザブラポッパー3Dポッパーデッドフロート8を相次いで投入したが不発。パタリと魚っ気がなくなったので納竿とした。


天気:曇り後晴れ 水温:24.0〜29.0℃ pH:不明
釣果:5匹(メッキ)

 朝4時起きで車に乗り込んだ。走り出して燃料が少ないことに気がつき、少しドキドキしながらガソリンスタンドを探す。飛び込んだお店の軽油価格は112円/Lとお高く、10リットルだけ入れることにした。驚異的な円高状態なのに、何でこんなに軽油やガソリンが高いのか・・・不思議に思いつつ、メディアにほとんど取り扱われていない事に疑問を感じる。ガソリン類における価格形成の仕組みは判りにくいのだが、出費を減らすための自衛手段として出来るだけアクセルを踏まずエコドライブを心掛けるしかない。

 目的地までひとっ走りして、午前5時半からスタートした。上流域でTDポッパーフェイキードッグDSを試すが反応なし。続いて、飛豚73プロップデッドフロート8フラットラップ8を試すが、いるのはコイとボラばかりでルアーを咥える魚は不在だった。早々にこの場を見切って、塩分濃度の高い河口域へと移動。蝦夷ミノーから始め、アスリートS7ショアラインシャイナースモール・ポップRテクノジャークなど、少し小さ目なルアーを相次いで投入し反応を見る。

 メッキが反応したのはDコンタクト。サイズは僅か15cmしかなかったが、元気良くファイトした。周囲には群れがいるハズなので気合を入れてトウィッチをしていると相次いでバイト。17〜18cmのメッキを3匹追加して一段落。小休止していると岸際に鳥がヨタヨタと歩いている事に気が付いた。この鳥は灰色の地味な体色に黄色い足が印象的なキアシシギ(シギの仲間)。こちらに気が付いても飛んで行かないので、じっくり観察すると釣り糸を引きずっている。静かに歩み寄って掴み上げると、ハゼ釣りの仕掛けが体に絡まっていた。

キアシシギ 5KB ラインをほどくと、羽に針が1本刺さっており、もう1本の針は・・・口の中。嘴を開けて覗き込んだが、針は喉の奥に飲み込まれている様子。針が見えていれば除去出来るのだが、手の出しようがなかったため自然排出を期待してラインを途中で切断。ネコやカラスに見つからない事を祈って草陰に逃がす。

 更なる魚を求めて上流域に移動。3Dポッパーを投げまくった後に、ザブラポッパーRAポップを投入。この2つのルアーは購入してから随分経つのに未だ魚が釣れない問題児。クロダイ、キビレを対象に作られたポッパーなのだが、私的にはシックリこず苦手意識が色濃く漂う。一度、本場の浜名湖に持ち込んでキッチリ答えを出す必要がありそうだ。結局、1時間程ポッピングしまくったがギブアップ。中流・下流域でZBLシステムミノーDコンタクトを引き倒したが、こちらも空振りに終わり昼前に完全ノックダウン。

 昼食用に用意してきたトーストをパクつきながら、ゆっくり休んで近隣の釣具店へ足を運ぶ。”ぎじたまダービー”の開催案内をしながら、店頭でのチラシ掲示を依頼。ついでに自宅近くの釣具店では取り扱っていないクロダイ攻略用のルアーを購入しつつ、近隣の釣り場情報を仕入れた。店主の情報を頼りに車を走らせ、新たなフィールドに足を踏み入れる。干潮からの上げで、水位が徐々に上昇する中、ワンチャンスに掛ける。開始早々、ポップライダーにバイト。しかし、キビレやクロダイっぽいバイトではない。小型のポップRに交換し、周囲を探ったが不発。3Dポッパーに変え、少しずつ移動しながら魚を探していると念願のバイト。フッキングがバッチリ決まり、水中で銀色の魚体が翻っている。足元に引き寄せた魚はメッキ(15cm)だった。

 水位が急激に上がってきたので、この場から撤退。足場の良い場所に移動しキャストを始めたが、西風が強く吹き始めキャストの精度が極端に落ちてきた。良さそうに思えるエリアを集中的に撃ちまくったが不発。粘っても無理っぽかったのでギブアップ。車に乗り込み、ひたすら走って釣具店2件へ出向き、”ぎじたまダービー”の開催案内と協賛依頼をする。帰宅途中、本日の釣果に納得出来なかったため、近くの河川に立ち寄って竿を振ってみた。ワンダーZBLシステムミノー3Dポッパーで様子を伺ったがワンチャンスもなく、完璧に撃沈。早朝からの釣果がメッキ5匹ではイマイチな感じ。暫くは釣り場探しを兼ねた荒修行が必要だ。


天気:晴れ 水温:27.5℃ pH:不明
釣果:0〜4匹(メッキ)

 朝4時起きで出撃。東に向ってひたすら車を走らせる。慣れ親しんだ釣り場で竿を振るのも良いが、新たな釣り場を開拓するのも楽しいのだ。予定していたポイントに静かに立ち様子を伺うが、イメージしていたよりも水量が少なく魚っ気が乏しい感じ。GドッグXからスタートし、周辺を隈なく探ってみたが無反応。TDポッパーSWに交換した頃、後輩Nが登場した。彼は今日、友人の結婚式で岐阜まで行くハズ。遠くまで行くのに、早朝から釣りに来るなんて・・・釣りに対する熱の入れようが良く判る。今のままだと、本人の結婚式当日も竿を振っていそうな気がする。

 朝マヅメの一番良い時になんの反応も得られないポイントで、いつまで粘っていても時間の無駄。バッサリとこの場に見切りをつけて、どんどん移動しながら魚を探す。使うルアーはラパラSFRとWフックを装着したローリングベイト。シャローエリアをスピーディーにチェックするには、これらのルアーはとてもありがたい存在なのである。TALEXレンズのサングラスを通して水中を見ていると、コイやボラの群れがウロウロしているのが丸判り。残念ながら狙っているクロダイやキビレの姿は拝めない。

 時折、波が打ち寄せるような、塩分濃度が高い下流エリアまで下る。ルアーをアレコレ試していると、目の前でZBLシステムミノー50cm弱のスズキがアタック。フッキングには至らなかったので、トウィッチさせながら再び同じコースを通すと再度アタック。しかし、今回もフッキングには至らず悔しい思いをする。「フグの猛攻撃でエサのカニを20匹も無駄にした」とボヤく前打ち釣り師の横で竿を振ると、メッキが力強くバイト。続いて、40cm程のクロダイらしき魚がルアーをチェイスしてくる。

 どうやら今日は、ルアーに反応はすれどもバックリと食ってこない様子。魚がいない訳ではない。ならば・・・と取り出したのが、アスリートピンテールチューン。小さなルアーに激しくアクションを加えて反射食いを誘う作戦に変更。試してみると、いきなりメッキ(16cm)をキャッチ。飛距離が伸びるリップスライドに交換し、ワンバイトを取ったが後が続かないので、直ぐにピンテールチューンに戻すとバイト連発。どうにか16〜18cmのメッキを3匹キャッチした。更なる当たり針を探すため、持参したルアーをアレコレ試す。クリスタルポッパーアスリートF9旧タイドミノースリムSSRビコーズイガイなイモートラパラ・アイスジグブルースコード等を矢継ぎ早に投入したが、やはり反応するのはピンテールチューンだった。

 強い日差しを避けながら日陰で昼食を食べていると、目の前で突然のボイル。スズキが水面を割って小魚に襲い掛かっていた。潮位が上がるにつれ魚の反応が悪くなってきたが、これまで陸だった所でベイトの出入りが激しくなっている。掛け上がりの所にスズキが潜み、頭の上を通りかかったベイトに反応している状況。すかさずルアーを投入したが、私のルアーには見向きもしなかった。

 食後は近隣の釣具店巡り。戻って来てから竿を振ったが芳しくないため、暫く昼寝をして夕マヅメに備える。満潮からの下げ始めで再びエンジン始動。目の前を悠々と泳ぐクロダイやヒギレを釣ろうと悪戦苦闘するが、魚達からは全く相手にされず意気消沈。ブルースコードレンジバイブアスリートF9Xラップには、かすりもしなかった。その後、上流域でTDポッパーラパラSFRを引き倒したが不発に終わり、納竿とした。


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