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トップ>FishingReport>2011年2月


天気:晴れ後曇り 水温:13.5℃ pH:不明
釣果:1匹(スズキ)

 夕マヅメからの釣行。秋に調子が良かったエリアは、春でも期待できるハズ。昨年、このエリアではワンダーが威力を発揮したので、迷わずワンダーを竿先にぶら下げウェーディングを開始した。タックルは昨日のステラ3000+CPS892FX-Tiから、バチ抜けを意識したツインパワー2000+ディアルーナS809LST(バチ抜けスペシャル)に持ち替えている。たまに25cm前後のボラが跳ねるが、全体的に魚っ気が乏しい。周囲に釣り人が誰もいないので、数回キャストをしては少し移動することを繰り返し魚を探す。

 1時間程、ワンダーを投げまくり、予定していた範囲内を撃ち尽くしてしまった。ワンチャンスぐらいあるかと期待していたのだが、コツリともアタリはない。一旦水から上がるため、うな垂れながら岸に向って歩き出した時、水中の一点に目がとまった。足元でバチ抜けが始まっていたのだ。これを見るまでは、この場から退散して別のエリアに車を走らせるつもりだったが、それをグッと思い留まった。ゴカイ類が流され、集まりやすい場所を想定し、少し下流へと移動。ルアーをニョロニョロに交換して投げること数回。人差し指一本で回していたツインパワー2000のハンドルに違和感が伝わったので、すかさず巻きアワセをすると水面が割れた。

 緩めに設定してあったツインパワー2000のドラグ音が周囲に響く。サイズは大きくないようだが、元気の良いファイトを繰り返す。少しして足元に横たわったのは、48cmのスズキだった。これが今年のスズキ1匹目。待ちに待った魚であり、狙いどおり釣った魚なので、サイズは小さかったが嬉しさはランカーサイズに匹敵した。それにしても、この時期のアタリはマジに微妙。ベイトを追っているスズキは手元にガツンと明確な反応があるのだが、ゴカイ類を吸い込んで食べているスズキのアタリはソフトタッチ。今回はタイミング良くフッキング出来たが、集中していなければ拾えなかっただろう。

 その後、2匹目を狙って周囲を打ちまくるが反応はない。時間と共に刻々と水位が変わる中、魚は何処かに移動してしまった様子。ルアーをTKLM9/11に交換し、1時間程投げ倒したがコツリともアタリはなくギブアップした。一雨降れば、更に魚っ気が出てくるに違いない。今後の釣行が楽しみになってきたぞ。


天気:晴れ 水温:13.0〜15.0℃ pH:不明
釣果:2匹(コイ、ボラ)

 好天続きで一気に春めき、水温が上がっていそうなのでナマズの顔を見に出掛けた。ドヨドヨと巨鯉達が泳ぐ中、静かにウェーディングを始める。竿先にぶら下げたのは新たに導入したメガバスのラテスGドッグXをボリュームアップしてリップを装着したようなフォルム。バラマンディやナイルパーチなどのラテス属をイメージして名付けたらしい。手に持った時、サイズの割りに軽いのが気になっていたが、やはり飛行姿勢が乱れたりして飛距離が伸びない。泳ぎを見ると太軸のソルト系フックに交換すれば豪州遠征でも使えそうな感じ。今シーズンはアチコチで試し投げをしてみるとしよう。

 水温は15℃もあり、さぞやナマズの活性が高いだろうと期待していたのだが、全くその気配がない。飛豚73プロップを投げまくった後、フラットラップ10フェイクベイツNL1ZBLシステムミノー11Fタイダルアムニス1を相次いで投入したがそれらしき反応はなかった。フラッタースティックをリトリーブしている最中、激しく竿が引き込まれた。コイに間違ってフッキングしないように気を付けていたのだが、運悪くサクッと引っ掛けてしまった。刺さった場所は尾鰭。サイズはそれほど大きくないようだが、激しいファイトを繰り替えす。やっとの思いで引き寄せたコイは65cmだった。

 コイとの格闘で場が荒れたので、次の場所へと移動。アスリート12SK2F122で様子を探ったがコツリともアタリはなく、30分もしない内にこの場から撤退を決定。次の場所へと車を走らせた。水温を測ると13℃。水位が低く、無風状態。たまにボラが跳ねるが、釣れそうな気配はない。ショアラインシャイナーR50からスタートし、レンジバイブローリングベイトを投入。テンポ良く早引きするが無反応。ZBLバイブに交換しバタバタする泳ぎで、魚を誘ってみたがこれまた不発。

 ボトム付近を狙うために、リトリーブスピードを落として広範囲に探っているとガツッと根掛かり。多分、カキ殻の山に引っ掛かったと思うのだが、無理して引っ張り、ルアーをなくすのが惜しい。周囲に釣人がいなかったため、右往左往しながら回収を試みると、ダブルラインによってあるリーダーの1本が切れて手元に戻って来た。シングルリーダーだったら、回収出来なかったに違いない。その後、ニョロニョロに交換し、丁寧にリトリーブをしているとコツリとアタリ。巻き合わせをしてみると、何かが掛かっている感じがする。竿を立てて一気に引き寄せると、25cm前後のボラがスレ掛かり。本日の釣果は、スレ掛かりで釣ったコイとボラの2匹。10連敗後の釣果がこれでは、今シーズンが思い悩まれる。


天気:曇り 水温:14.5℃ pH:不明
釣果:0匹

 天気は曇っているのだが無風状態で暖かい。豪州遠征後オーバーホールをしたステラ3000を装着したCPS892FX-Tiを久しぶりに握って釣り場に立った。水温を測ると14.5℃もあり期待は膨らむが、先行者に様子を聞くと反応はないらしい。スタートはZBLシステムミノー11Fタイダル。周囲の様子を確認しながら、竿を持つ手に伝わるアタリを待つ。潮目は遠く、ボラが跳ねる場所も、私の立ち位置から距離がある。実は、この状況を予想して今日はCPS892FX-Tiを持ってきたのだ。ボックスから取り出したのはスライドスイムミノー120。飛距離は伸びるのだが、「リトリーブの時にこれほど苦労するルアーは他にない」と言い切ってしまえるほど、私にとっては扱いにくいルアー。購入してから随分経つが、未だ成果を出せず"ボックスのこやし"になっている。しかし、遠方のシャローエリアを探れるという特徴は捨てがたい・・・。悩みつつキャスト&リトリーブを繰り返したが、やはりシックリこないため選手交代。

 K2F122を気持ち良くブッ飛ばして、スライドスイムミノー120では探れない水深をチェック。反応がないので、更にフェイクベイツNL1を投入して遠方を集中的に攻める。ワンチャンスを期待して粘り強くキャストを重ねていると、直ぐ目の前でベイトがザワつき始めた。どうやらセイゴかフッコがベイトを追い回している様子。即座にルアーを交換し、ワンダースリムローリングベイトを相次いで続けて投入。反応を期待したがコツリともアタリはないまま、魚は何処かに消えうせた。満潮に向って水位が上昇するに伴いボラっ子の群れがエリア内に入ってきた。バネの力を借りて遥か彼方に飛んでゆくサイレントアサシン140Sのほか、ハニートラップ95Sカルトラフラッタースティックでチェック。至近距離はビーフリーズワンダーニョロニョロを投げ倒したが、コツリともアタリはなくギブアップ。今宵もまたボウズをくらい、これで10連敗が確定した。


天気:曇り 水温:13.5℃ pH:不明
釣果:0匹

 この時期は花粉との戦い。薬なし、マスクなしの無防備で外出するのは無謀かもしれない。せめて花粉観測システム"はなこさん"の花粉飛散状況をチェックしてから車を走らせる。南風が吹く中、釣り場に立つとクシャミを連発。やはり結構な数の花粉が飛んでいるようだ。周囲を見渡すと先行者が1人。このところ全く魚が上がっていないので、訪れる釣り人はまばら。ボラがアチコチでジャンプを繰り返すので水温を測ってみる。水温は予想外に高く13.5℃もあった。木曜夜から金曜早朝にかけて大荒れの天候になり、まとまって降った雨の影響があるのだろう。スタートはTKLM9/11から。満潮に向けて急激に水位が上昇する中、周囲を扇状に探りを入れる。

 跳ねるボラは30〜40cmぐらい。かなりの数の魚が入っているので、本命のスズキも一緒に動いていそうな感じ。TKLM9/11では届かないエリアをフラッタースティックで探る。この2つのルアーで何か反応があれば簡単なのだが、コツリともアタリはない。ボラが沢山いるのに、そのボラすらあたらない。そうなると持参したルアーを使った総力戦。ヨレヨレローリングベイトレンジバイブ70ESショアラインシャイナーR50を繰り出す。

 「魚の反応はなかったです」と言い残して帰る先行者と入れ違いで相棒Sが登場。さすがに彼は用意周到で花粉対策で医者に行った後、しっかりとマスクをして来た。状況を手短に伝えて、彼とは距離をおいて竿を振る。期待を込めて投入したニョロニョロは不発。10cm前後のベイトが近づき水面を走り始めたので、すかさずフラットラップ10ZBLシステムミノー11Fタイダルハニートラップ70Sを投入。目の前で、激しくベイトが逃げ回り始めたので本命がいることを確信。しかし、私の操るルアーには反応はない。

 いつしか潮が切り替わり、ボラが全く跳ねなくなった。おまけにゴミを浮かべた濁水が押し寄せてくる。魚がいなくなったのか、底に沈んだのか判らなかったため、ZBLバイブを投入。リフト&フォールを繰り返し、周囲を探っているとガツッと根掛り。回収しようと懸命に努力したがラインブレイク。フラッタースティックに変えて様子を伺ったが、ゴミが頻繁にフックに絡む。徐々に気持ちが萎んでギブアップ。相棒Sを残して一足先に納竿した。


天気:晴れ 水温:6.0〜8.5℃ pH:不明
釣果:0匹

 晩飯を早めに食べて出撃。今日は捜索範囲を広げ、ワンチャンスに掛けるつもりでウェーダーを履く。強風を真正面に受けながら水温を測ると6℃しかない。これは明らかにポイントの選択ミス。泥が多く、干潮時には干潟が出来るようなバチ抜けしやすいエリアなのだが、水面を見渡しても生命感は全くない。ウグイがいればラッキーかとも思ったが、贅沢な夢だった模様。ワンダーのキャスト&リトリーブを繰り返すが、寒さに震え30分程でギブアップした。

 車に乗り込み、水温の高いエリアへ移動する。釣り場は貸し切り状態で、いかにも釣れていない雰囲気が漂う。魚が釣れていれば、釣り人も多いハズ。誰もいないということは・・・。ニョロニョロを引きながら、少しずつ移動して様子を伺う。今宵も潮の動きが鈍く、狙っている流れが出てこない。職場の後輩Nは、某ニジマス管理釣り場のナイター4時間でついに120匹超える釣果を叩き出したと聞く。こちらは、ボラすら不在でコツリともアタリはない。

 寒さで指先がかじかみ、涙目になりながらワンダーを引いているとガチッと根掛かり。カキ殻の山が点在しているエリアなので十分注意していたのだが、引っ掛かる時には表層を引いていても引っ掛るのである。左右に移動しながら竿を弓なりにして指でラインを弾いていると、運良く針が外れた。再びその場に引っ掛けないように、竿を立てたままハンドルをジャカジャカ巻いて回収。ルアーをロストしなかったのを幸いとし、今宵は納竿とした。


天気:晴れ 水温:8.5℃ pH:不明
釣果:0匹

 家事の雑用を済ませ、相棒Sが竿を振る釣り場に足を運んだ。冷たい西風が吹き付ける釣り場には、彼を含め釣り人が5人もいて少し腰が引ける。釣り友がいるからと言ってズケズケ狭い場所に分け入るほど大胆でもないので、先行者達の邪魔にならないように離れた場所に陣取って竿を振ることにした。手に取ったのは、昨年末の豪州遠征で意外(!?)な働きをしたフェイクベイトNL1。表層をゆっくり引けて、飛距離が伸びるルアーとして結構使えそうなルアー。風が強く、水位が低い状況で出番が増えそうなのだが、魚の反応はない。

 15分程、竿を振っていると2人が帰り、更に5分経過すると相次いで2人がこの場から姿を消した。多分、1時間も竿を振っていないのだろうが、それぐらいで見切りを付けたくなるような状況。ボラは飛ばず、ベイトの姿も皆無・・・時折、沿岸部を明るく照らす遠雷を眺めながらキャスト&リトリーブを続けたが不発。フラットラップ10フラッタースティックを使って広範囲を探ったが、コツリともアタリはない。結局、今宵は1時間半で相棒Sと共に切り上げることにした。これで今年に入って7連敗が確定。先日、目の前でボイルしていた良型のスズキは何処に行ったのだろう。竿が曲がるのは、一体いつになることやら。


天気:曇り時々雨 水温:8.5℃ pH:不明
釣果:0匹

 3連休のスタート。天気予報では随分荒れ模様の天気を発表していたのだが、私の住む地域は「あれれれ?」って感じで肩透かし。風がないため、震え上がることもなくキャストを繰り返す。開始15分、TKLM9/11に生命感溢れるアタリがあり、竿先が引き込まれたが直ぐにフックオフ。ルアーを回収すると、メチャ生臭い鱗がフックに2枚刺さっていた。これは明らかに本命とは違う魚の鱗。生臭い魚は引っ掛けたくないので、キャストするエリアを少し変えて本命からのアタリを待つ。

 小雨が振り始める中、淡々とキャストを重ね時合に備えるが、今宵の潮はイマイチ。水位の上下動にメリハリがなく、タラタラとゆっくり流れるだけ。ショアラインシャイナーR50フラッタースティックワンダースリムニョロニョロを試すが反応はなく、突然空しい気持ちに襲われた。このところ、職場の後輩Nは、某管理釣り場のナイター4時間で80〜90匹のニジマスをコンスタントに釣り上げている。某河川の河口では大型ミノーの流し釣りをやって、良型のスズキを1人で7〜8本も上げているという話もある。一方、こちらは同じ時間で竿を振って、1〜2回アタリがあるかないかの状況。明らかに竿を振る場所を間違えており、「このスタイルは、釣りをしていて面白いのか?」と自問自答を繰り返す。

 この時期、私と同じようなポイントに足を運ぶ釣り人は、30分ぐらいで切り上げる人が圧倒的に多い。クソ寒い中、1〜2時間アタリが全くない状況で、黙々と竿を振り続けられる人は稀だろう。ましてや今宵のように雨が振っている中、釣りをするのは相当なジャンキーなのだ。さすがの私もスローなストレートリトリーブだけでは飽きてしまうので、X80SWビーフリーズSのトウィッチを試す。ベイトの群れが入っていれば、この2つのルアーはとても有効だと思うのだが、今日この状況で成果を期待するのは無理があった。その後、久しぶりにヨレヨレを取り出し、フルキャストを繰り返し広範囲に探るが不発。ワンチャンスもなくギブアップした。

天気:曇り 水温:9.5℃ pH:不明
釣果:0匹

 仕事が早く終わったので、いつもより早めの晩飯を食べて出撃した。水温を測ると10℃を切っており竿を振る前から気持ちがちょっと萎える。スタートはフラットラップ10。重心移動など洒落た機構は搭載していないのに、飛行姿勢が安定しているため飛距離が伸びる。使っていて気持ちが良いので、ローリングアンションに反応する魚を探して暫く周囲を撃ちまくる。続いて、ニョロニョロワンダーローリングベイトを試したが反応がないので、周囲を眺めながら一息つく。

 前日までの3日間は3月中下旬の暖かさとなったのだが、今日はちょっと冷え込んだため水温が下がり魚の動きが鈍っている感じ。水中を覗き込むと、カニはいるのだがじっと動かずにいる。釣り場に来た時はボラがたまに跳ねていたが、冷たい風が吹き始めるとそれもパタリと止まった。狙っている潮位に達するまでは、魚の反応は得られそうもないので、持参したルアーをアレコレ試して時間を潰す。コモモ130スリムザブラバイブハニートラップ70Sワンダースリム・・・水位が上昇してくると、水面でベイトが動き始めた。

 飛豚73プロップで水面をかき混ぜていると、下流側でボイルが起きた。すかさず飛豚73プロップを打ち込んだが反応なし。魚がいることは明確なので、あとはアタリ針を見つけるだけ。デッドフロートで様子を伺った後、フラットラップ10ZBLシステムミノータイダルF11を投入し、本気で魚を狙う。この間にもボイルがおき、ベイトが逃げ回っている。本命のスズキはバチを吸い込んで食べているのではなく、明らかにベイトを捕食しているようなのだが、あえてニョロニョロを投入。すると直ぐにバイト。しかし、痛恨のフッキング。このところ、このパターンの繰り返し。やはりこのルアーは他のヤツとは違うようだ。反応があったポイントの周囲を狙ってキャストを続けていると再びバイト・・・またしてもフッキングミスで、思わず「あぁ〜」と情けない声が出る。

 目の前でビックリするような大きなボイルが突然起きた。捕食音からすると80cm前後ありそうなヤツ。逃げ回っているベイトは小さいので使うルアーを一気に下げる。エミシ65Sミニファットラップユラメキを投入すれども完全無視。ボイルはあれども魚が釣れない惨めさ。そうこうしている間にいつしか魚っ気がなくなり、周囲は完全沈黙。短い時合に唖然としながら、アイルマグネットDBフラッタースティックを投げまくって納竿した。


天気:曇り時々雨 水温:13.0℃ pH:不明
釣果:0匹

 夕マヅメからの釣行。車を降りてから釣り場までトコトコと歩き、キャストを始めようとしたところで忘れ物に気が付いた。始める前だったので車へ引き返し、釣り場に戻る。これで完璧・・・と思いきや、またしても忘れ物に気が付いてしまった。ルアー釣りに不可欠なペンチがない!!  魚が釣れなければ使う事もないだろうが、釣れない事を前提にして竿を振るのはナンセンス。自分のマヌケさに呆れながら、たった今、歩いて来た道をうな垂れながら戻る。駐車スペースでは少し遅れてきた相棒Sが準備中。彼に、おマヌケな姿を見せて照れ笑いするしかない。

 竿を振り始める前にグッタリと疲れてしまった私が最初に手にしたルアーは、釣具店でT.Mさんに勧められたブッ飛び系のルアー シマノの新商品エクスセンスサイレントアサシン140S。ルアーを左右に振った際、移動するオモリが奇妙な動きをするので興味を持って購入した。2010年のカタログには掲載されておらず、メーカーのWebサイトをチェック。なんと、新しい重心移動スシテム バネ式重心制御(PAT.P)を搭載しているらしい。どおりでルアーを振った際に、オモリが戻ってくる感じがするワケだ。内部に入っているバネの耐久性が怪しいが、面白い仕組みが入っている。試し投げをしてみると、ボディ形状もあいまって気持ち良く飛んで行った。

 「今時の人達はこんなに凄いルアーを使っているんだぁ」とちょっと感動しながら泳ぎをチェック。ストレートリトリーブ中、動きが突然フリーズしてしまう上に、トウィッチの反応が悪く、泳ぎ的にはイマイチな感じが漂う。飛距離が素晴らしく良かった反面、これはちょっと残念。もう少し使い込めば、このルアーの良し悪しがハッキリ見えてくるだろうが、とりあえずボックスの中に仕舞い込む。続いてショアラインシャイナーR50Ko130Sコモモ130スリムZBLバイブワンダースリムニョロニョロを投入。今宵の時合に向けて使うルアーを徐々に絞り込んだ。

 時折、小雨がパラつく中、ワンチャンスに掛けて竿を振る。目の前に魅力的なヨレが現れ、徐々にジャンプするボラが近づいて来ている。フラッタースティックで広範囲に探りを入れた後、紫外線ライトを照射してぼんやりと光らせたニョロニョロやベイトっぽいカラーのニョロニョロを相次いで投入。反応がないので、いかにもゴカイっぽい定番カラーにチェンジ。殺気を消して淡々とリトリーブを続けていると、ついにチャンス到来。ピックアップ直前のルアーに本命のスズキがドバッと出た。前日、バイトがあった時刻から潮時に合わせたかのように丁度1時間遅れ。毎日後ろにズレて行く潮時を意識し、心が折れそうになるのをグッと耐えていたところ。「そろそろアタリがないと辛いな〜」と思っていた時でのヒットだった。ピックアップ直前のヒットは往々にしてフッキングに失敗する。残念ながら今回も魚は水面に波紋を残して逃げていった。

 ニョロニョロのカラーを変えてキャストを繰り返しているとコツンとショートバイト。狙っているスズキではなく、ウグイかもしれないのでユラメキワンダースリムを試したが不発。魚は近くにいるようなので、何か食わせるルアーはないかと悩んでいる最中、下流で竿を振る相棒Sのローリングベイトにヒットした。いつのまにか魚は私の前を通り過ぎ、彼の方に移動した様子。その後、彼のルアーにはアタリが頻繁にあるようだがフッキングには至らない。私もローリングベイトに変更し、彼のすぐ横まで近づいてキャストをさせてもらったが、魚は本命ではなくボラかコノシロっぽい感じ。結局、2往復して取って来たペンチは一度も使うことはなく、相棒Sよりも先にギブアップ宣言をした。


天気:晴れ 水温:10.0〜13.0℃ pH:不明
釣果:0匹

 12月に遠征したオーストラリアは、南米ペルー沖の海面水温が下がって異常気象の原因となる"ラニーニャ"の影響をモロに受けている様子。クイーンズランド州では記録的な大雨で洪水が起こった後に、サイクロンYASIが襲撃。日本も"ラニーニャ"の影響を受けて低温続きで震え上がっていたが、季節を分ける2月3日の節分を境に、突然気温が高まった。昨日の立春はまさに春って感じで3月の陽気。水温も上がり、大潮まわりで確実に魚が動いているハズ。夕マヅメ狙いで出動した。

 水温は13℃もあり、水中をのぞくとカニの姿が見えた。竿を振っていれば絶対チャンスがある事を信じてディアルーナS809LSTを握り締める。蝦夷ミノーで周囲を探った後、イトウクラフトエミシ65Sを試す。トラウトを釣るために作られているだけあって、トウィッチにも良く反応する。きっと今年の夏は、Dコンタクトと同様にメッキやセイゴで活躍するだろう。続いて、ワンダーワンダースリムブルースコードアイルマグネットDBフラッタースティックフラットラップショアラインシャイナーR50レンジバイブ70ESなど持参してきたルアーをアレコレ投入。

 暫く竿を振っていると、潮の動きが大きく変わり目の前に帯状の複雑なヨレが現れた。「魚が反応するとしたら、今、ココしかない」と確信を持ってニョロニョロを投入。狙いどおりに1投目にヒット。水中で首を振っているのが竿を持つ手に伝わってきた。やっと新春を飾る魚を手にしたかと思いきや、直ぐにフックオフ。サイズは60〜70cmあたりだろうか。急いでルアーを回収し、反応があった場所を集中的に攻める。再びニョロニョロにアタリがあったが、これもフッキングには至らなかった。サイズは45cm前後ではないだろうか。

 時合はとても短いようで、目の前のヨレがなくなると反応が全くなくなった。それまでは時折、ボラが跳ねていたがそれすらなくなった。粘っていても厳しそうなので、バチ抜けが始まっていそうな次の場所へ車で移動する。ウナギの稚魚を獲っているおっちゃんに、今年の様子を聞きながら竿を振っていると水面で蠢く物を発見。ライトで照らすと7〜8cmのゴカイ類が数匹泳いでいた。バチ抜けが確認できたので、後はルアーに反応する魚を探すのみ。流れてきたゴカイ類が溜まりそうなエリアを狙ってワンダースリムを流したが不発。今日は早めに切り上げるつもりだったので、周囲を軽くチェックして納竿した。


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