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2013/7/28 静岡県西部地区の浜名湖流入河川
天気:晴れ 水温:28.5℃ pH:不明
釣果:2匹(キビレ)
今年の7月は、気温が35℃前後となる日が続いて近年になくとても暑い。7/23には、ついに浜松で38.1℃を記録した。また、降水量は少なく、私が得意とする河川での釣りはとても厳しい状況だ。高温続きの理由は、夏の太平洋高気圧に加え、チベット高気圧が日本の上空にまで張り出し、高気圧が2重に覆い被さっているからとのこと。何故、今夏にチベット高気圧が頑張ってしまっているのかは不明らしいが、2つの高気圧のおかげで暑さは倍なのだ。
朝の内なら暑さを避けられ、風も穏やかなので、午前7時半、浜名湖の流入河川に入水した。水位は高く、河川へ立ち込んでの釣りは難しいのだが、足場を選びながら少しずつ移動して魚を探す。今回は日頃使わないポッパーを最初に導入。野池では、本家のポップXを超える釣果を叩き出し大活躍したTDポッパーゼロや、オーストラリアで活躍したイエローマジック+1、SKポップを投入した。この内、魚が反応したのはSKポップ。沖にある馬の瀬に向ってフルキャトし、ポコポコとポッピングをしていた時に出た。しかし、フックが小さいことが災いしたのかフッキングミス。これには少々ガッカリした。
ルアーをスキッターポップに交換した3投目、周囲に鳴り響くような捕食音と共にルアーが水中に引き込まれた。今度はフッキングもバッチリ決まって40cmのキビレをキャッチ。やはりこのルアーは素晴らしい。更なる1匹を期待して、広範囲を手早くチェックすると再びヒット。サイズは35cm。少し小振りになったが、元気の良い魚だった。この魚には後ろにもう1匹付いていたので、フォローでアレコレとルアーを投入したが反応はなかった。
午前9時、南風が出て来た。河川の流れとは逆の風なので、ルアーをコントロールしにくい状況になってきた。出来るだけラインスラッグを出さないように気を配りながら、キャスト&リトリーブを繰り替えしているとスキッターポップに2回連続バイト。しかし、食い込みが浅いようでいずれもフッキングせず、魚は何処かに消えうせた。
その後、フラットラップ8、エスタ70S、エスフォー7、ファットラップラパラを投入したがワンチャンスもなくギブアップ。午前11時半には水から上がった。ベンチでおにぎりを食べた後、午後1時過ぎまでお昼寝タイム。休憩後は、再び竿を振り出したが不発。潮目に沿ってボラ達が泳いでいるので、これを狙っていたがワンチャンスもなかった。
余りの日差しの強さに体が辛くなってきたため、再び休憩する。日陰にさえいれば風が吹いているので体温を下げやすいが、もし日陰がなかったらダウンしていたのではないだろうか。その後、頃合を見て釣りを再開したのだが、南風は更に強まりポッパーは困難な状況になっていた。デッドフロート80のダウンサイジング版デッドフロート60とワンダーを試しに投入したが反応はなく、午後4時にギブアップした。
2013/7/21 静岡県西部地区の浜名湖及び流入河川
天気:曇り後晴れ 水温:27.0〜31.0℃ pH:不明
釣果:1匹(キビレ)
日曜日だというのに、自然といつもどおりの時間に目が覚めてしまう。昔からそうなのだが、私の体の中にはかなり正確な"体内時計"が動いており、目覚ましを掛けずしてガバッと起きられるのが自慢。しかし、この"体内時計"は土曜・日曜、休日も関係なく動いているので、体を休めたいと思っていても目がパッチリと開いてしまうのだ。結局、朝5時半には車のエンジンを掛けて釣り場に向った。
駐車場所には、釣り人らしき車が既に4台停まっていた。タックルを準備中に1人戻ってきたので様子を尋ねると、「キビレやダツのバイトは何度もあるがフッキングには至っていない」とのこと。先週は入れ食いを体験したらしく、気合を入れてやってきたが今日は様子が違うらしい。彼の竿先にぶら下がっていたルアーを横目で見ると、サミーだった。彼は朝イチのトップウォーターゲームをチョクチョク楽しんでいる人なのだろう。
ポイントに向ってテクテク歩いていると、途中にある桜木にイラガの幼虫"電気虫"を発見。うっかりコイツを触ると、1週間は辛い思いをするので十分注意が必要だ。良く見るとアチコチにいるので、桜の木下には入らないようにしようと心に決める。少しして入水ポイントに到着。満潮からの下げのタイミングなので水位が高い。最初にエントリーしたポイントは、水中に隠れている障害物が多い場所なので、スタートはシャローラビットから。
このルアーは、一発で引っ掛かりそうな場所でも、障害物にルアーが当たった次の瞬間にはクルリンッと身を翻して回避する特技を持っている。アシ際狙いや、根掛かり多発エリアではとても重宝するのであった。周囲を一通り撃った後に飛豚73プロップとスキッターポップを試す。反応したのはスキッターポップの方。35cmの銀色に輝くキビレがルアーを咥えた。
少しずつ移動しながらポッピングをしていると、沖にある"馬の瀬"周辺で2バイト。魚はアシが茂る岸際ではなく、沖にいるようなのでフルキャストを繰り返して活性の高い魚を探す。金色に反応がなくなったので、カラーを金黒から紫&白に交換。様子を伺っていると、大きな捕食音とともにルアーが水中に引き込まれた。普通ならここで勝手にフッキングしているハズなのだが、この魚は瞬時にルアーを口から吐き出し川底に姿を消した。この最大チャンスを逃した後は全く魚が反応しなくなった。エスタ70S、クレージークレイドルを引きまくったが不発。この場に見切りを付けた。
1時間程掛けて、浜名湖のポッパーエリアに移動。スキッターポップを使って探しまくるが全く魚が反応しない。時計は12時を周り、余りの暑さにギブアップ。コンビニに駆け込んでハロハロを注文。車中でエアコンをガンガン掛けて体を冷やす。とても竿を振れるような力は残っておらず、1時間半以上、車中で昼寝。太陽が傾いてきた頃、今朝、ポッパーに反応があったポイントを再び攻めた。
無数のベイトがいる中、RAポップ、飛豚73プロップを試したが結果は出ず。スキッターポップの銀黒に交換し、ポコポコやっているとアシ際で1バイト。反応が続かなかったので、紫&白に交換すると、沖の"馬の瀬"周辺で4連発バイトがあった。キビレは広範囲を移動しているようなので、少しずつ移動しながら探りを入れると、再びバイト連発。しかし、いずれもフッキングには至らない。夕マヅメで活性が上がってきたようなので、もう少し粘りたかったのだが、本日は残念ながら時間切れ。午後8時までに帰宅し、第23回 衆院選の投票に行くことになっていた。後ろ髪を引かれる思いで納竿とした。
2013/7/18 静岡県西部地区の浜名湖及び流入河川
天気:晴れ時々曇り 水温:28.0〜31.0℃ pH:不明
釣果:1匹(キビレ)
今日は朝から浜名湖へ。この時期、午後になると風が強まるようなので、ポッパーゲームをやりやすい午前中に勝負を掛けた。しかし・・・釣り場に到着しルアーを投げ始めると、急に西風が吹き始めた。この場所は西風をモロに受ける場所なので、苦戦しそうな感じ。いつもよりも魚を探して移動するペースを早めて、短時間に広範囲を探ることにした。
開始1時間が経過。このエリアではもっとも潮通しの良いカドのポイントでスキッターポップにガボッと出た。ルアーが水中に引き込まれたのを確認してから鋭くフッキングを入れる。強い引きだったので40cm級かと思ったが、キャッチしたキビレは38cm。今シーズン、嫁さんが釣った44cmの記録を未だ抜けず、またして悔しい思い味わう。
2匹目を期待してスキッターポップを投げまくるが、更に風が強まり波っ気が出て来た。ルアーが波間で上下するような状況でも2バイトあったのだが、残念ながらフッキングには至らない。デッドフロート8、ワンダーも使いながら魚の反応を見たがワンチャンスもなく、この場に見切りを付けた。
噴出す汗を拭いながら、対岸の風裏エリアを目指して歩く。車を停めるスペースがあれば良いのだが、とかく浜名湖の湖岸は駐車場所が限られているのがネック。炎天下の中、ウェーディングスタイルで15分以上も歩いてクタクタになった体でキャストを開始。苦労しただけ報われるかと思いきや、このエリアにはルアーに反応する魚がおらず完璧な徒労に終わった。再び茹だるような日差しの下、車まで戻る。このままでは熱中症になる心配があったため、コンビニに駆け込んで清涼飲料水とカキ氷を買い込み、車のエアコンをガンガン効かせて体温を下げた。
午後からは、場所を浜名湖流入河川に変えてキビレを狙う。ポイントに入って僅か2投目でスキッターポップに爆裂バイト。しかし、これはフッキングには至らず、次のチャンスを狙ってキャストを重ねる。一度出た魚は、学習するのか粘っていてもルアーに反応しない様子。少し移動して別の魚を探していると岸際近くで2バイト。この魚はルアーを追尾してジュボッ、ジュボッとやっているのだが、バックリと食い込まなかった。
飛豚73プロップ、プロップダーターには無反応。エスフォー7に交換し、ユラユラと動かしているとヒットしたがファイト中にすっぽ抜けた。ポッパーには反応しない魚もいるようなので、ポッピングしていたエリアに戻り、エスフォー7を投げまくったが不発に終わった。時刻は午後4時半。本来ならこれからがゴールデンタイムとなるのだろうが、体力と気力が共にダウンしてしまったためギブアップした。
2013/7/15 静岡県西部地区の某河川
天気:晴れ後曇り時々雨 水温:28.5℃ pH:不明
釣果:1匹(キビレ)
西風が強く吹く中、午後2時からの釣行。潮位を考えて、この時間からのスタートとしたが、メチャ暑くて死にそうなくらい。午前中、鳴いていたセミ達も余りの暑さに沈黙しまうほど気温が上がった。今回は、未だ竿を出したことがない場所での試し釣り。使うルアーはプロップダーター80。水深が浅いエリアなので、少しずつ移動しながらテンポ良く探りを入れる。チャラ瀬の下の水深がある場所や、コーナー外側のえぐれたピンポイントなど魚が必ず付いていそうな場所を随時狙ってみた。
全体的に魚っ気が薄く、ルアーに迫る影も見えないため、途中で諦めて戻りながらフラットラップ8、アスリートF9を試す。これらのルアーに何かしら反応があれば、やる気がモリモリ出てくるのだがコツリともアタリはない。結局、このエリアに見切りをつけて、一気に別のエリアへと移動。周囲の様子を観察しながらスキャッターラップCD7、デプスレス、ZBLシステムミノー9Fを投げまくった。
"生きた魚群探知機"のアジサシも飛んでこず、魚っ気が全く感じられない状況に、気持ちが徐々に萎んできた。それでもキャストを続けていると、岸際でチュボッと音がした。すかさず竿先にぶら下がっていたデプスレスを音がした方向に投げてみる。すると1投目でヒット。ギュンギュン竿を引き絞るのは明らかにキビレ。慎重に誘導してオーシャングリップで掴んだ魚は36cmだった。「他にも魚が近くにいるんじゃないか?!」と思いつつ竿を振ったが、2度目のチャンスは訪れない。その後、2時間程を費やして魚を探し回ったが、ワンチャンスもなくギブアップした。
2013/7/13 静岡県西部地区の某河川
天気:曇り時々雨 水温:27.3〜27.5℃ pH:不明
釣果:0匹
昼に嫁さんと買い物に出た際、そのまま拉致して釣り場へ向う。潮のタイミングも良いハズなので、確実に釣れるであろう事を期待して入水した。彼女にはデッドフロート8を、私はフラットラップ8を結んでキャストを開始した。曇り空で引き潮、西風が適度に吹いて決して悪いコンディションでもないのだが、何故かベイトがいない。いつもなら、派手なボイルが何回か起きても良いような状況だが、何だか様子が違う。
全く魚っ気がないような場所で延々と竿を振っても成果は出ないので、ベイトがいるエリアを探しながらキャストをする。彼女にはキャスト方法から始まり、ルアーを投げ込む位置やアクションの付け方、そして一番大切なポジション取りまでレクチャーする。飛んだり飛ばなかったり、右に行ったり左に行ったりするキャスティングは、回数をこなせばいつかは上達するので慣れてもらうしかない。
魚をコンスタントに釣るには、運任せではなく、ポイントへのアプローチの仕方から始まり、自分が何処に立って、どこにルアーを投げて、どう引いてくるか・・・。こういう事を身に付けて竿を振る方が断然良いのである。せっかく魚釣りをするので、「偶然釣れちゃった」ではなく「狙って釣った」方が楽しさは遥かに大きい。教えている分だけ、自分のキャスト回数が減り、集中も出来ないので釣果は伸びない。しかし、これはお相手にスキルアップをしてもらうために、仕方のない事だと割り切るしかない。
開始してから1時間以上経ってから、フラットラップ8を使っていた私の竿にカツンと鋭いアタリがあった。魚の姿は確認出来なかったが、多分、反応したのはキビレ。周囲を丁寧に探ってみたが、2度目のチャンスは訪れなかった。キビレは学習能力が高いのか、これまでの経験上、一度機会を逃すと、まず二度目はないように思う。期待していたエリアは、ワンバイトに終わったので、この場に見切りをつける。
水から上がる直前、アップクロスで投げたフラットラップ8を流れに合わせてリトリーブしてくるとヒット。結構強い引きだが、サイズは30cmそこそこのキビレっぽい感じ。先を歩いていた嫁さんに声を掛けるため、ちょっと気を許した瞬間にフックオフ。ルアーを回収してシゲシゲと見ると、ボディ側面にはクッキリと歯型が刻み込まれていた。勿論、直ぐに2人して周囲を徹底的に探ったが、更なるチャンスは訪れずギブアップした。
車に乗り込み次の場所へ向う。途中、名倉メロン農場にお邪魔してメロンパフェを堪能し、水分とパワーを補給した後にひとっ走りして釣り場に到着。フラットラップ8、デッドフロー8、バッテン、エスタ70S、ワンダーなどアレコレと投入すれども反応はない。ベイトはいるのだが、逃げ惑う様子もなく余裕で群れている。夕マヅメのベストタイムでワンバイトも取れなかったため、この場を後にして次の場所へと移動。
僅かな望みを掛けてド・シャローエリアで勝負する。夕暮れ時にチャラ瀬に上がってくる食いっ気のある魚がターゲット。ポイントが小さいので嫁さんにこの場を託し、こちらはサポートにまわる。グースを使って速い流れを攻めていると、狙いどおりに岸際でバシュッとヒット。しかし、うまくフッキング出来ずに魚を逃してしまった。やはりワンチャンスを活かせるかどうかで、釣果には大きく差が出る。更なるチャンスを期待してキャストを重ねたが、テレビの釣り番組のようなドラマは起きずに納竿となった。
2013/7/7 静岡県西部地区の某河川
天気:曇り時々雨 水温:27.0℃ pH:不明
釣果:3匹(スズキ、キビレ)
小雨がパラつく中、朝から釣行。釣り場に到着し、テキパキと準備を整えウェーディングをする。開始僅かに2分、デッドフロート8が水柱と共に水中に引き込まれ、直後に水面から本命のスズキが頭を出した。釣れる時には、何の苦労もなく簡単に釣れるのがスズキ。「こんなに早々と釣れてしまって良いのか?」と思いつつキャッチした魚は55cmだった。調子に乗ってブンブンとキャストをしまくっていたら、流心にある倒木に当り針を引っ掛けてラインブレイク。普段なら簡単に歩いて取りにいけるのだが、今日は水量が多いだけではなく、流れも強く途中まで行ったところで危険を感じてUターン。何事も無理してはいけないのである。
予め作っておいたダブルラインをメインラインに絡めるだけの"超お手軽ラインシステム"をその場で組む。2つの輪ゴムを結ぶ時のように輪っかをくぐらすという、オーストラリア・ケアンズのバラマンディガイドのテリーから教わった方法。一瞬にしてシステムが完成し、しかもノット部がとても小さく邪魔にならない。ガイドにノット部が引っ掛かることもなく、トラブルレスなのが有難い。
今夏初めて聞くセミの鳴き声をBGMに、ボニー85とフラットラップ8を使って周囲を探る。1匹目が労なく釣れたので、心の中で期待ばかりが膨らんでいたがワンバイトもない。このポイントに見切りを付けて、更なる釣果を求めて歩みを進めた。「こんな場所に魚が潜んでいるのか?」と疑問を感じるようなド・シャローエリアで、フラットラップ8にヒット。ガツンと力強いバイトだったので、姿を見る前から相手はキビレと予想。左右に力強く泳ぎ回る魚を、多少強引に引き寄せてキャッチ。魚は予想どおりキビレ(33cm)だった。
水を飲むために舞い降りてきた美しいアオスジアゲハを眺めながらキャスト&リトリーブを繰り替えす。昼間の釣りが良い点は、季節の移り変わりや自然の動きをダイレクトに感じられるところだろう。夜釣りでは、こんなに美しい蝶を拝むことは残念ながら出来ない。30分程経過したところで、再びガツン。シャローエリアに上がってきている活性の高いキビレ(33cm)をキャッチした。
エスタ70Sを投げまくった後、ZBLシステムミノー9Fタイダルで様子を伺うが不発。魚を求めて、エリア全体をZBLバイブで広範囲に探る。竿を立て、ツインパワーC3000HGのハイギアの利点を活かして表層付近での早引きも試したが反応する魚はいない。エスフォー7に交換し、ユラユラとスローリトリーブを繰り返しているとドカン。強くルアーを引っ手繰られたがフッキングミス。魚のサイズは良さそうだったので周囲を徹底的に絨毯爆撃。するとの後ろをヌラヌラと追尾してくる60cm程の雷魚をTALEXの偏光レンズ越しに目撃した。
一瞬、ハンドルを止めて竿先をツンッと煽ると雷魚がガバッとに食いついた。直後に魚は反転。完璧にフッキングしたかのように思えたが、ルアーを振り払い、雷魚は川底に姿を消した。その後は、パタリと反応がなくなりギブアップ。水位が下がったタイミングで、スタートしたポイントまで戻りデッドフロート8を無事に回収して帰宅した。
2013/7/6 静岡県西部地区の某河川
天気:曇り 水温:22.5℃ pH:不明
釣果:2匹(スズキ)
気合を入れて早起きで出撃。釣り場には既に竿を振っている人が・・・T.Mさんだった。私が到着する1時間も前からスタートしているらしい。セイゴ級の魚を掛けたようだが顔を見ることが出来なかったとのこと。水面をぐるっと見渡すが、どうにもイマイチな感じ。2人とも、もっと水量があって濁っている事を想定して釣りに来たが、期待を大きく裏切られたようだ。「イメージと違う・・・」と言葉を残して、この場から去ったT.Mさんの後を引継ぎキャストを重ねる。
流心付近は全く魚っ気がないので、ストラクチャー周辺の狙いに切り替える。ブラス80F、プロップダーター80、飛豚73プロップを使い表層攻めから始める。これらのルアーで魚が反応すればとても楽しいのだが、ワンチャンスもなく空しいリトリーブが続いた。続いて、サラナ、アスリートS7で中層狙いもしてみたが無反応。肝心なベイトが全く見えず、サイレントアサシン99F、ローリングベイトのファストリトリーブを試してからこの場から撤退。
「さて、次は何処に行くか・・・」頭の中の引き出しを開けては閉めて、午前中に魚を引きずり出せそうな場所を考える。思い立った場所へ、車でひとっ走りして次なるエリアに到着。誰も足を踏み入れていないであろうポイントに、静かにウェーディングをしながら近づく。スタートはスキャッターラップCD7から。フラフラと左右に起動がそれる泳ぎを確認しながらリトリーブを繰り返す。数投して反応がなかったので、プロップダーター80に交換。丁度その時、狙っていたストラクチャー周りでバシュッと小魚が弾けるボイルが起きた。
すかさずボイルがあった場所の少し上流にプロップダーター80を投げ込んで、フラフラと水面を泳がせると、狙いどおりにドカンッと出た。水面をバババババッと激しくエラ洗いをしながら横に走るスズキ。本日、最初の1匹なのでいつも以上に慎重になって対処する。元気なファイトを繰り返した魚は55cmだった。
2匹目を狙ってプロップダーター80を投げまくる。このルアーは、もっと飛距離が伸びて、広範囲なリトリーブスピードに対応できれば文句なしの名品だったに違いない。正直言って、マイナーチェンジがされている現行品でも少々扱いにくく、使っている時にストレスを感じる点がとても残念なのだ。いつも竿先にぶら下がっていて常に使うルアーではなく、どうしても使う場面が限られてしまうのが辛いところだ。
反応がなかったプロップダーター80からにフラットラップ8に交換。このルアーは前者とは異なり、ストレスなく使い続けられるルアー。飛距離は十分あり、根掛かりも少なく、魚種を選ばず良く釣れるという優等生。今では一軍ボックスに常駐し、手放すことが出来ないルアーとなっている。
キャストを重ねながら少しずつ移動していると、流心で何の前触れもなくガツンときた。ファーストランが余りにもパワーのある走りだったので、中国大陸系の魚を引っ掛けたかと思うほど。しかし、直ぐに派手なエラ洗いを連発し本命のスズキであることを確認した。
水面から躍り出た魚体は、稀に見る良型だったので丁寧なやり取りを心掛ける。少しして岸際に引き寄せた魚は82cm。暫くこのサイズを拝んでなかったため、写真を撮りながら自然と顔がニヤケてきた。因みにフッキングは、尾部のフック1本が口の外側からチョコンと刺さっているだけ。ペンチでフックを掴んだだけでポロリと外れるほど、危うい状態だった。更なる追加を望んでフラットラップ8を投げまくるが、コツリとも反応はない。このエリアには他にも魚が入り込んでいるハズなのだが、期待しているような事は何も起こらなかった。久しぶりにヨレヨレを取り出し、ブン投げて広範囲に探ったが不発に終わり納竿した。
2013/7/5 静岡県西部地区の某河川
天気:曇り時々雨 水温:21.0℃ pH:不明
釣果:1匹(スズキ)
先日の釣行でトラブルが起きた愛車は、未だに修理中。今日は、嫁さんの車を借りて出撃した。湿った南風が吹く中、釣り場に立って周囲を見渡す。前日の雨により、濁り気味ではあったが、予想したほどは流れがなく期待ハズレの感じが漂っている。スタートは旧タイドミノースリムから。ザックリと探った後にZBLシステムミノー139Fを投入。この2つのルアーでバイトが取れれば後の展開が楽なのだが、コツリとも反応はない。
続いて、サイレントアサシン99F、ハニートラップ95S、サーフドライバー、サスケ120も投入して様子を伺う。1時間程、集中して竿を振ったが、ワンチャンスもないため徐々に気持ちが萎んでゆく。予定では朝の内に、2〜3匹は釣っておくつもりだったが、丸っきりそんな気配はない。釣竿をウエダからルナミスに持ち替え、ストラクチャーに付いているであろう居つきのスズキを狙うことにした。このポイントは、流れ着いたゴミが溜まっている難易度が極めて高いスペシャルポイント。使うルアーは根掛かり覚悟の"特攻隊"。いずれもボロボロのルアーだったり、拾ったルアーで失っても経済的なダメージが少ない物ばかり。
少しするとベイトが群れで動き出し、ストラクチャー周りでボイルが起きた。このタイミングを狙って投入したのは、アイルマグネットミノー9F。もとの色が何色だったか判別困難なくらい黒くなっている特攻隊員だ。上流に投げて軽くトウィッチしながらゴミ溜まりまで寄せると、狙いどおりにガツッとヒット。ハンドルを急回転させてハイギアの利点を活かして一気にストラクチャー付近から魚を引き出した。元気良く何度も水面でファイトしたのは色黒の56cm。
素早く写真を撮ってリリース。再び同じコースにルアーを流し込むと、またしてもヒット。しかし、フッキングには至らず思わず声が出る。何匹かの魚が潜んでいるようなので慎重かつ大胆にポイントを攻める。様子を伺いながら少しずつルアーを流し込むコースを変えていると、ついにはゴミ溜まりの中に引っ掛かり回収不能になってしまった。次に投入したのは浮力の高いシーバスハンターV。個人的にはウエイトを増して、もう少し浮力を抑えて大人しいアクションにした方が良いと思うのだが、手を掛けるとロストした時にダメージが増えるのでそのまま使う。
アイルマグネットF9と同じコースを通るようにコントロールしたつもりだったが、いきなりの根掛かり。どうやら潜行深度が違ったようで、折角の浮力を活かす前に回収不能に。これで一瞬にして2個目の特攻隊員を失った。付近では、ベイト群が差し掛かった時にボイルが起きるので、まだチャンスはあるハズ。ルアーを失って意気消沈している時間はもったいないので、直ぐに気持ちを切り替えて、予め準備しておいたリーダーシステムを組み込んで再スタートする。
3番目の特攻隊員はエンゼルキッス。濁った時は絶大な効果があるルアーだが、これまで根掛かりが多いような場所では使ったことがなかった。リップ形状やアクションにより、引っ掛かりやすかったり、障害物を回避しやすかったり、それぞれ特徴があるのだが・・・このルアーは僅か3投で根掛かり。失っても惜しくはないと思っているルアーを集めた"特攻隊"だが、さすがにこれ以上の消耗戦は避けたかったのでギブアップ。タックルをウエダに持ち替え、狙いを根掛かりのない本流狙いに変更した。
購入してから暫く経つが、全く魚を寄せてこないエアーオグル85S+から始め、サイレントアサシン99F、K2F、ナバロン、ハニートラップ95S、レンジバイブ80ESなどをアレコレと投入。「時間が経てば、もっとベイトが増えるのではないか?」と淡い期待をしていたのだが、何時まで待っても全体的に魚っ気が乏しくギブアップした。
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