フィッシングリポートタイトル 13KB

トップ>FishingReport>2015年11月


天気:曇り後雨 水温:不明 pH:不明
釣果:0匹

 1年に1回、一晩だけの真剣勝負"ぎじたまダービー"が無事に終了。荷物の片付けやらデータ整理、お世話になった釣具店等に挨拶回りをしたかったのだが、今日は職場スタッフの結婚式に呼ばれていた。静岡駅まで通勤定期を使ってJR在来線と新幹線でびゅ〜んと移動。駅からは貸切バスで会場へ。若者達に大変人気がある式場とは聞いていたが、御食事だけでなく、様々な演出もあり、とても豪勢で素敵な結婚式だった。

 このところお薬を何種類か飲んでいるので、宴席ではお酒を一口も飲まず、料理やらデザートをパクパク頂きながら御二人の門出を祝福させて頂いたが、終了後は一目散に帰宅。急いで着替えて、雨が降る中、次のステージへと車を走らせた。向った先は、Solid.Kさんが竿を振っているスペシャル・ポイント。釣り方の概要はメール交換で理解していたつもりだったが、いざ釣り場に立って面食らった。彼から釣り方を教えてもらいながら竿を振ったが、難易度がとても高い釣り場。非常に高いレベルでの正確なキャストと飛距離が求められる場所で、初っ端からビビリ気味。

 「強い流れに負けず、飛距離を出せるルアーが必要」とは聞いていたが、取りあえずエスタシャローから始め、ギグ100S3を試す。魚が居付いている場所が限られているようなので、そのピンポイントにルアーを送り込む必要があるらしい。全く反応がないので、懐かしいヘドンソナーを試したり、ローリングベイトゾンク120も投入してみたが、ワンチャンスもなかった。

 一方、慣れた感じでピンポイントにビュンビュンとルアー投げ込むSolid.Kさんは、何度かバイトがあったらしい。かなり遠方でのバイトなので、フックアップも難しく、魚を釣り上げるには、全体的に技術的バランスがとれた熟練者でないと魚を手にすることは難しそうな感じ。キャスト毎、全く気を許せない修行のような釣り方なのだ。結局、雨が降る中、1時間半程、懸命に竿を降ったが、アタリらしき魚信は全くないままタイムアップ。Solid.Kさんを残し、一人お先に上がらせて頂いた。もう一度、あの場所で竿を振る機会があるならば、持参するルアーは総入れ替えしないと魚の顔を見るのは難しいだろう。


天気:晴れ 水温:不明 pH:不明
釣果:0〜2匹(スズキ、ヒラメ、コチほか)

 今日は、"ぎじたまダービー"の開催日。当大会の最大の特徴は、総合優勝した人が参加者全員が持ち寄ったエントリーフィーを総取りする事。一晩竿を振って運良く良型を一本釣れば、ダンボール箱にギッチリ詰まったルアーや釣り関係グッズを手に入れることができる。2位以下の方々にも、釣具店やメーカーさんから集めた協賛品をタップリと提供するので、まさに"釣ったもん勝ち"の大会なのである。

ぎじたまマーケット 11KB 14回目(14年目)となった今年は、開催を決めてからこの日に至るまでとても長く感じられた。あれは6月だったか・・・医者から指摘されるまで不眠症に罹かっている事を知らないまま、日々の強いストレスにいつのまにか心を蝕まれていた自分。そしてオフクロが背骨と腰部の大手術をしたばかりで、入院しているという中での開催となった。このような状況下でも、準備は早くから進めていたので、最大の心配事は当日の天気のみ。自他共に認める雨男の私だが、典型的な晴れ女である嫁さんのパワーと参加者皆さんの日々の心掛けのお陰で、朝から風も弱く穏やかな小春日和となった。

協賛看板 8KB 朝から準備を進めて、大会事務局用のテント等一式と釣具メーカー等からお預かりした協賛品を詰め込んだダンボール箱を私と嫁さんの四輪駆動車2台にギッチリと積み込む。早めの昼食を済ませ、大会メイン会場に到着したのは、午後1時少し前。車から荷物を下ろし準備を進めていると、ボランティア・スタッフさん達が徐々に集まった。強い風も吹かないため、事務局テントの立ち上げ作業はスムーズに終わり、順調な滑り出しとなった。


コチ60cm 9KB午後3時少し前から受付をスタート。今年はルミカさんから提供頂いた光るブレスレットと、私が愛用しているTALEXレンズのサングラスでお世話になっているメガネハウス天竜堂さんから、スマホ画面も拭いたり出来るメガネ拭きを沢山提供頂いたので、エントリーした方々に参加賞として提供できた。もし、メガネハウス天竜堂さんの磐田店に立ち寄る機会があったら、スタッフの方に、当大会に参加してメガネ拭きをもらった事をお伝え頂ければ会話も進み、きっと良い事もあるに違いない。

 受付を済ませた方々が立ち寄ってくれたのが、"ぎじたまマーケット"。主催者自らが購入したルアーや釣竿等を昨年にも増して格安価格で大放出したので、釣り場に直行せず足を止めて覗いてくれた人も多かった。とうの昔に釣具店の店頭から姿を消してしまった稀少ルアーや、海外遠征で活躍するルアーなどに目が留まり、まとめ買いをしてくれた方もいたりして、とても有難かった。

ヒラメ 9KB もちろん、この売り上げの大部分は、大会の運営費の補填にまわる。行政からの補助金や協賛メーカーさん、参加者の皆さんからは、お金を一切頂かずに開催している珍しい大会なので、我が家の家計を圧迫させずに運営をするには我が身を削るしかないのである。並べたルアーの数を見て、驚く人も多いのだが、持参してきている物はホンの一部。バス系やトラウト系、ちょっと懐かしいルアー等を合わせれば、相当な数のルアーやリール、竿が実家には鎮座している。きっとある程度の釣り歴がある方々は、たぶん同じような状況ではないだろうか。

シーバス 8KB 自分は"お宝"だと思っていても、中古釣具店に持って行っても微々たる金額にしかならず、「自分がもし死んだりしたら、処理に困った家族がプラスチックゴミや埋立ゴミとして処分してしまうのではないか?」という危機感も感じたりして・・・。そんなことを考えて、フリーマーケット&物々交換の場として"ぎじたまマーケット"を考えたのだが、前回同様、出店は1店舗のみだった。

 釣り大会の当日、しかも大会に参加する本人が出店するのは、かなり無理があるのは承知しているので、誰かと組んで別企画でいつか開催したいと思っている。どなたか、賛同する人はいないだろうか?

ヒラメ 9KB さて、大会の状況は・・・午後5時半前、最初に検量に持ち込まれた魚は小林さんが釣ったコチ。しかも60cmという良型。しかし、外道なので今大会ではファーストフィッシュ賞には認定しなかった。これが逆に原動力になったのか、彼は2時間半後にシーバス部門2位に輝く74.5cmを検量に持ち込むというドラマがあった。

シーバス 9KB 今大会は、ヒラメやコチが相次いで持ち込まれたことが過去の大会とは違った。前週までの情報では、80cm前後のヒラメが近隣で上がっていたので、この流れが続いていた感じがした。ここ何年も続いているヒラメ稚魚の放流効果が出ているのかもしれないが、確実に釣れる魚のサイズが上がってきている。ただし、ヒラメは釣り人によって"お持ち帰り"されてしまうため、いつまで続くかは全く判らない。

 一方、シーバスの持ち込みは80cmクラスがなく、サーフでの釣果は芳しくない。持ち込まれるサイズは、73cm〜75cmクラス。もちろん、一晩限りの大会で70cmUPが釣れれば、なんら文句ないのだが大会事務局側からするともう一頑張りして欲しいという状況だった。今秋はまだ河川の水温が下がり切っておらず、良型のシーバスは河川内や河口付近でエサを食っていたようだ。

検量 10KB 事務局テント内で待機しているとヤブ蚊が飛んで来たり、ライトに向って大きな蛾が飛び回ったりしていたので、季節的に1ヶ月ぐらいズレてしまっている様な印象を受けた。ストーブに点火する時間帯も随分と遅くなった。以前は、ストーブの前で震えながら、おでんやインスタントラーメンを食べたりしていたが、気温はそれほど下がらなかった。テント内で魚の持ち込みをじっと待っている私にとっては、大変有難いことだが、秋が長く続く事も、地球温暖化の影響なのだろうか。

ヒラスズキ 9KB 大会結果は、ヒラメ(65cm)を釣った高田さんが総合優勝者に輝いた。釣り方を聞くと、明らかに大型のシーバス狙いだったのに、ヒラメが釣れちゃったような感じだったが、迫力のある良型のヒラメだった。ヒラメが総合優勝魚になったのは、2010年大会から対象魚に加えてからこれが初めて。これは、きっと記念に残る1匹になるだろう。そして、シーバス部門1位となった渥美さんは、必釣パターンで狙って確実に獲った本命魚。しかも2本揃えてきた。

優勝者 7KB 一方、大会主催者自らが竿を振れたのは、真夜中過ぎの45分間と明け方の20分間のみで、合わせて1時間程。自分が釣り大会で優勝したくて始めた"ぎじたまダービー"だが、年々釣りをする時間が減っている。検量の際、目の前で見せ付けられる魚達はどれも素晴らしく、悔しいったらありゃしない。

 午前8時半頃から始まった表彰式では、上位入賞者からどのようにして良型の魚を釣ったか紹介してもらった。上位入賞者はいずれもとしっかりと作戦を練って、当日に望んだ様子が伺われた。

ジャンケン大会 7KB 一方、一晩中頑張っても釣れなかった参加者には、恒例のジャンケン大会で釣具メーカー等から提供された協賛品を詰め込んだ賞品を提供した。午前9時には無事に閉会でき、会場周辺の後片付けが済んだのが午前10時。色んなところで不手際があったかも知れないが、今大会も重大な事故やトラブルもなく無事に終了出来た。

 開催にあたっては、事務局へ食べ物や飲み物差し入れをしてくれたり、独りテントの中で留守番をしていた際、真夜中に突然発電機が止まり、困っていたところでスタッフに助けてもらったりとホントに感謝。また、この大会のために県外から参戦された方や、仕事の合間をぬって僅かな時間しか竿を振れなくても参加された皆さんにも、あらためて感謝するばかり。

 皆さんに支えられながら、どうにか運営出来た2015年大会・・・さて、来年の開催はいかがしましょうか。


第14回 2015ぎじたまシーバス&ヒラメダービー
今年も開催!! 一夜限りのワンナイト・ダービー
11月21日(土)午後3時〜11月22日(日)午前8時

トロフィー 5KB
今年の総合優勝はヒラメ(65cm)
高田さん(浜松市) が57名の頂点に!!
シーバス部門1位は渥美さん(磐田市)が75cm73cm!!

高田さん(浜松市) が57名の頂点に!!
今年の総合優勝はヒラメ65cm

閉会式集合写真
皆さん、お疲れ様でした。

シーバス部門1位は渥美さん(磐田市)
75cm73cmをキャッチ!!

2015大会総合優勝 9KB

2015大会集合写真 12KB

シーバス部門1位 7KB


参加者のうち、14名15匹シーバス5名5匹ヒラメを検量に持ち込み。
総合優勝者は新品ルアーと釣り関係グッズの推定総額13万5千円を総取り!!
2位以下の入賞者、ジャンケン大会には98万円相当の釣具店・メーカー協賛品を提供。
大会結果詳細はこちら
ダービーポスター 15KB



今大会では全50社の釣具関係メーカー等から
協賛及び協力がありました。ありがとうございました。

OFFICE ZPIクレハ合繊メガバスマルキューXESTAザップジャンプライズスミスライラクスウォーターランド東レインターナショナルコアマンルミカBlueBlueゴーセンカハラジャパンシマノバスデイジップベイツエイテックアムズデザインエバーグリーンインターナショナルタックルハウスメガネハウス天竜堂オーパデザインマドネスジャパンロデオクラフトティムコ谷山商事ピーズファクトリーリトルプレゼンツJazzプエブロDUELバスデイ・ジャパンヤリエボナンザイシグロ、ヤマウチ磐田店、ヤマウチ磐田店、日新、フィッシング遊あけぼの釣具店タックルベリー村櫛フィッシング沖フィッシングショップ浜岡シマゴンかめや袋井店・掛川店、福屋、週刊テレビ (順不同敬称略)




天気:雨 水温:不明 pH:不明
釣果:0匹

 先週金曜日、オフクロが背骨と腰骨の大手術があった。手術室に入ったのが午後1時、術後、病室に戻って来たのが午後10時。無事にオフクロが生きて帰ってきたのを確認して帰宅した。土曜日は自分自身の通院と、週末に迫った"ぎじたまダービー"の準備を行い、続いて長年お付き合いのある保険会社の担当者さんに会い、車の保険とイベント傷害保険の契約手続きを済ませる。日々の仕事の気苦労に加え様々な心配事やイベント開催などが心にのしかかって来る。

 日曜は朝から釣りに出掛けることを固く心に決めてあったので、雨が多少降っていても気持ちを奮い立たせて出撃した。ベイトの群れは結構な数で下ってくるのだが、ボイルは起きない。もし、ロストすればきっと精神的なダメージが大きいであろうピットブルをブン投げ、流れに合わせてリトリーブを繰り返してみる。ドババァーンと水面が爆発し本命魚がエラ洗いをするのを期待したが、そんなドラマチックな事は起こりもしない。

 少しして、雨の影響で次第に上流から流れ込むゴミ類の量が増えて釣りにくくなってきた。水面に群れていたベイト達も何処かに消えうせてしまったので、攻める水深を少し下げてみる。濁り水の中では効果があるエンゼルキッスを投げてみたが、期待していたアタリはない。続いてZBLシステムミノー139Fを試す。一度だけ少し離れた場所で捕食音が聞こえたので、本命魚は潜んでいるハズ。流れてくるゴミを避けながら、ルアーをリトリーブするコースを選びながら釣りをするのは結構疲れるのだ。

 更に探る水深を下げるため、アスリートS12を投入。キャスト後、少しカウントダウンしてからリトリーブを開始する。何かしらの反応があれば、次の手を考えるのだが、魚信らしきものは伝わってこない。こんな時は、考えてもダメなのでボックスの中を見渡して目にとまったルアーを適当に投げるのが一番良い。サイレントアサシンを投げた後、アイルマグネットDB、コモモ・・・結局どれもノーバイト。2時間やって、ワンチャンスもなかったため、ついにギブアップ。「もし、明日が休みだったら、きっと狙いどおりに釣れるだろうに・・・」そんな思いに後ろ髪を引かれながら帰宅した。


天気:雨時々曇り 水温:16.5〜17.0℃ pH:不明
釣果:1匹(メッキ)

 日々の仕事にるストレスは一層厳しさを増す中、オフクロは週明けに入院することが決定。自分自身の不眠症は改善される様子もなく、怒涛の一週間が経過した。どっと疲れてはいたが、雨が降る中、真昼間の午後から出撃した。大本命の1か所目は、期待していたほど濁りは少なく、流れもない。ベイトが時折ライズするが、何かに追われているような様子もなく、周囲を見渡しても釣れる気がしない。アイルマグネットDBからスタートし、ハニートラップ95Sを丹念に引いてみたが反応がないため、30分程でこの場に見切りを付けて次の場所へと移動した。

 2か所目は、干潮時に目の前に瀬が広がる場所。この時間帯は水位が高いので、馬の瀬状になった所に魚がついているハズ。雨で滑りやすくなっている雑草で覆われた堰堤を、ゆっくり注意深く降りてゆく。十分注意していたにも拘らず、ズルッと右足が滑り、尻をしこたま地面に打ちつけた後、ザザザッ〜と斜面を滑り落ちた。やはり、どんなに注意していても事故は起きるのである。幸い厚手のネオプレーン・ウェーダーを履き、ウェーディングジャケットとフローティングベストを装着し、手にはグローブをはめていたので怪我はなかった。心配した釣竿とリールも多少ドロで汚れた程度で損傷はなく一安心。

 腰周りについた泥を拭い落としながら、ポイントまでウェーディングしキャストを開始した。スタートはいなせOMから。水中に隠れている馬の瀬周囲を探ったが不発。続いて、フラッタースティックを投げまくったが、こちらにも反応はない。小さめなベイトが跳ねる場所があったので、ユラメキを投入したが、こちらにも反応はなくギブアップ。この場所は、ホントに痛い思いをしただけに終わった。

ここからは一気に車を走らせ、夕マヅメ狙いで次の河川へと移動。周囲は未だ明るく、風もなかったので、シャローエリアを中心にティーニーポップRを引きまくる。反応がなかったので、"ぎじたまダービー"の協賛依頼で足を運んだ某釣具店のワゴンセールで見つけ"大人買い"した限定復刻版のラパラ・CDジョイント7を投入する。ルアー釣り歴が長い人は知っていると思うが、このルアーの威力はフローティングモデル共々凄いのである。飛距離は期待出来ないが、投げて巻くだけで釣れてしまう凄いルアーなのである。昔と変わらずクネクネと泳ぐ姿にホレボレしながらリトリーブしていると、直ぐにヒット。水面でチラリと見えた魚は銀色をしていて平べったい。

 「何だろう・・・?」と思いつつ丁寧に引き寄せてみると、メッキだった。水温は17℃を切り、この魚は果たしていつまで生き残っていられるのだろうか。もう1か月も早く、この魚が当エリアにいることを知っていれば、真昼間からもっと楽しい釣り出来ただろうから残念なのだ。その後、ユラメキピグミーミノーサイレントアサシン99Fワンダー等を投げまくったが不発。日が暮れて、雨脚が徐々に強まる中、セイゴ狙いに切り替える。フェイクベイツS50ZBLシステムミノー50Sラファエルで、それぞれバイトはあったがフッキングミスが相次いだ。結局、冷たい雨に心が折れて午後6時半にギブアップした。


天気:晴れ 水温:17.0℃ pH:不明
釣果:3匹(ウグイ)

 夕マヅメからの釣行。先行者がいたので御挨拶をしてから、少し離れて上流に入らせてもらう。葦際周辺のシャローエリアでベイトが動いていたので、TDポッパーZEROを試す。このルアーは、野池の小バス狙いで大変重宝した物。セイゴにも使えるのではないかと思い付き、試してみるとやはり反応があった。しかし、ルアーを追い掛けて来るセイゴは余りにも小さ過ぎ、フッキングには至らず2バイトのみ。

 少しずつ水位が上昇する中、狙いを流心へと変える事にした。この際にトラブル発生。ルアーボックスの蓋を開けた際に、ルアーがポチャンと足元に落ちた。濁水の中に、運悪く落ちたのはシンキングルアー。しかも、何が何個落ちたのか判然としない。シャローエリアから移動した後だったので、水深は膝上ぐらいあり腕を突っ込んで探すには少し深い。

 フローティングベストに装着してある伸縮ロッドタイプのルアーリトリバーを取り出し、暫く足元を探すが引っ掛かって来ない。次に、ルアーリトリバーをフローティングベストにぶら下げるために使っている小さなマグネットリリーサーを使って探してみる。丁寧に探っていればマグネットにルアーがくっつく事を信じて、暫く探っているとやっと回収。落ちていたルアーは、私のボックスの中に常駐しているワンダーだった。

 ルアーを回収して喜んでいられたのは、ほんのチョットの時間。ルアーリトリバーを背中に装着するために、腕を背中に回した際にツルリと手が滑り、今度はルアーリトリバー自体が落水。簡単に回収できるかと思いきや大苦戦。過去にもこのパターンルアーリトリバーを紛失しているので思いっきり焦る。自分が移動してしまうと落とした場所の特定が困難になるため、左足を軸足に決め、右足を使って川底を少しずつ滑らしながら探る。少しして、それらしき細長い棒を発見。川の中で片足立ちをして、もう片方の足で細長い棒を引き寄せ、水中で立たせないと掴み取る事が出来ない。

ウグイ 8KB この一連の動作が中々難しくて、ついには腕まくりもせずに冷たい水の中に腕を突っ込んでルアーリトリバーを回収。覚悟はしていたが、ウェーディングジャケットの内側まで浸水してしまった。夕マヅメ、ベイトが動いている絶好のプライムタイムにトラブルが続き、少々イラつきながらもキャストを再開。ラファエルをブンなげ流れに乗せてリトリーブしているとコツンとアタリ。すかさず巻き合わせをしてフックセット完了。流心付近にいたのは本命のスズキではなく、45cmクラスのウグイだった。

 魚っ気はあるのでラファエルを使ってキャストを続けていると再びヒット。結構イイ感じのファイトをしたので本命魚かと思いきや、足元に寄って来たのはまたしてもウグイ(50cm)。流心にいるのはウグイだと判ったので、岸際近くのベイトを狙っているであろう、セイゴやフッコ狙いに攻め方を戻す。少しして、グンッと竿先が曲がって、魚が水面に飛び出した。これでやっと狙っていた本命魚をキャッチしたかと思いきや、ルアーを咥えていたのはまたしてもウグイ。

 右腕は濡れたままなので、キャストや魚とのやり取りの際にジャケットの内側で冷たく濡れた面積が広がってゆく。今宵はこれ以上の釣果が見込めないような感じもしてきたためギブアップした。


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