
2015/11/21〜22 静岡県西部地区のサーフ及び河川(ぎじたまダービーの裏側記録)
14回目(14年目)となった今年は、開催を決めてからこの日に至るまでとても長く感じられた。あれは6月だったか・・・医者から指摘されるまで不眠症に罹かっている事を知らないまま、日々の強いストレスにいつのまにか心を蝕まれていた自分。そしてオフクロが背骨と腰部の大手術をしたばかりで、入院しているという中での開催となった。このような状況下でも、準備は早くから進めていたので、最大の心配事は当日の天気のみ。自他共に認める雨男の私だが、典型的な晴れ女である嫁さんのパワーと参加者皆さんの日々の心掛けのお陰で、朝から風も弱く穏やかな小春日和となった。
朝から準備を進めて、大会事務局用のテント等一式と釣具メーカー等からお預かりした協賛品を詰め込んだダンボール箱を私と嫁さんの四輪駆動車2台にギッチリと積み込む。早めの昼食を済ませ、大会メイン会場に到着したのは、午後1時少し前。車から荷物を下ろし準備を進めていると、ボランティア・スタッフさん達が徐々に集まった。強い風も吹かないため、事務局テントの立ち上げ作業はスムーズに終わり、順調な滑り出しとなった。
午後3時少し前から受付をスタート。今年はルミカさんから提供頂いた光るブレスレットと、私が愛用しているTALEXレンズのサングラスでお世話になっているメガネハウス天竜堂さんから、スマホ画面も拭いたり出来るメガネ拭きを沢山提供頂いたので、エントリーした方々に参加賞として提供できた。もし、メガネハウス天竜堂さんの磐田店に立ち寄る機会があったら、スタッフの方に、当大会に参加してメガネ拭きをもらった事をお伝え頂ければ会話も進み、きっと良い事もあるに違いない。
もちろん、この売り上げの大部分は、大会の運営費の補填にまわる。行政からの補助金や協賛メーカーさん、参加者の皆さんからは、お金を一切頂かずに開催している珍しい大会なので、我が家の家計を圧迫させずに運営をするには我が身を削るしかないのである。並べたルアーの数を見て、驚く人も多いのだが、持参してきている物はホンの一部。バス系やトラウト系、ちょっと懐かしいルアー等を合わせれば、相当な数のルアーやリール、竿が実家には鎮座している。きっとある程度の釣り歴がある方々は、たぶん同じような状況ではないだろうか。
自分は"お宝"だと思っていても、中古釣具店に持って行っても微々たる金額にしかならず、「自分がもし死んだりしたら、処理に困った家族がプラスチックゴミや埋立ゴミとして処分してしまうのではないか?」という危機感も感じたりして・・・。そんなことを考えて、フリーマーケット&物々交換の場として"ぎじたまマーケット"を考えたのだが、前回同様、出店は1店舗のみだった。
さて、大会の状況は・・・午後5時半前、最初に検量に持ち込まれた魚は小林さんが釣ったコチ。しかも60cmという良型。しかし、外道なので今大会ではファーストフィッシュ賞には認定しなかった。これが逆に原動力になったのか、彼は2時間半後にシーバス部門2位に輝く74.5cmを検量に持ち込むというドラマがあった。
今大会は、ヒラメやコチが相次いで持ち込まれたことが過去の大会とは違った。前週までの情報では、80cm前後のヒラメが近隣で上がっていたので、この流れが続いていた感じがした。ここ何年も続いているヒラメ稚魚の放流効果が出ているのかもしれないが、確実に釣れる魚のサイズが上がってきている。ただし、ヒラメは釣り人によって"お持ち帰り"されてしまうため、いつまで続くかは全く判らない。
事務局テント内で待機しているとヤブ蚊が飛んで来たり、ライトに向って大きな蛾が飛び回ったりしていたので、季節的に1ヶ月ぐらいズレてしまっている様な印象を受けた。ストーブに点火する時間帯も随分と遅くなった。以前は、ストーブの前で震えながら、おでんやインスタントラーメンを食べたりしていたが、気温はそれほど下がらなかった。テント内で魚の持ち込みをじっと待っている私にとっては、大変有難いことだが、秋が長く続く事も、地球温暖化の影響なのだろうか。
大会結果は、ヒラメ(65cm)を釣った高田さんが総合優勝者に輝いた。釣り方を聞くと、明らかに大型のシーバス狙いだったのに、ヒラメが釣れちゃったような感じだったが、迫力のある良型のヒラメだった。ヒラメが総合優勝魚になったのは、2010年大会から対象魚に加えてからこれが初めて。これは、きっと記念に残る1匹になるだろう。そして、シーバス部門1位となった渥美さんは、必釣パターンで狙って確実に獲った本命魚。しかも2本揃えてきた。
一方、大会主催者自らが竿を振れたのは、真夜中過ぎの45分間と明け方の20分間のみで、合わせて1時間程。自分が釣り大会で優勝したくて始めた"ぎじたまダービー"だが、年々釣りをする時間が減っている。検量の際、目の前で見せ付けられる魚達はどれも素晴らしく、悔しいったらありゃしない。
一方、一晩中頑張っても釣れなかった参加者には、恒例のジャンケン大会で釣具メーカー等から提供された協賛品を詰め込んだ賞品を提供した。午前9時には無事に閉会でき、会場周辺の後片付けが済んだのが午前10時。色んなところで不手際があったかも知れないが、今大会も重大な事故やトラブルもなく無事に終了出来た。
今年も開催!! 一夜限りのワンナイト・ダービー 11月21日(土)午後3時〜11月22日(日)午前8時 |
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今年の総合優勝はヒラメ65cm |
皆さん、お疲れ様でした。 |
75cmと73cmをキャッチ!! |
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協賛及び協力がありました。ありがとうございました。 |
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OFFICE ZPI、クレハ合繊、メガバス、マルキュー、XESTA、ザップ、ジャンプライズ、スミス、ライラクス、ウォーターランド、東レインターナショナル、コアマン、ルミカ、BlueBlue、ゴーセン、カハラジャパン、シマノ、バスデイ、ジップベイツ、エイテック、アムズデザイン、エバーグリーンインターナショナル、タックルハウス、メガネハウス天竜堂、オーパデザイン、マドネスジャパン、ロデオクラフト、ティムコ、谷山商事、ピーズファクトリー、リトルプレゼンツ、Jazz、プエブロ、DUEL、バスデイ・ジャパン、ヤリエ、ボナンザ、イシグロ、ヤマウチ磐田店、ヤマウチ磐田店、日新、フィッシング遊、あけぼの釣具店、タックルベリー、村櫛フィッシング沖、フィッシングショップ浜岡、シマゴン、かめや袋井店・掛川店、福屋、週刊テレビ (順不同敬称略) |
2015/11/8 静岡県西部地区の某河川
2015/11/1 静岡県西部地区の某河川
この一連の動作が中々難しくて、ついには腕まくりもせずに冷たい水の中に腕を突っ込んでルアーリトリバーを回収。覚悟はしていたが、ウェーディングジャケットの内側まで浸水してしまった。夕マヅメ、ベイトが動いている絶好のプライムタイムにトラブルが続き、少々イラつきながらもキャストを再開。ラファエルをブンなげ流れに乗せてリトリーブしているとコツンとアタリ。すかさず巻き合わせをしてフックセット完了。流心付近にいたのは本命のスズキではなく、45cmクラスのウグイだった。
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