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トップ>FishingReport>2021年4月

天気:晴れ時々曇り 水温:18.0℃ pH:不明
釣果:0匹

 大潮・満潮からの下げタイミングで朝から釣行。ワンド角の最も潮通しが良い場所に陣取り、周囲を見ながらキャストを開始した。スタートはエミシミノー65S。今の時期はベイトが小さいので、いわゆるシーバスルアーよりもトラウト系ルアーの方が勝算がある。ストレートリトリーブから始め、反応がないのを確認後、トウィッチやジャークを入れて誘いを掛ける。水面でベイトの群れがチラホラと見え始めているので、指先と竿先に集中しながら時合を待つ。

 今年は、昨年同時期に比べ、エリア内にいるベイトは明からに少なく、ボイルを目にする機会も随分少ない。度重なる河川改修で周囲の環境は激変。地形の変化で川の流れが変わっただけでなく、目を楽しませてくれたカワセミやキジの姿を見る機会が極端に減り、水中にダイブしてベイトがいる事を教えてくれたコアジサシも飛来しなくなった。楽して釣れるような釣り場なんて存在しないので、自分の足を使って地道にポイントを探すのがいつの時代でも確実に釣果を上げるためのキモになるのだろう。

 ライントラブルが相次いで起きるようになり、30m程をカットしリーダーを組みなおす。3月上旬から使い始めたGOSEN 剛戦8BRAID(1号、20LB、150m)はトラブルが少なくイイ感じだったが、釣行を重ねるとやはりスプール内でモモリが出始めた。使っているリール(ツインパワーC3000HG)が古いので仕方ないのだが、常に巻取りの具合を注意しなければならずストレスを感じる事が増えている。

 ラインシステムを組んでいると、小魚がライズするようになって来た。これでボラっ子の群れがどっと押し寄せてくればボイルが始まるハズ。そのタイミングを期待しながら待つ。デプスレス75SSラパラCD7ロングA(B13A) などを使いながら、いつのまにか2時間半が経過。今日はダメだと思いながら気を許していた時に、目の前でガバッと捕食音が響きベイトが襲われた。すかさず竿先にぶら下がっていたルアーを周囲に送り込んだが反応ナシ。続いてローリングベイト77レンジバイブ55ESミニファットラップアスリートSP7ハードコアミノー70F月虫(浮)を投入する間も、付近で再びボイルが発生。ベイトが弾け飛んだ。スズキのサイズは50cmUPぐらいだろう。本命魚が目の前にいるのだが、ルアーは完全に見切られているようなので悔しくて仕方がない。

 ベイトの群れが上流へと移動したので、自分も合わせて上流へと移動。ハニートラップ95Sカルトラコモモなどもローテーションに組み込みながらキャストを重ねたが、コツリともアタリはない。全体的にベイトの数が少なく、ボイルは短時間で終わってしまい周囲は沈黙。粘っても無理っぽかったので午前10時半過ぎに納竿とした。


天気:晴れ 水温:16.5℃ pH:不明
釣果:1匹(スズキ)

 早起きをして暗い内から釣り場に行っても、この時期は釣れない事を知っているので、慌てずに準備を整えて出撃した。釣り場には上流で2人組みが、下流では1人、竿を振っていた。先行者の邪魔にならないよう十分距離が離れた中間点に立って釣りを始める。本日のトップバッターはフリルドスイマー。泳ぎを見ると釣れそうな感じはするのだが、実績がないので早々と交換する。満潮からの下げのタイミングになり、流れが出始めている。上流へコモモを投げ込み、流れに合わせてリトリーブを繰り返す。

 水の色は白濁しており、北風が吹いているのでやや肌寒さを感じる。田植の濁り水とは違う白濁した濁り具合に違和感を感じながらキャストを重ねた。30分程、丁寧に探って反応ナシ。下流へと移動し先行者の姿を良く見ると、釣り友のアルフ君だった。離れた所から挨拶をして様子を見ていると、彼の周囲にはベイトが集まっており、時折ボイルも散見された。魚はいれども食わせられない状況の中、アルフ君は場所を移動。マイクロベイトパターンは攻略するのが難しく、彼の後にポイントへ入らせてもらい、竿を振ってアレコレとルアーを試したがワンチャンスもなかった。

 車に乗り込んで別の場所へと移動。ベイトが集まっている潮通しが良い場所に陣取りキャストを開始した。レイド6から始め、ビートルナッツSを試したところでガツンと本命魚が食ってきた。足元付近での、何の予兆もない突然のヒット。ドラグを少し弱めに設定してあったので突然のヒットにも慌てずに対応できた。あえて少しラインを送り出し、魚を落ち着かせてから無事にキャッチ。ビートルナッツSの小さなフックが口先にチョコンと刺さっていただけのスズキは56cmだった。

 2匹目を狙ってキャストを重ねたが反応ナシ。ローリングベイト77の早引きにも反応せず、ラパラCDエリート75に交換。トウィッチングをしていると川底から50cm程のスズキが飛び出しルアーにバイト。反転した姿までしっかり見たのだが、フッキングしなかった。その後は、少しずつ場所を移動しながらミニファットラップジグザグベイト80Sなどを投入。残念ながら結果は得られず納竿となった。


天気:晴れ 水温:17.0℃ pH:不明
釣果:0匹

 今回は夕マヅメ、大潮・満潮からの下げのタイミングで釣行。いつもとは河川を変えて、この時期のコンディションを確認してみる。雑草に覆われた堤防を下ると、いきなり目に入ったのが仰向け姿勢で死んでいたイタチ。まるで人間の様に手足を組んで横たわっている姿は、とても可愛らしい。水際に降り立ちウェーディングを開始する。全体的に水深が浅い場所なので、少しずつ移動しながらアガケ120Fを使い魚を探す。

 キャスト&リトリーフを繰り返していると、私のルアーを追尾するかのように何かが泳いで来る。正体を見極めようと目をこらして見ていると、私の姿に気が付いたようで少しずつ反れながら岸に辿り着いた。正体はイタチ。堤防で死んでいた個体と同じくらいのサイズ。水から上がって立ち止まり、身づくろいをしてから雑草が生い茂る堤防の中へと姿を消した。対岸から泳いで来たとすると、結構な距離があるのだが、小さな体で良くまぁそんなに泳げるものかと感心してしまった。

 時合に備えて、持参したオニギリをウェーディングしたままパクつく。ベイトが浮き上がり岸際でボイルが始まるのを期待して、周囲を注意深くチェックする。しかしながら、予想に反してベイトの群れは現れず小魚のライズもない。Wフックを装着したジグザグベイト80Sを使い、アシ前のシャローエリアを探ったが不発。続いて、ヨレヨレで流心を探るがこれにも反応はない。場所を下流へと移動し、浚渫跡が残る一帯を探る事にした。下げ潮で流れが強まっているので使うルアーはグースをチョイス。上流へ投げ、リトリーブしながら浚渫跡のドロップオフをチェックする。狙いどおりなら、川底が落ち込んだ所に捕食魚が潜んでいるハズ。

 キャストを繰り返している最中、ウエストボックスの蓋がしっかり閉じていない事に気がついた。竿を小脇に抱えて、蓋を閉め直していると、うっかり竿を水中に落としてしまった。直ぐに水の中に腕を突っ込んだが、足元に横たわっているハズの竿がない・・・。なんとツインパワーC3000HGを付けてある愛竿ルナミスS809LSTは、強い流れに押されて浚渫により深くなっている川底へと滑り落ちていった様子。常備しているルアー回収器、ベルモント
ルアーリターン378を使って川底を探る。伸縮ロッドを伸ばすと最長伸時には378pもあるので、ウェーディング釣行時は重宝するフィッシングギア。下流側へ少しずつ移動しながら、川底を探るのだが落とした竿には全く引っ掛からず、ついにはトラブルの上乗せ発生。1万円以上したルアー回収器が、モトを取る前にジョイント部からスッポ抜けてしまった。

 自分の不注意から一瞬にして、ルアー、リール、竿、そしてルアー回収器までも失い、暫し呆然とする。損失額はいかほどか・・・さすがに諦めきれず、車に戻って予備に持って来ていたタックルをセット。重めのバイブレーションを付けてボトムズル引きを始めた。必ず川底に横たわっているハズ。しかし、大潮で流れが強いのでノンビリしていると遠くに流されてしまうかも。少しずつ移動しながらキャストを重ね、ルアーを根掛かりでロストする恐怖も感じつつ付近一帯を探る。しかし、回収出来ず・・・。どうしようもなくなって、双子のパパに助けを求めた。彼は、丁度、夜釣りをしている最中で、帰りがてら寄ってくれるとの返事あり。

 竿を水中に落として2時間半が経過。諦めきれず半泣きになりながら川底を探っている現場に、イカ釣り用の長尺伸縮ギャフを持った双子のパパが登場した。水中に落とした地点を示し、彼がスルスルと伸ばしたギャフで水中を掻くこと5回。見事に私の竿が引っ掛かった。たったの5回、しかも、そこは私が何度も繰り返し探った場所。私は、ギャフに引っ掛かって姿を現した愛竿を見て涙した。彼にはお礼をして、当然ながら本日は納竿。今回のトラブルが"死んだイタチの呪い"じゃない事を信じながら、釣り場をあとにした。


天気:雲り後小雨 水温:18.0℃ pH:不明
釣果:0匹

 この4月から勤務先が変わり、先週1週間は精神的にどっと疲れた感じ。昨日はたっぷり休んで、今日は朝から釣行した。スタート時間が少し遅めだったので、釣り場周囲には既に3人が竿を振っている。釣り場の様子をぐるりと見渡し、今回最初に竿先にぶら下げたのはグラバーHi89S。釣れそうな感じがするルアーなのだが、未だ魚を掛けたことがないルアーだ。周囲をザックリと探った後、ラパラCDエリート75を投入。トウィッチを入れながら誘ってみたがやはり反応はない。水位は低いが、満潮に上昇中。流れは緩やかでベイトが不在。釣れる気配はなく、開始15分で諦めムードが漂う。ジグジグベイト80に交換し、これまで探っていない範囲を広くチェックしたが、やはり反応はない。

 釣り場に立って30分が経った頃、先行者3人が相次いで帰っていく。その内の1人に挨拶がてら様子を聞くと、「昨日も来たけど、全く釣れない」とのこと。エリア内にスズキが入っていないのか、この時間帯が悪いのか分からないが、釣れないのは私だけではなかった。やはりベイトが見えないと、釣れる気がしない。

 下流のワンドへ移動し、攻め方を変えてみる。シャローエリアでは、西表島オーストラリア遠征で活躍した小さなティーニーポップR P50(5cm、1/8oz)を試す。ベイトサイズが小さい時は、このルアーが活躍するのだが、今日はその力を発揮できない模様。上げ潮のタイミングなので、少しでも流れがある流心を狙いヨレヨレデプスレス75SSを試す。しかし、これらにも反応はなくギブアップした。

 ベランダで栽培しているイチゴのアブラムシ対策として、テントウムシを採取した後、車に乗り込んで近隣の2河川の様子を足早に見回る。実績のある釣り場をチェックしたが、どこも魚が釣れそうな気配はなく、再び元の釣り場へ戻ってきた。満潮からの下げに切り替わり、流れも出てきているので期待を込めて竿を振る。ハニートラップ95Sカルトラで広範囲を探った後、レンジバイブ55ESを使い、早引きとリフト&フォールで丁寧に魚を探した。健闘空しく、ワンバイトも得られず午前10時に納竿した。


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