フィッシングリポートタイトル 13KB

トップ>FishingReport>2021年9月


天気:晴れ 水温:不明 pH:不明
釣果:0匹

 昨日、3匹釣ったので今日も出撃。先ずは左岸の様子を確認する。中潮の満潮に向けて徐々に水位が上昇する状況の中でウェーディングを開始。予想していたよりも水位が高く、川底が泥質で足を取られるのでとても釣りにくい。スタートはスイッチヒッター85S-LV。ノーマルの85Sが20gであるのに対し、85S-LVは13.3gとなっており、自重が軽くなった分、飛距離は下がるが水深の浅い河川で使いやすく設定されている。少しずつキャストする角度を変え、S字軌道で広範囲に探ってみたが反応はない。続いて、過去の豪州遠征で大活躍したサミー115をフルキャストして活性の高い魚を探したが、これにも反応はなかった。

 ルアーをローリングベイト77に交換し、ジャカジャカ巻を試すと間もなくガツッとアタリがあったがフッキングには至らなかった。この時期、ローリングベイトの早巻きはとても効くようで、バンバン投げてジャカジャカ巻いてみた。しかし、2度目のチャンスは訪れず選手交代。次なるは、レンジバイブ70ES。リトリーブスピードは早めで、表層から中層をチェックした。ローリングベイト77レンジバイブ70ESで1匹確実に釣りたかったのだが、今日はチョット厳しそうな感じ。ベイトの群れは見当たらず、ボラのジャンプもない。

 対岸へ釣り場を変え、葦前に広がるシャローエリアをクロスウェイク111F-SSRで探る。この一帯も魚っ気が乏しく、ベイト達が何処にいるのか確認できない。クロスウェイク111F-SSRに反応はなく、沖にある馬の瀬周辺をチェックするため、アイルマグネットSBを投入。早めのリトリーブで水面を賑やかにバシャバシャさせて魚にアピールしたが効果ナシ。続いて、スイッチヒッター85S-LVで様子を伺ったが、こちらも空振りに終わった。最後の望みを掛けて上流へ移動し、水深のあるマンメイドストラクチャー狙いをやってみたが不発。魚を見失ってしまったようで、ガックリしながら帰途に着いた。


天気:雨後曇り 水温:21.0℃ pH:不明
釣果:3匹(スズキ)

 雨が降ってはいるが、前日の釣行で良型のスズキが射程距離内に入っているのが分かったためカッパを着込んで出撃した。釣り場に立つと、強い東風が吹き、冷たい雨が降っていた。中潮の干潮前後のタイミングでスタート。シャローエリアでエスフォー11を引いた後、水深が浅い場所で使えるペニーサック99モッカを試す。泳ぎは悪くなく、釣れそうな気がするが使い続ける気力が湧かない。もう少しボリュームがあって飛距離が伸びれば良いのだが・・・。

 続いて、ハニートラップ95Sカルトラでやや水深のあるポイントを探ってみた。これにも反応はなかったが、対岸近くでボイルしているのを目撃。こちらに魚が回ってくることを期待してキャストを重ねる。アガケ120を引いた後、アイルマグネットSBサミー115を投入。波っ気があってもこれらのルアーならイケそうな気がしたのだが反応はなかった。本日新たにボックスに入れてきたエスクリムシャロー139Fグース125を試す。グースは1投目で根掛かり。無事に回収できたのだが、シャローを引けるルアーで何故引っ掛かったのか不思議だった。ルアーをマジマジと見ると名前の後ろにうっすらと「S」とあった。以前、まとめ買いをした際、シンキングが混ざっていたのに気づかなかったのだろう。

スズキ&RB77 8KB 新たに持参した2つのルアーがイマイチなので、ハニートラップ95Sカルトラに戻してキャストを繰り返していると、45cmのフッコが釣れた。葦前でベイトがざわついていたので、犯人はこの魚だったのだろう。しかし、前日の釣行時に聞いた捕食音は大きく、明らかにこのサイズの魚ではなかった。河川内をアチコチ歩き回り、魚を探す。河川の合流点付近を狙えるポイントに立ち、アレコレとルアーを投入したが反応ナシ。試しにローリングベイトRB77を投げて早巻をしてみたら、いきなりヒットした。魚がいないのではなく、魚の口を使わせるルアーを使っていなかったことが明白になった。元気良くファイトした魚は先に釣った魚より一回り大きな50cmだった。

 今秋シーズン、導入した'18ステラ4000MHGによるローリングベイトの早巻き(ジャカジャカ巻き)はとてもイイ感じ。キャストを繰り返すこと15分、再びヒットした。普通なら早い段階でエラ洗いをするのだが、この魚はパワフルに泳ぎ回るのみ。巨鯉のスレ掛かもしれないので、慌てずゆっくりとやり取りをした。足元に寄った魚は本命魚のスズキ。オーシャングリップでガッチリとホールドして無事にキャッチ。体長は75cmあった。昨日、ボイルしていたのは、このサイズの魚だったに違いない。更なる追加を求めてキャストを重ねたが反応はない。周囲にベイトは確認できず、釣り場の雰囲気が変わってきた。気が付けば雨は上がり、東の空に虹が掛かっている。本日は3匹釣って満足度が高かったため、午後5時に納竿とした。


天気:晴れ一時曇り 水温:24.0℃ pH:不明
釣果:0匹

 先日の三連荘釣行は見事にコケたので、心機一転、釣り場を変えることにした。今回は、中潮の満潮前後を狙って朝からの釣行。釣り場に立つと、満潮に向って結構な流れの強さで川が逆流していた。アガケ120からスタート。5分もしない内に、目の前の流心でガバッとボイルが起きた。アガケ120のフルキャストでは届かず、クロスウェイク111F SSRに交換。捕食ポイントには届いたのだが、反応がないのでスーパースプークJrで周辺を丹念に探った。直ぐに魚が出るかと思いきや、魚は沈黙。何処かに泳ぎ去ってしまった様子。

 30分程度経過した頃、今度は岸際でボイル。ベイトが弾け飛んでいる。竿先にブラ下がっていたレスポンダー129Fを放り込んだが反応ナシ。飛豚73プロップに交換しボイルがあった周辺を引いていると、今度はウェーディングしている私の直ぐ近くで水面が炸裂し、ベイトが逃げ回った。良型のスズキが餌を求めてこのエリアを泳ぎ回っているようだが、全くルアーには反応しない。エスフォー11を葦際で使ってみたが不発。ジグザグベイトで流心付近を探ったが、これにも反応はない。

 満潮・潮どまりからの下げに入り、東風が吹き始めた。エスフォー9モルモ80スティキー1を試すが、ルアーを追う気配はない。月虫SR(浮)でボトム付近をチェックしたが、これにも反応ナシ。沖合いの馬の瀬をハニートラップ95Sカルトラで、水深のあるハードストラクチャー周りをサイレントアサシン99Fで探ったが、この作戦も不発に終わった。時間が経つにつれ東風が強まり、白波が立つ。気象データによると風速5m/Sらしいが、明らかにそれよりも強い風だ。最後のワンチャンスに掛けて葦際をコモモでチェックしたが、ワンバイトもなくカラ振りに終わった。


天気:晴れ 水温:23.0℃ pH:不明
釣果:0匹

 本日は秋分の日。釣り場周辺の彼岸花はもう枯れ始めている。昨年に比べ、明らかに花が咲く時期が早かった。釣り場へ向う途中、毎年、群生して彼岸花が見事に咲く堰堤は、今年はパッとしない内に終わってしまった。夏の季節が長引き、日本の秋らしい秋がなくなってしまった。今年もいきなり季節が冬になってしまうのではないだろうか。大潮の満潮前後を狙って、早朝からの釣行だが今日も魚っ気が乏しい。前夜、雨が降った影響で濁りは見られるものの、待っていても流れが出てこない。魚には魚種毎に、好きな(活性が高まる)流速があるらしいが、明らかにスズキが釣れるような流れではなかった。

 薄暗い内はアカゲ120F新トリプルインパクトを投げまくり、明るくなってからはショアラインシャイナーSL14-F・Gサスケ裂波140ジグザグベイトショアラインシャイナーR40LD-F・Gフラッタースティックを投入した。開始2時間経過してノーバイト。少しずつ西風が出始めて雰囲気が変わってきたが、全く魚っ気がない。フラットラップ10を使い、トウィッチングやジャーキングで反応を探ったが全くダメだった。

ドローンマーカー 9KB 水位がぐっと下がり始めた頃、下流でエサ釣りをしていたおっちゃんがキビレらしき魚を釣ったのが見えた。時合の到来を予想し、流心狙いからシャロー狙いに切り替え、モルモ80ロングAラパラCD75エリートサイレントアサシン99Fを試す。しかし、いつまで経っても私のいる場所まで魚は上がってこず、空しいキャストが続いた。今日もミサゴ(オスプレイ)が飛来し、川の上空を行き来している。時折、音もない滑空で水面にいるボラを捕まえているが、そのエリアはやはり下流の方。

 シャローエリアに本命魚が入ってこないので、流心狙いに切り替える。サスケ120タイドミノースリム140サーフドライバーに反応ナシ。最後はダイワ・SWメタルバイブを投げまくって納竿とした。先週までいた魚達は、一体何処に行ってしまったのやら。

 今回は、河川堰堤工事におけるドローンを使った測量をするので、その様子を見せてもらった。現場作業員によると、測量するエリア内にマーカーを設置しドローンを飛ばして上空から測量すると言う。私が思っていたよりも遥か高くにドローンを上げ、エリアをぐるっと飛ばして終了。短時間で簡単に終わったので最新技術の現場導入に感心していたら、暫らくしてマーカーを設置したポイントに機器を持ち込み、通常の測量方法で測定を始めた。ドローンでデータを取れなかったのか、測定方法の違いによる誤差を確認するためなのか、その理由を忙しく働く作業員の人達に話を聞けなかったが、何だかちょっと残念な気がした。


天気:晴れ 水温:21.5℃ pH:不明
釣果:0匹

 今日は、3連休の最終日、敬老の日。満兆前後を狙うため、まだ西の空に満月がポッカリと浮く早朝から出撃した。トップバッターはレスポンダー129Fから。このルアーは、遠投して広範囲に手早くサーチが可能なのでとても重宝するルアーだ。暫らく投げ続けたので選手交代。アガケ120Fエスフォー11で表層をメインに探る。今日は満潮を過ぎても川の流れが出てこず、なんだか嫌な感じ。これまでの経験上、水位は時間経過と共に下がっていっても、流れが強くならない日は魚が釣れないのである。

 いつもなら表層にベイトの群れが何処からともなく出てくるのだが、今朝は姿を見せない。ブルースコード90Cに交換し、更に捜索範囲を広げた。気が付けば2時間が経過。相変わらず流れは弱く、全く釣れる気がしない。腹が空いたのでイスに座って持参したオニギリをノンビリと食べていると、上空から音もなく滑空し水面に向って斜めに突っ込んでいく大型の茶色い鳥の姿が見えた・・・ミサゴ(オスプレイ)だ。狙っているのは20cm前後のボラのよう。私の立ち位置から少し離れた流心付近に魚が溜まっている様子。コアジサシカワセミが小魚を獲る姿も面白いが、ミサゴのような大型の鳥が水面にザバッと足を突っ込み、魚を獲っていく姿はとても格好がよい。

 良く釣れるルアーなのに何故か市場から消えてしまったフラットラップ10を投げまくった後、アイルマグネットDBを試す。このルアーは後継が幾つか発売されたが、初期型の方がイイ感じがする。フラットラップ10で届かなかった範囲を探ったが、残念ながらこれにも反応はなかった。最後の仕上げでローリングベイトRB88の早引きを試したが、コツリともアタリはなくギブアップ。やはり、流れがないとスズキ狙いは難しいのである。この3連休の大潮周りは、釣れたのが初日のみ。本命魚は何処かに消えうせてしまった。


天気:曇り 水温:22.0℃ pH:不明
釣果:0匹

 今回の釣行も朝早くから。車中で明るくなるのを待ってから竿を振り出した。アガケ120クロスウェイク111F SSRを投げて小一時間が経過した頃、流心付近から大きな捕食音が2回聞こえてきた。前日釣った70cmクラスがエリア内にいるようなので、ドキドキ・ワクワクしながらキャストを続けた。試しにストリームデーモン140を投入したが反応ナシ。実績のあるビーチウォーカー110Sを流心へ送り込んだがこれにも反応はなかった。コモモアイルマグネットF105ロングAフラップスラップSW柊ローリングベイト88など、実績のあるルアーも不発。しかも、サーフドライバーをロストして意気消沈した。

 上流のポイントへ移動し、サイレントアサシン140SアイルマグネットDBハニトラ95SK2S112ラパラCD11サイレントアサシン99Fビーチウォーカー90Sなどを投入すれども、ワンチャンスすらない。余りにも魚っ気がないので、元のポイントに戻り時合が来るのをひたすら待つ。干潮から上げ潮に切り替わり、魚が入ってくるのを期待してキャストを続けた。TKM130Fサイレントアサシン129Fルドラ130SPZBLシステムミノー139Fなど70cmクラスを想定してキャストを繰り返したが反応ナシ。最後は、プライアル・メタルバイブを投げまくって納竿とした。

 メインに使うリールを新調して本日で4回目の釣行。最初に'18ステラMHGを買うに当たって経験した事をここに書き留めておく。1つ目はどの機種を買うか。購入段階で迷ったのはステラ4000にするか、4000MHG若しくはステラ4000XGにするかだった。日中の釣行で、ローリングベイトメタルバイブの早巻をするにはハイギアが有利。サーフで竿を出す時は、XGの最大巻上長が101cmがとても魅力的。青物を対策とするならギア比が高いリールは有効に違いない。しかし、河川での利用がメインで、夜釣りではスローリトリーブもやるとなると、XGの超ハイギアは不要と考えた。

 カタログに掲載されているデータを見てステラ4000MHGで物足りないのは、やはり糸巻量だろう。根掛かりやライントラブル等でラインを切ると、思いのほかライン交換のタイミングが早くなりそうだ。豪州遠征に持参し、もし大型クイーンフィッシュを掛けたらPEライン2号が150mでは心もとない。いっそのこと、ステラ4000ノーマルの替スプールを買って準備しておけば良いのだろうが、スプール価格はそこそこのリール1台分であるのが苦しいところだ。

 次にリールをいつ買うかだった。新型ステラの発売タイミングは、これまでの経過から4年毎。とすると、新型が発売されるのは2022年と考えられた。今買うと、買った直後に新商品の情報が流れ始め、来年発売されて悔しい思いをするという流れ。これはパソコンやスマホを買い換える時に悩むのと同じ構図なのだが、やはりタイミングは、「欲しい時」「使いたい時」に買うのが一番だと割り切った。特に、このところライントラブルが相次いで発生している'04ステラ3000を使い続けるのは、私にとって大きなストレスだった。

 リールを'18ステラ4000MHGに決め、いざ購入する段階で面食らったのが「商品がない」ことだった。新型コロナの影響でリールの生産に大ブレーキが掛かっているようで、メーカー・問屋共に在庫ナシ。ステラに限らず、多くの機種で同様の状態らしい。釣具店を通じて営業担当に問い合わせて貰ったが、こちらに回してもらえるモノはなく、メーカーの製造が今後どうなるか全く不明との事。近隣の釣具店にも在庫はなく、あるのは店頭で陳列してある商品だけ。価格帯の安いアジア諸国で製造されているリールの輸入も滞っているらしい。一方で、新型コロナの蔓延で釣りをする人が急激に増え、リールの売れ行きは好調・・・その結果、品不足が起き、中古市場も活性化しているようだ。

 釣具店に在庫がないと、実際にリールを手に取りクルクルとハンドルを回して感触を比較することが出来ない。今回、購入する際には、陳列されていた4000MHG4000XGを手に取り、巻き心地を比べてみたが、明らかに4000XGの方が滑らかだった。これが個体差なのか、MHGXGの違いなのかを判断できなかった。因みに、4000MHG購入時のハンドルノブの回転は鈍く指で弾いても直ぐに止まってしまった。しかし、使っている内にオイルが回ってきたのか、滑らかになり指で弾いた後も暫らく回転するようになった。

項目

'04ステラ3000

'18ステラC3000

'18ステラ3000MHG

'18ステラ4000

'18ステラ4000MHG

'18ステラ4000XG

ギア比

4.6

5.3

5.8

5.3

5.8

6.2

実用ドラグ力 kg

6.0

6.0

6.0

7.0

7.0

7.0

最大巻上長 cm

70

78

86

87

95

101

自重 g

295

210

225

255

255

255

価格 円

61,000

81,900

83,000

83,000

83,000

83,000






天気:雨一時晴れ 水温:24.0℃ pH:不明
釣果:1匹(スズキ)

 台風14号が日本の南海上を東進中。当然、サーフ方面は波が高くなっている。良型のスズキが河川内に入って来ている事を期待し、お昼過ぎから出動した。当然ながらカッパを着込んでの釣行。釣り人はいないので、釣り場は貸し切り状態。遠慮なくキャスティング出来る。スタートはアガケ120から。表層を丹念に探った後、少し水深を下げるためクロスウェイク111F SSRに交換。暫らくキャストを続けていたらボイルが始まった。

 シャローワンドの中にベイトが集まってきており、これを狙って50cm前後のフッコがガボッとやりだした。クロスウェイク111F SSRを投げまくったが反応しない。レッドフィン13cmを試した後、9cmも投入。しかし、これにも反応ナシ。続いて、スティッキー1デプスレス75Fリップルポッパーストリームデーモン140など、手を変え品を変え投げてみたが、カスリもしなかった。本命魚は目の前にいるので、何とか釣りたいという一心で、根掛かり覚悟のローリングベイトを取り出した。

 RB77では、強い向かい風の中では飛距離が足りないため、選んだのがRB88の方。シャローエリアで使えば一発で根掛かってしまうそうたが、ワンチャンスに掛けて投入した。キャスト後、素早く糸フケを取って、竿を立てて一気に高速で巻き取る。その昔、近隣のエリアで流行らせたローリングベイトを使った"ジャカジャカ巻"だ。特にハンドル1回転当たりの巻き上げが長いハイギアリールの特長を活かせる事が出来る釣り方。ただし、欠点もある。誰でも簡単に魚が釣れてしまうのだが魚がスレやすい。しかも、大遠投したルアーを超高速で巻き戻すという釣りなので、どうしても単調になってしまいがち。自主規制してなるべくやらないようにしているのだが、「もしかしたら・・・」という思いが強まり試してみた。

 やってみたらビンゴ。僅か数投目、高速リトリーブをしていたらガツンときた。しかも、明らかにデカイ。ベイトを追い掛け回っていたフッコ達とは違う。ラインが引きずり出され、'18ステラ4000MHGのドラグがチリチリチリーと乾いた音を立てる。どうしても逃したくない魚だったので、時間を掛けてゆっくり引き寄せて無事にキャッチ。サイズは堂々の70cmだった。更なる追加を求めて、RB88を遠慮なしにブンブン投げ、一気に巻き取る"ジャカジャカ巻"を繰り返した。

 水位が上昇するにつれ、魚の気配がどんどん遠のいた。RB88はもとより、スーパースプークJrTDソルトペンシルLD飛豚73プロップ新型トリプルインパクトバイトラッシュP.Pエスフォー11コモモシャロートプス等を投入すれどもアタリはない。粘っても無理っぽかったので納竿。今日は、やっと新品リールに魂が入った感じ。足取り軽く、彼岸花を見ながら帰途についた。


天気:雨 水温:24.0℃ pH:不明
釣果:1匹(スズキ)

 今日は朝からずっと雨。午前中はノンビリ過ごし、昼から出撃した。ゴアテックスのカッパをバッチリと着込み、完璧な雨対応で釣り場に立つ。さすがに釣り人は不在なので、周囲を気にせずに釣りが出来るのは嬉しい。1か所目は水中に古いストラクチャーがある場所。ストラクチャーに引っ掛けないよう、ルアーの潜行深度と水位に気をつけながら釣りをする必要がある。ZBLシステムミノー139Fで広範囲に探った後、旧タイドミノースリムビーチウォーカー110Sで様子を伺う。活性が高いスズキがいれば、数投で何らかの反応があるハズだが、コツリともアタリがないので、開始20分でこの場を見切った。

 2か所目は、勝手知ったるお馴染みの釣り場。しかし、私が来る前に、とても厄介な先行者がいた。その正体は、真っ黒い鵜。エリア内をグルグルと泳ぎ回り、魚を追い掛けている。私が近づくと慌てて飛び去ったが、鵜のおかげで魚達は怯えて暫らくは釣りにならないだろう。竿先にぶら下がっていたビーチウォーカー110Sを適当に投げ、周囲をキョロキョロと伺う。少しすると、小魚達が動き始めたのが確認できた。これを見てルアーをアイルマグネットF105に交換。活性が高い魚が回遊してくるのを待ちながらキャストを繰り返す。

 小一時間経つと予想どおりに、本命魚が回遊してきた様子。下流のストラクチャー付近で突如、ボイルが始まった。フルキャストしても届かない場所なので、下流へと移動する。この一帯の水深は浅いため、使うルアーはトップウォーターがメインとなる。飛豚73プロップを試すと、直ぐにルアーをチェイスする魚影が見え、パシュッとバイト。しかし、これはフッキングしなかった。スーパースプークJrに交換し、ラトル音を響かせながらテンポ良くドッグウォークをさせていると、水柱が立つほどの激しいバイト。魚は明らかに70cmクラスなのだが、フッキングには至らなかった。

 TDソルトペンシルLDGドッグXバブルクランクには反応ナシ。時間が経つに釣れ、ベイトを追い掛けている本命魚のサイズに変化があり、明らかに小さくなった。捕食時に体を水面上に踊りだす程、元気が良いのは40〜50cmのフッコ級の魚だった。ルアーをバイトラッシュP.Pに交換し、水面で賑やかにアクションささせると狙いどおりにヒット。しかし、魚は'18ステラ4000MHGのドラグが全く鳴らないほど小さなセイゴ(25cm)だった。

 干潮・潮どまりで一旦魚の活性が下がったが、潮が満ちて水位が上昇すると再び魚の活性が上がった。今度は、GドッグXに反応が良く、バコッ、バコッと派手な捕食音を立てて襲ってくる。横っ飛びでルアーを捕食しようとする魚や、ルアーを追尾し競い合うように、連続バイトする魚達もいた。この間、30分程度。水位が上がり切ると、手品でもしたかのように魚っ気がパッといなくなった。粘っても、釣れる気配が全くなくなったので午後4時半に納竿。今回も購入したばかりの'18ステラ4000MHGに魂を入れることは出来なかった。


天気:曇り 水温:24.5℃ pH:不明
釣果:1匹(スズキ)

 '04ステラ3000がライントラブルを連発していたので、ついに新しいリールを購入した。手持ちの釣竿とリールを10品売って商品券に変え、差額分を追い金して購入したのが'18ステラ4000MHG。シマノが新商品を出すタイミングは4年毎。現行品は、これまでの様子からモデルチェンジ目前になるモデル末期のリールだ。組み合わせるのは普段使っているウエダCPS-892FX-Tiという年代モノの竿。このリールは、過度な装飾はなく、色合いも落ち着いており、銀色に輝く姿はとても好感が持てる。

 朝マヅメ時と中潮・満潮前後を狙って釣り場に立つ。新しいリールを使うのでワクワクして、予定よりも随分早めに釣り場に到着してしまった。先ずはクロスウェイク111SSRから始め、ZBLシステムミノー139Fレッドフィン13cmTKF130を投げまくってリトリーブしてみた。'04ステラから14年も経ち、技術的に大きな進歩を遂げたであろう'18ステラ。しかし、特にそれを実感する事もなく、驚きもトキメキもないままキャスト&リトリーブが続いた。もしかしたら、'04ステラ3000が元々凄い性能だったのかもしれない。'18ステラには、新しい技術が随所に盛り込まれているようだが、単にルアーをキャスト&リトリーブしているだけでは実感しにくいのが残念だ。

 周囲が暗い内は、全く魚っ気がなく空しいキャストを繰り返した。朝日が上り始め、明るくなってくると、水面でベイトがざわつき始め雰囲気がガラリと変わる。ボラっ子の群れがシャローエリアでスクールし、流心近くでは50〜60cmのボラが派手なジャンプを繰り返す。葦前を丁寧にTDソルトペンシルLDでチェックしていると、立ち位置近くで突然ビックボイルがあった。思わず、身をのけ反るくらいの捕食音に70cmクラスがうろついてる事を確信した。

 ベイトサイズに合わせてルアーを選び、周囲を隈なく探る。ラパラCD75エリートデプスレス75Fを試したが反応ナシ。ベイト群がシャローエリアから本流へと移動しているので、バードック95を試す。フルキャストで気持ち良く飛ばした後は、クリクリとハンドルを回す。ハイギアなので、心持ちハンドルの回転をゆっくりするよう意識しながらリトリーブをする。表層は反応がないのでZBLバイブ25gで下層を探ってみた。キャスト後のラインのたるみを素早く取るには、ハイギアリールを使うメリットがある。特に横風が強い日などは、その恩恵を受けそうだ。

スズキ&飛豚73プロップ 9KB 流心付近を探っていたが反応がない。シャローエリアでベイトがザワついているのに気づき飛豚73プロップを投入。するといきなりガボッと捕食音が聞こえ、ルアーが水中に引き込まれた。この魚は、新たに導入したリールで釣る最初の1匹目なので慎重に対処する。キャッチしたのは40cmのフッコ。サイズ的には不満があるものの、バラさずにキャッチ出来てホッと安心した。

 更なる追加を期待してルアーをアレコレ選んで投げてみた。魚が反応したのはバイトラッシュP.P。ラトル入りのペンシルポッパーを早めのトウィッチでアクションさせるとバイトが連発。しかし、何故だかフッキングには至らなかった。魚は目の前にいて、時折、ボイルしているのでテンションは上がりっぱなし。スーパースプークJrTDソルトペンシルLDスキッターポップSP5レッドフィン9cmデッドフロート8ラパラCD5ステッキー1カクーンSPなど、次々とルアーを投入したが、ことごとく見切られてしまった。

 急に雨が降り出し、徐々に雨脚が強まったので車中へ避難する。暫らくテレビを見て時間を潰していたのだが、睡魔に襲われて爆睡。気が付いた時には、1時間以上が経っていた。干潮で水位は随分と低下し、時合はとっくに終わっている感じ。再スタートの1投目はアガケ120F。水面をノタノタと泳がせたが反応ナシ。続いてナバロン120Fに交換し、流心を探るといきなりヒット。しかもサイズは結構良さそう。おおっ〜と思った次の瞬間、残念ながらフックオフした。その後はラパラCD11サイレントアサシン99Fメタルバイブを投げまくって納竿。良型のスズキを釣って新品リールに魂が入るのは、一体いつになるのやら。


天気:晴れ 水温:23.5℃ pH:不明
釣果:0匹

 新型コロナの蔓延で、職場への出勤人数は7割削減と謳われている。積極的に年休を消化するか、リモートで自宅に篭って仕事をするか・・・私の場合は、迷うことなくお休みをもらって中潮の満潮前後狙いで朝から釣り場に立った。トップバッターはクロスウェイク111F-SSR。足場が高い場所では、シマノアガケ120より少し深く潜るのでこちらの方が扱いやすい。しかもクロスウェイクの方が飛距離が伸びるので、この釣り場には合っている感じ。満潮に向って少しずつ水位が上がる状況の中、ワンド内でいつも水面を賑わせているベイト達の姿がない。余りの魚っ気のなさに狙いを流心へと変えてみた。アップクロスでキャストし、表層を引き波立てて泳がせてくると、1投目でドカンと出た。しかし、残念ながらフッキングには至らず。捕食音からするとサイズは結構イイヤツだったに違いない。

 クロスウェイク111F-SSRを暫らく投げまくったが、魚からは見切られた様子。飛距離が欲しかったので良く飛ぶルアーをアレコレと試してみた。レスポンダー139Fビーチウォーカー110S、ジグミノーのバードックブルースコードC90などを引きまくったがコツリともアタリはない。この間、流心では時折、ビックボイルが起き、ベイトが弾け飛んでいる。目と鼻の先に良型の本命魚がいるのに、私のルアーにはカスリもせず悔しい思いをするばかり。

 気が付けば、流入口付近にベイトが集まっている。水位が高くなってきた葦際のシャローエリアでも水面がザワザワしている。小型ロングAラパラCD7を使いトウィッチングをしていると、葦前でボイルが起きた。ルアーをTDソルトペンシルLDに交換しフルキャストし、頭をピョコピョコさせながら泳がせた。結果が直ぐ出るかと思いきや、私のルアーには全く反応しない。流心にいる魚とは違い、浅い場所にいる魚は50cm前後だろう。葦前シャローエリアから、徐々に流心狙いへと変え、70cmクラスの魚を探してキャストを重ねたが空振り。

 朝食のオニギリを食べて英気を養った後、再び釣り場に立ちキャストを再開。小型ロングAビットストリームハニートラップ95Sシャロートプスナバロン120Fなど、ボックスの中を見て目に付くルアーを取り出し投げまくる。気温はグングン上がり、30℃を軽く超えていただろう。強い日差しが背中にジリジリと照りつける。余りの暑さに我慢できず、クーラーボックスに入れていた保冷剤を取り出し、フィッシングベストの背中ポケットに入れてみた。この方法は大正解。つい先程まで汗だくになっていたのがウソの様。もっと早く気が付けば良かった。

 炎天下の真昼間、突然シャローエリアでボイルが始まった。TDポッパースティッキー1デッドフロート8を相次いで投入したが反応ナシ。スズキのサイズは50cm前後。どうにかして釣りたいと思ったが、そう簡単に願いは叶わない。最後にプライアル・メタルバイブを投げまくってギブアップした。


天気:曇り後晴れ 水温:23.0℃ pH:不明
釣果:4匹(スズキ、マゴチ)

 大潮・満潮からの下げ狙いで早朝から釣行。暗い内はヤブ蚊の攻撃を受けるので、釣り場に到着して直ぐに虫除けスプレーを使う。それでも、ゆっくり準備をしていると周囲のヤブ蚊から一斉攻撃を受け、薬のムラ塗りがあるピンポイントが狙われる。こんな時は、殺虫剤スプレーを一帯に緊急散布してその場を凌いでいる。虫除けと殺虫剤は必要不可欠なのだが、コレに加えもう1品忘れてはいけないモノがある。8月の釣行、本命魚9匹を釣った時に腰を痛めてしまい、今はバンテリンの腰痛サポーターも欠かせない。サポーターをしていると腰に爆弾を抱えていても、安心感もあるので釣りに専念出来るのだ。

スズキ&ラパラCD75エリート 9KB 腰痛サポーターをしっかりと腰に巻きつけ釣り場に立つ。本日のトップバッターもレッドフィン13cm。このルアーを選ぶのは、単純にこのルアーで釣りたいから・・・水面近くをグネグネと泳ぐこのルアーは、「絶対に釣れる」という確信を持っている。しかし、私の思いとは裏腹に、魚達からの反応はなく間もなく選手交代。スティッキー1に続きエンゼルキッス120を投げていると、上流の方でボイルが起きた。キャストして届く距離ではない。下げ潮に切り替わり、ベイトの群れと共に本命魚が下ってくることを期待しながらキャストを重ねる。

 流入口付近でベイトがザワついたのでシャッドラップSSR7Sを投げ込むと、狙いどおりにガツンときた。しかし、いつもと違ってエラ洗いをしない。粘り強いファイトをする魚の正体は・・・マゴチ(50cm)だった。昔はこのエリアで海水魚のマゴチなんて、そう滅多に釣れる魚ではなかったと思う。しかし近年、河川流量の減少、度重なる河川改修や川底の浚渫によって、海水が上流へと遡りやすくなっているに違いない。塩分濃度が高まることで、淡水魚であるナマズや雷魚の姿が減っているようでもある。

スズキ&レンジバイブ90ES 8KB たまにボイルするのは、明らかにスズキ。魚は他にもいる感じがするので、ルアーをラパラCD75エリートに交換。フルキャスト後、トウィッチを繰り返していると再びヒット。今度は元気良く水面近くで暴れ、直ぐに本命魚だと分かった。サイズは大きくないので、一気に引き寄せてキャッチ。体長50cmのフッコだった。更なる追加を求め、デッドフロート8アイルマグネットF9などを試していると、沖の潮目でビックボイルがあった。捕食音だけでなく、ボイル後の水面に残った波紋も大きい。多分、魚のサイズは70cmUP確定のヤツ。

スズキ&ビーチウォーカー90S 9KB 遠投が必要だったので、TDソルトペンシルLDに急遽変えてフルキャスト。潮目を意識しながら、ピョコピョコとアクションさせて様子を伺う。反応がないので、ルアーをアレコレ交換して様子を伺った。シャロートプスZBLシステムミノー139FフラッタースティックアイルマグネットDBアイルマグネットF12ダイエットマスクバイブ70・・・どれにも反応がなく諦めた。

 午前8時、持参したオニギリを食べて一休みした後、再びキャストを開始。これまでは無風だったが、北東からの風が吹き始め釣り場の雰囲気が変わってきた。K-TEN BKS9からレンジバイブ70ESに交換した直後、セイゴ(23cm)が食ってきた。続いて、ビーチウォーカー90Sで流心を狙っていると、46cmのフッコがヒット。70cmUPの魚は消えてしまったが、代わりにセイゴ・フッコサイズが回遊してきた様子。

 流心で時折、小魚が弾け飛ぶようなボイルがあるが、私のルアーには反応しない。ボイルする場所は立ち位置から離れ、追われているベイトサイズは小さいので、使うルアーが限られてしまう。ビーチウォーカー90S湾ベイトジグザグベイトバンジーメタルキャストスプーン、レンジバイブ55ESを試したがワンバイトもない。もう1〜2匹追加したかったが、魚達からルアーを見切られているようなので納竿した。


天気:曇り 水温:23.0℃ pH:不明
釣果:2匹(スズキ、ナマズ)

 本日も未だ夜が明けていない早朝から出撃。海の方では雷が時折光っているが、雨雲レーダーで確認したがこちらには影響がなさそう。釣り場に到着すると既に釣り人の姿があった。トップバッターはレッドフィン13cm。水面をノタノタと泳がせ様子を伺う。周囲が明るくなってきたタイミングで、流れのある流入口付近で単発のボイルがあった。魚は小さそうだったのでルアーを交換し周囲を探る。プラステック等を補修出来るボンディックを使って破損したリップを補修したデッドフロート8を試すが不発。

絡まったライン 11KB 続いてバイトラッシュP.Pを使い首振り&スプラッシュをさせていると、いきなりラインを引っ手繰られた。ルアーに魚がヒットしたのではない。水面近くを飛び回っていたシギの群れの最後尾の一羽が、ラインをかわせなかった。ラインに当たってもそのまま飛び去ってくれれば良かったのだが、何故かその鳥はクルリンと一回転したので首にラインが巻きついてしまった。水面に落ちず羽ばたき続けたので、私は鳥相手の空中ファイティング。ルアーのフックが鳥に刺さると厄介なことになるので、慎重に引き寄せてキャッチ。ラインを外して直ぐにリリースすると、シギは元気良く仲間の元へと飛んで行った。

 ベイトが集まっている流入口付近を重点的に探る。スティッキー1を引いていると狙いどおりに40cm程のフッコがヒット。しかし、間もなくフックオフ。続いて、マスクバイブ70ラパラCD75エリートヨレヨレボラコノ等を試すが反応はない。流心にビーチウォーカー110Sを投げ込み様子を伺ったがこれにも反応はなかった。キャストを繰り返している最中、ライントラブルが発生。このところ頻繁にラインがももったりして、どうにも'04ステラ3000の具合が悪い。

セイゴ&メタルバイブ 10KB 今日は川の流れが弱いため、流心に潜むスズキの活性は低いのだろう。作戦変更して、葦前のシャローエリアを狙ってみる。TDポッパーでポッピングをした後、クロスウェイク111F-SSRを引いてみたが無反応。スイッチヒッター85S-LVローリングベイト88も不発。朝食のオニギリを食べて一休みして再開。プライアル・メタルバイブを試すと、僅か数投目でセイゴ(16cm)をキャッチした。水面で時折、ピチャピチャやっていた魚の正体はコレだった。追加を期待して暫らくプライアル・メタルバイブを投げまくっていたが反応ナシ。

 ふと足元を見ると、ナマズがウロウロしているのに気が付いた。ルアーをラパラCD9に交換し、少し離れたところに落とし込む。シャクリ上げたり落としたりしながら少しずつナマズに近づける。すると一発で食ってきた。お遊びは一切ナシ。フッキング状態を確認し、一気に抜き上げる。サイズは60cmだった。ナマズが釣れてしまう様な状況では、本命のスズキを期待するのは無理がある。水位は低く、流れも弱い。日差しも強まってきたため早めに切り上げた。


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