フィッシングリポートタイトル 13KB

擬似餌の玉手箱トップ>FishingReport>過去のFishingReport目次>2003年1月


 天気:曇り時々雨後晴れ 水温:不明 pH:不明
 釣果:34匹(ニジマス、ブラウントラウト、イワナ、アルビノ)

 午前6時半からシマゴンで竿を振る。ミノーで広く探ると30〜35cmのマスが連続スレ掛かり。このままでは非難を浴びそうなので、前夜マジックペンで色塗りをしたシャッドに換えるとバタバタとマスが釣れ始めた。朝日が池に差し込むまでが勝負だろうと予想し、素早いキャッチ&リリースを心掛け5匹を追加。日が差し込んでからは、日陰を狙ってブラウン3匹、イワナ1匹、マス4匹をキャッチした。

 午前8時を過ぎるとアタリがパタッと途絶えた。魚が沈んだのではないかと推測し、スローシンキングに調整したシャッドのスローリトリーブを始めると、再び魚が反応し始めた。そのアタリは微妙で竿先やラインの動きをしっかり見ていないと拾えないようなもの。これらのアタリを全てフッキングに持ち込めれば、釣果は3〜5倍に伸びそうなのだが、これが中々難しい。引ったくるようなアタリは確実にフッキングできるので簡単なのだが、ルアーのリトリーブ方向に魚が泳いで食ってくる場合は竿先にもアタリが出ない。こんな時は僅かなラインの動きで判断し合わせるしかない。何度となくフッキングミスを繰り返したが、55cmのチューパー1匹、35cm程度のブラウン1匹、25〜35cmのマスを3匹釣り上げることができた。

 途中、雨が降ってきたのでポンチョを着込みキャストを黙々と繰り返す。雨が降れば活性が高まるのではと期待したが案外そうでもなく、むしろ雨が上がってからの方がルアーに反応した。魚がバイトした時に違和感を出来るだけ少なくするようにドラグを緩め、竿とラインの角度を考えながらリトリーブ。シャッドクランクベイトを使い、細かなアタリを的確に拾って55〜60cmのチューパー2匹、アルビノ1匹のほかレギュラーサイズのマスを追加。

 残り時間30分となりミノーにチェンジ。これまでやっていた、「じっくり」「ゆくっくり」とした攻め方から、トウィッチ&ポーズでテンポ良く攻め始めるとこれが大当たり。40〜45cmのブラウン2匹をはじめ、25〜30cmのマスを連取した。目まぐるしく天気が変わる中、竿を振った本日の釣果は、60cmを1匹、55cmを2匹、アルビノ1匹、ブラウン6匹を含む合計34匹。アルビノは3回チャンスがあったのだけど、うち1匹しか取れず悔しい思いをした。 3匹釣れば入場割引券1,500円分・・・ちょっと残念だ。


 天気:晴れ 水温:不明 pH:不明
 釣果:14匹(ニジマス、ブラウントラウト、カニ)

 昨日は自宅に持ち帰った仕事をこなすため、一日中パソコンの前に座っていた。このところのストレスから左瞼が勝手にピクピクと動くチック症状が出ており、体は危険信号を発している。どんなに忙しくても気分転換が必要だと、3連休の最終日はSIMAGONで締めくくることにした。

 午前6時過ぎに釣り場へ到着。いつものようにミノーで広範囲に探りを入れるが無反応。明るくなってもライズが少なく、一昨日、放流したのがウソのような静けさ。こんな状況の中、開始15分でやっとヒット・・・と思いきや、30cm程度のマスがスレ掛かり。2匹目のマスが釣れたのは、その45分後。ミノーへは全く反応しないため、小型のシャッドに交換したら、25〜35cmのマスがポツポツと釣れ始めた。

 待望のスーパーレインボーは、私がマジックペンで色を塗ったスペシャルカラーのシャッドを食ってきた。サイズの割には期待するほどのパワフルなファイトはせず、簡単にキャッチすることができ拍子抜けした感じがした。「何だか今日は変だなぁ。」と感じながら竿を振ると、推定50cm程度の魚の骨をキャッチ。頭から尻尾まで肉が一切付いておらず、まるで骨格標本みたいだった。

 嫌な物を釣ったので気分がブルーになっていると、今度はメチャ重い死後硬直したスーパーレインボーを釣ってしまった。周囲を見渡すと、殆どの釣り人が釣れていないため、表層を超スローにルアーを引いたらこの有様。それならばと、池底を徹底的に攻めてみようとディープラナーのクランクベイトに換えたら、子供の拳大のモクズガニをキャッチ。

 良く晴れて、気温が高く、風がないため魚が沈んでいると考えるのが一般的かもしれないが、果してそれだけか? あくまでも想像なのだが、年末年始は多くの釣り客が訪れたため、池底は魚の死体だらけではないのだろうか。今日、死体や骨を釣ったのは私だけではない。もしかしたら水温が低いため死んだ魚は浮いてこず、池底に溜まっているのかもしれない。活性が高いのは死んだ魚を食べているモクズガニだけだったりして・・・。

 今回は、余りにも釣れていないので急遽バケツ3杯分の放流があった。活性が高い魚を入れると、他の魚もつられて活性が高まるらしいが全く効果なし。正午のサイレンが鳴るまで懸命に竿を振って、ニジマス11匹、ブラウントラウト2匹、カニ1匹の合計14匹をキャッチ。余りに釣れず神経を集中して釣りをしたので、さらに左瞼のチック症状が悪化しそうだ。


 天気:晴れ 水温:11℃ pH:不明
 釣果:39匹(ニジマス、ブラウントラウト)

 午前6時過ぎ、SIMAGONへ到着。暗闇の中、車を降りた直後に突然声を掛けられドキッとしたが、声の主は浜名湖を中心に根魚を狙うTSUYOさんだった。彼は近くの港でカサゴ釣りを楽しんできた帰りらしい。「今日は見るだけです」と言う彼と雑談をしながらキャストを始めた。
 先ずは得意のミノーで広く探りを入れ、魚がいる場所を絞ってからじっくり攻めようと考えていたのだが、開始10分経ってもノーフィッシュ。この時間で釣れないと苦戦を強いられるので、次々とルアーを交換。結局、辿り着いたのはいつものミノー。これで25〜30cmのマスを3匹キャッチ。後が続かないので、シャッドに変更し2匹追加した。

 TSUYOさんが帰った後は、レギュラーサイズのマスを5匹キャッチ。この間、お気に入りのミノーを「アワセ切れ」でロスト。そしてスーパー狙いで投入した小型クランクも失った。この時はピックアップ寸前に足元から70cm近いスーパーが食い上げて反転。狙いどおりスーパーを掛けて喜んだのも束の間。魚が体を回転させて暴れた際にラインが巻き付き、ヤバイなと思った瞬間に「バチッ」と嫌な音がしてラインブレイク・・・。

 午前10時に富士吉田の養魚場から魚を一杯積んだトラックが登場。60cm以上のドデカイ魚が次々と勢い良く池へ放流された。今回放流されたスーパーレインボーは赤黒いドナルドソン、最大は4kg程度か。このほかレギュラーサイズのマスが少々と40cm前後のブラウン及びブルックが入れられた。「いつも放流後30分もすれば釣れ出すよ。」と言うスタッフO氏の話を信じて、竿を振るがいつまで経っても一向に釣れる気配がない。昼の段階で17匹を釣り、普段なら納竿だが、今回は放流魚を狙って午後も引き続き竿を振ることにした。

 放流された魚が釣れ始めたのは午後1時くらいから。30〜40cmのブラウンと25〜30cmのニジマスをシャッドで苦労してポツポツと釣っている近くで、午後からやってきたスプーンを使うお兄さんが、開始早々から入れ食い。スプーンを投げる度に25cm程度のマスを釣り上げる姿を目の当たりにし、プラグオンリーの釣りの限界を痛感した。結局、午後はミノーシャッドに反応する活性の高い魚を拾い釣りして、スーパー1匹を含む22匹をキャッチ。本日の釣果はマス31匹、ブラウン8匹の合計39匹となった。

 それにしても、アタリ針を失うことは非常に辛い。このところの釣行で毎回ルアーを魚に持って行かれてロストしているので、先日、某店でお気に入りのミノーを「列買い」した。このルアーは人気がないため陳列棚の最下段に置かれ、パッケージは埃だらけ。追加入荷はなさそうなので、1個1,300円もするルアーだったが店頭にあるだけ全部を購入。ルアーは突然生産中止になったりするから、「買える時に買っておく」というのがキモだ。


 天気:曇り後晴れ 水温:不明 pH:不明
 釣果:22匹(ニジマス、ブルックトラウト、イワナ、ブラウントラウト)

 新年の始めはSIMAGONから。朝6時過ぎに到着し、桟橋をシャッドを使ってテクトロをしながら釣り場へ向うと、いきなり40cmのブラウントラウトが食ってきた。前夜は曇っていたため、冷え込みが少なく魚が上ずっている。気合を入れてキャストを始めると、今度は数投もしないうちにスーパーレインボーがヒット。

 猛烈な突込みに耐え、水面でバタンバタンと暴れる魚をなだめ引き寄せる。ネットですくおうとしたが魚が大きすぎて入らない。足場を確保し、間合いを見て魚の顎を掴み一気に引き上げた。釣り上げた魚は顎がしゃくれ婚姻色がくっきりと出ている70cmを越えるオス。釣り上げられたショックで周囲一面に真っ白い精子を撒き散らす。手早く写真を撮り、水の中に帰してやった後、右手を見ると親指からダラダラと流血していた。ハンドランディングをした際に、鋭い歯でザクザクッと切ってしまったようだ。

 ミノー(8cm)のボーズを少し長めにとったトウィッチングで40cm程度のブルックとイワナ、25cm程のニジマスを2匹追加。その後、スーパーを掛けたが散々暴れまくった後にラインをブッ千切られアタリ針をロスト。気を取り直し、小さめなシャッドに交換したとたんに60cmの良型マス(チューパー)と25〜30cmのニジマスを11匹キャッチした。しかし、このルアーも足元まで引き寄せたスーパーをランディングしようと格闘していた際に、再びライン切れでロスト。

 午前9時、noppさんの登場。私はこの段階でスーパーを含む17匹を釣り上げ御満悦。この勢いで新年早々から爆釣かと思いきや、恐るべき「沈黙の時間」が到来した。少しずつ移動しながらキャストをしているnoppoさんは、スピナースプーンを使いポツポツと釣っているようだが、全体的には渋い様子。

 ルアーをアレコレ交換し魚の反応を見るが、小型クランクにコツっと偶に当るくらい。数少ないアタリを上手くフッキングさせることができず悔しい思いをする。ミノーに切り替えトウィッチングで誘うと、ブラウンと岩魚がスレ掛かりで釣れてくる始末。ルアーに一応反応しているようだが、食い損ねたり、食う前に反転して逃げる際に、フックが魚体に刺さっている感じ。ニジマスに比べ圧倒的に放流数が少ないこれらの魚を確実に釣るにはトウィッチングは効果的な方法だが、一歩間違えるとサッカケ釣りになってしまうので注意が必要だ。結局、昼までに辛うじて5匹を追加、合計22匹を釣り上げ納竿した。昨シーズンと同様、「沈黙の時間」でいかに数を伸ばすかが大きな課題だ。


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