番外編:沖縄・西表島フィッシング
まさかの追加料金


貝殻 10KB
砂浜には貝殻が沢山

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'15/9/24(木)
〜 シュノーケリングと貝拾い 〜


シュノーケリング 8KB 前夜は午後8時に宿へ戻り、狭い浴室の中で体をアチコチぶつけながら入浴。そして煎餅布団を敷いて、横になったとたんに爆睡してしまった。気がつけば朝の6時半、朝食の用意はされていないので、前日スーパーで買っておいた菓子パンをかじりながら荷造りをする。もう少しリッチな遠征でも良かったようにも思うのだが、節約するところはキッチリと締める事ができる嫁さんはとてもしっかり者なのだ。

ひとみちゃん 7KB 食後の一服を兼ねて、目の前に広がるビーチをのんびりと散策することにした。一方、嫁さんはまだ遊び足りないようで、水着に着替えてシュノーケリングをやりだした。水深40m対応の防水ハウジングを取り付けたルミックスを片手に、バタバタと浅瀬を泳いでゆく。「帰る日にそんなに頑張っちゃっても大丈夫なのか?」とつい心配してしまうが、「そこに海が広がっているから泳ぐのだぁ〜」という発想に圧倒されてしまった。

 砂浜を散策していると足元には、美しい貝殻がゴロゴロと転がっていた。きっと拾う人もないのだろうが、拾い集めて売れば結構な金額になりそうなほど。自分自身はそこまで商売っ気がないので、この遠征を記念し、部屋のインテリア用としていくつか手元に残した。しかし、このお土産が後で思わぬハプニングに繋がるとはこの時に思いも寄らなかった。

〜 ここは日本か中国か?! 〜


高速客船ぱいじま号 5KB 荷造りをしながらゆっくり部屋でくつろいでいると、出発の時間。いつ来るか判らないような島内を運行するバスに乗るのが心配だったが、当宿の娘さんがフェリー乗り場まで車で私達を乗せて行ってくれる事になった。車で走ること数分で上原港のフェリー乗り場に到着。昼12時発の安永観光の船切符を確保し、少しの間待合室や土産物コーナーで時間を潰す。国の特別天然記念物であるイリオモテヤマネコを紹介する大きな看板を読んでいると、私達が乗る高速客船 ぱいじま号(定員181名)が入ってきた。この島に来た時よりも大きな船で、多少波があっても安定感がありそうな船だった。

なーべら味噌煮込み定食 8KB 定刻を10分程遅れて出船。風速6m/秒、波の高さは1.5mとのことで、大きく揺れることもなく、1時間も掛からない内に石垣島に到着した。石垣港に入ると、中国の立派な白い大型客船が横付けされていた。ターミナルを出てから、食事をする場所を探す。100件ほどの土産物店や飲食店が2本の通りに軒をつなれるユーグレナモールをウロウロと歩き、石垣市公設市場の3階にあるいちば食堂に入った。

 時刻は午後1時をとっくに過ぎていたのだが、店内は多くのお客さんで混雑しておりビックリ。しかも、私達を除くほぼ全ての客が中国人だった。どうやら、港に停泊していた大型客船に乗ってきた人達の様子。店員さん達は、中国人の団体客対応でテンテコ舞いの状態だった。店員さんに話を聞くと、彼らは様々な食材を持ち込み料理してくれだとか、味付けが口に合わずクレームを言ったりと何かと対応が大変らしい。

 私達は日本にいるハズなのだが、聞こえて来るのは騒がしい中国語ばかりで落ち着かない。具沢山の味噌汁定食と、ヘチマを使ったなーべら味噌煮込み定食を空きっ腹に詰め込んで、一服する間もなく店を出た。市場の中をぐるりと回った後、町の中を少し歩いて釣具店に立ち寄ってみた。余り期待はしていなかったが、とても小さな釣具店で品揃えもなく購買意欲が湧くような物はなかったため直ぐに退散。土産物店を散策して実家や職場へのお土産を物色した。

〜 冷凍カット・マンゴーの正体 〜


石垣空港 7KB 今回の遠征で楽しみにしていた名物のパイナップルやマンゴーを満足するほど食べていなかった事を思い出した。市場には気軽に食べられるカット品は売っていなかったため、観光客が立ち寄る土産物屋で棒に刺したピーチパインと冷凍カット・マンゴーを購入。バスターミナルまでブラブラと歩きながら移動し、午後3時16分発のバスに乗り込んだ。凍ったマンゴーは空港に付いてから食べようと思い、大事に抱えて席に座る。買い物袋に入った冷凍マンゴーからは、甘い香りが漂よってくる。「さすが本場のマンゴーは香りがいいなぁ」などと思いながら、石垣空港まで540円、1時間弱の間、景色を楽しんだ。

防水バック破損 6KB 午後4時過ぎに空港到着。フライト時刻を確認した後、待ち時間をロビーで過ごす。丁度、おやつとして大事に抱えていた冷凍マンゴーの氷が溶けて食べやすくなっている頃・・・パッケージを開けて驚いた。果実が凍っているとばかり思っていたのだが、私が買った商品は絞った果汁を凍らしてある物だった。従って、カップの中にあったのは、ドロドロに溶けてたシャーベット。マンゴー果実の食感も楽しみにしていただけに、これには大ショック。しかも道中で傾けてしまったようで、カップから果汁が漏れ出ていた。食べるためにお店でワザワザ貰った爪楊枝は使えず、カップを持つ手をベタベタにしながらジュースを飲むようにして口に運んだ。

 口に残ったマンゴーの香りを確かめながら、石垣空港の手荷物検査に並ぶ。長尺物のロッドケースを持ち歩くのは何かと不憫なのだが、今回購入したケース本体は軽くて助かった。塩ビパイプで自作などしていたら、その重さに閉口していたに違いない。赤外線による荷物検査は問題なかったのだが、スーツケースの方が重量オーバーでチェックインの際に引っ掛かった。オーバーしたのは僅か1kg。オーストラリア遠征では2〜3kg程度のオーバーなら、おおめに見てくれていたがココではそうはいかないらしい。

〜 まさかの追加料金 〜


ゲンキクール 8KB 西表島へ来る時は38kgだったが、目の前でデジタル表示されている重さは41kg。旅慣れた2人がまさかの重量オーバー、「一体、何が重かったのだろう・・・」答えは直ぐに出た。重量オーバーの犯人は、美ら海水族館で購入したカラー写真満載の分厚い魚図鑑と、今朝、砂浜で拾い集めた数多くの貝殻だった。1kgぐらいなら、スーツケースからヒョイと取り出せば何とかなりそうな重さ。しかし、2人が背負っているデイバッグは、御当地の乳酸菌飲料ゲンキクールなど、ユーグレナモールで買ったお土産が入ってパンパンに膨らんでいた。おまけに私の防水デイバッグは、今回の遠征中に経年劣化で生地の蒸着面が剥がれて底が抜け、今にも分解バラバラになりそうな具合。

セントレア空港 9KB 2人ともこれ以上、物は詰められない状況だった。窓口担当者に追加料金を聞くと2,500円とのこと。魚図鑑は荷物の奥の方に位置しており、スーツケースを開いて取り出すのが大変。貝殻は、かさばっており持ち歩きに苦労しそう。どうするかグズグス迷っていると他のお客さん達に迷惑が掛かるので、潔く追加料金を払って済ませることにした。

 「2,500円あれば。アレが買えた、コレが買えた・・・」なんて考えていても仕方がない。パッと気分を切り替えて中部国際空港セントレアに向うANA 580便(B37-800)に乗り込んだ。飛行機は10分遅れで離陸。気流が悪く暫くの間、シートベルトサインが消えなかった。那覇市上空を930km/hで飛んでいる頃、ドリンクサービスが始まった。私達のチョイスは、迷いなくANAオリジナル・ビーフコンソメスープ。この美味しいスープの味は、癖になる感じなのだ。

 1時間程して再びドリンクサービスがあり、選んだのはアップルジュース。今回は飴玉も配ったりして、ちょっと嬉しい。飴玉は、着陸時の気圧変化で耳が痛くならないようにするための配慮なのだろう。オレンジジュースは口や喉の奥にキワキワ感が残るので、やはりフライト中の飲み物はアップルジュースがベストチョイスかも。そんな事を考えていると、本機は着陸態勢に入り午後7時25分、定刻通りに着陸した。

〜 遠征のシメはきしめんウドン 〜


セントレア夕食 8KB 預け荷物を受け取り、スーツケースに大きなキズや凹み等のトラブルがないことを確認して、まずは帰りの高速バスのチケットを確保しにバスターミナルまで急ぐ。磐田まで行くバスは1時間に1本しかないので、2人分の座席確保が最優先なのだ。幸いタイミング良く席が予約(3,300円/人)できたので、再び空港施設内に戻って夕食にした。2人とも選んだ食事はウドン。因みに豪州遠征の行き帰りで選ぶのもウドン。きっと、醤油の味が恋しくなるからなのだろう。今回は、土地柄もあって遠征のシメは、出汁がしっかりとした"きしめん"が大正解なのである。

遠鉄ハイウェイバス 9KB 午後8時45分発のハイウェイバスがターミナルに到着したので係員にチケットを渡しながらバスに乗り込む。荷物積み込み時、係員が私のロッドケースを大きな音と共に倒したり、座席に座る際、シートにズボンを引っ掛けてビリッと破れたりと、「うぎぁ〜」と思わず声を上げてしまうようなプチ・ハプニングもあったが、定刻通りに静岡県西部方面に向けて走り出した。

 小雨が降る中、午後10時20分に浜松西インターに到着し、ここで半分程度のお客さんを下ろして15分程で磐田インター近くの停車場に到着。1週間ほど駐車場に停めていた我が家の愛車に異常はなく、荷物を積み込んでGO!! 午後11時、無事に帰宅し、沖縄・西表島遠征が終わった。

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