バラマンディ・フィッシング]\
3度目のアラクンに向けて

掛川駅 5KB
JR掛川駅から新幹線で品川へ


擬似餌の玉手箱>豪州バラマンディ・フィッシング>'12/9遠征


'12/9/13(土)

〜 3度目のアラクンに向けて 〜


スーツケース 5KB 朝6時半に起床。朝食を食べながら日テレ系列 情報番組ZIP内の"おはよう忍者隊ガッチャマン"を見る。クスッと一笑いすると、頭の中のスイッチが入って出発する昼までにやらなきゃならない項目が次々と脳裏に流れた。全てをメモ用紙に書き出し、1つ1つ忘れないようにチェックする。朝イチで市役所に行き、帰国後の新生活に向けた関係書類一式を入手。帰宅後は、新たに購入したエース株式会社の超軽量スーツケースProtecA FLUCTYに詰め込んだ荷物を再び取り出して、使用頻度が低そうな物は除外。荷物の更なる軽量化を目指した。

 このスーツケース、容量がこれまで使っていたサムソナイトのスーツケースと同じ64L。しかし、重量は約2kgも軽い。本体を押した時のペコペコ感とファスナー周りの耐久性がいささか気になったが、ジェットスターの預け荷物の上限である20kgをクリアするには、この2kg差の意味は大きい。豪州遠征では毎回20kgギリギリの荷物になり、チェックインの際にはドキドキしていたが、これで随分気持ちが楽になったのだ。残念なのは内部形状。今までの物とは凸凹の位置が違うため、ルアーボックスや仕切りに使っていた栄養ドリンク剤の空箱がきれいに納まらず、バランス良く詰め込むために悪戦苦闘した。

 自宅から磐田駅までの送迎タクシーを予約し、一段落した頃には既に11時。早めの昼食を摂り、12時半に迎えに来たタクシーに乗り、成田空港に向けて出発した。思えば今年の夏はメチャ暑かった。記録的な暑さが続いたのだが、つい2日前には富士山で初冠雪。「平年より18日も早い」とのことで、今冬の訪れは早く、秋が短くなることが予想された。今回の遠征から帰ってきた頃にはグッと秋が進んでいるだろう。

新幹線車内 5KB 楽しみにしていた新幹線車内からの富士山は、中腹より上が雲に覆われて見えずじまい。稲刈りが終わった田んぼをチラチラと横目で見ながら、プリントアウトした前年のアラクン遠征レポートをしっかり読み込む。アラクンでの釣行は3度目。多分、日本人でここを訪れたのは私が最初らしいが、その後、いくつかのグループが乗り入れている。ガイドによるポイントの開拓も進み、何処にどんな魚が潜んでいるか判ってきているので、前回よりも時間の無駄なくポイントを回れるだろう。今回は、白い砂浜が広がる海岸域からマングローブが生い茂る河口部、ストラクチャーだらけの河川中流域、ひっそりと佇むラグーンなど、様々な顔を持つアラクンの各ポイントを攻略するための作戦を色々と練ってきたので、とても楽しみなのである。

 当初予定より2本も早い新幹線に乗ったため、品川駅に到着したのは、成田エクスプレス出発時間の1時間も前。しかし、道中、列車による人身事故でもあれば、この1時間なんてあっと言う間にふっ飛んでしまう。国際線の航空機は、国内列車の遅れなど全く関係なく飛び立ってしまうため、何が起きても対応できるくらいの余裕が欲しいのだ。駅構内のベンチに座り、ケアンズまでのスケジュールを再確認する。最低でもパスポートとお金さえあれば何とかなる。成田エクスプレス39号は予定どおり15:50に発車。東京スカイツリーを拝んだ後は、快適なシートに身を委ねウトウトとまどろんだ。

〜 何故か不機嫌な窓口スタッフ 〜


品川駅 4KB 成田空港に到着後は、施設内の両替所7か所を一気に回って換金レートをチェック。最もレートが良い店で、今回の遠征で使うであろう費用を一括まとめてドカッと換金した。因みに交換レートは90.23円。朝イチ、インターネットで確認したレートは1A$が81.42円、成田エクスプレス内にあるモニターに表示されたのが81.44円だった。

 持参したメロンパンをかじって一服した後、午後5時半のジェットスター窓口オープンに合わせ、カウンターに足を向ける。今回は長い列に並ぶこともなく、スルスルッと窓口前に立てたので気持ち良かったのだが、チェックインの段階で一転。対応した小太りの女性スタッフはとてもぶっきらぼうな人で、第一印象は過去最悪。預け荷物の取り扱いは荒く、チケットの説明もぞんざい。何故かとても機嫌が悪そうだった。おまけに、今日は客が揃い次第、直ぐに出発するので早めにゲートへ行くようにと指示される。

成田エアポート 6KB 定刻よりも早く離陸する理由が聞けないまま、釈然としない状態で窓口から去ることになった。推測するに、日本の大臣が豪州訪問をするタイミングと重なったため、神経質になっていたのかもしれない。今回もケアンズで国内線へのトランジットがあるので、現地への到着時間が遅れるより早い方がありがたいのだが、女性スタッフの態度を思い出すと妙に腹立たしい。

 早々と出国手続きを済ませ、出発までの時間は土産物店を見て回る。中国人旅行者をターゲットにした10万円前後する炊飯器が数多く置いてある電化製品販売店で時間を潰し、頃合を見計らってゲート前のロビーに移動。ゲート手続き開始までには時間があるため周囲には誰もおらず、暫くの間は大きなテレビを一人で貸切で眺める。徐々に旅行客が集まり始め、暫くしてジェットスターのスタッフ達がゾロゾロと足並みを揃えてやってきた。私の座っている横のシートに集まり、なにやら打ち合わせをしている。この金髪女性の一団が、私の乗るJQ26便のスタッフ。骨太で大柄な頼もしい感じのフライトアテンダントばかりだったので、またしてもジェットスターにガッカリ・・・。

〜 機内食は宝くじと同じ!? 〜


機内食 5KB 今便は早めに出発するとの話だったが、ゲート手続きが始まった時間はいつもと変わらず、挙句の果てに予定時刻を遅れて成田空港を飛び立った。上昇するに従い気圧が変化する。これが気に障ったようで、赤ちゃんが泣き始めた。すると、この声に促されたかのように、機内の他の赤ちゃんが連鎖的にアチコチで泣き始め、ついには大合唱に。こんな時のためにしっかり耳栓をしているのでそれほど気にはなかったが、きっと赤ちゃん本人以上に泣きたいのは母親だろう。シートベルトの着用サインが表示されたままなので、席を立って抱かかえることも出来ず周囲の目を気にしながら泣き止んでもらうのを待つしかない。

 離陸が遅れた分、晩御飯が出されるのが遅くなる。やっとテーブルに配膳されたのが夜の10時過ぎ。前回の遠征時、ベジタリアン用の「ビビンバ」を頼んで失敗したため、無難な「ビーフ」を頼んでみた。機内食を頼むのは、宝くじを買う時の心境と似ており、フタを開けて食べるまでの短い時間、アタリ・ハズレのドキドキ感が楽しめるのだ。今回、肉の味付けは良かったのだが、残念ながら御飯がない。その代わりに添えられているのがマッシュド・ポテト。これはちょっと私の口に合わず、とてもガッカリ。「ビーフ」の他に、「シーフード」か「トーフ」を選べたので、そちらの方が良かったのかもしれない。もちろん、遠征費用を節約するなら空港内のレストランで食事をするのがお勧め。ここなら、食べたい時に食べたい物が食べられるのが魅力だ。

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