バラマンディ・フィッシング]]
やっぱり釣り足りないっ!!

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300mlのコカコーラ・ロング缶を発見


擬似餌の玉手箱>豪州バラマンディ・フィッシング>'13/2遠征


'13/2/23(土)午後〜24(日)

〜 ケアンズ・エスプラネードラグーン 〜


高速双胴船 7KB グリーン島最終日は正午の船で出発。ケアンズへ向う船便は正午、午後2時半、午後4時半の3便あるのだが、ケアンズ市街地でショッピングをしたかったので、早い便をチョイスした。乗り込んだ船は着た時よりも小さいが、こちらも双胴船(カタマラン)で速くて安定が良さそうなヤツ。カラーリングが機動戦士ガンダムに登場したホワイトベースっぽくて頼もしいのだ。

 乗船客は私達を含めて10人程度しかおらず、船内はガラガラの状態だった。ケアンズまでは50分程の船旅。動き出せば直ぐに到着してしまう距離なのだが、エアコンがビンビンに効いているので寒さ対策が必要。Tシャツ一枚では辛い思いをするので、何か羽織れる服を一枚余分に持っているべきだろう。

ラグーン 9KB 船内では何もすることがないので、デッキに出て強い風に翻弄されながら海の景色を眺める。早朝にまとまった雨を降らせた雨雲がまだ残っていたので、リゾート地を思わせるような"きれいな空と青い海"は拝めなかったが、白い軌跡を残しながらオーストラリア本土を目指してグングンと突き進む感じはとても楽しい。

 船は全く揺れる事もなく、定刻どおりに船着場に到着。先ずは直ぐ近くにあるケアンズ・エスプラネードラグーンを散策する。ここは約4haもの敷地に人工プールや砂浜ビーチ、芝生広場があり、更衣室やトイレも完備されており誰でも無料で楽しめるエリア。私が豪州遠征を始めた頃はこんな場所はなく、大型ペリカンがウロウロするドロドロの干潟が広がっていた。

 ケアンズはグレートバリアリーフの玄関口でありながら海水浴を楽しむ場所がないので、観光客にとってはイメージとのギャップが大きかったのだが、これら施設が2003年3月に完成。今ではビキニを着用したきれいなお姉さんだけでなく、老若男女が集う憩いの場として定着している。トップレスも許可されているようなので、男性諸氏には別の意味で楽しみもあるかもしれない。



〜 ケアンズ市内でショッピング〜

お土産屋 13KB 毎週土曜日に開催されているエスプラネード・ラグーンのマーケットをチラチラ見ながら街中へと移動。お世話になった人達への土産物を物色する。観光客相手の土産物屋はどれも価格が高いので、普段はウールワース等の大手スーパーで用を済ましているのだが、今回は嫁さんが同行。友人から紹介されたり、お土産に頼まれた物もあるようで、日本で知られている有名ブランド商品を扱うお店等をアチコチ巡る。

 以前は、日本人観光客がとても多く、お土産物屋店内には日本語の表記が乱立していたが、今では中国語や韓国語の表記が目立つようになっている。日本人でも中国人でも女性が憧れる"美"への思いは同じようで、ハチミツやローヤルゼリー、コエンザイム等をふんだんに使った化粧品や健康食品が店内に山ほど陳列されていた。

 しかし・・・美肌を気にする女性が、紫外線量がズバ抜けて高く、皮膚ガンの発症率が全世界でトップクラスの国で休日を楽しんで良いのか?という素朴な疑問がフツフツと沸き起こる。その点について女性達は、疑問や矛盾を何ら感じないようで、私にとってはとても不思議なのだ。「それはそれ、これはこれ」と見事に頭の中で区分して考えるようで、"ケーキは別腹"と同じ感覚なのかもしれない。

〜 お買い得なワインが沢山 〜


酒屋 12KB 午後4時、リーフ・フリート・ターミナルでテリーにピックアップしてもらう。ケアンズ市内の巨大なショッピングセンターに立ち寄り、彼の買い物にお付き合いした後、日本へのお土産を買うためにアルコールショップに行く。知らない方も多いかもしれないが、オーストラリアは安くて良質なワインを沢山生産している国。聞くところによると生産量は世界第5位、輸出量は第4位らしい。オーストラリア南部の比較的涼しく、乾燥した広大な大地で作るブドウはさぞや良質な物が採れるに違いない。

 案内してもらった専門店では、バラエティに富んだローカルブランドの商品が数多く取り揃えられており、どれにしようかホント迷うほど。ミネラルウォーターよりも安く数百円で買える低価格帯の物から、結構イイ値段する物まで選り取り見取り。空港内の免税店で取り扱っているブランド品も、随分お値打ち価格で購入できるので、ワイン好きにはワクワク・ドキドキするお店に違いない。

夕食 9KB これまでの遠征では、毎回飛行機への預け荷物の限度重量ギリギリなので、「アルコール類は重いからパス」という姿勢を貫いてきた。また、お酒は重いだけでなく、小分けできないので、アチコチにお土産を配りたい場合には向いていない物という認識。「酒を飲むと車が運転できず、夜釣りにいけないじゃん」という魚釣り最優先の生活を長い間やっているので、生きてゆく上でお酒は必需品ではないのである。しかし、今回はワインに情熱を注ぐ嫁さんに負け、テリーのアドバイスを聞きながら2本チョイス。自宅に帰宅するまで、スーツケース内でビンが割れないことを祈りつつ購入した。


 夕食はバラマンディとポテト。これに温野菜が加わったワンプレート料理。食後はテリーとマリアにはグリーン島の写真や動画を見せながら土産話をして、お楽しみのデザートを頂く。今回は、完熟マンゴーが沢山のっているバニラアイスで贅沢な気分を味わった。毎日、たっぷりの食事の後に、山盛りのアイスクリームなんて食べるような食生活を続けていたら本当にヤバイ。グリーン島でお目にかかった、ふくよかな欧米の御婦人方のように、あっと言う間にビア樽みたいな体型になってしまうだろう。

〜 熱帯雨林植物園を散策〜


植物園 10KB オーストラリア最終日は、午前6時半前に起床。前日までにパッキングはほぼ済ませてあったので、忘れ物がないか最終チェックをする程度。朝食には、タップリのシリアルとマンゴー、ポウポウ、ブドウ、バナナなどフルーツを腹一杯頂いて、午前7時半過ぎにはテリーのお宅を出発した。いつもなら、釣具店へ立ち寄ってアレコレと買い物をしてから空港へと向うのだが、今回は違う。先ずは、リーフ・フリート・ターミナルへ行き、ダイビングスクールでお世話になった2人の釣り好きスタッフ宛てに、ささやかなプレゼントを置いてゆく。機会があれば、一緒に竿を振れると良いのだが・・・。

植物園 12KB 飲食店や土産物屋が並んでいる海岸沿いの道 エスプラネードをゆっくりとドライブした後、ケアンズ郊外にある熱帯雨林植物園へ足を運んだ。ここは2010年12月の遠征時にテリーが案内してくれた所。広大な敷地の中に散策道がウネウネと設置されており、その両脇にはオーストラリア内外の熱帯性植物がジャングルを思わせるような感じで沢山植えられている。

 熱帯雨林の植物は、色鮮やかな花だけでなく、「何これぇ〜!?」と声を上げてしまうような奇々怪々な姿をしている物が多い。多分、日本に分布している植物をデザインした神様と、熱帯地域の植物をデザインした神様は、全くセンスが異なるに違いない。ヒラヒラと舞う青く輝く蝶を目で追いながら歩いていると、結構な時間を費やしてしまう。とても見応えのある植物園なのに、駐車場を含め見学無料ってのが嬉しい。「園内を案内してくれる日本人ガイドいれば良いのに・・・」と思っていたら、日本の少人数グループを相手に、植物を説明している人がいた。きっとこの植物園を案内するツアーがあるのだろう。

〜 やっぱり、釣り足りないっ!!


ケアンズ国際空港 8KB 植物園から10分程車を走らせ、午前9時半頃、ケアンズ国際空港に到着した。オーストラリアに一週間もいながら、釣行日数が2日間というのは、今の私にとっては短く、正直言って今回の豪州遠征は釣り足りない。客観的に釣果を見ると、一度も竿を振った事がない同行者に釣りをさせながらの2日間で、豪州魚を57匹キャッチ。この内、バラマンディを11匹釣り上げた結果は、決して悪くないとは思うが、心の中に"やり切れていない感"が強く残ってしまった。

ケアンズ空港 11KB 釣りのガイドだけでなく、観光案内やショッピング、そしてホームステイなどで大変お世話になったテリーとマリアさんと挨拶を交わしながら、再会を約束して手を振って別れる。「今度はいつ来るのか?」との問いに、嫁さんの視線を横顔に感じながら「また連絡するよ〜」と答えておく。

 出発は昼12時過ぎなので時間はたっぷりあるが、ジェットスターのカウンターでチェックインをすると何もすることがない。雑誌を扱っている売店がなくなってしまったので、時間も潰せない。手荷物に忘れ物がないことを再確認し、ペットボトルに入っている水を飲み干してから出国手続きをした。

 ゲートでは、係員に引き止められることもなくスルーパス。空港ロビー内に入ると、前回来た時とは免税店などのお店の並びが大きく変わっていることに気が付いた。いつも余っている小銭を使ってお土産等を購入する店がなくなっていたのは少し残念。軽食コーナーでミネラルウォーターを買い求めると、ペットボトルが1本 5.25A$もして腰が引けた。ミネラルウォーターは、陳列棚に並んでいるトロピカルな色をした怪しげなドリンクや、ケアンズ市内のアルコールショップに並んでいたワインよりも高かったりするのである。オーストラリアではそれほど水は貴重なのだろうが、一体、ドリンクにはどんな水を使って製造しているのだろう?

〜 最後にまたトラブル発生!? 〜


機内食 9KB ショップをぐるりと見て回った後、ロビー内のイスでくつろいでいると、搭乗ゲートの変更案内がボードに記されていることに気が付いた。場内アナウンスもないので疑問を感じながらも、チケットに記されていたゲートNo3からゲートNo5に移動する。これまでの経験上、搭乗ゲートが急に変わるような時は、何かトラブルがあった時。時間通り機体には乗り込むことは出来たが、理由も良く判らないまま離陸は20分程遅れてしまった。

 思い起こせば今回の遠征では、出発段階から様々なトラブルに見舞われた。「最後にまたトラブル発生!?」と嫁さんと顔を見合わせて心配したが、無事に離陸。水平飛行になり1時間程経ったところで昼食となった。往路はチキンを選んだので、帰路はビーフをチョイスし、嫁さんはチキンを頼む。チキンの方は、私が食べたテリヤキチキンとは別の物で、腿肉の塊とカットしていないシイタケや野菜がゴロリと入っている手抜き料理って感じのヤツ。いずれも味付けは日本人好みで美味しく頂けたが、使っているお米がイマイチなのが少し悲しい。

駅弁 9KB 食事を食べ終わると、もう何もすることはない。雑誌をパラパラとめくったり、ウトウトしたりして時間を潰す。やはり、ジェットスターの座席は私の体には合っていないようで、着た時と同様に座っていると腰や足がとてもだるくなってしまった。1〜2時間おきにトイレにいったり、空いている場所で屈伸運動をして体をほぐして乗り切った。

 出発時の遅れを取り戻すために、普段よりもエンジンを吹かして飛んだのか見事に15分も短縮。成田空港には、予定より5分程遅れて到着した。荷物の受け取りや入国手続きはスムーズだったので、借りていた携帯電話をau窓口に返す余裕もあった。半ば諦めていた午後7時49分発の成田エクスプレス50号にも無事に乗ることができ、後は順調に進む。
 
 品川駅で駅弁を購入。シュウマイ弁当と鳥そぼろ弁当を新幹線の中で味わいながら、撮影したデジカメ画像を見直して楽しむ。心配していたトラブルはなく、午後11時15分、無事に我が家に辿り着き今回の遠征が終わった。"終わり良ければ全て良し" ・・・頭の中では、既に次回の豪州遠征を考えている自分に気が付いた。

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