バラマンディ・フィッシング]]T
えっ、また行くの!?

ウドン 10KB
出国前の夕食は成田空港のうどん


擬似餌の玉手箱>豪州バラマンディ・フィッシング>'13/9遠征


'13/9/19(木)

〜 えっ、また行くの!?


嫁さん 8KB 前回2月の遠征では、2日間しか竿を振ることが出来ず消化不良気味だったので、夏休みを活用して再度遠征を企画。嫁さんに話すと、「えっ、また行くの!?」と驚きが混じりつつも、半ば諦めている口調で反応があった。すかさず、「ライフワークなので、行かせてください。」とペコリと頭を下げて了解を得る。彼女の機嫌を損ねたかと思いきや、「私、何日も続けて釣りをするのは無理、無理〜。」と言いながら、既に自分も同行するつもりでいる。さすが我が妻だ・・・。

 こちらとしても4日間、ガイドに高いお金を払いつつ、初心者のサポートをしながら釣るのはとても辛い。2日間だけ釣りに付き合ってもらい、残りの2日間は彼女の趣味であるダイビングを別行動で楽しんでもらうことにした。豪州遠征同行への事前準備として、出発までに釣りのレベルアップを図ると共に、水中が良く見える偏光サングラスを購入をした。

 レベルアップについては、夏の間に出来るだけ釣りに慣れてもらうしかない。ルアーをちゃんと投げて、巻くという基本動作を習得してもらうよう努めた。偏光サングラスについては、前回の遠征で、彼女が使っていた物は水中のストラクチャーや魚が殆ど見えていない事が判った。そこで大奮発してZEALOPTICSVero Tieraのフレームに、タレックスアクションコパー・レンズを入れた本格的なサングラスを用意。サングラスは"ファッション"か"眩しさをおさえるための物"としか認識していない彼女に、"裸眼では見えない物を見る"という役割がある事を知ってもらいたかった。

〜 嫁さんが突然腹痛に 〜


富士山 5KB 何日も前から順調に遠征準備を進めてきたが、出発前夜、食後のウォーキングの最中に嫁さんが突然腹痛を起こして大変なことになった。急な下痢ピーに驚きつつ、対応のためバタバタしながら翌朝までには回復することを祈る。もし、彼女の体調が回復しなければ、「今回の遠征をどうするか?」というとても厳しい決断を迫られることになる。前回の遠征でも初日から色々とアクシデントがあったことを、思い出しながら床に就いた。

品川駅にて 10KB 出発当日は、午前6時に起床。嫁さんに様子を聞くと、昨夜の不調が嘘だったかのようにケロリとしている。もし食中毒だったらとてもじゃないが、オーストラリアなんて行けたもんじゃない。毎度、お騒がせの彼女には大きな魚を引き寄せるだけでなく、トラブルをも引き寄せる不思議なパワーがあるため、今回も十分気をつける必要がありそうだ。

 暫く家を空けるので、洗濯やらゴミ出しをバタバタとこなし、午前11時前から昼食にする。この先々で何が起きるか判らないので早めに自宅を出発してJR東海道線で浜松駅へ。当初予定よりも2本早い、午後12時49分発の新幹線こだま650号で品川へと向った。

 天気は快晴。台風の心配もなく、出発当日としては最高のコンディションとなった。新幹線はひかり号ではなく、あえてこだま号を選び、最後尾の車両に乗ったので車内はガラガラ。座席を左右に移動しながら、刻々と変わる景色を楽しむ事が出来る。すっきりと晴れ渡った空の向こうに、平成25年6月22日、世界文化遺産として登録決定された富士山が浮かび上がった。豪州遠征出発時に富士山の雄大な姿を見ると、「さぁ、行くぞー」という気持ちになる。

〜 過去の経験が物を言う 〜


成田エキスプレス 7KB 2時間弱で品川駅に到着。嫁さんは駅構内の商業施設を見て回り、私は駅の待合スペースでのんびり休む。品川駅からは、午後3時50分発の成田エクスプレス39号に。キップを手配する際、ホーム階のエレベータ出入り口付近に停まる車両を予約。待合スペースから少し歩くだけでホーム階に降りるエレベータがあるので、かさばるスーツケースをゴロゴロ引きずり長い距離を歩く苦労もない。このあたりは、過去の経験が物を言う。

東京スカイツリー 6KB 品川駅から成田空港第2ビル駅までは成田エキスプレスで1時間程。前回、利用した際、東京スカイツリーがチラリと見えることに気がついたので、指定席は進行方向左側を確保。シャッターチャンスを伺う。高速で移動する電車からビルの合間にチラチラと見える細長い塔を撮影するのはとても難しいように思えたが、事前にカメラを構えて準備していたのでバッチリ撮る事が出来て大満足。

 予定していた東京スカイツリーの撮影が終わると、車中ではやる事がなくなってしまった。前回の釣行データがギッシリと詰まった手帳を読み直したり、ジェットスターの運行状況や為替レートを確認しながら時間を潰す。空港に近づくと、前方のモニターには航空機の運行状況が表示されるためとても便利。自分達が乗る予定の飛行機が、「遅延」だとか「欠航」などと表示されない事を確認するまで少し落ち着かないのは、自分の性格上仕方がない。

〜 豪ドル換金は何処でする? 〜


成田空港 9KB 
成田空港第2ターミナルには定刻どおり到着。空港に到着してから最初にすることは、オーストラリア・ドルへの換金。「豪ドルへの換金は何処でするのがお得か?」と聞かれたら、多分、「ケアンズ市内にある両替所」と答えるだろう。しかし、朝から晩まで、釣り三昧な日々を過ごしていると、両替所の開店時間内に行けるタイミングがない。

 そこで空港内で換金する事になる。では、日本とオーストラリアのどちらで換金するか・・・以前は、「オーストラリアで換金する方が絶対にお得」と信じていたのだが、毎回、日本とオーストラリアの換金レートをチェックしていると、必ずしもそうではない事に気がついた。過去にテレビ番組でも、どちらがお得かを検証していたが、その際にも日本国内で換金した方が良い結果が出ていた。「必ず日本国内がお得」とは言い切れないのだろうが、今では、出国前に必要額を全額換金するようにしている。

 なお、空港施設内には両替所が数多くあり、それぞれレートが違うため、「空港内なら何処でも良い」という訳ではない。一通りぐるっと回って、最も利率の良いお店で換金するのが賢いやり方。日本と同様に治安が良いオーストラリアでも、異国の地で大金を両替所で換金するのはトラブルの元。日本国内で当面必要な額を換金し、渡豪してから残りを換金する方法もあるだろう。因みにケアンズ空港内ではレートが悪いため、市街地に入ってから換金した方が絶対にお得なのは確かだ。

 今回、事前にネットで調べておいた本日のレートは1A$が93.119円。空港施設内の各両替所のレートを調べると101.52〜102.96円と幅があった。僅か1円の違いでも、まとまった金額を換金すると日本円にして数千円の差が出てくる。この差は大きいので、労を惜しまず情報収集する事が大切なのだ。

〜 憧れのセグウェイ発見 〜


セグウェイ 5KB ジェットスターのカウンターオープン前、早めに並ぶ。待っている間、嫁さんが携帯電話会社の窓口に行き、予約してあった海外対応のレンタル携帯電話を借りてくる。私が使っているドコモよりも彼女が使っているauの方が、安くて便利なので最大限活用させてもらう。さすが、旧KDDだけあって国際電話には強い。因みにドコモは2014年1月31日をもって海外携帯レンタルサービスを終了。これ以降は「WORLD WING対応携帯を使ってね」と言う事のようだが、国際電話の利用料が安くないので思いっきりためらってしまう。

 予定よりも早くジェットスターのカウンターが開き、私達は一番乗りで手続きをする。この時、ETASの提示を求められた。遠征に行き始めた10年以上前には、提示を求められた事はあったように思うが、ここ暫くはそんな状況になったこともなかった。プリントアウトしたETASを持参していたので直ぐに提示できたが、「手続き上、何かトラブルでもあったか?」とちょっとドキドキした。

 チェックインは無事に済み、買い物&夕食をして出発まで時間を潰す。この時、空港ロビー内を颯爽と走るセグウェイを見つけて感動することしきり。機会があれば乗ってみたいと思っている憧れの"立ち乗り電動二輪車"だが、未だに日本では道路交通法がネックになっており公道走行が出来ないでいる。ジジ・ババでも乗れるとてもラクチンな乗り物なので、法律を改正し乗れるようにならないものか。

 後日談になるが、浜松市にあるはままつフルーツパーク時之栖でセグウェイに乗れることが判った。たったの1,000円で、簡単な講習を受けた後に園内コースをたっぷり2周も出来る。コースは来場者が普通に歩く、下り坂やクネクネした上り坂のある園内道。さっそく乗ってきたので、興味がある方は体験を。



〜 夕食は美味しいうどん 〜


いなりずし 9KB 夕食は空港施設内のレンスラン街に色々あるお店から、うどん屋さんをチョイス。オーストラリアからの帰国後いつも、「美味しいうどんが食べた〜い」と思うので、今回は出発前に胃袋の中に納めてみた。うどん一杯ではさすがに物足りないので、品川の駅ビル内で買っておいたお稲荷さんも追加。うどんとお稲荷さんの組み合わせは、ヘルシーで胃にも優しいので、狭い空間に閉じ込められて長時間座り続ける空の旅にはベストマッチかもしれない。

炊飯器 11KB 出国手続きを済ませた後は、免税店をグルグルと歩く。嫁さん同伴だと、男一人の時とは立ち寄るお店が違い、有名ブランド・バッグ店だったり、金銀、真珠がきらめく宝石店だったりする。これらは、これから行こうとしている熱帯雨林の釣り場にはおよそ不要の物。ブランド商品に注がれる嫁さんの熱い視線に気づかない振りをしながら、後学のために店員さんの商品説明に耳を傾ける。

 私にとっては、ブランド品を扱うショップよりも、お土産用の雑貨やトラベル関係グッズ、電化製品等をゴチャゴチャ扱っているお店の方が興味ある。2人とも足を止めたのは炊飯器の前。日本を代表するメーカー各社の超高級炊飯器がズラリと並んでおり、思わず見入ってしまう。お客さんのターゲットは中国人の富裕層とのことで、実際に売れているから品揃えも良いのだろう。

〜 ケアンズ目指して離陸〜


ジェットスター 7KB 免税店や土産物店一通り見てしまったので、少し早いがジェットスターJQ26便(エアバス330)が飛び立つ83ゲートに移動。ゲート近くのベンチに座り、出発の時を待つ。午後8時15分にゲートがオープンされ、ビジネスクラスのお客さんの後に続いて機内入り。頭上の荷物棚のスペースを素早く確保しつつ、機内で快適に過ごすため、足元には空気で膨らますクッションを置く。暇つぶし用の釣り雑誌を2冊取り出し、自宅から持ってきたブランケットで体を包み込んで準備万端整った。

 座った座席は残念ながらハズレ。手元のスイッチは壊れていて作動せず、前面のモニターは故障中。映画だけでなく、現在の飛行状況等も確認できない。平日なので空席も結構あるため、要望すれば座席を交換してくれたかもしれないが面倒だったのでパス。今回の遠征では、食事を注文していないため、後は寝るだけ。免税店や土産物店を歩いて疲れており、眠りにくい飛行機の中でも疲れてパタッと眠れてしまうだろう。午後8時55分、ジェットスターは定刻どおりケアンズ目指して力強く離陸した。


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