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またもや切符トラブル発生

ケアンズ元旦の食事 9KB
ケアンズの元旦はトーストと目玉焼き&ベーコン

擬似餌の玉手箱>豪州バラマンディ・フィッシング>'14/12遠征



'15/1/1(木)
〜 ケアンズで迎える元旦 〜


クリスマスカード 9KB ケアンズで迎える新年は6時に起床。先に起きていたテリーと新年の御挨拶をする。しかし・・・家の中は年末の頃から何も変わっておらず、クリスマスムード全開。室内には未だにクリスマスツリーやクリスマスリースがあり、サイドテーブルにはクリスマスカードがそのまま並べられている。日本の様に、門松を立てたり、しめ飾りや鏡餅をお供えしたりとニューイヤーを迎えて、特に何かする訳でもないようだ。

 ケアンズ滞在最後の朝食は、私が大好きなトーストと目玉焼き、そしてカリカリに焼いたベーコン。新年だからと言って、特別な物を食べるという風習はない様子。毎朝、食べていたシリアルは多少飽きてきていたのでトーストは嬉しい。塩、コショウを振ってある目玉焼きには、チョットだけ醤油を垂らして食べると幸せ感が溢れてくる。これに焼きトマトが付けば最高に幸せなのだが、残念ながら今朝はトマトを切らしていた。

マリア&テリー 9KB 私達夫婦と入れ替えに、テリーの娘さんが赤ちゃんを連れて帰ってきていた。テリーやマリアさんが孫娘を抱いてあやす様子は、パパ、ママと言うよりも、すっかりおじいちゃん、おばあちゃんっぽい。テリーの御家族とお付き合いをさせて頂いて16年以上が経過。月日の流れを感じずにはいられない。

トロピカルフルーツ 9KB 孫娘の機嫌を損ねて泣き出さないように気を配りながら、食後は山盛りのトロピカルフルーツを頂く。ケアンズ滞在最後の朝食を締めくくりとしてマンゴーやポウポウをしっかりと味わい、満腹になったお腹をさする。荷物のパッキングを済ませ、忘れ物がないか何度も確認して、午前8時45分にテリー宅を出発した。

 この時間から、空港に行くには早過ぎるため、ケアンズ郊外にある植物園に足を運ぶことにした。前回、ここを訪れた時は、熱帯雨林の植物が沢山植えられているエリアを歩いたが、今回は池の周りや木々が生い茂る散策道をプラプラと歩いた。基本的に私は、植物よりも魚や昆虫の方が興味がある。ケアンズにもカブトムシやクワガタムシがいるハズなので、何処かにいないかキョロキョロしながら姿を探したが、明るい時間帯に見つけるのはとても難しいに違いない。セミの鳴き声も随分聞こえてはいるのだが、高い所にいるらしく姿を見ることが出来ず残念。

〜 ケアンズの植物園 〜


ケアンズ植物園 9KB 植物園内には池がある。リリーパッドがあり、バラマンディやアロワナが潜んでいそうだが、その姿は確認できない。岸から見えるのはメダカやモロコのような小さな雑魚ばかりだった。日本だったら、大きな錦鯉が口をパクパクしながら集まってきて、エサをおねだりするのだろうが、ここに鯉はいない。鯉は雑食性で何でも食べてしまうので、在来魚にとっては脅威でしかない。もし鯉がこの池にいれば、外来魚扱いで駆逐されるに違いない。

ケアンズ植物園 9KB 池周辺で一番目に付いたのが小さなカエル。とにかくウジャウジャ足元にいて、無数のカエルが群れになってピョンピョン飛び跳ねている。捕まえる前に念のため、テリーにカエルの名前を聞くと、ケントード(Cane Toad オオヒキガエル)だと言う。その名前を聞いて、咄嗟に手を引いた。このカエルは毒ガエル。日本と違って、オーストラリアには毒を持っている動物が多いので油断大敵なのである。

 ケントードは、サトウキビの害虫退治の目的で外国から導入したカエル。人間が勝手に思い描いていた役割を果たさず、在来の昆虫や小さな動物まで食い尽くした。しかも、このカエルを口にしたペットのネコやイヌ、鳥類までも殺してしまう毒を持っている。因みに、御土産物屋でコイン入れになって売られている大型の茶色いヒキガエルがコレ。今は指の爪位の大きさしかないのに、大食漢で天敵もいないので、育つと2kgを超えるらしい。

 この植物園には、もともと当地に育っていた植物や、各地から集めてきた様々な樹木も植えられている。池の周辺には、大型のペリカンをはじめ様々な野鳥も沢山集まっている。入園料は無料なので、興味がある人は散歩気分で行ってみると良いだろう。

〜 ビーフかチキンか 〜


ケアンズ空港 9KB 午前9時45分、ケアンズ国際空港に到着。今回、釣果が振るわなかったため、テリーからは「12月には、もう来るな」と笑いながら言われ、これにうなづきながらも再会を約束して別れた。ジェットスターが予定どおりのスケジュールで飛ぶことを確認し、団体のツアー客が押し寄せてくる前にチェックイン。機内への持込が規制されている液体類がちゃんとビニール袋に入っている事を確認し、水分補給のために持ち歩いていた水入りのペットボトルは忘れずに捨てて、早めに出国手続きを済ませた。

 気温が30℃を軽く超えていたケアンズから、真冬の日本へ帰るため、ラウンジで上着を着たり、靴下を履いたりして予め寒さ対策をしておく。飛行機の中も冷房がガンガンに効いている可能性も高いので、7時間程度のフライトで体調を崩さないよう注意を怠らない。

ジェットスター機内食 9KB 出発時刻までの時間を潰すため、御土産ショップを見て回る。御土産は既にスーパーマーケットで買ってあったが、釣り雑誌とオーストラリア国内で生産された日本酒"豪酒"(貯蔵酒、生酒)を買い足し、デイバッグに詰め込む。

 定刻どおりに機体は離陸した。今回は機体最後尾のシートにどっかりと陣取ってくつろぐ。予約してあった昼食が配膳されたのが午後2時半。空港ラウンジでカロリーメイトを食べておかなければ、空腹でひもじい思いをしたに違いない。海外遠征では、何処で何が起きるか判らないので、食べ物や飲み物を何かしら持ち歩いていくとイザという時に助かるのである。

シェットスター軽食 9KB 昼食メニューは事前予約でビーフを選んであったが、その場になってチキンに変更してみた。実は、これは失敗・・・。チキンの味は決して悪い訳ではなかったが、ライスではなく、バラエティTV番組の「無人島0円生活」で出てくる"チネリ米"のような超ショートパスタだった。お米が食べたかったのだが、食べ慣れないパスタで、味もイマイチ。隣の嫁さんが食べているビーフは、ちゃんとしたお米だったので「なんでぇ〜」ってな感じ。機内食勝負は、ビーフに軍配。しかも、紅茶を頼んだのに、コーヒーを出されたりしてアレレレ???? となった。

 一方、ちょっと嬉しかったのが、バニラアイスクリーム。これまで、一度も機内食でアイスクリームを出された事はなく、どんな味がするか興味津々。食べてみると、ふんわりと柔らかで甘過ぎず、予想を上回る味。食後のデザートとしては、とても美味しく頂けた。

 有料の映画鑑賞やゲームをする訳でもないため、機内での唯一の楽しみはやはり食事。着陸1時間前頃になって、軽食が出て来た。内容はミートパイとティムタム、ミネラルウォーター。いつもなら飲み物にアップルジュースがあり、必ず頼んでいたが、このサービスはなく残念。昼食時に飲めなかった紅茶を、今回はしっかりと「ティー プリーズ!!」と声を張ってお願いして、無事にゲットした。

〜 またもや切符トラブル発生 〜


キップトラブル 7KB 午後6時40分、ほぼ定刻どおりに成田空港に着陸。成田の天候は晴れで、気温は3℃しかない。ケアンズで釣りをしていた時の事を考えると気温差は実に30℃もある。今回はスーツケースの受け取りに随分と時間が掛り、フロアでことのほか待たされた。400個程のスーツケースを短時間にさばくらしいが、何かトラブルがあったらしい。回転テーブル上に最初の1個目のスーツケースが出てくるまで、周囲の人達とじっと待つしかなかった。

 入国審査は問題なく通過し、無事に帰国。成田エクスプレスで品川まで向かうが、列車に乗り込む際に嫁さんが持っている切符がおかしいことに気が付いた。成田空港第2ビルで確実に自宅最寄駅までの切符を買ったハズだが、彼女の切符が違っている。窓口での受け取りの際に誤りがあったのが、改札口で誰かのキップを手にしてしまったのか・・・。手元にあるキップでは、家まで帰れないのである。

品川駅 8KB 思い起こせば、今回の遠征初日、JR品川駅で嫁さんが切符を紛失しており、「また切符のトラブルかよ〜」と思わず声を荒げてしまう。成田エクスプレス車内で車掌さんに説明するが、手続きはJR品川駅でするしかないらしい。JR品川駅で下車し、駅員さんに事情を説明する。ここで、キップ購入履歴の確認と手続きで大幅なロスタイムが発生。JR掛川駅に止まる新幹線こだま号の最終列車に、間に合うかどうかのギリギリの時刻まで迫っていた。

 こだま号を逃しても、その後にひかり号が1本あるのだが、浜松駅で下車してから、在来線で2駅戻る必要がある。しかも、在来線上りの最終列車となり、電車待ちのため何10分も寒い駅で時間を潰さなければならない。今夜、新幹線は雪の影響で一部区間で徐行運転をしているらしく在来線との連絡も怪しくなっている。もしかしたら、何処かに宿泊するハメになるのか・・・。元日早々この時間帯でホテルは取れるだろうか・・・などと考えていた時、手続きが終わり、薄っぺらな紙を渡された。内容を確認し、時計を見ると、こだま号に丁度間に合うタイミング。お世話になった駅員さんにお礼を言って、新幹線改札を駆け抜ける。

駅弁 9KB 改札口前の売店が開いており、運よく駅弁が残っていたので迷わず暖かいお茶と共に購入。スーツケースを引き摺りながら小走りに新幹線ホームに向った。雪の影響で数分、新幹線が遅れていた事もあり、結果的には余裕でセーフ。帰省客による混雑も心配していたが、こだま号なので余裕で席を確保でき、ゆっくり座って駅弁にありつけた。

 品川駅で買った暖かいお茶は、まさかの静岡茶。久しぶりにお米も食べられて、空腹が満たされるのと同時に帰国した実感が湧いてきた。午後11時半少し前、JR掛川駅で在来線に乗り換え。しかし、直ぐに電車は発車せず、遅れていた上り新幹線の到着待ちで暫く足止めとなった。当初の帰宅予定時間を過ぎたが、日付が変わるギリギリのタイミングで自宅に到着した。

 今回で22回を数えた年末・真夏のオーストラリア遠征は、渡航費用は倍額、酷暑で釣果は激貧。4日間の釣果で豪州魚9種、僅か50匹という結果だったが、無事に豪州遠征が完了した。さて、次回はいつ頃に行けるだろうか。年齢が上がるとともに、職場での立場上、長期の休みを確保するのが難しくなってきたのが辛いところだ。


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