バラマンディ・フィッシング]]Y
新型コロナが落ち着いて
富士山 6KB
車窓から富士山が見えるとテンションUP

擬似餌の玉手箱>豪州バラマンディ・フィッシング>'23/3遠征

'23/3/4(土)
〜 新型コロナが落ち着いて 〜

JR豊田町駅 9KB まさか、新型コロナウイルス(COVID-19)の猛威がこんなに長く続くとは。2020年2月初旬、感染者が乗船していた国際クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号の横浜港入港から始まり、その後は世界的なパンデミックへと広がった。各国でロックダウンや2年以上にわたり行動規制が行われた。ほぼ毎年、バラマンディを釣るために遠征していたオーストラリアは、日本-オーストラリア間の航空便がストップされていたため渡豪出来ずにいた。その後、概ね3ヶ月毎に感染者の増減を繰り返し、時の経過と共にウイルスが変異し感染力が高まる一方、その症状は徐々に軽くなった。連日、感染者数がメディアを通じて流されていたが、あまりにも患者数が増え過ぎ、調査出来なくなったので途中から調査方法を変えたため、実のところ実際のピークがいつだったのか、感染者数はどれほどだったのかは誰にも判らない。

豪州遠征荷物 10KB 静岡県では、感染者数が過去最大となった第8波のピークが1月上旬。本来業務ではないのだが、軽症者の搬送や自宅療養者への電話掛けなど保健所業務のお手伝いをする一方、自分自身が感染しないよう、「有効」と言われる各種ワクチンを接種すること5回。今回の遠征で同行する嫁さんは4回ワクチン接種をした。ワクチンのお陰か、日々の感染対策努力が功を奏してなのか不明だが、これまで感染せずに暮らすことが出来た。

 ジェットスターは2022年7月、2年4ヶ月ぶりにフライトを再開。しかし、オーストラリア及び日本の入出国時においてPCR検査や待機日が必要とされるなど、依然として国の水際対策は厳しいまま。「行きはよいよい、帰りは怖い」って感じで、帰って来ても、すんなり入国出来ないのは辛過ぎる。今まで様に気軽にオーストラリアへ行けるような感じではなかった。

新幹線車内 8KB 常に関心をもって世の中の情勢を伺っていたところ、昨年末から規制が徐々に緩められたため豪州計画を実行した。航空券の手配やオーストラリアETAの取得(旅行代理店を通じた申請不可、スマホによる個人申請)と平行して、1998年4月からお付き合いをしているケアンズ在住の元バラマンディNo1ガイドのテリーと連絡を取り合う。規制が緩くなったとはいえ、日本の出国とオーストラリアへの入国は簡単に出来そうだったが、帰国時の手続きがとても面倒そうだった。帰国時には、3回以上のワクチン接種証明か72時間以内のPCR検査陰性証明が求められ、検疫・入国審査・税関申告をVist Japan Webで行う必要があった。海外から帰国した方に様子を聞くと、新たなシステムの導入で空港は大混乱し、外の空気を吸うまでに数時間も掛かったらしい。

 いつの間にか、スマホがなければ、海外旅行が出来ない時代に突入した。国の政策は、スマホが使えない高齢者やスマホを所有していない人の事は完全無視しているようだ。スマホに不具合があると難儀しそうだったので、これを機会に動作が不安定だった嫁さんのiPhone6iPhone14に買い替えた。なんと、その価格はオーストラリア往復旅費とほぼ同額。一方、私の古いスマホ富士通arrows F-01Jは、インスタやLINE、画像データが沢山入っているので機種変更をしたくない。もし、ワクチン接種証明の申請登録やVist Japan Webの登録がこのスマホで出来なければ買い換える必要があったが、幸い不具合は発生せず無駄な出費と労力は抑えられた。

〜 やはり下調べは大切 〜

車内で食事 11KB 年明けからコツコツと荷造りを進め、1ヶ月前にはいつ出発しても良い位までに準備が整っていた。日々の体調管理も万全に行い、昼と夜のウォーキングは欠かさず、握力アップのために歩きながらハンドグリップをニギニギと。食事制限をしながら体重と血圧をチェックしてコントロールし、体温測定も毎日実施。新型コロナに罹ると一発アウトなので、出発10日前からは特に感染対策をしっかり講じて行動した。

成田エキスプレス 10KB 準備万端整って、当日朝は5時半起床。天気も良好。ベランダで栽培しているイチゴの管理をした後、朝食を済ませ洗濯やら部屋の片づけをやり一息つく前に自宅を出発した。JR豊田町駅は自宅の直ぐ近くなのでスーツケースを転がしながら歩く。JR掛川駅まで普通列車を使い、新幹線こだま712号に乗り換える。乗換え時間が僅か数分しかないにも関わらず、掛川駅ホームのエレベータの位置を考えて車両を選ばなかったのは失敗。新幹線ホームには既に新幹線が停車しており、ホームに辿り着くのが発車ギリギリの時刻になりチョット慌てた。

成田エキスプレス 10KB 新幹線は順調に走り、車内で持参したオニギリを食べ、過去の豪州遠征データを記録した手帳を読みながらゆっくりくつろぐ。期待していた富士山がバッチリ見え、カメラのシャッターを押す。やはり、これから豪州へ向けて旅立つ身にとって、富士山がクッキリ見えるかどうかは心理的な影響が大きい気がするのだ。新幹線の運行トラブルはなく、定刻どおり品川駅で下車。予約をしてある成田エキスプレス29号の出発まで時間調整しながら、駅ビルの中で稲荷寿司を買う。ここで買った稲荷寿司と、成田空港ロビーのフードコートで注文するキツネうどんを組み合わせ「うどん定食」を作り夕食にするパターンは、もはや我が家の恒例となっている。最後の日本食を楽しめ、胃にも優しい当メニュー構成は、私にとって最適解なのである。

東京スカイツリー 9KB 成田エキスプレスは、全席指定席で特急券が必要。事前に座席指定のキップを購入してあったのだが、12両編成と6両編成では品川駅のエレベータ付近に停車する車両番号が違うことをコロリと忘れてキップを買ってしまった。結局、駅ホームでは中途半端な場所に立って成田エキスプレスの到着を待つ。やはり、何回も利用しているからこそ、確認の意味を込めて下調べは大切なのである。

 列車に乗り込んだら、直ぐにスーツケースをデッキにある専用置場に入れて着席する。ノンビリしているとスーツケースを置く場所がなくなって、置き場を求めて別車両のデッキまで行くか、足元に置く羽目になってしまう。品川駅から空港第2ビルまでは1時間少々。ここまで来ればあと少しなのだ。リラックスして車内を見渡すと、思いのほか外国人が多いことに気がついた。きっと日本国内を旅行し、これから成田空港を利用して帰国するのだろう。

〜 自動チェックイン初体験 〜

為替レート 8KB 成田エキスプレスは時間どおり空港第2ビル駅に到着。自動改札を出る際、手にした3枚のキップを突っ込んだらゲートが閉まってビックリ。何がダメだったのか理解できないのだが、駅係員さんに確認してもらい、キップ手渡しで改札を出た。空港に着いたら最初にするのが、日本円から豪州ドルへの両替レート確認。国際線ロビーまでエレベーターで上がり、フロア内の両替所や銀行をぐるりと回って、一番レートが良い所で換金する。最安値と最高値の差は1円。前回の遠征時に比べ、日本円が相当下がっているのは日々の為替レートのチェックで知っていたが、成田空港内では1A$が100.68円だった。因みに前回、2019年12月24日は、1A$が84.16円だったので1A$当たり16円以上、30万円換金すると580A$以上の差がある。まとまったお金を換金するので、レートが僅かに違っても、その差はとても大きいのである。

カプセルガチャ 12KB 換金が終わったら、専用の無料バスで第3ターミナルビルへ移動する。スーツケースを転がしながら歩ける距離ではあるが、体力温存を目的に楽をする。午後3時に第3ターミナルビル到着。ジェットスターのチェックインは午後5時からなので、外国人客に大人気のカプセルガチャ販売機を見たり、お土産物屋を覗き込む。それでも時間が余るので、フードコートのテーブルに陣取り時間を潰し、午後4時にチェックインカウンター前に最前列で並んだ。

自動チェックイン機 7KB 暫らくすると、ジェットスターのスタッフが登場。スタッフの説明によると、一般客はカウンターでの受付をやっておらず、各自がフロアー中央に設置してある自動チェックイン機(KIOSK)で旅行行程表のバーコードをスキャンさせてチェックインするらしい。しかも、預け荷物のタグもその機械で打ち出して、自分でスーツケースに貼り付け、自動手荷物預入機にスーツケースを入れるんだとか。いつのまにやらそんなシステムに変わってしまい、戸惑うばかり。試しに自動チェックイン機のタッチパネルを触ってみたが、午後5時にならないと全く受け付けてくれない。

 第3ターミナルのフロアーには何故かベンチがないので、壁際のフロアーに座り込んで午後5時になるのを待つ。時間になればスタッフが寄り添って機械の操作方法を教えてくれるかと思いきや、それらしきスタッフは姿を見せず、自分達でタッチパネルを操作しながら、チェックインと預け荷物タグを打ち出す。自動チェックインは初めての体験。2人分の預け荷物タグの出し方が分かりにくく、やり直したりする。

航空チケット 6KB 私達の後ろには、同じように自動チェックインをする人が並んでいるので、結構なプレッシャーが掛かる。しかも、その多くは日本人ではなくオーストラリア人っぽい。周囲に操作方法を教えてくれる人がいないので、もう適当に画面をタッチして、レシート紙のような薄っぺらいペラペラな紙の航空チケットと荷物ダグのシールを打ち出した。

セルフで荷物預け入れ 8KB 少し離れた所にある自動手荷物預入機へ行くと、機械手前にスタッフが数人いて航空チケットを確認し荷物ダグをスーツケースに貼ってくれた。この内の1人でも自動チェックイン機の所にいてくれれば、助かるのにと思ったの私だけではないハズだ。「スーツケースを預けるのは御自分で」とのことなので、パスポートを機械に読み取らせながら、コンベア部にスーツケースを乗せ、計量と荷物タグのバーコードを読み取らせる。これがまた一発で出来なくて、パスポートを置く位置やスーツケースの向きなど、アレコレ試しながらやっと出来たって感じだった。

 世界中で新型コロナウイルスの蔓延する中、ここ数年の間で人と接触する機会を出来るだけ減らすため様々なシステムが空港内に導入さた様子。慣れれば操作は簡単なのだろうが、今回は初体験。いずれの場所でも操作方法を説明してくれるスタッフが不在なので、オタオタ・ドキドキしながらの手続きだった。LCC航空会社は人件費を削減するのが目的で自動チェックインシステムを導入するのだろうが、客にとって利便性が増したかどうかはとても怪しい。ジェットスターは、国内LCCで唯一の自動手荷物預入機らしいが、今後も導入が広がるのだろうか。

〜 ケアンズに向けてGO!!

うどん定食 10KB チェックインが済み、スーツケースも預けたので、フードコートへ行き、少し早めの晩御飯にする。予定どおりキツネうどんと、品川駅ビル内で買った稲荷寿司をセットにして食べる。一服した後、混雑を避けるため早めに出国手続きをし、飛行機内で飲むペットボトルのお茶を売店で購入する。ケアンズ行きのジェットスター搭乗口は、第3ターミナルの一番奥の方。近くに売店はないので、買い物をする場合はここで済ませること。以前は、もっと数多くのお店が出店しており、時間潰しに丁度良かったのだが、店数が減って商品も絞られているので、見る楽しみはなくなってしまった。因みにフロアーには日本人客は少なく、韓国人らしきアジア系の人や、多分、私達と同じ便に乗るであろうオーストラリア人っぽい人達で占められていた。

フードコートで晩御飯 12KB 早々と搭乗口フロアーに到着し、イスに座って持参した文庫本を読みながら時間を潰す。そして頃合を見てトイレに行き、足のむくみを防止するため着圧ソックス メディキュットを履く。ケアンズまでの7時間を超える長旅で、以前は足がだるくなって辛い思いをしていたが、これを着用するようになり随分楽になった気がする。きっとエコノミー症候群対策にもなるだろう。これに加え、足元に空気で膨らます足元専用枕を置くので足の位置が高くなり、座りっぱなしでも不快憾が減っている。なお、今回の遠征が終わり日本に帰国した後、テレビCMを見ていたら男性用のメディキュットが発売(2023年2月)された事を知った。

 フロアー内をキョロキョロ見渡すと、やはり日本人の姿は少なく、帰国するのであろうオーストラリア人が多い。この10年位、北海道や長野方面でスキーや温泉を楽しむオーストラリア人が増えているようだ。ジェットスターのチェックインカウンター近くでお話をしたオーストラリア人も、長野でスキーをして日本食を楽しんだと言っていた。日本円が大幅に下がっている影響も大きいのだろうが、雪質が良く美味しい物が食べられる事が最大の魅力らしい。

出発前の記念撮影 7KB いつもは出発30分前から搭乗口が開くのだが、今回は少し遅れて搭乗手続き開始の案内があった。最初はビジネスクラスのお金持ちなお客さんから。続いて小さな子供連れの家族や高齢者、一般客はその後になり、曲がりくねった長い列が出来る。搭乗口では簡易なチケット読み取り装置を使っていたが、うまく読み取れないのか、PCのデータ処理がおぼつかないのか、時々やり直したりして少し手間が掛かっている様子。

ジェットスターJQ26便 8KB 搭乗手続きを済ませ、足が悪いような方はきっと躊躇するような急なタラップを上って機内に入る。今回搭乗する機体は、いつもと同じボーイング787-8ドリームライナー。ビジネスクラス21席とエコノミーカラスが314席の合計335席。私達はトイレに近い最後尾から2列目の席。行きたい時にトイレに行け、長旅で足腰が辛くなったらトイレ前のスペースで軽い運動が出来るのでストレスは少ない。

 ケアンズ行きJQ26便は20:05出発予定なのだが、なんだか出発が遅れている。そしてフライトアテンダントが機内通路を歩き、カウンターを使って着席しているお客さんの人数をカチカチさせながら数えだした。こんな様子を見るのは初めて。搭乗手続きの際、チケット読み取り装置の誤作動があったのかもしれない。結局、20分遅れで飛行機は動き出し滑走路へ向う。LCCだけあって、滑走路までの道のりが遠いこと。ノロノロと移動し、滑走路端に到着。エンジン音が高まり加速。一気に夜空へと舞い上がった。お蔭様でここまでは、大きなトラブルはなし。ケアンズに向けてGO!!

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