フィッシングリポートタイトル 13KB

擬似餌の玉手箱トップ>FishingReport>過去のFishingReport目次>2005年8月


 天気:晴れ 水温:24.5〜26.5℃ pH:不明
 釣果:0匹

 静岡県南岸をかすめていった台風11号の影響が色濃く残っていることを承知で某野池へ釣行した。一足先に到着していたSolid.Kさんが、堰堤を降りてきて「真っ茶色ですよぉ」と一言。釣れるかどうかは竿を振ってみなきゃ判らない。濁っていても釣れる時は釣れるので、短時間勝負で入水することにした。

 選んだルアーは濁りに強く、最も実績の高いウィグルワート。水温は台風前に比べ3℃も下がったが、何とかなるだろうと堰堤前をチェック。しかし、無反応なまま空しいキャストを繰り返した。ちょっとヤバイかなと思いつつ、左ワンド奥へ向う。レイダウン周辺をしつこく攻めたが、ここでも反応なし。敗戦ムードが漂う中、池最奥部のインレット付近に最後の望みを掛けたがあっさり裏切られた。右ワンド奥を攻めていたSolid.Kさんも同様なので1時間で退散。

 2ヶ所目もドロ濁り。Solid.Kさんは既に戦意喪失しており、堰堤で岸釣りをしている。ここでもウィグルワートを投げ倒し、魚の反応を伺うがコツリともアタリはない。ウィグルワートに続いて、バグリーDB3ディープショットJrまで登場させたが空振り。池奥のシャローでサブワートを試したが見事にズッコケたので、この池も1時間少々でギブアップ。

 Solid.Kさんと別れ、山奥の小さな池に入水。ここは濁っていないだろうと予想していたのだが、期待外れだった。増水により水面直下に沈んだウィードの面を舐めるようにサブワートを流したが無反応。試しにバジンクランク・ヘビーヒッターを引いてみたがワンチャンスもなく玉砕。入水から30分少々でお手上げ状態となり納竿となった。


 天気:晴れ時々曇り 水温:26.5〜29.0℃ pH:不明
 釣果:8匹(バス)

 今日も40cmUPの良型を求めて野池へ釣行した。静かに入水しキャストを始めると、2投目でワイルドハンチにバイト。しかし、針掛かりの位置が悪かったようで直ぐにフックオフ。僅か2投目でバイトしたくらいだから、「今日は大釣りができるぞぉ」と期待したが、予想に反して魚の反応は渋かった。1時間半掛け、ワイルドハンチシャロラビSR500で25cm前後の小バスをどうにか2匹キャッチ。その後、攻めるエリアを堰堤右側のワンド奥に変え、ミッドワートディープショットJrで同サイズを1匹ずつ追加した。

 魚の反応がイマイチなので、トリプルインパクト・ジョイント120で岸際を流しながら池の最奥部へ移動。シャローエリアでカシャカシャと音を立てながらスローに引いてくるとシュボッとバイト。相次いで3バイトもあったが、魚が小さいようでいずれもフッキングには至らなかった。ルアーサイズをぐっと落としてグリフォンゼロの登場。立て続けに20cmと25cmを釣り上げた。他にも魚がいるだろうとバジンクランク・ヘビーヒッターで広範囲に探りを入れると2バイト。しかしフッキングには至らず、少しルアーを潜らせるためにミッドワートを投入。25cm前後の小バスをパタパタっと2匹追加した。サイズアップを狙って要所要所を撃ちまくったが、魚からの反応はなくギブアップ。

 2ヶ所目の池に望みを掛けて車を走らせる。幸い先行者がいなかったので貸し切り状態。誰にも遠慮せずにのびのびと竿を振る。トップ系のルアーへの反応は皆無なので、クランクベイト主体の攻めに変更。実績のあるポイントで、ミッドワートウィグルワートDDチェリーTDスーパークランクバグリーDB3を次々と投入。しかし、2時間程、竿を振り続けたが1バイトすら取れず見事に惨敗となった。


 天気:曇り時々晴れ 水温:27.5〜29.5℃ pH:不明
 釣果:4匹(バス)

 午後2時からののんびり釣行。堰堤に立つと小バスが数匹、うろついているのが見える。魚が浮いているようなのでトップ系ルアーからスタートした。ポップMAXトリプルインパクト55を流した後に、コンバットポッパーTDパッパーを引きまくったが無反応。こゃヤバいかなとレッドペッパーJrに交換し、チュパチュパやると小バス(25cm)が躍り出た。

 竹のレイダウン周辺をシャローラビットSR500で攻めて小バスを1匹追加。しかし、後が続かず時間だけが淡々と過ぎてゆく。今日は小バスが入れ食いになるかと思いきや、予想外に苦戦。レッドペッパーマイクロに数回バイトしたが、釣れたのは僅かに1匹のみという有様だったので次の池へ移動した。

 堰堤際に汚らしいトロロ藻が生える池へ入水。タレックスの偏光サングラスで水中を覗きながらキャストをしていると、40cmUPのデカバス達を度々に目にすることができた。魚達は今のところ全くルアーへ興味を抱かず、ルアーが近くを通っても無反応。しかし、きっと何かのタイミングで食ってくる事を信じ、持参したルアーを次々と試しながらキャスト&リトリーブを繰り返した。

 散々、トリプルインパクト130を引きまくった池最奥部で、バグリーDB3を取り出しキャストを始めたら1投目でヒット。大きなトレブルフックをガッチリと咥え込んで上がってきたのは41cmの良型のバスだった。その後も更なる追加を期待してルアーを引いたが2度目のチャンスはなく納竿となった。


 天気:晴れ 水温:27.0℃ pH:不明
 釣果:5匹(バス)

 お盆休みの間、散々攻められているであろう某野池へ足を運んだ。運良く誰も釣りをしていなかったが、堰堤の階段は結構濡れており、直前までフローター釣りの先行者が複数いたことを物語っていた。先行者に相当叩かれていることが容易に予想できたが、先ずは家を出る時にボックスへ突っ込んできたチマチマアライくんを試してみる。

 開始5分、お尻フリフリの可愛らしいアクションを見守りながらキャスト&リトリーブを繰り返しているとズボッとバイト。すかさず、リールを巻いてフッキングしようとしたがスルスルとこちらへ寄ってくる。「フッキングミスしたか?」と思ったとたんに竿が激しく池底に引き絞られ、ドラグが滑ってリールからラインが引きずり出された。ヒット直後に魚は反転することなく、こっちに向って泳いで来ていたのだ。しばしのやり取りの後、浮いてきた魚は44cm。リリース直後にフローター脇で派手なジャンプをして池底へ帰っていった。

 追加を期待してルアーを投げまくったが無反応が続いた。1匹釣ってから1時間程度が経過し、集中力が切れてきた頃にDDチェリーへガツッとヒット。確実にフッキングが決まり、針掛かりの状況も良好だったので激しいファイトに余裕を持って対処し、フローターの上へ46cmを引きずり上げた。周囲に同サイズが潜んでいる可能性があるのでDDチェリーを打ちまくる。すると期待どおりに再びヒット。しかし、ルアーがすっぽ抜け、明らかに40cmUPと思われる魚を取り逃がした。

バス46cm&DDチェリー 4KB 次のデカバスを求めてTDスーパークランクを投げまくる。堰堤左側の小さなワンドの入り口にあるブッシュをルアーが通りかかった時に、一瞬フワッと巻き抵抗がなくなった。すかさずハンドルを素早く回すと、タイミングよくフッキング。ブッシュの中に潜り込まれないように一気に引きずり出し、全速後進で池の真中まで移動して無事に44cmをキャッチ。この魚は今日釣った2匹とは体色が異なり、全体的に赤っぽく、ザリガニ臭いヤツだった。

 トップ系ルアーへの反応はないので、ボリュームのあるTDスーパークランクを投げ続ける。DDチェリーで逃した魚を釣りたかったので、バラしたエリアを中心に広範囲にキャストを繰り返していると再びチャンス到来。フローター周りで激しく暴れた魚は肉厚のボディーを持つ40cm。更なる追加を期待してキャストを続けていると、ルアーにコツコツとあたるスポットを発見。指先に意識を集中してリトリーブをし、コツッと反応があった瞬間にフッキング。すると小バス(18cm)が吹っ飛んできた。後が続かず、これにて納竿。今回は、数は出なかったが、サイズがまとまった釣行となった。


 天気:曇り 水温:26.5〜27.5℃ pH:不明
 釣果:8匹(バス)

 陸っぱり1人とフローターが1艇浮かぶ池へ静かに入水した。様子を聞けば「先程帰ったフローター2人組が、デカバス数匹を含む30匹以上釣った」とのこと。隅々まで撃たれ尽くされていそうで、私に釣れる魚が残っていない可能性もあったが、先ずはトップ系ルアーで反応を見る。レッドペッパーJrで岸際をピチャピチャやっているとシャボッとバイト。一拍おいて竿を煽ると小バス(25cm)が吹っ飛んできた。

 アブラゼミが水面に度々落ちるのだが、バスはこれを食べに来ない様子。これを見てルアーを水中系に切り替え、微かに隙間が空いているオーバーハング下を狙ってバグリーDB1を撃ち込んでいく。この方法で2匹キャッチ。続いてレイダウンの中を巧みにビッグOを泳がせて2匹追加した。堰堤周辺に移動し、ウィグルワートピーナッツUDRで2匹釣り上げる。ポツポツと釣れはするのだが、やはり先行者に相当叩かれた様子なので次の池へ移動することにした。

 デカバス狙いに絞って実績のあるポイントを集中的に攻める。ウィグルワートを引きまくっていると、ガツッとバイト。すかさず巻き合せでフッキングをかます。明らかに40cmUP確実の力強い引きを堪能しながら引き寄せてくると、何故かスポッとフックオフ?????。ルアーを回収し、フックの状態を確認するが特に問題はない様子。ガックリと項垂れつつ、次のチャンスに期待を掛けた。

 投げ続けること25分、再びビックチャンスの到来。手のひらに感じていた規則正しい振動が突然フワッとなくなった。そのまま巻き続けているとゴツッとバイト。「よっしゃぁ〜!」って感じて早巻きをすると、トルクのあるファイトが手に伝わってくる。フローター近くまで寄せてきて腹をすくい上げて42cmをキャッチ。この時、私の太いファイヤーラインとは違う、細いナイロンラインが口から伸びていることに気が付いた。

 口の中を覗き込むと新品のワームフックが喉の奥に刺さっている。ラインを手繰ると余りにも長いことにビックリ。5〜6mどころか、10m近くも水中を漂っており、明らかに手元でラインが切れている様子。テクニックもないのに何故こんな細いラインを使うのか甚だ疑問なのだが、オエオエ棒を持っていないのでフックを外してあげることはできず、ラインを途中で切ってリリース。運が好ければオエオエ棒を持っている釣り人に再び釣られるか、腸を通り抜けて自然排出されるだろう。


 天気:雷雨後曇り 水温:28.5℃ pH:不明
 釣果:0〜3匹(バス)

 フローター2人組と入れ替わりに入水した。様子を聞くと彼らは随分数釣りを楽しんだようで、私の魚は残っていないかもしれない。気になっていた空模様が俄かに怪しくなってきた。竿を振り始めると直ぐにポツポツと雨が降り出し、カッパを着込むことにした。開始10分、バグリーDB1に小バス(23cm)がヒット。次の魚を期待してキャストを始めた時、雷が近づき雨脚が強くなってきた。命の危険があるので、フローターとタックル一式を堰堤に放置したまま慌てて車に逃げ込んだ。

 合流したT.Mさん、Solid.Kさんと車中で雷雨が通り過ぎるのを待つ。早ければ30分、遅くとも1時間もすれば天候が回復するだろうと考えていたが、雷が遠ざかるまでに2時間近く掛かった。頃合いを見計らって再び入水。堰堤周囲にザリガニが出てきているようなので期待大。キャスト毎に神経を集中させてリトリーブする。しかし、「これからが本番」という時、辺りに雷が鳴り響いた。これはヤバイと即座に出水。今度は雷雲が通り過ぎるのを待つのは止め、車を走らせ大きくエリアを変更することにした。

 2ヶ所目は今シーズン始めに1度入水したが、ノーバイトで退散した池。期待していたほどは減水しておらず、苦戦することが予想された。案の定、キャストを重ねても魚からの反応はない。要所要所をキチッと攻めたがコツリともアタリがなく、池奥へ徐々に移動。水の音がチョロチョロ聞こえるエリアにある小さな岬周りでスクエアAを投げていると突如30cmが躍り出た。リリースして直ぐに同じポイントへキャスト。すると再びヒットし、2匹目をキャッチ。手早く魚をフックから外してルアーを放り込むと、またしてもバスが食ってきた。

 あっという間の3連発に驚きを感じつつ、池最奥部のシャローエリアへ移動。ここでサブワートで1バイト、バジンクランク・ヘビーヒッターで2バイト、某クランクで2バイト。しかし魚が小さいようで、いずれもフッキングミスした。魚のいる場所が極めて限られていることには気が付いているのだが、何処に潜んでいるのかが不明で途方に暮れる。T.Mさんと、フローターのトラブルで岸釣りをしていたSolid.Kさんは私を残してとっとと退散。貸し切り状態で暫くキャストを続けたが、魚の気配が感じられず納竿とした。


 天気:曇り時々雷雨 水温:28.0〜30.5℃ pH:不明
 釣果:28匹(バス)

 午後2時からの、のんびり単独フローター釣行。コンバットポッパーの早引きで広範囲に魚の反応を伺うがノーバイト。トリプルインパクト55に交換するといきなりのバイト。小バス(20cm)を立て続けに2匹キャッチした。そして、何年かぶりに取り出したレッドペッハーJrで岸際をチョコチョコさせていると、ルアーを弾き飛ばすほどの激しいバイト。慌てず、そのまま1アクションを加えたらズボッと38cmが食ってきた。

 このままトップゲームが楽しめるかと思いきや、突然強風が吹き始め、遠くで雷がゴロゴロ。そして一時的に激しい雨が降ってきた。大木の下へ避難しつつ、某クランクミッドワートで小バスを2匹追加。直ぐに雨が上がったので本腰を入れて水中に沈むストラクチャーや岸際のブッシュにルアーを打ち込む。ウィグルワートで小バスを釣り上げた後、コアユにチェンジしてドックウォークを始めたとたん、派手な水柱とともにルアーが水中に引き込まれた。激しいファイトの後に浮いてきた魚は41cmだった。

 突然、周囲が暗くなり雨が降り始めた。徐々に雷が近づいてきたので直ちに池から退避。車に乗り込んだ直後に土砂降りとなった。激しい雷雨が過ぎ去るまで暫く車の中でラジオを聞いて過ごす。30分程、ゆっくりくつろいでいると雨が上がってきた。気が付けば青空がのぞいていたので、もう一勝負しようと次の池へ向った。

 開始5分、T.Dポッパーにシュボッとバイト。しかし後が続かず、ルアーを少し沈めて反応を見ることにした。取り出したのはバグリー社のET2。世界的な大ヒットになったSF映画「ET」にあやかったルアーで、同社の中ではキワモノ系の顔つきとスタイルをしている。釣具店の店頭にあっても、売れない商品の上位ランクに位置づけられそうなのだが、使ってみるとこれが結構釣れる。最初のキャストで小バス(26cm)をキャッチ。左に寄って泳ぐのでアイチューニングをし、泳ぎを確認している最中に同サイズをもう1匹追加。再度、アイを微調整して投げると25cmをキャッチ。こんな感じで立て続けに7匹釣り上げた。さすがバグリー社。形はエグイが、バスが釣れるアクションのツボをきっちり押さえている。

バス42cm&シャロラビ 4KB ヒグラシが大合唱する中、BT100をポコポコ引く。2投目に小バスをキャッチ。その後もバイトはあったのだがフッキングミスした。どうやらこのルアーは、もう少しウエイトを増して水に絡み付くような感じにチューンナップした方が良く釣れそうだ。ファットCB-SSRで1バイトとったがシックリこなかったので直ちにスクエアAに交換。すると立て続けに3匹キャッチした。

 薄暗くなるとザリガニが出没するエリアでバスを狙い撃つ。家から出る時にボックスの中へ忍ばせてきたザリガニカラーのラパラDT6を試しに投げるとこれが大アタリ。釣った魚をリリースしてキャストをすると再びヒット。正に「入れ食い」って感じでキャッチ&リリースを繰り返し、14分間に7匹を釣り上げた。こんな状況は、そう長く続かない。魚の反応が鈍くなったところでシャローラビットSR500を投入した。僅か3投目に待望のデカバスがヒット。何度も池底へ突込み激しいファイトを繰り返した魚は42cmだった。

 更なるデカバスを狙ってキャストを続ける。5分後に再び良型がヒット。巻き合せでフッキングが決まったかに思ったが、ルアーがスッポ抜けた。即座にシャローラビットSR500を回収してチェックすると、腹のフックと尻のフックが絡み合っている。シャローラビットシリーズは良く釣れるのだが、唯一の欠点がこのフック絡み。キャストをする際にはチェックしているのだが、こんなトラブルが度々ある。やはりフックサイズを変更するのが得策だろう。その後、T.Dスーパークランクを引き倒して30cm弱の魚を1匹追加して納竿とした。


 天気:晴れ後曇り 水温:27.5℃ pH:不明
 釣果:18匹(バス)

 文句タラタラのアンタレスARトマホークF4-59Tからコンクエスト100コンバットスティックICSC-58MHの組み合わせに戻し、昨日、40cmUPが連発した某野池に突入した。堰堤から池奥に向って強い風が吹き、水温が一気に低下したのが原因か、堰堤付近にはバスやザリガニを見つけることはできなかった。先行のフローターが1艇いたので邪魔をしないように入水し、距離を取ってキャストを開始した。先ずは堰堤隅でショートワートを使い小バス(23cm)をキャッチ。オーバーハング下に潜り込み、息を潜めて野池禁じ手のSPシャッドを打ち込み28cmを釣り上げた。

 風の力を借りてフローターを流す。竹のレイダウン脇にスクエアAを投げ込みトリトーブを開始した直後、銀色に光る大きな魚体が反転するのが見えた。巻き合せがガッチリ決まり、池底にガンガン引き込む力強いファイトに耐えて無事ハンドランディング。腹パンパンのデブデブなバスは47cm。バスはザリガニの匂いがする赤っぽいウンコをフローターのエプロン上に垂れ流した後、静かに池底へ消えていった。

 ワンド入り口で3匹立て続けにバラして愕然としたが、気を取り直して難攻不落とされるブッシュ攻略に挑んだ。スクエアAで小バスを1匹キャッチした後、片目を紛失しメーカーに修理してもらったサイクロンSR-Xに交換。このルアーの障害物回避能力を試すため、普通の釣り人ならおよそハードルアーなんて投げないようなブッシュの中へルアーを打ち込む。巧みに小枝を回避させながら泳がせるとズボッとヒット。魚がブッシュの中に潜り込む前に素早くリールのハンドルを回して魚を浮かせ一気にランディングする。こんなやり方でサイズに不満はあるものの合計8匹を立て続けにキャッチした。

 障害物回避能力はスクエアAウィグルワートにやや劣るがサイクロンSR-Xも悪くない。他の釣り人が手を出しにくいブッシュの中に潜む魚を手にする事ができるのは、ミディアムヘビーのガチガチなロッドにファイヤーライン20lbショックリーダー50lbのラインシステムならではの荒業と言えるかもしれない。

 場所を大きく移動し、別のワンド奥でワイルドハンチを投げまくる。小バスを1匹釣った後、明らかに40cmUPと思われるデカバスをロストし意気消沈。チャターBUで2度目のチャンスを伺ったが、釣れたのは小バス止まり。期待を込めて攻めまくった堰堤周辺も不発に終わり、池最奥部のシャローエリアでワイルドハンチを使い25cmを2匹追加。しかし、後が続かず再び40cmUPをロストしたワンドへ突入。デカダンスフィーを引きまくった後にスクエアAを流して1匹(25cm)を追加。最後の一発逆転にかけて堰堤周辺をTDスーパークランクを引き倒したが、1匹追加に止まり納竿となった。


 天気:晴れ後曇り 水温:29.0〜29.5℃ pH:不明
 釣果:9〜19匹(バス)

 日中は暑すぎるのでエアコンの効く部屋で映画鑑賞をして時間を潰し、陽射しが弱まってきた頃から釣りに出かけた。訪れたのはガウディの池。小バスの入れ食いを期待したのだが思いの外苦戦した。マグナムシケーダを水面でチョコチョコ動かして28cmをキャッチした後は延々とノーバイトが続く。トップは厳しいようなので水中系ルアーへ変更。某クランクを使って小バスを2匹、クランクジャックSPで2匹、久しぶりに登場させたグリフォンで3匹を釣り上げ次の池へ移動した。

 堰堤に立ち暫く水面を眺めていると、良型のバスが数匹クルージングしているのを確認。静かにフローターを浮かべキャストを始める。竿の先にぶら下がっているのはシュガーディープ豪州遠征では必要不可欠な、私のお気に入り”2002年和田スペシャル”だ。2回トウィッチ&ショートポーズを繰り返しているとコツッとヒット。腹がパンパンに膨らんだ元気の良い小バス(25cm)を一瞬にして釣り上げ、直ぐに同じ場所にキャスト。トウィッチを繰り返すと再び同サイズが食ってきた。

 堰堤で目撃したのはコイツらじゃない。腰を据えてキャストを続け回遊を待っていると、竿を引っ手繰るような強いバイトがあった。待望のデカバス君の到来。フッキングの様子が判らなかったので慎重に魚を引き寄せる。フローターの横に浮き上がってきたのはサイズの割りに顔が小さく、他の池の魚に比べ明らかに目と口が小ぶりな40cmのバス。

 シュガーディープに反応がなくなったのでスクエアAを取り出し、キャストを始めると再び強烈なバイト。激しく池底へ突っ込む魚を徐々に引き寄せ、腹を掬い上げるようにキャッチ。サイズを計ると堂々の45cmだった。魚は群れになっている可能性が高いので、直ぐにキャストを始めるとまたヒット。先程の魚に比べ引きが弱かったので強引に寄せてみる。フローターの横に浮いてきた魚は予想より大きい41cmだった。

 良型を連発したところで、Solid.Kさんの登場。彼が入水準備している最中に、小バスを1匹寄せてくる時に落とし、続いて明らかに40cmUPと思われる魚をフッキングミス。まだまだこのエリアには魚がいそうだったが、ここは彼に任せて池の最奥部へ移動した。シャローエリアでデカダンスフィーをポコポコ引いていると魚達が好反応。しかし、魚は小さいようで何度もルアーにアタックしてくるがフッキングには至らなかった。そこでルアーをミッドワートにチェンジ。散々フッキングミスを繰り返し、25cm前後を5匹釣り上げた。

バス46cm 4KB このエリアでのサイズアップは期待できそうになかったので、大きくエリアを変更。右ワンドの奥へ全速力で移動した。食用ガエルが賑やかに鳴いている中、息を潜めてデカダンスフィーを引いていると水柱が立つほどの激しいバイトがあった。しかしこれは空振りに終わったので、2回目のチャンスを期待して暫く広範囲にルアーを引きまくったが無反応。トップは諦めミッドワートに交換しキャストを始めたとたんに、竿がギュインと力強く引き込まれた。水面近くで暴れまくる魚を慎重に対処してガッチリと掴んだ魚は46cmだった。

 Solid.Kさんはシャローラビット40cm、リップを交換しクランクベイトに変身したとの(改)42cmを釣り上げた他、シャローラビットデカダンスフィーラパラFJ11で小バスを7匹キャッチ。魚の反応が渋くなってきたので、頃合いを見計らって納竿となった。


 天気:晴れ後曇り 水温:28.8〜30.0℃ pH:不明
 釣果:5匹(バス)

 夕マヅメからの釣行。到着した池の堰堤際には大量の汚らしいトロロモがドヨドヨと漂っている。コレが発生しているとルアーのリップやフックに絡み付き、まともな釣りができなくなるので大嫌い。とは言いえ、デカバスが多数生息している池なので、気合を入れてフローターを浮かべた。水温は28℃を超えてぬるま湯のような感じ。クランクベイトを引いても反応がないため、野池禁じ手のSPシャッドをブッシュの中にブチ込み魚の反応を伺う。

 開始15分、息を潜めてSPシャッドの動きを見守っている時、ガボッとバイト。ゼンマイの引きしろ分を考慮し、一拍間を取って鋭くロッドを煽ったがフッキングミスした。水中を偏光サングラスでじっと見つめていると、40cmUPの良型が何匹も岸際をクルーズしている。私の技術ではコイツらに口を使わせることができず、空しいキャストを続けていると、偶然、SPシャッドの横にセミが落ちてきた。魚はどちらに反応するか、じっと待っているとシュボッとセミが水中に吸い込まれた。やっぱり本物にはかなわない・・・。

 シャローエリアでは水面をラージマウスで一通り引きまくった後、ミッドワートを投入したが無反応。魚は確実にいるのだが、全く反応しないのでこの池から退散することにした。続いて入水した池の水温は、何と30℃もあった。トリプルインパクト120を投げながら右奥ワンドへ向う。最奥部のシャローエリアでポップMAXを引き倒したが無反応。ショートワートを取り出しピュッと投げると1投目で小バス(25cm)が食ってきた。他にも魚がいそうだったので、同じ場所へ投げていると再びヒット。先程より一回り小さい小バスが釣れた。

 狙っているのはこんな小さな魚ではない。ジッターバグ・ジョイント(大)でカポカポ引きながらインレットのあるワンドへ移動。先日の釣行で41cmを引きずり出したレイダウンの近くを狙ってキャスト。小枝に引っ掛かったので竿を煽ってルアーを水面に落とし、リトリーブを始めた直後にドバンと出た。巻き合せをしながら、フローターを半回転させてフッキング。余り大きくなさそうなので強引に引き寄せ、腹をすくい上げるようにランディング。大きなフックをガッチリと咥えていたのは、サイズの割に口と目が小さい36cmだった。

 手帳に状況を書き残そうとポケットに手を入れたが、あるハズの手帳がない。周囲をライトで照らしたが、浮いている様子もない。手帳には今年3月からの釣行データがぎっしり書き込んであったので、紛失するわけにはいかない。周囲を注意深く探したが手帳らしき物は浮いておらず、諦め気分でジッターバグ・ジョイント(大)を投げていると再びバイト。明らかにサイズが小さいことが判ったので一気に引き寄せた。

 手帳を探すためにフローターを流したエリアを逆戻りする。するとショートワートで魚を釣ったワンドへ入る手前に幸運にも手帳が浮いていた。ウォータープルーフの手帳に耐水性インクのボールペンで書いているので、どっぷり水に浸かっていても大丈夫。ほっと胸をなで下ろし再びキャストを再開。ショートワートで23cm追加し納竿とした。


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