フィッシングリポートタイトル 13KB

擬似餌の玉手箱トップ>FishingReport>過去のFishingReport目次>2005年7月


 天気:晴れ後曇り 水温:28.5℃ pH:不明
 釣果:2匹(バス)

 前日の釣行が余りにも不甲斐なかったため、再び釣行した。同じ池に行くとズッコケそうだったので、トップウォーターで数釣りが楽しめる某野池へ入水した。「水面直下まで伸びているウィードの上を流せば一発だよ~」なんて余裕をブッこいて始めたのだが、思いの外苦戦した。

 絶妙な水よれを醸し出すガウディや凝った作りのヘミング・ポッパー、往年のタイニークレージークローラーを引いたが無反応。水面に浮かぶ竹棒の向こう側に魚がいそうだったので、ジタバグ系のとのを放り投げると一発で食ってきた。着水同時の激しいバイトだったので、期待したが寄ってきたのは小バス君(25cm)だった。

 水面に落ちてジイジイィ・・・と暴れているセミの横に、とのをステイさせて小刻みにアクションを続ける。魚がどちらを選ぶか非常に楽しみだったが、水中に引き込まれたのはセミだった。やっぱり本物にはかなわない。魚達は水面を意識しているハズなので持参したトップ系やサブサーフェイス系のルアーをアレコレ試す。魚を拝むことができたのはサブワートのスローリトリーブ。25cmを1匹釣った後、同サイズを釣り落とした。結局、いつまで経っても時合らしい時合は訪れずタイムアップとなった。


 天気:曇り 水温:25.5~27.5℃ pH:不明
 釣果:1~2匹(バス)

 都合により暫く釣りから遠ざかっていたT.Mさんが久しぶりに復活。台風が通過するまでは、良型がそこそこ釣れていた某野池で合流した。様子を聞くと、「ここに来る前に入水した池で1匹バラしただけ」とのこと。水位は増加し、水も濁っていたため状況が厳しいことは予想していたが、実績のあるポイントを徹底的に狙ってもノーバイト。コツリとも反応がなかったので1時間半でギブアップした。

 彼にリハビリを兼ねて釣りまくってもらおうと用意した2ヶ所目の池も、相変わらず濁った水で満水状態だった。ポップMAXの早引きとトリプルインパクト・ジョイント120で活性の高い魚を探したが姿を見ることはできず、水中に沈む倒木周りをクランクベイトを使って丁寧に狙う方法へ切り替えた。開始20分が経過・・・。ウィグルワートを加えたのは25cmの小バス。

 池奥のシャローに潜むデカバスをラットアタットビックバドで引きだそうと、散々ルアーを引き倒したが無反応。お手上げ状態でT.Mさんが竿を振っている場所まで戻り様子を聞くと、苦戦しながらもウィグルワートで小バス(25cm)を2匹キャッチしたとのこと。最後の一発逆転を狙って、実績のある右ワンド奥の倒木エリアに再び挑んだが見事に空振りに終わり納竿となった。


 天気:晴れ 水温:27.0℃ pH:不明
 釣果:4匹(バス)

 晩飯を食べて一服してからの釣行。堰堤に立ち、水際をライトで照らすと、良型の真っ赤なザリガニを数匹目撃。コイツを食べに来ているデカバスがいるハズだとウィグルワートを投げまくったが無反応だった。シャローエリアを攻めるため右奥ワンドに移動したが、先日の台風で見事なまでに増水し、水は濁っている。狙っていたポイントは岸際に生える樹木の枝葉に覆われて攻められない。増水前の地形やストラクチャーを思い浮かべながらウィグルワートを引きまくり、辛うじて小バスを1匹(25cm)キャッチした。

 このエリアで数を釣っておきたかったのだが見事にズッコケ、最奥部のシャロー&インレットへ移動した。カポカポ音を奏でるトリプルインパクト・ジョイント120をスローに引いているとズボッと音を立てて良型がヒット。「よっしゃ~」って感じで竿を立て、巻き合せをしたところで突然アンタレスARが竿から脱落。それゃもう慌てたのなんのって。ファイトしまくる魚を相手に、ガチャガチャとリールをセットしなおしファイト再開・・・。と思いきや再び脱落。魚はフローターの下に潜り込みパニック寸前。

 大苦労しながらセットしなおし、無事に魚をランディング。大慌てさせてくれた魚は、口と目が少し小さい色白の41cmだった。リール脱落の原因は、普段使っているコンバットスティックICSC-58MHから今日持ち替えたトマホークF4-59Tのリールシートにあった。この竿は昔、
豪州遠征用で購入したのだが、そのままではアンタレスver2が使用できなかった。付属のスペーサーを使って装着するのだが、ガッチリ絞め込んだつもりでも何かの拍子にゴボッとリールが脱落し閉口した曰く付きのヤツ。当然、今回はアンタレスARが装着できることを確認し、リールシートをめい一杯絞め込んできたのだがこの有様だった。「アンタレスARよ、おまえもか・・・」って感じ。

 他にも魚がいるだろうと広範囲にトリプルインパクト・ジョイント120を引いていると倒木周辺でズボッとバイト。しかし、フッキングには至らなかった。魚はいることが判ったので次々とフォローのルアーを投入したが無反応。残念ながら手にする事はできなかった。納竿する前にもう何回かルアーを投げておこうとスクエアAをキャストすると、コツコツとアタリがある。丁寧なリトリーブを繰り返し、20cm少々の小バスを2匹連発で釣り上げ、池から上がった。

 天気:曇り 水温:26.0℃ pH:不明
 釣果:5匹(バス)

 予定していた野池にフローターが浮いていたので、パッと見切りを付けてBプランを決行。某池に到着し、陸っぱりの人に挨拶してから静々と入水した。日中は散々攻められていただろうから、普通のルアーでは厳しいと判断し、久しぶりにボックスの中に仕込んできたポップMAXを取り出し試してみる。このルアー、ポッパーだと思って使うとゲロ・ルアーだが、ソルト用太軸フックに交換し早引きトウィッチをすると結構イイ感じの泳ぎをする。右側ワンド奥のシャローエリアを狙って大遠投し、キャスト&早引きトウィッチを繰り返していると、シュボッとルアーが吸い込まれた。

 派手なバイトではなかったため小バスかと思いきや、いきなり過激なファイトを始めた。開始10分で本日のドラマ魚が登場。しかし、倒木の中に潜り込もうとした魚を強引にコントロールしようとした際にフックオフ。確実に40cmUPをロストし、がっくりと首を垂れた。一度フックに掛かったので、無駄だとは思いつつフォローでスクエアAを投入。するといきなりのヒット。ビシッと反射的にロッドを煽ったら小バスが吹っ飛んできた。(恥)

 その後、何を食っているのか判らないが腹パンパンの小バスを2匹追加。ウィグルワートに交換して1匹追加。デカバスの実績がある堰堤周辺を丁寧に攻めたが丸っきり反応がなくギブアップ目前状態で、最後の望みを掛けて最奥部のシャローエリアへ必死に足ヒレを動かして移動。トリプルインパクト・ジョイント120をブン投げ、ガチャガチャやると狙いどおりのビックバイト。確実にフッキングしたハズで余裕を持って対応していたつもりだったが、またしてもフックオフ。本日2匹目の40cmUPを取り逃がしてしまった。

 まだ魚はいるハズなので、トリプルインパクト75を試すがイマイチ。コイツはもしかしたらシリーズの中で一番不出来なヤツかもしれない。ビッグバドにチェンジし、カッチョンカッチョンやってると即座に魚が反応した。しかし、何度もバイトがあるのだが、魚が小さいようでフッキングには至らない。サブワートを投げたら一発でフックアップ。犯人は案の定、小バス(23cm)だった。続いてミッドワートで一回り大きな魚を追加。これで見事にワート三兄弟で魚を釣り上げ、納竿となった。


 天気:曇り後雨 水温:25.5~26.5℃ pH:不明
 釣果:2~43匹(バス)

 午前11時前からのんびり釣行。開始早々からの入れ食いを期待していたのに、小バスの気配すらない。先行者がフローターを浮かべていた可能性が高いのだが、今朝気温が下がったこともあり暫く様子を伺いながらキャストを続けた。最初の一匹は入水してから小一時間も経った頃。ミッドワートで小バス(20cm)を釣り上げホッと一息ついた。

 日中なのにヒグラシが鳴き、長袖シャツを着ているにもかかわらず、池に浮いていると何となく肌寒さを感じるような天気に違和感を感じながらトリプルインパクト55に交換。ピユッと投げてストレートリトリーブをいると水面が次々に炸裂。今まで沈黙していた池がにわかに活気づいた。立て続けに5匹をキャッチしたことに驚き、似たようなルアーであるプロップダーターを投入すると魚は沈黙。最初に使ったミッドワートに戻すと「辛うじて」って感じで1匹キャッチ。再びトリプルインパクト55に戻すと、あっという間に3匹を釣り上げることができた。

 トリプルインパクト55の威力に感動しつつ、これ以外で爆発するルアーはないかと持参したルアーを次々と試す。見事にはまったのが某クランク。こいつで6匹をキャッチした後、オモリを張りフックを交換してサスペンド使用にした某クランクSPにチェンジ。「もうルアーに反応する魚はいないんじゃないか」と思っていたエリアで更に5匹を絞り出した。

 堰堤から小バスがチラホラ見える2ヶ所目の池では、巨大なスーパーシャッドラップをボヨヨ~ンと投げ、ノタノタと水面を泳がせデカバスを探す。こんなルアーにも反応する魚が必ずいるだろうと真剣に誘いを掛けたが無反応だった。それにしても極小のトリプルインパクト55から巨大なスーパーシャッドラップまで、1本のロッドで対応してしまうなんて我ながら凄い・・・。2本も3本もロッドを持参しても、魚が2倍、3倍釣れるわけじゃない。釣り具メーカーの後押しによるメディアに騙されていないか、一度しっかり自分を確認した方が良いのかも。

 堰堤右側のワンド奥で40cm程度のペアを発見。倒木周りを行ったり来たりしていたので、魚を見ながらシャッドラップシュガーディープロングAディープを次々に投入したが、全く相手にされなかった。その後、トリプルインパクト55に交換しリトリーブを始めると、この池でも小バスが好反応。立て続けに4匹キャッチした。まさにキャットフードのCMではないが、「バス大好き!」って感じだ。試しに某クランクSPを使ってみたが、やっとの思いで2匹釣ったのみ。小雨が降ってきたのでカッパを着込みトリプルインパクト55を投げ続けると、面白いように小バスが反応する。結局、ずっと投げ倒して日没までに7匹を追加した。

 サイズアップを狙ってミッドワートウィグルワートを使い4匹キャッチ。トリプルインパクト55で釣れる魚より若干サイズアップしているようだが、まだまだ小バスのレベル。合流したSolid.Kさんと雑談をしながら竿を振っていると、本日最大魚にあたる35cmと25cmを追加、彼はシャローラビットアライくんで2匹キャッチした。「やはり締めくくりには40cmUPを釣りたい」と次の池に移動したが釣り人がいたのでパス。再び今まで浮いていた池に戻ってきてキャストを再開した。これで25分のロスタイム。この間に時合は過ぎてしまったようで、ルアーを投げまくっても無反応。懸命にキャストを続け、辛うじてウィグルワートで小バスを1匹釣り上げ納竿となった。本日の釣果は43匹。梅雨明けの頃は数釣りをしようと思えば簡単だが、サイズを狙うととても難しい時期。もう一捻り作戦を練る必要がありそうだ。


 天気:晴れ後曇り 水温:25.5~27.5℃ pH:不明
 釣果:10匹(バス)

 連続5日目の釣行。昨日調子が良かった池へ再び入水した。魚の居場所はしっかり把握しているので、ピンポイント狙いで効率的な釣りをすることにした。取り敢えず、今日はどんなルアーが効果的なのか不明だったのでアレコレ試してみる。開始早々に、豪州遠征で活躍する機会が多いシュガーディープ和田スペシャルで小バスをキャッチ。続いて、トリプルインパクト55、往年のアメリカンルアーであるリトルN、そして野池禁断のベビークランクDR、この池で実績のあるスクエアAを次々に投入し、小バス5匹を釣り上げた。先を争うように次々と魚が襲い掛かったスクエアAが最も匹数を伸ばせそうだったので、これで押し通して3匹追加。粘っていてもサイズアップが期待できなかったので次の池へ移動することにした。

 堰堤から静かに水面を覗き込むと40cmUPの魚が3匹泳いでいた。彼らの回遊ルートを見極め、Uターンするピンポイントへ何度も繰り返してシュガーディープシャッドラップで誘いを掛ける。しかし、魚達から完全に無視され続けためギブアップし、フローターを池に浮かべて実績のある池奥のエリアへ進んだ。旧型のウィグルワートでシャローを攻めているとモワッという違和感が伝わってきた。枯れ枝を拾ったのかバイトなのか判らず、そのままハンドルを巻いていたら突然、生物感が伝わってきた。魚はルアーを咥えてこちらに向って泳いでいたようだが、フッキングできるわけもなく良型と思われる魚を取り逃がしてしまった。

 これまで吹いていた強い風がピタリと止まり、食用ガエルの大合唱が始まった。これを時合の到来と察知し、現行品ウィグルワートの乱射を繰り広げる。開始早々にモワッと魚がルアーに襲い掛かった感触があったがフッキングミス。魚の気配を感じたエリアを集中的に攻め立て、狙いどおりに41cmを釣り上げ納竿した。


 天気:晴れ後曇り 水温:27.8℃ pH:不明
 釣果:10匹(バス)

 強風が吹き荒れる中、夕方から某野池で浮かんだ。昔使っていたO型フローターに比べ、現在使用しているU型は風に弱く、絶えず足ヒレでコントロールしていないと流されてしまう。丁度、風裏になっている右奥のワンドへ移動し、キャストを開始すると直ぐに魚の反応があった。水中に沈んだ倒木周りにスクエアAを絡めながらリトリーブして小バス(20~25cm)を3匹連発。そして先日、中古で買ったなみだクンをピュッと投げて1匹を追加した。試しに買ってみたこのなみだクン、ラトル音は良いのだが私が期待したブリブリ系のアクションではなく、ローリング系。魚へのアピールが少ないようなので、直ぐにボックスの中へと姿を消した。

 水面に浮かぶ謎の浮遊体から伸びるロープにXラップを引っ掛けてしまい回収へ向うと、フワフワと動いているルアーをじっと見つめる40cmUPのバスを発見した。静かに近づきルアーを回収。再び距離を取ってXラップをトウィッチすると謎の浮遊体の下から再び姿を現して、ルアーの動きに追尾してくる。何度も繰り返し、キャスト&トウィッチをしていると段々魚の動きが激しくなってきた。こうなれば、もう釣れたも同然。太軸フックを使いサスペンドチューンしたシュガーディープに交換し、トウィッチを始めると狙いどおりにガツッと食ってきた。一部始終を観察していたので余裕を持って魚の動きに対処していたのだが、魚が反転した際にフックオフ。少々油断していたようだ。

 日没後、堰堤周辺を丁寧に探る。スクエアAで小バスを2匹キャッチ。ウィグルワートに交換してサイズアップを狙っていると、「もわっ~」という怪しげな手応えが竿を握る手に伝わってきた。ウィグルワートはブリブリと手元に振動が伝わってくるので、これがなくなった時がバイトの瞬間。瞬間的に身構えると、激しく竿が引き込まれた。猛烈なパワーで池底に突っ込む魚を徐々に浮かばせ、腹を抱えるようにして掬い上げた魚は堂々の45cmだった。これで本日のノルマは無事達成その後、同じエリアで小バスを3匹追加して納竿した。


 天気:曇り時々晴れ 水温:25.0~27.0℃ pH:不明
 釣果:31匹(バス)

 昼前に入水。珍しく誰も浮いていないので、貸し切り状態を満喫していると、ドドドッとフローター4艇が入水してきた。この小さな池に5艇もフローターが浮いたらどうなるかは考えるまでもない。それまで何度もロングAシャッドラップシュガーディープを追いかけてきていた魚達は、いつの間にか池底に沈んだり、ルアーを打ち込めないブッシュの最奥部に逃げ込んでしまった様子。

 自分も魚達にプレッシャーを掛けている1人なので、極力移動せず静かに釣っていたが魚のチェイスは皆無。試しにポイントを潰す覚悟で、試しにオーバーハング下に潜り込み水中を覗いてみると4~5匹の良型バスが体を寄せ合ってサスペンドしていた。魚は確実にいるのだがハードルアーには反応しない状態であり、私の腕では100%釣れないので静々と別の池へ移動した。

 堰堤際に半分カエルになりかかっている巨大オタマジャクシがいる池に入水。主に私の体験から綴った迷言・ジンクス集にあるとおり、オタマジャクシが沢山いる池は敬遠しているのだが、フローターは浮いていなかったため速攻で入水した。開始10分、それまでコツリともアタリがなかったのだが、ワンド奥に差し掛かった所で小バス(20~25cm)の入れ食いモードへ突入した。この勢いは池をぐるっと周っても止らず、結局、日没までにスクエアAで12匹、クランクジャックSPで10匹をキャッチした。

 一旦、池から上がり腰を伸ばしてから気分を入れ替えて再入水。ルアーをミッドワートに変え、サイズアップを図ったが釣れる魚は先程までと同じサイズがパタパタと釣れる。もう少しルアーを潜らそうとウィグルワートに交換した直後に、狙っていた40cmが躍り出た。過激にファイトした魚は、腹がパンパンのグッドコンディション。この一匹で今日のノルマは達成。一気に気分が楽になって、ビーフリーズSPで小バスを1匹追加して出水した。

 そのまま帰宅しても良かったのだが、近くにある池が気になっていたので、少し残業をすることにした。水面直下に沈んでいるウィードの面を撫でるようにサブワートを流していると小バスが数回バイト。魚が小さくフッキングが難しかったが、辛うじて1匹をキャッチ。サイズアップが望めそうもなかったので、小1時間竿を振って納竿とした。


 天気:晴れ後曇り 水温:25.0~27.5℃ pH:不明
 釣果:9匹(バス)

 3連休の初日。日中はクソ暑くてとても釣りに行く気にはなれない。部屋のエアコンをガンガンに効かせてのんびりと過ごし、夕方から釣りの準備をして釣り場に向った。今回は修理に出したコンクウエスト100の代わりにアンタレスARの登場。このリールはコンクウエストよりも高額なのに、何故かメカノイズが大きく、ハンドルを回す際にコンクウエストのようなしっとり感がないのが少々残念なところだ。

 堰堤に立ち、水面を眺めていると良型のバスを発見。シャッドラップのトウィッチングで何度も誘いを掛けるが完璧に無視されたため断念。丁度入れ替わりとなったフローターの2人組に様子を聞くと、2時間やってノーバイト。彼らの前にもフローターが何艇が入っていたようだった。相当プレッシャーが掛かっているので、魚の反応は厳しいことを予想していたが、案の定、実績のある倒木周りやワンド奥のシャローを攻めるが無反応。

 堰堤周辺には小魚がいるようなので、スクエアAを使い少しずつ移動しながらキャストを重ねているとガツッとアタリ。ヒットした瞬間から相手は良型であることが判るほどの激しいファイトを繰り広げる。フッキングの状態が不明だったので慎重に対処し、無事に魚をキャッチ。サイズは堂々の46cmだった。

 2匹目を期待しキャストを重ねたが、コツリともアタリはなく、別の池へ移動することにした。先程の池より水温がぐっと高く、27.5℃もある。先月訪れた時は、大減水により露出したウィードが邪魔でルアーを引くのが困難だったが、水位が回復したため水面下に沈んでいる。ウイード面と水面の差が10~20cm程あるので、サブワートをゆっくり引いてみると、これが大当たり。魚達は次々とルアーにアタックを繰り返す。サイズは小さく20~25cmってところだが、ヒット後はジャンプしたり、池底に向ってグイグイと突っ込むなど元気満点。開始早々から、正に入れ食い状態なり、バタバタッと8匹キャッチした。小バス釣りは直ぐに飽きたので、サイズアップを期待し広範囲に探りを入れる。しかし、本日を締めくくるような魚を釣るという望みは叶わず納竿となった。


 天気:曇り 水温:24.5℃ pH:不明
 釣果:0匹

 晩飯を食った後、一服する間もなく車に乗り込み釣り場に向った。釣り場に到着し、堰堤の階段を見るとビチャビチャに濡れている。私が来る少し前に池から上がったフローターがいたようだった。釣り人のプレッシャーが掛かっていると、当然魚の反応は鈍くなる。自分が余計にプレッシャーを掛けないようにと、余り動き回らず静かに釣りをする。

 堰堤周辺でラットアタットを引いているとズボッとバイト。しかしフッキングには至らず空振り。すかさず同じコースでルアーを引いたが無反応。魚は近くにいるハズなので、シャッドラップウィグルワートビーフリーズSPなど、この釣り場で実績があるルアーを次々と投入したがコツリともアタリはない。

 少しずつ移動しながら得意のクランクベイトを引きまくったが、魚の気配が感じられない。デビルリッパージンガで一発逆転のデカバスをおびき寄せようと、ビュ~ンと大遠投。コンクエスト100のハンドルを回してリトリーブを始めようとしたら、クルクルと空回り。レベルワインダーは左右に動くのだが、クラッチが繋がっておらずスプールが回転しない。クラッチレバーを何度も押し込んだり、リールを叩いてもクラッチが入らないような状態だ。

 全く同じような状況が昨シーズンこのリールで起こり、クレーム修理をしたばかりなのに再び発生した。何をやってもクラッチが繋がらないので、指先で少しずつスプールを動かしてラインを巻き取りルアーを回収。全く直りそうもなかったので、潔く釣りを諦めることにした。片道1時間の道のりを経てデカバス捕獲の期待を込めて釣りをしているのに、1時間も竿を振らないうちにトラブル発生とは、今日はついていない。予備のリールは持っていなかったので、仕方なくギブアップ。このトラブルが豪州遠征中でなかったことが、唯一の救いだったと思うしかないな。


 天気:晴れ後曇り 水温:24.0℃ pH:不明
 釣果:1匹(バス)

 釣り場に到着し、堰堤周辺をキョロキョロと見渡すと良型のバスを発見。しかしこの魚は、堰堤と平行に行ったり来たりしているだけ。こんな魚は時間を掛けても釣れないため、潔く諦めてフローターを池に浮かべた。実績のあるポイントを丁寧に攻めるのだが何故か延々と無反応。

 開始後、2時間半が経ちギブアップ目前だった時、薄気味悪い小さなワンド奥でウィグルワートにヒット。期待していたのは、勿論40cmUPの魚。しかし、竿先でバタバタ暴れていたのは僅か30cmのバスだった。小さくても一匹は一匹。次はサイブアップだと気合を込めてキャストを続けたがノーバイト。岸際には小魚達がパシャパシャとやっているのだが、バスの食いっ気はなく納竿とした。


 天気:曇り 水温:22.3℃ pH:不明
 釣果:0~3匹(バス)

 前日の雨が午前中まで残ったが、午後には天気が回復。それでも野池周辺はドロドロだろうから、ぐっと我慢して夕方から「夕暮れ浮輪族」として出動した。フローターを準備し堰堤に置いた時、足元近くで良型の魚をチラリと発見。すかさず昨日、調子が良かったシャッドラップをラインの先に結び、キャストを開始した。

 そこそこ濁っているので、魚がルアーに反応しているのかどうか不明だったが、このルアーを信じてトウィッチを延々続けること20分。グンッと竿先が引き込まれる。遊びは無用と、一気に巻き合せて魚(42cm)を引き寄せた。他にもいるんじゃないかと、堰堤をそろそろと歩きながらルアーを撃っていくと再び魚を発見。今度は勝負が早くつき、僅か10分で足元に40cmが横たわった。

 電話で連絡を取り合っていたSolid.Kさんを待ちながら、堰堤に座って菓子パンを食べて腹ごしらえをする。フローターを浮かべる前に良型2本を釣り上げ御満悦。彼が到着し準備を開始したのを確認してから静かに入水した。日没を向え、一気に魚の活性が高まるかと思いきや沈黙が続く。思いの外、苦戦したので某クランクを取り出した。

バス41cm 4KB ノーアクションで、ゆっくりしたストレートリトリーブを心掛けてキャストを繰り返していると、倒木周辺でズボッとバイト。魚はデカそうだが、フッキングの様子が心配で、無理をせず慎重にやり取りをする。フローター近くに魚が浮かび上がり、掛かり具合を確認すると顎の先にチョコンと1本針が刺さっているだけ。今度ジャンプされたら確実に逃げられそうだったので、頃合いを見計らって魚を引き寄せ、腹の下に手を回して一気にすくい上げた。

 Solid.Kさんに写真を撮ってもらい、ついでに彼の様子を聞く。少し前に小さなワンドの奥で、シャローラビットにヒットしたがロストしたとのこと。時合の到来かと意気込んでキャストを繰り返したがノーバイト。気がつけば風が強まり、釣れる気がしなくなったので納竿とした。


 天気:雨 水温:23.0℃ pH:不明
 釣果:6匹(バス)

 小雨がパラつく中、カッパを着込んで昼前から竿を振り始めた。魚を探しながらフローターをゆっくり進めるが、魚は全く見えない。朝も早いうちから釣り人に攻められていたようで、魚は沈んでいる様子。小さなワンドに入り、倒木近くにロングAディープを投げ込み、トウィッチをかける。2回トウィッチの1ポーズが私の基本パターンだが、ポーズの時にズボッと食ってくることが多い。今回も数投目でポーズした時にバイト。グワッと水面に翻した魚体は明らかに40cmUP。慎重にやり取りをしていたのだが、何故か途中でスッポ抜けてしまった。

 相変わらず魚の姿は見えないので、水面に浮かびながら昼食を摂り、暫く釣り場を休めることにした。さほど大きくない池なので、シャカリキになってキャストをしていると自らが魚に強いプレッシャーを与えてしまう。時にはのんびりと辺りを見渡し、鳥たちのさえずりを聞くのも良い事だと思っている。暫くしてからキャスを再開。誰もが攻めるであろう倒木周辺の更に奥。こんな所にキャストする人は極めて少ないと思われるブッシュの中にウィグルワートをブチ込むと一発で43cmが食ってきた。

 トイレ休憩で一旦池から上がる。用を済ませ、堰堤に立ち水面を眺めていた時にペアリングしている良型の魚を2匹発見。ビーフリーズST.DスポーンGロングAディープなど次々と繰り出し魚の反応を伺ったがイマイチって感じ。そこで取り出したのがシャッドラップ豪州遠征では「持っていないと死ぬ」と言うほどの凄いルアーだ。やはりこのルアーへの反応は違った。豪州仕込みのトウィッチをしていると、直ぐに小さい方の魚(40cm)がガツッと食ってきた。魚を見つけてから仕留めるまでに30分。フローターではちょっと我慢できない釣り方だ。

 他にも魚はいないかと堰堤の上から水面を覗き込んでいると再び魚を発見。先程と同様にシャッドラップでトウィッチをすると何度もルアーを攻撃してきた。開始から30分、延々キャスト&トウィッチを続けていると魚の動きが激しくなり、ついにルアーを吸い込んだ。ガチガチのミディアムヘビーロッドなので一気にフッキングし、遊びは一切せずに足元に引き寄せ42cmをキャッチ。今日はこの釣り方が嵌まっている様なので、次なる獲物を探して堰堤上を静かに移動する。すると、オーバーハング下にグッドサイズの魚を発見。シャッドラップのトウィッチで誘いを掛けると、この魚は今までの魚と違いルアーへ好反応。見つけてから僅か10分で40cmを釣り上げた。

 時折、激しい雨が降る中、再びフローターで池奥へ向う。余り使う事がないクリア系のロングAからウィグルワートに代えた1投目で40cmUPがヒット。口先にフックが辛うじて掛かっている程度の状態だったので敢え無くフックオフ。旧型ウィグルワートに交換し、岸際を絨毯爆撃して腹がパンパンに膨らんだ小バス(22cm)をキャッチ。リリースした直ぐ後にサイズ不明のデカバスを掛けたが、水面に浮かんで来る前にフックオフ。続いて、この池の一級ポイントで何度も繰り返してウィグルワートを通していると40cmが躍り出た。今の時期、魚がいるであろうポイントでは、時間を掛けて攻め立てるのがポイントだな。

 土砂降りになってきたので釣りを中止。後から知ったのだが、大雨・洪水注意報から警報に変わっていたらしい。通いなれた釣り場でも、大雨の時は何が起きるか予想もつかないため無理は禁物。今回は、デカバス達の反応が良かったので少し無理をしながら竿を振っていたことを深く反省した。


 天気:晴れ後雨 水温:24.0℃ pH:不明
 釣果:1匹(バス)

 午前9時半、釣り場に到着。私と入れ替わりにフローターの2人組が出水。もう1艇フローターが浮いていた。様子を聞くと、「1バイトあったのみ」とのこと。彼らが入水する前にも既に先行者があったらしい。早朝から、釣り人のプレッシャーが相当掛かっているこのクリアーな池をどう攻略するべきか・・・ポイントから距離を取り、できるだけ場を荒らさないように静かに釣るしかない。

 フローター釣師が全て帰り、池に浮いているのは私のみ。魚の気配を探りながら無駄なキャストと移動を控え、静かに水面を漂い気配を消す。人の気配が少なくなり、魚が徐々に浮き始め、「これからが本番!」っていう時に賑やかなフローター3人組が入ってきた。彼らは透明度の高い池での釣り方を知らないようで、岸際近くに浮いたり、オーバーハング下に潜り込んだりと、マッディー系の野池と同じようなポジションどり。この池でのデカバスNo1実績の超一級ポイントに引っ掛けたルアーを「どうせこんな場所では釣れないからイイよねぇ~」などと大きな声で話しながら、バシャバシャと場を荒らしてルアーを回収している。

 「やっぱ、この池は釣れねぇな」という捨てぜりふを残して3人組みが去っていった。池に浮かびながら早めの昼食をのんびり食べて、ぐっと我慢の1時間半。再び静寂な時が訪れた・・・。天気予報どおり雨が降り始めたのでカッパを着込む。ミノーのトウィッチやクランクベイトには全く反応しなかったので、最後の望みを掛けてトリプルインパクト130を引く。コイツで1本取ってやろうと心に決めて、引いて引いて、引きまくる。当初の意気込みが消えかかってきた頃、シャローエリアでド派手なバイト。ガッチリとフッキングも決まり、激しいファイトにも耐えて無事にハンドランディング。釣り上げた魚は左目がなく痕跡だけが残っている左膳岩魚ならぬ左膳黒鱒だった。サイズは堂々の43cm。片目なのに、よくこれほどまでに大きくなったものだと感心しながら、手早くリリースした。


 天気:曇り 水温:23.5~25.5℃ pH:不明
 釣果:23匹(バス、ギル、ヘビ)

 午前10時半からの釣行。今日は小バスでもイイから数釣りを楽しもうとガウディの池を選んだ。入水ポイントの直ぐ左奥にある小さなワンドに陣取り、チェリーを投げていると小バスとは違う激しいアタリ。力強いファイトを楽しみながら引き寄せ、でっぷりと太った良型のバス(35cm)をキャッチ。下顎を掴みペンチでフックを外していると、口の中から赤茶色したゴムチューブ状の物体がムニュムニュと溢れ出てきた。この物体が何だか理解できずに見ていると、続いて小さな頭とプルプル震える尾っぽが出現・・・。

 叫びながらバスを放すと、フローターのエプロン上でヌラヌラと60cmほどのヘビが動き回ったので阿鼻叫喚状態。ペンチで掴んで捨てたが、元気に泳いで再びフローターの上に登ろうとして戻ってきた。勿論、足ヒレを激しく動かし全速力でバック以前、見た映画「遊星からの物体X」で、犬の腹を突き破って醜悪なエイリアンが出てきたシーンを思い出す。

 恐怖体験から暫くの間、抜け出せず調子が上がらなかったが、つくづく噛まれなくて良かったとホッと胸をなで下ろした。一息ついてからチェップ70Fで小バスを釣った後、某クランクを試すとこれが本日は大当たり。次々と小バス達を釣り上げ、数えてみると11匹キャッチ。途中、トリプルインパクト55を試したが、1匹釣れただけで魚の反応はイマイチって感じだった。その後、SMシャッドフラッシュミノーグリフォンで各1匹ずつ追加し出水した。

 続いて入水した所はデカバスの池。堰堤に立つといきなり目の前を40cmUPが悠々と泳ぎ、時折、こちらを睨みながらステイしている。入水準備が整い池に浮かんだのだが、まだ目の前には良型のバスがウロウロしていた。ビーフリーズスレッジSMシャッドなど、次々にルアーを繰り出し魚の反応を見るが相手にされない。そこで、豪州でのバラマンディ釣りには絶対に欠かせないシュガーディープをトウィッチしてみるとバスが反応した。

バス42cm 6KB 「もしかしたら釣れるかも」と、TALEXの偏光サングラスを通して見えるバスを延々狙っていると、魚が徐々に怒り始めルアーに攻撃を仕掛けてきた。1匹の魚に狙いを定め、ルアーを投げること延々40分以上。突然、バスがルアーを吸い込み反転し、この瞬間にフッキングがバッチリ決まった。よほど怒っていたのか、釣り上げたバス(42cm)は目が赤く輝いていた。

 次なる獲物を探して、岸際をゆっくり移動する。再びウロウロしているデカバスを発見。水面近くで3本フックのロングAで激しいトウィッチを繰り返しているとバスが何度も襲い掛かってきた。しかし、チャンスを活かせずフッキングには至らない。シュガーディープに交換し、20分以上も粘り強く誘いを掛けていると、このバスも怒って飛び掛かってきた。池底に向ってガンガン引きまくるファイトは正にデカバスの引き。徐々に魚を浮かばせ、ガッチリと下顎を掴んでガッツポーズ。手にした魚は真っ赤い目をした堂々の46cmだった。

 「魚さえ見つけられれば何とかなる」という自信を持ち、無駄なキャストは一切せずに偏光サングラスの能力をフルに活用しながら魚を探す。小さなワンド奥にある倒木に寄り添っていたバス(40cm)を発見し、コイツもシュガーディープで魚を怒らせて見事にゲットした。その後、アスリートSで巨大なブルーギル(25cm)をキャッチ。そして日没直前にペアリングしている40cmUPのバスを発見。ルアーに興味はないようだったが、ウロウロしている2匹の周囲に何度もアスリートSを打ち込みトウィッチしていると、その内の1匹がルアーを吸い込んだ。暴れまくる魚の直ぐ後ろには、もう1匹がまとわりつく。「うまくすれば40cmUPのWヒットかも!」と期待したが、そんな都合の良いドラマは滅多に起こらない。釣り上げたバス(44cm)の後ろにいた魚は何処かに消え失せていた。今回はサイトフィッシングで40cmUPを4匹も釣り上げ大満足で納竿した。


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