
擬似餌の玉手箱トップ>FishingReport>過去のFishingReport目次>2005年9月
天気:晴れ 水温:23.0℃ pH:不明
釣果:0匹
前日、指にフックが刺さって血まみれになったにも関わらず、懲りもせずに竿を振りに出かけた。指先にはジョンソン&ジョンソンから発売されている新たなスタイルの絆創膏を貼ってある。この商品は従来の殺菌されたガーゼが着いているバンドエイドではなく、薄いシリコン状のパッドで、水に強く5日間交換不要。皮膚に密着しキズと一体になって早く治すという優れもの。風呂に入っても剥がれる事がないほどしっかりしているので、水仕事をする釣り人にはありがたい逸品だ。
釣り場に到着すると既にnoppoさんとT.Mさんが思い思いの場所で竿を振っている。状況を聞いたが、まだ釣れていない様子。金曜日の夜だけあって、周囲には私達のほかにエサ釣り師やルアー釣り師が何人もいた。この状況に少々面食らいながらも、魚にプレッシャーを掛ける1人として加わった。
開始2時間、noppoさんとT.Mさんは何処かへ放浪の旅に出掛け、私は残って黙々と竿を振る。流れに任せてテリフを超スローに引いているとガツッとヒット。力強いアタリだったので「おおおおぉ〜」と驚きつつリールのハンドルを素早く回す。しかし、ルアーはすっぽ抜け、私の手元に鱗を1枚つけて戻ってきた。この鱗(2cm以上)は長く伸ばした小指の爪の様な形をしており、端っこがモスグリーン色をしている。魚の正体が判らないので、この特徴でピンときた方は是非ご連絡を。
持参したルアーをアレコレと交換して謎の魚を仕留めようとキャストを重ねるが、反応がないため車に乗り込み場所を移動。新たな気分で竿を振り始めたが、ここでも不発。暫くするとnoppoさんとT.Mさんから相次いでギブアップ宣言のメールが届いた。noppoさんは2匹バラシ、T.Mさんは1匹バラシという状況だったらしい。私にもチャンスが巡ってこないかとキャストを続けが、コツリともアタリはなく真夜中近くに納竿した。
2005/9/29 県西部地区の某河川
天気:雲り 水温:23.5℃ pH:不明
釣果:1匹(スズキ)
釣り人は魚が釣れないと、ルアーのせいにしたり、タックルのせいにしたりと釣れない理由を道具に押し付けたくなる習性を持っている。残念ながらこの私も諸兄と同じ(笑)。自分の腕前を棚に上げて釣れない釣りが続いていたので、昨シーズン、6千円も掛けて修理したが調子が悪くなっているエンブレム2000iAを再び修理に出した挙げ句、ロッドを新たに購入することにした。
10日間ほどアレコレ悩んで絞り込んだのが、ウェーディングアングラーのために設計されたというウエダのSPS102SS-Ti(ソルティープラッガー)。シャキッとした振り心地がするロッドではないためキャストが難しく、「曲げて獲る」というコンセプトが万人受けしないためか同社のCPS(プラッギングスペシャル)に比べて人気はない様子。しかし、日頃トラウトロッドをスズキ釣りに流用している私は、カタログを見て「軽くて良さそうだなぁ」と思っていたところ、程度の良い中古品を発見した。
今回の修理でもメインギヤとベアリングを交換して6千円近く掛かったエンブレム2000iAにファイヤーラインXDSの16lbを巻いて、SPS102SS-Tiにセッティング。心配していたリールとのバランスは全く問題なく、釣り場に駆け付けキャストを始めた・・・。軽く振ればルアーがビュンビュン飛んでいくと思いきや、とんでもないほどキャストに苦戦。今まで使っていたロッドとは全く違うしなり方をするため、まともにルアーを飛ばす事すら出来ない。10ftのロッドを使っているのに、冗談抜きに手でルアーを投げた方が遠くに飛ぶぐらいの飛距離しか出せない状況だった。
キャストフォームをアレコレ変えたり、ラインを放すタイミングを変えたりと悪戦苦闘。まるで初心者がロッドを振っているかのごとくキャストが安定せず、泣きたくなってくるほど。1時間半ほど試行錯誤を繰り返しながらキャストの練習をしていると、投げていたザブラミノー・タイダルが突然激しく引き込まれた。キャストの練習に集中しており、魚がヒットするなんて思っていなかったので驚いたのなんのって。慌ててリールのハンドルを回してフッキングをして魚を引き寄せる。このロッドの特徴なのか、魚はほとんど暴れずにスイスイ寄ってきて、そのまま一気に岸へズリ上げてキャッチした。
ザブラミノー・タイダルをパックリと加えていた魚は66cm。購入したばかりのロッドで思いがけず釣ったものだから、気持ちが舞い上がっていたようで、フックを外す際に不注意にも右手人差し指にザクッとフッキング。「暴れないでぇ〜」と涙ながらに魚を押さえつけて、指と魚の両方からフックを外す。指先から血をドバドバ流しつつ、魚を無事にリリース。そして車に駆け戻り応急処置をして一息ついた。少しすると血が止ったので、懲りもせず再びロッドを振り始める。しかし、怪我をした指が痛くてまともに釣りが出来ず、魚の反応もなかったのでギブアップした。
天気:雲り後小雨 水温:22.5℃ pH:不明
釣果:0匹
釣り場に到着すると先行者が1名。車を見るとnoppoさんだったのでご挨拶がてら様子を聞き、近くで竿を振らせてもらう。強い風が吹き、急激に冷え込んでいる。Tシャツに薄手の長袖フィッシングシャツを羽織っている程度では肌寒いくらい。水温を計ると前回の釣行より2.5℃も低下していた。
時間的には潮が下がっているハズだが全く動かず、小魚の気配もない。当然ルアーにはコツリともアタリはなく、空しいキャストが続く。開始1時間、急にボラが跳ね始めた。一気に水面が騒がしくなったので今がチャンスとばかり竿を振りまくるが、1バイトもなく諦めムードが漂う。noppoさんはギブアップ宣言をして一足先に納竿した。
私はもう一踏ん張りしようと車に乗り込み次なる場所へ移動した。釣り場に到着すると小雨が降ってきたのでカッパを着込む。ライトタックルでセイゴを狙っている二人組みの邪魔をしないように、距離を置いてウェーディング。新たな場所で気分を一新してキャストを続けたが、ここでも魚の反応はなく午後10時にギブアップした。
天気:晴れ 水温:25.0℃ pH:不明
釣果:0匹
アチコチの釣り場を明るいうちにチェックしておこうと、午後3時から車を走らせた。過去に実績のある釣り場へ行っては車を止めて竿を振ってみる。前夜の雨はそれほど影響しなかったのだが、干潮を向えるというのに水位が高い。ボラのジャンプは見られるのだが、私の竿には生命感が伝わってこなかった。元々、魚を釣ろうと思って竿を出している訳ではないので、1時間半程でチェックは終了。一旦、自宅に戻り晩飯を食ってのんびり過ごすことにした。
釣りビジョンで流していた浜名湖の黒鯛ポッパーゲームを右目で見ながら、左目で潮時表を睨んで今宵の釣行をイメージする。頭に描いたイメージと、実際に現場へ行って魚を釣り上げた時の状況がピッタリとマッチすれば非常に気持ちが良いのだが、長年釣りをしていてもこれが中々難しい。
頃合いを見計らって家を出発。釣り場に到着し竿を振り始めたのだが、思いのほか強い南風が吹きつけていた。潮は下がっているので、南風とぶつかって水面は激しく波立ち、ルアーのコントロールに気を使わざるおえない。釣り場に到着するまで、風のことはイメージしていなかったので少々面食らいつつ竿を振ったが、魚の反応は丸っきりない。車に乗り込み風を背に受ける場所へ移動しキャストを再開。しかしここでもラインが流れて釣りができるような状態ではなかった。30分程、キャストをしてみたがアタリは取れずにギブアップとなった。
天気:曇り後雨 水温:24.5℃ pH:不明
釣果:0匹
このところメッキリ暗くなるのが早くなった。晩飯を食べて一服していたら、いつの何か日が沈みプライムタイムを逃してしまった感じ。釣り場に到着して竿を振り始めたが満潮に向うため水位が高く、相変わらず海が荒れているため、時折うねりが入ってくる。丁度、向かい風でルアーの飛距離が伸びず、水面を見ていてもボラがたまに跳ねる程度で釣れる気がしない。潮が変わるまでは無理だと考え、岸に座って怠惰なキャストを続けていた。
T.Mさんが登場し、少し離れた所で竿を振り始めたので、時々様子を伺いつつキャストを重ねる。先程まで吹いていた向かい風が止ったと思ったら、今度はパラパラと雨が降ってきた。携帯電話は防水タイプなので関係ないのだが、デジカメは水に濡れてはヤバイので車に戻ってカッパを着込む。
満潮時を過ぎ、本来なら下げに転じるハズなのだが、流れが効いてこない。「今日は厳しいかな?」と思いながら竿を振っていると、突然の大きなうねりが入ってきた。「おおぉ〜」と驚いている間に、私が座っている岸の上まで見る見る水位が上昇。驚いて立ち上がり、後ずさりして難を逃れたが、T.Mさんはウェーディング中だった。「流されそうになりましたよ」と言いながら岸へ上がってきた彼とともに本日は終了。3連休の2日目はつるつるボウズとなった。
2005/9/23 県西部地区の某河川
天気:曇り 水温:26.0℃ pH:不明
釣果:1匹(スズキ、ボラっ子)
昼と夜の長さが等しい秋分の今日、3連休がスタート。塩っ気がある場所へ足を伸ばそうと考えていたが、台風17号の接近によりサーフは危険なので某河川に釣行することにした。開始20分、電気ウキをつけてエサ釣りをしていた人に大物が掛かったようで苦戦している。羨ましく思いながらキャスト&リトリーブを繰り返していると、何の前触れもなくガツンと手元に衝撃が伝わった。巻き合せをしながらロッドを横に引いてスウィープなフッキングを入れる。目前でガバガバと暴れる魚を徐々に引き寄せ、無事ランディング。往年のレッドフィン(3本フック)をガッチリ咥えていたのは銀色に輝く63cmだった。
スズキ釣りの場合、釣れる時は簡単に釣れる。今回も直ぐに答えが出たが、釣り場到着直後の1投目で釣れることもある。因みにヒットしたレッドフィンは、家を出る直前にストックボックスから取り出してきた1本。スズキを釣るにはそんなに小難しいテクニックはいらないが、「今日はこのルアーが釣れそうだ」「今から行けば釣れるかも」「あのポイントが釣れそう」という直感は大切なのかもしれない。
時折、海からの大きなうねりが入って水位が急に上がる。トルクのあるうねりなので、深くウェーディングしていると危険。膝下ぐらいを基準にして2匹目を狙いキャストを続けた。海が荒れているから河口内に魚が入ってきているハズ。遠くでフラッシュが光ったので、魚が釣れた模様。私にも再びチャンスがやって来ることを期待していたら、途中から参戦していたT.Mさんからボラっ子(9cm)をワンダーで釣ったと報告があった。
岸際で大きなハサミを振り上げて威嚇してくるズガニを追い立てながら、少しずつ移動してはキャストを繰り返したが、その後はノーバイト。気がつけば何時の間にか真夜中になっており、これ以上粘っても無理だと思われたため納竿した。
天気:曇り 水温:24.0℃ pH:不明
釣果:0匹
日没後からの釣行。風は無く、穏やかな水面上にジャイアントドッグXの軌跡が弧を描く。表層をチェックした後は、徐々に攻める水深を下げて探りを入れたが、どれも反応がなくついに滅多に使わないバイブレーションに手を伸ばす。根掛かりを避けるためLV300の腹部フックをWフックに変更し、スローに引いてみた。すると数投目でガツッとヒット。魚は結構良いサイズと思われたが、フックに1枚鱗を残してフックオフ。
Wフックにしたとはいえ、やはりバイブでは根掛かりが発生。その度に何とか回収できたが、いずれはロストしそうだったのでトリップ85に交換。コイツはイマイチ、パッとしないルアーで使い続けるのが苦痛なのだが、キャストを繰り返しているといきなりルアーを引っ手繰られた。その衝撃は思わず前のめりになるほど激しく、竿が引き込まれるほど。こんなファイトは明らかに狙っているスズキではない。しかし正体を見る前にフックオフ。コイツもフックに鱗を1枚残して魚は去っていった。
良く見えなかったのだが、離れているところで釣っている人が続けて2本を上げた様子。こちらにも魚が回ってくることを期待して竿を振り続けたが無反応。気が付けは時計は真夜中を過ぎ、腹も減ってきたので納竿とした。
天気:曇り 水温:25.5℃ pH:不明
釣果:1匹(巨鯉)
飽きもせず、今宵も釣行。やや向かい風が吹くので飛距離を伸ばせるヨレヨレをチョイス。昨シーズンはこのルアーが大活躍したのだが、今シーズンは今のところ全くダメ。何でなのかと不思議に思いつつ竿を立ててスローリトリーブを繰り返していると、ルアーが起こす引き波の後ろでバシュッと捕食音があった。
次なるチャンスを求めてキャストを重ねたが反応がないためアイマ・ジーンに交換。流れを手元に感じながらリトリーブしていると、突然引っ手繰られるようなバイトがあった。そのトルクのある力強いファイトから、魚はかなりの大物と思われたがエラ洗いをしない。徐々に魚との間合いを詰めて引き寄せ、ライトで照らすと巨鯉(75cm)だった。大物を釣ったのは良いのだが、嬉しさ半分だった。
体勢を整えキャストを再開すると、先程と同じようなポイントで再びバイト。しかしこれはフッキンクミス。ルアーを回収すると、大きく細長いウロコが後部フックに刺さっていた。魚の種類は不明だったが、臭いを嗅ぐととても生臭かったので、狙っている魚とは違う鯉かボラだろう。
干潮に向かい水位が徐々に下がる。根掛からないように注意しながら、コモモを引いていると流れで川底が削られスリット状になっているピンポイントでバイト。竿を寝かせてスウィープにアワセを入れたがフッキングミスした。その後はワンチャンスもなく、途中から姿を見せたnoppoさんに挨拶をして一足先に納竿した。
天気:晴れ 水温:26.0℃ pH:不明
釣果:0匹
3連休最終日の夜だけあって周囲に釣り人の姿がない。貸し切り状態を楽しみながら、せっせとキャストを重ねる。潮が下げ始めたので本気モードへスイッチON。3本フックのサスケをドリフトさせていると待望のバイト。水面に漂っていたラインがピッと一直線になり横へ走ったが、フッキングが不十分で直ぐにフックオフ。
魚がいることは判ったので、持参したルアーを次々と投入。K-TEN BKF90を流している時に水面に水柱が立つほどの爆烈バイトがあった。しかし、ルアーにはタッチせず、その真後ろで出たようだ。こんな様子を見て、多くの人が「シーバスは捕食が下手だから」なんて物知り顔で言うのだろうが、本当にそうなのだろうか?流れにまかせてノーアクションでスローリトリーブしているルアーを捕食ミスするのだろうか?もしかしたら、私達が巷に溢れるメディアに流されていないか?
私達が食事中、目の前に並んでいる美味しそうな料理に箸を伸ばした時、失敗してお皿ではなく、その手前の何もないテーブルの上で料理を掴もうとするだろうか?実は、ルアーよりも美味しそうな御馳走が彼らの目の前にあるのではないか・・・。日中、ルアーを引いていると、時折小魚がルアーを懸命に追いかけて来るに気が付いた事があるだろう。私はルアーを追尾している無防備な小魚を狙ってシーバスが捕食したのではないかと推測。勿論、激しいトウィッチを入れた時にタイミングがズレて捕食ミスというのもあるだろうが、そればかりではないと考えている。こんな風に考えている人って他にはいないのだろうか?
さてその後は、時折水面がざわつき小魚が逃げ惑うシーンを目撃したが、私の操るルアーには無反応。やはり満月の時は釣れないと、釣果が上がらない理由を月に押し付けながら、翌日の仕事に影響しないよう早めに切り上げた。
天気:晴れ 水温:26.5℃ pH:不明
釣果:0〜1匹(スズキ)
「ぎじたまシーバスダービー」の開催協力をお願いするために、午後から浜松方面の主だった釣具店を巡った。開催告知のチラシの掲示をお願いしてきたので、近日中には店頭に掲示されるハズ。今年のダービーでは画像の持ち込みもOKとしたので、釣った魚をリリースしたい人にとっては参加しやすくなる。きっと天竜川や馬込川、菊川で竿を振る人のエントリーも増え、優勝者は相当額のシーバスルアーや釣り関係グッズを手にすることが出来るだろう。
足早に釣具店を駆け抜け、夕マヅメ狙いで岸際に立つ。30分程前から竿を振っているSolid.Kさんに様子を聞くと、岸際近くで時折ボイルが起こっているらしい。竿を振り始めるとT.Mさんが登場。そして赤い大きな満月がゆっくり上り始めた頃、noppoさんも姿を見せた。今宵は中秋の名月。くっきりと満月が見えるのは何年かぶりで目出度いようだが、私の感覚からすると月明かりが強い満月以降は魚の食いが渋くなって釣果に恵まれない。勝負するなら満月前までだろう。
サングラスを掛けたいぐらいの月明かりの中、少し離れた所で釣っているnoppoさんが極小シーバス(セイゴ)を釣り上げたようだ。後から聞くとサイズは12cm。使っているルアーより僅かに大きかった程度とのこと。されど一匹は一匹。この一匹が釣れるか釣れないかでは大きな差がある。魚のアタリを真剣に待ち望んでいたがコツリともなく、いつしかnoppoさんとSolid.Kさんは別の場所へと放浪の旅へ出掛けていった。私も、ちょろっと車に乗って移動。期待したこの場所も魚っ気が乏しく、私が操るルアーへの反応はない。1時間少々、竿を振ったが釣れる気がしなかったので撤退した。
天気:晴れ 水温:25.5℃ pH:不明
釣果:1匹(スズキ)
日中は、先日引っ掛けた愛しのコモモを回収しに釣り場へ足を運んだのだが、そこにあるハズのルアーがない。オレンジ色の腹を水面に見せていたので誰かに拾われたか、潮の干満で流されていったのか・・・。私のネームがサインしてあるので、何処かで見つけたら是非ご連絡を!謝礼を差し上げます。
さて今宵は早めの晩飯を食った後、釣り場へ向かった。開始早々、私の目前数m先で50cmぐらいのスズキが突然ジャンプ。岸際に集まっているベイトをしきりに追いかけて捕食している様子。ベイトのサイズに合わせ、持参した小さ目のミノーを片っ端から試してみるが無反応。そんな事をしている時も、捕食音とともにベイトが空中に吹き飛ばされるほどのボイルが間近で度々起きた。
「トップなら出るかも!?」とジプシーペンを取り出し、竿先にブラ下げて試しに泳ぎを確認している最中に激しくルアーにバイト。よほどドラグを緩く設定していなければ、こんな爆烈バイトは物に出来るハズもなく、目の前で大きな波紋を残して魚は去って行った。「コイツなら行けるかも!!」と期待を込めてジプシーペンを引き倒したが無反応。いつしか岸際のボイルが遠のいたので、新商品のザブラミノー・タイダルに変更。ドリフトさせながらスローにリトリーブしてくると狙いどおりにバイト。魚が小さいようだったので、一気に引き寄せ40cmをキャッチした。
暫く沈黙の時間が続く。ここで移動するか、居残って回遊を待つかが分かれ道。一週間前には、この段階でキッパリと見切りを付けて大失敗したので今日はじっくりと腰を据えてキャストを重ねることにした。もう帰ろうかと思った矢先、ザブラミノー・タイダルにバイト。魚がいることが判ったので、持参したルアーを次々と試し反応を伺う。コモモを流してみると、明確なアタリ。手元に伝わる感触はかなりの大物であることを示していた。慎重にやり取りをするが魚が寄ってこない。「今シーズン最大魚かも!?」との思いが頭をよぎった瞬間に痛恨のフックオフ・・・。がっくりしながらもコモモを投げ続け、再びバイトをとったがフッキングには至らず納竿となった。
2005/9/16 県西部地区の某河川
天気:晴れ後曇り 水温:24.0℃ pH:不明
釣果:1〜4匹(スズキ)
釣れない釣りを何日続けただろうか・・・。「いつかはこの努力が報われるだろう」と信じて竿を振り続けていたのだが、やっとその日がやってきた。一昨日の突然の豪雨と気温の冷え込みで水温が一気4℃以上も低下。普通なら水温の急激な低下で食いが渋ってしまうのだが、適度な濁りがプラス要因に働いた。
開始1時間半、私よりも先に来て竿を振っていたT.Mさんと軽く雑談をしながらキャスト&リトリーブを繰り返していると、私が偏愛するコモモがいきなり引っ手繰られた。このルアーに交換して僅か4投目の出来事。激しくファイトするスズキは肉厚でグラマラスな64cmだった。ルアーを流れに任せてドリフトさせ、狙っているポイントに差し掛かった所でスローリトリーブをした時に食ってきたので、この方法を繰り返していると再びビックバイト。ガバガバガバとエラ洗いしながら水面を横に突っ走る様子は、さながら元気の良い「欽チャン走り」。サイズはそれ程でもないのだが、パワフルなファイトに圧倒されつつも間合いを詰めて一気に岸へ引きずり上げる。腹がパンパンに脹れていた銀色に輝く魚は65cmだった。
「柳の下にドジョウが3匹」ではないが、まだ魚がいるかもしれないので、コモモをドリフトさせて次のチャンスを伺う。横にいるT.Mさんのワンター80にバイトミスがあった直後、後ろを追尾していた私のコモモにガツッとヒット。しっかり巻き合せを入れてから魚とやり取りをする。これまで釣った2本よりは引かず物足りなかったが、岸に上がったのは僅かにサイズアップした66cmだった。結局、30分弱でバタバタっと65cm前後を3本キャッチ。ここ数日間、ずっとボウズを食らってきただけあって、その嬉しさは100点満点だった。
水位が下がってきたのでトップ系ルアーを引いてみる。スキッターポップを流した後、密かな期待を掛けているデカハマクルを引き倒す。「ゴボッと出たら楽しいだろうなぁ」などと想像していると、私の目の前の水面が激しく割れた。しかし、ヒットしたのは私のルアーではなく、T.Mさんのワンダー80。彼が釣り上げた魚は一回り小さい55cmだった。
サイズの異なる別の群れが入ってきている可能性があったので本気モードにスイッチオン。根掛かりを回避するためテリフを選び、ドリフトさせていると狙いどおり食ってきた。案外、あっけなく岸に寄ってきた魚は46cm。素早くリリースして、キャストを再開すると直ぐにまたヒット。同じくらいのサイズだと思われたが、途中でフックオフした。テリフに反応がなくなったので、中古で購入したが余り釣れる気がしないバンズSRF125を試しに流してみるとゴツッとバイト。しかし、フッキングには至らず空しくルアーが手元に戻って来た。その後、さらなる追加を求めて竿を振ったが魚には相手にされず、真夜中過ぎに納竿となった。
天気:晴れ後曇り、一時豪雨 水温:28.5℃ pH:不明
釣果:0匹
今日は遅い夏休みを貰い、「ぎじたまシーバスダービー」の開催に向け協力を取り付けるため近隣の釣具店を巡った。さすがに4回目ともなると釣具店側も2つ返事でOKしてくれる事がありがたい。今年はnoppoさんからの提案で、魚をリリースしたい人への対応としてデジカメ等による画像持ち込みも検量対象とした。彼には仕事の途中で抜け出してもらい、某釣具店店頭で大会当日に必要な器材について打合せをした。
大会当日はノートパソコンを会場に持ち込む予定。車のバッテリーから電源を確保するためのパワーインバーターと、10種類のメモリカードに対応するカードリーダを新たに設備投資した。携帯電話で撮った画像ではサイズの判明が困難かと思われるが、デシカメなら写真の取り方さえ良ければ検量場所でのサイズ確認が十分可能だろう。
一旦、自宅に戻り晩飯を食べた後、タックルを車に積み込んで釣り場へ急いだ。山の方では時折、雷が光っていたが差し迫った感じてはなかったのでキャストを開始。昨シーズン実績のあったルアーをアレコレ使い回すが反応はない。そこで私のお気に入り、往年のファーストF7をチョイス。小さいながらも浮力が高く、プリプリ泳ぐこのルアーは小粒でもピリリと辛い。既に生産中止になってしまったのか、店頭から姿を消して久しいが、昨年某釣具店の片隅で埃をかぶっている不良在庫を大量に発見。苦手なカラーを僅かに残して一気に買い占め店主を驚かした経過がある。
期待を込めてファーストF7をキャストすると、これまで散々攻めていたポイントでいきなり魚が食ってきた。待ってましたとばかり、すかさず巻き合わせをしたが残念ながらフッキングミス。次なるチャンスを期待しキャストを重ねていると、何の前触れもなく突然、豪雨となった。台風の真っ只中に突っ込んだ様な物凄い状況だったが、15分程雨宿りをしていたら空はスッキリと晴れ渡り、月が輝き始めた。
これからが本場という時に、思わぬ中断を余儀なくされたが気を取り直してキャストを再開。先程取り逃がした1匹を釣るため懸命にキャスト&リトリーブを繰り返したがコツリとも反応がなく納竿となった。
天気:曇り 水温:28.0℃ pH:不明
釣果:0匹
今宵は9月半ばというのに気温が高く、風もないため蒸し暑さを感じるほど。晩御飯を食べて一服したが、特に何もすることがないため、タックル一式を車に積み込み釣りに出掛けた。潮周りは芳しくなく、長潮で満潮が真夜中過ぎ。判っていたことだが、ポイントは流れが全くなく魚の気配も感じられない。
先ずは普段出番が少ないスキッターポップの登場。ノーアクションのストレートリトリーブや軽いポップ音を入れたリトリーブを試したが反応はない。続いて、コモモやテリフで水面直下の探りを入れたがこれも不発。ワンダーとヨレヨレを狙う水深で使い分け、シビアに魚が潜んでいそうなエリアに探りを入れたが空振り。結局、ノーバイトで1チャンスもないまま夜中の1時過ぎに納竿とした。
天気:曇り時々雨 水温:26.0℃ pH:不明
釣果:0匹
今宵も懲りずに竿を持って釣り場に出掛けた。時折、雨が降るのでカッパを羽織って小1時間キャストを重ねたが無反応。徐々に水位が上がり満潮を向える頃合いなので、下げに転じるまで暫くの間、岸に座って休憩することにした。友人とのメール交換などで1時間程のんびり過ごした頃、突然目の前で大きな魚がライズ。これを切っ掛けにキャストを再開した。
持参したルアーを次々に投入するが反応はない。風向きが北東に変わり飛距離が足りなくなってきたので、ワンダースリムをチョイス。流れを感じながらゆっくりとリトリーブをしているとコツッとバイト。すかさず巻き合わせをしたがフッキングには至らなかった。魚はいるようなので指先に神経を集中しながらキャスト&リトリーブを繰り返す。しかし、2度目のチャンスは訪れず真夜中過ぎに退散となった。
天気:曇り 水温:不明 pH:不明
釣果:0〜3匹(スズキ)
昨日、魚の顔を見ることがで来たので、再び同じポイントへ立った。私よりも30分ほど早く釣りを始めていたT.Mさんに様子を聞くが芳しくない模様。昨晩、竿を一緒に交えた彼は何と今朝の7時過ぎまでキャストを続けていたと言う。彼の釣りに掛ける熱意に感動しつつも半ば呆れながら、横で竿を振らしてもらった。
1時間半、懸命にキャストを重ねたが無反応だったので釣り場を変えることにした。皮肉にもこの移動が大失敗。私が立ち去った直後から魚の活性が高まったのか、彼はワンダーで60cmをキャッチした後に70cmと58cmを仕留め、少なくとも3本を取り逃がしたとのこと。まさに1人で爆釣したようだった。
一方、私が到着したポイントは3人の先行者がいた。その内の1人に挨拶をしてから一番端っこに入らせてもらい、キャストを開始したが無反応。このままではノーフィッシュになりそうだったので、根掛かり覚悟でラスタリップレスでストラクチャー周辺をスローに攻めた。コツリとアタリがあったのですかさず巻き合わせをしたが、待ち臨んでいた魚ではなく根掛かり。ウェーダーのギリギリまで水の中に入って回収を試みたがラインブレイク。これで一気にテンションが下がって納竿とした。今宵は場所を移動せず、もう数分間キャストを続けていれば魚を手にできたかもしれず悔しさ倍増だった。
2005/9/9 県西部地区の某河川
天気:曇り 水温:不明 pH:不明
釣果:0〜1匹(スズキ)
野池の調子が芳しくないので、スズキ狙いに軸足を移すことにした。潮時表と過去の実績を照らし合わせながら、潮位を考えて午後9時から釣行。キャストを始めてから1時間、ゴツッという確かなバイトを確実に捕らえた。ザブラミノー11Fを咥えてエラ洗いを連発し、水面を激しく暴れまくった魚は47cm。サイズ的には不満足だったが、若い魚だけあって、そのファイトは賞賛に値した。
このサイズなら結構な数で群れているハズなので、写真を撮り素早くリリース。竿を振り始めると予想どおり直ぐにバイトした。しかしこれはフッキングミス。手元に伝わった感触から、先に釣った魚と同じくらいだと想像できた。焦ることなく丁寧なキャストを心掛け、次のチャンスを待ったが沈黙してしまった。
流れが強くなってきたのでアイマ・ジーンにチェンジ。余り期待をせずに投げた1投目にガツッとバイトした。完璧に油断していたのでなす術もなくフックオフ。魚はまだそこにいるハズなので、渾身のキャストを繰り返し、指先に全神経を集中してリトリーブを繰り返したが反応はなかった。ちょっと指向を変えて、ワンダースリムをチョイス。キャスト後、流れにルアーを委ねながらリトリーブを始めるとコツリとバイト。竿の長さと弾力を利用したスウィープなフッキングをしてから魚とのファイトを楽しむ。サイズ的には大きくなさそうなので、余裕を持って対処していたらフックアウトした(恥)。
後が続かなかったので釣り場を移動。そこにはT.Mさんが竿を振っていた。30分程前からキャストを繰り返していた彼に様子を聞くと、ベイトは沢山いてもルアーに反応する魚はいない様子。少し距離を取ってキャストを繰り返したが、彼のコメントどおり反応はなく時間だけが刻々と流れていく・・・。彼が引っ掛けたザブラミノー・タイダルを回収するのを手伝うため、タックルを預かり様子を見守る。無事にルアーを外し、彼が放り投げたルアーを急ぎ回収している最中にガツン、ググッとヒット。しかし、慣れないタックルなので十分に対処できず途中でバレてしまった。
魚がいることは判ったのでキャストを繰り返したが無反応。数少ないバイトチャンスを物にできず、午前1時半まで竿を振ったが、結局1匹のみで納竿となった。
天気:晴れ 水温:24.5〜26.0℃ pH:不明
釣果:7匹(バス)
一昨日、雨の中で入水した池で再び竿を振ることにした。当然、満水状態で濁りも残っているが、何とかなるだろうと堰堤前に浮かびながらキャストを始めた。開始早々にワイルドハンチで30cm弱を釣ったので、堰堤周辺を丁寧に攻める。堰堤と平行に移動しながら1m刻みで撃ちつくすつもりでキャストを重ねる。この方法で2往復してワイルドハンチで2匹、クランクジャックSPで1匹追加した。
普段はバスが溜まっている右奥は完璧に沈黙。再び堰堤まで戻りキャストをすると、ミッドワートに小バスが1匹出た。まだ魚がいそうだったのでキャストを重ねて1匹追加。このまま連荘モード突入かと思いきやピタッと打ち止め。粘っても無駄だと判断し次の池へ移動した。
こちらの池も満水で、先程の池より更に濁りが強い。魚から目立ちやすい大きめなクランクベイトのバグリーDB1をチョイスし、グリグリと巻き始めた。実績あるストラクチャー周辺や池奥は無反応。堰堤まで戻り、丁寧にキャストを重ねて35cmを1匹釣り上げた。この調子で数が稼げると思い、左手首が痛くなるほどバグリーDB3をリトリーブし続けたが空振り。本日の釣果は7匹止まりで納竿となった。
天気:雨 水温:不明 pH:不明
釣果:8匹(バス)
時折激しい雨が降る中、午前10時からののんびり釣行。旧型ウィグルワートでバタバタと25cm前後の魚を5匹釣った後に、スクエアAへチェンジ。岸際のストラクチャー周辺を丁寧に攻めるが、小バスの反応しかない。フッキングミスで3匹をバラシてウィグルワート新型にチェンジした。茶色く濁った水がインレットから大量に流れ込み、徐々にクリアなエリアが少なくなってきた。試しに濁りの強いインレットを攻めてみたが無反応。濁りの少ないワンド入り口に移動しキャストを重ね2匹を追加した。
正午過ぎ、これ以上粘っても釣果は望めないと考え別の池へ移動することにした。フローターが1艇先行していたので、挨拶をしてから入水させてもらう。池最奥部に向いながら、濁っている時は圧倒的に強いウィグルワートを引きまくったが無反応。濁りが少ない堰堤周辺に陣取りビースリーズのトウィッチを試みた。この方法で25cmを1匹釣り上げたが、本日のパターンではないようで、後が続かず納竿となった。
天気:曇り 水温:不明 pH:不明
釣果:0匹
前日、無数のベイトがひしめいていたシャローエリアの事が気になって、晩飯を食べて釣行した。今宵も辺り一面ベイトだらけ。水位が高いのでウェーディングはせず、堰堤からライトタックルでセイゴを狙ってみる。小魚がウジャウジャいるのだが捕食音は聞こえない。ピンテールやワンダーを広範囲にキャストしながら反応をみるがノーバイト。粘っても無駄だと思い、1時間も経たない内に釣り場を変えることにした。
2ヶ所目は橋の上に設置されたライトが明るく水面を照らすポイント。水面を眺めていると時折小魚が数匹泳ぎまわっているのを見ることが出来た。ワンチャンスに掛けてグースを流してみる。しかし、コツリともアタリはない。おまけに、虫除けをしっかり塗ったつもりだったが、2ヶ所も蚊に刺されたので戦意喪失。1バイトもないまま納竿となった。
天気:晴れ 水温:不明 pH:不明
釣果:3匹(ナマズ)
朝食後、一服してから久しぶりにナマズ釣りに出掛けた。ヤブこぎをして河原に降りてキャストを開始する。アタリは全くないのだが、水中を偏光サングラスで覗いていると20〜25cmの平べったい魚が泳ぎまわっていた。じっと目を凝らして魚を見つめていると正体判明。どうやら魚はメッキのようだ。魚のサイズに合わせ、使うルアーを大幅にサイズダウン。ワンダーを取り出し軽くトウィッチを入れると次々にチェイスしてきた。しかし、バイトまで持ち込むことは出来ずこの場を後にした。
車で数分移動し次のエリアに到着。魚の居場所を探すために河原を歩きながらキャストを重ねる。開始10分、ジーン130に襲い掛かったのは55cmのナマズだった。同じ場所に魚が集まっている可能性もあるので、素早くリリースしてキャストを再開。反応がないのでコモモにスイッチして広範囲に探りを入れる。すると間もなく同サイズのナマズが躍り出た。移動しながらキャストを続けたが反応がないので最初にナマズを釣ったエリアまで戻ってきた。
ここは他の場所に比べ水深が浅く流れが強いので、ナマズが釣れそうもない場所なのだが、ルアーを流すと何回かアタリがある。お気に入りのシャロートプスを取り出し、流れに合わせてリトリーブしているとガツッとヒット。流れのある中、激しいファイトに耐えながら魚を徐々に引き寄せる。ルアーをバックリと咥えていたのは55cmの色黒ナマズだった。
午後1時過ぎまで竿を振ったが、釣果は3匹でストップ。一旦帰宅し、晩飯を食った後にナイトゲームへ繰り出した。シャローエリアが広がる1ヶ所目は小さなベイトが溢れ、水面がざわついていた。時折、小魚達が逃げ回るので、スズキかナマズが潜んでいそうな気配がある。期待を込めてキャストを重ねたがノーバイトなので退散。
車に乗り込み次の場所へ移動。先行者に挨拶をしてから上流に入らせてもらい竿を振る。干潮に向うので水位が下がるハズなのだが、そのスピードは緩やかで中々下がらない。周囲にはベイトの気配はなく、1バイトもなかったので1時間程でギブアップ。夜の部はノーフィッシュで納竿となった。
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