フィッシングリポートタイトル 13KB

擬似餌の玉手箱トップ>FishingReport>過去のFishingReport目次>2005年11月


 天気:晴れ 水温:不明 pH:不明
 釣果:0〜1匹(ウグイ)

 午後、竿を持たずに釣り場巡回。魚が何処にいるのか判らないので要所要所で車を止めて様子を伺う。竿を振っている人がいたので近づいて挨拶をするとtotera potさんだった。様子を聞きながら水面を見ていると時折魚がライズする。しかも跳ねている魚の中には明らかにセイゴも混じっていた。

 夕食のために一度自宅へ戻り、一服する間もなく再びtotera potさんが竿を振る場所へ舞い戻った。釣果を尋ねると今のところノーフィッシュで、魚っ気も段々薄れてきたとのこと。少し離れた所へ入らせてもらい、雑談をしながら竿を振る。私のルアーにはコツリともアタリはないのだが、totera potさんの方には時折反応があるらしい。暫くキャスト&リトリーブを繰り返していると、totera potさんがシーケンシャルミノーで40cm弱程のウグイを釣り上げた。

 ゲットしたウグイは、後ろのボサの中でゴソゴソやっていたタヌキへ夕食のプレゼント。その後の追加はなく、totera potさんが納竿。一人残って黙々とキャストを重ねたが、全く釣れる気がしなかったので30分ほどで切り上げ帰路についた。


 天気:晴れ 水温:11.5℃ pH:不明
 釣果:0匹

 前夜のボイルが忘れられず今宵も参戦。釣り場に到着すると、予想していたよりも水位は低かった。ボイルが起きることを今か今かと待ち望んでいたのだが、魚っ気が全くない。下げ潮が効き始めれば魚も動くだろうと期待していたのだが、いつまで待っても水位は下がらず、魅惑的な水ヨレも出来ない。試しに水温を計ってみると一気に2℃も低下していた。粘っても今宵は無理だと思い午後10時に退散した。


 天気:晴れ 水温:13.5℃ pH:不明
 釣果:1匹(スズキ)

 ぎじたまSEABASSダービーが無事終了。大会事務局なので竿が振れないのは承知の上だったが、当日は各地で爆釣しておりストレスの塊となっていた。今日は協賛してくれた釣具店やメーカーにお礼を兼ねて大会結果を速やかに報告するためにFAX電話器を購入。併せて勢いに任せステラ3000を購入した。「リールを買ったからには釣りに行かなきゃ」とそそくさとファイヤーラインXDSの25lbを巻いて釣り場に向う。

 無風状態で満潮を迎えるため、期待はしていなかったのだが、キャストを開始して間もなくストラクチャー付近で何度もボイルが起きた。中には小魚が弾け飛ぶほどのビックボイルもあり、否が応でもテンションが上がる。ドキドキしながらキャスト&リトリーブを繰り返すが何故か反応はない。コモモザブラミノー・タイダルジャイアントドックXヨレヨレワンダー等、次々と持参したルアーを投入したが、コツリともアタリはなく空しいキャストが続く。その間にもボイルが度々起き、私は全く相手にされていない様だった。

 開始から2時間が経過。ボイルが沈静化し、釣り場から魚っ気が急になくなった。「こりゃもうダメだぁ〜」と思いつつも納竿直前、最後の3投に望みを掛ける。投げるのはお気に入りのコモモ。1投目は空振り・・・。そして2投目にゴツッとヒット巻きアワセがバッチリ決まって、魚が水面でエラ洗いを繰り返す。真新しいステラ3000のドラグがチリチリと鳴り、ロッドがしなやかに弧を描いた。慎重に引き上げた魚は体高のある67cmのスズキ。ダービーの時に釣れていれば8位か9位にはなれただろう。この1本で時間延長。しかし追加はならず午後10時半に納竿した。


 天気:晴れ 水温:不明 pH:不明
 釣果:0〜10匹(スズキ、ヒイラギ、ウグイ、ヒラメほか)

 本日は待ちに待った「2005年ぎじたまSEABASSダービー」の開催日。2ヶ月前から用意周到に準備を進めたていた甲斐があってか大会への協賛がぐっと増え、釣具店やメーカーから頂いた協賛品の推定総額は17万円以上。1本釣れば何かしら貰えるので、事務局である私自身も上位入賞するつもりで気合が入っていた。強烈な風が吹き付ける中、午後1時に大会本部となる「はまぼう公園」に到着すると、既にnoppoさんによりテントが設営されていた。挨拶をしたかったが彼は不在。テントを設営し再び仕事へ向った様子だった。

ヒイラギ 6KB 大会運営ボランティアに手伝ってもらいながら、大会初になる女性アングラーも含め次々に現われる参加者の受付を行い一段落。いつしか午後6時をまわり、ここらで一服でもするかと思っていたところに、車が2台相次いで駐車場へ滑り込み、ほとんど同時に魚が持ち込まれた。ファーストフィッシュ賞を手にしたのは袴田さんの60.5cm。タッチの差で宮本さんが持ち込んだ魚はグラマラスな71cmだった。幸先の良いスタートにこれからの展開をワクワクしながら、次の魚を待っていると午後8時から10時に掛けて次々に良型の魚が目の前に並んだ。大会の実況中継はこちら

 今宵は魚の活性が高く、アチコチのポイントで爆発したようだ。その後も銀ピカの魚や色黒い魚、机の上で暴れまくる元気の良い魚達が検量に持ち込まれ、根っからの釣師である私にとっては正しく目の毒。真夜中に時合が来ると読んでいた私は、我慢できずに少しだけ竿を振らせてもらうため席を立つ。祈るような気持ちでキャストを始めると、数投でコモモにヒイラギが引っ掛かってきた。テントにたむろっている参加者達に見せようと検量に向うと、今大会の優勝魚となった小川さんが釣った84cmのランカーが丁度机の上に載せられたところだった。

テントで団欒 5KB 午前1時半までは慌ただしく過ごしたが、以後パタリと魚の持ち込みが止った。その後は、テントへ立ち寄ってくれる参加者たちと、ストーブで暖を取りながら情報交換。途中、ウトウトしつつも朝を迎え、朝マヅメの釣果を待っていると午前6時半過ぎから7時前までの間に4本が持ち込まれた。結局、今大会では35人がエントリーし、シーバス17本を検量。1位から4位に入賞した釣り人は、一晩で3〜10本を釣り上げた猛者。参加者からの聞き取りによると、全体ではシーバスが35匹以上が釣り上げられ、ほかにもウグイやヒラメなどがキャッチされたようだった。大会結果はこちら

大会参加者 8KB 優勝した小川さんに参加者から集めた推定総額7万円以上の新品シーバスルアーや釣り関係グッズを手渡し、表彰式が終わった後は恒例のジャンケン大会。最後に「この大会を皆で狩野川のシーバスダービーに引けを取らないくらいに育てよう」と挨拶をして閉会した。

 その後はボランティアの皆さんの力を借りて、テント撤収や周囲のゴミ拾いを済ませ、開催にあたり世話になった人や釣具店に結果報告をして無事終了。来年の参加者は少なくとも50名、2〜3年後には100名程度になることを夢見て帰宅した。


 天気:晴れ 水温:15.8℃ pH:不明
 釣果:2匹(スズキ、ウグイ)

 週末に予定している「ぎじたまSEABASSダービー」では事務局を努めるため、思うように竿を振る時間がとれないハズ。ならば、当日までに出来るだけ竿を振って魚を釣っておけば欲求不満にはならないだろうと今宵も竿を持って釣り場へ向った。月明かりで照らし出された水面にはイイ感じのヨレが入っている。スタートはやっぱりニョロニョロで勝負。魚がいれば一発で食ってくるハズだが、コツリともアタリはなかった。

 開始1時間、水位が徐々に下がってきたので、そろそろ時合になる頃だと待ち構えているとニョロニョロにコツッとバイト。ピシッとフッキングが決まり20cmのウグイをキャッチした。続いてワンダースリムにヒット。コイツはヒットした直後に水面を割りエラ洗いを繰り返す。サイズは50〜60cmぐらい。これなら直ぐに寄せる事が出来るだろうと高をくくっていたらフックオフ。小さいからと油断したのが失敗。まだ魚がいる感じなので、小粒のファーストに交換しキャスト&リトリーブを繰り返しているとコツッとバイト。しかしこれは空振りに終わり、次のチャンスに掛ける。

 ストラクチャーを微妙に避けながらジャイアントドックXを引きまくった後、ザブラミノー・タイダルを投入。すると交換した1投目で水面が割れた。跳ねまくる魚をいなして徐々に引き寄せ無事キャッチ。足元に横たわったスズキはレギュラーサイズの65cmだった。このサイズなら確実に群れているハズなので、更なる追加を求めてキャストを重ねたが無反応。オレンジ色に輝きながら長い軌跡を描いた流星(しし座流星群)を見ながら納竿した。


 天気:晴れ 水温:15.5℃ pH:不明
 釣果:4匹(スズキ、ウグイ)

 満月が眩しいくらい明るく輝く中、竿を振り始めた。1投目からニョロニョロにバイト。流れの中に魚がいるようなので丁寧に探っていると20cmのセイゴが食ってきた。魚は移動しているので、これに合わせて少しずつ移動しながらキャストを重ねる。ニョロニョロワンダースリムに時々バイトがあるのだがフッキングには至らない。

 小さな魚ばかり相手にしてもいけないのでルアーをジーンに交換。流れに逆らわずスローに引いているとゴツッとバイト。同じ所に再びルアーを通すと、またしてもバイト。確実に魚がいるようなので本腰を入れて探りを入れる。ルアーをワンダースリムに戻し、ゆっくり流しているといきなりロッドがしなった。水面で暴れる魚を丁寧に誘導して足元に引き寄せる。岸に横たわったのは銀色に輝く61cmのスズキだった。

 ポイントを休ませるため、狙う場所を変えてヨレヨレを投げていると、間もなくウグイ(40cm)が食ってきた。ヒットした後に一度もジャンプをしなかったので、ライトで魚を照らし顔を見た時は「やっぱりなぁ〜」って感じだった。ここで竿を振っていると再びウグイを釣ってしまいそうなので、先程スズキを釣ったポイントへ戻りヨレヨレを投げる。すると開始早々、ヨレヨレにゴツッとヒット。「よっしゃ〜!」と言いながらリールのハンドルを素早く巻きアワセを入れる。何度もジャンプをしてガバガバと暴れまわる魚を徐々に引き寄せて無事キャッチ。サイズを計ると先程の魚を一回り大きな66cmだった。

 もう一匹追加しようとキャストを重ねたが無反応。車に乗り込み気になっている場所へ移動した。30分程キャストをするが、たまにボラが跳ねる程度でコツリともアタリはない。遠くでフラッシュが数回光ったので魚が釣れたようだが、こちらは粘っても無理そうだったので午後10時過ぎに納竿した。


 天気:曇り 水温:14.5℃ pH:不明
 釣果:0〜1匹(ウグイ)

 晩飯を食べて一服した後、釣り場に向った。月曜の夜なので釣り場は貸し切りかと思いきや、駐車スペースには車が沢山止まっており、いささか面食らった。丁度、釣り支度をしていた島田市から来ている常連さんと、情報交換をしながらポイントまで歩く。平日の夜に竿を振る人達は、皆さん常連さんで凄腕揃い。当然、入りたいポイントには先行者がいるので、端っこの方に入らせてもらい竿を振り始めた。

 先週末から調子が良かったので、「直ぐに結果が出せるだろう」と高を括っていたのだが、今宵はとっても渋い様子。遅れて登場したnoppoさんも苦戦している模様で、魚を釣ったとの連絡はない。そんな中でも、先行者達は何本か釣っている様子・・・。午後9時半、島田の常連さんが帰る際に声を掛けてくれた。様子を聞くとノーフィッシュとのこと。他の釣り人が上げた魚を3本確認しているようだが、全体的にはやはり低調とのこと。

 干潮を向え、水位が低下したため自分が竿を振っている周辺は急流のシャローエリアになってしまった。このまま粘っても釣果は期待できそうになく、noppoさんへ一足先にギブアップ宣言。車に戻り、帰り支度をしている時にnoppoさんから「ウグイを釣った」とのメールが届いた。日に日に渋くなっていく感じだが、もう暫くは釣りが出来そうなので、今後の動向が楽しみだ。


 天気:晴れ後曇り 水温:15.5℃ pH:不明
 釣果:1〜3匹(スズキ、ウグイ)

 夕マヅメからの釣行。駐車スペースで居合わせた2人組の常連さんとポイントに向う。先行者がいなかったので流れの様子を確認しウェーディング開始。流れにルアーを任せながら広範囲に探りを入れる。時折、遠くで捕食音が聞こえるので魚はいるようだが、私のルアーへは反応しない。小一時間経過した頃、私の上流に入っている先程の常連さんが1本釣り上げたようだ。

 私にもチャンスが回って来ることを期待し、アレコレと持参したルアー交換しながら様子を伺う。沈黙の時間がゆっくり流れる中、別の場所で竿を振っている相棒Sからメールが届いた。開いてみると1時間程度で78cmと79cmを釣り上げて納竿するとのこと。「今回は場所の選択ミスだったか!?」と思ったが今更遅い。腹を括って竿を振っていると、再び常連さんのロッドがしなり79cmをキャッチした。

 竿を黙々と振っていると、次々に釣り人がやってきた。気がつけば暗がりの中、等間隔で何人も並んで無心にキャスト&リトリーブを繰り返している。午後8時半をまわり、そろそろ時合が訪れるハズだと指先に神経を集中している時、予想どおりにガツッとバイト。と同時に私の下流にいる釣り人にもヒットした。慎重に魚とやり取りをして64cmをキャッチ。因みにヒットルアーはワンダースリム。下流の人も無事キャッチした様子だった。

 魚の群れは私の前を通過し、上流へ向った様子。上手でウェーディングしている2人組の竿が立て続けに曲がり、60cmUPくらいの魚を3本掛けて2本をキャッチした。こんな状況の中、私に若干遅れて登場し、離れた場所で竿を振っていたT.Mさんは、魚の反応がないため納竿すると言う。丁度、魚が回ってきているので彼を引き止め、自分の直ぐ下に入り竿を振るようにアドバス。彼は数分後にブルースコードで魚を掛けたがフックオフ。ヨレヨレでウグイを釣り上げた。粘ればまだ魚が釣れる気もしたが、明日の仕事に差し支えそうなので午後10時に納竿とした。


 天気:晴れ 水温:不明 pH:不明
 釣果:0〜3匹(スズキ)

 前夜、85cmのビックワンを釣ったT.Mさんに案内してもらい、何年かぶりに某釣り場を訪れた。以前足を運んでいた頃とは随分雰囲気が変わっていたので、明るいうちに周囲を良く見ておこうと足早にチェック。最も水ヨレが起きているポイントに陣取り、集中的にキャストを開始した。ふと気がつけば周囲は暗くなりコウモリが飛び始める。昔から「このエリアは、コウモリが飛び始めた頃が時合」だと釣り友との間でまことしやかに囁いていたので、指先に神経を集中しキャスト&リトリーブを繰り返す。

 日没を過ぎると次々に釣り人が登場。noppoさんに続き、アルフ君、そしてこの釣り場の常連さん達が数名現われた。各人、思い思いのポイントに散らばりキャストを繰り返す。時折、捕食音が遠くで聞こえるのでブルースコードに換えて大遠投をすると一発で食ってきた。相手は45〜50cm程度と思われたが惜しくもフッキングミス。悔しがっている最中に、隣りで竿を振る先週97cm釣ったという常連さんが70cmUPをキャッチした。実は、この魚の前にも常連さんは60cmUPを釣り上げており、羨ましい限り。

 魚は確実にいるので、再びチャンスが訪れる事を信じてキャストを重ねる。以前拾ったアイマ・ジーンを流れに任せながらリトリーブしていると、間違えようもない明確で鋭いアタリが竿に伝わってきた。バッチリとフッキングも決まり猛烈なファイトに対応する。流れの強いこの場所では、柔らかいSPS102SS-Tiにはかなり辛いものがある。魚を引き寄せるどころか、竿は弓なりに曲がってラインは出っぱなし。「この魚は獲れないかも!?」と何度も心に浮かぶ不吉な思いを振り払いながら慎重に対処。数分間のやり取りの後、岸際に身を横たえたのは、胴回りがド太いスズキ(84cm)だった。

 午後8時過ぎ、遅れて登場したSolid.Kさんと挨拶を交わし、次なるチャンスを期待して竿を振る。遠く離れたポイントで相変わらず捕食音が聞こえるので、魚がこちらへ移動してくるのを待っていると、私がウェーディングしている近くで突然水面が割れた。ヒットしたのは隣りの常連さん。ファイト中に邪魔をしないように水から上がり、岸際で成り行きを見守っていると、何ら危なげなく60cm前後の魚を釣り上げた。タックルは私の物より遥かにゴツイ様子。しかし、それぐらいでないと、ここの魚との勝負は厳しいのだろう。

 魚がこちらに近づいて来ているようなので、ウェーディングは膝下までに抑えキャストを繰り替えす。ワンダースリムを使い、流れを感じながらリトリーブをしていると狙いどおりにヒット。この魚は先程釣った魚にも負けず劣らず激しいファイトを繰り返す。途中、ブルンッとフックが外れた感覚が竿を持つ手に伝わり、ヒヤヒヤ・ドキドキしながら徐々に引き寄せてキャッチ。サイズは夢の90cmに僅か2cm足りない88cmだった。フッキングの様子を確認するとルアーは脇腹に刺さっており、顎下にはフックが外れた際にできたキズ跡が残っていた。

 離れて釣っていたnoppoさん、アルフ君、Solid.Kさんは夫々70〜80cmを釣り上げ御満悦。一方、チャンスはあったが魚を手にする事が出来ないT.Mさんは水から上がる気配がない。急に冷え込んできたので、薄情にも魚を求めて残業をする彼を残して退散することにした。今宵は釣り友に案内された釣り場で、しかも拾ったルアーで80cmUPを釣り上げた。正直言って実力で釣った気がしないのだが、足取りも軽く帰路についた。


 天気:晴れ 水温:15.5℃ pH:不明
 釣果:0匹

 前夜、良型を3本上げたので味を占めて今宵も釣行した。北北東の風が吹き、水温は1℃低下。予想していたよりも水位が下がっていた。開始早々から寵愛するニョロニョロを引き回し、魚の反応を伺うがコツリともアタリはない。1時間ほど竿を振ったが反応がないので見切りをつけた。

 水通しの良い場所へと移動し、実績のあるルアーを投入。しかし、先程のポイントと同様ワンチャンスもない。粘っても無理っぽかったので、車に乗り込み次の釣り場に移動した。水際に立ち、暫く水面を眺めるが魚の気配は感じられないため、移動しながら広範囲にキャストを繰り返し魚を探す。要所要所で立ち止まり、じっくり腰を据えて狙ってみたりもしたのだが無反応。今宵は完璧ノーバイトでギブアップとなった。


 天気:晴れ 水温:16.5℃ pH:不明
 釣果:3匹(スズキ)

 前夜は雨。伊豆方面では大雨により浸水被害まであったらしい。振り返れば昨年も11月に大雨が降り各地で被害が出ている。一昔前は11月になると降水量がぐっと減ったのだが、近年は随分違ってきている。異常気象という言葉を使うのが毎年当たり前になってきているが、今年は季節が確実に1ヶ月以上ずれている感じ。今日は立冬だというのに静岡市内では「夏日」を記録し、我が家の近所のお庭には青紫の朝顔が咲き乱れているような状態。朝顔と言えば、学校で「夏休みの自由研究」の題材として定番だったことを思うと末恐ろしい。

 ともあれ、暖かいというのはありがたい事で、今宵も晩飯を食べて一服してから竿を持って釣り場へ向った。北風が吹いているが、それほど寒くはない。程よく濁りが入っているので爆釣を期待し、SPS102SS-Tiをシャープに振る。魚がいれば数投で反応するハズだが、予想に反して2時間近く竿を振ってもアタリはない。こんな時は開き直って、寵愛するニョロニョロの登場。ロッドを管理釣り場で使っているスーパーレインボーに持ち替えてキャストを始めると直ぐに答えが出た。

 突然、強い衝撃と共にロッドが引き込まれ、リールから一気にラインが引きずり出される。ロッドはバット部からグニャリと曲がり、魚のファイトに辛うじて追従しているのみ。徐々に間合いを詰め、岸に魚を引きずり上げライトで照らすと、一見ヒラスズキかと思わせるような丸々と太った魚(68cm)が横たわっていた。著しく変形したニョロニョロのフックをペンチで整えキャストを再開すると、いきなり一投目でビックバイト。先程と同様、激しくロッドがしなり魚との格闘が始まる。流心で力強く抵抗する魚と慎重にやり取りをして無事キャッチ。サイズは直前に釣った魚より一回り小さい60cmだった。

 さすがの私もペナペナのトラウトロッドで良型を2本上げ、リリースした後は暫し放心状態。しかし、水面をぼおぉ〜と見ていると、怪しげな波紋が広がる事に気がついてしまった。まだ魚が潜んでいそうなのでキャストを再開。立て続けに2バイトあったがフッキングミス。流れにニョロニョロを任せスローに引いていると、予想どおりのビックバイト。明らかに先に釣った2本よりもデカい魚を、時間を掛けて引き寄せる。足元に横たわったのは腹パンパンの72cmだった。その後、1バイトあったがフッキングには至らず、納竿となった。

 さて、このところ爆釣が続いているが秘密はコレかも!?(右上写真)。先日、千社札風のステッカーを専門店に作ってもらったところだ。結構値段が高いので僅かな枚数しか作らなかったが、スランプ続きで藁にもすがりたい釣り人は11/19〜20に開催するシーバスダービー当日に受付で問い合わせて欲しい。


 天気:晴れ 水温:18.5℃ pH:不明
 釣果:0〜4匹(スズキ、キビレ)

 日没後からの釣行。釣り場に到着すると相棒Sが竿を振っていた。以前は頻繁に一緒に釣りへ行っていたが、最近はほとんど竿を交える機会がなかったため、小声で話をしながらキャスト&リトリーブを繰り返す。魚の反応が乏しいので、夜空を見上げながら釣りをしていると、流れ星を2回目撃。願い事が1つや2つではなく、4つや5つも祈れそうな尾の長い明るい流れ星だった。「これで今宵は爆釣間違いなし」と確信した時に、相棒Sのブルースコードにヒット。しかし、ピックアップ直前の出来事だったので、惜しくも取り逃がした。

 「そろそろ時合を向える頃だよ」と話していると、私の目の前に流れのヨレが発生。この中に魚が潜んでいるハズだと、ニョロニョロを放り込むと一発で食ってきた。しかし、お約束通りに魚を引き寄せてくる際に釣り落とす。その後、ワンダーに交換し2バイトあったがフッキングミス。再びニョロニョロに戻してセイゴ3匹とキビレ1匹を連続キャッチした。

 トルクのある太い流れの中にニョロニョロを漂わせていると、突然がルアーが引っ手繰られた。一気にラインが引きずり出されドラグが鳴る。「うぉぉぉ〜」と慌ててリールを巻いたが、バシャッと水面で魚が暴れてフックオフ。流れの中にグットサイズがいるようだが、ニョロニョロには反応がなくなったのでワンダーへチェンジ。流れに任せたリトリーブを繰り返していると再びチャンス到来。しかし直ぐにフックオフ。どうやら針掛かりが浅かったようで、40〜50cmと思われる魚を取り逃がしてしまった。

 開始3時間半が経過した頃、相棒SがチューンドK-TENリップレスで良型をヒット。暫しやり取りを見守っていたが、彼も私同様にフックオフ。サイズは私が掛けた魚より遥かに大きそうだったので、とても残念だった。この1匹で2人のテンションが上がりキャストにも熱が入ったが、その後はコツリともアタリはなく相棒Sはリタイヤ。一人残された私は真夜中まで黙々と竿を振り続けたがノーバイトで納竿となった。


 天気:晴れ 水温:18.0℃ pH:不明
 釣果:5匹(スズキ、キビレ)

 前夜、超アタリ針であるニョロニョロをラインブレイクでロストし途方に暮れたので、干潮時を狙って釣り場に赴き「何処かに落ちていないか?」とひたすら捜し歩いた。運が良ければ魚から外れて水際辺りに落ちている可能性がある。うっかり自分でルアーを踏みつけないように注意しながら歩きまわること1時間。幸運にも見つける事ができた。ルアーは消耗品であり、再びロストする可能性があるので購入しておこうと考え釣具店を何件も周ったが、私が求めるルアーは何処にも置いていない。この状況に面食らって、馴染みの釣具店に泣き付き、2ケース分を取り寄せてもらう事にした。

 ニョロニョロの確保が出来たので安心して夕マヅメから釣行。ファーストヒットはもちろんニョロニョロだった。しかし、引き寄せてくる時にフックオフ。相変わらずバラす確率が高く課題が残っているのだが、魚を引き付けるパワーは強く、直ぐにセイゴを釣り上げた。その後、3匹釣り落とし、2匹をキャッチ。ワンダーを試して2匹釣り落とした。

 魚をパタパタっと釣って一段落した頃に、T.Mさんが登場。彼は少し離れた場所に陣取り、黙々と竿を振り始めた。日中は11月というのに汗ばむほどの陽気だったので、うっかり薄着で来てしまい大失敗。風は無いのだが徐々に冷えてきたのでカッパ2枚重ねで寒さを凌ぎ、震えながらニョロニョロでセイゴとキビレを1匹ずつ追加した。一方、デカイ魚を狙っているT.Mさんは、余りの反応の悪さに別の釣り場へ大移動。

 彼がいなくなった後もじっと我慢の釣りをする。魚っ気は全くないのだが、たまにシュガーミノーへコツッと反応がある。同じ場所に何度もルアーを通し、しつこく狙ってセイゴをキャッチした。その後はピタッとアタリが遠のき、淡々と時間が過ぎてゆく。ラストキャストで1バイトあったがフッキングミスして終了。T.Mさんにギブアップメールを送ると、84cmのビックワンを仕留めたとの返信があった。これにはとても驚いたが、体が芯まで冷え切ったので彼の釣り場へ駆け付けることなく納竿した。


 天気:曇り時々小雨 水温:15.8℃ pH:不明
 釣果:15匹(ナマズ、スズキ、キビレ)

 「文化の日」で祝日の今日、飽きもせず釣竿を持って午前10時半からのんびりと釣り場に出掛けた。狙うのはハイシーズンを過ぎたナマズ君。水温は低いが何処かに潜んでいるだろうとシーバック120MRFトリップ85を投げまくったが無反応。続いて釣具屋で目に止って購入したゾンク77を投げる。「このルアーは釣れるんかなぁ!?」などと疑心暗鬼でキャストを始めると数投目で66cmのナマズが食ってきた。2匹目を狙って投げ続けたがコツリともアタリはなく、信頼のK-TEN BKF9に交換し狙うタナを少し下げてみた。すると直ぐにナマズが反応し、デブデブに太って脂がのっていそうな65cmがヒットした。

 車に乗り込み次のポイントへ移動。ストラクチャーが広がるシャローエリアでウェーディングし、静かに移動しながらキャストを重ねる。ふと足元に赤金色に輝くルアーを発見。一瞬、アイマかと思ったがそうではなくチャイニーズ系のリップレスミノーだった。フックはしっかりしているようなので、「拾ったルアーだから根掛かっても懐は痛まない〜」と試しに使ってみた。すると、このルアーにしたとたん、60cmのナマズが2匹躍り出た。今回も迷言・ジンクス集にある「拾ったルアーは良く釣れる」を立証してしまった。

 豪州遠征リポートでも度々コメントしているが、最近の中国製ルアーは侮れない。安くても結構釣れる製品があり、豪州の有名釣りガイドも愛用しているくらいだ。午後1時半に納竿して某釣り具店へ立ち寄ると、先程拾ったルアーが1個400円でお釣りが来る値段で売っているのを発見。コモモ1個分のお金で、なんと新品が5個も買えちゃうのである。この衝撃に頭の中のリミッターが外れ、店員が驚くほど大量に一括購入。自宅に戻り、「子供たちは、とっくにこのルアーが釣れる事を知っているんだろうなぁ」と思いをはせ、マジマジとルアーを眺めた。

キビレ 3KB 晩飯を食べて一服する間もなく夜の部へ突入。雨がパラつくのでカッパを着込んでキャストを開始した。ベビーポッパーで周囲を探った後にニョロニョロの登場。何と1投目でキビレの子供が食ってきた。この一匹の感動が覚めない間に、キビレ2匹とセイゴ1匹を相次いで追加。これ以外にも度々バイトがありフッキングミスの連発や、フッキング後に引き寄せてくる間に釣り落としたりした。ニョロニョロの威力に感心していた時に大きなトラブル発生。コツッと当たった際に、ピシッと合わせたとたんブチッとラインブレイク。1個しか所有していない貴重なルアーをロスト。もう涙目になってしまうくらいショックな出来事だった。

 アタリ針のニョロニョロをロストしたとたん魚の反応が見事なまでに無くなり、アレコレとルアーを交換していたら1時間が経過。これで今宵は終了かと思っていたところでワンダーにヒット。セイゴを1匹釣り上げ、2匹をフッキングミス。魚が周ってきているようなので、アスリートミノーを試してみると、これが大当たり。突然のバイトラッシュが到来し、6匹のセイゴを釣り上げた。更なるサイズアップを狙ってキャストを重ねたが、食いがパタッと止まり午後11時に納竿となった。


 天気:晴れ 水温:不明 pH:不明
 釣果:5匹(スズキ)

 夕マヅメからのスタート。BHポッパーベビーポッパーで広範囲に探りを入れるが無反応。ニョロニョロに交換するとコツコツとショートバイトはあるのだがフッキングには至らない。そこで、ワンダーに換えると1投目でセイゴらしき魚がガツッと食ってきた。しかし、引き寄せる際にフックオフ。続いて2匹目も釣り落として、暫し頭を抱え込む。相手はセイゴとはいえ、スズキなのでルアーを咥えた時に頭を激しく振ってエラ洗いをする。多分、ルアーの重さでフックが外れるのだろう。

 セイゴの群れは移動するので、これに合わせて自分も少しずつ移動しながら常にルアーが魚の近くを通るように気を配る。ワンダーを投げ続けて4匹をキャッチ。試しに持参したシュガーミノーで1匹追加して時合が終了。それまで、何度もコツコツとバイトがあったにもかかわらず、ピタッと魚の反応が止まってしまった。これ以上粘っても釣れない事が判っているので見切りをつけて早々と納竿。

 ここ数日間の経験からして時合は1時間から1時間半くらい。短時間に効果的なルアーで魚を誘い、確実に食わせ、周囲の魚を散らさないように魚をキャッチする必要がある。この繰り返しは正に管理釣り場のマス釣りと同じ。ルアーは絞り込めたので、目下の課題はやはり魚をバラさないようにすることだろう。どうすれば釣り落としを防げるのだろうか・・・?


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