
擬似餌の玉手箱トップ>FishingReport>2006年8月
天気:晴れ 水温:29.0〜29.5℃ pH:不明
釣果:12匹(バス)
前日の釣行で4連敗という不名誉な記録を樹立。取り敢えず今日は魚を釣ろうと、確実に魚が釣れるガウディの池へ入水した。この池は虫を食べているバスが多いのでトップに良く反応する。小バスしか釣れない事は判っているが、背に腹は変えられない。軽いルアーをピンポイントへキャストできるデストロイヤーF2-57X+アンタレスARを携え、静かに池へ浮かんだ。使うルアーは極小のトリプルインパクト。釣り人に人気があるのはトリプルインパクト120のようだが、近隣の野池で楽しむなら5gしかない末弟がベストだと私は信じている。
時折、飛び交うトンボを狙ってバスがライズしている。キャストを始めると僅か数投で小バスが踊り出た。一瞬にして魚を引っこ抜いてキャッチ。手早くリリースしてキャストを再開。相変わらず反応が良く、僅か5分で3匹(20〜25cm)を釣り上げた。トップに反応がないエリアでは小型の水中系ルアーの登場。シケーダで3匹、チェリーで2匹、ビートルナッツで1匹釣った後、クランクベイトなのにサスペンドであるB級名品のクランクジャックSPで2匹、これまで成果を出せなかったラッキークラフトのRC1.5で1匹釣り上げ、トータル12匹をカウントして出水した。
夕マズメ狙いの1時間勝負で本日本命の池へ入水。タックルはディープクランクをグリグリ引き倒せる、ガチガチのコンバットスティックICSC-58MH+コンクエスト100に持ち替える。入れ違いで帰っていった陸っぱりの先行者から、40cmUPを1本を釣った話しを聞いていたので、実績のあるバグリーDB3を慎重に引く。しかし反応がないので、ウィグルワートとワイルドハンチを試すがノーバイト。セッパリ型がとても魅力的なシーバスルアーのアムニス1を撃ち込み、強めのトウィッチでヒラを打たせて魚の反応を伺うがこれもダメ。池奥のシャロー部へ移動し、サブワート、グリフォンゼロ、ジタバグを試したが空しいキャストが続く・・・。予定時間の1時間が経過。「40cmUPを捕獲する」という目標を達成できないまま、今宵も納竿となった。
天気:晴れ 水温:29.5〜30.5℃ pH:不明
釣果:0匹
一足先に釣り場に到着していたSolid.Kさんに合流。彼が聞き取った先行者からの情報によると、小バスばかり30匹以上釣ったらしい。以前は良型がコンスタントに釣れていたこの池は、昨年辺りからパタっと釣れなくなってしまったので見切っていた池。先行者が使っていたルアーが喩えゴムルアーだとしても、ルアーに反応する魚がいる事が判ればテンションは高まる。手早く準備を整えフローターを浮かべた。
水位が高いのでオーバーハング下は狙えない。減水していた頃の地形を思い浮かべながら、見えない倒木や入水部をディープ系クランクベイトで探る。時計と反対周りで岸打ちを続け、最奥部で反対周りをしていたSolid.Kさんに合流。2人ともノーバイトでギブアップ寸前。ハードルアーに反応する魚は何処か深い所、手の届かないオーバーハングの奥に潜んでいるようだ。Solid.Kさんは、遅れてきたアルフ君を出迎えるために一足早く出水。私は暫く竿を振り続けたが、1バイトも取れずギブアップ。
駐車スペースで次に行く池を決めて発進。少し出遅れた私は、ふと途中にある池を思い出し立ち寄る事にした。この池は、夏場にヒシモで覆われる所。堰堤近く、僅かにオープンスペースがあるので陸っぱりでビックバドを引き倒す。ワンチャンスもないまま時間が流れる。ウィグルワートで勝負を掛けたが、魚には完璧に無視された。電話でSolid.Kさんの様子を伺うが芳しくない様子。彼らが浮いている池へ行っても釣れそうにないため、今後のために少し足を伸ばして別の池へ向った。
3ヶ所目は堰堤が非常に長いアヒルのいる池。過去に堰堤周辺では魚を釣り上げたことがないので、ザックリとルアーを投げてから池奥のワンドへフローターを進める。水温はついに30℃を越えており、ぬるま湯状態。シャロー部にあるウィードエリアの上をミッドワートで流すが無反応。続いてワンドを変えて、最奥部の石組みエリアを攻めたがコツリとも反応はない。小さなブルーギルを数匹目撃したが私のルアーを追いかける素振りすらなかった。携帯電話にSolid.Kさん、アルフ君は納竿するという連絡が入る。私も魚の顔を見ずにノーフィッシュで撃沈。見事に4連敗となった。
天気:曇り後雨 水温:28.5℃ pH:不明
釣果:0匹
Solid.Kさんとアルフ君が竿を振る野池へ向ってひた走る。準備を整え池に浮かんだ時には既に時合は終了してしまった様子。Solid.Kさんはザリガニ臭い30cmUPのバスを2匹キャッチした他、多数バイトがあったらしい。一方、フローターの初心者マークがまだ取れそうもないアルフ君の方は、残念ながら「バスのアタリってどんなでしたっけ?」とマジメに聞いてくるような状態だった。彼らが散々キャストをしまくった堰堤周りはコツリともアタリがないので、池最奥部まで足ヒレ全開で移動。フィーディングでシャローに上がってくるデカバスを狙ってトップ系ルアーを引き倒した。
昨年まではチョロチョロと水が流れ込んでいた場所があったので、この周囲を狙っていれば確実に魚を獲る事ができた。しかし今シーズンは、大雨の影響で岸際が崩れて地形が変わり、肝心な流れ込みがなくなっている。トップに反応がないので、得意なクランクへと交換し、広範囲を攻めるがこちらも無反応。たまに食用ガエルは鳴くのだが魚っ気は感じられず、このエリアを見切って再び堰堤まで戻る。
コツリともアタリがない中、「釣れるとしたらストラクチャー近くのベストポジションにいるアルフ君だろうねぇ」などと話しをしながら3人がフローターを横一列に並べてキャストを繰り返す。暫くして、私の予想どおりアルフ君がヒット。魚は残念ながら小さかった様子。「彼に何で釣ったの?」と遠くから訪ねると、「フロムAでぇ〜す」との答え。「フロムA? それって就職情報誌のことじゃない!? モデルAでしょ!」と大笑い。でも、釣りはルアーの名前なんて知らなくたって、釣ったモン勝ち。喩えキャリアが長くても釣れなきゃ敗者。
私は実績のあるルアーをアレコレと使うがコツリともアタリすらない。雨がバラバラと降ってきたため、フローターへ積んできたカッパを慌てて着込む。「天候が変われば再びチャンスが巡ってくるかも」とキャストを重ねチャンスを待った。雨が激しく振り始めたので濡れネズミになっていたSolid.Kさんとアルフ君が納竿。堰堤を上がっていく彼らと挨拶を交わしている時にスクエアAにガツンッと明確なバイトがあった。多分40cmUPの魚が一瞬、針掛かりしたのだが直ぐにフックオフ。その後、一人で1時間程残業をやったがノーフィッシュ。帰る途中でナマズを釣ろうと某河川で竿を振ったがノーバイト。これで3連荘のボウズをくらい、見事に撃沈。8月ってこんなに釣れなかったっけ?
天気:曇り 水温:29.8〜30.5℃ pH:不明
釣果:0匹
Solid.Kさんが待つ某野池へ到着。駐車スペースに車を滑り込ませ準備を始めていると、一足先に到着し岸から試し釣りをしていた彼が戻ってきた。彼から様子を聞くが芳しくない模様。特に水質が悪いようでフローターで入水する事を躊躇しているようだ。この時期、水質が落ちているのは良くある事。池奥まで行けば改善されている可能性もあるため、テキパキと準備を整え堰堤に降り立った。
水面を見て、さすがの私も腰が引けた。その様子はまるで抹茶ミルクセーキのようでトロ〜ンとしている。服に付着すると緑色に染まりそうだったので、なるべく水を撥ね上げないようにして入水。静かに足ヒレを動かし、少しずつ移動しながらキャストを開始した。堰堤際はルアーが着水した際にペタッと音がするほど濃度の濃いアオコが溜まっていたので、直ぐに見切りをつけて移動する。水の動きが多少あるワンド入り口を狙ったが不発。ワンド最奥部は、水質が極端に悪くてギブアップ。過去に実績のあるピンポイントを丁寧に探ったが魚の反応が全くなかった。
私とは反対周りで岸を撃っていたSolid.Kさんと合流したが彼もノーバイト。粘っても無理そうだったので開始1時間で撤退を決定。次の池へ移動する事にした。2ヶ所目は一昨年に50cmUPを陸っぱりで釣った池。そろそろ60cmぐらいに育っているんじゃないかと楽しみにしているのだが、もう誰かに釣られてしまっているかもしれない・・・。静かに入水すると、先程の池よりこの池の方が水温が高く、ぬるま湯状態。例年ヒシモに覆われるが今年は極めて少なく、水質は良い様子。しかし、堰堤周囲をライトで照らしてもザリガニやベイトはいない。ちょっとヤバイかなと思いつつもフローターを浮かべ、キャストを開始した。1時間懸命に竿を振って2人ともノーバイト。入水時に感じた予感は残念ながら当ってしまい、テンションがめい一杯下がったまま納竿となった。
天気:曇り 水温:26.8〜27.5℃ pH:不明
釣果:0匹
増水していても竿を振りやすく、魚がトップに出る池は何処か・・・などとアレコレ過去の記憶を辿りながら車を走らせ、某野池へハンドルを切った。入水装備を整え、足場が悪くズルズル滑る堰堤を必死になって上る。水面を見てガッカリ。先日の野池と同様、この池もドロ濁り状態だった・・・。どうやら近隣の野池は台風7号の影響がモロに残っている様子。しかし折角、急斜面を頑張って登ってきたので、このまま戻る気にもなれず試し釣りをすることにした。
グリフォンゼロ、ジッターバグ、ビックバドを矢継ぎ早に繰り出したが無反応。藻の下にバスが潜んでいる可能性もあるので、マンズのゴースト(夜光)を取り出し、藻の上をスルスルと滑らせたがこれにも無反応。ウィグルワートのスローリトリーブにも反応しなかったので開始後45分でこの池を見切った。
2ヶ所目の池も濁りが残っていたが、堰堤際をライトで照らすとザリガニがいたので竿を振る事にした。池奥では食用ガエルが鳴き、雰囲気は良い感じだったが急に雷雲が南の方から押し寄せてきた。直ぐにピカピカ・ゴロゴロの始まり。単発の遠雷だったら竿を振り続けたかもしれないが、今宵の雷は雲の中にエネルギーがたっぷり溜まっているようでスターマイン花火のように激しく稲光が連発。昨冬買ったまま一度も使っていなかったラッキークラフトRC1.5の能力を試したかったが断念。命には代えられないので、開始僅か15分でギブアップとなった。
天気:晴れ後曇り 水温:26.5℃ pH:不明
釣果:2匹(ナマズ)
某野池の釣行で恐怖体験を味わってから、「どうも左肩が重いなぁ〜」と薄っすら感じつつも、「これは歳のせいに違いない」と自分に言い聞かせて今宵も出動した。さすがにあの池は、今思い起こしても鳥肌が立つのでパス。バグリーDB3で45cmを釣った池へ向った。装備を整え堰堤に立ってビックリ。台風の影響で水位が上昇した上に、見事にドロ濁り。半ば諦めつつも静かに入水しキャストを始めた。
期待していた堰堤周辺では全く魚っ気がなく、右側ワンド奥や池の最奥部のシャローエリアまでフローターを進めたがノーバイト。水が濁ったからって海や河川と違って魚がいなくなるわけではないので、ルアーに反応する魚が何処かに潜んでいるハズ。丁寧にキャストを刻みながらワンチャンスに期待を掛けるが、2時間集中してノーバイト。
どの池もこんな感じかもしれないので、野池は諦めて河川のナマズ釣りにあっさりと切り替えた。暫く車を走らせて釣り場に到着。ポイントへ静かに近づきシャローラビットSR500を送り込むと、一発でバイト。少しルアーを送り込んでから一気に巻き合せ、そのままゴボウ抜きをした。多分、キャストからチャッチまで1分も掛かっていなかったハズ。足元でバタバタ暴れるナマズは55cmだった。2匹目を期待し、直ぐにキャストを再開したが沈黙。開始15分でこの場所を見切り次のポイントへ移動した。
忍び足でポイントへ近づきルアーを送り込む。使うルアーは先日、980円で購入した新品同様の中古スクリームX。見事、水面に落ちた瞬間に水面が炸裂し、ロッドが絞り込まれた。遊んでいると場が荒れてしまうので、コイツも一気に勝負を掛けゴボウ抜き。ノタノタとルアーを咥えたまま逃げ惑うナマズは先程より一回り大きな頭デッカチの58cmだった。その後、スクリームXに2バイトあったがフッキングミス。釣果には満足できなかったが、夜も更けてきたので深追いせず納竿とした。
2006/8/7 県西部地区の某野池
天気:晴れ後曇り 水温:27.0℃ pH:不明
釣果:4匹(バス)
晩飯を素早く食べて、前夜帰り際に様子を伺った山奥にある池へ向う。ここは「何だか気持ちが悪い池」と言って近づかない釣り人もいるようだが、私はお構いなし。霊感なんて自分にはなさそうなので、魚が釣れれば良いのである。藪こぎをしながら水際まで進みフローターを浮かべた。少しずつ移動しながらDDチェリー、ウィグルワートで倒木周りや堰堤周辺、池奥部のシャローエリアを引き倒すが無反応。再び堰堤前まで戻って来た時に、うっかり気が付いてしまった・・・。
月明かりがほんのり照らす堰堤の端っこ、排水路近くに何んだか気配を感じるのである。釣り人がいるわけではないのだが、暗闇の中、そこだけぼわぁ〜としている。何度も目を凝らして、じっと見詰めるが確かに人ではないし動物がいるわけではない。それでもその場所が異様に気になって目が離れない。もし、釣り人がいたら確実に怒られるのを覚悟で直ぐ近くにルアーを撃ち込んでみた。すると突然、「鳥肌が立つ」なんてレベルを通り越し、全身ぶわっと総毛立った。何だか判らないのだが、自分の体が反応しちゃっているのである。メチャ気持ちが悪くなってきたので、大声で歌う事にした。選んだ曲は、この池に来る途中にカーラジオから流れていたサザンのエロチカセブン。頭の片隅で我ながら良い選曲だと思いつつ、何度も繰り返し歌いながら堰堤に接岸。大急ぎで出水し、車の所まで逃げ戻った。
このまま帰ると自宅に悪い物を持ち帰りそうだったので、先日の釣行で40cmUP釣った池で釣りをする事にした。開始早々、ラパラDT6の3投目でロッドを持つ手にガツンと力強い衝撃があった。相手はコンクエスト100のドラグを滑らせるほどのデカバス。先程の恐怖体験を払拭するほどテンションが上がり、「よっしゃ〜」と言いながら魚とやり取りをする。しかし、まかさのフックオフ。これにはさすがにガックリした。
付近には他にも魚がいそうだったので未練がましくキャストを続ける。ラパラDT6でコツリと当たった所へDDチェリーを放り込むと30cmと25cmを連取。ワイルドハンチを引いた後、TDバイブレーションを投げると着水同時にヒット。「夜釣りで着水同時に食ってくるなんて凄いなぁ」と感心しながら小バス(30cm)を引き寄せた。今宵は魚がいる場所が極めて限られている様子。ある種の確信を持ってバグリーDB3をセットしキャストを始めると直ぐに反応があった。フッキングには至らなかったので同じ場所にルアーを撃ち込む。すると予想どおりガツンとヒット。一気にロッドが絞り込まれ、魚が池底に向った。こういうファイトをするのはデカバスの証。慎重に魚とやり取りをして徐々に浮かばせる。暫しのやりとりの後、フローターの横に浮いてきたのは堂々たるスタイルをした赤黒いバス(45cm)だった。目標の40cmUPを釣り上げ、前の池で背負ってきた物に対するみそぎも済んだと自分に言い聞かせ、これにて納竿とした。
天気:晴れ 水温:26.0〜28.3℃ pH:不明
釣果:2匹(バス)
日没後からのスタート。食用ガエルは全く鳴かず、堰堤は秋の虫達が盛んに鳴き競っている。前回の釣行でも気が付いていたのだが、8月上旬というのに野池は既に秋の気配。湿度が高い夏の夜のベタつき感は一切なく、心地良いぐらいだ。過去4番目を記録するほど今年の梅雨が長く、明けたと思ったら「もう秋かぁ!?」という感じ。
先ずは寸詰まりで愛敬のあるバグリーDB1で探りを入れる。ブルブル感を楽しみながらリトリーブしていると直ぐにヒット。小バス(30cm)を釣り上げ、手早くリリース。反応があったエリアを丁寧に探っていると直ぐに2匹目が出た。1匹目よりも一回り以上大きくなったこのバス(35cm)は、体色が赤っぽく異様にザリガニ臭い。いかにも「私、ザリガニを食ってます」と物語っているヤツだった。このペースならテンポ良く数釣りが楽しめるかと思いきや、アタリはパタッと遠のき何を投げても反応しなくなった。キッチリ2時間やって、釣れたのは最初の15分間のみ。「移動しようか?粘ろうか?このまま納竿しようか?」と迷いに迷ったったが、週末釣行の参考にするため別の池の様子を伺ってから帰宅する事にした。
到着したのは山奥にひっそり佇む野池。フローターをのんびり浮かべて魚を釣る時間はなかったので、数個のルアーをポットに入れて堰堤から竿を振る事にした。手早く魚の反応を欲しかったので、先ずは大きなジタバグJTで広範囲に探りを入れる。続いてDDチェリーを引きながら周囲の様子を伺う。足元をライトで照らすと小さなエビや小魚が見えたので、バスが接岸しているのではないかと期待したが無反応。20分間程、竿を振ったが魚っ気がなかったので納竿とした。
2006/8/5 県西部地区の某野池
天気:晴れ 水温:27.5〜28.5℃ pH:不明
釣果:6〜13匹(バス)
毎年、春先からバス釣りに没頭し日夜フローターで野池に浮かんでいたのだが、今年は本日が初フローターとなった。理由は簡単。今年はナマズやスズキ、キビレにうつつを抜かしていたから。もともとスズキは年中釣れ、昔は夏から秋にかけて随分良い思いをしていた事を思い出す。なんで皆さんはクソ寒い真冬にワザワザ釣るんだと疑問に思っていたぐらいだが、40cmUPのバスがコンスタントに釣れるようになってからは軸足がバス釣りにスライドし、冬はスズキ釣りにスライドしていったように思う。
光栄なる1ヶ所目としてチョイスした池は、釣ったバスの口から生きたヘビがヌラヌラと出てきた事件があった池。その時の光景は思い出しただけでも身震いがして、未だにバスの口に親指を突っ込んでキャッチする時は緊張するほどだ。この池はトップに反応するバスが多いため、TDポッパーからスタートし、小型のトリプルインパクトにチェンジ。小バスがルアーを追尾してくるがバイトには至らないため、水中系のルアーに手を伸ばす。案の定、魚の反応が良くシャッドラップ、チェリー、スクワレルで立て続けに小バス(23〜27cm)をキャッチした。
前回の豪州遠征で自分への土産として買った豪州ハルコのポルターガイストを試す。角張って斬新な形をしたこの小型クランクは、日本では余り人気が出そうもないが障害物回避性能が良い。狙いどおりコイツで倒木周りを果敢に攻めて小バス(28cm)を1匹追加した。全くの余談だが、このメーカーの名前を目にする度に、同級生に同名の素敵な女の子がいた事を思い出す。オーストラリアの釣具店に行けばハルコだらけなので、その都度、遠い昔の甘酸っぱい思い出が心をよぎる。今、彼女は何をしているだろうか?
日没が迫る中、ピーナッツU、チマチマあらい君、ビートルナッツで4匹追加。途中から参戦したSolid.Kさんは小型クランクで小バスを3匹キャッチして出水した。勿論、「初フローターだから」と言い訳をして小バスだけ釣って帰るのは自分に納得できない。手早くタックルを車に積み込み、デカバス狙いで次の池へハンドルを切った。
今まで使っていたデストロイヤーF2-57X+アンタレスARから、ガチガチのコンバットスティックICSC-58MH+コンクエスト100に持ち替える。ブレーキ調整のため試し投げしたワイルドハンチにいきなりバイト。ルアーをすかさず回収し、ブレーキを調整してキャストすると再びバイト。魚はいるようなので、今度こそ確実に釣り上げようと神経を指先に集める。コツンと当たった瞬間、一気に巻き合せ。タイミングがドンピシャに合って腹パンパンの28cmをキャッチした。まだまだ魚がいるようなので即座にキャスト再開。同じ要領で30cm追加。フローターの上でバタバタ暴れる腹ボテの魚はザリガニ臭く、体色が赤っぽかった。
ラパラDT6で明らかに40cmUPと思われる魚を逃した後に28cmをキャッチ。この間、Solid.Kさんはシャローラビットとスピナベで同サイズを2匹釣り上げた。このまま爆釣モード突入かと思いきや、パタッとアタリが遠のいたため池奥のシャロー部へ移動。フィーディングでシャローに上がってくるデカバス狙いでトップ系ルアーをアレコレ試すが空振り。ウィグルワートに1バイトあったが、後が続かず再び最初に魚を釣ったエリアへ戻る。デカバスに対し強烈なアピール力を持つバグリーDB3を投げると即座にビックバイト。コイツも40cmUP確実の魚だったが引き寄せてくる際にフックオフ。時を同じくしてSolid.Kさんがコンバックトクランク・フラットサイドで30cmをキャッチした。
その後、コツリともアタリがない時間が流れSolid.Kさんがギブアップ。私は一縷の望みを掛けて池奥のシャロー部へ再び移動した。兎に角、1匹釣って帰ろうと思いイマカツBT100で幅広く探る。数投目で派手な捕食音と伴にルアーが引きずり込まれたため、一拍おいてフッキング。ドンピシャにタイミングが合って、フックはガッチリと口の横を貫通。激しくファイトする魚との間合いを徐々に詰めて無事キャッチ。腹ボテの赤っぽい体色をした魚は42cmあった。追加を期待しルアーを投げまくったが沈黙。初フローター釣行で40cmUPを1本獲ったので、ほどほど満足して帰途についた。
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