
擬似餌の玉手箱トップ>FishingReport>2007年9月
2007/9/30 県西部地区の某河川
天気:雨時々曇り 水温:不明 pH:不明
釣果:2匹(スズキ)
朝飯をゆっくり食べてからの釣行。様子見で立ち寄った釣り場に先行者がいなかったので竿を出すことにした。キャストを開始すると後ろからエサ釣りのジイちゃんがゴソゴソと入ってきた。どうしてもこの場所で釣りたかったらしく、「隅っこの方で釣らせてくれ」と言う。手竿でハゼを狙うようなので、キャスト&リトリーブの邪魔にはならない様子。場所を空け、雑談を交わしながらキャストを続けた。流れが緩やかでルアーには全く反応はないのだが、エサ釣りの方は反応が良い。80歳のジイさんは、アレヨアレヨという間に手のひらよりやや小さいキビレやハゼを次々釣り上げた。1時間程、アレコレと持参したルアーを試すがワンチャンスもないので、ジイちゃんにこの場を譲って撤退。
冷たい雨が降る中、車を走らせ別のエリアへ大きく移動。メチャ寒くなってきたのでフリースをカッパの下に着込んで釣り場に降り立ち、干潮を向え沖にストラクチャーが露出してきたシャローエリアでプロップダーターを引きまくる。魚がいれば確実に食ってくるハズだが、延々と引き倒しても反応はないため、昼食を摂るため水から上がった。ラーメンとギョウザで腹を満たした後に再び移動。期待したポイントは不発に終わり、即座に車へ乗り込んで次の場所へ。今日はテンポよく釣りをして魚を探すことをメインに考えていたのでラン&ガンも苦にならない。
午後2時過ぎに到着したエリアも水深はメチャ浅い。「先ずはトップで」と、TDポッパーソルトバージョンを投げると、いきなり水面が炸裂。しかし、ルアーを咥え込まなかったので、直ぐにルアーを回収し周囲を丹念に探る。すると予想どおり再び水面が割れてバイト。今度はフッキングが決まって魚とのやり取りが始まった。捕食音から魚は小さいと思っていたのだが、どうやら70cmぐらいの手応え。そのファイトは力強くラインを引きずり出されてストラクチャーの中へ突っ込まれた。結局、魚はゴミに化けてしまいフックオフ。とても悔しかったが、開始早々のドラマに胸が高まった。
魚とのやり取りで場が荒れたので少し移動しポップライダーを試すと、ここでも爆裂ヒット。しかしフッキングには至らない。ラトルの入ったチャグバグを放り投げ、カポカポやっているとこちらにも水面炸裂。魚は明らかに水面を意識しているので、持参したトップ系ルアーを次々に投入する。やはりポップライダーの反応が最も良く、6回目のバイトでフッキングが決まり、60cmのスズキをキャッチした。ポッパーへの反応がなくなったため、ブーツ90を流す。文字どおり”流す”って感じで、流れてゆくルアーの糸フケの分だけを巻き取っているとゴツッとバイト。しかし、惜しくもフッキングミス。すかさずブーツ90を流し直したが、既に魚には見切られたようでコツリともアタリはない。
「シャローを引けるルアーはないか!?」とボックス内を探るとB太80SRが目に止まった。ルアー交換後の1投目にいきなりのバイト。しかし、水中で良型のスズキが大口を開けてルアーを振り払って逃げる姿を見てしまった。思わず頭を抱えて、その場にしゃがみこむ・・・。こんなバイトは2度とないだろう。ポイントを丁寧に刻むつもりでキャスト&リトリーブを続ける。そして20分が経過。そろそろギブアップかと力を抜いた時にビックバイト。直後に水面が割れ、エラ洗いの連発。シャローエリアなので魚は横へ突っ走るか、水面上へ上がるしかない。ルアーを吹き飛ばされないようにテンションを掛けながら、動きに合わせて徐々に岸際へ寄せる。バックリとルアーを咥えていたのは体高のあるグラマラスな70cm。さすがにこの1匹とのファイトで、周囲は完璧に沈黙。後が続かず納竿となった。
2007/9/28 県西部地区の某野池
天気:晴れ 水温:25.0℃ pH:不明
釣果:12匹(バス)
取得する機会がなくズルズルと流れていた最後の夏休みを使い、南からの強い風が吹く中、フローターを浮かべる。残暑というより、時期的にはまだ真夏って感じ。後で知ったのだが、静岡市では気温34.6℃を記録。この気温は静岡観測点の過去最高気温をマークした。おりしも富士スピードウェーでF1グランプリがスタート。私の世代でF1というと真っ先に頭に思い浮かぶのが、青色が鮮やかな6輪のエルフ・タイレル・・・当時は”ティレル”ではなく、”タイレル”と呼んでいたのだ。そして、真っ黒いボディーに金文字がカッコイイ、ウィング型F1カーのロータス・ジョンプレーヤースペシャル。1970年代後半は、F1カーの消しゴムやプラモデルが大人気となったっけ。
さて、釣りの方は開始2分でディプシードゥを使い、元気ハツラツの33cmをキャッチ。その後、小バスを散々バラしまくりながらも3匹追加。サイクロンMRで1匹、バグリーDB1で2匹キャッチしたところで、往年の旧型TDクランクのデカイヤツを取り出す。強烈な振動と共に水を掻き分けながら泳がせて、ルアーの大きさと思わず比べたくなるような小バスをキャッチ。反応がなくなったので、足ヒレをパタパタ仰ぎながら移動し、誰もが狙う最奥部のワンドへ移動。RC1.5を引き倒したが、全く反応がないのでボックスの中を覗き込んで次に使うルアーを物色。手にしたのは何故かデカダンスフィー。キャスト後、ポーズも取らず心地よい音を奏でるようスローに引いてくると、大きな捕食音と共に水柱が立った。フックアップ直後から激しいエラ洗いを繰り返し、尾ビレで水面を激しく叩いて最後まで抵抗する。お陰で頭の上から水を被ったようにグッショリと濡れ、水が滴り落ちる。フローター脇に寄ってきたデカバスの腹を、抱きかかえるように掬い上げてキャッチ。バックリとルアーを咥えていたのは堂々の50cmだった。
デカバス2匹目を期待しデカダンスフィーを投げまくるが無反応。グリフォンゼロに交換し、ブルブル引いてくると小バスが飛び出した。その後、ビックサイズのジタバグJTを引いてルアーサイズに見合ったビックバイトを取ったがフッキングミス。魚がいる場所が判ったのでサイクロンSRを投入。狙いどおりにデカバスを掛けたが、魚とのやり取りの最中にフックオフ。後が続かず沈滞ムードが漂う中、ハルコのポルターガイストとバグリーDBVで小バスを追加して納竿とした。今宵は滅多に釣れることのない50cmをキャッチし、2ケタ釣りも達成し大満足〜!
2007/9/24 県西部地区の某野池
天気:曇り時々雨 水温:25.5℃ pH:不明
釣果:12匹(バス)
連休の最終日、フローターを持って釣り場へ。堰堤の階段を見ると水際付近は水浸しになっており、何艇かのフローターが出入りした後が残っている。相当強いプレッシャーが加わっていることが容易に想像され、苦戦する覚悟を決めて静かに入水した。ところが、開始2投目で旧型ファットラップ・ラパラが力強く引っ手繰られた。かなりの良型と思われたが、残念ながらフックオフ。直ぐにルアーを回収し、周囲を探っていると小バスをキャッチ。「先にヒットしたのはこのサイズではないハズ」と確信を持ってキャストを続けていると、豪州バラマンディガイドから譲り受けたロッドが激しく水中に引き込まれた。何度も力強く池底へ逃げようとする魚をバラさないよう慎重に対処し、無事にキャッチ。ファットラップ・ラパラをバックリと咥えていた魚のサイズは46cmだった。
グラマラスなその魚体を写真に納め、素早くリリース。キャストを再開した直後の1投目に再びビックバイト。水面近くで激しくファイトする魚を徐々に引き寄せ、片腕を水中に突っ込んで腹を抱きかかえるようにして掬い上げる。フローターのエプロン部分に横たわった魚は47cm。立て続けに釣り上げた魚は、いずれも赤っぽい色をしておりザリガニをたらふく食べて大きく育ったようなヤツだった。因みに、腹を抱きかかえるようにキャッチする方法は、バラマンディガイドのテリーから教わった方法。口に手を突っ込むと魚は嫌がり激しく抵抗するが、腹を抱きかかえると何故か魚は大人しくしているのである。大体、鋭いフックが刺さっている口に手を突っ込むなんて危険極まりない。小バスには使えない技だが、知っていると役に立つのでお試しあれ。
突然、バラバラと雨が降ってきたのでカッパを着る。小バスを2匹釣り上げる間に、2回も40cmUP確実と思われる魚を取り逃がした。ファットラップに反応が乏しくなってきたので、もう少し深い所を探ろうとサイクロンMRを取り出した。このルアーは、購入後長い間使うことなく部屋の片隅で埃を被って転がっていたのだが、今日初めて使ってみることにした。背中のサインを見ると2005と書いてあり、製造されてから随分時間が経過していることが判る。さぞや水が恋しかったことだろう・・・。泳がせた時の第一印象は「結構、いけるねぇ」って感じ。サイクロンSRよりもブルブル感が増しており、私の偏愛するウィグルワートに近くなっている。ヒョイッと投げてグリグリ引いて、小バスを2匹釣り上げて選手交代。ショットディープ、バグリーDB1、DDチェリーで1匹ずつ追加。更に持参したクランクベイトをアレコレ試そうとビッグバド、ディプシードゥも投入。さすがに反応がなくなってきたので、とっておきのラパラDT6を投入。するといきなりのビックバイト。激しさを増す雨の中でキャッチしたのは筋肉質のグラマラスな45cmだった。散々、様々なルアーを投入したエリアでの、この1匹は感動もの。ラパラの持つ底力を垣間見た1匹となった。その後、小バスを同ルアーで追加し納竿とした。本日も目標の40cmUPと2ケタ釣りを達成し大満足。散々色んな釣り人に叩かれていても、得意な釣り方を貫き通せば結果は出るんですね。
2007/9/23 県西部地区の某野池
天気:曇り 水温:26.5℃ pH:不明
釣果:22匹(バス)
スズキ狙いで5日連続のアブレを経験。こんな状態を続けるのは精神的によろしくないため、倉庫に保管してあるフローターを引きずり出し、”外来魚退治”のために野池へ向った。サーフや河川でのスズキと違って、野池でのバス釣りの最大メリットは「魚が確実にそこにいる」ってこと。一時のバス釣りブームが去ったとはいえ、まだまだ竿を振る人は多いハズ。野池が今シーズン、どんな状況か皆目検討がつかなかったが、取り敢えずフローターを池に浮かべてキャストを開始した。
開始10分、ラッキークラフトRC1.5の巻き抵抗がフワッと軽くなった直後に、いきなり竿が引き込まれた。ケアンズのバラマンディガイド テリーから譲り受けたハンドメイドロッドは、しなやかに弧を描きつつもロッドティプが何度も水中に引き込まれ、コンクエスト100からはラインがジリジリと引き出される。今回の釣行は「試し釣り」の感覚で挑んだため、初っ端からのランカーサイズのヒットにはさすがに慌てた。「慌てる乞食はもらいが少ない」と昔から言われるように、「もう少しで姿が見えそう」ってところで残念ながらフックオフ。
恨めし気にフックを確認しつつキャストを再開すると、小バス(25cm)が食ってきた。魚の活性は高いようなので試しにT.Dバイブを投入すると、着水同時に小バスがヒット。引き続き、周囲をジャラジャラやって探っていると37cmをキャッチした。折角なので山盛り持参したルアーをアレコレと試す。シャローラビットビックの後に投入したウィグルワートが1投目から大当たりして、立て続けに小バスを5匹。TDスーパークランクで1匹追加した後に、バグリーDB3を試して更に1匹。
魚の反応が鈍くなったので、静かに足ヒレを動かしながらエリアを変更することにした。右奥のワンドへ移動しながらルアーをトップウォーターのデカダンスフィーに交換。ベストなサウンドを奏でるように、羽の角度を調整しながらキャスト&リトリーブを繰り返しているとズボッと出た。捕食音の割には魚は小さく、ルアーをバックリと咥えていたのは30cm。2匹目を期待したが続かず、真っ赤な腹の色がいかにも美味しそうなザリガニカラーのDT6に交換。2匹立て続けに釣り上げて、チェリーに交換。直ぐに1匹釣ったが、ロッドの調子と合わず、扱いにくいので直ぐにバグリーDB1へ交換。心地よいブルブル感を楽しみながら4匹をキャッチした。
続いてボックスの中から取り出したのが、豪州ハルコ製のポルターガイスト。このルアーはリップサイズが大きい割にボディが小さいのでバランスが悪く、板オモリでのチューニングが必要。少し手を加えてやると結構イイ感じのルアーへと変身するのである。ポルターガイストで1匹釣った後に、ディープショットJrで1匹追加。最後に取り出したのが往年のファットラップ・ラパラ。ラトルが入ったプラスチックモデルではなく、地味なバルサの旧モデル。このルアーは十数年ぶりに使う気がするのだが、その泳ぎは今時のルアーに見劣りすることはない。散々撃ち尽くしたエリアで、キャスト開始直後に小バスをキャッチ。追加を求めてキャストを再開するとコツッというアタリの後に、ギュンと竿先が水中に引き込まれ竿を持っていかれそうになった。
中々浮かび上がってこないバスとのファイト中に、ギリギリと何かが擦れ逢っている振動が手元に伝わってきた。突然、プンッと軽くなったが、魚はまだルアーを咥えていたので慎重にやり取りをして無事キャッチ。ルアーを見ると、尻フックの1本が辛うじて口の脇に刺さっており、腹のフックはリングが伸ばされて行方不明。魚をひっくり返えすと、なくなったフックが反対側の口の脇に刺さっていた。バラす寸前でキャッチしたド太いバスは、体色が赤味を帯びた堂々の45cm。ザリガニ臭かったので、口の中を覗き込むと喉奥から2本のヒゲがピョコンと飛び出していた。目標の40cmUPを釣ったので、本日の釣行はこれにて終了。ほとんどが小バスだったが、20匹以上釣り上げ大満足だった。
天気:曇り 水温:25.0℃ pH:不明
釣果:0匹
昼間、下見をしたエリアに晩飯を食べてから出動。少しの差で、予定していた場所をエサ釣りのオッチャンに占拠されてしまった。ご挨拶がてら話し掛けると、結構話好きの人でアレコレと話題が盛り上がる。このところのスズキやキビレの様子から狙っているウナギのことまで、気が付けば15分も立ち話。近くで竿を振らせてもらう了解を得ながら準備を整え、ワンチャンスを期待しながらキャストを開始した。
蝦夷ミノー、ワンダースリム、ローリングベイト、ウォーターモニターで反応を伺うが表層でのアタリはない。探る層を下げるため新商品アスリートスリム、コモモ・スリム、ゾンク120を試すがどれも不発に終わった。因みにアスリートスリムはアイル・マグネットミノーを若干シェイプアップしたフォルム。遅れ馳せながらメーカーがスリムミノーを出してきた理由をアレコレ考えながら、キャストフィーリングや巻き心地を確かめる。「スリムながら同サイズ最高クラスの飛距離を実現」とうたうが、さしたる感動もなく数投でボックスの底に沈んでいった。魚を引き寄せる力がどれだけあるかは次回以降の検証となりそうだ。
開始30分でウナギを1本上げたオッチャンは、「今日は全然駄目だよ」と言いながら帰宅。オッチャンが占拠していた辺り一帯を暫く叩いてみたがコツリとも反応はない。車に乗って次の場所へ移動。水位が高かった昼間とは全く様子が異なり、流れの早い瀬と渦を巻きながらゆっくり流れる淀み、そしてストラクチャーが目の前に出現している。「今宵はここで釣れなきゃ、何処に行っても駄目でしょ」って感じの垂涎のポイントだ。Ko130やコモモ・スリム、ローリングベイトで様子を伺った後、ゾンク120を投入。本命のスズキは駄目でも、ナマズぐらいなら何とかなりそうな感じだったが魚信はない。
3ヶ所目は、ボラっ子達が無数に集まっている場所。アチコチでボラっ子がピチャピチャ跳ねているがボイルは起きず、追われている感じでもない。少しずつ移動しながら1時間程、キャストを続けたがボラがコツコツあたるばかり。これ以上粘っても無駄だと判断し、最初に訪れた場所へ戻ることにした。キッチリ30分、竿を振ったが無反応。記録的な残暑が続く今シーズン、これで連続5日のボウズが確定した。
天気:曇り時々雨 水温:23.5〜28.5℃ pH:不明
釣果:0匹
朝5時からのスタート。海は台風の影響を受けてうねっており、河川内に中型のボラが沢山入ってきている。何かのきっかけで突然ボラ達がジャンプを始め、秋の運動会がスタート。「これだけボラがいれば本命のスズキもいるハズ」と期待を込めて竿を振ったが、「コンッ」とか、「ブルンッ」と手元に伝わるアタリは全てボラ。1バイトもなく、早起きをしたが1時間で撤退となった。
夕マヅメ狙いで再び出動。このところ不調な河川には見切りをつけ、ナマズ狙いで某河川へ向った。小雨が振る中、カッパを羽織ってキャストを開始。ビックバドで広範囲に探った後にピーナッツUの投入。全く魚っ気がないので即座に移動し、ここからは短時間で探りを入れ、車の機動力を活かしながら次々とポイントを釣り歩く。使うルアーは、エスフォー、タイダル、ハスキージャークなど。「ナマズ狙い」と言いながらも定番のジッターバグは封印し、「もしかしたらのスケベ心」でスズキも狙える役者達。キッチリ3時間、竿を振ったがワンバイトも取れず思いっきり凹む。
相棒Sが竿を振る河川へ移動。メールで様子を尋ねるが芳しくない模様。彼とは異なるエリアに入り、ヤブ蚊達の洗礼を浴びながらキャストを開始した。表層付近には中型のボラが集まっており、ルアーにゴツゴツとあたる。ルアーを交換し泳層を変えると、パタリとアタリが途絶え空しいリトリーブの繰り返し。このところ、「一晩に何度もバイトがあったけど、乗らなかったよ」なんて話を聞くが、多分、魚の正体はボラ。竿を振っている本人は、アタリがスズキのバイトなのかボラのスレなのか区別ができていないのだろう。結局、真夜中までワンチャンスに掛けて竿を振ったが本命からの魚信はなくギブアップとなった。
天気:晴れ 水温:26.5℃ pH:不明
釣果:0匹
昼飯をしっかり摂ってからの出動。天気予報では曇りや雨だと言っていたハズだがカンカン照り。「残暑厳しい」というより、「夏真っ盛り」という言葉の方がピッタリしそうなくらいの陽気となった。開始10分、ローリングベイトを引いていると突然ひったくるような強烈なアタリがあった。明らかに巨大魚のスレ掛かり。リールから一気にラインが引きずり出され、ドラグが唸る。頃合いを見計らって少しずつ寄せる動作に移ったが、魚のスタミナは切れていないようで何度もラインを引き出し抵抗をする。時計をチラリと横目で見ると5分が経過。やっと魚が遥か向こうの水面で姿を現せた。サイズは確実にメーターオーバー。背鰭と尾鰭の形状から鯉やスズキではなく、巨大ソウギョっぽい。慎重に引き寄せ始めた時に一気に走られフックオフ。ルアーを持っていかれなくて良かったとホッと一息。
巨魚との戦いにどっと疲れたので、キャストする回数がメッキリ減少。ローリングベイトからゾンク120、蝦夷ミノー、エンゼルキッスほか持参したルアーを投入したが、反応がないので次の場所へ移動。2ヶ所目ではスプーンをブン投げ、広範囲に探りをいれたがワンチャンスもなく1時間が経過。粘っても釣れそうになかったので潔くギブアップした。3連休の初日にズッコケ、これで3連敗。魚の顔はいつになったら拝めるのやら。
天気:晴れ後曇り 水温:25.0℃ pH:不明
釣果:0匹
秋の虫が鳴く中、夕マヅメからのスタート。無風状態で水面は穏やか。たまに中型のボラが跳ねるが、全体的に魚っ気が薄く釣れる気がしない。1時間半程、竿を振ってこの場を後にする。2ヶ所目ではナマズ狙い。少しずつ移動しながらBT100をポコポコ引くが無反応。途中からポップライダーに切り替えたが、こちらにも反応はないためギブアップ。車に乗り込んで最初の釣り場に戻りキャストを再開。中型のボラがウヨウヨと集まり水面は賑やかだが、ルアーに襲い掛かる魚は不在。1時間キッチリと竿を振ったがワンチャンスもなくお手上げ状態。2日連続のボウズをくらい、ガックリと肩を落として帰途についた。
天気:曇り時々雨 水温:不明 pH:不明
釣果:0匹
釣り場に向う途中、先日お話をしたズガニ獲りのオッチャンと再び遭遇。この前獲ったカニは抱えている卵の量が少なく、その殆どを再放流したとのこと。今日は再びカニ籠を仕掛けて明日の朝、引き上げるらしい。近隣アチコチに仕掛けるみたいで付近でルアーを引くのは注意が必要。ロープに引っ掛けたら、まずルアーの回収は無理だろう。明るい内にロープの場所を確認しておかないと辛い思いをすることになりそうだ。
釣り場に到着し、水面を眺めると丁度良い濁り具合。流れも適度にあって釣れそうな気配が漂う。キッチリ1時間、実績のあるルアーを次々と投入するが期待を大きく裏切ってノーバイト。粘れば出るかもしれないが、腹をくくって次の場所へ移動。シャローエリアでウェーディングを始めたが、岸際は油膜がはり汚らしい泡も漂っている。こんな汚い所では竿を振りたくないのだが、暫く我慢しキャストを重ねる。開始10分程で雨が降ってきたので、車まで戻りカッパを着込んだ。キャストを再開するとローリングベイトにコツッとアタリがあったので巻き合せ。相手は確かに泳ぐのだが、明らかにスズキの引きではない。ボラでもなさそう、ナマズでもない。・・・動きの鈍い雷魚か、巨大カメか・・・?もしかしてゴミ袋か軍手か・・・?近づいてくるにつれ、思い浮かぶ相手が生物でなくなってきたのが辛いところ(笑)。濁った水の中から姿を現したのは、3m以上のプラグ付き電気コードだった。
気を取り直してキャストを再開すると、今度は巨鯉のスレ掛かり。続いてボラもスレ掛かりして釣り場を散々荒らした後にいずれもフックオフ。このままではスズキの顔を見れそうにないので次の場所へと移動する。水位が上昇したのに合わせ、G−ドッグXで無数にあるストラクチャーの上を繰り返し流す。少しずつ移動しながらキャストを重ねるが反応がない。近くでブッ込み釣りをしているオッチャンがいたので雑談をしていると、鈴が付いている竿先が激しく震えた。オッチャンは「えいっ!」とフッキングをしてジャカジャカ巻き取る。掛かっていたのは手のひらサイズのキビレ。魚を放り込んだバケツの中を見せてもらうと20cmに満たない程のキビレがウジャウジャ入っていた。即座にここでキビレ狙いにチェンジ。豪州遠征用に購入したばかりの中古エッジEGC603にアンタレスDC7を装着したタックルに持ち替え、ポップライダーをテンポ良く引いて魚を探す。しかし、私のルアーを追いかける魚は不在。ガックリとテンションが下がってギブアップとなった。
天気:曇り 水温:24.3〜26.5℃ pH:不明
釣果:1匹(ナマズ)
珍しく早朝からの釣行。釣り場に向う途中、ズガニ(モクズガニ)を山ほど獲ったオッチャンがいた。産卵のため海に向っているズガニを前日から仕掛けておいたカニ籠で一網打尽。「そんなに沢山獲ってどうすんの?」ってくらい籠の中でカニ達がひしめいていた。因みに豪州のバラマンディ釣りでは、高級食材マッドクラブを獲るカニハンターとエリアがバッティングするため、釣りガイドとは犬猿の仲。このエリアにカニ籠を沈めるオッチャンは、釣り人のことを少しは考えているようで釣りの邪魔にならない場所に仕掛けている様子。違法行為を繰り返しているウナギ獲りのオッチャン達も少しは見習って欲しいところだ・・・。と思っていたところで気がついた。もしかしたらカニ籠を沈めてズガニを獲る行為も違法行為????? ちょっと勉強してみる必要がありそうだ。
1ヶ所目は1時間半程で見切りをつけて移動。2ヶ所目はシャローエリアにひしめくベイトを狙っているスズキにターゲットを絞り、気合を入れてキャストを重ねたがコツリとも反応がなく僅か1時間でギブアップ。「早起きをすれば何か良いことがあるかも」とスケベ心で竿を振ったのが、失敗だったと深く反省。
夕マヅメからの出直し釣行。期待していた1ヶ所目は1時間で見切って撤退。2ヶ所目はシャローエリアでのウェーディングゲーム。ローリングベイトで広範囲に探りを入れていると、竿先がグイッと引き込まれた。ヒットした直後は激しく抵抗したが、直ぐにヌラ〜となったので姿を見る前からナマズと判明。近くまで寄せてからライトで照らすと、案の定、ナマズ(55cm)だった。本命の姿を捜し求めて移動しながら竿を振る。エリア内にボラが入ってきているので時折ルアーに当たるのだが、スレ掛かりをすることもなく刻々と時が過ぎる。粘っても釣果には恵まれそうもなかったのでギブアップした。
2007/9/8 県西部地区の某河川
天気:晴れ 水温:27.0℃ pH:不明
釣果:4匹(スズキ)
朝食をしっかり摂ってから釣り場に向う。釣り場に立つと、見渡す限りベイトの群れ。こんな光景は滅多に見られず、少なからず興奮する。ベイトの正体は5〜6cmのボラっ子達。これだけベイトがいれば本命のスズキも何処かにいるハズ。高鳴る気持ちを抑えながら手早く準備を整えキャストを始めた。本日の先発は久しぶりに登板したG−ドッグX。全く相手にされないようなので、数投後にはポップライダーを投入。ボラっ子達はルアーに驚きバシャバシャと逃げるが本命らしき反応はない。
続いて、実績のあるローリングベイト、レンジバイブ、蝦夷ミノー、B−太を次々に投入するが、コツリとも魚信はない。ベイトは水面にウジャウジャいるのだが、表層系ルアーには無反応。開始45分、「もしかしたら、スズキは下層に潜んでいるのでは?」と思い付き、これまで余り出番がなかったアスリートS12を取り出した。キャスト後、カウントダウンして底を取り、時折トウィッチを入れながらリトリーブをしていると数分後に答えが出た。ルアーをバックリと咥えたスズキは少し小振りの53cm。
2匹目を狙って、様々なコースでアスリートS12を流すがアタリがないまま30分が経過。いつしか帯状になって泳いでいたボラっ子達がまばらになってきた。試しにゾンク120に換えてみようと、先日の釣行で私の内腿に刺さったキズだらけのルアーを取り出す。この判断が幸運を呼んだ。数投目でグンッと竿先が引き込まれ、ラインが引きずり出される。一度も跳ねずトルクのあるファイトなので巨鯉でも引っ掛けたかと疑いつつ引き寄せた。足元に寄ってきたのは70cmの銀ピカのスズキ。他にもいるかもしれないと、心を躍らせながらゾンク120を引くと再び同サイズがヒット。今度は食った直後に水面が割れて激しいエラ洗いを何度も繰り返した。
ゾンク120で釣果を伸ばすには、これまでの経験から強めのトウィッチがキモであることを発見。やたらにトウィッチをするのではなく、ここぞと思うところで、一発ガツンと入れるのが良いようだ。シンカーが大きく動くことで奇妙な動きをするのだが、その直後に一拍おいてドンッと出ることが多い様子。このルアーを使っている人は一度お試しあれ。欠点といえば、サーキットボードで出来ているコフィン型リップの耐久性。僅か数回の釣行でリップのカドが削れて丸くなり始め、気が付いた頃にはリップが結構小さくなっているのである。逆にこの様な状態になってからの方が、魚は釣れる気もするが・・・。
ゾンク120に反応がなくなったので、家を出る時にボックスへ突っ込んできたタイドミノースリム140SRを投入。細身ルアー全盛となっている現在からすると、ズングリムックリのボリュームには圧倒されるが、発売当時はこれでも”スリム”と呼んでいたのである。フルキャストで大遠投し、リトリーブを開始すると直ぐに水面が炸裂。先程釣った魚に比べ、遥かに小さいようだったので一気に引き寄せてキャッチ。大きなルアーをバックリと咥えていたスズキは57cmだった。1時間程で4匹を釣ったが、その後はアタリがパタリと止まりギブアップ宣言。
夕マヅメから第2戦スタート。「最初の30分が勝負!」と集中的にキャストを重ねるがコツリとも反応がない。潮位の変化で流れが変わることを期待し、暫く釣り場に座ってタイミングを伺うがいつまで待っても魚っ気は出てこない。試しにゾンク120を引いてみると、いきなり根掛かり・・・と思いきや、巨魚を引っ掛けたようで一気にラインを引きずり出されてフックオフ。フックには巨大なウロコが1枚刺さっていた。その後は何のドラマも起こらず潔く納竿となった。
天気:曇り後大雨 水温:26.0℃ pH:不明
釣果:0匹
午前中は「ぎじたまSEABASSダービー」の準備に費やし、午後からの釣行。午前中は時折雨が降る程度だったが、午後からは台風9号の影響がモロに出始めて大荒れとなった。水位の急変はないのだが、ボラ達が群れになって上流へと次々に移動してゆく。1時間半程、竿を振ったが反応がないのでビショ濡れのまま車に乗り込み次の場所へ。
横殴りの叩き付ける様な雨が降り始める中、ワンチャンスに掛けて竿を振る。海からは強いうねりが入り、上流からは濁りの強い水が流れ込み始めた。まともにウェーディングなんか出来る状態ではない。30分程、粘ってみたが全く反応がないのでこの場を撤退。再び最初の釣り場に戻ったが、明らかに河川の表情が変わっていた。水位が急上昇し、大量のゴミを伴った濁流が凄い勢いで流れている。さすがに危険を感じて直ぐにギブアップ。無理は禁物。魚釣りは台風が去って落着いてからのお楽しみ。今週末はきっと楽しい釣りが出来るだろう。爆釣警報の発令かな。
2007/9/2 県西部地区の某河川
天気:曇り 水温:不明 pH:不明
釣果:0〜2匹(スズキ)
早朝から、思い出してもゾッとする前夜の「巨大ナマズ内股フッキング事件」で穴のあいた真新しいウェーダーの修理をする。ウェーダーの表面をサンドペーパーで軽く擦った後に、穴よりも遥かに大きく、円を書きながらたっぷりと補修剤アクアシールを盛った。因みに、修理におけるポイントは以下の5つ。1.アクアシールを使う時にはキャップ側に穴をあけるのではなく、尻の端っこをハサミで切って使うこと。2.外見を気にせず多目にたっぷり補修剤を塗ること。目立たないように小さく上品に塗ると、直ぐに水漏れが再発するので要注意だ。3.平らな場所に置いて半日以上キッチリと乾かすこと。4.アクアシールを使い終わったら尻をしっかり折り畳み、冷凍庫で保管すること。5.次回、使う時には、お湯で温かくしてから尻をハサミでカットして使うこと。これらのポイントを守って管理すれば、アクアシールを無駄なく使え、末永くウェーダーを履くことができるハズ。お試しあれ。
補修剤が固まったので、夕マヅメのベストタイミングで釣行開始。静かにウェーディングしてスリ足でポイントへ入りキャストを開始した。時折、岸際でボイルが起きる。スズキがシャローに上がってきて、小魚を捕食しているのだ。野池のデカバスも同じだが、食いっ気がある魚は必ずシャローに来る。そういうことを知らない釣り経験の浅い人は、ポイントへ急ぐあまり膝と腿を上げてザバザバと水飛沫を立てて歩いたり、ドカドカと大きな音を立てながら堰堤を歩いてしまう。魚を釣りに来たのに、自らが魚にプレッシャーを与えワザワザを釣りにくくしているのだ。先行者がいたら、移動にはなおさら気を付けるのが釣りにおける「大人のマナー」(笑)。
岸と平行にエンゼルキッスEXSを投げていると、目論見どおりヒット。沖の流心やカケ上がりで魚を掛けるより、自分に近いシャロー側で魚を掛けた方がスリリングなファイトを楽しめる。キャッチしたスズキは60cm。水深が浅いため魚は潜れず、水面近くで大暴れ。サイズ以上のファイトを繰り広げてくれた。静かに佇み、2匹目を狙う。水位の上昇とともにシャローにいた魚達は何処かに消え失せ、いつしかボイルも沈静化。狙いを流心へと変更し、飛距離の出るルアーを次々に投入した。竿が曲がったのはローリングベイトのレギュラーリトリーブ。流心でのファイトは大したことがなく、スルスルと寄ってきたので「ウグイかニゴイかも?」と一瞬疑ったが、近くに来てからエラ洗いを連発。余りの激しいファイトに昨晩のアクシデントが脳裏を過ぎり、腰を引きながらラインを掴んでフックを外す。サイズは先に釣った魚と同サイズだった。
合流した相棒Sに、昨晩のお礼を言いつつ、今宵の状況を伝えながら次のチャンスを期待してキャストを繰り替えす。しかし、魚からの反応はパタリと止まり私はギブアップ。もう暫く粘る様子の彼を後に残し、一足先に納竿とした。

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