
擬似餌の玉手箱トップ>FishingReport>2008年9月
2008/9/22〜30 オーストラリア・レイクフィールドナショナルパーク
天気:晴れ一時雨 水温:25〜28℃ pH:不明
釣果:46〜47匹(バラマンディ、ターポン、マングローブジャック、スパングルドパーチ)
第15回豪州遠征は、ケアンズの北方800km、ラフロードを四輪駆動車で14時間走りぬけ、ケープヨーク岬東海岸のPascoe Riverへ。陽気な豪州人5人とともにテントを張り、巨大バラマンディほか豪州の猛魚と戦う予定だったが、行き先を変更。Lakefield National Parkでキャンプをしながら巨大バラを求めて連日釣り三昧。今回の最大魚はガイドのテリーが釣った93cm。彼は相変わらずゲストを差し置いて釣りまくり。詳細は豪州釣行記をご覧あれ。
2008/9/14 県西部地区の某河川
天気:曇り 水温:27.0℃ pH:不明
釣果:3匹(鯉、ボラ、ナマズ)
夕マヅメからの釣行。大潮の満潮からスタートし、潮の動き出しで魚の活性が高まることを期待してキャストを開始。日本の南西、台湾沖でグズグズしている台風13号の影響なのか、海のうねりが川の中に入ってきているようで、時折水位がぐっと上昇する。いつも異常気象の話題になるのだが、今年の夏も異常。これまで台風の上陸が1つもないのだ。速度が極端に遅い台風13号の予想される進路は、初夏の頃のルートのように思う。秋になれば徐々に太平洋上の高気圧が勢力を弱めて引き下がり、台風はこの縁を移動するため進路はもっと東側にズレるハズ。豪州遠征出発日に台風襲来がぶつからないことを祈るしかない。
中古販売店で程度の良いガニッシュ115を見つけたので購入。後方重心で19gあるので、ぶっ飛び系のペンシルポッパー。アクションを確認すると悪い印象ではなかったので、フックをST56に交換し豪州へ持参することにした。ガニッシュ115には反応がなく、ザブラシステムミノー139Fで探りを入れた後、ヨレヨレとコモモをローテーションさせて潜んでいる魚をサーチ。岸際に巨鯉が集結しつつあるので、引っ掛けないように注意しつつリトリーブを繰り返す。歴戦の勇士タイダル11Fに交換し、シャローエリアを引き倒していると、ルアーをピックアップする直前に突然、ロッドが激しく引きこまれステラのドラグが唸った。竿を立てた瞬間にラインブレイク。強引に勝負したわけでもなく、アワセを入れたつもりはないのだが一瞬にしてファイヤーラインがブチ切れた。つい先日も購入したばかりのスーサンを同じようにラインブレイクでロストしたばかり。ドラグは緩めにセットしてあったのだが、またしても大失態。
魚の正体が判らないままラインシステムを組みなおし、キャストを再開する。人によっては「メータークラスのシーバスを掛けたよ」なんて言う人がいるかもしれないが、河川内で竿を振っていれば、多分それは巨鯉か巨ボラ。今回もどちらかだろう。コモモをスローリトリーブしているとガツッと力強いアタリ。物凄いパワーで一直線に走り、ラインを引き出してゆく。ひとっ走りさせた後、少しドラグを締めこんでポンピング動作で引き寄せる。この間も度々、突っ走るのだが徐々に間合いを詰めて岸に引きずり上げた。岸際でバタバタと暴れていたのはボラ(58cm)。ルアーはスレ掛かりではなく、しっかりと口の中に刺さっている。素早く写真を撮影してリリース。ボラは周囲に生臭い臭いを漂わせながら元気良く帰っていった。
場が荒れたので少し移動し、キャストを再開。数投もしない内に再び爆裂ヒット。先程の巨ボラとは引きが違うので慎重に対処する。何度もスプールからラインを引き出されつつも無事にランディング。魚の正体は90cmの巨鯉。スーサンやタイダルを持って行ったのは、やはり巨ボラか巨鯉に違いない。因みにコモモは尾鰭の上にサックリと引っ掛かっていた。今後は、鯉ヘルペスが蔓延することにより、きっと巨鯉を釣る事が難しくなるだろう。外道とはいえ、大切に扱いたいものだ。潮が引き、水位が一気に低下。本命の魚を探して持参したルアーをアレコレとローテーションしながら釣り歩く。追加購入したスーサンを取り出し、キャストを開始すると間もなくヒット。岸際で食ってきたので本命とは違う様子。ベッドライトで照らすとナマズ(60cm)だった。リリース後、ルアーを見ると、デザイン上、特徴的な大きな目の片方が何処かに吹き飛び、フックハンガー(ダルマピン?)が捻じ曲がっていた。使う前から華奢な作りに心配していたのだが、ナマズ1匹釣って壊れてしまうようでは先が思い知らされる。豪州遠征に持って行く予定だったが、この件で選考から落選。豪州の猛魚達には対応できそうもない。高い金を払ってルアーを購入するのだから、直ぐに壊れるのは勘弁して欲しいところ。その後は、ワンチャンスもなく、納竿とした。
天気:曇り 水温:28.0℃ pH:不明
釣果:1匹(バス、鯉)
午後から"ぎじたまSEABASSダービー"の協賛を依頼しに釣具店を巡る。今年で7年目となり、細かな説明を店主にしなくても2つ返事で了解してくれるのが嬉しい。当大会の特徴は、一般的な釣りの大会とは趣を変え、企画・運営段階で数多くの仕掛けを盛り込んでいること。参加する側、協賛品を提供する側、運営する側、そして諸事情により参加出来ない人も、それぞれの立場で楽しくダービーに関わる事が出来るハズ。今年は新たな取り組みとして、普段は"燃えないゴミ"として捨てられている使用済みスプールの回収を試行することにした。釣り人だったら、ラインをリールに巻き取り、空になったスプールが家の中に2〜3個は転がっているに違いない。大会に参加するため、ラインを巻きなおす人もきっといるだろう。捨てればゴミだが、回収して再生すれば資源になるのだ。賛同してくれる参加者は当日、使用済みスプール(糸は除くこと)を持参していただけないだろうか。協力者には思わぬ特典があるかも・・・。
釣具店巡りで時間を費やしすぎたので、予定していた釣り場に立った時は時合が過ぎてしまった感じ。X-80SWから始め、ビーフリーズLB、テールダンサーを試すが不発。ルアーをエスフォー7に交換し、ブッシュ近くに放り込むといきなり根掛かり。へたくそなキャストを嘆きながら、鋭く竿を煽りルアーを外した直後にヒット。狙う場所は間違っていなかった様子。魚が小さかったので、水面を滑らすようにして一気に引き寄せる。セイゴだと思っていたのだが、25cmのバスだった。後が続かないので、豪州遠征に持ち込む予定のルアーをテストすることにした。バラマンディ用のルアーといえば金黒カラーのロングA(15A)がド定番だが、今回はあえてボーンカラーをチョイス。ボート釣りを想定し、立ち位置を変えて視認性を確認。そして新商品ベイスカッド128Fとスーサンでトウィッチした際の動きを頭の中に刻む。何を使っても魚の反応がないため、次の場所へと移動。ボラの群れが入ってきているのでルアーにゴツゴツと当たるのだが、本命からの魚信はない。15分程で見切りをつけ、次の場所へ入ったが、ここには全く魚がいなかった。5投もしない内にこの場から引き上げ、車に乗り込み次の釣り場へ向かう。
駐車スペースで準備をしていると、ぶらぶらと散歩中のおっちゃんが登場。挨拶をしながら、最近の釣り場の様子を訊ねる。釣り人によるゴミのポイ捨ては減ってきているようだが、相変わらず近所迷惑を考えない釣り人がいる様子。真夜中にやって来ては何度もドアの開け閉めをしたり、長々とアイドリングを続けたあげく急発進をして出て行く車があるようだ。夜は運転者が思う以上に、音が遠くまで響くことを頭の片隅に置いておくべきだろう。散乱するゴミは周囲に住む人たちの安眠を妨げないが、人や車の動きは明らかに邪魔をしている。大潮周り、真夜中の干潮狙いで釣りをしている諸輩は、我が事だとキモに命じて欲しい。
キャストを始めて間もなく相棒Sが合流。先日、北海道まで足を伸ばし、ネイティブトラウト類を狙ってきたとのこと。帰りに立ち寄った釣具店でビーフリーズLBのフローティングを見つけ、私のためにゴッソリと買って来てくれたのが嬉しい。フローティングモデルは人気がないようで、店頭から消えうせてしまったがルアーのクセを把握していれば戦闘能力は高い。コイツも勿論、豪州遠征のボックスへ忍ばせて持って行くことにした。
キャストを繰り返しながら移動していると、一部だけ激しい雨が降っていように水面がざわついている場所があった。静かに近寄ると一面ボラっ子の群れ。これだけベイトが集まっていれば、本命のスズキも周囲に潜んでいるハズ。ブーツ140から始め、ボラスト、ヨレヨレ、フィード105を試すが反応はない。開始2時間が経過・・・相棒Sの竿が激しく曲がった。いつまでたっても魚を寄せられないので、相当大きい様子。静かに彼の所へ移動し、距離をおいて見守る。なんと引き寄せた魚は80cmUPの巨鯉だった。DCバレットがサックリと魚体に刺さっていたようだ。一方、私の竿には全く魚信がない。粘っても無理っぽかったので、彼より一足先に納竿した。
天気:曇り 水温:28.5℃ pH:不明
釣果:0匹
日中は雷雨だったのに夕方から天候が回復したので晩飯を早めに食べて出撃。シャローエリアにはベイトが走り回っているが、捕食音は聞こえてこない。ツクツクボウシが「この夏、最後の一鳴き」って感じで懸命に鳴いている。子供の頃は、このセミが鳴き始めると、夏休みが終わりに近づいたことを実感。「夏休みの宿題を片付けなきゃ〜」と思ったのだが、この頃ではかなり早くから鳴き始め、9月遅くになっても鳴いているので、とても違和感を感じる。昔に比べ季節の移り変わりが判りにくくなってきており、"四季"から"二季"へ。雨季と乾期があるオーストラリアの気候に似てきたように思う。
先ずはベイトのサイズに近いルアーをチョイス。リップチューンを施したB太80から始め、TDソルトバイブ、ローリングベイトを試す。スライトエッジに交換したところで、「ガツッ」とヒット。しかし、直ぐにフックオフしたのでルアーを回収すると大きなウロコが1枚刺さっていた。巨鯉が付近をウロウロしていそうなので、ルアーを持っていかれない内に場所を少し移動。久しぶりに持ってきたヨレヨレを一通り流した後、エスフォーを投入。スローリトリーブで反応を伺ったがワンチャンスもない。東の方で激しく稲妻が光り、徐々に近づいてきたので、今宵は粘らずに納竿することにした。
天気:晴れ 水温:25.5〜28.5℃ pH:不明
釣果:3匹(ナマズ)
夕マヅメからの釣行。シャローエリアに立ち、キビレ狙いでポッパーゲームをスタート。3Dポッパーから始め、ポップライダー、スキッターポップを引きまくるが無反応。少し沈めて魚の反応を伺うことにした。エスフォー5で周囲に探りを入れた後、フィード105で広範囲を探る。手にする魚の数を伸ばすには、手前から慎重に攻めて徐々に遠方へ探査範囲を広げるのがミソ。いきなり大遠投をして、遠方で魚を掛けて引き寄せると手前にいる魚はみんな散ってしまうからだ。しかし、釣りは自然相手なので、講釈をいくらたれても釣れない時は釣れない。岸際にはベイト達がザワザワしているので、魚っ気はあるのだが私の操るルアーへの反応はない。ダメもとでアイマのKo130Sを試すが、淡い期待は打ち砕かれて不発に終わった。
2ヵ所目はベイトが非常に多かったのでワクワクしながらキャストを開始。スキッターポップをブン投げて様子を伺うがカラ振り。続いてボラストを使って水面ギリギリをスローに攻めるがこちらも不発。ベイトはいても捕食音は一度も聞こえず、ベイトが怯えて泳ぎ回る様子もない。1時間程、丹念に探りを入れたが不発に終わり次の場所へと急ぐ。この場所は水路からの流れ込み、河川の合流、浅瀬など様々な要素が凝縮されている極上ポイントなのだが、タイダルF11に巨鯉のウロコが1枚掛かったのみ。期待したほど流れがなく、ベイトの数が少ないので30分もしない内に次へと移動。到着直後、サスケSS95で足元を探るといきなりのバイト。しかし、フッキングミスしてルアーが手元に飛んできた。
狙いを流れのあるシャローエリアに変更し、大漁レッドアイを装着したギガンテスを流す。すると即座に水柱が立つほどのビックバイト炸裂。しかし、フッキングには至らない。素早くルアーを回収し、同じコースにルアーが流れるようにコントロールすると「ジュボッ、ジュボッ」と何度もルアーにアタックしてくる。反応はするのだが本気でルアーに襲い掛かるのではなく、ジャレついているかのよう。魚にからかわれている様な気がしてきたので、ルアーを交換。フィード105を通すと直ぐにバイトしたのだが、こちらもフッキングミス。立ち位置を変えてスキッタープロップを投入すると55cmのナマズが躍り出た。
後が続かず次の場所へと移動。時計を見るといつしか真夜中を過ぎていた。このエリアでは、こんな夜遅くに竿を振ったことがないので未知の世界。足元に十分気をつけて釣り場に立ち、キャスト開始。X80SWを投げること数回。60cmと50cmのナマズを相次いでキャッチした。しかし、このエリアは2匹で打ち止め。うつろな目をして車を走らせ次の場所へと移動する。疲れていたので様子を見るだけと思い、釣り場に立つとベイトがザワついている。直ぐに準備を整え、本日購入したばかりのスーサンを投入。泳ぎを確認しながらキャスト&リトリーブを繰り返していると、得体の知れない巨魚がヒット。直後に魚が一気に走り、「バチッ」とステラのラインローラー部から音がしてラインブレイク。ソルティープラッガーのガイドを「シュルシュルシュル〜」と音を立ててラインが抜けてゆくのが見えたが、手を伸ばしても届かず、闇の中にファイヤーラインが消えていった。
スーサンをぶら下げた謎の巨魚が、未だ目の前を泳いでいるかもしれないので、すぐさまタイダルF11を結んで探りを入れる。ラインローラー部で切れたので、結構な長さのラインが水中を漂っているハズ。運が良ければラインを掛けることも出来るだろうと期待したのだが不発。その後は、フィード105を引き倒したがワンチャンスもなく退散となった。
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