フィッシングリポートタイトル 13KB

トップ>FishingReport>2012年6月


天気:晴れ後曇り 水温:不明 pH:不明
釣果:0匹

 久しぶりに釣具店の中古コーナーに足を運び、ルアーを買い足す。我が家には、毎回1個ずつ、年間100個のルアーをロストしても、余裕で今後10~20年はルアー釣りが出来そうなほどのストックがあるハズ。それでもやはり、今はコレじゃないと・・・というルアーがあり、店頭から姿を消してしまう前に購入しておく必要に迫られてしまう。既に廃盤になっていたりすると、なお更のことである。買い物を済ませて釣り場に直行。潮位は下がり始めているのだが、期待していた流れは弱い。同じタイミングでやってきた相棒Sは、別の場所で竿を振ると言う。二手に分かれて、魚の反応があったら連絡を取り合うことにした。

 岸際にはベイトが警戒心もなくプカプカと泳いでいる。どうにも釣れない雰囲気が周囲に漂っているが、表層から順に攻めてみる。スタートはSSM120から。遠投性能をフルに活かして広範囲をザックリと探った後、ハニートラップ・カルトララビット90バッテンザ・ファーストK-TEN BKF90SPビーチウォーカー90Sなどを次々と投入。コツリとも反応はなく、空しいキャストが続く。夕暮れが近づき、ヤブ蚊がズボンの上からも刺してくるような状況の中、反応するルアーをアレコレ探しいてると、相棒Sから入電。残念ながら「アワセ切れをした」とのこと。

 ルアーをブッチ切っていた魚の正体はスズキなのか巨鯉なのかは不明なので、彼が竿を振る場所にはいかずに留まる。ワンチャンスを信じてサーフドライバーエアオグル85S+インビンシブルゾンク120ヨレヨレを投入。3時間丸々竿を振り続けたが、相棒Sの方も状況は芳しくなく、お互い期待したドラマはおこらずギブアップした。


天気:晴れ後曇り 水温:23.0℃ pH:不明
釣果:0~2匹(スズキ)

 「釣りに2日、同じ日はない」と豪州バラマンディ・ガイドのテリーは時々口にする。前日、爆釣しても翌日は空振りなんて事は、トップクラスのガイドですら度々あること。昨日は、こんなことは滅多にないと言い切れるぐらい本命のスズキが連発。少しは本命魚が残っているのでは・・・と期待を込めて早朝から準備万端整えて出動した。釣り場周辺には既に釣り人らしき車がウロウロしており、渋滞がおきるほど。昨日の状況はいろんなルートで巷に情報が流れたようだが、今日はルアーを投げれば釣れるという安易な状況ではないだろう。長居をする人は少ない事を見込み、釣り場の隅に入ってゆったり構える。

 アイルマグネットSBから始め、バトルダボーで水面を賑やかに引きまくる。流れは緩やかでベイトは不在。空しいキャストを繰り返すだけ。時間が経つにつれ、ベイトの群れが動き出したが、ボイルは全くおきず周囲は沈黙したまま。こんな状況で粘る人はおらず、気が付けば周囲の釣り人は消えうせ貸切となった。暫く周囲の状況を確認しながら竿を振っていると、急に河川の流れが強まってきた。このチャンスを逃してはならじと、ボックスに突っ込んできたレアフォースを投入。すると狙いどおりに1投目でヒット。シリコンボディを身にまとった太目のルアーをガップリ咥えたのは60cmUPのスズキだった。まだ魚は残っていたのである。

 2匹目を狙ってレアフォースを投げるが反応なし。攻める水深を変えるためザ・ファーストを投入すると1投目でガツンとヒット。今の時期のスズキはアタリが明確で、引きが強烈なのがうれしい。水中で首を振っている確かな手ごたえが竿からビンビン手元に伝わった後にフックオフ。フックをバーブレスにしているのがいけないのか、愛竿UFMプラッギングスペシャルCPS-892FX-Tiが硬すぎるのか、それとも相手の方が一枚上手なのか・・・。ザ・ファーストを投げなおし、様子を伺うが反応なし。泳ぎの質が異なるハニートラップを取り出し、昨日習得したリトリーブを試すと、これまた一発で食ってきた。しかし、コイツもスッポ抜け。悔しくて、思わずその場にしゃがみこむ。

 そうこうしている間に、TMさんとアルフ君が時を同じくして登場。目の前を大きなヘビが行ったり来たり泳ぐ姿にビビリながらキャストを重ねていると、再びザ・ファーストにバイト。この2日間、ザ・ファーストハニートラップはかなり良い仕事をしてくれている。長時間立ちっぱなしで辛くなってきたので少し休憩。彼らの後ろに下がり、座り込んでアレコレ雑談をしているとTMさんがヒット。サーフドライバーで狙う水深を下げる作戦が大当たり。50cmを危なげなくキャッチした。普通の人だったら、サーフで使うこのルアーを、河川内で使ってしまうところが凄いのだが、良いルアーはどこで使っても実力を発揮するのだ。

ザ・ファースト&ハニトラ 3KB アルフ君がキャストした際、バチッと派手な音した。ラインの高切れでルアーをフッ飛ばしたかとかと思いきや、TMさんの腕を釣ってしまうという事故が目の前で発生。幸い、肌にフックは刺さらず病院のお世話にならなくても済んだが、鋭い針がブスリと服を貫通していた。釣り仲間同士で加害者と被害者になるのはとても辛いこと。お互いが十分気をつけていれば防げる事故なのだが、今回のように魚が釣れた後などはそれまでと人の動きが違うので特に注意が必要だろう。

 休憩の後、再び戦列に戻る。持参したルアーをアレコレ試し、様子を伺うがコツリともアタリはない。1時間半以上、黙々とキャストをしていると前方でボイルがおきた。すかさず竿先にぶら下がっていたビーチウォーカー90Sを放り込むと即バイト。しかし、フッキングには至らず悔しい思いをする。何かのタイミングでスズキの活性が急に高まるようで、ビーチウォーカー90Sを投げ続けていると、またしてもバイト。横で竿を振っているTMさんのサーフドライバーにもアタリがあった。魚の活性が上がっている時に釣らないでどうする・・・少しアセリ気味でキャスト&リトリーブを繰り返していると、TMさんのカウントダウンレックスをスズキが咥えた。一暴れでフックが外れそうな針掛かりの状態にハラハラしながら見守る。無事にキャッチした魚のサイズは50cmUPだった。

 その後は、何故か30分間隔で活性が高まり、魚がルアーに反応する。ハニートラップにバイトがあった後、パタリと反応がストップ。暫くしてTMさんのロウディーにバイト。そしてまた暫く間があって、私のハニートラップにバイト。今回は確実にフッキングが決まって67cmをキャッチした。その後、待つこと30分。時計をチラチラ見ながら、そろそろかと思いつつ指先に神経を集中していると、狙いどおりのヒット。しかし、大遠投した後でヒットポイントも遠かったため、フッキングが決まらずフックオフ。その後はバタバタっとアタリが相次いだ。TMさんのロウディーにバイトがあった後、こちらのハニートラップにもバイト。魚がいる場所が遠かったので、試しにSSM120を投入すると、水面炸裂の爆裂バイト。しかし、フッキングには至らずガッカリ。このバイトが最後となり、2時間程ノーバイトが続く。すっかり流れがなくなり、魚っ気もパタリと途絶えたので納竿とした。


天気:曇り時々晴れ 水温:21.0℃ pH:不明
釣果:1~5匹(スズキ)

 今日は朝から魚を求めてラン&ガンの予定。濁りが入っているので必ず何処かで魚が反応するハズ。スタートはシーバックSB100SRF。ザックリと探った後、ラパラ・ハスキーラパラ・フローティングF18レッドフィン5inchを次々と試したが、反応がないため次の場所へと移動した。ここは流れ込み&水深がある小さながポイント。ウォーターランドバトルダボーで表層を探った後、シャッドラップ8のトウィッチ&ポーズで反応を伺う。ハゼ類やボラっ子などのベイトはいるので、チャンスはあると考え対象魚種を選ばない優秀なルアー ラトリンファットラップRFR4を投入する。

 投げ始めて直ぐにガツンと明確な鋭いバイト。やはりルアーに反応する魚がいたので、アタリがあったポイントを集中的に攻めてみる。2分後・・・ピックアップ直前のルアーを水面直下で咥えたのは45cm程のフッコサイズ。針掛かりはしたのだが、残念ながらフックオフ。このサイズは確実に群れているので気合を入れてキャストを重ねる。ラトリンファットラップに反応がないので、ビーフリーズLB-EXSを投入すると再びヒット。しかし、これもフックオフ。続いてラパラCDを試すと、これまたヒット。どうやらベイトの群れがエリアの中に入ってくるタイミングで、一時だけスズキの活性が上がる様子。パターンは判ったのだが、魚を手にすることは出来ずこの場を後にする。

 3か所目は、難易度Aクラス。ストラクチャー周りの釣りをしなければならないポイント。スキッターポップから始め、ザ・スプラッシャーバトルダボー・・・アレコレ投入して反応を見る。アイルマグネットSBに交換すると、直ぐにナマズがドカンと出たがフッキングには至らなかった。続いて、TDポッパーSW3Dポッパーアイマポッキーモアブ85Fを試したが不発。粘っても無理っぽかったため、フッコがいるポイントにトンボ返りする。

 先程とは立ち位置を変え、別の角度から魚が潜んでいるであろうピンポイントを攻めてみる。使うルアーはもちろんラトリンファットラップ。キャストを繰り返している最中でも時々ボイルするので、腹を空かした魚がいる様子。丁寧にキャスト&リトリーブを繰り返したが不発。いつもの立ち位置に戻り、ルアーをスレッジ7Fに交換。トウッチ後、ポーズを長めに取り、ふんわりと浮かばせることを繰り返しているとガツンとヒット。慎重に魚とやり取りをして無事にキャッチ。オーシャングリップ2507で掴んだスズキは52cmだった。

スズキ&ヨレヨレ 4KB 更なる追加を求めてキャストを繰り返したが反応はない。その後、2か所を回ってワンチャンスもないため、堰堤にゴロリと横たわり時合待ちで昼寝をする。ウトウトと気持ち良く寝ている最中、別の水系で竿を振っている相棒SとTMさんからメールと電話が相次いで入った。60~70cmのスズキが連発しているとの情報に、「今からイク~」と恥もためらいもなく叫ぶ。自分が到着した頃には、多分、魚の群れは移動してしまっているのだろうが、今いるポイントに潜む魚達より、明らかにサイズが大きい。ワンチャンスに掛けて愛車のハンドルを握る。

 アクセルを普段よりも少し多めに踏み込みながら釣り場に滑り込む。私が到着した段階で、相棒Sは魚を10本以上掛けて4本(62~71cm)をキャッチ。TMさんは少し離れた別の場所で78cmを含め2本釣り上げていた。彼ら2人の間に入れさせてもらい、様子を聞きながらキャストを開始。すると5分もしない内に強烈なヒット。流心でスズキがザ・ファーストを咥えて激しくエラ洗いをした。魚のサイズは65cmUP。足元まで寄ってきてもパワフルなファイトを何度も繰り返す。ランディングのために腰を落とし、引き寄せるタイミングを測っている時に針が外れた。

 魚のいる気配がムンムンしている真っ只中、アルフ君が登場。諸先輩が入れ食っている最中に、某所でのんびりと鯛焼きを食べていたとか、本命ではない巨大なスッポンやヘラブナや巨鯉を釣っていたという笑い話が飛び出し、場を和ませてくれる。4人がそれぞれ竿を振る中、パタリと反応がなくなったので、ちょっと攻め方を変えてみた。手にしたルアーはブゥビィ。竿を立て、強い流れに乗せてリトリーブしているとドカンと出た。中層や下層を攻めても反応がない場合は、やはり表層を試してみるべきだ。出方は派手で一瞬針掛かりしたのだが、すっぽ抜け。手応えからして良型だったに違いない。

 魚のアタリがないアルフ君に、TMさんが使うルアーをアドバイスする。この時、彼が指定したルアーはZBLシステムミノー11F。アルフ君がルアーを交換し投げ入れると一発でヒット。見事に60cmをキャッチした。もちろん、ここは魚を釣ったアルフ君より、的確なアドバイスをしたTMさんに脱帽。どんなタイミングで、どんなルアーを使うか・・・釣れる人と釣れない人の差は紙一重、本当に微妙なところにあることを実感した瞬間だった。

スズキ&ハニトラ 4KB ブゥビィに反応したので、この状況下でのシンキグペンシルの可能性を感じた。久しぶりにヨレヨレを取り出し流れに乗せてリトリーブする。すると、狙いどおりにヒット。62cmキャッチをキャッチ。リリース後、フルキャストして再び同じコースをたどると再びヒット。強い流れの中でファイトする魚を徐々に引き寄せ、フッキングの状態を確認するため、魚をリフトアップ。この時、惜しくもフックオフした。横でTMさんがハニートラップ95Sを使い始め、1本追加。ハニートラップは95S、70S、カルトラとも、私がかなり苦手なルアーの1つなのだが、今の状況なら釣れそう。直ぐにルアーを交換し、使い始めると直ぐにバイト。同じコースを流すとドカンと出た。足元まで引き寄せても未だパワフルなファイトを繰り替えする。エラ洗いをしながら、溶けたベイトを周囲に撒き散らした魚は60cm程度のヤツ。

 今日こそ苦手なルアーを克服しようと、かなりの時間を割いてハニートラップのキャスト&リトリーブを繰り替えす。使っている内に魚が反応するリトリーブ方法が判り、62cm56cmを相次いでキャッチした。この間、エアオグルの各種バージョンも試してみたがワンチャンスもない。このルアーがはまる状況ははたしてあるのだろうか? 相棒SとTMさんが一足先に納竿。私とアルフ君が残業と称して、その場に残り竿を振る。時合はとっくに過ぎ去り、魚の気配がなくなりアタリはパタリと途絶える。サスケ140裂波エンゼルキッス140ラパラCDZBLバイブなどこれまで使っていなかったルアーを取り出し様子を伺ったが、コツリともアタリはなくギブアップした。


天気:雨後晴れ 水温:22.0~24.0℃ pH:不明
釣果:6匹(スズキ、ナマズ)

 ステラ3000をのせたUFMプラッギングスペシャルCPS-892FX-Tiを握りしめ釣り場に立つ。水量はさほど多くはないのだが、雨の影響で濁りは強い。スタートはエンゼルキッス115から。食いっ気がある魚がいれば、必ずこのルアーを食ってくるハズ・・・しかし、反応はない。続いて取り出したのが、エンゼルキッス140。魚の反応がない時には、小さなルアーに交換しがちなのだが、水が濁っている時にサイズダウンさせるなんてナンセンス。迷うことなくルアーをサイズアップする。やはりルアーは、「目立ってナンボ」の物なのである。

 岸際には5~6cmに育ったボラっ子の群れが黒い塊になって集まっている。タイミングが良ければアチコチでボイルが始まるのだが、今日は少し違う様子。上流からゴミが次々と流れてきてルアーに絡まるので、釣りにくいったらありゃしない。予定では開始早々に一本上げるつもりでキャストを重ねたがコツリともアタリはない。ベイトが岸際ではなく、流心付近にフラフラしていれば狙っているスズキの活性も高まるに違いない。ルアーをアイルマグネットDBに変え、泳ぎの質を変えて様子をみることにした。少しずつキャストをする角度を変えて扇状に探りを入れるが不発。

スズキ 5KB 絶大な信頼を寄せている旧タイドミノースリムを取り出しキャストを重ねるが、こちらにも反応はない。キャストしている最中、直ぐ近くでガバッとボイル。スズキとは違う捕食音なので水中を偏光サングラスでじっと見ると、そこには60cmUPの雷魚がいた。鼻先にルアーを通したが反応はなく、数回試しているうちに雷魚は何処かに消えうせてしまった。ここからは、持参したルアーをアレコレと投入してアタリ針を探すしかない。ビーチウォーカーラパラCDインビンシブルZBLバイブTD-SWバイブジグなどを試すがそれらしきアタリはなく、この場に見切りを付けた。

 車に乗り込み暫く走って、一気に水系を変える。使うタックルはアンタレスAR+バンタムスコーピオン1603F。竿先にはトリプルインパクトTP-0012をぶら下げる。ザックリと流れの中を探り、様子を伺ったが無反応。即座に往年の名品ラパラ・フローティングジョイントFJ13に変え、本流筋を見極めてキャストを繰り返す。開始10分、アップクロス後、流れに同調させてリトリーブしているといきなりルアーを引っ手繰られて水面が割れた。強い流れの中で激しくエラ洗いをして力強いファイトを繰り返したスズキは60cmだった。

 FJ13で2匹目を狙ったが無反応。エンゼルキッス115に交換し、流れの中を通すとガツン。しかし、フッキングには至らなかった。他にも魚がいることが判ったので、豪州人がリペイントしたロングA(15A)に交換。ルアーを流しながら、時折、トウィッチを入れてラトル音で魚を寄せてみる。すると狙いどおりにヒット。魚とのやり取りに時間を掛けると他の魚を散らしてしまうので、一気に引き寄せ強引にキャッチ。これまたサイズは60cmだった。ラパラボーマーで釣ったら、次に出すのはやはりコットンコーデールレッドフィンだろう。このルアーも私の期待は裏切らず、数分後には57cmを釣り上げた。これらのルアーは、いずれも日本のシーバスフィッシングの歴史で一時代を築いた往年の名品達。使う場所と使うタイミングを間違わなければ、最高にイイ仕事をするのである。

スズキ 4KB 少し狙いどころを変えてロングAを投げていると着水同時ヒット。またしても本命かと思いきや、ルアーをガッツリと咥えていたのは色黒のナマズ。サイズはスズキ達と同じく60cmだった。更なる魚を求めて持参したルアーをアレコレと試す。フラットラップに続き、新商品のモアブ85Fも試す。このルアーを勧めてくれた某釣具店の店員さんによると、「フィールドや魚種の枠を越えた釣れるルアー」との話だったが、強い流れの中で使ってみたら全くダメ。ダウンクロスで投げた後、リトリーブしてくるとひっくり返ってしまうのである。浜名湖のセイゴやフッコ狙いでは威力を発揮しそうだが、私が竿を振る場所では出番が少なそうだ。やはり新商品に手を出してはいけなかったか・・・。

 Aプロップを水面で引きまくった後、ロングAプラ版ハンマーを試したが不発。粘っても無理っぽかったので次のエリアに移動する。プロップダーター110を使い、水面をトロトロ引くが無反応。続いてモアブを試しているとボイルが起きた。ボラっ子に襲い掛かっていたのは45cm程のフッコ。ルアーをドッグXに交換し、水面で早めのドックウォークをさせていると、ボイルが3連発。ルアーの直ぐ近くでボイルが起きるのだがルアーは完全無視された。

スズキ 5KB 強い西風が吹く中、ペインルベイトに反応がないためポッパーに交換する。取り出したのはTDポッパーSW。ポコン、ポコンとポッピングをしているとドバンと出た。スズキは水面を強く意識しているようなので、アイルマグネットSBを取り出しリトリーブを始めると、2連発バイト。確実にフッキングが決まったハズなのだが、スッポ抜けてガックリ。サイズは50cmUP確定の元気が良いヤツだった。このエリアにはこのサイズの群れが入っているハズなので、ルアーをアレコレと試しているとスキッターポップにドカンと出た。サイズは47cmとグッと下がってしまったが元気良くファイトした。

 シャローエリアをプロップダーター110アイルマグネットSBスキッターポップで攻めまくる。反応したのはアイルマグネットSB。大遠投した先でのバイトたったので針掛かりした瞬間が判らず、いきなり竿を持っていかれて驚いた。はるか向こうで暴れている魚は、どう見てもスズキっぽくない。足元まで引き寄せる前にナマズだと判明。慎重にフックを外し、サイズを測ると63cmだった。その後、飛豚73プロップグースTDポップSWを投げまくって納竿とした。


天気:晴れ 水温:22.5℃ pH:不明
釣果:2匹(ナマズ、ボラっ子)

 晴れて無風の日は本当に難しい。おまけにベイトの姿は見られず、釣り場に"釣れないムード"が漂っている。プロップダーターから始め、スキッターポップTDペンシルを使いながら、少しずつ移動する。流れが緩やかな所には、明らかに魚はいない。エリア内で最も流れの強い場所に陣取り、キャストをすること数回。根掛かりしないように使っていたコンバットポッパーが引っ掛かった。一級ポイントを一瞬にして潰し、気持ちは凹む。シズシズとウェーディングしてルアーを回収。この場を後にする。

 3Dポッパーを使いシャローエリアを探っていると、少しずつベイトの群れが下ってきた。群れの動きに合わせポッピングしていると、フックにベイトが引っ掛かってきた。魚種はボラ。サイズを測ると4.5cm。先月、釣り上げたスズキが吐き出したベイトのサイズは3cmだったので、徐々にだがベイトサイズが上がっていることが判る。期待した3Dポッパーには反応がなく、プロップダーター110を久しぶりに試す。普段使うプロップダーター80に比べて出番は少ないのだが、決して悪いルアーではない。ストレート・リトリーブでタラタラ引いていれば、いつかはドカンと出そうな気がする。

 時間の経過とともにベイトの群れがまとまって下ってきたが、プロップダーター110には反応がない。このタイミングでボイルが始まるハズなのだが、今日はそれらしき気配もない。ポイントを暫く休ませるため、水から上がって小一時間ほど休憩する。頃合を見計らって、キャストを再開。スキッターポップをテンポ良くポコポコやっていると、ナマズが体を乗り出して激しくバイト。残念ながらフッキングには至らなかったが、フィッシュイーターの活性が高まってきている様子。

ナマズ 6KB 次なるバイトを期待してスキッターポップを引きまくったが、セカンドチャンスは訪れずルアーを交換。ここで取り出したのはリップルポッパー。このルアーはポッピングさせるのではなく、一定のスピードでリトリーブするのがキモ。グネグネと身をよじりながら引き波を立てるので、ナマズにもスズキにも効くのだ。フルキャストで広範囲を探ったが、ルアーを追いかける魚の姿もなく、立ち位置を変えてアイルマグネットSBに交換。ポコポコ音を楽しみながら引いていると、一瞬心臓が止まるくらいのビックバイト。魚種は確認できなかったが、バイトがあったポイント周辺を丁寧に探っていると、再びバイト。ルアーが水中に消えたことを確認しながら一気にハンドルを回しつつ竿を立ててフッキング。ルアーをバックリと咥えていたのは55cmの色黒なナマズだった。

 更なる追加を求め、ルアーをアレコレ試す。今回、私の心の中ではとっくにお蔵入りになっているリーポップも持ってきたので投入してみたが、使い続ける気持ちが続かず直ぐに交換。TDペンシルトリプルインパクトTP-0012も試したが無反応。結局、最後は実績のあるアイルマグネットSBに戻して引き倒す。タイムリミットまで諦めずにキャストを繰り返したがワンチャンスもなく納竿となった。


天気:曇り後晴れ 水温:21.0℃ pH:不明
釣果:3匹(スズキ、ナマズ)

 昨日、東海地方は入梅。今年は異常に早かった昨年に比べて17日遅く、平年並みとなった。今朝は小雨が降る中、浜松駅近くのモール街で定期的に開催されている軽トラ市に足を運び新鮮な農産物をゲットする。馴染みになった農家の皆さんとアレコレ話をしていると、つい長引いてしまうが話は尽きないのである。トンボ返りして自宅に戻り、昼食を摂って一服してから出撃した。

 前夜はまとまった雨が降ったので水位が上昇しているかと思いきや、さほどでもなく肩透かし。しかし、濁りは強く、周囲を見渡してもベイトは不在。スタートはエンゼルキッス140から。大柄のボディでワイドに泳ぐアクションは、強く濁った状況の中で心強い。扇状に刻み込むようにキャストする角度を変えながら丁寧に探る。活性の高い魚がいれば、一発で食ってくるハズだが反応はない。続いて、ショアラインシャイナーSL14F-Gゾンク120ザ・ファースト115Sサーフドライバーを投入。コツリとでもそれらしきアタリがあれば粘るつもりだったが、ワンチャンスもなく30分程でこの場を見切った。

 車をひとっ走りさせて到着した場所は、流れの強いエリア。スタートはプラ版ハンマー。流れに合わせながらリトリーブを繰り返したが不発。続いて豪州人がリペイントしたロングAを使い、攻める水深を少し下げる。根掛かりしないように丁寧にリトリーブしていたつもりだったが、何かに引っ掛かった。引っ張ると動くので、相手はハードなストラクチャーではなく布かロープのような感じ。どうにかして外そうと試みている最中にラインブレイク。ルアーをロストするのは惜しいため、腰上までウェーデングしながら水中を進み、ルアーを探す。水が濁っているので、何処に引っ掛かっているのか判らない。伸縮するルアー回収棒で周囲を探り続けていると、運良くラインを拾い無事に回収することが出来た。

 ルアー回収でポイントを荒らしてしまったので、次の場所へと移動。水面を見ながら準備をしていると、目の前でボイル。手にしていたスキッタープロップをすかさず結んでポイントに放り込む。数回、同じ場所を通したが無反応。続いてドッグXを投入。テンポの早いドッグウォークを試すが不発。スキッターポップに交換し、ポッピングをするとバシュッと出た。フッキングには至らなかったが、スズキのサイズは45cm前後。本命の魚がいることが判ったので、じっくり腰をすえて竿を振る。

 稚鮎を模して、アスリートF9を試そうとキャスト。すると一発で根掛かり。この一体はアチコチにストラクチャーが潜んでいるので、水中系ルアーを使うのは本当に難しい。そんな場所だから魚がつくのだろうが、ギリギリを狙ってルアーを操るのは至難のワザ。竿を弓のように張って、ラインを強く弾く。これを数回繰り返すと、幸運にもルアーが外れた。引っ掛けたルアーを回収する際、単純に真っ直ぐ強く引っ張るのはナンセンス。外し方にもコツがあり、これを体得するとかなりの割合で回収できる。

スズキ 4KB 根掛かりが多い場所でミノーを使うのはキケンなのだが、ここで秘密兵器を投入。今日は、腹フックを取り除き、尻のフックをシングルフックに交換したZBLシステムミノー9Fタイダルを持ってきていた。このルアーで魚をキャッチ出来れば今後の展開が随分楽になるのだが、世の中そんなに甘くない。根掛かりすることなくルアーは引けるのだが、肝心の魚に見向きもされない。ラパラCDグリフォンゼロTPポッパーSW3DポッパースキッターポップAプロップを試している間も度々ボイルが起きる。

 風が強まり水面が波立つ中、ドッグXデプスレスを試すが不発。立ち位置を大きく変えて狙う場所を変更。本流とは別の流れのスジをスキッターポップで流すと水面が割れた。ルアーを咥えてエラ洗いをしたスズキは47cm。やはりボイルしていたのはこのサイズだった。2匹目を狙ってキャストを重ねるが不発。少し上流へ移動し、スキッターポップのポッピングで探っているとビックバイト。しかし、エラ洗いはせずグネグネとファイトする。ヒットした魚は予想どおりナマズ(65cm)。余り上流に上がってしまうとナマズ釣りになってしまうので、狙うエリアを下げることにした。

 使うルアーはアイルマグネットSB。フルキャストした後、流れに合わせてストレートリトリーブを繰り返すと、爆裂バイト2連発。しかも、明らかにナマズとは違う捕食音。次のチャンスを期待して、いつヒットしても良いように心の準備する。数投目、狙いどおりに大きな捕食音と共にアイルマグネットSBが水中に引き込まれた。すかさず巻きアワセを入れ、何度も繰り返される激しいエラ洗いに耐える。慎重に引き寄せたスズキは63cm。この一匹に心は完全に痺れた。タイムリミット間近になって、再びルアーにバコッと出たのだがフッキングには至らず納竿とした。


天気:曇り時々雨後晴れ 水温:21.5℃ pH:不明
釣果:0匹

 朝から早起きをして出撃・・・と言っても釣りではなく、わざわざ一時間以上掛けて焼津まで行って田植をする。植える品種は、静岡県が育成した酒造好適米「誉富士」。その品質の良さから県内各地の酒蔵が、近年こぞって使い始めている酒米だ。焼津は「誉富士」の県内最大産地。そこで酒造メーカーさんや酒販店さん達と一緒になって、ズブズブと田んぼに入って手植えをするのだ。今時、農家さんでも手植えなんてしないのだが、自分たちが植えた稲が実をつけ、それがとびっきり美味しいお酒になるなんて凄い事なのである。

 老若男女70名以上が集まり、農家さんの指示に従いながら大切に育てられた苗を植える。日頃、肉体労働を一切しない私にとっては中腰の姿勢がかなりキツク、時間が経つにつれ無口になってくのが自分自身良く判った。田植後は地元産のお米「ミルキークイーン」のおにぎりを頂きながら皆さんと交流。解散後は、後輩Nと一緒に牧之原の農家 山本耕業さんの所まで走って、新鮮なトウモロコシを買い求め、最近の様子についてお話を伺った。

 頃合を見て、釣り場に向ってアクセルを踏み込む。今日の狙いはズバリ、クロダイとキビレ。「シャローエリアをトップウォーターで探ってドカン!! 」というのを期待してやって来た。ポイントに到着するや、水位を見て気持ちが萎んだ。ちょっとタイミングが遅く、水位が上がり過ぎてしまった様子。ベイトはいるので諦めずに、ウェーディングをして少しずつ移動しながら、魚を探すことにする。使うルアーは、このエリアで実績のあるドッグX。扇状にキャストを繰り返し、魚の反応を伺う。何かしらルアーの近くに魚の姿が確認できれば粘るつもりだったが、近くで竿を振る後輩Nのルアーにも全く反応がない様子。結局、1時間もしない内にこの場を見切って、別の水系に向って大移動をする。

 南風が強く吹く中、釣り場に立つ。水面が波立つ上に濁りが強いだけでなく、ここでもタイミングが悪くて水位が高い。水位上昇と共にシャローエリアに差して来るベイトを狙ってスズキがボイルする。これを迎え撃つ予定でいたが、ここでもベストタイミングを逃してしまった様子。静かに入水しドッグXを投げ始めると、目の前でボイルした。本命はまだこのエリアに残っているようなので、周囲を丹念に探っていると、後輩Nのスキッターポップにバイト。彼は反射的にアワセを入れてしまったようで、残念ながらスッポ抜け。久しぶりの釣行らしいので、ベストポイントに入ってもらったが、貴重なワンチャンスを逃してしまった。

 ベイトの群れが入ってくるとボイルが散発。スズキのサイズは目測で40~45cmだったが、時間の経過と共に濁りの強い水が下流から押し上がって魚の気配は消え失せた。大潮周りなので魚の動きも早い。ここで粘るのは時間の無駄と判断し、直ぐに次の場所へと移動する。釣りは常に周囲の変化を感じ取って、臨機応変に対応する事が必要なのだ。本日のラストポイントとして訪れた場所は、ストラクチャー絡みの難易度の高いポイント。ルアーを沈めれば根掛かり必至。表層系ルアーしか使えないが、魚が出れば、その分、興奮を味わえる。

 期待していたベイトの群れが不在なので、コンバットポッパー3DポッパードッグXグリフォンゼロで広範囲に探る。このエリアで待っていれば、必ずベイトが回って来てボイルが始まることを確信しているので、ギブアップしたい気持ちをグッと堪えてキャストを重ねる。暫くすると予想どおりベイトの群れが差して来た。上流の離れた所で竿を振っていた後輩Nのスキッターポップにビックバイト。ここでも彼は、自分がよろける程のビックリアワセをやってしまい、ルアーがスッポ抜けた。魚は狙っているスズキではなく、色黒のナマズだったらしい。

 ベイトが私の所にもまわって来た。すると大本命のスズキがボイルを始めた。トップウォーターに反応がないので、根掛かり覚悟でラパラCDの早引きやルアーをサイズアップしてSB-100SRFも試す。しかし、コツリともアタリはない。狙っている魚は目の前にいるのだが手も足も出ず、最後にバズジェットJrをタイムリミットギリギリまで引き倒して納竿とした。


天気:晴れ後曇り 水温:21.5℃ pH:不明
釣果:1匹(ナマズ)

 釣り場に到着し、準備を始めようと車のバックドアを開けて愕然となった。前夜、本日使うルアーを厳選してボックスに詰め込んでおいたのだが、肝心なそのボックスを玄関口に置いてきてしまったようだ。ウェーダーとタックルはちゃんと積み込んである。幸い使えそうなルアーも幾つかは車中に放置してあったので、何とかなりそうだった。ルアーを入れるボックスを探すと、オマケでもらった小さなルアーケースが1個あった。このケースに入るルアーのサイズは8cmまで。小さなコマに入るルアーを見繕って胸ポケットに突っ込む。

 水位は急激に上昇中。南風に煽られているのか、いつもより水位の上昇は早く感じる。ワンダーからスタートして様子を伺った後、バッテンを投入。目の前をウロウロしている巨鯉達を引っ掛けないように注意しながらリトリーブを繰り替えする。少しして狙いどおりに目の前でボイルが始まった。2~3cmのベイトに襲い掛かっているのは45cm程のフッコ。丁度、カケ上がりになっている場所で、ベイトの群れが差し掛かるとガバッと出る。

 すかさず3Dポッパーを投入するが不発。ラパラCDにルアーを交換し、早引きを試すがこちらも不発。フラッシュミノーZBLシステムミノーローリングベイトを投入している最中もボイルが起きる。余りにも悔しいので、クロコダイル・スプーンまで投入。しかしこれにも反応はなく、最後の望みを掛けてデッドフロート8を投入。ベイトの群の動きを模して表層をテロテロと引き波を立てながらリトリーブしたが、ワンチャンスもなかった。

 下流域から濁りの強い水が大量に上がってきたのをきっかけに、ベイトが周囲から消えうせボイルもなくなった。この場に粘っても無理っぽかったので車に乗り込み、次の場所へと移動する。流れの緩やかなシャローエリアをフィードポッパー3Dポッパーで探る。反応がないので、幅広い魚種が反応する飛豚73プロップを投入。続いてシャローテールダンサーで勝負を掛けたが、これまた不発に終わった。

 少しずつ移動しながらキャストを重ねていると、急に流れが出始めた。満潮からの下げに潮が切り替わったのだ。潮の動き出しは大チャンス。魚が寄りそうなストラクチャー付近に狙いを定め、キャスト&リトリーブを繰り返しているとボイルが始まった。この場所のスズキもやはりフッコクラス。プリプリと表層を泳ぐエスフォー5までルアーサイズを落としたが一度も竿が曲がることはなかった。

 最後の望みを掛けて、流域で最も流れの強いエリアに移動。小さなボックスには明らかに入らないトリプルインパクトTP-0012を1個だけ持って釣り場に立った。流れのスジを見極めてアップクロスでルアーを投入。流れに合わせてルアーを引いてくると黒い影がルアーの後ろに飛び出した。フッキングはしなかったので即座にルアーを回収。数投目にドバンと出たが、魚体は期待していた銀色ではなく色黒のヤツ。流れに乗って中々寄ってこない魚を徐々に引き寄せ無事にキャッチ。足元に横たわった魚は65cmのナマズだった。フックを外そうとした時に、リップがポキリと折れていることに気が付いた。魚とのファイト中に折れたのか、それ以前に折れたのか判らない。

 これでこのルアーはゴミ箱行きかと思いつつ、ダウンクロスでルアーをブン投げた後、強い流れの中を引いてくると思いのほか良いアクションをしながら泳いでくる。リップがなくなった分、アクションが抑えられて良い感じ。きっとこれからも出番がありそうだ。更なる追加を期待しキャストを繰り返すと、ナマズらしきバイトが3回。しかし、いずれもフッキングには至らず納竿となった。



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