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2012/5/27 静岡県西部地区の某河川
天気:曇り 水温:22.0℃ pH:不明
釣果:0匹
仕事の関係で今週も新東名高速の浜松SAに。遠鉄マルシェさんが行う農産物のテント販売に立ち寄ったりしながら、浜松市のマスコットキャラクター家康くんや新茶のPRをするCHA88さんをカメラにおさめる。話題になっているクラウンメロンのメロンパンも、列に並んで無事にゲット。続いて、遠州森町PAまで一気に走り、手早く仕事を済ませた。開通したばかりの4月に比べ、随分と落ち着きが見られる新東名のSA・PA。当初の賑わいが、果たして来年も続くのだろうか・・・? 連日、周辺地域に大渋滞をもたらしたららぽーと磐田ですら、今ではのんびりと買い物が出来る状態になっている。何処でも買える商品なら、ワザワザSA・PAまで行って買い物をする人もいないだろう。商売ってホントに難しい。
朝イチから東奔西走したためドッと疲れていたのだが、気持ちを奮い立たせて夕マヅメ狙いの釣行に出掛けた。前日苦戦したストラクチャーを攻略するため、シングルフックを装着したプリンセスMと旧ショアラインシャイナーを試す。いずれのルアーも泳ぎを確認するため水の中に漬けた段階でガックリ。思いもよらず、これらのルアーは2つともシンキングだった。ちょっと昔のルアーは釣り人に不親切で、フローティングなのかシンキングなのか、ボディに書いてないのである。このルアーをストラクチャー周辺で使えば一発で引っ掛かりそうなので、即座にボックスの中へと押し込んだ。続いて取り出したのは、Wフックに交換したデッドフロート8。このルアーは結構使えそうなので、キャスト&リトリーブを繰り返す。
反応がないので、ドッグX、Aプロップ等を試していると、時折、25cm程度のボラが跳ねるようになってきた。そして、2〜3cmのボラっ子の群れも下って来たタイミングで待望のボイルが始まった。この時を待っていたので、ZBLシステムミノー9Fタイダルのシングルフック仕様をすかさず投入。ストラクチャー周りを丁寧に攻めるが不発。B太80SRの早引きを試すが、これまた反応がない。
この場を諦めて、下流へと下る。アップクロスでをキャストし流れに合わせてリトリーブするとガツッとヒット。一気に突っ走ったため、直ぐに本命でない事を確信。パワフルな引きからすると、相手は明らかにコイ。無理せず、少しずつ寄せて来たが突然ライン切れ。ファイヤーラインが何かに擦れてあっさりと切れてしまった様子。前日の釣行でヒットルアーになっていた片目のB太80SRを残念ながらロストしてしまった。
稚鮎を意識してアスリートF9を試したが、これも不発。本日、最後のステージに選んだ場所には先行者の姿があった。十分距離をおいて静かに入水。ベイトの群れがウロウロしている場所に陣取りキャストを重ねていると、50cm前後のスズキが水面から飛び出すほどの勢いでボラっ子に襲い掛かった。ドッグXを引き倒した後にワンダーとモーキンで丁寧に探ったがコツリともアタリはない。最後の望みを掛けてブルースコードも投入したが不発に終わり、ついにはキブアップした。
2012/5/26 静岡県西部地区の某河川
天気:曇り 水温:21.0℃ pH:不明
釣果:2匹(スズキ、ウグイ)
いつもより時間を掛けてウェーダーを履き、釣り場に立つ。つい先日、自宅裏の倉庫に置いてあるウェーダーを手にした際、15cmUPのムカデが飛び出した。つい数年前、就寝中に唇をムカデに噛まれるという恐怖体験を味わっているため、他にもまだウェーダーの中に潜んでいるんじゃないかと気持ちが落ち着かない。ウェーダーの中や足の指先に異物感がないことをしっかり確認してから入水した。
スタートはドッグX。圧倒的にミノーから始める人が多いのだろうが、この時期にトップに出る魚をワザワザ小難しくミノーで狙う必要はないのである。流れのあるシャローエリアをテンポ良く探った後、TDポッパーSWを投入。反応がないので飛距離が稼げるスキッターポップを追加投入。これらのルアーで反応がなければ、水上系から水中系のルアーへとチェンジ。ウエイトアップしたシャッドラップSSRで流れの中を探った後、B太80SRを試す。アップクロスでキャストし、流れに合わせてリトリーブをしているとフワッと巻き抵抗がなくなった。
すかさずツインパワー2000のハンドルを素早く回すと、直後に水面が割れて銀色に輝く魚が大きく頭を振った。水深が極端に浅い場所なので、魚は何度もエラ洗いを繰り返し大暴れ。ドキドキしながら引き寄せた魚は、ヒラスズキの様に背中が盛り上がった頭デッカチ、ゴン太のスズキ(59cm)だった。更なる追加を求めて周囲を丁寧に探ったが不発。粘っても無理っぽかったので、フラットラップ8をキャストしながら魚を探して移動する。
スキッターポップ、飛豚73プロップを試していると、ルアーのすぐ近くでボイルが2連発。上流からベイトの群れが下ってくるタイミングでスズキの活性が高まってきた様子。ボイルする場所は決まっていて、流心にあるストラクチャー周り。流れが複雑になっているので、いかにも魚がいそうな場所。ここを狙うには根掛かり覚悟の、かなりリスキーなキャストが必要なのである。引っ掛けないようにラインをコントロールしながらコンバットポッパーを使っていたが、数投目でやはり引っ掛けた。どうしても外れないので、ポイントを潰すことを覚悟してソロリソロリと水中を進み、ルアーを回収した。
当然のことながらボイルしていたスズキは何処かに消えうせ、ベイトの群れが警戒心もなくゆっくりと下ってくる。ベイトさえいれば再びスズキが戻ってくるハズなので、じっくり構えて次のチャンスをひたすら待つ。ミニファットラップの早巻き、ドッグXを使ったテンポの早いトウィッチング、TDポッパーSWのスローなポッピング、そしてWフック仕様にしたシャッドラップSSR、ZBLシステムミノー9Fタイダルを相次いで投入したが竿が曲がることはなかった。最後の望みを掛けて、フラッシュミノーのトウィッチ&ポーズとDコンタクト63の連続トウィッチを試したが、ついにはDコンタクト63を引っ掛けてギブアップ。
最初に竿を出したエリアに戻り、ベイトの姿を探しながら竿を振る。デプスレスは完璧に沈黙。ボックスの中から、本日まだ使っていなかったシャローテールダンサーを取り出した。名前のとおりシャローで使えるテールダンサーの存在は大きい。"限定販売"だなんて本当に残念な限りなのだが、"持っている人のみが楽しめる"という一面も捨てがたい。キャスト&リトリーブを繰り返していると、狙いどおりに流れの中でヒット。しかし、エラ洗いをしないので不思議に思いつつ魚を寄せる。足元で跳て暴れる魚は50cmのウグイだった。本日はこの魚で打ち止め。明日の攻め方を頭の中でシミュレーションしながら帰途についた。
2012/5/20 静岡県西部地区の某河川
天気:曇り 水温:19.5℃ pH:不明
釣果:1匹(ミシシッピアカミミガメ)
珍しく北東の風が吹く中、釣り場に立つ。水位が極端に下がっているため、表層系のルアーからスタート。最初はプロップダーターを取り出した。本命のスズキやキビレにも実績があるルアーなのだが、飛距離がちょっと足りない。少しずつ移動しながらキャスト&リトリーブを繰り返すと、何かが引っ掛かった。ビニール袋かボロ布のような感じもするのだが、竿が引っ張られ、しかも左右に動く。「何だろう?」と引き寄せてくると甲羅の長さが20cm程のミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)だった。
最初に釣れたのがカメだったので少し気持ちが凹んだが、引き続きプロップダーターをトロトロとリトリーブをしているとドカンと出た。ルアーが水中に引き込まれたので、巻きアワセを入れる。すると悲しいかなスッポ抜け。魚の正体は判らなかったが、スズキだった可能性が高かった。即座にルアーを回収し、フォローを入れたが無反応。ルアーをスキッターポップに交換し、プロップダーターでは届かないエリアを探ってみる。付近には確実に魚はいるハズなのだが、2度目のチャンスは訪れずギブアップ。シャロー攻略の秘密兵器、ラパラの創業者ラウリ・ラパラの生誕100周年を祝って作られた限定品のシャローテールダンサーを投入する。魚がいれば絶対に食ってきそうなアクションなのだが、コツリともアタリはない。
アジサシが度々ダイブするエリアを発見。出来るだけ静かに近づき、小さなボラストを投げる。何投目かで泳ぎが変なことに気が付いた。ルアーを手に取るとリップがポキリと折れている。何処かにぶつけた記憶はなかったが、ボトムを何度も叩いていたのが原因か・・・。購入後、まだ1匹も釣ってなかったので残念な思いばかりが先に立つ。スキッターポップ、フィード105、アスリートF9など、次々と投入したがワンチャンスもなくギブアップ
水から上がり、車に乗り込んで次の場所へと移動。周囲では田植作業が進んでおり、濁り水が河川に入ってきている。土日で作業をする農家さんが多いため、金曜日よりも土曜日、土曜日よりも日曜日の方が水質は悪化してくる。前日に比べ全体的にベイトの数が少なくなっていることが気になるが、竿を振って魚を探すしかない。濁り水ときれいな水の境をスキッターポップで探っているとナマズらしき魚がバイト。しかし、フッキングをミスして魚の顔は拝めなかった。更なるチャンスを求めてビッグバド、ラパラCD7、ビーフリーズLB-EXS等を投入したが不発。
車を走らせ最初に入ったポイントに戻ると、そこには竿を振る人が4人もいた。さすがに釣り人の間に分け入る気力もなく、離れた所で竿を振る。水位が上昇しているので、周囲はいたるところがポイントで、何処で魚が出てもおかしくないハズ。ドッグX、スキッターポップ、トリプルインパクトTP0012を投げまくったが、ベイトの群れを見つけることが出来ず、この場を後にする。最後のポイントに望みを掛けて車を走らせたが、そこはトロ〜ンとした泥濁りが入っておりギブアップした。
2012/5/19 静岡県西部地区の某河川
天気:晴れ 水温:20.5℃ pH:不明
釣果:2匹(スズキ、ナマズ)
午前中は歯科に。歯を削るため、歯茎の2か所に麻酔をうたれ、治療後もずっと唇が痺れたまま。帰宅した際、ウガイをしたら口元から水が吹き出てびっくり。自分の唇なのにコントロール出来ず、ウガイすらまともに出来ない状態。「このまま唇の麻痺が治らなかったらどうしようか?」と真剣に考えるくらい、麻酔薬の効果が長く続いた。昼食後、お昼寝をして唇の痺れが治ってから夕マヅメ狙いで釣行した。
アジサシのカップルが飛来し、度々ダイブしているのでベイトの群れが入っている様子。キャストを始めると直ぐにボイルが始まった。距離があるので、飛距離を伸ばせるルアーをアレコレ投入する。ボラスト、旧タイドミノースリムSR、フラッタースティック・・・ポイントにルアーは入っているのだが、反応はない。捕食しているベイトのサイズが極端に小さいため、食わせるのは至難のワザ。
ボイル狙いは諦めて、少しずつ移動しながらスキッターポップ、ZBLシステムミノー9Fタイダルを試すが不発。バッテンに変えてキャストを重ねていると、ルアー着水同時にヒット。水面が割れて茶色っぽい魚体が見えた。明らかにスズキとは違う体色に、少々ガッカリしながらも丁寧に魚を引き寄せる。ルアーをパックリと咥えていたのは55cmのナマズだった。
目の前に広がるのはシャローエリア。バッテンでは川底を叩いてしまうため、ドッグXに交換。早いテンポで首を振らせていると、大きな捕食音と共に水柱が立ち、銀色の魚体が飛び出した。紛れもない大本命のスズキ。水深が浅いので、魚は水面をガバガバと暴れまくる。絶対にバラしたくないので、普段以上に丁寧に魚をコントロールして徐々に魚を引き寄せる。途中、口からは溶け掛かったベイト(3cm)を何匹も吐き出す。頃合を見計らって一気に岸へと引き寄せた。
足元に横たわった魚は54cm。やはりアジサシが飛ぶようになると、スズキはトップに出るのである。この魚は、サイズ以上に楽しませてくれたので、十分感謝しながら素早くリリース。更なる追加を期待してドッグXを引きまくっていると、ルアーをチェイスする黒い影があった。岸際ギリギリまで付いて来たのだが、バイトせずにUターンして姿を消した。魚は周囲にいるハズなのでAプロップ、ZBLシステムミノー11Fタイダルを投入。しかし、竿が曲がることはなく、ギブアップした。
天気:晴れ 水温:21.0℃ pH:不明
釣果:0匹
午前中は、久しぶりに会った双子のパパと磐田の軽トラ市を散策。90台程の出店があり、その規模は県内でも最大級だろう。このようなイベントに足を運ぶと、仕事柄つい運営方法や会場のレイアウト、そしてスタッフの動きなど、一般客とは違った物の見方をしてしまう。ちょっと悲しい性だったりするのである。アチコチのイベントに出掛け勉強したことは、きっと今後の"ぎじたまダービー"の運営にも役立つに違いない。
本日の釣行は夕方から。岸際にベイトが群れているので、スキッターポップSP5でシャローエリアをポッピングしながら様子を伺う。すると頭上に2組のアジサシが飛んできた。アジサシ飛来はトップウォーターゲームの幕開けを知らせる合図。これは私が過去の経験から学んだ経験則なのであった。飛来した4羽は鋭く鳴きあって会話をしていると思われ、交互に急降下をしながらベイトを捕食し始めた。
スキッターポップSP5に反応がないため、ドッグX、エスフォー7、デブニョロ、バッテン、ワンダーとルアーをアレコレと交換し反応を見たがコツリともアタリはない。相変わらず、アジサシがタイブするので周囲にベイトがいることは判る。暫く粘っていると、目の前で60cm弱のスズキが身を乗り出してベイトに襲い掛かった。ボイルをした辺りにルアーを通し、バイトを期待したが不発。キャストを繰り返していると、またしてもボイル。どうやら、流心にベイトの群れが差し掛かるとボイルが起きるという構図。
ベイトのサイズは2〜3cm。このサイズのルアーを投入するのは難しいため、やはりトップウォーターか、超ファストリトリーブで反射食いを誘うしかない。AプロップとドッグXをトウィッチを入れながらテンポ良く引き倒した後、ローリングベイトのジャカジャカ巻きも試す。そうこうしている間に、いつのまにやらアジサシとベイトがいなくなった。ベイトはいなくなっても、本命の魚はまだ何処かにいるハズ。ワンダー、ラパラCDを投げ倒したがワンチャンスもなく周囲は沈黙した。これ以上、頑張って竿を振っても無理っぽかったためギブアップした。
2012/5/12 静岡県西部地区の某河川
天気:晴れ 水温:19.5℃ pH:不明
釣果:3匹(ナマズ、雷魚)
西風がバンバン吹き荒れる中で釣行スタート。風裏になる場所でスキッターポップSSP9をぶら下げたシマノ・バンタムスコーピオンBSR1603F+アンタレスARを振る。流れ込みの下に溜まっているだろうナマズを狙ってみたが反応なし。流れのあるシャローエリアに狙いを変えて、プラ版ハンマーとラパラ・ハスキーを流すがルアーを追う魚の姿はない。賑やかなラトルが内蔵されたハルコのスコーピオン1M-に変え、強い流れの中をリトリーブすると色黒のナマズ(58cm)が飛び出した。このところの釣行でまともに魚の顔を拝んでいなかったため、この1匹はとても嬉しい。更なる追加を期待したが、再びルアーを咥える魚は不在だった。
次なる場所では、流れ込みの場所に1〜2cmのベイトが大群で押し寄せていた。先ずは、ラパラ・ラトリンファットラップRFR5を投入。小さくてブリブリ泳ぐこのルアーは、幅広い魚種に対応可能。周囲を打ちつくしたが反応がないため、ボトムを探ることにした。取り出したのがビーフリーズLB-EXS。キャスト後、たっぷりと間合いを取ってトウィッチ。再び沈めて着底させてからトウィッチ。すると狙い通りにガツンときた。すかさず、その後のファイトに素早く身構えたが何だかおかしい。重々しく大きなボロ布でも引っ掛けたような感じ。ポンピングしながらボロ布っぽい物体を引き寄せると、突然走り出した。水面で暴れた魚は、怪しげな紋様を身にまとった雷魚(60cm)。久しぶりに見るその魚は、私の頭の中では"絶滅危惧種"に近い存在。河川の整備が進むにつれ、生息に適した場所が狭められどんどん個体数が減っているのではないだろうか。
写真におさめた後、素早くフックを外してリリース。暫くビーフリーズLB-EXSのトウィッチ&ポーズを繰り返していると、少し離れた所で雷魚がプカリと浮かび、息継ぎをした。即座にルアーをその場所に打ち込み、トウッチをするとガツン。力強いファイトに驚きつつも慎重に対処して魚を引き寄せる。足元に横たわった魚は、つい先程、釣ったばかりの雷魚だった。2度もルアーを咥えるなんて、よほど腹が減っているのか、学習能力が低いかのどちらか。極力、ダメージを与えないようフックを外してリリースした。
3か所目は鯉達が大集合しており、全く釣りにならない。ルアー着水同時に、鯉の背中にルアーが引っ掛ってしまうような有様なのだ。鯉を避けながらルアーを投げてみたが、反応がないため次の場所へと車を走らせた。タックルをディアルーナ+ツインパワー2000に持ち替え、気合を入れなおす。ルアーはZBLシステムミノー9Fタイダル。シャローエリアを引いていると、ルアーが通る度にボラっ子が逃げ惑う。ここにはベイトが集まっているようなので、ジックリと腰を落ち着けてキャストを重ねていると、目の前で待望のボイルが始まった。ベイトに襲い掛かっているスズキのサイズは50cm前後。3Dポッパー、フィードポッパー、アスリートF9、ワンダーなどアレコレ投入すれども不発。
目の前でボイルが度々起きている最中、後輩Nが登場。「良いタイミングが来たなぁ」と思っていたが、彼が準備を整えてウェーディングを始めた頃にはベイトが周囲から消えうせ、ボイルも沈黙した。たとえボイルはなくなっても、何処かに本命の魚が潜んでいるハズ。ZBLシステムミノー11Fタイダル、バッテンを使って広範囲に魚を探す。少しずつ移動しながら丁寧にキャストを繰り返したが、コツリともアタリはない。この場に見切りをつけて、本日最後の場所へと移動。予想していたよりも水位が低く、面食らってしまったが、とりあえずトリプルインパクトTP-0012を試す。すると間もなく、ルアーを何度も追い掛けてくるナマズが現れた。食い気がある魚なので、簡単に釣れるかと思いきや、ルアーを咥えるまでには至らず姿を消した。その後、レッドフィン、シャロートプスを投入したが不発に終わりギブアップした。
帰り支度を整えながら、私よりも少し早くに携帯からスマホに買い換えた後輩Nにアレコレと使い方を尋ねる。彼が持っているスマホは、私が使っている機種ARROWS X LTE(F-05D)とは違うため、操作方法やインストールされているアプリが異なる。彼の話に付いていけない部分もあったが、スマホ使いこなすには自らが貪欲に情報収集をして勉強をする必要性を痛感した。
2012/5/6 静岡県西部地区の某河川
天気:晴れ時々雷雨 水温:19.8〜20.0℃ pH:不明
釣果:1匹(ボラ)
GW最終日、強い南西の風が吹く中の釣行。水位が低く、濁りがキツイ状況で最初に使うのはインビンシブル(12cm、24g)。反応がないため実績のあるエンゼルキッス、旧タイドミノースリムSRを投入。しかし、コツリともアタリはない。続いてSWバイブジグ、タイドミノー90Sで様子を伺ったが反応なし。一昨日の釣行は、ボラっ子達の大きな群れが遡上している真っ最中。時折、本命のスズキが派手なボイルを起こしていたが、今日はベイトの姿はなくボイルも起きない。
1時間半程、少しずつ移動しながら、アスリートF9、ブルースコードを使って魚を探したが見つけることは出来ずギブアップ。車に乗り込み、一気に水系を変える。最初に竿を振ったのが、干潮時には瀬が出てしまうドシャローエリア。ドッグXを使い早いテンポでチェック。続いて、3Dポッパーを使い様子を伺う。開始15分、突然爆風が吹き始め、辺り一面がにわかに薄暗くなった。これはヤバイと車に戻ると、程なく雷雨の到来。
車中にじっとしていても時間の無駄なので、魚を探すため次の場所へと移動。直ぐに雷雲は遠ざかり、雨も上がったので早速竿を降り始めた。ここは流れ込みがある場所なので、魚が集まりやすい。Dコンタクト63、ドリフトトウィッチャー、ハニートラップ70S、デプスレスを相次いで試していると、再び真っ黒な雷雲が押し寄せ、気温が急激に下がってきた。これはマズイと判断し、車に戻る。運転席に座った時には、雷と共に5mm前後の雹がバラバラと激しく降ってきた。(この日、栃木県、茨城県では3つの竜巻が時を同じく相次いで起こり、広範囲に被害が発生した。)
1時間程、車中で待機し天候が回復した後に、再び釣り場に立つ。ちらりとナマズの姿が見えたため、バズジェットJrをすかさず投入し反応を伺ったが不発。続いて、ラパラ・ジョイントF13を試す。このルアーは、強い流れの中でも安定してクネクネと泳ぐ姿が目視できて楽しい。魅力的な泳ぎで誘っても反応はなく、勝負を掛けてプラ版ハンマーを投入。これも不発で、ついにこの場をギブアップ。近くの水深がある場所に立ち寄り、ファットラップ・ラパラ、テリージャークを試したが、ここでも反応がない。
雹や雷雨があったのがウソのように晴れ上がり、カンカン照りになった。次なる釣り場に到着すると、目の前でカワウが魚を何度も咥えなおし飛び去って行った。ベイトはいるようなので、気合を入れてワンダーを投げる。ウグイでも釣れればと思いつつキャストを繰り返したが、コツリともアタリはない。ブルースコード、アスリートF9も沈黙したので、最後の望みを掛けて河川の合流ポイントに移動。水深が極端に浅い場所なのでタイドミノーリップレス・スリムからスタート。時折、ボトムを叩くので根掛かりしないように注意しながらキャスト&リトリーブをしていると、3cm前後のボラっ子が引っ掛かってきた。こんな小さなベイトをメインに食っているスズキを釣るのはホント難しい。
異様に赤い満月"スーパームーン"がポカリと目の前に浮かぶ中、旧タイドミノースリムSR、ショアラインシャイナーR50+SSR F-Gを投げる。少しすると瀬の落ち込み部分で、ガバガバと何やら捕食音や大型魚が暴れている音がしてきた。直ぐさま、音のする方に移動し、ボラストをブン投げる。確実にポイントにルアーは届いているのだが、バイトはない。どうやら、大型魚の正体はコイ。捕食音の方はナマズのような感じ。暫くキャストを繰り返したがワンチャンスもなく、ついにはギブアップした。
2012/5/4 静岡県西部地区の某河川
天気:晴れ 水温:15.8〜18.5℃ pH:不明
釣果:2匹(スズキ、ミシシッピアカミミガメ)
冷たい西風が吹き、ちょっと冷え込んだのでカッパを着込んで釣り場に立つ。今朝は適度な濁りと流れがあり、3cm前後のボラっ子の群れが次々と上流に向って遡ってゆく。「濁り」と「流れ」、そして「ベイト」の三拍子が揃うと・・・「今日は絶対に釣れる!!」 そう確信してショアラインシャイナーSL14LD S-Gをフルキャスト。まもなく、私が立っている直ぐ近くで、派手な捕食音と共にベイトが弾け飛ぶボイルが始まった。強い向かい風で中、ベイトが岸際に吹き寄せられているようで、ボイルがおきるのは決まってブッシュが生い茂っている岸際。ベイトサイズが小さいので、ルアーのサイズを下げたいのだが、時間と共に強まる風の影響でキャストコントロールが難しい。ミスキャストをすれば、ルアーをロストする可能性が非常に高いリスキーなストラクチャー狙い。ラインが風に煽られれば確実にルアーが引っ掛かってしまうので投げるには勇気と度胸がいる。
風の影響をなるべく受けないように低い弾道でキャスト。ラインメンディングでルアーの軌道をコントロールして、ボイルするポイントの向こう側にルアーを落とす必要がある。先ずは重量があるZBLバイブで様子を伺った後、ワンダー、スーサンを相次いで投入。苦労してキャストをする割には、全く反応がない。暫く狙い続けたが、ピンポイントでベイトの群れを食っている魚は、私には釣れないと判断した。
狙いを流心に潜むであろうスズキにチェンジし、向かい風に負けないルアーをチョイス。旧タイドミノースリムSR、サスケ140裂波、アスリートS12、ゾンク120、ブルースコード115を次々に投入。こうしている間にも、岸際のストラクチャーまわりではボイルが度々起き、水面に大きな波紋が出来ている。メールで様子を伝えていた相棒Sが合流。彼はつい先ごろまで某一級河川でサツキマスを狙っていたらしい。前日は小さいながらも本命をゲットしたらしいので、足しげく通ったかいがあったみたいだ。サツキマスのタックルをそのまま使用し、竿を振ること僅か5分。いきなり水面が割れスズキがガバガバやっているのが見えた。
彼がキャッチした魚は60cm弱のスズキ。私が攻めた後に、あまりにもアッサリと釣られてしまったので、ロープ際に追い込んだ相手から、鋭いカウンターパンチを食らった感じ。ルアーサイズを落としつつ強風に負けないルアー・・・さすがにスプーンは持ち合わせてなかった。「あの魚は自分には釣れない魚だ」と思い込むしか、心の逃げ道はなかった。実績のあるレンジバイブやエンゼルキッスを使い魚を探すが不発。風が更に強まりまともなキャストが出来なくなってきたため、風裏に移動する。流心で頻繁にボイルするのでタイドミノースリム90Sを風に乗せてフルキャスト。ポイントにルアーは届いているのだが、全く相手にされなかった。ふと足元近くを見ると、ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)の子供がヒラヒラと泳いでいる。竿先にぶら下がっていた旧アスリートF9でチョコンと引っ掛けてキャッチ。暫し、子ガメと遊んで気分転換をした。
結局、期待していたチャンスは訪れず、この場から撤退。相棒Sと別れ、別の水系へと移動した。スタートはラブラ110Fから。続いてZBLシステムミノー11Fも試す。反応がないので、どう使って良いのか判らず今イチしっくりこないモーキンも投入。自信がないルアーは使い続けることが難しい。少しずつ移動しながら魚を探したが、全く魚っ気がなかったので次の場所へと移動。流れのあるシャローエリアで、プラ版ハンマーを流す。ウッド製ハンマーより激しく泳ぐため嫌う人もいるようだが、釣り場によっては使い分けが出来て面白いのかもしれない。ナマズの姿を目撃したので、ルアーを引いていれば出るんじゃないかと思っていたが、世の中そんなに甘くはなかった。
場所を変えて、水深のあるエリアでロングAディープをしゃくっていると、ガツッとヒット。直後にクジラに似た大きな頭が水面から突き出て、水を掻き分け突き進む。その魚は間違いなく中国大陸に遺伝子の源を持つであろうメーターオーバーのソウギョ。ルアーが背鰭に引っ掛かったまま一気に走り出したので、リールが唸りを上げる。次の瞬間、幸いにもフックが外れルアーは無事回収。まさかこんな場所にソウギョいるとは思わず、とてもビックリした。
頃合を見て、昨日スズキを3本釣ったポイントに移動。ZBLシステムミノー139Fシャロー、ゾンク・ガタライド、フィード105、シャロートプスなどを投げまくったが、昨日とは状況が異なり魚は全くいない。ワンチャンスに掛けて周囲を丹念に探ったがベイトは不在。これでは勝負にならないと納竿を決定。豪州バラマンディ・ガイドのテリーが言うように、やはり「釣りには2日と同じ日はない」のである。
2012/5/3 静岡県西部地区の某河川
天気:曇り後晴れ 水温:16.0〜17.0℃ pH:不明
釣果:6匹(スズキ、キビレ、ナマズ)
前日から今朝まで大雨。近年の"降れば土砂降り"の大荒れになりやすい天候にはホント驚かされる。天気が落ち着いた頃合を見計らって出撃した。水位は予想したよりも遥かに低かったが、濁りは強い。今回は、リバーシバス専用設計のUFMプラッギングスペシャルCPS-892FX-Ti+ステラ3000のタックルで挑む。使うルアーはケアンズで買ってきた北欧の雄、ニルズマスターのインビンシブル(15cm、30g)。その昔、ラパラと並んで釣具店のケース内に陳列されていたニルズマスターのルアー達は憧れの逸品だった。日本では代理店が取り扱いをやめてしまい供給が途絶えてしまったが、オーストラリアでは未だ現役で販売されている。サイズ展開も幅広く、様々な状況に対応できる有難いルアーなのである。
インビンシブルは重心移動機構など洒落たシステムが搭載されていないため飛距離に限度はあるが、いかにも釣れそうなアクションは使っていて飽きない。長年の実績に裏打ちされて製造されているルアーは、やはりチョット違う。本命の魚がいれば一発で食っても良さそうなのだが、それらしき反応はない。続いて取り出したのは、これまたケアンズで買ってきたハルコのスコーピオン1M-。賑やかなラトル音で誘いを掛けたが、こちらも不発だった。その後は、実績のあるルアーを相次いで投入。旧タイドミノースリムSR、タイドミノーSLD-S、ZBLバイブ、サーフドライバー、ラパラCD9、アイルマグネットDB等を試したが、ワンチャンスもなく期待に膨らんだ胸は小さく萎んだ。
魚っ気がない水系に見切りをつけて別の河川へと走る。ここではタックルをパームス・エッジEDGE606+アンタレスDC7に持ち替え、ナマズをメインに狙ってみる。濁流を目の前に、渦巻く流れの中にレッドフィンを投入。流れに乗せてワンチャンスに掛けたが不発。アムニス1、エンゼルキッス、ラパラ・ハスキー、サミー115を相次いで試したが反応がないためこの場から退散。
次なるポイントではトリプルインパクトTP-0012から。開始早々、ナマズ(64cm)がルアーの着水同時にヒット。場を荒らしたくなかったので、一気に引き寄せて素早くキャッチ&リリース。少し移動して、ストレートリトリーブを試すとズボッと吸い込み系のバイト。ルアーが水中に引き込まれたのを確認し、夢屋ロングパワーハンドルを組み込んだハイギアのアンタレスDC7の性能をフル活用して巻き合わせた。ルアーを咥えて水面に躍り出たのは50cm程度のスズキ。確実にフッキングが決まっていたつもりだったが、ファイト中にスッポ抜けてしまった。
更なるチャンスを期待してトリプルインパクトを投げていると、60cmのナマズが躍り出た。このエリアは、スズキとナマズが混在している面白い場所。トップに反応がなくなったのでラパラCD9に交換。キャストすると一発でスズキがルアーを咥えた。しかし、激しくエラ洗いをしてルアーを吹き飛ばし、水中へと姿を消した。
貴重なチャンスを2度も逃し、すっかり意気消沈。しかも魚をバラして程なく、魚っ気がパタリと途絶えた。昼食はコンビニで買ってきた菓子パンで手早く済ませて、直ぐに午後の部を再開。3か所を回ってコイらしきアタリが数回と、元気の良いナマズのヒットが1回あったがのみで釣竿は曲がらなかった。夕マヅメ狙いで足を運んだ場所は、河川の合流部。竿をCPS-982FX-Tiに持ち替え、TDペンシルから始め、ハンマー、スキッターポップを試した後に、濁りの中にエンゼルキッスを投入。すると何の前触れもなく、いきなりガツン。魚は大きくなさそうだったが、引きが強いので慎重に寄せてきた。ヒットしたのは、ナマズでもなく、スズキでもない・・・今シーズン初となったキビレ(27cm)だった。
潮が引くと中州が現れるエリアに移動。エンゼルキッスを投げ入れると一発でスズキ(53cm)がルアーを咥えた。周囲には他にもスズキが潜んでいそうな場所。エンゼルキッスから少し懐かしいシャロートプスに変え、リトリーブするとガバガバとルアーを追い掛けてくる魚の姿があった。再度同じコースにルアーが通るように流すと狙いどおりにヒット。シャローエリアを走りまくったスズキは55cm。こんな状況は滅多にないため、手早くリリースして次の魚を狙う。ルアーは、そのルックスから人気がないフェイクベイツNL-T。しかし、見た目以上の実力を持っているのは豪州遠征でも実証済み。フルキャストで広範囲に探っていると直ぐに45cmを追加。
活性の高い魚が、いつまでも同じ場所にいることはない。手際よくキャッチ&リリースをして数を伸ばすつもりでいたが、魚の移動の方が早かった。パタリと反応がなくなり、ルアーをアレコレ変えても沈黙した。その後は3か所回ってナマズの1バイトがあったのみ。徐々に気力が萎えてきたので納竿とした。
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