フィッシングリポートタイトル 13KB

トップ>FishingReport>2012年8月


天気:晴れ 水温:32.8℃ pH:不明
釣果:1匹(キビレ)

 午後2時半からという中途ハンパな時間からのスタート。水位は高めで、下流から吹き上げるような風が吹き、いかにも今日は難しそうな状況。河川での釣りはやはり、川の流れがあって、風が吹く時は流れに沿って吹いてもらった方が釣りやすい。エリア内に20cm前後のボラの群れが入っているので、期待を込めてキャストを開始した。ポッピーから始めたが反応なし。少しずつ下流に下りながらキャストを重ねたがチェイスすらない。ルアーを絶大な信頼を寄せているスキッターPに交換し、打ちまくるが沈黙。コンバットポッパーを試しに投入してみたが、こちらも空振りに終わる。

 いつの間にか2時間が経過。ここで相棒Sが登場した。私の方の反応が悪いので、彼は大きく離れた場所に入水しスタートする。ポッパーに反応がないので、シャローテールダンサーを投入。バナナシェイプのボディを揺らしながら、控えめなラトルを鳴らすこのルアーは、ラウリ・ラパラ生誕100周年を記念した限定品。クロダイ・キビレに効きそうなので投入してみたが、これも不発に終わる。塩分補給をするためハッピーターンをポリポリと食べながら一服。川の流れが止まり、周囲は全体的にとろ〜んと淀んでいる。水面を見るとルアーを引いた後のアワがいつまでも残留。極端に水質が悪くなっているようで、この場所で粘っていても無理っぽいことが判った。

シャローテールダンサー 5KB 水がきれいなエリアを探しながらキャストを繰り返していると、徐々に流れが出て来た。丁度この時、スキッターPに初チェイスあり。開始3時間も経って、やっとチェイスが1回・・・トホホな状態。メールで相棒Sと情報交換をするが、彼も似たような状況で、未だノーフィッシュとのこと。いつしか夕暮れ時を迎え、空にはコウモリが飛び交い、やぶ蚊が襲い掛かってくる。もうギブアップ寸前、周囲がすっかり暗くなった頃にスキッターP41cmのキビレが出た。時を同じくして相棒Sも36cmをキャッチした。

 ポッパーには全く反応がないため、クラップシューターを取り出し水中に沈むストラクチャー周辺を丹念に攻める。シャローラビットの原型でもあるこるルアーは、障害物回避性能が高く、複雑に絡み合った枝葉もするりと抜け出てくるのでありがたい。魚が付いていれば確実にヒットしそうなのだが、結局ワンバイトも得られず、本日は納竿となった。キビレ釣りに精通した相棒Sですら、今日の釣果は1匹のみ。とても厳しい状況だったことが良く判った。


天気:雨後ち晴れ 水温:23.5〜28.0℃ pH:不明
釣果:5〜14匹(キビレ)

 明け方まで雨が降っていたので油断していたら、明るくなってきた頃から急速に天候が回復した。もちろん、即座に準備をして出発。釣り場横の駐車スペースに車を滑り込ませると、ウナギ釣りの軽トラックのオッチャンがギリのタイミングで登場した。もう1分でも遅ければ、この場所で竿を振れなかったに違いない。ゆっくりしていると、他のエサ釣り師が押し寄せてきそうなので、そそくさと準備を済ませ釣り場に立つ。

 緩やかな流れに乗って、上流からボラっ子の群れが下ってくる。時間が経つにつれ、ベイトの量が増え水面が波立つのだが、期待しているボイルは起きない。思った以上に流れが弱く、ベイト達も全く警戒心なく悠々と泳いでいる。旧タイドミノースリムから始め、K-TEN BKF90、エンゼルキッス、ビーチウォーカーなどをアレコレ投入するが反応はない。開始1時間を過ぎると魚っ気は全くなくなり、釣れる気がしない。その後、サーフドライバーショアラインシャイナーR50タイドミノーLDZBLバイブを試したがワンチャンスもなくギブアップした。

 夕方から相棒Sが竿を振る釣り場へと走る。彼に合流し様子を聞くと、既にキビレを9匹も釣り上げたとのこと。狙うポイントや釣り方を聞きながらキャストを始めると、いきなりのビッグバイト。大きな雷魚がトップウォータールアーに襲い掛かった時のような捕食音が鳴り響いたが、何故かルアーは吸い込まれず水面に浮いたまま。ルアーの周囲には確実に1匹いるハズなので丹念に探っていると待望のヒット。バックリとスキッターポップSP5(以下、スキッターP)を咥えていたのは35cmのキビレだった。

 時を同じくして相棒Sの竿も曲がる。スキッターPに反応したのは35cmのキビレ。急激に活性が高まっているのか、活性が高い魚が潮の変化に伴い移動して来たのかは判断できないが、彼と私のルアーにはバイトが続く。このエリアの魚は全くスレていないようで、次々とポッパーにバイトしてくる。それでもフッキングに至る魚は少なく、やっとの思いで38cmを追加。その横で相棒Sは、バイトを確実にフッキングまで持ち込み、立て続けに2匹追加している。

 少し歩いて狙うポイントを移動。ここでも相棒Sは調子が良く、大柄なジョッピーで30cm後半と、45cmのキビレを釣り上げる。これで彼は合計14匹を達成し、タイムアウトとなった。私よりも一足先に帰る彼の見送りを兼ねて、駐車場までトボトボと歩きながら数釣りの秘訣を聞く。やはり私の課題は、ルアーアクションと食わせの間の取り方。普段のアクションよりもスピードを落として、ネチネチとルアーを動かした方が良い成果を生むようだ。

シャローランニングファットラップ 4KB 彼と別れた後は再びバイトが相次いだポイントに入る。日暮れ時、水位が徐々に上がってくるタイミングの状況で、川底に泥が堆積して沼っぽくなっている場所での釣りは辛い。何度も泥に足を取られながら少しずつ移動し魚を探す。再スタート10分ぐらい経過したところでスキッターP35cmをキャッチ。コオモリが飛び交い、やぶ蚊の猛攻撃をかわしながらキャストを繰り返して42cmを追加。ルアーをシャローラニングファットラップ・ラパラSFR5に交換しスローリトリーブを試すと、これにも激しいバイト。トップに反応しなくなった時は、クランクベイトが効く時があるのだ。周囲にはストラクチャーが点在しているため、魚が潜り込まれないよう注意をしながら誘導して引き寄せる。確実に40cmUPのパワフルなファイトをしてくれたのだが、サイズを測ってみるとちょっと足りない38cmだった。

 辺りが真っ暗になった頃から、近くの花火大会がスタートした。毎週末、この近隣では花火大会をやっており、極めて落ち着かない。響き渡る音と、光の点滅で魚が怯えるのか反応がパタリと止まってしまった。何処からか流れてくるカラオケの歌声を聞きながら本日は納竿。結局、5匹をキャッチ。相棒Sには遠く及ばず、まだまだ修行が必要らしい。


天気:晴れ時々雷雨 水温:27.5〜28.0℃ pH:不明
釣果:1〜6匹(キビレ)

 朝イチで新東名高速道路 浜松SAに行き、農家の皆さんが行う農産物のイベント販売を支援。テントを組み立てる所から始め、全て整ってお店が順調に動き出したのを確認して釣り場に走る。駐車場に到着し、準備をしていると真っ黒い雨雲が押し寄せ、猛烈な雷雨となった。とても外にいられるような状況ではなかったので、車中で待機。時折、車が揺れるほどの激しい風雨となった。浜松SAでのテント販売は大丈夫だろうか・・・。私よりもよろど人生経験が長い皆さんなので、上手に切り抜けるに違いない。そんなことをアレコレと考えながら、別の場所で竿を振っている後輩Nとメールで様子を伺う。アチラの天気は問題なく、朝イチで50cm程のスズキを掛けたが、ランディングの際に釣り落としたとのこと。それ以降はチャンスがないため、こちらに向ってくるらしい。

 1時間も経てば天候は回復するハズ。コンビニで買っておいた昼食を車中で食べながら時間を潰し、小降りになったところで実釣スタート。今日は東急ハンズ静岡店で買ったアイスリュックSTYLEを試す日。夏物処分セールで最後の1個を買ったのだが、価格は30%引きで2,000円程。コンパクトでライフベストの下に装着出来たのはありがたい。保冷機能は3時間程度しか期待できそうにないが、何もしないよりは快適に釣りが出来ることだろう。詳細はこちらの便利グッズ紹介コーナーで。

アイスリュック  流入する小川から、まっ茶色の水がダバダバと流れ込んでいる。ポイントに到着しキャストを始めたが、チェイスやバイトはない。水面近くにベイトがウロウロしているのだが、何かに追われるような動きはない。多分、濁りは表層だけなので、クランクベイトなどを使って探りを入れたいのだが、ウィードが繁茂してきているためNG。ポッピージョッピーを投げまくったが全く反応はなかった。

 現場到着メールをもらったが、いつまで経っても後輩Nが姿を見せない。何かトラブっているのではないかと心配していると、やっと顔をだした。話を聞くと、釣り好きの地元中学生にまとわりつかれて大変だったらしい。人懐っこいのも度を越していると困ってしまう。このままポイントまで歩くと中学生がくっついて来てしまいそうだったので、わざわざ遠回りをして彼を煙に巻いたらしい。この夏、絶好調だったポイントは沈黙したため、テクテクとあるいて次のエリアに大移動。潮通しの良い岬周りだったら、活性が高い魚がいるのではないか・・・。淡い期待を抱いて、スキッターポップSP5(以下、スキッターP)とワンダーで広範囲に探る。

 一旦止んだ雨が再び降り始め、気持ちが萎えてきた。後輩Nにもチャンスはないようなのでギブアップ宣言。駐車場まで雑談をしながら戻ってくると、相棒Sがウェーダーを着込んで今まさに出撃しようとしているタイミングだった。彼に様子を伝え、流入河川に移動することを提案した。コンビニに立ち寄り、お気に入りの超辛口ジンジャーエールを買い込んでから次なるステージに向って車を走らせる。釣り場に立ったのは午後4時前。降り続く雨の中、ボラストエスフォー5を使って魚を探す。ストラクチャー周辺に魚は不在。堰堤先端までトボトボと歩きながらポッピーを投げまくったが、これまた不発。時折強く降る雨の中、何処に魚がいるのか全く掴めない状態でいるのは精神的によろしくない。

キビレ 3KB そんな時に相棒Sからメールが入った。スキッターPで5バイト、1キャッチとのこと。釣れた魚は36cmのキビレ。彼の周囲には活性の高い魚が溜まっているようだ。即座に彼の元へと移動し、釣り方を教わる。魚は流心ではなく、岸際のシャローに潜んでいる様子。釣り方を教わりながらスキッターPを操っていると、突然、雷魚がバイトしたかのような大きな捕食音と共にルアーが水中に引き込まれた。一拍おいてフルフッキングをしてみたがスッポ抜け。魚がいる場所が判ったので、周囲を丁寧に探っていると今度はシュポッと吸い込み系のバイト。これには体が反応できず、次のチャンスを伺っていると狙いどおりにルアーに襲い掛かる。久しぶりに竿をグッと曲げてくれたのは36cmのキビレだった。

 夕マヅメのベストタイム・・・相棒Sからは39cm29cm42cmのキビレを立て続けに釣ったとのメールが飛び込んできた。魚が群れている場所を発見したようで、呼び出された後輩Nは、彼の指導の下で30cmのキビレをあっさりとスキッターPでキャッチした。魚が反応するのは岸際から2m以内の場所。何故そこにキビレが溜まっているのかハッキリしなかったが、1つの要因として照明の明かりが考えられた。それにしても、立て続けに魚を釣り上げる様は賞賛に値する。

 更なる追加を求めて、3人それぞれがキャストを続けたが、花火が始まると一気にバイト数が減少。花火を眺めながら竿を振るというのも風情があって結構イイものだが、いかんせんバイトがない。結局、午後9時前にはギブアップ宣言をした。本日の釣果は、私と後輩Nが一匹ずつ。そして相棒Sは合計6匹をキャッチ。彼と私の間には、確実にテクニックの差が出たようだった。


天気:晴れ 水温:26.5℃ pH:不明
釣果:0匹

 久しぶりに慣れ親しんだ河川に朝から釣行。目の前には無数のボラっ子の群れが押し寄せている。これだけベイトいればボイルが起きるハズ・・・などと考えていると、目の前でボイルが始まった。7〜8cmほどのボラっ子に襲い掛かっているのは40〜50cmのフッコ級スズキ。流れは緩いのだが、流心付近に潮目があるようで、このラインに沿って泳ぐベイトを狙っている様子。ボイルはほぼ同じ場所でおきているので狙いは定めやすい。たまに70cmUPは確実にありそうな派手な捕食音も聞こえてくる。ベイトの群れの動きとリンクして、相当数のスズキがエリア内に潜んでいるようだ。

 こんなチャンスは中々ないので、持参したルアーを次々と投入し反応を伺う。魚がルアーに反応するには3つの要素があり、このエリアでは「濁り」、「流れ」、「ベイト」が重要。これらがドンピシャで揃うと爆発するのだが、今日は明らかに流れが緩い。ベイトサイズからして、手持ちのルアーで十分狙えるハズだが、本物の餌が沢山いて、流れが緩いと魚はルアーに騙されない。ベイトの群れが少なくなり、ノーバイトのまま時合は終了か・・・と思っていたところでアスリートS9に初バイト。K-TEN BKF90ザ・ファースト90サスケ140裂波レアビーチウォーカーS90ヨレヨレハニートラップなどをアレコレ投入した後だったので、ちょっとビックリ。さすが、アスリートS9なのである。

 ベイトの群れはいなくなっても、スズキはストラクチャー周りや水底に潜んでいる様子。暫くすると再びボラっ子の群れがやってきて周囲を泳ぎだすとボイルが始まった。K2FDコンタクト72スライトエッジTDバイブジグを試すがワンバイトもない。何か反応するルアーがあるハズだと、持参したボックスから次々とルアーを取り出し、当たりルアーを探す。午前10時をまわった頃には、カンカン照りでクラクラするほど気温が上がってきた。ベイトの群れは見えなくても倒木まわりで時折ボイルがある。諦めず、ワンチャンスにかけてルアーを選ぶ。期待したサーフドライバーは不発。飛距離に何故かバラつきが出るリョウマや、今イチ活躍の場がないモアブの後に使ったフェイスレンジバイブにも反応なし。

 昼過ぎに後輩Nが合流。オーダーしておいたカキ氷とクリームパンを食べながら、彼に様子を伝える。今朝、あれだけ激しかったボイルはとうに消え、空しいキャストが続く。後輩Nと雑談をしながらモアブを投げていると、突然のバイト。フッキングには至らず、即座にルアーを回収し同じコースを流すとルアーの後ろに魚の影。魚はルアーをピックアップする直前にUターンして姿を消した。こんなシーンを目撃してしまうと、暫くバイトがなくても、この場に見切りをつけての移動は心理的に難しくなる。潔く、別のポイントに移動すれば良かったのかもしれないが、夕マヅメまで粘ることにした。

 太陽が大きく西側に傾いた頃、ベイトの群れが下り始めた。スキッターポップを使い、水面に引き波を作りながらベイト群の動きを模してみたが不発。やぶ蚊の猛攻をかわしながらアスリートS9を引き倒すが、これまた不発。ベイトはウジャウジャいるようだが、朝と違ってボイルは起きない。フラッタースティックブゥビィで広範囲に探ったが、これらにも反応はない。結局、万策尽きてギブアップ。丸々12時間、竿を振ってノーフィッシュという結果に意気消沈。これで4連続ボウズが確定した。


天気:晴れ時々曇り時々雨 水温:31.5℃ pH:不明
釣果:0匹

 相棒Sのお宅に立ち寄り、彼をピックアップ。調子良く走り出したと思いきや、突然、「サイフを忘れた〜」との声。出鼻を挫かれたようで調子が狂ってしまったが、一文無しでの釣行は何かあった時に辛い思いをする。ぐるっと一回りしてお宅に戻り、サイフを拾い上げて再スタート。東名高速の下りが大渋滞。新東名の静岡県区間が開通したので、東名は渋滞知らずかと思いきや、合流点付近から25kmの渋滞。この影響で釣り場に向う国道がメチャ混みで、すっかり気分が凹んだ。

 釣り場に立ってポイントを眺めると、更にガックリ。昨夜から朝に掛けてまとまった雨が降ったようで、ニゴリが強い。河川の濁りは魚の活性が上がって釣果UPの期待が高まるのだが、浜名湖の濁りはやっかいで、魚が沈黙してしまうのである。絶大なる信頼を寄せているスキッターポップSP5(以下、スキッターP)から始め、ポッピーを投入。ポッパーに全く反応がないため、クランクベイトで狙う水深を下げる。ベビークランクピーナッツUを試すが、こちらにも反応はない。

 少しずつ場所を移動しながらポッピーを投げていると、沖に漂っていたロープに引っ掛かり回収不能。泣く泣くラインを切る。ポッパーには全く反応がないためクランクベイトに戻す。ピーナッツUをプリプリと引いていると、サクッと根掛かり。コツリと障害物に当たった瞬間にリトリーブを止めて、ルアーを浮かび上がらせて根掛かりを避けているのだが、今回はガッツリとカキ殻にはまった様子。ウェーディングで回収を試みたが水深があってギブアップ。1匹も釣らない内にルアーを2個もロストした。やはり釣行スタート時に同行者の忘れ物でUターンしたのが諸悪の根源のような気がする。

 相棒Sの様子を尋ねると、彼もノーフィッシュとのこと。このエリアでのクロダイ・キビレ釣りを完璧に習得している彼ですら、今日の状況に対応出来ていない程の渋さ。粘っても無理っぽかったので、この場から撤退することにした。ここからは地図とナビを活用して新たなポイント探しに徹する。事前に釣具店で仕入れておいた情報を参考にポイントをチェックするが、何処も車を止められないような場所ばかり。違法駐車をして地域住民に迷惑を掛けてまで釣りをするのは申し訳ないので、駐車可能な場所を探しながら湖岸をうろつく。

 エサ釣りで有名なポイントに立ち寄って水中をのぞくと、40cm前後のクロダイがうじゃうじゃいてビックリ。遊歩道に沿って歩くと、岸際近くに何匹も固まってスクールしている。熱中症にならないよう水分と塩分を補給しながら素早く準備を済ませキャストを開始。二手に分かれて岸際を歩きつつポッパーを連打。しかし、目の前にいる魚達はルアーに反応しない。スキッターPで広範囲に探った後は、ベビークランクで魚の鼻先を通すが完全無視。エスフォー5をフラフラと泳がせていると、目の前でヒットしたがフッキングには至らなかった。「見える魚は釣れない」と良く言うが、まさしくそのとおり。良型のクロダイが数多く近くをウロウロしているのに、反応したのはこの1匹。二人ともこのエリアでは魚を手にすることは出来なかった。

 強い雨を避けるためガード下で竿を振る。沖にはベイトの群れがスクールしているのでチャンスはあるハズ。Lミノーのリップレス改を使い広範囲を探った後に、スキッターPチェリーを使い様子を伺うが不発。移動中に浜名湖特産"幻のカニ"と言われるドウマンを見つけたので、何とかして獲ろうとしたが穴の中に潜り込まれて手にすることは出来なかった。私がカニと戯れている間、相棒SはスキッターPでバイトを数回とっていたようだが、いずれもフッキングには至らずこの場所でもノーフィッシュ決定。

 最後の望みを掛けて、河川内で勝負する。車を止める場所を見つけるまでに苦労したが、やっとイイ場所を発見。誰にも迷惑を掛けず安心して止められる場所だが、車上荒らしにあいそうな感じも漂う。車内には貴重品は置かず、キッチリとロックをした事を確認して釣り場に降り立った。まとまった雨が降る中、ZBLポッパーを試すが不発。ストラクチャー周辺でワンダーラパラCDを流した後にボラストを投入。するとキビレらしい鋭いアタリが2連発。しかし、フッキングには至らずガックリと首をうな垂れた。

 ルアーに反応する魚がいることが判ったので、持参したルアーをアレコレと投入。ZBLシステムミノー9Fタイダルスーサンを試すが不発。久しぶりにユラメキを試したら、流心付近でセイゴがヒット。しかし、ピョコッと水上にジャンプをしてルアーを吹き飛ばして逃げていった。セイゴ釣りに気持ちを切り替えたとたん、目前にイナズマが走った。雷雲が近づいているようで、極めて近いところでゴロゴロ・ピカピカするようになってきたのでギブアップ。これで3連敗が確定した。


天気:曇り時々雨 水温:31℃ pH:不明
釣果:0匹

 今日は仕事を早めに切り上げての釣行。時間がもったいないので、東名高速を使ってひとっ飛び。今時、ETCを付けていない車は少ないようだが、愛車は未装備なので通行料金は倍ぐらい高いらしい。往復で高速道路を使えば、ルアーが2個くらい買えそうな金額に一瞬めまいがする。駐車場で準備を整え、釣り場までトボトボと歩く。高速道路を使ったおかげで、夕マヅメには余裕で間に合った。

 ポツポツと小雨が振る中、キャストを開始。スタートはリップが付いているベビートーピード本山バージョンから。口にアルミのブレードを装着してありノーマルのベビートーピードとは違ったアクションを楽しめるヤツ。「使えるかな!?」と思い立ち持参したが、余分な物が装着されている分、飛距離が伸びなかった。フルキャストしても狙いたいポイントに届かない・・・。やはり長い歴史の中で生き残ったスタイルはそれなりの意味があるのだ。このルアーは使っていてストレスが溜まるので、少ししてボックスの奥に突っ込んだ。続いて、期待を込めてポッピーを投入。しかし、期待を込めて投げ倒したが、全く反応がない。

 目の前には定置網が設置されたのも大きな原因かもしれないが、とにかく魚の反応がない。今回は結構、無理して都合をつけて竿を振りに来たので、ノーフィッシュでは気持ちが納まらない。スキッターポップSP5に交換し、丁寧に探っているとバシュッとバイト。魚がいる場所が判ったので、先週の釣行の際に同行者が使って調子が良かったジョッピーを投入する。このルアーはポッパーとして使うよりは、ダータープラグを扱うように水面をモゴモゴと動かす方が良いようだ。少しして狙いどおりにバイト。しかし、フッキングには至らない。即座にルアーを回収し、同じコースを通すとバイト連発。立て続けにルアーに魚が襲い掛かったのだが、悲しいかなルアーを食いきれていない。やはりルアーサイズが大き過ぎるようだ。

ファットラップ 4KB スキッターポップで2バイトをとったがフッキングには至らず、日没を迎えた。クロダイやキビレがポッパーに反応するのは、明るい内だけ。多分、暗くなるとカニやエビ等の甲殻類がゴソゴソ巣穴から出てくるので、魚の意識が水面から水底に移るのではないか。そんなことを考えながらルアーをクランクベイトに交換する。野池のバス釣りで活躍したちょっと懐かしいチェリーから始め、ピーナッツUシャローランニング・ファットラップラパラSFR5(以下、ファットラップSFR5)を相次いで投入。この中で、一番使いやすかったのが、ファットラップSFR5だった。魚を揚げるには少しずつ移動しながら、とにかく投げまくるしかない。

 タイムリミットが近づく中、痛恨の根掛かり。沖に横たわっていたロープに青いファットラップSFR5を引っ掛けてしまった。ルアーは長年、ボックスの中に常駐し、苦楽を共にしてきた通称"ドラエモン"。とても残念でどうにか回収できないか頑張ったが、残念ながらロストした。その後、ZBLシステムミノー9Fタイダルデプスレス等をアレコレと試したが、ワンチャンスもないままギブアップとなった。


天気:晴れ 水温:不明 pH:不明
釣果:0匹

 今日は夕方から出撃・・・と言ってもポイント探しに時間を費やす。これまでずっと好調なポイントは、いつまでも続くとは思えない。釣れているうちに新しいポイントを探そうと、ナビと地図、航空写真をフル活用して車を走らせる。1か所目に立ち寄った場所は、ジェットスキーの軍団に占拠され、落ち着いて釣りができるような状況ではなかった。浜名湖の陸っぱり釣行で苦労するのが、車を停める場所を確保すること。個人所有の土地に勝手に停めたりするのはもちろんNG。駐車違反になるような場所も当然ながらボツ。いかにも釣れそうな場所だったりしても、駐車スペースがないような場所は涙を呑んでパスするしかない。

 2か所目は遊歩道・サイクリング道の脇に車を停め、湖岸に降りて竿を振る。シャローが続く面白そうな場所だが、水中にストラクチャーがなく、魚が留まるような場所がなさそう。スキッターポップSP5を使い広範囲に探りを入れたがワンチャンスもなく、この場から退散した。湖北に向うと、徐々に水質が悪化。強い風に煽られ波立ち、岸際の水は茶色く濁っていた。浜名湖に流れ込む小さな河川の河口に降り立ち、暫く探りをいれるがこちらも不発に終わる。

 最後の場所に選んだのは二級河川。ハゼ釣りをしている人達の様子を見ながら竿を振る。濁りが強い状況なのだが、下流側にいる2人組は結構良いペースで15〜20cmのハゼを釣り上げている。これだけ魚がいれば何とかなるハズ。ワンダーを試した後、スキッターポップSP5を使い早いテンポで移動しながら魚を探す。ボラはウロウロしているのだが、ポッパーに反応をする魚はおらずタイムアウト。今日、ぐるっと回った場所は日中のポッパーゲームではなく、ナイトゲームで面白そうな場所ばかり。機会があったら再挑戦するとしよう。


天気:晴れ 水温:32.0℃ pH:不明
釣果:6〜7匹(キビレ、スズキ)

 昼過ぎ、背中を押されるような強い風の中、釣り場に立つ。幸い竿を振るエリアは波立っていないが、目線を他に移すと周囲では随分白波が立っている。スタートは、スキッターポップSP5(以下、スキッターP)から。いつしか絶大な信頼を寄せるまでになったこのルアーを使えば、その日の魚の具合が判る。パイロットルアーであり、メインルアーでもあり、このエリアの釣りでは手放せないのだ。今日は、開始20分でやっとバイト。しっかりフッキングが決まっていたつもりだったが、ファイトの途中ですっぽ抜けルアーは藻ダンゴに。とても渋い感じがするのだが、魚がいるエリアが判ったので、ポップライダーに交換しポコポコと魚を誘う。

 20分が経過・・・ガバッと派手なバイト。これに反応しないようグッと堪え、ルアーが水中に引き込まれたのを確認してからフッキング。カキ殻エリアに突っ込まれないように、一気に引き寄せて42cmのキビレをキャッチした。リリース後、キャストを再開すると直ぐにヒット。チュボッと小さい音がした後、ルアーが水中に引き込まれたのでフルフッキング。ここ何回かの釣行を通じて地味なバイトほど魚が大きいことに気が付いている。慎重に魚とやりとりをして46cm。沖の掛け上がりに魚が付いているようなのでフルキャストをして探っていると、再びシュボッとショボイ捕食音。しかし、ルアーは水中に消えず水面に浮かんだまま。竿先をツンツンと動かし、移動距離を極力少なくしてアクションをつけると2連続バイト。ルアーが水中に消えたのを確認してからフルフッキング。このエリアでは最大クラスの48cmのキビレを追加した。

 午後2時を過ぎ、食いがパタリと止まり沈黙の時間が続く。普段は使わないRAポップを使い、炎天下でポッピングをしていると急に体調が悪くなってきた。心拍数が急上昇。激しい運動をしている訳でもないのに、腕の脈を測ると異常に早い。熱中症のことが頭をよぎり、釣りを中断し車まで戻ることにした。足場の悪い湖岸を歩き始めると、足腰がヨロヨロして力が入らない。おまけに吐き気までしてきて船酔いをしているような状態になってきた。その場に座り込みたい気持ちを堪えて、どうにか車まで辿り着く。日陰に車を移動してエアコンを最強に。水分をたっぷり補給して暫く横になる。

キビレ&スキッターポップ 5KB このまま体調が回復しないとヤバイ。先日目撃した真っ赤なドクターヘリのお世話になるかも・・・と心配しつつ30分程休んでいたらどうにか回復。コンビニまで車を走らせ、トイレで顔を洗ってアイスとスポーツドリンクを買い求め、その場で急速チャージ。それでも足らないので近所のスーパーに行き、売り場をウロウロして口に合いそうなものを探す。カットされたパイナップルを見つけ、すかさずゲット。車中でパクついて、やっと一息ついた。いつもどおり水分と塩分を十分取り、猛暑対策は完璧に行っていたハズ。にもかかわらず体調を崩すとは思いも寄らなかった。駐車スペースに戻り、少しの間、大人しく休んでいたら元気回復。

 先程の体調不良が嘘のよう。ケロッと治ってしまった。我ながら大した回復力・・・午後4時過ぎ、再び釣り場に立つ。開始10分で爆裂バイト。引きを楽しんでいたらカキ殻地獄の餌食になりリーダー切れ。ナイロン12lbを2本ヨリにしてあったが、2本とも一瞬にして切れてしまった。魚はお気に入りカラーのポップライダーと共に消えうせた。運良く口からルアーが外れることを祈るしかない。

 リーダーをフロロカーボン12lbの2本ヨリに交換。しなやかさがなく、硬いリーダーによるルアー・アクションの違いを気にしながらキャストを繰り返す。使うルアーはスキッターP。直ぐに答えが出て37cmのキビレをキャッチした。写真を撮り、魚をリリースしている時に相棒Sが登場。彼は別の釣り場で竿を振っていたのだが、僅か数回のバイトしか取れずこちらに来たらしい。彼に状況を伝えつつ竿を振る。1バイトがあったが後が続かないため、ザブラポッパーに交換。チュポチュポとアンションを付けているとズボッとバイト。カキ殻エリアに潜られないよう、半ば強引に魚を引き寄せ無事キャッチ。サイズを測ると40cmのキビレだった。

 この釣り場に来ても「バイトがない・・・」とボヤいていた相棒Sが突然、バイトの連発。水位が徐々に上がっていたので、彼の方へと魚が移動したのかと思っていたが、実はルアーを変えていた。33cm41cmのキビレを立て続けにキャッチした後も、激しいバイトが続く。使っているルアーを聞くと、ジョイントポッパーのジョッピーだった。昨年、浜名湖のガイドをやっている皆さんにこのルアーの様子を聞くと、「クロダイやキビレ釣りには大き過ぎる」というのが共通意見だった。確かにそのとおり。2つに分解して使った方が3倍くらい釣れるのではないかと思わせるようなボリュームのあるルアー。魚がスレてきているこのフィールドであえて使うとは大胆不敵。

キビレ&ザブラバイブ 4KB 彼の様子を横目で見ながらキャストを続けていると、またしても彼のジョッピーにヒット。引き寄せた魚を見て「何か出てる〜」と騒いでいるので、近寄ってみると尻から緑色の藻がたっぷりと詰まった腸がニョロニョロととぐろを巻いて飛び出ていた。釣られた魚は相当ビックリしたようで、激しく脱腸してしまったようだ。気持ち悪いものを見てしまったので、気分転換にルアーを変える。久しぶりに取り出したのはTDポッパーSW。使い始めて直ぐに2バイトあったが、フッキングには至らなかった。スキッターPに交換すると明らかにバイト数が増える。水柱が立つような激しいバイトがあるにも関わらず、フッキングには至らないまま日没を迎えた。

 暗くなるとポッパーには全く反応がなくなるため、いつもならこれで納竿。しかし今回は試しにクランクベイトを投入してみた。手にしたのはラパラシャローランニング・ファットラップSFR5。リトリーブを始めるとコツコツ、コツコツとバイト連発。ポッパーに反応しなくても、クランクベイトに反応する魚は周囲に沢山いるようだ。やっとフッキングが決まって37cmのキビレをキャッチ。すばやくリリースしてキャスト&リトリーブを繰り返し、同サイズを追加した。

 一方、相棒Sは暗くなってもジョッピーを使い続けてキビレをキャッチ。私がSFR5でバイトを連発しているのを見て、シャローラビットを投入。直ぐに良型のキビレを追加した。普通ならこのままシャローラビットを使い続けるのだが、彼はジョッピーに戻していた。少しして彼のルアーに派手なバイト。水面で激しく魚が暴れているため、離れた所から様子を見守る。キャッチしたのはキビレやクロダイではなく、スズキ(52cm)だった。本来、このサイズでも釣れればメチャ嬉しいハズだが、今は外道でしかない。本命のクロダイ・キビレを狙って暫し竿を振り続けが、アタリが遠のいたので納竿とした。


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