フィッシングリポートタイトル 13KB

トップ>FishingReport>2012年9月〜12月


天気:くもり 水温:8.0℃ pH:不明
釣果:0匹

 午前中、小雨が降ったので濁りが入ってイイ感じになっているかもしれない。そんな淡い期待を抱いて釣り場にたった。しかし、ポイントは予想以上に濁っており、流れはない。いかにも「今日は釣れませんよぉ。」って感じが漂っていた。とりあえずワンダーから始め、スローリトリーブで探りを入れる。満潮からの下げのタイミングで魚が動くことを予想し、その時をじっと待ちながらキャストを黙々と重ねる。直ぐ下流側にはウナギの稚魚をすくうオッチャンがいたが、「今日は全く捕れない」とボヤキながら帰っていった。

 魚っ気がいつまで待っても出てこないので、多少苛立ちながらキャストをしていると変に力が入ったのかキャストミス。思い切りコンクリートストラクチャーにワンダーをブチ当て、ルアーにクラックを入れてしまった。目の前にポッカリと浮かび上がった満月で照らすと、クラックは思いのほか大胆に入っている事が判り、このルアーは残念ながら引退となった。

 ルアーをアレコレ交換はしてみたももの、ワンチャンスもないまま時間だけが流れ、ついにはギブアップ。このまま帰宅するのは納得できなかったため、帰りがてら別の河川で竿を振ってみる事にした。この河川も濁りが入っており、やっかいなことに上流からゴミが多く流れてくる。30分程竿を振ってみたが、周囲をキョロキョロ見渡してもベイトは皆無。粘っても無理っぽかったため納竿とした。帰路、愛車の燃料を満タンにするためガソリンスタンドに立ち寄る。軽油の価格はリッター122円。徐々に価格が上がってはいたももの、いつの間にか120円を超えていた。これでは少し前のガソリン価格ではないか。なるべくアクセルは踏まず、エコドライブで過ごすしかないと心に決めた。


天気:晴れ 水温:11.0℃ pH:不明
釣果:2匹(クロダイ、ウグイ)

 夕マヅメからの釣行。自分が主催するダービーではまともに竿が振れず、参加者の皆さんが持ち込んでくる良型の魚を見て指を咥えるばかりでストレスがタップリ溜まっていた。しかし、私が足を運ぶような河川では既に水温が低下し、魚の殆どが海に下ってしまっているハズ。セイゴでもウグイでもイイので釣ってやろうと出撃した。

 満潮から下げのタイミング。正面からバンバンと西風が当たる場所に立ち、ハニトラ70Sのスローリトリーブで様子を探る。魚っ気は全くなく、コツリともアタリはない。水位が下がり流れが出てくるまで、暫くは辛抱するしかない。ルアーをニョロニョロに交換し、表層を漂うようにリトリーブを続ける。周囲にウグイがいればきっと食ってきそうに思うのだが、それらしき気配はない。

 下げ潮が効き始め、流れが出てきたのでワンダーに交換。数投目で狙いどおりにガツッとヒット。魚の正体は不明だったが、サイズは50cm前後。手元にしっかりと伝わるイイ感じのアタリだったが、直ぐにフックオフとなった。1時間程すると急に風が止み、穏やかな時間帯を迎えた。たまに小魚が跳ねだしたので、ルアーをユラメキに交換。キャストを繰り返していると待望のヒット。最初はグイグイと引く元気の良いファイトだったが、直ぐにフワッと力が弱まり魚はスルスルと寄ってきた。

 こんな引きをするのは間違いなくウグイ。足元まで寄って来た魚をライトで照らすと、25cmほどのウグイだった。ウグイも群れているので、周囲には他の個体もいるハズ。ヒットした場所を中心に探っていると再びヒット。引っ手繰るような力強いアタリだったがフッキングミス。流心のキワに魚が付いているようなので、やや上流に向ってフルキャスト。流れに合わせてゆっくりとリトリーブしていると狙いどおりにヒット。ユラメキを咥えたのは先程の魚と同サイズのウグイだった。

 途中から秋葉ダム下でマス釣りをやっていた相棒Sが参戦。彼は私とは距離をおき、強い西風を避けるポイントに入り静かに竿を振っていた。帰り間際にメールで様子を尋ねるとクロダイ(31cm)とウグイを釣り上げたらしい。未だにクロダイがこんなところで釣れるとは少々驚いたが、数が釣れる訳ではないので、この場を切り上げ次の場所へと車を走らせる。2か所目に予定していた場所は、残念ながら工事中で立入禁止。危険を冒してまで釣りをするような場所でもないため、次の場所へと移動する。

 30分程走って辿り着いた場所は、ストラクチャーとライトの明暗がある絶好のポイント。強風でルアーがまともに飛ばないような状況の中、1回だけバイトがあったが後が続かずギブアップ。結局、胸が踊るような魚には出会えず、心身ともに冷え切って帰路についた。


天気:晴れ 水温:不明 pH:不明
釣果:0〜5匹(スズキ、ヒラメ、コチ、タチウオほか)

 多くの皆さんが待ちに待った"ぎじたまダービー"。昨年の大会は、天候が大荒れで中止。11月としては、過去にないほどの記録的な暴風雨となった。準備万端整えて会場で天候が回復するのを待ったが、各種警報が解除されず泣く泣く中止したことを今でも思い出す。昔から11月中旬になれば天候が安定するハズだが、ここ数年はやはり気象が変わってきているようだ。今年も1週間前から毎日のように天気予報に目が釘付け。とても心配していたが、当日は朝から天気良好、風がなく穏やかな日となった。

事務局 6KB しかし・・・午前11時45分過ぎ、昼飯を食べ終わりくつろいでいると、突然ドンッと強く突き上げられるような地震。「ついに大地震が来たか!?」とビビリまくった。海岸域を中心に開催する釣り大会で、当日に地震があるなんて笑えもしない。直ぐに東日本を襲った津波の光景が頭をよぎる。暫くしてテレビ画面に地震の情報が表示された。本県西部地区を震源地にした地震は、何故か「震度1」。体感したのはもっと強かったのでアレ!?って感じ。横揺れではなかったため、震度が低く発表されたのかもしれない。続いて本震が来るかも・・・と身構えていたが、取り越し苦労に終わった。

ダービー協賛 9KB 予定どおり12時半に自宅を出発。過去最多の52社の協賛、推定総額がついに100万円を超えた協賛品が詰め込まれているダンボール箱の山と、大会事務局テントほか一式の荷物を、昨日から2台の四輪駆動車の荷台に積み込んであった。家人と共に安全運転を心掛け、ゆっくりと会場の駐車所に乗り込むと、既に事務局設営のお手伝いをしてくれる参加者の皆さんが集まっていた。挨拶もソコソコに荷物を降ろしテントを設置。予定よりも早く事務局が立ち上がった。

 午後3時から大会スタート。受付後、即座に釣り場に走る人から、駐車場で暫く情報交換をしながら時合を待つ人もいる。次々と現れる参加者が一段落して暫くしたところで、ファーストフィッシュが持ち込まれた。魚は45cmオーバーのヒラメ。過去の大会で、いきなりヒラメが持ち込まれた事はなかったためこれには驚いた。風が吹かず穏やかな日なので、スズキよりもフラット系を狙う方がチャンスがあるかもしれない・・・。そんな考えが頭の中を巡るほど、いつまで経ってもスズキは持ち込まれなかった。

シーバス 5KB しばらくしてセイゴクラスが相次いで登場。とりあえず1匹釣って安心したいという気持ちは、過去に私自身も同じ事を繰り返していたため十分判る。しかし、一旦セイゴ釣りにはまってしまうと、そこから抜け出せずに上位入賞は極めて困難になる。やはり、ランカークラスが潜む場所はセイゴとは異なるし、釣り方も、使うルアーも全く違うのである。

 午後7時半過ぎ、パタリと事務局を訪れる人がいなくなったため竿を振ってみる。風がないのでノッペリしている水面を月明かりが眩しいほど照らしている。「これはとても釣れる状況ではない」と30分もしない内に見切りをつけてテント内に戻った。大会参加者も相当苦戦しているようで、どこからも連絡が入ってこない。無風でまぶしい月明かり・・・やはりとても難しいようだ。

ホワイトボード 6KB 長い時間、誰も大会を飾るような魚らしき魚を持ち込んでこないため、徐々にテンションが下がってくる。こんな時に助かったのが、大会参加者の方々からの差し入れ。フレッシュなイチゴをはじめ、肉まんやあんまん、おにぎり等とても有り難かった。つい目先の事しか見えなくなってしまいがちな大会の時に、事務局スタッフの事まで気を使ってくれる人がいるのである。これにはホントに感謝感激。

 1時間程ストーブにあたって暖を取り、水位が変化した頃を見計らって再び釣行した。エリア内では、ボラが飛び跳ねているため本命の魚がいる予感。根掛かり回避のためスキッターポップから始め、ガニッシュ115フィード105を投入。反応がないのでタイドミノーリップレスに交換し、フルキャストを続けていると、キャストの際に後方でガツッと異音。慌ててルアーを確認すると、まだ1匹も釣っていないルアーにクラックが入っていた。これで一気に気分が凹み、またしても30分程でテント内にスゴスゴと退散。

ヒラメ&コチ 6KB 真夜中、一級河川の河口からサーフにかけて時合が到来した。大型のコノシロやボラを捕食するやる気のある魚が押し寄せてきたらしい。朗報がメールで飛び込んでくる中、我慢できずにテントを抜け出して竿を振ってみる。数投目、スローリトリーブを繰り返していたグースに爆裂バイト。しかし一瞬にしてフックオフ。ルアーを回収するとフックは伸ばされ、リーダーが絡み付いていた。

 魚はソコソコのサイズだったように思う。このワンチャンスを物にできるかどうかが、大会で入賞できるかどうかの分かれ道なのだ。過去のデータと経験からすると、3割程度の参加者が魚を検量に持ち込むが、私のように魚を掛けている人はもっと多いに違いない。同じエリアで度々竿を振っていた後輩Nにもコモモに数度アタックがあったが、いずれもフッキングに持ち込めなかったようだ。

大漁 6KB 午前2時から3時過ぎまで、凍え死にそうなくらい冷え込んできた。天気予報どおり、この晩秋の最低気温を記録しそうな感じが漂う。そんな状況の中、燃料切れで発電機が止まった。暗闇の中でとても心細い思いをしながら、ガソリンを補給しエンジンを回す。しかし、こんな時に限ってエンジンが掛からず、スターターを引っ張る腕が疲れはて気絶しそうになる。明かりがあるのとないのとでは気持ち的に全く違う。

 どうにか発電機が作動して一安心。シュラフにくるまって寒さに耐えていると、次々に魚が持ち込まれてきた。真夜中の時合をキッチリおさえた兵達がニコヤカにやってくる。根っからの釣り師である私にとって、人様が釣った魚の大きさを測るこの辛さ。良型の魚を目前にしながら、思い通りに竿を振れないのは、まさに蛇の生殺し状態・・・。

ジャンケン大会 5KB 朝マヅメ、再び参加者達にチャンスが到来。河口周辺のサーフ一帯にコノシロの群れが近づいたらしく、アチコチで竿が曲がったようだ。検量場所に持ち込まれる魚は、釣られたばかりのフレッシュな個体が多く、銀色に輝いていた。午前8時に検量終了。ここからはミスができない集計作業に入る。事務局スタッフによるチェックを繰り返し、順位を決定。予定よりも早めに集計が完了し、表彰式を行った。

 大会エントリー95名の頂点に立ったのは、浜松市在住の太田章博さん。77cmの立派なスズキを釣り上げた。太田さんは、当大会初参加でシーバス暦は僅かに2年とのこと。大会常連さん達を見事にブッチ切っての優勝となった。優勝賞品は、大会参加者から集めた新品ルアーと釣り関係グッズの推定総額20万円。一晩でたった1匹の魚を釣って、ダンボール箱満杯の賞品をゲットするというのが当大会の醍醐味だろう。

ぎじたまマーケット 5KB 今回の大会には、お隣の愛知県のみならず、東京都、滋賀県、長野県、そして富山県からもエントリーがあり、これには大感動。少しずつ、大会の輪が広がっている実感を持った。初の試みだったフリーマーケット&トレーディング"ぎじたまマーケット"の出店者は、当大会に初協賛してくれたクロスフィールドさんを含む僅か3名。事前告知が不十分だったり、大会参加者が出店するという制約をあえて付与したこと、多くの釣り人がフリマに出店慣れしていないこと等が出店者が少なかった要因だろう。「そもそも夜通し竿を振っていた人が、店を出すか?」という根本的な話もある。試行的に開催したため幾つかの課題は残したが、今後の取り組みの足掛かりになったように思う。フリーマーケット&トレーディングに興味がある釣り人達と手を握って、賑やかにやってみたいところだ。賛同者は是非メールで連絡をして欲しいと思う。

マーケット 6KB さて、来年はどうするか・・・。これは毎年、大会終了時に片づけをやっている最中、必ず頭に浮かぶ重要案件。
この大会は、誰かに強制されてやる訳でもなく、参加者や行政からお金をもらって開催する訳でもない。電卓を叩くと結構な金額になる経費は、全て自分が丸抱え。完璧な赤字企画で、規模が大きくなればなるほど経費が拡大。ギリギリの感覚で運営している"手作り感満載"のローカルな大会。

 ボランティア・スタッフの様々な協力を頂きながら、第1回の開催から10年を超えたところだが、このところ同時期に似たような大会も開催されるようになってきた。開催日が重なれば、釣り人にとっても、竿を振るフィールドにとっても、また協賛してくれる釣具店やメーカーさんにとってもメリットはない。大きく膨らんだシャボン玉は、いつかは壊れる時が来る。時間はあるので、周囲の様子を見ながら今後のことをゆっくりと考えることにしよう。

エントリーして頂いた皆さん、2年ぶりとなった今大会は楽しめたでしょうか?  釣り場や釣具店で顔を合わせた時は、よろしくお願いしますね。どうもお疲れ様でした。大会結果の詳細はこちら・・・第11回 2012ぎじたまシーバス&ヒラメダービー結果報告。大会当日、情報を提供していた掲示板はこちら・・・ダービー当日専用 掲示板

過去最多52社協賛、ついに協賛品だけで総額が100万円突破!!
協賛ありがとうございました。
《 第11回大会 協賛釣具メーカー・釣具店等 》

ティムコスカジットデザインズウォーターランドクレハ東レJazzエバーグリーンインターナショナルラパラ・ジャパンジップベイツザップヤマリアコアマンエイテックノースクラフトバスデイ谷山商事リトルジャックOFFICE ZPIツネミ村櫛フィッシング沖ゴーセンマルキューダミキジャパンジャクソン春瀬芸藝株式会社ヤリエロデオクラフトアクアライズシントワタックルベリーガマカツリトルプレゼンツシマゴンYGKよつあみ、福屋、マーズデュエルプエブロ、ヤマウチ磐田店、ヤマウチ浜松店、イシグロ、DODO、日新釣具、かめや袋井店・掛川店フィッシングショップ浜岡フィッシング遊あけぼの釣具店アムズデザインタックルハウスブリーデンミウラデザインクロスフィールド


第11回 2012ぎじたまシーバス&ヒラメダービー
平成24年11月24日(土)〜25日(日)
今大会は95名がエントリー。このうち、25名が35匹のシーバス、
4名が40cm以上のヒラメを検量に持ち込みました。

部 門

シーバス部門

ヒラメ部門

優勝者

太田章博さん(浜松市)

春山維彦さん(浜松市)

サイズ

77.0cm

48.0cm


総合優勝者は、参加者が提供したルアーと釣り関係グッズの推定総額20万円をゲット。
シーバス部門の2位以下及びヒラメ部門の入賞者には
釣具店及びメーカーから預かった協賛品104万4千円分を提供しました。
結果報告
(「結果速報」には一部釣り場の誤記がありました。関係者の皆様、ご容赦ください。)
トロフィー 5KB ダービー入賞者 7KB



天気:雨 水温:16.3℃ pH:不明
釣果:1〜6匹(スズキ)

 夕マヅメからの釣行。水位は高く、中潮の満潮からの下げのタイミング。雨が降っているので水位の低下に伴い、流れが強まりエリア内に濁りが入ってくるハズ。ブルースコードC90を使い広範囲に探るが反応なし。ルアーをZBLシステムミノー11Fタイダルに交換し、少しずつ下流へ移動しながらベイトを探すが予想に反して何処にもいない。イマイチ使いこなせていない感があるTKLM9/11を試すが、やはり反応はない。このルアー、今宵足を運んだ当地では定番となっているようだが、未だに釣っていないのでどうしても交換するタイミングは早くなってしまう。ルアーをワンダーに交換し上流へと戻ることにした。

 ストラクチャー周囲の明暗部狙いで、ワンダーを少し上流にキャストし流れに合わせて送り込む。数回流しているとガツッとヒット。狙い通りの展開に思わず、「よっしゃ〜」と声が出る。久しぶりに味わう魚の感触にドキドキしながら徐々に間合いを詰めて無事にキャッチ。サイズはまずまずの63cmだった。更なる追加を求めてキャストを続けるが不発。対岸へ移動することにした。

 こちら側は流れが強くベイトが動いている。直ぐ近くでボイルしたのですかさずキャスト。竿先にぶら下がっていたのはボラスト。スローに引いてきると水面でガボツとヒット。しかしフッキングミス。フックが小さいので気にしていたのだが、「やっぱり」って感じ。まだ周囲には魚がいるようなので、ルアー交換する時間を惜しんでそのままキャストする。するとルアーの後をスズキが背鰭を水面に出して追尾、ガボッ、ガボッと音を立てながら食らいつく。「食え、食え、食えぇ〜」と呪文を唱えるがフッキングには至らず、ルアーは空しく竿先に戻ってきた。

 その後、デッドフロートフラットラップ8を相次いで投入したが不発。丁寧に探れば何処かにまだ魚はいるハズだが、丁度、時間切れ。後ろ髪を引かれつつ帰宅の途についた。自宅に到着すると後輩Nからメールが届き、ガックリと首をうな垂れるハメに。私と入れ替えのタイミングで釣り場に入った彼は、ワンダーTKLMデプスレスサイレントアサシン99を使い、やや小さいながらも6匹(40〜60cm)を相次いでキャッチしたとのこと。「やはり、もう少し粘るべきだった〜」と後悔しても、後の祭りだった。


天気:晴れ 水温:不明 pH:不明
釣果:293匹(バラマンディほか)

アラクンで7日間、竿を振って293匹。うち、バラマンディは202匹(MAX 94cm)。動画と合わせてお楽しみください。


天気:晴れ 水温:29.5℃ pH:不明
釣果:0〜4匹(キビレ)

 今回の釣行は、後輩Nのカッチョイイ車に同乗。しかも、時間節約のために高速道路を使うというリッチな気分でスタートした。自分一人の運転だと、とても退屈で突然睡魔に襲われたりと結構危なっかしいのだが、二人なら雑談をしながら移動ができる。何かあった時も力を合わせて対処できるので心強いのだ。午後1時半過ぎ、釣り場に到着。準備を整えた後、ジャンケンで攻めるエリアを決める。ジャンケンで勝った後輩Nが上流側を選んだため、私はテクテクと暫く歩いて、十分離れたところからウェーディングを開始した。スタートはコンバットポッパーから。フルキャストで沖にある中洲周りを探っていると、開始早々からチェイス&バイトが2回・・・しかし、フッキングには至らず、魚の顔を見ることができなかった。

 このところ、このエリアの釣果が芳しくないため、なんとか早い時間帯に1匹は仕留めておきたい。回収したルアーを即座にフォローで入れたが不発。そこでルアー交換をする。ルアーボックスの中を眺めて、マラスを取り出した。このルアーは、フローターで野池に浮かんでいた頃、ちょっと使ってみたが、今イチ釣果が振るわず「お蔵入り」となっていた物。今朝、自宅の部屋に置いてあるストックボックスの中を覗き込んだ際に目にとまったので持ってきた。水面でチョコチョコ動かした後、ストレートリトリーブをすれば、水中をフラフラと泳がせることも可能なルアー。結構、芸達者なのであるが、魚がいるであろう場所を丹念に狙っても不発に終わった。

 続けざまにスキッターPジョッピーを試すが、やはり反応はない。私が操るルアーは、魚達から確実に無視されているようだ。少しずつ下流側に移動しながらキャストを重ねていると、すぐ目の前に水中に沈むブッシュに気が付いた。水中を良く見ると、近くに良型キビレの姿を発見。気づかれないように、少しずつ後ずさりして間合いを確保し、ストラクチャーに寄り添っている魚を狙ってルアーを泳がせる。腹ペコな魚なら一発で食ってと思うのだが、全く相手にされずそのうち何処かに消え去ってしまった。

 1時間以上が経過したところで、やっとスキッターPにバイト。しかしフッキングには至らず、これまた姿を消してしまい二度目のチャンスはやってこない。とても渋い状況に悩んでいると突然のにわか雨。このタイミングで魚の活性が上がるのではないかと期待したが状況は変わらない。底なしの泥沼エリアを回避しながらキャストリトリーブを繰り返す。余りにも渋過ぎるので、ギブアップしたくなってきた頃、後からやってきた相棒Sからキビレ(36cm)をキャッチしたと連絡が入った。

 いつしか夕マヅメを迎え、仕切りなおしの意味を込めて狙う場所を大きく変えた。今日は水位が低いため、無理なく河川中央にある中洲エリアまで歩いて渡れるほど。きっとこの何処かに魚が潜んでいるハズ。そう信じてスキッターPを投げているとパシュッとヒット。しかし、ルアーは水中に引き込まれないまま水面に浮かんでいた。中洲周辺はこのワンチャンスのみ。再び岸まで戻って岸沿いのシャローエリアを探ると、何回かチェイス&バイトがある。その内の1回は、雷魚の捕食音のような音をさせてルアーに襲い掛かったのだが全く針掛かりしない。どうも魚達に遊ばれているような気がしてならない。

 活性が高まっていたのは日没までの1時間半程度。チャンスはあったが、それを物にできない自分が悔しい。相棒Sから送られてきたメールを見ると、42cmを筆頭に既に4匹を釣り上げていた。後輩Nは私と同様、ノーフィッシュ状態が続く。しかも岸際で滑り落ちて水中にドボン。フローティングベストの浮力に助けられ、事なきを得るというハプニングもあったようだ。期待したシャローテールダンサーシャローランニングファットラップも空振り。完全に暗くなってからは、水面を照らす照明の明暗部をワンダーニョロニョロで探ったが、ボラらしき魚に当たるだけ。ついには午後7時半にギブアップを宣言。私と後輩はツルツルのボウズ。相棒Sは4匹をキャッチし、私達との腕の差を見せつけられた。帰路は、テンションが大幅にダウン。日曜日に魚が釣れないと、月曜日からの一週間が辛いのは私だけだろうか・・・。


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